JP2008233488A - 位相シフトマスクの製造方法および位相シフトマスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板上に、半透過膜と遮光膜と、必要に応じて塩素系ガスのエッチングを停止する中間膜とを設け、ドライエッチングガスとして塩素系ガスとフッ素系ガスを交互に組み合わせて、順次、下層に損傷を与えないようにパターン化していく製造方法を特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明の位相シフトマスクを用いることにより、ウェハ上のハーフピッチ65nm以下の半導体素子の露光転写において、種々の線幅、ピッチのラインとスペースパターンあるいは孤立パターン、またはホールやドットパターンを1回の露光により、全てのパターンを高い解像性でウェハ上に形成することが可能となる。
(位相シフトマスクの製造方法)
本実施形態は、透明基板上にマスクパターンを有し、該マスクパターンが、露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域と、露光光を上記の第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域と、を有する位相シフトマスクの製造方法である。
例えば、モリブデンシリサイド化合物を主成分とする半透過膜として、モリブデンシリサイド(MoSi)、モリブデンシリサイド酸化膜(MoSiO)、モリブデンシリサイド窒化膜(MoSiN)、モリブデンシリサイド酸化窒化膜(MoSiON)等のモリブデンシリサイド系薄膜が挙げられる。また第1の半透過膜13としては、酸化窒化シリコン(SiON)系薄膜も挙げられる。
たとえば、クロムを遮光膜とした場合には、45nm〜100nm程度の範囲の膜厚で用いられるが、微細パターンを形成するためには、膜厚は小さいほうがより好ましい。遮光膜14の膜厚が45nm未満では、マスク作製後の遮光性が不十分となり、一方、膜厚が100nmを超えると遮光膜パターンとしての解像力が低下するからである。
遮光膜14は、遮光膜14がクロム系薄膜である場合には、従来公知の塩素、あるいは塩素と酸素の混合ガスをエツチングガスとして用いることによりドライエッチングを行なうことができる。
第1の半透過膜13は、半透過膜13がモリブデンシリサイド系薄膜または酸化窒化シリコン系薄膜である場合には、CF4 、CHF3 、C2 F6等のフッ素系ガス、あるいはこれらの混合ガス、あるいはこれらのガスに酸素を混合したガスをエツチングガスとして用いることにより第1の半透過膜13を選択的にドライエッチングを行なうことができる。
また、本発明において、所定の掘り込み深さの途中までとは、後工程でレジストパターンを剥離した側の全面をフッ素系ガスでドライエッチングし、第1の半透過膜をエッチング除去したときに、第2の半透過膜も一定深さにエッチングされるので、そのエッチング深さ分を予め差し引き、所定の掘り込み深さの途中の深さまでとするものである。したがって、後工程で行なうフッ素系ガスによる全面ドライエッチングの後に、エッチング深さが所定の深さとなるものであり、このとき、エッチング部分の第2の半透過膜が除去されるように予め設定するものである。
本実施形態は、透明基板上にマスクパターンを有し、該マスクパターンが、露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域と、を少なくとも有する位相シフトマスクの製造方法である。
例えば、クロムを主成分としたクロム系薄膜がマスクブランクのコスト、品質上からより好ましい。クロム系薄膜は、通常、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロムの中から選ばれる材料の単層膜が用いられるが、それらのクロム系材料の中でも、成膜が容易で汎用性の高いクロム膜、または膜応力の低減が容易な窒化クロム膜がより好ましい。クロム系薄膜を半透過膜として用いる場合の膜厚は、3nm〜35nmの範囲が好ましい。 3nm未満だと下層の透明基板をフッ素系ガスでエッチングするときの耐性が不十分となり、一方、35nmを超えると半透明膜としての露光光透過性が低下するからである。
例えば、クロムを遮光膜34とした場合には、45nm〜100nm程度の範囲の膜厚で用いられるが、微細パターンを形成するためには、膜厚は小さいほうがより好ましい。遮光膜34の膜厚が45nm未満では、マスク作製後の遮光性が不十分となり、一方、膜厚が100nmを超えると遮光膜パターンとしての解像力が低下するからである。
遮光膜34がクロムである場合には、遮光膜34は塩素、あるいは塩素と酸素の混合ガスをエッチングガスとして用いることによりドライエッチングを行なうことができる。
中間膜36がモリブデンシリサイド系薄膜または酸化窒化シリコン系薄膜である場合には、中間膜36はCF4 、CHF3 、C2 F6等のフッ素系ガス、あるいはこれらの混合ガス、あるいはこれらのガスに酸素を混合したガスをエッチングガスとして用いることによりドライエッチングを行なうことができる。
第1の半透過膜33がクロム系薄膜である場合には、第1の半透過膜33は塩素、あるいは塩素と酸素の混合ガスをエッチングガスとして用いることにより選択的にドライエッチングを行なうことができる。このとき遮光膜パターン34aは第一のレジストパターン35で覆われているので、サイドエッチングはほとんど入らない。
本実施形態において、所定の掘り込み深さの途中の意味は、第1の実施形態で説明した意味と同じである。
図6は、上記の図5(c)に続く図であり、本発明の位相シフトマスクの製造方法の第3の実施形態の製造工程を示す部分断面模式図である。以下、図面を参照しながら説明する。
本発明の位相シフトマスクは、上記の実施形態で述べた本発明の位相シフトマスクの製造方法で製造されたことを特徴とするものである。以下、実施形態について図面を参照して説明するが、各図面の符号は、本発明の位相シフトマスクの製造方法で示した符号と同じ符号を用いている。
図7は、本発明の位相シフトマスクの製造方法の第1の実施形態で製造した本発明の位相シフトマスクの第1の実施形態の一例を示す断面模式図である。
図7に示すように、本実施形態の位相シフトマスク20は、透明基板11上に露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域21と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域23と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域22とを有する位相シフトマスク20である。
本発明の位相シフトマスクの製造方法で説明したように、本実施形態の位相シフトマスクは、第2の半透過膜パターン12aとして透明基板11を用いた構成とすることも可能である。
図8は、本発明の位相シフトマスクの製造方法の第2の実施形態で製造した本発明の位相シフトマスクの第2の実施形態の一例を示す断面模式図である。
図8に示すように、本実施形態の位相シフトマスク40は、透明基板31上に露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域41と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域43と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域42と、を少なくとも有する位相シフトマスク40が得られる。
本実施形態の位相シフトマスクは、上記の第1の実施形態と同じく、第2の半透過膜パターン32aとして透明基板31を用いた構成とすることも可能である。
図9は、本発明の位相シフトマスクの製造方法の第3の実施形態で製造した本発明の位相シフトマスクの第3の実施形態の一例を示す断面模式図である。
図9に示すように、本実施形態の位相シフトマスク60は、透明基板31上に露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域41と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域42と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域42と、露光光を前記第1の所望の透過率より小さい第3の透過率で透過し位相を反転させる第3の位相シフトパターン領域44とを有し、位相シフトパターン領域が露光光を3種類の透過率で透過する位相シフトマスクである。
本実施形態の位相シフトマスクは、上記の第1の実施形態と同じく、第2の半透過膜パターン32aとして透明基板31を用いた構成とすることも可能である。
本発明の第1の実施形態の実施例について説明する。光学研磨した6インチ角、0.25インチ厚の透明な合成石英基板を洗浄し、その一主面上に第2の半透過膜として酸化窒化シリコン(SiON)を膜厚110nmで成膜し、続いて第1の半透過膜としてモリブデンシリサイドを以下の条件で膜厚25nmで成膜形成した。、露光光はArFエキシマレーザ(193nm)用で、形成した第2の半透過膜の透過率は91%、第1の半透過膜の透過率は、第2の半透過膜に積層された状態で6%とした。
<半透過膜のスパッタリング条件>
成膜装置: プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
・酸化窒化シリコンの成膜
ターゲット: シリコン
ガス: アルゴンガス+酸素ガス+窒素ガス
・モリブデンシリサイドの成膜
ターゲット: モリブデン:シリコン=1:4(原子比)
ガス: アルゴンガス+酸素ガス
<遮光膜のスパッタリング条件>
成膜装置: プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
ターゲット: 金属クロム
ガス: アルゴンガス
<クロム遮光膜のエッチング条件>
エッチングガスCl2+O2ガス(2:3)
圧力 10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生) 500W
バイアスパワー(引き出しパワー) 25W
<第1の半透過膜および第2の半透過膜のエッチング条件>
エツチングガス CF4
ガス圧力 10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生) 950W
バイアスパワー(引き出しパワー) 50W
本実施例では、ArFエキシマレーザを用いたときの第2の半透過膜の透過率を透明基板と同じ透過率(ほぼ100%)とするために、第2の半透明膜として透明基板のパターン形成面側を用いた。
<第1の半透過膜のスパッタリング条件>
成膜装置: プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
ターゲット: モリブデン:シリコン=1:4(原子比)
ガス: アルゴンガス+酸素ガス
<クロム遮光膜のエッチング条件>
エッチングガスCl2+O2ガス(2:3)
圧力 10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生) 500W
バイアスパワー(引き出しパワー) 25W
<第1の半透過膜および第2の半透過膜(石英基板)のエッチング条件>
エツチングガス CF4
ガス圧力 10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生) 950W
バイアスパワー(引き出しパワー) 50W
本発明の第2の実施形態の実施例について説明する。本実施例では、上記の実施例2と同様に、ArFエキシマレーザを用いたときの第2の半透過膜の透過率を透明基板と同じ透過率(ほぼ100%)とするために、第2の半透明膜として透明基板のパターン形成面側を用いた。
<第1の半透過膜のスパッタリング条件>
成膜装置:プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
ターゲット:金属クロム
ガス及び流量:アルゴンガス50sccm
スパッタ圧力:0.3パスカル
スパッタ電流:3.5アンペア
<中間膜のスパッタリング条件>
成膜装置:プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
ターゲット:モリブデン:シリコン=1:4(原子比)
ガス及び流量:アルゴンガス50sccm+酸素ガス50sccm
スパッタ圧力:0.3パスカル
スパッタ電流:3.5アンペア
<遮光膜のスパッタリング条件>
成膜装置:プレーナ型DCマグネトロンスパッタリング装置
ターゲット:金属クロム
ガス及び流量:アルゴンガス50sccm
スパッタ圧力:0.3パスカル
スパッタ電流:3.5アンペア
<クロム遮光膜のエッチング条件>
エッチングガス:Cl2+O2ガス(2:3)
圧力:10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生):500W
バイアスパワー(引き出しパワー):25W
<第2の半透過膜(石英基板)のエッチング条件>
エツチングガス:CF4
ガス圧力:10mTorr
ICPパワー(高密度プラズマ発生):950W
バイアスパワー(引き出しパワー):50W
本発明の第3の実施形態の実施例について説明する。本実施例は、上記の実施例3で得られた位相シフトマスクを用いてさらに透過率の異なる第3の位相シフト領域を追加形成した例である。
12、32 第2の半透過膜
12a、32a 第2の半透過膜パターン
12b、31b 第2の位相シフトパターン領域の頂部
12c、31c 第2の位相シフトパターン領域の底部
13、33 第1の半透過膜
13a、33a 第1の半透過膜パターン
14、34 遮光膜
14a、34a 遮光膜パターン
15、35 第1のレジストパターン
16、37 第2のレジストパターン
17、38 第3のレジストパターン
20 第1の実施形態の位相シフトマスク
21 バイナリパターン領域
22 第2の位相シフトパターン領域
23 第1の位相シフトパターン領域
36 塩素系ガスのエッチングを停止する中間膜
36a 中間膜パターン
39 第4のレジストパターン
40 第2の実施形態の位相シフトマスク
41 バイナリパターン領域
42 第2の位相シフトパターン領域
43 第1の位相シフトパターン領域
44 第3の位相シフトパターン領域
60 第3の実施形態の位相シフトマスク
Claims (8)
- 透明基板上にマスクパターンを有し、前記マスクパターンが、露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域と、を有する位相シフトマスクの製造方法であって、
(1)前記透明基板上に、前記露光光を前記第2の所望の透過率で透過する第2の半透過膜、該第2の半透過膜に積層されて用いられたときに前記露光光を前記第1の所望の透過率で透過する第1の半透過膜、前記露光光を遮光する遮光膜、を順に設ける工程と、
(2)前記遮光膜上に第1のレジストパターンを形成し、該第1のレジストパターンをマスクにして、前記遮光膜を塩素系ガスでドライエッチングして遮光膜パターンを形成する工程と、
(3)該第1のレジストパターンと該遮光膜パターンとをマスクにして、前記第1の半透過膜をフッ素系ガスでドライエッチングして第1の半透過膜パターンを形成する工程と、
(4)該第1のレジストパターンと該遮光膜パターンとをマスクにして、前記第2の半透過膜を所定の掘り込み深さの途中までフッ素系ガスでドライエッチングし、次いで該第1のレジストパターンを剥離する工程と、
(5)前記第2の位相シフトパターン領域とする部分を露出させた第2のレジストパターンを形成し、該第2のレジストパターンをマスクにして、露出した遮光膜パターンを塩素系ガスで選択的にドライエッチングして除去し、次いで該第2のレジストパターンを剥離する工程と、
(6)該第2のレジストパターンを剥離した側の全面をフッ素系ガスでドライエッチングし、露出した前記第1の半透過膜パターンをエッチング除去するとともに、前記第2の半透過膜を所定の掘り込み深さまでエッチングし、前記第2の位相シフトパターン領域およびバイナリパターン領域を形成する工程と、
(7)前記第1の位相シフトパターン領域とする部分を露出させた第3のレジストパターンを形成し、該第3のレジストパターンをマスクにして、露出した遮光膜パターンの遮光膜を塩素系ガスで選択的にドライエッチング除去し前記第1の位相シフトパターン領域を形成し、次いで該第3のレジストパターンを剥離する工程と、
を含むことを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。 - 前記第2の半透過膜が、前記透明基板の一部であることを特徴とする請求項1に記載の位相シフトマスクの製造方法。
- 前記第1の半透過膜が、膜厚10nm〜30nmのモリブデンシリサイド系薄膜であり、前記第2の半透過膜が、膜厚100nm〜120nmの酸化窒化シリコン薄膜であることを特徴とする請求項1に記載の位相シフトマスクの製造方法。
- 透明基板上にマスクパターンを有し、前記マスクパターンが、露光光を透過する部分と遮光する部分とからなるバイナリパターン領域と、露光光を0.5〜40%の範囲の第1の所望の透過率で透過し位相を反転させる第1の位相シフトパターン領域と、露光光を前記第1の所望の透過率より大きい第2の所望の透過率で透過し位相を反転させる第2の位相シフトパターン領域と、を少なくとも有する位相シフトマスクの製造方法であって、
(1)前記透明基板上に、前記露光光を前記第2の所望の透過率で透過する第2の半透過膜、該第2の半透過膜に積層されて用いられたときに前記露光光を前記第1の所望の透過率で透過する第1の半透過膜、塩素系ガスのエッチングを停止する中間膜、前記露光光を遮光する遮光膜、を順に設ける工程と、
(2)前記遮光膜上に第1のレジストパターンを形成し、該第1のレジストパターンをマスクにして、前記遮光膜を塩素系ガスでドライエッチングして遮光膜パターンを形成する工程と、
(3)該第1のレジストパターンと該遮光膜パターンとをマスクにして、前記中間膜をフッ素系ガスでドライエッチングして中間膜パターンを形成する工程と、
(4)該第1のレジストパターンと該中間膜パターンとをマスクにして、前記第1の半透過膜を塩素系ガスでドライエッチングして第1の半透過膜パターンを形成する工程と、
(5)該第1のレジストパターンと該遮光膜パターンと該第1の半透過膜パターンとをマスクにして、前記第2の半透過膜を所定の掘り込み深さの途中までフッ素系ガスでドライエッチングし、次いで該第1のレジストパターンを剥離する工程と、
(6)前記第1の位相シフトパターン領域および前記第2の位相シフトパターン領域とする部分を露出させた第2のレジストパターンを形成し、該第2のレジストパターンをマスクにして、露出した該遮光膜パターンを塩素系ガスで選択的にドライエッチングして除去し、次いで該第2のレジストパターンを剥離する工程と、
(7)該第2のレジストパターンを剥離した側の全面をフッ素系ガスでドライエッチングし、露出した前記中間膜パターンをエッチング除去するとともに、前記第2の半透過膜を所定の掘り込み深さまでエッチングし、前記第1の位相シフトパターン領域およびバイナリパターン領域を形成する工程と、
(8)前記第2の位相シフトパターン領域とする部分を露出させた第3のレジストパターンを形成し、該第3のレジストパターンをマスクにして、露出した第1の半透過膜パターンの半透過膜を塩素系ガスで選択的にドライエッチング除去し前記第2の位相シフトパターン領域を形成し、次いで該第3のレジストパターンを剥離する工程と、
を含むことを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。 - 請求項4に記載の位相シフトマスクの製造方法において、前記工程(1)〜(8)に続いて、
(9)第3の位相シフトパターン領域とするバイナリパターン領域の一部を露出させた第4のレジストパターンを形成し、該第4のレジストパターンをマスクにして露出した前記遮光膜パターンを塩素系ガスで選択的にドライエッチングし、前記第1の半透過膜と前記第2の半透過膜と前記中間膜よりなる第3の位相シフトパターン領域を形成し、次いで該第4のレジストパターンを剥離する工程と、
を含み、前記位相シフトパターン領域が、前記露光光を所望の3種類以上の透過率で透過する領域よりなることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。 - 前記第2の半透過膜が、前記透明基板の一部であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の位相シフトマスクの製造方法。
- 前記第1の半透過膜が膜厚3nm〜35nmのクロム系薄膜であり、前記中間膜がモリブデンシリサイド系薄膜または酸窒化シリコン系薄膜であり、前記遮光膜が膜厚45nm〜100nmのクロム系薄膜であることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の位相シフトマスクの製造方法。
- 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の方法で製造されたことを特徴とする位相シフトマスク。
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JP2010191310A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Hoya Corp | 多階調フォトマスクの製造方法、及び半導体トランジスタの製造方法 |
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