JP2014150225A - 半導体発光素子 - Google Patents

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友暁 小嶋
Masahiro Yoshikawa
昌宏 吉川
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将央 山本
Osamu Ueno
修 上野
Kohei Yukawa
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Abstract

【課題】半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができる半導体発光素子を提供する。
【解決手段】LED100を、半絶縁性の基板102上に形成されたn型半導体層104およびp型半導体層106を含む半導体層と、p型半導体層106の表面から基板102まで到達するとともに半導体層の一部の領域を取り囲んで形成された第1の溝150と、
半導体層の第1の溝150で囲まれた部分におけるn型半導体層104およびp型半導体層106を含む領域の少なくとも一部に設けられた発光領域Pと、半導体層の第1の溝150で囲まれた部分におけるn型半導体層104に接続されたnコンタクト電極114と、p型半導体層106に接続されたpコンタクト電極116とを含むように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体発光素子に関する。
特許文献1には、n型SiC基板上にp/n接合層を有し、夫々両側に電極を設けた発光ダイオードを、導電性物質により電極部材に接着し、n型SiC基板を透過して光を取り出す発光ダイオード装置において、イオン注入法により高抵抗化された接合部端面を有することを特徴とする発光ダイオード装置が開示されている。
また、特許文献2には、第1の導電型の化合物半導体からなる第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域よりも薄い厚さを有して前記第1の半導体領域に隣接配置された第2の導電型の化合物半導体領域からなる第2の半導体領域と、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との間のpn接合の周縁を覆うように形成された第2の導電型の化合物半導体からなる第3の半導体領域とを備え、前記第3の半導体領域と前記第1の半導体領域との間のpn接合の露出部が前記第1、第2及び第3の半導体領域を含んで形成された半導体チップの側面に位置し、且つこのpn接合の露出部と前記第2の半導体領域の表面との距離が前記第1及び第2の半導体領域間のpn接合と前記第2の半導体領域の表面との距離よりも大きいことを特徴とする半導体発光素子が開示されている。
また、特許文献3には、発光素子をソルダーを介して支持体に固定した構造の発光半導体装置において、前記発光素子の光放出をしない側面に露出するPN接合部分は絶縁膜で被われていることを特徴とする発光半導体装置が開示されている。
一方、特許文献4には、発光波長に対して透明な基板と、この基板上に形成された複数の発光ユニットを有する集積型化合物半導体発光装置であって、前記発光ユニットは、前記基板上に、第一導電型クラッド層を含む第一導電型半導体層、活性層構造、および第二導電型クラッド層を含む第二導電型半導体層を有する化合物半導体薄膜結晶層と、第二導電型側電極と、並びに第一導電型側電極とを有し、主たる光取り出し方向が前記基板側であり、前記第一導電型側電極および前記第二導電型側電極が、前記主たる光取り出し方向とは、反対側に形成されており、前記発光ユニット同士は、隣接する発光ユニットの間に設けられた発光ユニット間分離溝により電気的に分離され、さらに、前記基板と前記第一導電型半導体層の間に、前記複数の発光ユニット間に共通して設けられ、前記複数の発光ユニットを光学的に結合し、1つの発光ユニットから発光された光を他の発光ユニットに分布させる光学結合層を有することを特徴とする集積型化合物半導体発光装置が開示されている。
実開平05−046052号公報 特開平06−013654号公報 特開昭59−088877号公報 特開2007−324582号公報
本発明は、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することのできる半導体発光素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の半導体発光素子は、絶縁性または半絶縁性の基板と、前記基板上に積層された第1導電型の第1半導体層、及び前記第1半導体層上に積層されて前記第1半導体層の一部の領域との間に発光部を形成する第2導電型の第2半導体層を含む積層体と、前記第1半導体層と配線との接続部、及び前記第2半導体層と配線との接続部からなる一対の接続部と、前記第2半導体層側から前記積層体を貫通して前記基板まで到達し、前記発光部及び前記一対の接続部を含む部位を囲む囲み溝と、を含むものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第2半導体層側から前記積層体を貫通して前記基板まで到達し、前記基板の端面側に露出した前記積層体の端面を複数に分割する位置で前記積層体の前記囲み溝の外側の領域を分割する分割溝を含むものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記分割溝を、前記囲み溝と連結させるか、または前記囲み溝と離間させて設けたものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の発明において、前記積層体の前記第2半導体層側に、前記一対の接続部の一方に接続された外部端子及び他方に接続された外部端子を設けたものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか1項記載の発明において、前記積層体の前記第2半導体層側の前記分割溝で分割された領域の各々に、前記一対の接続部の一方に接続された外部端子及び他方に接続された外部端子を設けたものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の発明において、前記第1半導体層および前記第2半導体層は各々反射鏡を含み、前記発光部は、前記第1半導体層の反射鏡と前記第2半導体層の反射鏡との間に設けられた発光層で構成され、
前記発光層、前記第1半導体層の反射鏡、および前記第2半導体層の反射鏡は、前記発光層において発光した光を前記基板側から出射する面発光レーザとして構成されているものである。
そして、請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の発明において、前記発光部を複数設け、前記一対の接続部を複数の発光部の各々に対応させて設けたものである。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の囲み溝を有しない場合に比較して、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、本発明の囲み溝および分割溝を有しない場合に比較して、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも、より効果的に短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、本発明の囲み溝および分割溝を有しない場合に比較して、より簡易な構成で、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも、短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比較して、外部端子から半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比較して、外部端子から半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも、より効果的に短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、面発光レーザについても、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、半導体発光素子アレイについても、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができるという効果を得ることができる。
第1の実施の形態に係るLEDの構造を示す底面図および断面図である。 第1の溝を有しないLEDの構造の一例を示す底面図および断面図である。 図2に示したLEDを実装基板に実装した状態の一例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るLEDを実装基板に実装した状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るLEDの構造を示す底面図および断面図である。 第2の実施の形態に係るLEDを実装基板に実装した状態を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの構造を示す底面図および断面図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの構造を示す底面より見た斜視図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの等価回路を示す回路図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの他の例の等価回路を示す回路図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの部分拡大図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイを実装基板に実装した状態を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの製造工程のうち前半の工程を示す工程図である。 第3の実施の形態に係るVCSELアレイの製造工程のうち後半の工程を示す工程図である。 第4の実施の形態に係るLEDの構造を示す底面図および断面図である。 第4の実施の形態に係るLEDを実装基板に実装した状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、半導体発光素子をペースト状の接合材を用いてフェイスダウン実装する場合の形態を例示して説明する。
近年、高出力化に伴う放熱性の向上の観点から、基板側を光出射面とする裏面発光型の半導体発光素子を、半導体積層面側(基板とは反対側の面側)において実装基板に実装するフェイスダウン実装を用いる場合がある。この際、実装基板と接続する接合材としては、Auバンプやはんだバンプによる接合、基板に蒸着したAuSnによる接合もあるが、
実装時の半導体発光素子にかかるストレス軽減、あるいは実装装置の簡便さから、Agペースト等のペースト状の接合材が用いられることもある。ここで、Agペースト等のようなペースト状の接合材は、実装基板への実装時に半導体発光素子の側面に回り込んで這い上がり易く、これに起因して半導体発光素子に接続された電源が短絡する場合がある。そこで、本実施の形態に係る半導体発光素子は、上記短絡の発生を抑制している。
[第1の実施の形態]
本実施の形態は、本発明を、半導体発光素子の1種であるLED(Light Emitting Diode)に適用した場合の形態例である。
本実施の形態に係るLED100の底面図を図1(a)に、図1(a)におけるA−A’線断面図を図1(b)に各々示す。なお、本明細書の記載においては、半導体発光素子の基板とは反対側の面を底面とよぶこととする。したがって、図1(a)の底面図は、同図(b)の断面図における矢印Xの方向から見た図となる。そして、LED100は裏面発光型であるので、図1(b)の「出射光」と添え字した白抜きの矢印で示すように基板側から光を出射する。
図1において、LED100は、基板102、n型半導体層104、p型半導体層106、および層間絶縁膜108と、nパッド電極110およびpパッド電極112を有する配線層120を含んで構成されており、基板102側から光を出射する。本実施の形態に係るLED100は、一例として赤外光を発生するLEDであり、基板102の材料としては例えばGaAsが用いられる。また、n型半導体層104としては例えばn型AlGaAs、p型半導体層106の材料としては例えばp型AlGaAsが用いられる。nパッド電極110、およびpパッド電極112を含む配線層120の材料としては、例えば金が用いられ、また層間絶縁膜108の材料としては、例えば二酸化ケイ素(SiO)が用いられる。
また、LED100は、配線層120のn型半導体層104との接触部分であるnコンタクト電極114、および配線層120のp型半導体層106との接触部分であるpコンタクト電極116を含んで構成されている。なお、LED100には、n型半導体層104とp型半導体層106との間に挟まれ、かつAlGaAsを含んで構成された発光層が設けられており、pコンタクト電極116と基板102との間の発光層が能動領域となって発光するが(図4(b)も参照)、同図では煩雑さを避けるため発光層は省略している。
そして、LED100のnパッド電極110側の側面S1およびpパッド電極112側の側面S2は、後述するペレッタイズ(チップ個片化)時の劈開を行った後、何も処理していない。すなわち、側面S1および側面S2には、n型半導体層104およびp型半導体層106を含むLED100の積層構造が剥き出しの状態となっている。
本実施の形態に係るLED100では、nコンタクト電極114、およびpコンタクト電極116を取り囲んで、第1の溝150がさらに設けられている。第1の溝150は、
LED100の表面(配線層120が形成された側の面)から基板102の一部まで掘り込んで形成されている。
なお、第1の溝150は、第3の実施の形態として後述するVCSELアレイ300の製造方法(図13および図14参照)における溝の形成方法に準じた方法により形成される。すなわち、基板302にn型半導体層304およびp型半導体層306をこの順に積層し(図13(a))、次に、マスクを用いてpコンタクト電極316を蒸着する(図13(b))。次に、マスクを用いてp型半導体層306からn型半導体層304の一部までを削る第1エッチングを行った後(図13(c))、基板302まで削る第2エッチングを行うことにより第1の溝150が形成される(図13(d))。
ここで、本実施の形態に係るLED100の作用について説明する前に、本発明の理解のために、比較としてLED100のように第1の溝150を有しない従来のLEDの構成および作用について説明する。
図2(a)は、第1の溝150を有しないLED10の底面図を、図2(b)は、図2(a)におけるB−B’線断面図を、図2(c)は、図2(a)におけるC−C’線断面図を各々示している。同図に示すように、LED10は基板12、n型半導体層14、p型半導体層16、層間絶縁膜18、nパッド電極20、pパッド電極22および配線層28を含んで構成されており、各構成の材料としては、例えばLED100と同様の材料を用いてよい。
また、LED10は、nパッド電極20のn型半導体層14との接触部分であるnコンタクト電極24、および配線層28のp型半導体層16との接触部分であるpコンタクト電極26を含んで構成されている。そして、LED10は、pパッド電極22からnパッド電極20に向けて電流が流れることにより、n型半導体層14とp型半導体層16とに挟まれた図示しない発光層で発光し、発光した光は、図2(b)あるいは図2(c)の「出射光」と添え字した白抜き矢印で示すように、基板12側から出射する。
LED10のnパッド電極20側の側面S3およびpパッド電極22側の側面S4は、
ペレッタイズ時の劈開を行った後に何も処理していない。すなわち、側面S3および側面S4には、n型半導体層14およびp型半導体層16を含むLED10の積層構造が剥き出しの状態となっている。
図3(a)は、図2に示す構成を有するLED10を実装基板50に実装した状態を示している。LED10もLED100と同様に裏面発光型のLEDであるため、実装はフェイスダウン実装方式を採用している。
実装基板50上には負電源配線52および正電源配線54が設けられており、各々図示しない電源の負極および正極に接続される。LED10のnパッド電極20およびpパッド電極22は、はんだ60により各々負電源配線52および正電源配線54に接続され、
該接続が正常であればpパッド電極22からnパッド電極20に向けて電流が供給される。
図3(a)は、nパッド電極20と負電源配線52とを接続するはんだ60がLED10の側面S3に這い上がっている状態を示している。このような這い上がりを生ずる原因としては、はんだ60の量がnパッド電極20あるいは負電源配線52の面積に対して多すぎることや、LED10を実装基板50に実装する際の押圧力が大きすぎる場合などが考えられる。また、側面への這い上がりは、はんだ60(あるいは銀ペースト)のようなペースト状の接合材を用いたときに顕著である。
LED10では、図3(a)のような這い上がりが生ずると、nパッド電極20とp型半導体層16とがはんだ60で電気的に接続されることになる。すると、同図の電流経路で示すように、正電源配線54 → はんだ60 → pパッド電極22 → p型半導体層16 → はんだ60 → 負電源配線52と電流が流れ、正電源配線54と負電源配線52との間で短絡を生ずる。その結果、LED10には電流が流れないのでLED10は発光しない。
一方、図3(b)は、pパッド電極22と正電源配線54とを接続するはんだ60が、
LED10の側面S4に這い上がっている状態を示している。
LED10では、図3(b)のような這い上がりが生ずると、pパッド電極22とn型半導体層14がはんだ60で電気的に接続されることになる。すると、同図の電流経路で示すように、正電源配線54 → はんだ60 → n型半導体層14 → nパッド電極20 → はんだ60 → 負電源配線52と電流が流れ、正電源配線54と負電源配線52との間で短絡を生ずる。その結果、LED10には電流が流れないのでLED10は発光しない。
以上のように、第1の溝150を有しないLED10では、nパッド電極20側の側面S3、あるいはpパッド電極22側の側面S4のいずれかの側面または両方の側面ではんだ60の這い上がりを生じると、正電源配線54と負電源配線52との間で短絡を生じる。その結果、電流が流れないのでLED10は発光しない。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係るLED100の作用について説明する。
図4は、LED100を実装基板50に実装した状態を示している。上記のとおり、LED100は基板102側から光を出射するタイプのLEDであるため、実装はフェイスダウン実装方式を採用している。
実装基板50上には負電源配線52および正電源配線54が設けられており、各々図示しない電源の負極および正極に接続されている。LED100のnパッド電極110およびpパッド電極112は、はんだ60により各々負電源配線52および正電源配線54に接続されており、前記電源から電流が供給される。同図に矢印で示す電流経路のように、
pパッド電極112からnパッド電極110に電流が流れることによりLED100の発光領域Pが発光する。
図4(a)は、nパッド電極110側のはんだ60が側面S1に這い上がり、剥き出しのn型半導体層104およびp型半導体層106に接触している状態を示している。また、図4(b)は、pパッド電極112側のはんだ60が側面S2に這い上がり、剥き出しのn型半導体層104およびp型半導体層106に接触している状態を示している。
本実施の形態に係るLED100では、第1の溝150によって、LED100の側面S1および側面S2が発光領域Pから電気的に分離されているので、図4(a)あるいは図4(b)に示すはんだ60の這い上がりを生じても、負電源配線52と正電源配線54とが短絡することはない。
その理由を以下に説明する。
基板102は半絶縁性のGaAs基板であるため、導電率が非常に小さい。したがって、図4の矢印で示される電流経路ように、正電源配線54からはんだ60およびpパッド電極112を介して注入された電流は、配線120 → pコンタクト電極116 → 発光領域P → nコンタクト電極114 → nパッド電極110 → はんだ60 → 負電源配線52と流れる。すなわち、nコンタクト電極114およびpコンタクト電極116は、底面視矩形状の第1の溝150の内部に設けられ、したがって発光領域Pも第1の溝150の内部に設けられることになる。その結果、LED100の発光に寄与する能動領域は、基板102および第1の溝150で区画された領域の内部のみに存在することになり、LED100の側面S1およびS2は発光に無関係であり、電流も流れない。
したがって、図4(a)に示すnパッド電極110側のはんだ60の這い上がり、あるいは図4(b)に示すpパッド電極112側のはんだ60の這い上がりを生じても負電源配線52と正電源配線54とが短絡することがない。
なお、第1の溝150等を含む本実施の形態に係るLED100は、第3の実施の形態として後述するVCSELアレイ300の製造方法(図13および図14参照)に準じた製造方法により製造される。第2の実施の形態に係るLED200および第4の実施の形態に係るLED500についても同様である。
以上のように、本実施の形態に係るLED100によれば、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができる半導体発光素子が得られる。本実施の形態に係るLED100では、側面における短絡防止対策を、後述する素子の製造段階で作り込んでいるので、側面にイオン注入して高抵抗化する処理や側面に絶縁膜を形成する処理を必要とせず、ペレッタイズ時の劈開を行ったままでよいので、製造工程が簡略化され、またコストも抑えられる。
[第2の実施の形態]
図5および図6を参照して、本実施の形態に係るLED200について説明する。図5(a)は、LED200の底面図、図5(b)は図5(a)におけるD−D’線断面図である。また、図6は、LED200を実装基板に実装した状態を、図5(a)におけるE−E’線断面図を用いて示す断面図である。
LED200は、第1の実施の形態に係るLED100において第2の溝152を追加した形態であり、それ以外の構成は図1に示すLED100と同様である。
第1の溝150を有するLED100では、上述したように、図4(a)に示すnパッド電極110側のはんだ60の這い上がり、あるいは図4(b)に示すpパッド電極112側のはんだ60の這い上がりが生じても負電源配線52と正電源配線54とが短絡することがなかった。
しかしながら、現実的には稀なことではあるが、図4(a)に示すnパッド電極110側のはんだ60の這い上がり、および図4(b)に示すpパッド電極112側のはんだ60の這い上がりが同時に発生した場合には、負電源配線52と正電源配線54とが短絡する可能性がある。第1の溝150の外側のn型半導体層104またはp型半導体層106を介して、負電源配線52と正電源配線54とが短絡する可能性があるからである(図1(a)参照)。
本実施の形態は、かかる場合においても負電源配線52と正電源配線54とが短絡することのないようにした場合の形態例である。
図6に示すように、LED200において、はんだ60の側面S1への這い上がり、およびはんだ60の側面S2への這い上がりが同時に発生した場合を考える。
LED200では、かかる状態においても、負電源配線52と正電源配線54との短絡が発生しない。その理由は、図6において電流経路として示すように、正電源配線54から注入された電流が第1の溝150の外側の領域を通って負電源配線52に向かおうとしても、第2の溝152により遮断されるからである。その結果、本実施の形態に係るLED200では、はんだ60の側面S1への這い上がり、およびはんだ60の側面S2への這い上がりが同時に発生しても、負電源配線52と正電源配線54とが短絡することがない。
以上のように、本実施の形態に係るLED200によっても、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができる半導体発光素子が得られる。本実施の形態では、短絡の防止がさらに効果的なものとされる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態は、本発明をVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:面発光レーザ)アレイに適用した場合の形態例である。
図7(a)に本実施の形態に係るVCSELアレイ300の底面図、図7(b)に図7(a)におけるF−F’線断面図を各々示す。
図7において、VCSELアレイ300は、VCSEL330a、330b、330c、330d、330e、330f、330g、330hおよび330i(図8も参照。以下、各VCSELを区別しない場合には、単に「VCSEL330」という。)を含んで構成されている。すなわち、本実施の形態では、VCSELアレイ300は3×3のVCSEL330を含むアレイとなっている。また、VCSELアレイ300は、基板302、n型半導体層304、p型半導体層306、層間絶縁膜308、nパッド電極310、
pパッド電極312および配線層320を含んで構成されている。各VCSEL330の内部のn型半導体層304およびp型半導体層306、n型半導体層304とp型半導体層306とに挟まれた発光層336(図11も参照)が各VCSEL330の能動領域を構成するが、詳細については後述する。
さらに、VCSELアレイ300は、nコンタクト電極314a、314b、314c(以下、各nコンタクト電極を区別しない場合には、単に「nコンタクト電極314」という。)、pコンタクト電極316a、316b、316c(以下、各pコンタクト電極を区別しない場合には、単に「pコンタクト電極316」という。)、電流遮断溝360a、360b、360c(以下、各電流遮断溝を区別しない場合には、単に「電流遮断溝360」という。)、第1の溝350および第2の溝352を含んで構成されている。ここで、電流遮断溝360は、第1の溝350と連結されている。
第1の溝350および第2の溝352の作用については、図5における第1の溝150および第2の溝152と同様である。すなわち、第1の溝350は、発光層336(図11も参照)、各nコンタクト電極314および各pコンタクト電極316を取り囲んで形成されており、これらの構成を側面S5および側面S6(図12も参照)から分離している。また、第2の溝352は、側面S5および側面S6に同時に這い上がりが生じても、
正電源配線54と負電源配線52との間で短絡を生じないようにしている(図12も参照)。
図8に本実施の形態に係るVCSELアレイイ300の底面から見た斜視図、図9に、
電源端子902、904、および電流原906を含めた等価回路を各々示す。
図7ないし図9に示すように、本実施の形態に係るVCSELアレイ300は、9個のVCSEL330が配線層320によって直並列に接続された形態となっている。
なお、本実施の形態に係るVCSELアレイ300は、図10に示すように、配線層320によってさまざまな接続形態とすることが可能である。図10(a)は、図9のVCSEL330の直並列接続の個数を増やした場合のVCSELアレイ410の、同図(b)はVCSEL330を並列接続した場合のVCSELアレイ420の、同図(c)はVCSEL330を直列接続した場合のVCSELアレイ430の等価回路を各々示している。
図11は、各VCSEL330の代表として示すVCSEL330cの拡大図である。
本実施の形態に係るVCSEL300は一般的な構成のVCSELを採用している。すなわち、n型半導体層304およびp型半導体層306は、各々低屈折率層、高屈折率層を交互に多層に積層して形成したn型反射ミラー(n型DBR、Distributed Bragg Reflectors)およびp型反射ミラー(p型DBR)として形成されている。両反射ミラーの間に発光層336が設けられており、発光層336の上部には、電流狭窄層334を有する酸化層332が配置されている。酸化層332は、p型反射ミラー306の最後の1層を側面から酸化して形成したものである。
材料は任意の材料系を採用してよいが、例えば、n型DBR304およびp型DBR306をAlGaAs系とし、発光層336をAlGaInP系とした赤色系のVCSEL330としてもよい。
そして、図11の電流経路に示すように電流が流れることにより、発光領域Pとして示すように発光層336が発光する。
次に、図12を参照して、本実施の形態に係るVCSELアレイ300の作用について説明する。
図12は、本実施の形態に係るVCSELアレイ300を実装基板50に実装した状態を示している。図12おいて、nパッド電極310およびpパッド電極312は、はんだ60を介して各々負電源配線52および正電源配線54に接続されている。そして、同図の電流経路に示すように、電流が正電源配線54 → はんだ60 → pパッド電極312 → 第1の溝350内の配線層320 → pコンタクト電極316c → p型半導体層306 → n型半導体層304 → nコンタクト電極314c → pコンタクト電極316b → p型半導体層306 → n型半導体層304 → nコンタクト電極314b → pコンタクト電極316a → p型半導体層306 → n型半導体層304 → nコンタクト電極314a → 第1の溝350内の配線層320 → 第2の溝352内の配線層320 → nパッド電極310 → はんだ60 → 負電源配線52という経路を辿って流れることにより、各VCSEL330の発光層336が発光領域Pとして発光する。この発光領域Pは、図11における発光領域Pに対応している。
ここで、例えば、VCSEL330cにおいてp型半導体層306からn型半導体層304に流れた電流は、電流遮断溝360cによってブロックされ、次のVCSEL330bの側面に沿ってp型半導体層306まで持ち上げられ、再びn型半導体層304に流れる。VCSEL330b、およびVCSEL330aにおける電流の流れも同様である。
このようにして、各VCSEL330に順次電流が流れ各VCSEL330は発光する。
また、電流遮断溝360は第1の溝350に連結されているので、各VCSEL330の能動領域は、半絶縁性の基板302、電流遮断溝360および第1の溝350で区画される閉じた領域に存在する。すなわち、各VCSEL330の能動領域はそれぞれに個別化されている。
図12に示すように、第1の溝350は、各VCSEL330の発光層336(図11も参照)、各nコンタクト電極314および各pコンタクト電極316を取り囲んで形成されている。したがって、VCSELアレイ300の側面S5および側面S6はVCSEL330の能動領域から分離され、電気的に不活性な領域となっている。
そして、本実施の形態に係るVCSELアレイ300では、さらに第2の溝352が設けられているので、第1の溝350の外側のn型半導体層304あるいはp型半導体層306通ってのpパッド電極312からnパッド電極310に抜ける電流のパス(通路)が遮断されている。
以上のとおり、本実施の形態に係るVCSELアレイ300は、図12に示すように、
両側面S5およびS6において同時に這い上がりを生じても、正電源配線54と負電源配線52との間に短絡が生ずることはない。
次に、図13および図14を参照して、本実施の形態に係るVCSELアレイ300の製造プロセスについて説明する。図13および図14は、本実施の形態に係るVCSELアレイ300が多面付けされて形成された半導体ウエハ(図示せず)の一部の断面図を示している。
まず、基板302にn型半導体層304(n型DBR)およびp型半導体層306(p型DBR)をこの順に積層する(図13(a))。
次に、マスクを用いてpコンタクト電極316を蒸着する(図13(b))。
次に、マスクを用いてp型半導体層306からn型半導体層304の一部までを削る第1エッチングを行い、その後、pコンタクト電極316を設けた半導体ポストの側面からp型半導体層306の一部を酸化することにより、電流狭窄層334を形成するための酸化層332を形成する(図13(c))。
次に、第1の溝350、第2の溝352、および電流遮断溝360を形成するための第2エッチングを行う(図13(d))。
次に、表面全体に層間絶縁膜308を形成する(図13(e))。
次に、n型半導体層304とのコンタクトをとるための開口Oを形成するために、層間絶縁膜308の一部をマスクを用いてエッチングする(図14(f))。
次に、マスクを用いてn型側(負電源側)の配線320を蒸着する(図14(g))。
次に、表面全体に層間絶縁膜308を形成する(図14(h))。
次に、マスクを用いて層間絶縁膜308をエッチングしてnパッド電極310を形成する(図14(i))。
次に、マスクを用いて、p型側(正電源側)の配線320を蒸着する(図14(j))。
次に、図14(j)の記号Dが付された三角で示すスクライブ(けがき)ラインに沿ってスクライブした後劈開し、個別のVCSEL330のチップにダイシング(個片化)する(図14(k))。
ダイシングする方法としては、劈開の他、エッチングによる方法、あるいはダイシングソーを用いたブレードダイシングによる方法等があり、目的・用途に応じて使い分ければよい。
以上のように、本実施の形態に係るVCSELアレイ300によっても、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができる半導体発光素子が得られる。
なお、矩形状の第1の溝350のうち、電流遮断溝360aに平行で電流遮断溝360aに近いほうの辺T(図8参照)は省略してもよい。第1の溝350のうち辺Tの部分は電流遮断溝360aで兼用してもよいからである。
[第4の実施の形態]
図15(a)に、本実施の形態に係るLED500の底面図、同図(b)に同図(a)におけるG−G’線断面図を各々示す。また、図16は、LED500を実装基板に実装した状態を、図15(a)におけるH−H’線断面図を用いて示す断面図である。
本実施の形態は、図5に示す第2の実施の形態に係るLED200における第1の溝150および第2の溝152を一体化した場合の形態例である。すなわち、LED200における第2の溝152を削除し、代わりに第1の溝150と連結された第3の溝154および第4の溝156を設けている。
図15(b)に示すように、第1の溝150は、LED500の図示しない発光層、nコンタクト電極114およびpコンタクト電極116を取り囲んで形成されている。したがって、LED500の側面S7および側面S8はLED500の能動領域から分離され、電気的に不活性な領域となっている。
そして、本実施の形態に係るLED500では、さらに第3の溝154、第4の溝156が設けられているので、図16に示すように、第1の溝150の外側のn型半導体層104あるいはp型半導体層106通ってのpパッド電極112からnパッド電極110に抜ける電流のパスが遮断されている。
以上のように構成された本実施の形態に係るLED500は、図16に示すように両側面S7およびS8において同時に這い上がりを生じても、正電源配線54と負電源配線52との間に短絡が生ずることはない。
以上のように、本実施の形態に係るLED500によっても、半導体層が露出する側面に、ペースト状の接合材が回り込んでも短絡の発生を抑制することができる半導体発光素子が得られる。また、本実施の形態によれば、第2の溝の形成がより簡略化される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施の形態は、クレーム(請求項)に係る発明を限定するものではなく、
また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態においては、半絶縁性の基板としてGaAs基板を適用した形態を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、適用する半導体発光素子の材料系に応じてSi基板、サファイア基板等を用いた形態としてもよい。
また、上記各実施の形態においては、絶縁性または半絶縁性の基板を用い、該基板まで到達する溝を形成する形態を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、絶縁性または半絶縁性の基板上に絶縁または半絶縁性の層を設け、該絶縁または半絶縁性の層まで到達する溝を形成してもよい。
また、上記各実施の形態においては、本発明を、基板上にn型半導体層およびp型半導体層をこの順序で積層した半導体発光素子に適用する形態を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、この積層順序を入れ替えた半導体発光素子についても同様に適用される。
また、上記各実施の形態においては、nパッド電極およびpパッド電極を第1の溝の外部に設ける形態を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方または双方とも第1の溝内に設けた形態としてもよい。かかる形態によっても上記各実施の形態と同様の効果を奏する。
さらに、上記各実施の形態においては、nパッド電極およびpパッド電極を半導体発光素子の両端に配置する形態を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1の溝あるいは第2の溝との配置関係で上述した効果を奏するかぎりいずれの位置に配置してもよい。
また、上記各実施の形態においては、矩形状の第1の溝、および直線状の第2の溝を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらを任意の形状としてよい。例えば、目的・用途等に応じ、第1の溝を円形状や楕円形状とし、第2の溝を折れ線状や弧状としてもよい。
また、上記各実施の形態における第1の溝ないし第4の溝の配置関係も例示にすぎず、
例えば、第2の溝を第1の溝とpパッド電極との間に配置してもよい。また、第3の溝と第4の溝の第1の溝に対する位置は、第4の実施の形態のように直線上に配置する必要もなくそれらをずらして配置してもよい。さらに、目的・用途に応じて第2の溝だけを有する形態としてもよい。
また、上記第3の実施の形態においては、第1の溝と電流遮断溝でVCSELアレイの各VCSELに流れる電流を区画したが、本発明はこれに限定されるものではなく、円柱状の各VCSELの周囲を電流遮断溝で取り囲み、各VCSELに流れる電流を区画してもよい。この場合、かかる構成によりVCSELアレイの側面が能動領域から分離されるので、第1の溝は省略してもよい。
さらに、上記各実施の形態を種々組み合わせて本発明を構成してもよく、例えば、第3の実施の形態のVCSELアレイに、第1の実施の形態における第1の溝のみを適用してもよいし、また第4の実施の形態における第3の溝および第4の溝を適用してもよい。
10 LED
12 基板
14 n型半導体層
16 p型半導体層
18 層間絶縁膜
20 nパッド電極
22 pパッド電極
24 nコンタクト電極
26 pコンタクト電極
28 配線層
50 実装基板
52 負電源配線
54 正電源配線
60 はんだ
100 LED
102 基板
104 n型半導体層
106 p型半導体層
108 層間絶縁膜
110 nパッド電極
112 pパッド電極
114 nコンタクト電極
116 pコンタクト電極
120 配線層
150 第1の溝
152 第2の溝
154 第3の溝
156 第4の溝
200 LED
300 VCSELアレイ
302 基板
304 n型半導体層
306 p型半導体層
308 層間絶縁膜
310 nパッド電極
312 pパッド電極
314a,314b,314c nコンタクト電極
316a、316b、316c pコンタクト電極
320 配線層
330aから330i VCSEL
332 酸化層
334 電流狭窄層
336 発光層
350 第1の溝
352 第2の溝
360a,360b,360c 電流遮断溝
410,420,430 VCSELアレイ等価回路
500 LED
902、904 電源端子
906 電流原
P 発光領域
O 開口
S1からS8 側面

Claims (7)

  1. 絶縁性または半絶縁性の基板と、
    前記基板上に積層された第1導電型の第1半導体層、及び前記第1半導体層上に積層されて前記第1半導体層の一部の領域との間に発光部を形成する第2導電型の第2半導体層を含む積層体と、
    前記第1半導体層と配線との接続部、及び前記第2半導体層と配線との接続部からなる一対の接続部と、
    前記第2半導体層側から前記積層体を貫通して前記基板まで到達し、前記発光部及び前記一対の接続部を含む部位を囲む囲み溝と、
    を含む半導体発光素子。
  2. 前記第2半導体層側から前記積層体を貫通して前記基板まで到達し、前記基板の端面側に露出した前記積層体の端面を複数に分割する位置で前記積層体の前記囲み溝の外側の領域を分割する分割溝を含む
    請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記分割溝を、前記囲み溝と連結させるか、または前記囲み溝と離間させて設けた
    請求項2記載の半導体発光素子。
  4. 前記積層体の前記第2半導体層側に、前記一対の接続部の一方に接続された外部端子及び他方に接続された外部端子を設けた
    請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の半導体発光素子。
  5. 前記積層体の前記第2半導体層側の前記分割溝で分割された領域の各々に、前記一対の接続部の一方に接続された外部端子及び他方に接続された外部端子を設けた
    請求項2〜請求項4のいずれか1項記載の半導体発光素子。
  6. 前記第1半導体層および前記第2半導体層は各々反射鏡を含み、
    前記発光部は、前記第1半導体層の反射鏡と前記第2半導体層の反射鏡との間に設けられた発光層で構成され、
    前記発光層、前記第1半導体層の反射鏡、および前記第2半導体層の反射鏡は、前記発光層において発光した光を前記基板側から出射する面発光レーザとして構成されている
    請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の半導体発光素子。
  7. 前記発光部を複数設け、前記一対の接続部を複数の発光部の各々に対応させて設けた
    請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の半導体発光素子。
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