JP2008235792A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光ダイオード素子と電子回路が内蔵されたサブマウントとが積層された半導体装置において、無駄な領域を無くしてコンパクトなチップサイズとして、量産性に優れた半導体装置を得ること。
【解決手段】発光層13に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子10と、基板内に受光素子を内蔵したサブマウント20とが積層されてなり、前記受光素子の受光部が、前記発光ダイオード素子10の前記発光層13と平面視において重複する位置に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】発光層13に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子10と、基板内に受光素子を内蔵したサブマウント20とが積層されてなり、前記受光素子の受光部が、前記発光ダイオード素子10の前記発光層13と平面視において重複する位置に形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、発光ダイオード素子とサブマウントが積層された半導体装置と、その製造方法に関するものである。
発光ダイオードなどの半導体素子と、半導体基板に電子回路の機能を内蔵させたサブマウントを積層することが行われている。
一般に発光ダイオードやレーザダイオードなどの半導体素子は、例えば、乾燥した雰囲気や帯電し易い環境で半導体素子を取り扱った場合に生じる静電気、または、車載用部品として半導体素子を組み込んだ場合の始動時に加わるサージ電圧等による電気的ショックによって素子の破壊が起こりやすい。このような、静電気およびサージ電圧対策として、従来からツェナーダイオード(定電圧ダイオード)などの過電圧保護素子を半導体素子と並列に接続することが行われていた。また、半導体素子を実装する際に用いるサブマウント内部に過電圧保護素子を組み込むこと、すなわち発光ダイオードと積層されるサブマウントとして、保護ダイオードが内蔵されたものを用いた半導体装置が、特許文献1に記載されている。
図27は、特許文献1に記載された従来の半導体装置の製造方法と構成を示す図である。図27(a)のように、発光ダイオード素子210を、過電圧保護素子としての保護ダイオード230が内蔵され、表面に配線のための配線電極240が形成されたサブマウント220に、半田などを用いてボンディングする。このようにして、図27(b)に示すような、発光ダイオード素子210が、保護ダイオード230が形成されたサブマウント220に積層された半導体装置を得る。なお、図27(b)に示す半導体装置の断面図を図27(c)に示す。このようにすると、発光ダイオード素子210の両端に破壊電圧以上の高電圧が印加されても、保護ダイオード230側にバイパス電流が流れるので、発光ダイオード素子210は破壊されることなく保護される。このように、サブマウントに過電圧保護素子を組み込むことにより、別途、過電圧保護素子と半導体素子とを配線・実装する場合に比べて配線・実装工程を省略することができ、量産性が向上する。
また、発光ダイオード素子に積層されるサブマウントに電子回路を内蔵させる技術としては、サブマウントに発光ダイオード素子の光出力をモニタする受光素子としてフォトダイオードを形成するものが知られている。ここでの受光素子は、発光ダイオード素子の光出力を制御するために用いるものであり、例えばRGB3色の発光ダイオードを用いた白色照明等において、その白色性を保つため場合などに必要なものである。このような、発光ダイオード素子に積層されるサブマウントに、電子回路として受光素子を形成する場合も、上記したサブマウントに電子回路として過電圧保護素子を形成したものと同様に、個別に発光ダイオード素子と受光素子とを配線・実装する場合に比べて工程を省略することができ、量産性が向上する。
このような、発光ダイオード素子と電子回路を形成したサブマウントとを積層した半導体装置について、より量産性を向上するための方法として、半導体レーザや発光ダイオード素子を形成した基板と受光素子を形成したサブマウント基板とを接合した後に切断する、いわゆるウェハボンディングと呼ばれる技術が特許文献2に記載されている。
図28は、このような従来の半導体装置の製造方法と構成として、半導体レーザを用いた例を示す図である。図28(a)に示すように、複数の半導体レーザが形成された半導体レーザ基板310と、フォトダイオードが内蔵されたサブマウントを複数有したサブマウント基板320とが、ウェハボンディングにより積層される。その後、半導体レーザ基板310の内の基板311を研磨などで除去した後に、図28(b)のように2つの基板を重ね合わせた状態でダイシングして半導体レーザ素子とサブマウントが積層された半導体装置330を得る。この得られた半導体装置330の断面図が図28(c)である。半導体レーザ312から発生した光を受光素子であるフォトダイオード321が受光して得られた出力信号を、発光ダイオード素子の駆動回路へフィードバックすることにより、半導体レーザ312の光出力を一定値に制御する。半導体レーザ312はウェハボンディング前の工程において、フォトダイオード321を内蔵するサブマウント322よりも小さく加工されている。また、図28(c)では図示していないが、配線のための電極を形成するスペースも必要であり、サブマウント322は、積層される発光ダイオード素子312の大きさと内蔵される受光素子であるフォトダイオード321の大きさとを合わせた大きさよりもさらに大きなものとして形成されている。このようにすることで、基板311の除去後、フォトダイオード素子321が露出し、半導体レーザ312からの出力光が入射可能となる。
このようにウェハボンディングを用いると、電子回路を内蔵したサブマウントへの半導体素子のボンディングをチップ単位ではなくウェハ単位で行えるため、高い量産性でサブマウントが積層された半導体装置を製造することができる。
特開平11− 40848号公報
特開平11−307870号公報
しかしながら、上記従来の半導体装置では、サブマウントである半導体基板に、過電圧保護素子や受光素子などの電子回路を形成するための領域や、これらを接続するための配線電極を形成するために必要な面積を確保しなくてはならなかった。このため、サブマウントの面積が大きくなり、結果として半導体装置全体の大きさが大きくなってしまうとともに、サブマウントのウェハからの取れ数が減少するためにコストが増加するという課題があった。
また、サブマウントに内蔵される電子回路として受光素子を形成する場合には、受光素子であるフォトダイオードを発光ダイオード素子の光出力方向とは異なる位置のサブマウント上に形成すると、発光ダイオード素子からの光を十分に受光できないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、発光ダイオード素子と電子回路が内蔵されたサブマウントとが積層された半導体装置において、無駄な領域を無くしてコンパクトなチップサイズとして、量産性に優れた半導体装置を得ることを目的とする。
また、本発明は、発光ダイオード素子と電子回路が内蔵されたサブマウント基板との平面視における大きさをほぼ等しいものとして、半導体装置自体およびサブマウント基板を、より小さい面積で実現することを目的とする。
さらに、本発明では、これら発光ダイオード素子とサブマウントが積層された半導体装置をより効率的に低コストで製造する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に受光素子を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記受光素子の受光部が、前記発光ダイオード素子の前記発光層と平面視において重複する位置に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に電子回路を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記発光ダイオード素子に形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記発光ダイオード素子の光出力面から行われ、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントの平面視における大きさがほぼ等しいことを特徴とする、もしくは、発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に電子回路を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記サブマウントに形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記サブマウントの裏面から行われ、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントの平面視における大きさがほぼ等しいことを特徴とする。
さらに、本発明の半導体装置の製造方法は、請求項1から請求項15に記載の半導体装置を製造する方法であって、発光ダイオード素子が複数形成された半導体層を一方の主面に有する基板と、受光素子および過電圧保護素子の少なくともいずれか一方を基板内に複数内蔵させたサブマウント基板とを接合した後、接合された基板を分割して、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとが積層された複数の半導体装置を得ることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、上記構成とすることで、サブマウントとして用いる半導体基板の面積を低減することができ、発光ダイオード素子と電子回路が内蔵されたサブマウントが積層された半導体装置を低コストで量産性よく実現できる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上記構成とすることで、発光ダイオード素子と電子回路が内蔵されたサブマウントが積層された半導体装置を、一層低コストで製造することができる。
上記本発明にかかる半導体装置の最良の形態としては、前記発光層に対して前記サブマウント側に形成された前記発光ダイオード素子の電極に開口部が形成され、前記開口部と前記受光部とが平面視において重複するように形成されていることが好ましい。このようにすることで、受光素子での受光量が多くなり、またノイズの原因となる外部からの光を遮蔽できるため、高精度の光検出が可能となる。
また、前記発光ダイオード素子の光出力面に表面電極が形成され、前記表面電極が反射した前記発光ダイオードの出力光が前記受光部で受光されることが好ましい。このようにすることで、受光素子の受光量を更に高めることができる。
さらに、前記発光層が、平面視における端部に切り欠き部を有し、前記切り欠き部により形成される前記発光ダイオード素子の段差部分で前記発光層の端面が露出していて、露出している前記発光層の前記端面からの出力光が前記受光部で受光されることが好ましい。このようにすることで、受光素子による受光量をさらに増大させることができる。
また、前記発光層の前記切り欠き部に形成された接合電極によって、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとが接合されていることが好ましい。このようにすることで、発光ダイオード素子とサブマウントのボンディングが容易になるとともに、発光ダイオード素子の電極と半導体装置外部との接続が容易になる。
前記サブマウントに過電圧保護素子が内蔵されていることが好ましい。そして、このとき、前記発光ダイオード素子の一方の電極と前記受光素子の一方の電極と前記過電圧保護素子の一方の電極とが接続された第1の配線電極と、前記発光ダイオード素子の他方の電極と前記過電圧保護回路の他方の電極とが接続された第2の配線電極と、前記受光素子の他方の電極との3つの電極によって、前記発光ダイオード素子と前記受光素子と前記過電圧保護素子とが、外部と接続されていることが好ましい。このようにすることで、発光ダイオード素子、受光素子と、保護ダイオード素子との接続を最小の電極数で行うことができる。
前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記発光ダイオード素子に形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記発光ダイオード素子の光出力面から行われること、もしくは、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記サブマウントに形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記サブマウントの裏面から行われることが好ましい。このようにすることで、サブマウントの面積を小さくすることができる。
そして、請求項10または11にかかる発明においては、前記電子回路が受光素子であること、もしくは、前記電子回路が過電圧保護素子であることが好ましい。
さらに、前記発光ダイオード素子が、窒化物半導体を含むこと、前記サブマウントの基板がシリコンであることが好ましい。窒化物半導体を用いることにより、発光ダイオード素子の出力光を広波長域に広げることができ、サブマウント基板をシリコンとすることにより、サブマウントへの電子回路の内蔵がシリコン半導体量産技術により安価で行なうことができる。
以下、本発明の半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置を示すものである。
図1(a)としてその中心部分、後に説明する発光ダイオード素子のN電極が形成されている部分の断面の構成を示すように、本発明の第1の実施形態にかかる半導体装置は、発光ダイオード素子10と基板内に受光素子が内蔵されたサブマウント20とが積層されて形成されている。なお、この積層は、発光ダイオード素子10とサブマウント20との向かい合う電極同士を、図示しないSnやPb、Agなどを含むハンダで固定することによってチップボンディングすることでなされたものである。また、以下、本発明の実施形態を説明する上で、半導体装置の断面の形状を示す図を用いるが、これらは説明のためにその厚さ方向を拡大して表示する模式的な断面構成図である。
発光ダイオード素子10は、GaNなどの導電性で透明な基板11上に、AlGaInN系半導体のN層12、活性層である発光層13、P層14が順次積層された半導体多層膜を、P電極15とN電極16とで挟むように形成されている。本発明にかかる発光ダイオード素子では、発光層13からの出力光1は発光層13に対して垂直な方向、すなわち図1(a)の上下方向に取り出されるようになっている。
サブマウント20は、導電性のP型シリコンからなる基板21にN層22を不純物拡散により設けることで、受光素子であるpnフォトダイオードが形成されたものである。また、SiO2またはSiNによる絶縁層23を介して、フォトダイオードのN層22と発光ダイオード素子のP電極15とを接続する配線電極24が形成されている。この配線電極24によって、発光ダイオード素子10とサブマウント20とのボンディングが行われる。フォトダイオードのN層22の上にはN電極25が形成されていて、このN電極25を通して、サブマウント20に内蔵されたフォトダイオードのN層22と、発光ダイオード素子10のP電極15とが、半導体装置の外部と接続される。なお、本発明の説明において、半導体装置の外部とは、本発明にかかる半導体装置の発光ダイオード素子10やサブマウント20に内蔵される受光素子であるフォトダイオードに、所定の電圧を供給したり出力を検出したりする周辺回路のことを示すものとする。
また、サブマウント20を構成する基板21が導電性のP型シリコン基板であるため、フォトダイオードのP電極26は、サブマウント20の、発光ダイオード素子が積層されない側の面である裏面に形成されている。このように、サブマウント20に内蔵されたフォトダイオードと外部とを接続する電極が、サブマウント20の基板21の表裏に形成されていることとなる。
ここで、本実施形態にかかる半導体装置のサブマウント20では、半導体からなる基板21に内蔵されるN層22が、平面視において発光ダイオード素子10の発光層13と重複する位置に形成されている。また、発光ダイオード素子10においても、発光層13と比較してP電極15の面積が小さいように、すなわち、P電極15から発光層13がはみ出すようにして形成されており、このはみ出し部分が、サブマウント20に形成されたN層22と平面視において重複するように形成されている。
図1(b)は、このことの理解のために、本実施形態にかかる半導体装置を平面視した状態、すなわち発光ダイオード素子10における主たる光出力を行う面である光出力面の方向、図1(a)における上方向から見た図である。なお、図1(b)において、図1(a)に記載の部材については同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。また、図が複雑になるのを避けるため、本実施形態の半導体装置の主要な構成要素のみを表示している。
図1(a)および図1(b)に示すように、サブマウント20に形成されたN層22のうち、金属電極である配線電極24および受光素子のN電極25に覆われていない部分が、受光素子の受光部2となる。なお、フレネル反射を防止するための無反射コート層27が、受光部2のN層22の露出平面上に形成されている。本実施形態では、受光素子の受光部2が、発光ダイオード素子10の発光層13と平面視において重複する位置に形成されている。発光層13からは、主たる光の出力方向である図1(a)上方以外にも、サブマウントが積層されている側への光出力がなされる。このため、本実施形態では、上記したように発光ダイオード素子のP電極15が小さく形成されていることとも合わせ、発光層13からの出力光1が受光部2に入射するようになっている。このように、受光部2と発光層13とを平面視において重複するように形成することで、従来のように、発光ダイオード素子が積層されている部分の側方の領域に受光素子が形成されていた場合と比べ、発光ダイオード素子10とサブマウント20とを積層させる際に発生していた無駄な領域を軽減させ、半導体装置全体の面積を小さくすることができるとともに、発光ダイオード素子10からの出力光1を効率よく受光素子で受光することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2にかかる半導体装置を示したものであり、図2(a)が中心部分の断面の構成を、図2(b)が平面視した構成を示す。なお、図1に示したものと同じ部材には同じ符号を付し、説明を簡略化する。
図2は、本発明の実施の形態2にかかる半導体装置を示したものであり、図2(a)が中心部分の断面の構成を、図2(b)が平面視した構成を示す。なお、図1に示したものと同じ部材には同じ符号を付し、説明を簡略化する。
図2(a)にその中心部分の断面構成図を示すように、実施の形態2にかかる半導体装置も、実施の形態1と同様に発光ダイオード素子10が、基板21に受光素子が内蔵されたサブマウント20に積層されている。この積層は、前記の実施形態1と同じく、発光ダイオード素子10がサブマウント20にチップボンディングされることによりなされたものである。
発光ダイオード素子10は、実施形態1と同じく発光層13をN層12とP層14とを介して、P電極15とN電極16とで挟むように形成されているため、発光ダイオード素子からの光は、図2(a)の上下方向に取り出される。この発光ダイオード素子10が、実施の形態1に示したものと異なる点は、発光ダイオード素子10の発光層13に対してサブマウント20側に形成された電極であるP電極15の中央部(この部分は同時に発光ダイオード素子10の中央部でもある)で、光出力面上に形成されたN電極16とも対向する領域に開口部17が形成されている点である。
また、受光素子が内蔵されているサブマウント20は、導電性Si基板21に不純物拡散によりpinフォトダイオードが形成されたものである。このフォトダイオードからの配線を形成するために絶縁層23を介して配線電極24が形成されている。この配線電極24は、図2(b)から明らかなように、サブマウント20の表面の大半を占めるように形成され、受光素子であるフォトダイオードのN層22と発光ダイオード素子10のP電極15とが、この配線電極24を用いてチップボンディングされている。なお、サブマウント20の裏面には、受光素子であるフォトダイオードのP電極26が配置されている。また、配線電極24の素子中央部、積層されている発光ダイオード素子10のP電極15に形成された開口部17と、平面視において重複する位置には、配線電極24が形成されていない領域が形成され、この部分がフォトダイオードの受光部2となる。受光部2のN層22の表面上部には無反射コート層27が形成されている。
図2(b)から明らかなように、本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子の光出力側(上部側)に設けられた発光ダイオード素子10のN電極16と平面視において重複する部分に、フォトダイオードを形成するためのN層22、P電極15の開口部17、さらには、サブマウント20上に配線電極24が設けられていない領域に対応する受光素子の受光部2とが、重なるように形成されている。
このようにすることで、発光ダイオード素子10からの出力光1が、開口部17を通って直接受光素子の受光部2から受光されるとともに、発光ダイオード素子10のN電極16として金属電極を用いた場合には、図2(a)に示すように、発光ダイオード素子10から図の上方に向けて出力される出力光1の一部が反射されて受光素子で受光されることになる。このように、サブマウント20に内蔵された受光素子が、発光ダイオード素子10が積層される領域に形成されることで、サブマウント20の面積が大きくなることを防ぐことができ、また、効率よく発光ダイオード素子の出力光1を受光素子で受光することができる。さらには、受光素子であるフォトダイオードの受光部2が、発光ダイオード素子10のP電極15とサブマウント20の配線電極24とでその周囲が覆われるようになるので、受光素子の受光窓2から入射する光が検出すべき発光ダイオードからの出力光のみとなるために、光検出の精度を向上することができる。
なお、上記図2に示した本実施形態にかかる半導体装置では、サブマウント20に形成された受光素子のN層22の領域を、発光ダイオード素子10のN電極16よりも小さいものとして説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、図3に本実施形態の別の構成例を示すように、n−Si領域であるN層22をサブマウント20に積層される発光ダイオード素子10と同じ大きさか、これよりもさらに大きくしても良い。この場合、特に、N層22の大きさがサブマウント20の配線電極24の大きさと同じかそれ以上となれば、配線電極24がP型の半導体である基板21と接触することが無くなるので、絶縁層23を介さずにN層22の上に配線電極24を直接積層して形成することができる。
また、上記本実施形態にかかる半導体装置では、サブマウント20に形成される受光素子のP電極26をサブマウント20の裏面に形成したものを示したが、図4(a)に本実施形態のさらに別の構成例を示すように、サブマウント20の表面、すなわち発光ダイオード素子10が積層されている側に形成してもよい。この場合、平面視した図を図4(b)に示すように、受光素子のN電極を兼ねる配線電極24とN層22を、P電極26を避けるような形状に形成するとともに、配線電極24の取り出し端子となる部分とP電極26とが、サブマウント20の発光ダイオード素子10が積層されていない部分に隣接して露出して形成されることとなる。このため、本発明の半導体装置と外部の駆動回路などの他の回路素子とを接続する際の配線が容易になるというメリットがある。
なお、図4(a)(b)に示す例では、発光ダイオード素子10のP電極15に形成された開口部17よりも、サブマウント20の配線電極24が形成されない領域を大きく形成して受光部2を大きく形成しているが、この大小関係は、どちらが大きいものでも、また、全く同じ大きさのものであっても何ら問題はない。
(実施の形態3)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態3について、図5を用いて説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態3について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明にかかる半導体装置の実施の形態3を示す断面構成図である。なお、図5においても、上記実施の形態1および2に示したものと同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を簡略化する。
本実施形態にかかる半導体装置も、上記説明してきた実施の形態1および2と同じく、発光ダイオード素子10が、受光素子を内蔵したサブマウント20に、チップボンディングによって積層されることで形成されたものである。
本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子10の発光層13が、平面視した状態を示す図6(a)に現されているように、平面視における端部に切り欠き部を有している。そして、発光層13と隣接するN層12の一部、およびP層14が平面視において発光層13と同じ形状となっているため、図5に示す断面形状から分かるように、この切り欠き部分で発光ダイオード素子10は、光出力面側に対してサブマウントが積層されている側が小さくなるような段差部を形成している。また、P電極15も、P層14の形状に合わせた形状となっていて、段差部には存在しないようになっている。
また、図示したように、この段差部では発光層13の端面が露出するようになっている。さらに、発光ダイオード素子10のこの段差部が形成されるように除去された部分(図中左側の部分)に、発光ダイオード素子10のN電極16が形成され、このN電極16もサブマウント20と接合されていて、2つの基板の接合電極としての役割を有している。本実施形態の発光ダイオード素子10では、N電極をサブマウント20側に形成したので、基板11としてサファイアなどの絶縁性で透明の材料を用いることができる。
一方、本実施形態のサブマウント20は、基板21として絶縁性Si基板を用い、この基板21に、不純物拡散によって電子回路として受光素子であるpinフォトダイオードが形成されたものである。なお、本実施形態で、上記した実施形態1〜3と異なり絶縁性基板を用いた例を示したのは、本発明にかかる半導体装置のサブマウント20としては、上記のような導電性基板に限られるものではなく、絶縁性基板をも用いることができるということを示すことが目的であり、実施形態によっていずれかの基板に限定されるという趣旨ではない。以下の実施形態を含め、本発明にかかる半導体装置では、そのサブマウントとして、導電性、絶縁性いずれの基板をも用いることができる。
また、本実施形態において、フォトダイオードの受光部2は、上記発光ダイオード素子10に形成された段差部と対向する位置に形成されている。また、受光素子であるフォトダイオードと外部との配線を行うために、SiO2やSiNなどからなる絶縁層23を介して、AlやAuなどにより形成された配線電極24および配線電極29が形成されている。ここで、図からも明らかなように、配線電極24は、上記第1および第2の実施形態と同じく、発光ダイオード素子10のP電極15への配線電極としての機能と、受光素子であるフォトダイオードのN層22へのN電極としての機能を有する。一方、もう一つの配線電極29は、発光ダイオード素子10のN電極16への配線電極としての機能を有している。このように形成することで、本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子10のP電極15およびN電極16への電力供給が、サブマウント20の配線電極24および配線電極29を通じて行うことができる。
また、本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子10からの出力光1は、段差が形成されていない部分でのサブマウント20側の面および、段差部分での発光層13の端面から出力される。そして、発光ダイオード素子10のP電極15とN電極16との間隙部分から、サブマウント20の配線電極24および配線電極29との間隙部分でN層22の上に遮光性の膜が形成されていない部分である受光部2に入射する。なお、受光部2のN層22の上には、無反射コート層27が形成されている。
次に本実施形態にかかる半導体装置の平面視における構成と、半導体装置と外部との接続について、図6を参照しながら説明する。図6(a)は、図5に示した本実施形態にかかる半導体装置の平面視した状態を示す図であり、図が複雑にならないように主要部材のみを表示したものである。なお、図5は、図6(a)中の一点鎖線a−a’部分の断面を示したものである。
図6(a)に示すように、本実施形態にかかる半導体装置では、サブマウント20の発光ダイオード素子10が積層されていない部分(図6(a)では上側左右の部分)に配線電極24と配線電極29が引き出されている。これらは、先に図5に示したように、発光ダイオード素子10のP電極15およびサブマウント20の受光素子のN層22、そして、発光ダイオード素子10のN電極16を、それぞれ半導体装置の外部の駆動回路や出力信号読み取り部と接続させるものである。本実施形態では、発光ダイオード素子10とサブマウント20との接合部から、サブマウント20上で発光ダイオード素子10が積層されていない表面露出部分に引き出される配線電極を形成することで、半導体装置の平面視における面積を発光ダイオード素子の大きさとワイヤボンディング等による外部との接続に必要な最小限のものを加えた大きさとすることができ、発光ダイオード素子10の光出力部分の面積を保ちながら小さな面積で各素子への電力供給を可能としている。このため、サブマウント20の平面視における大きさを、可能な限り小さいものにすることができる。
本実施形態にかかる半導体装置の、発光ダイオード素子10の前記した段差部構造は、図6(a)で発光部13の形状として示したとおり、図6(a)中では左上部分にあたる一部が切り欠かれたような形状となっている。この切り欠かれた部分に、N電極16が形成されているのは、図5で説明したとおりである。また、サブマウント20に内蔵された受光素子であるフォトダイオードの受光部2は、発光ダイオード素子10のP電極15とN電極16との間に形成されているため、その平面視形状は、図6(a)に示されるように、逆L字型に屈曲したようになっている。
次に、図6(b)は、図6(a)中に示すb−b’部分の断面を示す図である。図6(b)に示すように、b−b’部分では、サブマウント20が内蔵する受光素子であるフォトダイオードを形成するN層22が、積層されている発光ダイオード素子10の平面視における左側側方まで伸びている。本実施形態では、発光ダイオード10の一部が切り欠かれて段差部を形成し、その段差部で発光層13が露出しているため、この露出面からの発光を有効に受光素子で受光できるように、受光面2の形状を発光ダイオード素子10の発光面13の平面視における外形に対応させて形成している。このため、配線電極24と配線電極29との間の隙間部分の形状も発光層13の外形形状に合わせられていて、さらに、受光素子を形成するためのN層22の形状もこれに合わせているからである。このようにすることで、サブマウント20に形成された受光素子による発光ダイオード素子10の出力光受光効率を高めることができる。
そして、図6(b)の左端近傍部分には、受光素子のP電極26が形成されている。このように、受光素子のP電極26を、配線電極29が形成されている部分に対応させてその隣(図6(a)では下方)に形成しているため、受光素子への接続のためにサブマウント20の平面視における面積を広げる必要性が無く、半導体装置の平面視における大きさを増大させなくても良い。また、半導体装置と外部との接続を、比較的近い場所で効率的に行うことができる。
次に、図7に、本実施形態にかかる半導体装置の別の構成例を示す。図7は、本実施形態にかかる半導体装置の別の構成例について、その平面視形状を示すものである。図に示すとおり、図7に示す構成例では、発光ダイオード素子10のP電極15とフォトダイオードのN層22への電極として機能する配線電極24を、受光素子であるフォトダイオードのP電極26や、発光ダイオード素子10のN電極16への配線電極29と平面視において同じ側(図7中の左側)に並べて形成している。このように、配線電極24を他の電極が形成されている側と同じ側に持ってくることで、電極を形成することによるサブマウント20の面積増大をより一層抑制することが出来るとともに、半導体装置を図示していないパッケージに実装したときに電気的接続を取るために形成されるワイヤボンディングが、近い場所に集中して作業が行いやすくなるというメリットを有する。
以上述べてきたように、本実施形態にかかる半導体装置では、平面視において、発光ダイオード素子10に形成された段差部の近傍のサブマウント20に受光素子の受光部を設けるので、サブマウント20の面積の増大を防止することができる。また、発光ダイオード素子10のN電極16をサブマウント20との接合に用いることができるので、発光ダイオード素子10への電力供給が容易に行えるようになる。
さらに、発光ダイオード素子10からの出力光1として、発光層13に垂直な面であるサブマウント20に対向する面からのみではなく、段差部に生じている発光層13の端面からの出力光をも受光素子で受光できるので、出力光の検出がより容易になる。このことは、発光ダイオード素子10以外からの光(迷光)が発光ダイオード素子10自体で遮蔽されるために、出力光の検出精度を向上することができることとも相俟って、発光ダイオード素子10の駆動回路へのフィードバックにおいて、その効率と精度が上がり、発光ダイオード素子10の光出力を設定した一定値に制御することが容易になる。また、サブマウント20上の電極配置を工夫することで、サブマウント20の面積をより小さく抑えることが出来るとともに、半導体装置と外部回路とのワイヤボンディングを行いやすくすることができる。
ここで、上記してきた実施の形態1から3について、発光ダイオード素子10とサブマウント20に形成された電子回路としてのフォトダイオードについて、その回路構成を考えることとする。図8は、発光ダイオード素子とフォトダイオードとの接続状態を示す等価回路図である。上記してきた3つの実施形態は、全て発光ダイオード素子10のP電極15が、サブマウント20に形成された受光素子のN層22と配線電極で接続される形となっているため、図8(a)に示す、発光ダイオード3のアノードとフォトダイオード4のカソードとを共通接続し駆動回路5から電圧を供給する配線図の構成となる。
もちろん、本発明は、この図8(a)に示した回路構成のものに限られるものではなく、図8(b)に等価回路図を示すように、発光ダイオード3のカソードとフォトダイオード4のアノードとを共通とする回路構成としてもかまわない。
(実施の形態4)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態4について、図9を用いて説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態4について、図9を用いて説明する。
図9は、本発明にかかる半導体装置の実施の形態4を示す中心部分の断面構成図である。なお、図9においても、上記実施の形態1〜3に示したものと同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を簡略化する。
本実施形態にかかる半導体装置も、上記説明してきた実施の形態1〜3と同じく、発光ダイオード素子10が、電子回路として受光素子が内蔵されたサブマウント20に、チップボンディングによって積層されることで形成されたものである。
本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子10の構成は上記図5に示した実施の形態3と同じであり、そのサブマウント20と積層される側に段差部を有し、発光層13の一部がこの段差部で露出するようになっている。本実施形態が、図5の構成と異なるのは、受光素子であるフォトダイオードが内蔵されたサブマウント20の構成である。上記図5に示した実施の形態3では、サブマウント20は絶縁性のSi基板に、P層とN層とを積層拡散してフォトダイオードを形成しているが、本実施の形態では導電性のSi基板にフォトダイオードを形成している。図9では、サブマウント20の基板としてP型Siの基板21を用いて、これにN層22を拡散している。本実施形態では、受光素子であるフォトダイオードのP層21に接続するP電極26が、サブマウント20の裏面に形成することができるので、サブマウント20の上面の発光ダイオード素子10の横にP電極を形成する場合と比べて、サブマウント20の平面視における大きさを小さくすることができるというメリットがある。
なお、この図9の構成では、回路構成は上記した各実施形態と同じく図8(a)に示したものとなる。一方、図示はしないが、本実施形態の別の構成として、図8(b)に示す回路構成を実現することも出来る。その場合は、サブマウントの基板として、N型Si基板を用い、これにP層を拡散してフォトダイオードを形成するのである。この場合、配線電極としては、発光ダイオード素子のN電極と、フォトダイオードのP層と接続するP電極とを接続するようにする。発光ダイオード素子のP電極は、そのまま配線電極で発光ダイオード素子の側方に引き出し、サブマウントの裏面からフォトダイオードのN電極を引き出すことになる。もちろん、いずれの場合にも、フォトダイオードの電極をサブマウントの裏面から引き出すことが出来ることによる、サブマウント面積の増大防止という効果を実現することが出来る。また、サブマントをパッケージ上にボンディングする際に、このサブマウント裏面に形成される電極と外部との配線をパッケージ上の配線電極へのボンディングによって実現することが可能となるため、ワイヤボンドの数を低減することができて実装の量産性が向上するという効果も得られる。
(実施の形態5)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態5について、図10を用いて説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態5について、図10を用いて説明する。
図10(a)は、本発明にかかる半導体装置の実施の形態5を示す断面構成図である。なお、図10(a)においても、上記実施の形態1〜4に示したものと同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を簡略化する。
本実施形態にかかる半導体装置も、上記説明してきた実施の形態1〜4と同じく、発光ダイオード素子10が、電子回路として受光素子が内蔵されたサブマウント20に、チップボンディングによって積層されることで形成されたものである。
本実施形態にかかる半導体装置でも、発光ダイオード素子10の発光層13がその端部で切り欠かれたようになっていて、サブマウント20が積層される側で段差を有する構成となっている。そして本実施形態では、発光ダイオード素子10のN電極16が、切り欠かれて発光層13が形成されていない部分の光出力面の上に設けられている。このようにすることで、図中に示すように、発光ダイオード素子10の発光層13から図の上方へ出力される出力光1の一部が金属であるN電極16で反射されてサブマウント20に形成されたフォトダイオードの受光部2に入射することとなり、フォトダイオードでの受光効率がさらに向上する。なお、発光ダイオード素子10の基板11は、GaNなどの導電性(n型)で透明の基板が用いられている。
また、図10(a)に示したように、本実施形態ではサブマウント20の基板21としてn型Si基板が用いられ、これに不純物拡散によりpinフォトダイオードが形成されたものとなっている。そして、発光ダイオード素子10とサブマウント20とのチップボンディングは、フォトダイオードのN電極として機能するとともに発光ダイオード素子10のP電極15とも接合される配線電極24で行われる。このように、チップボンディングされる電極を一つのみとすることで、図5や図9に示した実施の形態3および4の場合のように、チップボンディングで2箇所の電極を接合する場合に比べて、接合部の高さを精密に制御しなければ発光ダイオード素子10とフォトダイオード内蔵のサブマウント20とが平行にならず良好な接合を行なうことができないという課題が発生しない。このため、ボンディングの歩留まりが向上することとなる。
図10(b)は、本実施の形態にかかる半導体装置の平面視した状態を示す図である。なお、図10(b)においても、図示の簡略化のため、主要の構成要素のみを示している。
図10(b)に示すように、発光ダイオード素子10は、発光層13が図中左上部分の端部で切り欠かれており、これに対応してP電極15も、ほぼ同じように図中左上側が切り欠かれたようになっている。そして、これら発光層13やP電極15が切り欠かれて形成されていない部分の光出力面にN電極16が形成されている。サブマウント20では、発光ダイオード素子10の切り欠かれた部分に対応するように、P層22が形成され、フォトダイオードの受光部2を構成している。図(b)中のa−a’線の部分の断面構造が、図10(a)に示したものである。また、配線電極24も、発光ダイオード素子10のP電極15の形状とほぼ同じような形状となっていて、図示しないパッケージに実装される際にワイヤボンディングを行うためのパッド電極となるよう、半導体装置の側方端部(図中左側の部分)でサブマウント20に積層されているフォトダイオード素子10で覆われていない部分に露出している。
また、本実施の形態では実施の形態3や4のように発光ダイオード素子のN電極16とサブマウント20との接合部を形成する必要がないため、サブマウント20に形成されたフォトダイオードの受光部2の面積を大きくすることができる。このため、N電極16により反射される出力光1と、発光層13の端面から漏れ出る光を検出できることともあわせ、発光ダイオード素子10の出力光を非常に効率よく受光することができ、その結果を用いることによって、外部の発光ダイオード素子の駆動回路を精度良く制御することができるようになる。
(実施の形態6)
以上、本発明の半導体装置の各実施形態について、発光ダイオード素子10とサブマウント20の具体的構成について説明してきたが、ここで、実施の形態6として、本発明にかかる半導体装置をパッケージに実装して他の回路構成と接続して所定の電圧を印加される構造に関する部分について、より詳細に説明することとする。
以上、本発明の半導体装置の各実施形態について、発光ダイオード素子10とサブマウント20の具体的構成について説明してきたが、ここで、実施の形態6として、本発明にかかる半導体装置をパッケージに実装して他の回路構成と接続して所定の電圧を印加される構造に関する部分について、より詳細に説明することとする。
図11は、本発明にかかる半導体装置の実施の形態6について、その中心部分の断面構成を示したものである。そして、発光ダイオード素子10およびサブマウント20のそれぞれの発光素子としての構造、受光素子としての構造については、上記図9を用いて説明した本発明にかかる半導体装置の実施の形態4のものとほぼ同じである。よって、この基本構成の部分についての説明は省略する。なお、本実施形態では、図9に示したものとサブマウント20の受光素子部分が、pinダイオードとなっている点で異なるが、この部分は先にも述べたように、本発明においては重要な相違ではない。繰り返しになるが、この実施の形態6に限らず、フォトダイオードの構成は適宜設計されれば良く、高速で光出力を検出する必要がなければ、pinダイオードではなく、pnダイオードを用いる等の選択ができる。
本実施の形態では、発光ダイオード素子10とサブマウント20への配線が上記図9に示したものとは異なっている。図11に示すように、サブマウント20に形成されるフォトダイオードのN層22と発光ダイオード素子10のP電極15とに接続される配線電極24、および、発光ダイオード素子10のN電極16に接続される配線電極29とが、サブマウント20上の発光ダイオード素子10と平面視において重複する部分にのみ形成され、側方にはみ出してはいない。このため、配線電極29は、厳密には配線のための機能は果たさず、発光ダイオード素子10とサブマウント20とのチップボンディングのための電極としての機能、特に高さを合わせる部材としての機能が重要なものとなる。
本実施の形態では、配線電極24および配線電極29と外部との接続を、発光ダイオード素子10に形成されたビアホール配線18を通じて行う。ビアホール配線18の周囲には、絶縁層19が形成されている。また、発光ダイオード素子10のサブマウント20が積層されている面とは反対側の面である光出力面には、ビアホール配線18によって引き出された配線電極24を外部と接続するための端子電極61と、同じくビアホール電極によって引き出された配線電極29を外部と接続するための端子電極62が形成されている。
また、サブマウント20に形成された受光素子のP電極26は、図11に示すようにサブマウント20の裏面に形成されている。これらの結果、発光ダイオード素子10とサブマウント20に形成された受光素子と外部とを接続するための電極が、全て発光ダイオード素子10の面積内に収まることになり、発光ダイオード素子10とサブマウント20の平面視における大きさがほぼ同じとなる。なお、ここで、発光ダイオード素子とサブマウントの平面視における大きさがほぼ等しいとは、最終的に切断により形成される両方の基板が、製造誤差等の不可避の大きさの違いを除いて同じ大きさに設計されているということを示す。
このように、本実施形態にかかる半導体装置は、サブマウント20の平面視における大きさを発光ダイオード素子10の大きさと同じとすることができるので、サブマウント20の面積増大を抑制するという点で大きな効果を奏することとなる。そして、半導体装置としての平面視における大きさを低減することができ、さらにまた、サブマウントについてのみ考察すれば、サブマウントの平面視における大きさが小さくなることで、半導体基板からのサブマウントの取れ数が大きくなり、サブマウントをより低コストで得ることができる。
(実施の形態7)
次に本発明にかかる半導体装置の実施の形態7として、実施の形態6と同様パッケージに実装して他の回路構成と接続して所定の電圧が印加される構造に関する部分についての他の例を説明することとする。
次に本発明にかかる半導体装置の実施の形態7として、実施の形態6と同様パッケージに実装して他の回路構成と接続して所定の電圧が印加される構造に関する部分についての他の例を説明することとする。
図12は、本発明にかかる半導体装置の実施の形態7について、その中心部分の断面構成を示したものである。そして、発光ダイオード素子10およびサブマウント20のそれぞれの発光素子としての構造、受光素子としての構造については、上記図11を用いて説明した本発明にかかる半導体装置の実施の形態6のものと同じである。よって、この基本構成の部分についての説明は省略する。
本実施形態での特徴は、発光ダイオード素子10とサブマウント20との配線電極24および29を、サブマウント20に形成されたビアホール配線71を介してサブマウント20の発光ダイオード素子10が積層されていない側の面である裏面に引き出している点である。本実施形態では、サブマウント20としてP型の基板21を用いているため、図12に示すように、サブマウント20に形成されたビアホール配線71の周囲には、絶縁層72が形成されている。また、サブマウント20の裏面には、ビアホール配線71を介して配線電極24と接続される端子電極74と、配線電極29と接続される端子電極75とが形成されていて、これら2つの端子電極74および75と、サブマウント基板20との間にも絶縁層73が形成されている。そして、サブマウント20の裏面の、2つの端子電極74および75が形成されていない部分には、P型であるサブマウントの基板21と接続されるフォトダイオードのP電極26が形成されている。
このような本実施形態においても、実施の形態6と同じように、サブマウント20への外部との配線のための電極を、発光ダイオード素子10が形成されている部分以外に形成する必要がないため、発光ダイオード素子10とサブマウント20との平面視における大きさをほぼ等しいものとすることができ、サブマウント20の面積増大を効果的に抑制することが出来るという効果を奏する。
次に本実施形態にかかる半導体装置の別の構成例を図13に示して説明する。図13は、サブマウント20にビアホール配線を設けてサブマウントの裏面側に外部との接続のための電極を設けた実施の形態7の変形例である。
図13に示すように、この変形例では発光ダイオード素子10として、実施の形態2として図2に示したものと同じく、発光層13やP層14が切り欠かれた段差部を有しておらず、また、P電極15の中央部分に発光層13からの出力光1をサブマウントに形成された受光素子であるフォトダイオードに導くための開口部17が形成されている。さらに、発光ダイオード素子10のサブマウント20と積層される側とは反対側の面である光出力面に、N電極16が形成されている。このため、図2に示した実施の形態2と同じように、発光層13から出力された出力光1の一部は、N電極16で反射されてP電極15の開口部17を通って、フォトダイオードで受光される。
また、本実施形態では、サブマウントとして絶縁性のSi基板21を用いて、これにP層、N層を拡散してpinフォトダイオードを構成している。サブマウント20に形成された配線電極24は、発光ダイオード素子10のP電極15と、サブマウントに内蔵された受光素子であるフォトダイオードのN層22とを接続する構成となっている。また、サブマウント20に形成されるフォトダイオードのP層と接続されるP電極26の上側、すなわち発光ダイオード素子10との間の部分には、発光ダイオード素子10とサブマウント20とをチップボンディングし、その高さを調整するための絶縁層23が形成されている。
さらに、本実施形態では、サブマウント20が絶縁性のSi基板21で形成されているため、この絶縁性Si基板に形成されたビアホールに、直接ビアホール配線71が形成されている。そして、サブマウント20の裏面で、ビアホール配線71が形成されている部分に半田76を形成し、これによってパッケージ50のパッケージ基材53上に形成された接続電極51および52と接続固定される。なお、図13では半田76が丸く所定の厚みをもつように示されているが、これはサブマウント20とパッケージ50とが組み立てられる時の状態を表しているのであり、当然ながら完全に組み立てられた場合には半田76はその厚さがほぼ無くなる状態にまで押さえつけられることとなる。
図13に示すように、配線電極24がビアホール配線71を介して接続電極51に、また、受光素子のP電極25がビアホール配線71を介して接続電極52と接続されることとなる。なお、発光ダイオード素子10のN電極16は、図示するように発光ダイオード素子の光出力面に形成されるため、図13に示す例においても、発光ダイオード素子10のP電極15とN電極16、サブマウント20に形成された受光素子であるフォトダイオードのP電極26およびN層22と外部との配線が、平面視における発光ダイオード素子10の面積の中で全て行われることとなる。したがって、本実施形態においても、発光ダイオード素子10とサブマウント20の平面視における大きさをほぼ等しいものとすることかできる。
(実施の形態8)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態8として、発光ダイオード素子と積層されるサブマウントとして、半導体基板に内蔵された電子回路が過電圧保護素子であるものについて、図面を用いて説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態8として、発光ダイオード素子と積層されるサブマウントとして、半導体基板に内蔵された電子回路が過電圧保護素子であるものについて、図面を用いて説明する。
図14(a)は、本実施形態にかかる半導体装置の中心部分の断面構成図である。図14(a)に示すように、本実施形態にかかる半導体装置は、発光ダイオード素子10が、電子回路として過電圧保護素子が形成されたサブマウント30に、図示しないSnやPb、Agなどを含む半田を用いたチップボンディングによって積層されることで形成されたものである。また、この半導体装置は、パッケージ50に接続固定されている。
本実施形態にかかる半導体装置では、発光ダイオード素子10は、上記した図5に示す実施の形態5のものと同じく、発光ダイオード素子10の発光層13の端部が切り欠かれていて、その結果、N層12の一部と発光層13,および、P層14が発光ダイオード素子10全体の外形寸法よりも小さくなって、サブマウント30との接合面側で段差部を形成している。発光ダイオード素子10の、この段差部が形成されるように除去された部分(図14(a)中左側の部分)に、発光ダイオード素子10のN電極16が形成され、このN電極16が接合電極としての機能を有し、サブマウント30と接合されている。本実施形態の発光ダイオード素子10では、N電極をサブマウント30側に形成したので、基板11としてサファイアなどの絶縁性で透明の材料を用いることができる。
次に、本実施形態のサブマウント30は、基板31として絶縁性Si基板を用い、この基板31に不純物拡散により電子回路として過電圧保護素子である保護ダイオードが形成されたものである。サブマウント30の発光ダイオード素子10が積層される側の面には、SiO2やSiNなどからなる絶縁層34を介して、保護ダイオードのN層33と接続されるAlやAuなどにより形成されたN電極35が形成され、このN電極35が発光ダイオード素子10のP電極15とボンディングされて接合している。また、同じく絶縁層34を介して、保護ダイオードのP層32に接続されるAlやAuなどにより形成されたP電極36が形成されている。なお、本実施形態では、このP電極36に発光ダイオード素子10のN電極16がチップボンディングされている。
サブマウント30の基板31は、絶縁性Siで形成されていて、ビアホールに金属が埋め込まれたビアホール配線37が形成されている。そして、サブマウント30の発光ダイオード素子10が積層されない側の面である裏面で、本実施形態にかかる半導体装置がパッケージ50に固着されている。このため、ビアホール配線37の裏面側の端にはバンプ状のSnやPb、Agなどを含む半田38が形成されていて、パッケージ50の基材53上に形成された接続電極51および52と接続される。なお、図13で示したものと同じく、半田38はパッケージ50と半導体装置とが固着される前の状態であるためバンプ状に図示されているが、半導体装置とパッケージ50とが接続された状態ではほとんど厚みがないように押しつぶされることとなる。この半田によって、発光ダイオード素子10のP電極15とサブマウント30に形成された過電圧保護素子としての保護ダイオードのN電極35とがパッケージ50の接続電極51と接続され、発光ダイオード素子10のN電極16と保護ダイオードP電極36とがパッケージの接続電極52と接続されることとなる。
本実施形態にかかる半導体装置では、上記のようにサブマウント30に形成されたビアホール配線37を介することによって、発光ダイオード素子10の2つの電極と、保護ダイオードの2つの電極とがともにパッケージ50の接続電極51および52と接続されてここから半導体装置の外部の所定の回路に接続される。このため、外部との接続のためにワイヤボンドするパッド電極をサブマウント30の上でかつ発光ダイオード素子10が積層されていない部分に形成する必要がなくなり、発光ダイオード素子10とサブマウント30とを平面視においてほぼ等しい大きさとすることができる。
図14(a)に示した半導体装置の等価回路図を図14(b)に示す。発光ダイオード3のPN接合と逆並列にサブマウントに形成された保護ダイオード6が接続されている。このため、静電気などでサージ電圧などの過電圧が発光ダイオード3に印加された場合には、保護ダイオード6が通電し保護ダイオード6にバイパス電流が流れる。その結果、過電圧による発光ダイオード3の破壊を防止することができる。
図15に、本実施形態にかかる半導体装置の別の構成例を示す。上記した図14(a)に示した例では、サブマウント30は絶縁性Si基板に拡散層を形成することで形成された保護ダイオードを内蔵するものであったが、図15に示す例では、サブマウントの基板31として導電性のSi基板を用いている。図15では、P型の基板31に、N層81を拡散した後P層32,N層33を順次拡散することで過電圧保護素子である保護ダイオードを形成している。なお、サブマウント30の基板31が導電性のものとなったため、14(a)に示すもののようにビアホールに直接金属材料を埋め込んでビアホール配線とすることが出来ないため、ビアホール配線37の周囲をSiO2やSiNなどの絶縁層39で覆うようにしている。
なお、図15にはパッケージと接続するための半田38までのみが示されているが、図14(a)と同じく、この半田38を用いて図示しないパッケージと接続されることは言うまでもない。
(実施の形態9)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態9について、中心部分の断面構造を示す図16を参照して説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態9について、中心部分の断面構造を示す図16を参照して説明する。
図16は、上記実施の形態8で示したものと同じように、発光ダイオード素子と、過電圧保護素子が形成されたサブマウントとをチップボンディングによって形成したものである。図16に示したものでは、図14(a)に示した実施の形態8のものと異なり、ビアホール配線が発光ダイオード素子10側に設けられている。
具体的には、発光ダイオード素子10の基板11,N層12、発光層13,P層14にビアホールが形成され、ビアホール配線18が埋め込まれている。ビアホール配線18の周囲には絶縁層19が形成されている。なお、本実施形態においても、実施の形態8のものと同じく、発光ダイオード素子10のN層12の一部と発光層13,および、P層14が発光ダイオード素子10全体の外形寸法よりも小さく形成されていて、サブマウント30との接合面側で段差部を形成している。発光ダイオード素子10のこの段差部が形成されるように除去された部分(図中左側の部分)に、発光ダイオード素子10のN電極16が形成され、このN電極16もサブマウント30と接合されている。このため、発光ダイオード素子10のN電極16との接続を図るためのビアホールは、基板11とN層12にのみ形成されている。
本実施形態にかかる半導体装置において、サブマウント30は、ビアホール配線が形成されていないこと以外の部分においては、上記した実施の形態8に記載のものと同じであるため、詳細な説明を省略する。サブマウント30に形成された、過電圧保護素子としての保護ダイオードのN電極35は、発光ダイオード素子10のP電極15と接続されていて、ビアホール配線18を介して発光ダイオード素子10の上面に形成された端子電極61に接続される。また、保護ダイオードのP電極36は、発光ダイオード素子10のN電極16と接続され、ビアホール配線18を介して同じく発光ダイオード素子10の上面に形成された端子電極62に接続されている。このように形成することで、上記した実施の形態8と同じように、ワイヤボンディングのためのパッド電極をサブマウント30の発光ダイオード素子10が積層されない側方部分に形成する必要が無くなるので、サブマウント30の平面視における大きさを発光ダイオード素子10の大きさとほぼ等しくすることができる。
(実施の形態10)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態10について、その中心部分の断面構造を示す図17を参照して説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態10について、その中心部分の断面構造を示す図17を参照して説明する。
図17に示す半導体装置は、上記実施の形態8および9で示したものと同じように、発光ダイオード素子と過電圧保護素子が形成されたサブマウントとをチップボンディングによって形成したものである。
図17に示すように、発光ダイオード素子10部分の具体的な構成は、図1に示したものと同じであり説明を簡略化する。すなわち、導電性で透明な基板11上に、N層12、活性層である発光層13、P層14が順次積層された半導体多層膜を、P電極15とN電極16とで挟むように形成されている。また、本実施形態のサブマウント30は、基板31として絶縁性Si基板を用い、この基板31に不純物拡散により電子回路として過電圧保護素子である保護ダイオードが形成されたものである。発光ダイオード素子10との接続部を除いたサブマウント30の基板31の構成は、図14に示した本発明の実施の形態8のサブマウントと同じ構成となっていて、サブマウント30の絶縁性の基板31には、P層32とN層33とが拡散されて過電圧保護素子である保護ダイオードを形成している。また、絶縁性の基板31に形成されたビアホールに金属が埋め込まれたビアホール配線37が形成されている。そして、サブマウント30の発光ダイオード素子10が積層されない側の面である裏面で、本実施形態にかかる半導体装置がパッケージ50に固着される。
本実施形態にかかる半導体装置では、上記したように発光ダイオード素子10に段差部が設けられておらず、サブマウント30に積層される側にはほぼ全面にわたってP電極15が形成されている。このため、発光ダイオード素子10とサブマウント30との接合面では、絶縁層34を介して、サブマウント30に形成された保護ダイオードのN層33と接続されるN電極35と発光ダイオード素子10のP電極15とが、ボンディングにより積層される。一方、保護ダイオードのP層32とビアホール配線37とを接続するP電極36が形成され、そのP電極36の上には、発光ダイオード素子10とサブマウント30とのチップボンディングを行う際に、積層される発光ダイオード素子10が傾かないように絶縁層34が形成されている。
このような構成とすることで、サブマウントに拡散形成される保護ダイオードのP層32と接続しているP電極36は、パッケージ50の接続電極52とビアホール配線37を介して接続されて、接続電極52により半導体装置の外部と接続される。また、発光ダイオード素子10のP電極15と、サブマウントに内蔵された保護ダイオードのN層33と接続されるN電極35が、パッケージ50の接続電極51とビアホール配線37を介して接続され、接続電極51を介してさらに外部と接続される。なお、発光ダイオード素子10のN電極16は発光ダイオード素子10の光出力面の上に形成されているため、図17に示すようにワイヤ91でパッケージ50の接続電極52と接続されている。
このような構成とすることで、本実施形態にかかる半導体装置においても、発光ダイオード素子10とサブマウント30に形成された過電圧保護素子である保護ダイオードへの配線を、サブマウント30の発光ダイオード素子10を積層する部分とは異なる部分に別途形成する必要が無く、発光ダイオード素子10とサブマウント30との平面視における大きさをほぼ等しいものとすることができる。
(実施の形態11)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態11について、中心部分の断面構造を示す図18を参照して説明する。 図18に示す実施形態も、発光ダイオード素子と過電圧保護素子が形成されたサブマウントとをチップボンディングによって積層したものである。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態11について、中心部分の断面構造を示す図18を参照して説明する。 図18に示す実施形態も、発光ダイオード素子と過電圧保護素子が形成されたサブマウントとをチップボンディングによって積層したものである。
図18に示す本発明にかかる実施の形態11において、発光ダイオード素子10の具体的な構成は、光出力面に形成されたN電極16とパッケージ50の接続電極52との接続をワイヤ91で行う点を含めて、上記した実施の形態10にかかる図17に示した半導体装置のものと同じであるので説明を省略する。
本実施形態のサブマウント30は、上記実施の形態10として示したものと異なり、基板31として導電性Si基板を用いている。このため、ビアホール配線37の周りに絶縁層39を形成する必要があるが、一方で保護ダイオードのP層となる基板31の裏面に直接電極36を形成し、パッケージ50の接続電極52と接続することができる。なお、発光ダイオード素子10のP電極15と保護ダイオードのN層33との接続が形成されるビアホール配線37がサブマウント30の裏面に引き出された部分では、ビアホール配線37とパッケージ50の接続電極51との接続部分で導電性の基板31と短絡することがないように、この部分にも絶縁層39が形成されている。
このような構成とすることで、発光ダイオード素子10とサブマウント30に形成された過電圧保護素子である保護ダイオードへの配線を、サブマウント30の発光ダイオード素子10を積層する部分とは異なる部分に別途形成する必要が無く、発光ダイオード素子10とサブマウント30との平面視における大きさをほぼ等しいものとすることができる。
(実施の形態12)
次に、本発明の半導体装置の実施の形態12として、発光ダイオード素子と積層されるサブマウントとして、半導体基板に形成された電子回路が受光素子と過電圧保護素子の両方であるものについて、図面を用いて説明する。
次に、本発明の半導体装置の実施の形態12として、発光ダイオード素子と積層されるサブマウントとして、半導体基板に形成された電子回路が受光素子と過電圧保護素子の両方であるものについて、図面を用いて説明する。
図19(a)は、本実施形態にかかる半導体装置の断面構成図である。この図19(a)は、後述する平面視した状態を示す図19(b)におけるc−c’線部分の断面構成を示している。
図19(a)に示すように、本実施形態にかかる半導体装置は、電子回路として受光素子と過電圧保護素子との双方が形成されたサブマウント40に、発光ダイオード素子10を図示しないハンダを用いたチップボンディングによって積層されることで形成されたものである。なお、本実施形態にかかる半導体装置の発光ダイオード素子10は、図1に示したものと同じであり説明を簡略化する。すなわち、導電性で透明な基板11上に、N層12、活性層である発光層13、P層14が順次積層された半導体多層膜を、P電極15とN電極16とで挟むように形成されている。
本実施形態にかかる半導体装置では、サブマウント40に特徴がある。本実施形態のサブマウント40は、P型のSi基板41に不純物拡散によりP/N領域が形成されることにより、サブマウント40に内蔵される電子回路である受光素子としてのフォトダイオードと、過電圧保護素子としての保護ダイオードとの両方を内蔵している。なお、本実施形態にかかる半導体装置のサブマウント40の基板41の構造を詳細に示すのが図21である。図21(a)がサブマウント40の基板41を平面視した図であり、図21(b)が図21(a)のf−f’部分の断面構造を、図21(c)がg−g’部分の断面構造を、それぞれ示しいている。図21(a)(b)(c)に示すように、本実施形態にかかるサブマウント40は、基板41としてP型の導電性Si基板に、平面視状態では大部分の面積を占めるようにN層42が拡散されている。なお、このN層42がP型基板41とのPN接合によって受光素子としてのフォトダイオードを形成する。また、平面視した状態を示す図21(a)に示すように、図中左上の角部近傍に、N層43、P層44、N層45が順次拡散形成されていて、過電圧保護素子である保護ダイオードが形成している。この、保護ダイオード形成部分の構造は、図21(b)に示すように、P型基板41にまずN層43が形成され、このN層43の一部にN層43よりも浅い範囲でP層44が形成され、さらに、このP層44の一部にP層44よりも浅い範囲でN層45が形成されている。
次に、このようなサブマウント40と発光ダイオード素子10との接合部分について説明する。図19(b)が本実施形態にかかる半導体装置を平面視した状態を、さらに、図20(a)が図19(b)のd−d’線部分の断面構成を、図20(b)が図19(b)のe−e’線部分の断面構成をそれぞれ示している。
図19(a)にその部分の断面構成を示した、平面視した状態を示す図19(b)における左上部分、つまり、保護ダイオードが形成された部分では、保護ダイオードのN層45と接続される保護ダイオードのN電極48が形成され、発光ダイオード素子10のP電極15と接続されている。また、保護ダイオードのP層44の上部には、保護ダイオードのP層43と接続されるP電極49が形成されている。
また、図20(a)にその断面の構成を示す発光ダイオード素子10の平面視における中心部分には、発光ダイオード素子10のP電極15とフォトダイオードのN層42とを接続するフォトダイオードのN電極47が形成されている。なお、発光ダイオード素子10の光出力面に形成されているN電極16と平面視において重複する部分、すなわち、P電極15とフォトダイオードのN電極47の中央部分には、発光層13からの出力光をフォトダイオードが受光できるように開口部17が形成されている。なお、開口部17部分と平面視において重複する部分に位置するフォトダイオードの受光部2のN層42の上には、無反射コート層93が形成されている。
さらに、平面視した状態を示す図19(b)に示すように、本実施形態の半導体装置の左下角部近傍には、P型半導体の基板41の上に、フォトダイオードのP電極92が形成されている。この部分の断面構造を示す図20(b)からも分かるように、サブマウント40のP型基板41に直接電極92が積層されている。なお、P電極92の周囲は絶縁層46で覆われている。
このように形成された、本実施形態にかかる半導体装置の各素子は、上記した通り、発光ダイオード素子10の一方の電極であるP電極15と、サブマウント基板に内蔵された受光素子の一方の端子であるN電極47と過電圧保護素子の一方の電極であるN電極48とが接続され、また、発光ダイオード素子10の他方の電極であるN電極16と過電圧保護素子の他方の電極であるP電極49とが接続されている。
そして、本実施形態にかかる半導体装置の等価回路図を示すのが図22である。図22に示すように、発光ダイオード3のPN接合と逆並列にサブマウントに形成された保護ダイオード6が接続されている。このため、静電気などでサージ電圧などの過電圧が発光ダイオード3に印加された場合には、保護ダイオード6が通電し保護ダイオード6にバイパス電流が流れる。その結果、過電圧による発光ダイオード3の破壊を防止することができる。また、図8(a)に示すものと同じく、発光ダイオード3のアノードとフォトダイオード4のカソードとを共通接続し駆動回路5から電圧を供給する構成となる。
なお、発光ダイオード素子10のN電極16と、保護ダイオードのP電極49とは、図19(a)に示すように、ワイヤ91により接続されている。
本実施形態にかかる半導体装置では、上記のように構成されるために、サブマウント40に受光素子と過電圧保護素子を同時に内蔵させることができる。このため、発光ダイオード素子10の出力光を検出しながら、発光ダイオード素子10に外部から過電圧が印加された場合にこれを過電圧保護回路で吸収し、発光ダイオード素子10が破壊されることを防止することができる。また、本実施形態にかかる電極構成によれば、これら3つの電子回路と外部回路との接続を、発光ダイオード素子の上部に形成されたN電極16もしくは、サブマウント40の発光ダイオード素子10が積層されていない部分に形成された保護ダイオードのP電極49と、発光ダイオードのP電極92と、受光素子のN電極47との、合計3つの電極で行うことができる。このため、発光ダイオード素子10の平面視での大きさと比べてそれほど大きくない面積のサブマウント40を用いることができ、半導体装置の小型化や、サブマウント40の基板からの取れ数が大きくなることによる低コスト化を実現することができる。
本実施形態にかかる半導体装置では、上記のように構成されるために、サブマウント40に受光素子と過電圧保護素子を同時に内蔵させることができる。このため、発光ダイオード素子10の出力光を検出しながら、発光ダイオード素子10に外部から過電圧が印加された場合にこれを過電圧保護回路で吸収し、発光ダイオード素子10が破壊されることを防止することができる。また、本実施形態にかかる電極構成によれば、これら3つの電子回路と外部回路との接続を、発光ダイオード素子の上部に形成されたN電極16もしくは、サブマウント40の発光ダイオード素子10が積層されていない部分に形成された保護ダイオードのP電極49と、発光ダイオードのP電極92と、受光素子のN電極47との、合計3つの電極で行うことができる。このため、発光ダイオード素子10の平面視での大きさと比べてそれほど大きくない面積のサブマウント40を用いることができ、半導体装置の小型化や、サブマウント40の基板からの取れ数が大きくなることによる低コスト化を実現することができる。
(実施の形態13)
次に、本発明にかかる半導体装置の製造方法について実施の形態13として説明する。図23は、本発明の半導体装置の製造方法であるウェハボンディングの状態を示す図であり、図24は、このようなウェハボンディングによって、発光ダイオード素子10と、電子回路として受光素子が形成されたサブマウント20とがボンディングされる状態を示すものである。なお、積層される発光ダイオード素子10とサブマウント20としては、実施の形態7として示した図12の構成のものを図示しているが、図が複雑になることを防止するために、サブマウント20における拡散層の形成や、絶縁層の形成については図示を省略している。
次に、本発明にかかる半導体装置の製造方法について実施の形態13として説明する。図23は、本発明の半導体装置の製造方法であるウェハボンディングの状態を示す図であり、図24は、このようなウェハボンディングによって、発光ダイオード素子10と、電子回路として受光素子が形成されたサブマウント20とがボンディングされる状態を示すものである。なお、積層される発光ダイオード素子10とサブマウント20としては、実施の形態7として示した図12の構成のものを図示しているが、図が複雑になることを防止するために、サブマウント20における拡散層の形成や、絶縁層の形成については図示を省略している。
図23(a)および図24(a)に示すように、本発明の半導体の製造方法によれば、発光ダイオード素子が複数形成された半導体層を一方の主面に有する基板100と、半導体層を拡散することによって内蔵された電子回路が受光素子であるサブマウント基板110とを、基板どうしを積層するウェハボンディングする。そして、図23(b)および図24(b)に示すように、これら積層した2つの基板100と110を、研削・研磨で薄膜化した後に1つ1つの半導体装置120として、切断線130で分割して切り出すのである。このようにすることで、図23(c)に示すように、発光ダイオード素子10とサブマウント20とが積層された半導体装置120を効率よく製造することができる。また、特に、図24に示したようにサブマウントに接続のためのビアホール配線を形成した構成を用いることで、本発明にかかる半導体装置の実施の形態として説明したように、発光ダイオード素子とサブマウントの平面視における大きさを同じものとすることができるので、ウェハボンディング行う際に、ウェハの面積に対する素子の有効部分面積が大きくなり、発光ダイオード素子とサブマウントを効率よくウェハ上に形成することができる。
なお、本実施形態では、発光ダイオード素子およびサブマウントの例として、本発明にかかる半導体装置として実施の形態7として示したものを例として述べたが、本発明の半導体の製造方法において形成される、発光ダイオード素子とサブマウントとの組み合わせはこれに限らず、上記してきた本発明にかかる半導体装置の実施形態では、チップボンディングで形成するものとして述べてきた本発明にかかる半導体装置のいずれの形態のものであっても、ウェハボンディングで形成することができる。
(実施の形態14)
次に、図25を用いて本発明にかかる半導体装置の実施の形態14について説明する。
次に、図25を用いて本発明にかかる半導体装置の実施の形態14について説明する。
図25(a)に示す本発明の実施の形態14にかかる半導体装置では、半導体装置の基本構成は実施の形態2の説明の中で、図3を用いて変形例として示したものと同じである。すなわち、発光ダイオード素子10では、素子の光出力面のほぼ中央部に形成されたN電極と平面視において重複する位置のP電極に、発光層13からの出力光をサブマウント20で受光できるように開口部17が形成されている。また、サブマウント20には、導電性のP型基板にN層を拡散させて受光素子であるフォトダイオードが形成されている。なお、本実施形態では、後述するように発光ダイオード素子10の構造が特徴であるため、サブマウントに形成された電子回路は受光素子に限らず過電圧保護素子でも良く、その具体的な構成も図3に示したものと同じである必要はない。
本実施形態の半導体装置が、図3に示したものと異なるのは、発光ダイオード素子10の基板が除去されて、N層12とN電極16とが直接積層されている点である。一般に、発光ダイオード素子については、以下のような問題点が知られている。例えばAlGaInN系半導体を用いた紫外から緑色光を出力するものについては、基板がGaAsやSiの場合、活性層である発光層で発生した光が基板で吸収されてしまう。また、サファイアやGaN、SiCなどのように発光波長に対して基板が透明である場合にでも、基板と半導体層との界面に斜めに入射する光が全反射を受けて、発光ダイオード素子内部に閉じこもり外部に放射されない光の成分が生じてしまう。これらの問題点を解決する上で、本実施形態に示すように基板を除去することによって、このような出力光を低減する要因を無くすことができることになり、発光ダイオード素子の出力効率を高くすることができる。
さらに、図24(b)に示すように、基板を除去して露出したN層12の光出力面側に、高さとピッチがともに数10nmから数100nmのサイズの微細な凹凸を設けたり、また、図24(c)に示すように、数100nmから数μmの周期で高さが数100nm程度の1次元周期もしくは2次元周期の凹凸による回折格子やフォトニック結晶を設けたりすることにより、発光ダイオード素子10の発光効率をより向上することができる。これは上記のN層表面の凹凸による散乱や回折によりN層表面での全反射現象が抑制され、発光素子内部からの光の取り出し効率が向上するためである。
本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を、図26を用いて説明する。まず、図26(a)のように発光ダイオード素子を多数形成した発光ダイオード基板140と、電子回路を内蔵したサブマウントを複数形成したサブマウント基板150とを作製する。発光ダイオード基板140は、サファイアからなる基板11の上に、AlGaInN系半導体のN層12、発光層13、P層14の半導体多層膜およびP電極15が順次積層されたものである。一方、サブマウント基板150は、拡散膜によって形成された電子回路として受光素子もしくは過電圧保護素子を内蔵するものであるが、詳細の構造は上記各実施の形態で示したものと同じであるので説明を省略する。
図26(a)に示すように、発光ダイオード素子基板140とサブマウント基板150とを、ウェハボンディングする。その後、基板11をレーザリフトオフやエッチング、研削・研磨などにより除去し、露出したN層12の表面にN電極16を形成して、図26(b)に示したような形状とする。なお、図25(b)(c)を用いて説明した、N層12の表面に凹凸を形成する場合は、基板11を除去した後に行うことになる。そして、図26(b)に示した切断線130で素子ごとにダイシングすることにより、チップごとに分断して発光ダイオード素子10と、サブマウント20とが積層された半導体装置を得る。このように、ウェハボンディングを行うことで、発光ダイオード素子とサブマウント基板が積層された半導体装置を効率よく製造することができ、特に、発光ダイオード素子の基板を除去する工程を、作成する半導体装置について一括して行うことができるので、高性能の半導体装置を効率よく低コストで製造することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明してきた中で、発光ダイオード素子の半導体材料としては、AlInGaN窒化物系半導体を具体例としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体としてAlGaAs(屈折率3.6)やAlGaInP(屈折率3.5)を用いた、赤外光や赤色光を出力する発光ダイオード素子に対しても本発明が適用可能であることはいうまでもない。
なお、上記本発明のそれぞれの実施の形態においては、発光ダイオード素子の駆動回路や受光素子のモニタ回路などを、サブマントの外部に設ける例を挙げて説明してきた。しかしながら、集積回路を用いた定電流駆動回路などの駆動回路や電流検出回路などのモニタ回路を、サブマントに内蔵された電子回路として形成することも可能である。このように、サブマウントに駆動回路やモニタ回路を内蔵することによって、例えば液晶ディスプレイのバックライトや照明などに用いられるような、多数の発光ダイオードを配置した面状光源となる発光装置において、光出力を光源の光放射面全面で均一であるように制御する場合に、外部に制御回路を設ける必要がなくなり、発光装置の小型や低コスト化を実現することができる。
本発明にかかる半導体装置は、発光ダイオード素子とサブマウントとが積層されたものとして、低価格で高性能の半導体装置を得ることができ、また、本発明にかかる半導体装置の製造方法によって、このような半導体装置を製造することができる。
1 出力光
2 受光部
3 発光ダイオード
4 フォトダイオード
5 駆動回路
6 保護ダイオード
10 発光ダイオード素子
11 基板
12 N層
13 発光層
14 P層
15 P電極
16 N電極
17 開口部
18 ビアホール配線
19 絶縁層
20 サブマウント
21 基板
22 N層
23 絶縁層
24 配線電極
25 N電極
26 P電極
27 無反射コート層
28 絶縁層
29 配線電極
30 サブマウント
31 基板
32 P層
33 N層
34 絶縁層
35 N電極
36 P電極
37 ビアホール配線
38 端子電極
39 絶縁層
40 サブマウント
41 基板
42 N層
43 P層
44 N層
45 P層
46 無反射コート層
47 N電極
48 P電極
49 P電極
50 パッケージ
51 接続電極
52 接続電極
53 パッケージ基材
61 端子電極
62 端子電極
71 ビアホール配線
72 絶縁層
73 絶縁層
74 端子電極
75 端子電極
76 半田
81 N層
91 ワイヤ
92 P電極
93 無反射コート層
94 保護ダイオード領域
95 フォトダイオード領域
100 発光ダイオード素子基板
110 サブマウント基板
120 半導体装置
130 切断線
140 発光ダイオード基板
150 サブマウント基板
210 発光ダイオード素子
220 サブマウント
230 保護ダイオード
240 配線電極
310 半導体レーザ基板
311 基板
312 半導体レーザ
320 サブマウント基板
321 フォトダイオード
330 半導体装置
2 受光部
3 発光ダイオード
4 フォトダイオード
5 駆動回路
6 保護ダイオード
10 発光ダイオード素子
11 基板
12 N層
13 発光層
14 P層
15 P電極
16 N電極
17 開口部
18 ビアホール配線
19 絶縁層
20 サブマウント
21 基板
22 N層
23 絶縁層
24 配線電極
25 N電極
26 P電極
27 無反射コート層
28 絶縁層
29 配線電極
30 サブマウント
31 基板
32 P層
33 N層
34 絶縁層
35 N電極
36 P電極
37 ビアホール配線
38 端子電極
39 絶縁層
40 サブマウント
41 基板
42 N層
43 P層
44 N層
45 P層
46 無反射コート層
47 N電極
48 P電極
49 P電極
50 パッケージ
51 接続電極
52 接続電極
53 パッケージ基材
61 端子電極
62 端子電極
71 ビアホール配線
72 絶縁層
73 絶縁層
74 端子電極
75 端子電極
76 半田
81 N層
91 ワイヤ
92 P電極
93 無反射コート層
94 保護ダイオード領域
95 フォトダイオード領域
100 発光ダイオード素子基板
110 サブマウント基板
120 半導体装置
130 切断線
140 発光ダイオード基板
150 サブマウント基板
210 発光ダイオード素子
220 サブマウント
230 保護ダイオード
240 配線電極
310 半導体レーザ基板
311 基板
312 半導体レーザ
320 サブマウント基板
321 フォトダイオード
330 半導体装置
Claims (16)
- 発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に受光素子を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記受光素子の受光部が、前記発光ダイオード素子の前記発光層と平面視において重複する位置に形成されていることを特徴とする半導体装置。
- 前記発光層に対して前記サブマウント側に形成された前記発光ダイオード素子の電極に開口部が形成され、前記開口部と前記受光部とが平面視において重複するように形成されている請求項1記載の半導体装置。
- 前記発光ダイオード素子の光出力面に表面電極が形成され、前記表面電極が反射した前記発光ダイオードの出力光が前記受光部で受光される請求項1または2記載の半導体装置。
- 前記発光層が、平面視における端部に切り欠き部を有し、前記切り欠き部により形成される前記発光ダイオード素子の段差部分で前記発光層の端面が露出していて、露出している前記発光層の前記端面からの出力光が前記受光部で受光される請求項1記載の半導体装置。
- 前記発光層の前記切り欠き部に形成された接合電極によって、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとが接合されている請求項4記載の半導体装置。
- 前記サブマウントに過電圧保護素子が内蔵されている請求項1記載の半導体装置。
- 前記発光ダイオード素子の一方の電極と前記受光素子の一方の電極と前記過電圧保護素子の一方の電極とが接続された第1の配線電極と、前記発光ダイオード素子の他方の電極と前記過電圧保護回路の他方の電極とが接続された第2の配線電極と、前記受光素子の他方の電極との3つの電極によって、前記発光ダイオード素子と前記受光素子と前記過電圧保護素子とが、外部と接続されている請求項6記載の半導体装置。
- 前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記発光ダイオード素子に形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記発光ダイオード素子の光出力面から行われる請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記サブマウントに形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記サブマウントの裏面から行われる請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に電子回路を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記発光ダイオード素子に形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記発光ダイオード素子の光出力面から行われ、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントの平面視における大きさがほぼ等しいことを特徴とする半導体装置。
- 発光層に対して垂直方向に光が取り出される発光ダイオード素子と、基板内に電子回路を内蔵したサブマウントとが積層されてなり、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとの間に形成された電極と外部との接続が、前記サブマウントに形成された貫通孔に設けられたビアホール配線によって、前記サブマウントの裏面から行われ、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントの平面視における大きさがほぼ等しいことを特徴とする半導体装置。
- 前記電子回路が受光素子である請求項10または11記載の半導体装置。
- 前記電子回路が過電圧保護素子である請求項10または11記載の半導体装置。
- 前記発光ダイオード素子が、窒化物半導体を含む請求項1〜13のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記サブマウントの基板がシリコンである請求項1〜14のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 請求項1から請求項15に記載の半導体装置を製造する方法であって、発光ダイオード素子が複数形成された半導体層を一方の主面に有する基板と、受光素子および過電圧保護素子の少なくともいずれか一方を基板内に複数内蔵させたサブマウント基板とを接合した後、接合された基板を分割して、前記発光ダイオード素子と前記サブマウントとが積層された複数の半導体装置を得ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2007076893A JP2008235792A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 半導体装置とその製造方法 |
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- 2007-03-23 JP JP2007076893A patent/JP2008235792A/ja not_active Withdrawn
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