JP2008231364A - 非水系顔料インク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着色剤と非水系溶剤を含む非水系顔料インクにおいて、前記着色剤が、顔料と分散剤とアミン化合物との顔料複合体であって、前記アミン化合物が、1分子中に1級および/または2級アミノ基を2個以上有するジアミンおよび/またはトリアミンであり、かつ、前記分散剤が、前記アミン化合物のアミノ基との反応性を有する反応性官能基を1分子中に2個以上含む分散剤である。
【選択図】なし
Description
このような観点から、顔料をカプセル化して水系媒体に分散させることを可能とした水系顔料インク提案されている(特許文献1、2)。しかし、水系であるが故に、耐水性が悪いという問題は否めない。
この非水系インクは、非水系の溶剤、バインダー樹脂、顔料等から構成される。ここで、インクジェット用顔料インクの問題点の一つは、ヘッド部分での目詰まりである。これを回避するために、たとえば、溶剤の量を増やして、インクの粘度をインクジェット噴射の適正粘度に調整する方法がある。
一方、樹脂量を増やして記録媒体への顔料の固着性、耐擦過性を向上させると、インクが高粘度となって、ノズルの目詰まりが生じやすくなるといった問題がある。
したがって、インクの粘度と顔料固着性のどちらかを優先して調整を図っているのが現状である。
さらに別の本発明は、顔料と、1級および/または2級アミノ基との反応性を有する反応性官能基を1分子中に2個以上含む分散剤と、非水系溶剤とを含む顔料分散体に、1分子中に1級および/または2級アミノ基を2個以上有するジアミンおよび/またはトリアミンであるアミン化合物を加え、前記分散剤と前記アミン化合物とを反応させて得られる着色剤に関する。
インク中の顔料の含有量は、通常0.01〜20重量%であり、印刷濃度とインク粘度の観点から1〜15重量%であることが好ましく、5〜10重量%であることが一層好ましい。
反応性官能基としては、グリシジル基、オキセタン基、イソシアネート基などが挙げられるが、なかでも反応性の観点から、グリシジル基が最も好ましい。
親油性基(媒体親和性基)は、非水系溶剤に対する溶剤親和サイトとなる基であるため、炭素数7以上の炭化水素基であることが好ましく、特に、炭素数12以上の直鎖アルキル基(ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコサニル基、ヘンイコサニル基、ドコサニル基等)、および/または、炭素数8以上の分岐鎖アルキル基(イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、イソステアリル基、tert−オクチル基等)、炭素数7以上の芳香環含有基(ベンジル基、フェニルエチル基等)であることが好ましい。
上記M2に相当するマクロモノマーとしては、市販品として、東亞合成株式会社製「マクロモノマー AA−6」(エステル部分にポリメチルメタクリレート鎖を有するメタクリレート)等が挙げられる。
特に好ましくは、この高分子分散剤は、炭素数12以上の直鎖アルキル基および/または炭素数8以上の分岐鎖アルキル基を有する(メタ)アクリレート(M1)と、3級アミノ基を有する(メタ)アクリレート(M2)と、グリシジル(メタ)アクリレート(M3)とを含むアクリル系共重合体である。
共重合形式は、通常のランダム重合でよく、一部ブロック単位が含まれていてもよく、特に規則性は必要とされない。
分散剤が高分子化合物である場合、その分子量(重量平均分子量)は、インクの吐出性の観点から15000〜35000程度であることが好ましく、20000〜30000程度であることがより好ましい。
この場合、重合後の高分子分散剤の分子量を上記好ましい範囲とするために、重合時に連鎖移動剤を併用することが有効である。連鎖移動剤としては、たとえば、n−ブチルメルカプタン、ラウリルメルカプタン、ステアリルメルカプタン、シクロヘキシルメルカプタンなどのチオール類が用いられる。
重合開始剤としては、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等のアゾ化合物、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート(パーブチルO、日本油脂(株)製)等の過酸化物など、公知の熱重合開始剤を使用することができる。
溶液重合に用いる重合溶媒には、たとえば石油系溶剤(アロマフリー(AF)系)などを使用できる。この重合溶媒は、そのままインクの非水系溶剤として使用できる溶媒(後述)のなかから1種以上を選択することが好ましい。
重合反応に際し、その他、通常使用される重合禁止剤、重合促進剤、分散剤等を反応系に添加することもできる。
インク総量に対しては、分散剤は、0.5〜10重量%程度含まれていることが好ましく、1〜5重量%であることが一層好ましい。
このアミン化合物1分子中に含まれるアミノ基の数は、印刷物(表側)の画像濃度の観点から、実験的に3個以下であることが好ましく、2個であることが最も好ましい。
さらに、このアミン化合物は、ハンドリング性の観点から、常温で液体のものを用いることが好ましい。常温で固体あるいは粘稠性の高いアミン化合物を使用する場合は、必要に応じて使用時に加温することが好ましい。
なかでも、R1およびR2のどちらか少なくとも一方は、保存安定性の観点から、炭素数12以上の置換または無置換の直鎖または分岐鎖アルキル基であることがより好ましい。さらに、アルキル基は不飽和結合を持たない飽和アルキル基であることが好ましい。
市販品としては、広栄化学工業(株)製の各種ジアミン、ライオンアクゾ(株)製の商品名「デュオミン」シリーズ(デュオミンC、CD、M、O、OX、T、HT等)、花王(株)製の商品名「ジアミンR−86」、「ジアミンRRT」、日本油脂(株)製の商品名「アスファゾール#10、#20」等が挙げられる。
なかでも、R1、R2およびR3のいずれか1以上が、保存安定性の観点から、炭素数12以上の置換または無置換の直鎖または分岐鎖アルキル基であることがより好ましい。さらに、アルキル基は不飽和結合を持たない飽和アルキル基であることが好ましい。
市販品としては、広栄化学工業(株)製の各種トリアミン、ライオンアクゾ(株)製の商品名「トリアミン」シリーズ(トリアミンC、OV、T、Y12D、YT等)を好ましく用いることができる。
インク総量に対しては、アミン化合物は、0.1〜5重量%程度含まれていることが好ましく、0.5〜1.5重量%であることが一層好ましい。
さらに、油性溶剤への溶解性や、画像の裏抜け防止の観点から、分子量100以下のカルボン酸であることがさらに好ましい。これは、カルボン酸の分子量が大きすぎると分子の非極性部分の割合が高くなって、油性溶剤への親和性が高まるため、顔料複合体が溶剤に伴われて紙内部に浸透しやすくなるためではないかと推測できる。
したがって、分子量100以下のモノカルボン酸を最も好ましく用いることができ、具体的には、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、および酪酸のなかから選ばれる1種以上を好ましく使用できる。
フリーのアミノ基の酸アミド変性は、常温でも進行するが、80〜100℃程度に加温して行うことが好ましい。また、反応後の過剰のカルボン酸は、エバポレータ等の溶剤蒸留装置を用いて流去することが好ましい。
顔料と分散剤と非水系溶剤とを含む顔料分散体は、これら3者を混合し、ボールミル、ビーズミル等の任意の分散手段を用いて顔料を分散させることにより、好ましく得ることができる。
ここで、あまり低温下で両者が反応をするようでは、両者の混合時の反応を防ぐために冷却下で混合する必要があり、むしろ非効率的である。したがって、両者は、熱を加えた状態で反応するものであることが好ましい。すなわち、分散剤の反応性官能基は、アミノ基との熱時反応性を有する官能基であって、分散剤とアミン化合物との反応は加熱反応(熱時反応)であることが好ましい。
たとえば、非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤としては、たとえば、日本石油(株)製「テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、AF−7」、Exxon社製「Isopar(アイソパー)G、IsoparH、IsoparL、IsoparM、ExxolD40、ExxolD80、ExxolD100、ExxolD130、ExxolD140」等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、日本石油(株)製「日石クリーンソルG」(アルキルベンゼン)、Exxon社製「ソルベッソ200」等を好ましく挙げることができる。
これらの非水系溶剤は、単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
具体的には、顔料分散剤、消泡剤、表面張力低下剤等として、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、または高分子系、シリコーン系、フッ素系の界面活性剤をインクに含有させることができる。
酸化防止剤を配合することにより、インク成分の酸化を防止し、インクの保存安定性を向上させることができる。酸化防止剤としては、たとえば、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、イソアスコルビン酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜二チオン酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウムを用いることができる。
高い吐出安定性と普通紙での高濃度化、および低温環境下での保存安定性の観点から、酸価エチレンの付加モル数(上記一般式におけるxとyの合計量)は2〜8であることが好ましく、3〜7であることがより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルアミンを配合する場合のインク中への配合量は、高い吐出安定性と普通紙での高濃度化の観点から、1.0〜5.0重量%であることが好ましい。
さらに、このアミン化合物は、1分子中に2個以上のアミノ基を有するものであって、それ自身が極性の高い化合物であるので、これが顔料を取り囲むように存在することにより、顔料の非水系溶剤に対する溶剤リリース性が高まり、その結果、高い印刷物濃度が得られ、かつ、裏面へのインクの裏抜けが防止できると推測できる。
加えて、ジアミンおよびトリアミンは非水系溶剤に可溶であってハンドリング性がよいとの利点があるが、顔料と分散剤とアミン化合物とが顔料複合体を形成することにより溶剤に不溶化する。その結果、記録媒体にインクが転移した際、溶剤のリリース速度が速くなり、インクの裏抜けが防止できることも考えられる。
印刷方法は、特に限定されないが、インクジェット記録装置を用いて行われることが好ましい。インクジェットプリンタは、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式など、いずれの方式のものであってもよい。インクジェット記録装置を用いる場合は、デジタル信号に基づいてインクジェットヘッドから本発明に係るインクを吐出させ、吐出されたインク液滴を記録媒体に付着させるようにする。
<分散剤の合成>
500ml四つ口フラスコに、ベヘニルメタクリレート(日本油脂(株))32.1g、ラウリルメタクリレート(日本油脂(株))57.9g、ジメチルアミノエチルメタクリレート(和光純薬工業(株))5.0g、グリシジルメタクリレート(日本油脂(株))5.0gを混合し、さらにアゾ系重合開始剤として V−65(和光純薬工業(株))1.5g、連鎖移動剤として ステアリルメルカプタン(和光純薬工業(株))0.9g、 AF7(AFソルベント7号、ナフテン系溶剤、新日本石油(株))230.9gを加え、61℃±3℃の条件下で、還流させながら5時間反応を行って、分散剤溶液A(固形分30%)を得た。反応後に、重合禁止剤としてメトキノン(p−メトキシフェノール)を微量(0.002g)添加した。
250mlのポリプロピレン製容器に、上記の分散剤溶液Aを54.0g、黒色顔料MA11(三菱化学(株)製カーボンブラック、一次粒子径29nm)30.0g、希釈溶剤としてIOP(パルミチン酸イソオクチル、日光ケミカルズ(株))66.0gを混合し、ジルコニアビーズ(直径0.5mm)450gを入れて、ロッキングミル((株)セイワ技研)にて 60分間分散し、顔料分散体を得た。
得られた着色剤溶液に、AF7(上記同)88.3gおよびIOP(上記同)60.3g加え、内容物を3.0μmおよび0.8μmのメンブランフィルターで濾過してゴミおよび粗大粒子を取り除いて、実施例1のインクを得た。
表1に示した組成で、上記実施例1と同様にして、各インクを製造した。カルボン酸を使用しない場合は、顔料分散体とアミン化合物とを反応させた後、得られた着色剤溶液に溶剤を加えてインクとした。表1に、各成分の商品名、製造元等を併せて記載した。製造元の記載のない試薬は、すべて和光純薬工業(株)製である。トリアミンY12Dは、アルキル組成C12が98%であるアミン価335〜365のアルキルトリアミンである。また、PEG2(3−AP)Tは、分子量約1500のジアミンである。
<保存安定性>
各インクを密閉容器に入れて、70℃の環境下で4週間放置し、その後インクの粘度変化および粒度変化を測定し、その測定結果を以下のように評価した。
粘度変化率:
[(4週間後の粘度値×100)/(粘度の初期値)]−100(%)
粒度変化率:
[(4週間後の粒度値×100)/(粒度の初期値)]−100(%)
粘度変化率および粒度変化率がどちらも5%未満のものを○、粘度変化率または粒度変化率の少なくとも一方が5%以上10%未満のものを△、粘度変化率または粒度変化率の少なくとも一方が10%以上のものを×とした。
各インクを、密閉容器に入れて−5℃の環境下で3日間放置し、その後インクの粘度変化および粒度変化を測定し、その測定結果を以下のように評価した。
粘度変化率:
[(3日後の粘度値×100)/(粘度の初期値)]−100(%)
粒度変化率:
[(3日後の粒度値×100)/(粒度の初期値)]−100(%)
粘度変化率および粒度変化率がどちらも5%未満のものを○、粘度変化率または粒度変化率の少なくとも一方が5%以上10%未満のものを△、粘度変化率または粒度変化率の少なくとも一方が10%以上のものを×とした。
各インクを、インクジェット記録装置「HC5000」(理想科学工業(株))に装填し、普通紙(理想用紙薄口(理想科学工業(株))に印字して、印刷物を得た。HC5000は、300dpiのライン型インクジェットヘッド(各ノズルが約85μm間隔で並ぶ)を使用し、主走査方向(ノズルが並んでいる方向)に直交する副走査方向に用紙を搬送して、印字を行うシステムである。
得られた印刷物の印刷面(表)のOD値を光学濃度計(RD920、マクベス社製)で測定して、1.1以上のものを○、1.0以上1.1未満のものを△、1.0未満のものを×として評価した。
上記得られた印刷物の非印刷面(裏)を目視で観察し、目立った裏抜けが無いものを○、裏抜けはあるが軽度のものを△、裏抜けが目立つものを×として評価した。
上記得られた印刷物を放置して、1日経過後のベタ部のOD値を光学濃度計(RD920、マクベス社製)で測定した。その後ベタ部を、プラスチック製消しゴムを使用して、約9Nの荷重をかけて5往復擦り、再度OD値を測定した。消しゴムで擦る前と後の濃度差が0.02未満のものを○、濃度差が0.02以上0.1未満のものを△、濃度差が0.1以上のものを×として評価した。
以上の結果を、同じく表1に示す。
Claims (10)
- 着色剤と非水系溶剤を含む非水系顔料インクにおいて、
前記着色剤が、顔料と分散剤とアミン化合物との顔料複合体であって、
前記アミン化合物が、1分子中に1級および/または2級アミノ基を2個以上有するジアミンおよび/またはトリアミンであり、かつ、
前記分散剤が、前記アミン化合物のアミノ基との反応性を有する反応性官能基を1分子中に2個以上含む分散剤である、非水系顔料インク。 - 前記ジアミンが、一般式(1)NHR1−(X)n−NHR2(式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素または任意の1価の基であり;Xは直鎖アルキル鎖、分岐鎖アルキル鎖、エチレンオキシド鎖、プロピレンオキシド鎖、またはブチレンオキシド鎖のいずれかである少なくとも1種の炭素数3以上の、置換されていてもよい2価の基であり;nは1以上の整数である。)で表されるジアミンであり、
前記トリアミンが、一般式(2)NHR1−(X)n−NR3−(Y)m−NHR2(式(2)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に水素または任意の1価の基であり;XとYはそれぞれ独立に直鎖アルキル鎖、分岐鎖アルキル鎖、エチレンオキシド鎖、プロピレンオキシド鎖、またはブチレンオキシド鎖のいずれかである少なくとも1種の炭素数3以上の、置換されていてもよい2価の基であり;nおよびmはそれぞれ独立に1以上の整数である。)で表されるトリアミンである、請求項1記載の非水系顔料インク。 - 前記一般式(1)のジアミンにおいて、R1およびR2のいずれか一方または双方が炭素数12以上の、置換されていてもよい直鎖または分岐鎖アルキル基であり、
前記一般式(2)のトリアミンにおいて、R1、R2およびR3のいずれか1以上が炭素数12以上の、置換されていてもよい直鎖または分岐鎖アルキル基である、請求項2記載の非水系顔料インク。 - 前記アミン化合物のアミノ基のうち、前記分散剤の反応性官能基との反応に関与していないアミノ基が、分子量100以下のモノカルボン酸との酸アミドを形成している、請求項1〜3のいずれか1項記載の非水系顔料インク。
- 前記分散剤の反応性官能基が、グリシジル基である、請求項1〜4のいずれか1項記載の非水系顔料インク。
- 前記分散剤が、さらに、溶媒親和サイトとなる親油性基と、顔料吸着サイトとなる顔料吸着性官能基とを含む高分子分散剤である、請求項1〜5のいずれか1項記載の非水系顔料インク。
- 前記高分子分散剤の親油性基が炭素数7以上の炭化水素基であり、かつ、吸着性官能基がアミノ基である、請求項6記載の非水系顔料インク。
- 前記高分子分散剤が、親油性基を含むモノマー(M1)と、顔料吸着性官能基を含むモノマー(M2)と、1級および/または2級アミノ基との反応性を有する反応性官能基を含むモノマー(M3)とを含む共重合体である、請求項6または7記載の非水系顔料インク。
- 請求項1〜8のいずれか1項記載の非水系顔料インクを用いて印刷された印刷物。
- 顔料と、1級および/または2級アミノ基との反応性を有する反応性官能基を1分子中に2個以上含む分散剤と、非水系溶剤とを含む顔料分散体に、1分子中に1級および/または2級アミノ基を2個以上有するジアミンおよび/またはトリアミンであるアミン化合物を加え、前記分散剤と前記アミン化合物とを反応させて得られる着色剤。
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