JPH11148033A - アルコール類を含むインキ組成物 - Google Patents

アルコール類を含むインキ組成物

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JPH11148033A
JPH11148033A JP10258757A JP25875798A JPH11148033A JP H11148033 A JPH11148033 A JP H11148033A JP 10258757 A JP10258757 A JP 10258757A JP 25875798 A JP25875798 A JP 25875798A JP H11148033 A JPH11148033 A JP H11148033A
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alcohol
ink
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solid
acoustic
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JP10258757A
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English (en)
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Shadi L Malhotra
エル マルホトラ シャディ
Danielle C Boils
シイ ボイルス ダニエル
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/36Inkjet printing inks based on non-aqueous solvents

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙上に、高品質、耐光性、耐水性をも
ち、かつにじみおよび色じみを最小限とし、印刷画像の
耐久性が優れた音響半固体状ホットメルトインキジェッ
ト用インキ組成物を提供する。 【解決手段】 (1)液状アルコールビヒクル、(2)
固体状アルコール化合物、(3)第4級化合物、(4)
耐光性UV吸収剤、(5)耐光性酸化防止剤、及び
(6)着色料から成るインキ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインキ組成物、更に
詳しく述べるならば、例えば融点が約25℃〜約40
℃、又は約30〜35℃である半固体状ホットメルトイ
ンキに関するものである。このインキは、記録媒体上に
画像を印刷するための音響インキプリンタ(acoustic in
k printer)などの、特に音響インキプロセスに関する、
例えば米国特許第5,121,141号、米国特許第
5,111,220号、米国特許第5,128,726
号、及び米国特許第5,371,531号に述べられて
いるような、音響インキ印刷、方法及び装置に特に有用
である。
【0002】本発明の実施の形態におけるインキは、
(1)沸点が約150℃以上、約350℃以下、詳しく
は約175〜約325℃、更に詳しくは約225〜約3
00℃であり、エネルギー消費を減少させ又は最少とす
る音響損失値が小さく、例えば約60dB/mm以下で
ある、液状非水系ビヒクルと、(2)例えば融点が約7
5℃以下、望ましくは約35〜約74℃であり、エネル
ギー消費を減少させ又は最小とする音響損失値が小さ
く、例えば約100dB/mm以下である、固体状アル
コール添加化合物と、(3)耐水性第4級化合物と、
(4)耐光性UV吸収剤と、(5)耐光性酸化防止剤、
及び(6)染料、顔料、それらの混合物、顔料混合物、
染料混合物、等の着色料、から成るものである。更に詳
しく述べるならば、本発明は、(1)沸点が例えば約1
50℃以上、約350℃以下、望ましくは約170〜約
300℃で、音響損失値が小さく、例えば約60dB/
mm以下、望ましくは約5〜約40dB/mmの範囲に
ある、非水系アルコール液状ビヒクルと、(2)融点が
例えば約75℃以下、望ましくは約35〜約74℃で、
音響損失値が小さく、例えば約100dB/mm以下、
望ましくは約25〜約80dB/mmの範囲にある、非
水系固体状アルコール紙添加化合物と、(3)耐水性第
4級化合物と、(4)UV吸収剤と、(5)酸化防止
剤、及び(6)着色料、から成る半固体状ホットメルト
音響インキ組成物を目的とするものであり、そのインキ
は、普通紙及びコート紙の上に十分な耐久性のある画像
を印刷でき、融解の後処理なしに透明画上に優れた投射
画像を印刷でき、また皺になりにくいなどの長所を持
つ。また、実施の形態においては優れた耐光性、耐水性
を示した。更に、実施の形態においては、本発明のイン
キ中には水が存在しない、又はあってもごく僅かである
ため、水による好ましくない紙の歪みを無くする又は最
小にすることができた。むしろ水が存在しないことは好
都合であり、乾燥過程を省いて、音響インキジェット装
置及び印刷のコストを下げることができる。
【0003】
【従来の技術】音響インキ印刷において、プリントヘッ
ドは音響エネルギープロセスにより、約2.2ピコリッ
トルの微細液滴を発生する。この場合、噴射温度下にお
けるインキの溶融体粘度は約5〜約10センチポアズ又
はそれ以下でなければならない。更に、紙の上に噴射さ
れたインキ画像は、皺になりにくく、にじまず、耐水性
で、透明度及び定着性に優れていなければならない。こ
のような目的に使用されるインキのために、音響ヘッド
においては約1〜約25センチポアズと低い溶融体粘度
を示し、紙上に噴射された後は固体状となるようなビヒ
クルが求められている。音響ヘッドは、通常約180℃
まで、望ましくは約140〜約160℃の温度に耐える
ため、インキのビヒクルは、約75〜約170℃の温度
では約1〜約10センチポアズの粘度の液状で、紙上に
噴射された後は固化又は硬化して、インキの硬度がAS
TM針入度試験法D1321による針入度計での測定
で、例えば約0.1〜約0.5mmの値を示すものが望
ましい。
【0004】室温では固体状で、高温では液状となるイ
ンキを用いたインキジェット印刷法は既知である。例え
ば、本件の参考文献にその内容が全て含まれている、米
国特許第4,490,731号では、紙などの基材上に
印刷するためのある種の固体状インキを供給する装置を
開示している。印刷をしない間に装置内のインキが蒸発
したりこぼれたりすることがないように、室温以上の融
点を持つインキ染料ビヒクルが用いられている。
【0005】ホットメルトインキを用いる、サーマルイ
ンキジェット印刷では、固体状インキを印刷装置内のヒ
ーターで融解し、従来のサーマルインキジェット印刷法
と同様な方法で、液体として用いる。印刷基材上に接す
ると、融解していたインキはすぐに固化するため、毛管
現象により紙に浸透することなく染料が表面に残る。こ
れにより一般的に液状インキを用いた場合より、高い印
刷密度が可能となる。ホットメルトインキジェットはサ
ーマルインキジェットと似ているが、ホットメルトイン
キには溶剤が含まれていない。このためホットメルトイ
ンキは室温では液状でなく、一般に固体状又はワックス
様の粘稠度をもつ半固体状である。このインキは通常、
例えばおよそ100℃で加熱融解し、液状にする必要が
ある。ホットメルトインキを使用する、多くのインキジ
ェットノズルがプリントヘッドに用いられている。イン
キ流路の上流からノズルまで、圧電共振素子を設置し、
圧電振動によりインキをノズルに送る。ホットメルトイ
ンキは基材上に印刷された後、冷やされて再び固化す
る。
【0006】しかし、これら既知のタイプのインキジェ
ット法には、多くの利点と欠点がある。サーマルインキ
ジェット法の利点の一つは、プリントヘッドの電子装置
部分を小さくまとめられることである。サーマルインキ
ジェット法の欠点は、熱いインキが普通紙媒体中へにじ
み易いことであり、このため印刷が不鮮明になったり、
局部的なむらができ、印刷品質に悪影響を及ぼす。イン
キが普通紙媒体中にしみこまないよう、インキから素早
く水分を除くのは、サーマルインキジェット法において
は困難である。
【0007】半固体状ホットメルトインキの利点の一つ
は、コート紙などのコーティングされた基材及びオーバ
ーヘッド用透明画の表面にす早く広がり、写真のような
高品質の画像を印刷できることである。
【0008】また、本件の参考文献にその内容が全て含
まれている、米国特許第4,751,528号では、ヒ
ートポンプと、プラテンを必要な温度に保つため、ヒー
ターとヒートポンプをコントロールする温度調節ユニッ
トとに、電気的に接続されたヒーターと熱電気クーラー
を備えた、温度制御プラテンを含む、半固体状ホットメ
ルトインキジェット装置を開示している。
【0009】更に、本件の参考文献にその内容が全て含
まれている、米国特許第4,791,439号では、半
固体状ホットメルトインキを用いるための、統合的に接
続されたインキジェットヘッドと貯蔵部を持つ装置を開
示している。この貯蔵部は、本質的に熱伝導性のない貯
蔵部外被に差し込まれた、高性能の熱伝導性プレートか
ら成る。
【0010】本件の参考文献にその内容が全て含まれて
いる、米国特許第4,840,674号では、水及び有
機溶媒がその多くを占めるインキ組成物を開示してい
る。その有機溶媒は、例えばテトラメチレンスルホン、
1,1,3,3−テトラメチル尿素、3−メチルスルホ
ラン、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリドンから
成るグループから選ばれ、有機溶媒に可溶な染料を安定
に溶解する。
【0011】本件の参考文献にその内容が全て含まれて
いる、米国特許第5,006,170号及び米国特許第
5,122,187号では、着色料、バインダ、及び推
進剤から成る、インキジェット印刷に適した半固体状ホ
ットメルトインキ組成物を開示している。推進剤として
は、ヒドラジン、環状アミン類、尿素類、カルボン酸
類、スルホン酸類、アルデヒド類、ケトン類、炭化水素
類、エステル類、フェノール類、アミド類、イミド類、
ハロカーボン類、等が挙げられる。
【0012】本件の参考文献にその内容が全て含まれて
いる、米国特許第5,041,161号では、室温で半
固体状のインキジェット用インキを開示している。この
インキは、約45〜約110℃の範囲の加熱温度で衝撃
噴射(impulse jet) される。
【0013】米国特許第4,853,036号及び米国
特許第5,124,718号では、着色料物質と、25
℃における蒸気圧が1mmHg(133Pa)以上の揮
発性溶剤、及び室温で固体状の化合物を必須とする、液
状のインキジェット印刷用インキを開示している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】既知のインキ組成物及
びプロセスは、その意図した目的には適しているが、サ
ーマルインキジェット印刷に適した音響半固体状ホット
メルトインキ組成物が必要とされている。また、様々な
種類の普通紙と化学反応を起こさず、コート紙上に写真
画像を印刷できるような、半固体状ホットメルトインキ
組成物が必要とされている。更に、普通紙上に、高品質
で、耐光性、耐水性を持つ印刷ができる、半固体状ホッ
トメルトインキ組成物が必要とされている。様々な種類
の普通紙上に高品質の文字や図形を低いコストで印刷で
き、このときインキビヒクルが紙組織の中へ染み込んで
も、染料が紙の表面に保持されるような、高品質で速乾
性の印刷ができる半固体状ホットメルトインキジェット
用インキ組成物もまた必要とされている。更に、にじみ
及び混色にじみを最小限とし、印刷画像の耐久性が優れ
た、半固体状ホットメルトインキジェット用インキ組成
物が必要とされている。また、音響インキジェット印刷
法での使用に適した、半固体状ホットメルトインキジェ
ット用インキ組成物が必要とされている。更に、印刷の
前に基材を加熱し、印刷後周囲の温度に冷やす(加熱及
び遅延印刷法)、インキジェット印刷法に適した、半固
体状ホットメルトインキ組成物が必要とされている。比
較的低い染料濃度で、高い光学濃度が得られるような、
インキジェット印刷に適したインキ組成物もまた必要と
されている。印刷後の紙などの印刷基材のゆがみを最小
にする又は無くす、インキジェット印刷用インキ組成物
も必要とされている。これら及び他の必要性も、本発明
の実施の形態におけるインキにより解決できよう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)音響損
失値が約5〜約40dB/mmである液状アルコールビ
ヒクルと、(2)融点が約35〜約74℃、音響損失値
が約25〜約80dB/mmである固体状アルコール成
分と、(3)融点が約40〜約80℃である第4級化合
物と、(4)耐光性UV吸収剤と、(5)耐光性酸化防
止剤、及び(6)着色料から成ることを特徴とする非水
系インキ組成物である。
【0016】また、本発明の他の形態は、(1)液状ア
ルコールビヒクルと、(2)固体状アルコール化合物
と、(3)第4級化合物と、(4)UV吸収剤と、
(5)酸化防止剤、及び(6)着色料から成ることを特
徴とするインキ組成物を含む。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態において、本発明のイ
ンキ組成物は、顔料、染料又はそれらの混合物などの着
色料、及び音響損失値が低く、例えば約60dB/mm
以下、望ましくは約5〜約40dB/mmで、沸点が約
150℃以上、望ましくは約170〜約300℃である
液状ビヒクル、及び、融点が例えば約75℃以下、望ま
しくは約35〜約74℃で、音響損失値が約100dB
/mm以下、望ましくは25〜80dB/mmであり、
インキ染料が紙の繊維中にあまり染み込んでしまわない
よう、紙などの基材の表面を主に滑らかにする固体状ア
ルコール添加物と、耐水性第4級化合物、UV吸収剤化
合物、酸化防止剤から成る。着色料は様々な適切な量で
存在する。
【0018】本発明の実施の形態には、次のものが含ま
れる。(1)音響損失値が約5〜約40dB/mmであ
る液状アルコールビヒクル、(2)融点約35〜約74
℃及び音響損失値約25〜約80dB/mmである固体
状アルコール成分、(3)融点が約40〜約80℃であ
る第4級化合物、(4)耐光性UV吸収剤、(5)耐光
性酸化防止剤、及び(6)着色料から成る、インキ組成
物。;液状アルコールビヒクルが約0.5〜約49、又
は約5〜約25重量%、固体状アルコール成分が約0.
5〜約49、又は約5〜約25重量%、第4級化合物が
約69〜約1、又は約5〜約45重量%、UV吸収剤が
約5〜約0.25、又は約1〜約3重量%、酸化防止剤
が約5〜約0.25、又は約1〜約3重量%、着色料が
約0.5〜約20、約1〜約12、又は約2〜約10重
量%を占め、前述の成分の総計が約100%又は部であ
り、その音響損失値が約10〜約80又は約20〜約7
0dB/mm、粘度が約125〜約165℃の温度にお
いて約1〜約20、望ましくは1〜約10センチポアズ
である、非水系インキ組成物。;液状アルコールビヒク
ルが、(a)環状アルコール類、(b)アルキルアルコ
ール等の脂肪族アルコール類、(c)アミノアルコール
類、(d)ベンジルアルコール類、(e)フェネチルア
ルコール類、等から成るグループより選ばれる、非水系
インキ。;液状アルコール類が、(1)(S)−2−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−シクロ
ヘキシル−1−プロパノール、(2)シクロヘプタノー
ル、(3)シクロヘプタンメタノール、(4)1,4−
シクロヘキサンジメタノール、(5)1,3−シクロヘ
キサンジオール、(6)シクロヘキシルメタノール、及
び(7)3−シクロヘキシル−1−プロパノール、から
成るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述のビ
ヒクルが液状のアルキルアルコールであり、(1)ヘキ
シルアルコール、(2)ヘプチルアルコール、(3)オ
クチルアルコール、(4)ノニルアルコール、(5)デ
シルアルコール、(6)ウンデシルアルコール、(7)
1−ドデカノール、(8)1,5−ペンタンジオール、
及び (9)1,7−ヘプタンジオール、等から成るグ
ループより選ばれる、非水系インキ。;前述の液状アミ
ノアルコール類が、(1)2−(2−アミノエトキシ)
エタノール、(2)2−(2−アミノエチルアミノ)エ
タノール、(3)3−アセチル−1−プロパノール、
(4)アミノ−1−プロパノール、(5)2−アミノ−
1−ブタノール、(6)4−アミノ−1−ブタノール、
(7)2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール、
(8)DL−2−アミノ−1−ヘキサノール、及び
(9)(S)−(−)−N−(tert−ブトキシカル
ボニル)ロイシノール、から成るグループより選ばれ
る、非水系インキ。;前述のベンジルアルコール類が、
(1)ベンジルアルコール、(2)3−メチルベンジル
アルコール、(3)2−メトキシベンジルアルコール、
(4)3−メトキシベンジルアルコール、 (5)4−
メトキシベンジルアルコール、(6)2−エトキシベン
ジルアルコール、(7)3,4,5−トリメトキシベン
ジルアルコール、(8)3−クロロベンジルアルコー
ル、(9)2,4−ジメチルベンジルアルコール、(1
0)2,5−ジメチルベンジルアルコール、及び(1
1)3,5−ジメチルベンジルアルコール、から成るグ
ループより選ばれる、非水系インキ。;前述のフェネチ
ルアルコール類が、(1)フェネチルアルコール、
(2)2−ヒドロキシフェネチルアルコール、(3)3
−ヒドロキシフェネチルアルコール、(4)2−アミノ
フェネチルアルコール、(5)トリフルオロメチルフェ
ネチルアルコール、及び (6)3−フェニル−1−プ
ロパノール、から成るグループより選ばれる、非水系イ
ンキ。;固体状アルコールが、(a)環状アルコール
類、(b)直鎖モノアルコール類、(c)直鎖ジオール
類、(d)ベンジルアルコール類、及び(e)フェネフ
ェニルアルコール類、等から成るグループより選ばれ
る、非水系インキ。;前述の固体状アルコールが環状ア
ルコールであり、(1)(tert−ブトキシカルボニ
ル)−2−ピロリジンメタノール、(2)1,3−ジオ
キサン−5,5−ジメタノール、(3)1−(4−クロ
ロフェニル)−1−シクロペンタンメタノール、(4)
ジシクロヘキシルメタノール、(5)4−tert−ブ
チルシクロヘキサノール、(6)3−アミノメチル−
3,5,5−トリメチルシクロヘキサノール、(7)
2,2,6,6−テトラクロロシクロヘキサノール、
(8)1−アダマンタンエタノール、(9)2−アミノ
−3−シクロヘキシル−(5)−cis−3,5−シク
ロヘキサジエン−1,2−ジオール、及び(10)
(+)−cis−p−メンタン−3,8−ジオール、か
ら成るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述の
固体状モノアルコール類が、(1)5−アミノ−1−ペ
ンタノール、(2)ニトロメタントリスプロパノール、
(3)3−クロロ−1−フェニル−1−プロパノール、
(4)6−アミノ−1−ヘキサノール、(5)2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9,9−ヘプタデカフルオロ−1−ノナノール、
(6)1−テトラデカノール、(7)1−ペンタデカノ
ール、(8)1−ヘキサデカノール、(9)1−エイコ
サノール、(10)1−ドコサノール、(11)11−
ブロモ−1−ウンデカノール、及び(12)12−ブロ
モ−1−ドデカノール、から成るグループより選ばれ
る、非水系インキ。;前述の固体状直鎖ジオール類が、
(1)1,6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オク
タンジオール、(3)1,8−オクタンジオール、
(4)1,9−ノナンジオール、(5)1,10−デカ
ンジオール、(6)1,2−デカンジオール、(7)
1,2−ドデカンジオール、(8)1,2−テトラデカ
ンジオール、(9)2−メチル−2−プロピル−1,3
−プロパンジオール、(10)2,2−ジエチル−1,
3−プロパンジオール、(11)2−(ヒドロキシメチ
ル)−1,3−プロパンジオール、及び(12)2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、から
成るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述の固
体状ベンジルアルコール類が、(1)4−ブトキシベン
ジルアルコール、(2)4−エトキシベンジルアルコー
ル、(3)2−フェニルベンジルアルコール、(4)
2,4−ジメトキシベンジルアルコール、(5)α−メ
チル−2−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、(6)2−クロロ−6−フルオロベンジルアルコー
ル、(7)3−ベンジルオキシベンジルアルコール、
(8)3,5−ジメトキシベンジルアルコール、(9)
2,3−ジメトキシベンジルアルコール、及び(10)
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、から成るグループより選ばれる、非水系インキ。;
固体状フェネフェニルアルコール類が、(1)2−フェ
ニル−2−プロパノール、(2)3−(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−プロパノール、(3)(S)−(−)
−1−フェニル−1−ブタノール、(4)2−アミノ−
1−フェニルエタノール、(5)4−メトキシフェネチ
ルアルコール、(6)3,4−ジメトキシフェネチルア
ルコール、(7)2−フェニル−1,2−プロパンジオ
ール、(8)3−フェノキシ−1,2−プロパンジオー
ル、(9)3−メトキシカテコール、及び(10)シン
ナミルアルコール、から成るグループより選ばれる、非
水系インキ。;第4級化合物が、(1)ベンジルセチル
ジメチルアンモニウム=クロリド一水和物、(2)ベン
ジルステアリルジメチルアンモニウム=クロリド一水和
物、(3)ベンジルテトラデシルジメチルアンモニウム
=クロリド二水和物、(4)セチルピリジニウム=ブロ
ミド一水和物、(5)ヘキサデシルトリブチルホスホニ
ウム=ブロミド、(6)1−ドデシルピリジニウム=ク
ロリド水和物、(7)テトラメチルアンモニウム=フル
オリド四水和物、(8)パーフルオロデシル=ヨージ
ド、及び(9)テトラオクチルホスホニウム=ブロミ
ド、から成るグループより選ばれる、非水系インキ。;
耐光性UV吸収剤が、(1)グリセロール=4−アミノ
ベンゾアート(4−アミノ安息香酸グリセロール)、
(2)レゾルシノール=モノベンゾアート(安息香酸3
−ヒドロキシフェニル)、(3)オクチル=ジメチルア
ミノベンゾアート(ジメチルアミノ安息香酸オクチ
ル)、(4)ヘキサデシル=3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾアート(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシ
ル)、(5)オクチル=サリシレート(サリチル酸オク
チル)、及び(6)オクチル=メトキシシンナマート
(メトキシけい皮酸オクチル)、から成るグループから
選ばれるエステルであるインキ。;耐光性酸化防止剤
が、(1)N−ステアロイル−4−アミノフェノール、
(2)2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレゾー
ル、(3)2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメチ
ルアミノ−4−クレゾール、(4)2,2´−イソブチ
リデン−ビス(4,6−ジメチルフェノール)、(5)
N−イソプロピル−N´−フェニル−フェニレンジアミ
ン、(6)N−(1,3−ジメチルブチル)−N´−フ
ェニル−フェニレンジアミン、(7)N,N´−ジ(2
−オクチル)−4−フェニレンジアミン、(8)N,N
´−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−4−フェニレ
ンジアミン、及び(9)2,4,6−トリス(N−1,
4−ジメチルペンチル−4−フェニレンジアミノ)−
1,3,5−トリアジン、から成るグループから選ばれ
るインキ。;更に、殺生物剤、湿潤剤等のインキ添加剤
を含むインキ。;当該発明のインキを音響インキジェッ
トプリンタに用い、インキを飛沫にして基材上に画像パ
ターンを射出する印刷方法。;本発明のインキの、自由
表面を持つインキ溜りを備えた音響インキプリンタにお
いて、プリントヘッドには、前述のインキの自由表面に
音響放射を収束させ、必要に応じてインキ飛沫を放出す
る、少なくとも一つの飛沫放射器を備えており、焦平面
の限られた直径に焦点を絞った放射でインキ飛沫を発生
させ、基材上に画像パターンを描く印刷方法。;着色料
が適切な量、例えば、約0.5〜約20、又は約2〜約
12重量%であるインキ。;着色料が染料であるイン
キ。;着色料がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク、又はそれらの混合物の染料であるインキ。;(1)
液状アルコールビヒクル、(2)固体状アルコール化合
物、(3)第4級化合物、(4)UV吸収剤、(5)酸
化防止剤、及び(6)着色料から成るインキ組成物。;
前記(1)の液状アルコールの音響損失値が約15〜約
30dB/mmであり、前記(2)の固体状アルコール
の融点が約45〜約65℃及び音響損失値が約40〜約
70dB/mmであり、前記(3)の第4級化合物の融
点が約50〜約65℃であり、その音響損失値が約25
〜約65dB/mm、約120〜約170℃における粘
度が約1〜約20センチポアズであるインキ。
【0019】インキ組成物中に、液状アルコールビヒク
ルは適切な量、例えば約0.5〜約49重量%存在し、
固体状添加物は約0.5〜約49重量%、第4級化合物
は約69〜約1重量%、UV吸収剤は約5〜約0.25
重量%、酸化防止剤は約5〜約0.25重量%、着色料
は約20〜約0.5重量%存在する。インキの組成比
は、例えば、(1)(2)(3)(4)(5)(6)の
順で次のような量の範囲である。[0.5+0.5+6
9+5+5+20=100]〜[49+49+1+0.
25+0.25+0.5=100]
【0020】実施の形態において、インキ組成物中に、
液状アルコールビヒクルは約5〜約45重量%存在し、
固体状アルコール成分は約5〜約45重量%、耐水性第
4級化合物は約65〜約7重量%、UV吸収剤は約5〜
約1重量%、酸化防止剤は約5〜約1重量%、着色料は
約15〜約1重量%存在する。望ましいインキの組成比
は、前述の並び方で次のような量の範囲である。[5+
5+65+5+5+15=100]〜[45+45+7
+1+1+1=100] これらの組成の範囲は、様々
なインキ組成比での、150℃における粘度、150℃
における射出性、画像品質、耐光性、耐水性の実験デー
タをもとに、統計的手段を用いて確立したものである。
【0021】本発明の実施の形態において、インキ組成
物に用いられる脂肪族液状アルコールビヒクルは次のと
おりである。
【0022】(A)以下のような環状アルコール類;
(1)(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)−3−シクロヘキシル−1−プロパノール、
(2)シクロヘプタノール、(3)シクロヘプタンメタ
ノール、(4)1,4−シクロヘキサンジメタノール、
(5)1,3−シクロヘキサンジオール、(6)シクロ
ヘキシルメタノール、及び(7)3−シクロヘキシル−
1−プロパノール。以上は全てアルドリッチ ケミカル
ズ(Aldrich Chemicals)等より入手できる。
【0023】(B)アルキルの炭素数が例えば約1〜約
25である、以下のようなアルキルアルコール類;
(1)ヘキシルアルコール、(2)ヘプチルアルコー
ル、(3)オクチルアルコール、(4)ノニルアルコー
ル、(5)デシルアルコール、(6)ウンデシルアルコ
ール、(7)1−ドデカノール、(8)1,5−ペンタ
ンジオール、及び(9)1,7−ヘプタンジオール。以
上は全てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0024】(C)以下のようなアミノアルコール類;
(1)2−(2−アミノエトキシ)エタノール、(2)
2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール、(3)3
−アセチル−1−プロパノール、(4)アミノ−1−プ
ロパノール、(5)2−アミノ−1−ブタノール、
(6)4−アミノ−1−ブタノール、(7)2−アミノ
−3−メチル−1−ブタノール、(8)DL−2−アミ
ノ−1−ヘキサノール、及び(9)(S)−(−)−N
−(tert−ブトキシカルボニル)ロイシノール等。
以上は全てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0025】本発明の実施の形態において、インキ組成
物に用いられる芳香族液状アルコールビヒクルは次のと
おりである。
【0026】(D)以下のようなベンジルアルコール及
びその誘導体;(1)ベンジルアルコール、(2)3−
メチルベンジルアルコール、(3)2−メトキシベンジ
ルアルコール、(4)3−メトキシベンジルアルコー
ル、(5)4−メトキシベンジルアルコール、(6)2
−エトキシベンジルアルコール、(7)3,4,5−ト
リメトキシベンジルアルコール、(8)3−クロロベン
ジルアルコール、(9)2,4−ジメチルベンジルアル
コール、(10)2,5−ジメチルベンジルアルコー
ル、(11)3,5−ジメチルベンジルアルコール、及
び(12)2−ベンジルオキシエタノール等。以上は全
てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0027】(E)以下のようなフェネチルアルコール
及びその誘導体;(1)フェネチルアルコール、(2)
2−ヒドロキシフェネチルアルコール、(3)3−ヒド
ロキシフェネチルアルコール、(4)2−アミノフェネ
チルアルコール、(5)トリフルオロメチルフェネチル
アルコール、及び(6)3−フェニル−1−プロパノー
ル、等。以上は全てアルドリッチ ケミカルズより入手
できる。
【0028】固体状直鎖ジオール類の例としては、
(1)1,6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オク
タンジオール、(3)1,8−オクタンジオール、
(4)1,9−ノナンジオール、(5)1,10−デカ
ンジオール、(6)1,2−デカンジオール、(7)
1,2−ドデカンジオール、(8)1,2−テトラデカ
ンジオール、(9)2−メチル−2−プロピル−1,3
−プロパンジオール、(10)2,2−ジエチル−1,
3−プロパンジオール、(11)2−(ヒドロキシメチ
ル)−1,3−プロパンジオール、(12)2,2,4
−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、(13)
2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−
1,6−ヘキサンジオール、(14)2−ブチン−1,
4−ジオール、(15)(±)−3,6−ジメチル−4
−オクチン−3,6−ジオール、(16)3,6−ジチ
ア−1,8−オクタンジオール、又は(17)2,4,
7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
等が挙げられる。
【0029】また、実施の形態においてインキに含まれ
る固体状ベンジルアルコール化合物は例えば次のグルー
プより選ばれるものである。(1)4−ブトキシベンジ
ルアルコール、(2)4−エトキシベンジルアルコー
ル、(3)2−フェニルベンジルアルコール、(4)
2,4−ジメトキシベンジルアルコール、(5)α−メ
チル−2−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、(6)2−クロロ−6−フルオロベンジルアルコー
ル、(7)3−ベンジルオキシベンジルアルコール、
(8)3,5−ジメトキシベンジルアルコール、(9)
2,3−ジメトキシベンジルアルコール、(10)3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアルコール、
(11)2−フェネチルベンジルアルコール、(12)
4−メチルベンジルアルコール。;固体状直鎖ジオール
類は次のグループより選ばれるものである。(1)1,
6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オクタンジオー
ル、(3)1,8−オクタンジオール、(4)1,9−
ノナンジオール、(5)1,10−デカンジオール、
(6)1,2−デカンジオール、(7)1,2−ドデカ
ンジオール、(8)1,2−テトラデカンジオール、
(9)2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、(10)2,2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール、(11)2−(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール;(1)低音響損失液状アルコール
ビヒクル類は約35重量%存在し、1,3−シクロヘキ
サンジオール、トリフルオロメチルフェネチルアルコー
ル、3−シクロヘキシル−1-プロパノール、2−エトキ
シベンジルアルコールが含まれ、(2)低音響損失固体
状アルコール化合物は約35重量%存在し、1,3−ジ
オキサン−5,5−ジメタノール、(+)−cis−p
−メンタン−3,8−ジオール、(−)−trans−
p−メンタン−3,8−ジオール、3,6−ジチア−
1,8−オクタンジオールが含まれ、(3)第4級化合
物は20重量%存在し、ベンジルセチルジメチルアンモ
ニウム=クロリド一水和物、セチルピリジニウム=ブロ
ミド一水和物、ヘキサデシルトリブチルホスホニウム=
ブロミド、1−ドデシルピリジニウム=クロリド一水和
物が含まれ、(4)耐光性UV吸収剤は約2重量%存在
し、ヘキサデシル=3,5−ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシベンゾアート、又はグリセロール=4−ア
ミノベンゾアートが含まれ、(5)耐光性酸化防止剤が
約3重量%存在し、N−ステアロイル−4−アミノフェ
ノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレゾー
ル、又は2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメチル
アミノ−4−クレゾールが含まれ、(6)着色料が約6
重量%含まれ、スーダンレッド、スーダンブルー、スー
ダンイエロー、オラゾールブラックである。
【0030】本発明の実施の形態において、インキ組成
物は脂肪族固体状、特に融点が約20〜約30℃の、ア
ルコールから成り、例えば、 (A)次のような環状アルコール類:(1)(tert
−ブトキシカルボニル)−2−ピロリジンメタノール、
(2)1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール、
(3)1−(4−クロロフェニル)−1−シクロペンタ
ンメタノール、(4)ジシクロヘキシルメタノール、
(5)4−tert−ブチルシクロヘキサノール、
(6)3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサノール、(7)2,2,6,6−テトラクロロ
シクロヘキサノール、(8)1−アダマンタンエタノー
ル、(9)2−アミノ−3−シクロヘキシル−(5)−
cis−3,5−シクロヘキサジエン−1,2−ジオー
ル、(10)D,L−1,2−シクロヘプタンジオー
ル、(11)イソソルビド、(12)(−)−tran
s−p−メンタン−3,8−ジオール、(13)メント
ール、(14)(+)−cis−p−メンタン−3,8
−ジオール、(15)シクロドデカンメタノール、(1
6)cis−1,2−シクロヘキサンジメタノール、
(17)trans−1,2−シクロペンタンジオー
ル、(18)α−テルピネオール。以上はすべてアルド
リッチ ケミカルズより入手できる。
【0031】(B)次のような直鎖モノアルコール類:
(1)5−アミノ−1−ペンタノール、(2)ニトロメ
タントリスプロパノール、(3)3−クロロ−1−フェ
ニル−1−プロパノール、(4)6−アミノ−1−ヘキ
サノール、(5)2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,9−ヘプタデカフル
オロ−1−ノナノール、(6)1−テトラデカノール、
(7)1−ペンタデカノール、(8)1−ヘキサデカノ
ール、(9)1−エイコサノール、(10)1−ドコサ
ノール、(11)11−ブロモ−1−ウンデカノール、
(12)12−ブロモ−1−ドデカノール。以上はすべ
てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0032】(C)次のようなジオール類:(1)1,
6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オクタンジオー
ル、(3)1,8−オクタンジオール、(4)1,9−
ノナンジオール、(5)1,10−デカンジオール、
(6)1,2−デカンジオール、(7)1,2−ドデカ
ンジオール、(8)1,2−テトラデカンジオール、
(9)2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、(10)2,2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール、(11)2−(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール、(12)2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオール、(13)2,2,3,
3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサ
ンジオール、(14)2−ブチン−1,4−ジオール、
(15)(±)−3,6−ジメチル−4−オクチン−
3,6−ジオール、(16)3,6−ジチア−1,8−
オクタンジオール、(17)2,4,7,9−テトラメ
チル−5−デシン−4,7−ジオール。以上はすべてア
ルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0033】本発明の実施の形態において、インキ組成
物は芳香族固体状アルコールから成り、その例として
は、 (D)次のような、ベンジルアルコール及びその誘導体
(1)4−ブトキシベンジルアルコール、(2)4−エ
トキシベンジルアルコール、(3)2−フェニルベンジ
ルアルコール、(4)2,4−ジメトキシベンジルアル
コール、(5)α−メチル−2−(トリフルオロメチ
ル)ベンジルアルコール、(6)2−クロロ−6−フル
オロベンジルアルコール、(7)3−ベンジルオキシベ
ンジルアルコール、(8)3,5−ジメトキシベンジル
アルコール、(9)2,3−ジメトキシベンジルアルコ
ール、(10)3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジルアルコール、(11)2−フェネチルベンジルア
ルコール、(12)4−メチルベンジルアルコール、
(13)3−エトキシ−4−メトキシベンジルアルコー
ル、(14)4−エトキシ−3−メトキシベンジルアル
コール、(15)2−ヒドロキシ−3−メトキシベンジ
ルアルコール、(16)3,4−ジメチルベンジルアル
コール、(17)2−アミノ−3−メチルベンジルアル
コール、等。以上はすべてアルドリッチ ケミカルズよ
り入手できる。
【0034】(E)次のようなフェニルアルコール誘導
体:(1)2−フェニル−2−プロパノール、(2)3
−(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロパノール、
(3)(S)−(−)−1−フェニル−1−ブタノー
ル、(4)2−アミノ−1−フェニルエタノール、
(5)4−メトキシフェネチルアルコール、(6)3,
4−ジメトキシフェネチルアルコール、(7)2−フェ
ニル−1,2−プロパンジオール、(8)3−フェノキ
シ−1,2−プロパンジオール、(9)3−メトキシカ
テコール、(10)シンナミルアルコール、(11)4
−メチルベンズヒドロール、(12)4,4´−ジフル
オロベンズヒドロール、(13)2,3,4,5,6−
ペンタフルオロベンズヒドロール、(14)4−[4−
(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェノール、等。
以上は全てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【0035】融点が例えば約80℃以下、望ましくは4
0〜約80℃、更に望ましくは55〜約70℃である、
耐水性固体状第4級化合物は、(1)ベンジルセチルジ
メチルアンモニウム=クロリド一水和物、(2)ベンジ
ルステアリルジメチルアンモニウム=クロリド一水和
物、(3)ベンジルテトラデシルジメチルアンモニウム
=クロリド二水和物、(4)セチルピリジニウム=ブロ
ミド一水和物、(5)ヘキサデシルトリブチルホスホニ
ウム=ブロミド、(6)1−ドデシルピリジニウム=ク
ロリド水和物、(7)テトラメチルアンモニウム=フル
オリド四水和物、(8)パーフルオロデシル=ヨージ
ド、(9)テトラオクチルホスホニウム=ブロミド、等
である。以上はすべてアルドリッチ ケミカルズより入
手できる。
【0036】インキ組成物に用いられる耐光性UV吸収
剤は、例えば次のようなグループから選ばれる。(1)
グリセロール=4−アミノベンゾアート(バン ダイク
コーポレーション(Van Dyk Corporation)社製 、エス
カロール(Escalol) 106)、(2)レゾルシノール
=モノベンゾアート(イーストマン ケミカルズ(Eastm
an Chemicals)社製 、RBM)、(3)オクチル=ジメ
チルアミノベンゾアート(バン ダイク コーポレーシ
ョン社製、エスカロール 507)、(4)ヘキサデシ
ル=3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾアート(アルドリッチ ケミカル社製、サイアソル
ブ(Cyasorb) UV−2908,#41,320−
8)、(5)オクチル=サリシレート(バン ダイク社
製、エスカロール 106)、(6)オクチル=メトキ
シシンナマート(ジボダン コーポレーション(Givauda
n Corporation)社製、パラソール(Parasol) MCX)、
(7)(±)−パントテノール、融点66〜69℃(ア
ルドリッチ#29,578−7)、等。
【0037】本願のインキに用いられる望ましい耐光性
酸化防止剤は以下のとおりである。 (1)N−ステアロイル−4−アミノフェノール(ヘク
セル コーポレーション(Hexcel Corporation)社製、サ
クノックス(Sucnox)−18)、(2)2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−クレゾール(モベイ ケミカルズ(M
obay Chemicals)社製、ブルカノックス(Vulkanox) K
B)、(3)2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメ
チルアミノ−4−クレゾール(エチル コーポレーショ
ン(Ethyl Corporation)社製、エタノックス(Ethanox)
703)、(4)2,2´−イソブチリデン−ビス
(4,6−ジメチルフェノール)(モベイ ケミカルズ
社製、ブルカノックス NKF)、(5)N−イソプロ
ピル−N´−フェニル−フェニレンジアミン(モンサン
ト ケミカルズ(Monsanto-Chemicals)社製、 サントフレ
ックス(Santoflex) IP)、(6)N−(1,3−ジ
メチルブチル)−N´−フェニル−フェニレンジアミン
(モンサント ケミカルズ社製、サントフレックス1
3)、(7)N,N´−ジ(2−オクチル)−4−フェ
ニレンジアミン(バンダービルト コーポレーション(V
anderbilt Corporation)社製、 アントザイト(Antozite)
−1)、(8)N,N´−ビス(1,4−ジメチルペン
チル)−4−フェニレンジアミン(モンサント ケミカ
ルズ社製、サントフレックス 77)、(9)2,4,
6−トリス(N−1,4−ジメチルペンチル−4−フェ
ニレンジアミノ)−1,3,5−トリアジン (ユニロ
イヤル コーポレーション(Uniroyal Corporation)社
製、デュラゾン(Durazone) 37)、等。
【0038】着色料の効果的な量は、一般的に約1〜約
20重量%、望ましくは約3〜約12重量%であり、着
色料としては、顔料と染料、及び類似の溶剤染料類が適
している。例えば、ビヒクルに分散又は溶解され、他の
インキ成分と混合しても化学反応をおこさないものであ
れば、いかなる染料又は顔料も用いることができる。着
色料には、顔料、染料、それらの混合物、染料混合物、
顔料混合物、等が含まれる。
【0039】適当な顔料の例としては、バイオレット
トナー (Violet Toner) VT−8015(ポール ウー
リッチ(Paul Uhlich) )、パリオゲン バイオレット
(Paliogen Violet) 5100(BASF)、パリオゲ
ン バイオレット 5890(BASF)、パーマネン
ト バイオレット (Permanent Violet) VT2645
(ポール ウーリッチ)、ヘリオゲン グリーン (Heli
ogen Green) L8730(BASF)、アルギル グリ
ーン (Argyle Green) XP−111−S(ポールウーリ
ッチ)、ブリリアント グリーン トナー (Brilliant
Green Toner)GR 0991(ポール ウーリッチ)、
リソール スカーレット (Lithol Scarlet) D3700
(BASF)、トルイジン レッド (Toluidine Red)
(アルドリッチ)、スカーレット フォー サーモプラ
スト (Scarlet for Thermoplast)NSD PS PA
(カナダ、ユージーン クールマン(Ugine Kuhlmann of
Canada))、E.D.トルイジン レッド (E.D.Toluid
ine Red)(アルドリッチ)、リソール ルビン トナー
(Lithol Rubine Toner) (ポール ウーリッチ)、リソ
ール スカーレット 4440(BASF)、ボン レ
ッド (Bon Red)C(ドミニオン カラー社(Dominion Co
lor Company))、ロイヤル ブリリアントレッド (Roya
l Brilliant Red) RD−8192(ポール ウーリッ
チ)、オラセット ピンク (Oracet Pink) RF(チバ
ガイギー)、パリオゲン レッド3871K(BAS
F)、パリオゲン レッド 3340(BASF)、リ
ソール ファスト スカーレット (Lithol Fast Scarle
t) L4300(BASF)、ヘリオゲン ブルー L
6900、L7020(BASF)、ヘリオゲン ブル
ー K6902、K6910(BASF)、ヘリオゲン
ブルー D6840、D7080(BASF)、スー
ダン ブルー (Sudan Blue) OS(BASF)、ネオペ
ン ブルー (Neopen Blue) FF4012(BAS
F)、PV ファスト ブルー (Fast Blue) B2G0
1(アメリカン ヘキスト(American Hoechst))、イ
ルガライト ブルー (Irgalite Blue)BCA(チバガイ
ギー)、パリオゲン ブルー 6470(BASF)、
スーダンIII(レッド オレンジ)(Sudan III(Red O
range)) (マセソン、コールメン ベル(Matheson, Col
emen Bell))、スーダンII (オレンジ)(マセソ
ン、コールメン ベル)、スーダン オレンジ G(ア
ルドリッチ)、スーダン オレンジ 220(BAS
F)、パリオゲン オレンジ 3040(BASF)、
オルソ オレンジ (Ortho Orange) OR 2673
(ポール ウーリッチ)、パリオゲン イエロー 15
2,1560(BASF)、リソール ファスト イエ
ロー 0991K(BASF)、パリオトール イエロ
ー (Paliotol Yellow) 1840(BASF)、ノボパ
ーム イエロー (Novoperm Yellow) FGL(ヘキス
ト)、パーマネントイエロー YE 0305(ポール
ウーリッチ)、ルモゲン イエロー (Lumogen Yello
w) D0790(BASF)、スコ イエロー (Suco-
Yellow) L1250(BASF)、スコ イエロー
D1355(BASF)、スコ ファスト イエロー
D1355、D1351(BASF)、ホスタパーム
ピンク(Hostaperm Pink) E(アメリカン ヘキス
ト)、ファナル ピンク (Fanal Pink) D4830(B
ASF)、チンカシア マゼンタ(Cinquasia Magenta)
(デュポン(Du Pont))、パリオゲン ブラック L
0084(BASF)、ピグメント ブラック (Pigm
ent Black)K801(BASF)、及びリーガル (Reg
al)330(登録商標)(キャボット(Cabot) )、カー
ボン ブラック 5250、カーボン ブラック 57
50(コロンビア ケミカル社(Columbia Chemical Co
mpany))等のカーボンブラック、が挙げられる。
【0040】適当な染料の例としては、ポンタミン(Pon
tamine) 、フード ブラック (FoodBlack) 2、カロダ
イレクト ターコイス FBL スープラ コンク(Car
odirect Turquoise FBL Supra Conc.)(ダイレクト ブ
ルー 199)(カロライナカラー アンド ケミカル
(Carolina Color and Chemical) )、スペシャルファス
ト ターコイス 8 GL リキッド(Special Fast Tu
rquoise 8 GL Liquid)(ダイレクト ブルー 86)
(モベイ ケミカル)、イントラボンド リキッド タ
ーコイス (Intrabond Liquid Turquoise) GLL(ダイ
レクト ブルー 86)(クロンプトン アンド ノー
ルズ(Crompton and Knowles))、チブラクロン ブリリ
アント レッド (Cibracron Brilliant Red) 38−A
(リアクティブ レッド 4)(アルドリッチ ケミカ
ル)、ドリマレン ブリリアント レッド (Drimarene
Brilliant Red) X−2B(リアクティブ レッド 5
6) (パイラム(Pylam,Inc) )、レバフィックス ブリ
リアント レッド (Levafix Brilliant Red) E−4B
(モベイ ケミカル)、レバフィックス ブリリアント
レッド E6−BA(モベイ ケミカル)、プロシオ
ン レッド (Procion Red) H8B(リアクティブ レ
ッド 31)(ICI アメリカ)、パイラム サーテ
ィファイド D&C レッド #28(Pylam Certified
D&C Red #28) (アシッド レッド 92) (パイラ
ム)、ダイレクト ブリル ピンクB グラウンド ク
ルード(Direct Brill Pink B Ground Crude)(クロンプ
トン アンド ノールズ)、カータゾール イエロー
GTF プレスケーキ(Cartasol Yellow GTF Presscak
e) (サンド(Sandoz,Inc))、タートラジン エクス
トラ コンク(Tartrazine Extra Conc.)(FD&C イ
エロー #5,アシッド エロー 23) (サン
ド)、カロダイレクト イエロー (Carodirect Yellow)
RL(ダイレクト エロー 86)(カロライナ カ
ラー アンド ケミカル)、カータゾール イエロー
GTF リキッド スペシャル 110(サンド)、D
&C イエロー #10(アシッド エロー 3)(ト
リコン(Tricon))、イエロー シェイド (Yellow Shad
e) 16948(トリコン)、バサシッド ブラック (B
asacid Black) X34(BASF)、カータ ブラッ
ク (Carta Black) 2GT(サンド)、等が挙げられ
る。本願で用いられるビヒクル及び均染助剤との相溶性
から、特に溶剤染料、更に溶剤染料類の中では有機溶剤
に可溶な染料が最も好ましい。有機溶剤に可溶な染料の
適当な例としては、ネオザポン レッド (Neozapon Re
d) 492(BASF)、オラゾール レッド(OrasolRe
d) G(チバガイギー)、ダイレクト ブリリアント
ピンク B(クロンプトン−ノールズ(Crompton-Knoll
s) )、アイゼン スピロン レッド (Aizen Spilon Re
d) C−BH (保土谷化学工業)、カヤノール レッ
ド (Kayanol Red)3BL(日本化薬)、レバノール ブ
リリアント レッド (Levanol Brilliant Red) 3BW
(モベイ ケミカル)、レバダーム レモン イエロー
(Levaderm Lemon Yellow) (モベイ ケミカル)、スピ
リット ファスト イエロー (Spirit Fast Yellow)
3G、アイゼン スピロン イエロー C−GNH(保
土谷化学工業)、シリウス スープラ イエロー (Siri
us Supra Yellow) GD167、カータゾール ブリリ
アント イエロー (Cartasol Brilliant Yellow)4GF
(サンド)、パーガゾール イエロー (Pergasol Yello
w) CGP(チバガイギー)、オラゾール ブラック
RLP(チバガイギー)、サビニル ブラック (Saviny
l Black) RLS(サンド)、デーマカーボン (Dermac
arbon)2GT(サンド)、ピラゾール ブラック (Pyra
zol Black) BG(ICI)、モルファスト ブラック
コンク (Morfast Black Conc.) A(モートン−チオ
コール(Morton-Thiokol))、ジアゾール ブラック
RN クォード(DiaazolBlack RN Quad) (ICI)、
オラゾール ブルー GN(チバガイギー)、サビニル
ブルー GLS(サンド)、ルクソル ブルー (Luxo
l Blue) MBSN(モートン−チオコール)、セブロン
ブルー (Sevron Blue) 5GMF(ICI)、バサシ
ッド ブルー 750(BASF)、等が挙げられる。
【0041】本発明のインキには、湿潤剤、殺生物剤等
のインキ添加剤を加えることもできる。
【0042】さらに詳しく述べるならば、ダウイシル(D
owicil) 150、200、及び75、安息香酸塩、ソル
ビン酸塩、等の殺生物剤を適宜インキに添加することが
できる。有効な添加量は、例えば約0.0001〜約2
重量%、望ましくは、約0.01〜約1重量%である。
殺生物剤の添加量はインキ1gに対し、通常約10〜2
5mgである。
【0043】本発明のインキは、適当であればいかなる
方法でも調製できる。例えば、着色半固体状ホットメル
トインキ組成物は、液状アルコールビヒクルを35重量
%、融点75℃以下及び音響損失値約100dB/mm
以下の固体状アルコールを35重量%、耐水性第4級化
合物を20重量%、耐光性UV吸収剤を2重量%、耐光
性酸化防止剤を2重量%、及び着色料を6重量%、を混
合して調製する。この混合物を約100℃に加熱して、
均一な溶液となるまで約60分間撹拌し、次に約25℃
まで冷やす。
【0044】本発明のインキは、インキが液状の微細結
晶相となるよう、紙、透明画等の基材を印刷プロセスの
間加熱する印刷方法に適している。透明画基材の場合、
ベースシートとして一般的に用いられるポリエステルが
高温では変形してしまうため、加熱温度は通常約100
〜約110℃である。しかし、特に高温に耐えるよう調
製された透明画及び紙の基材では、しばしば150℃又
は200℃の温度でも行う例がある。典型的な加熱温度
は約40〜約140℃、望ましくは約60〜約95℃で
あるが、その範囲を越えても差支えない。
【0045】また、本発明のインキは、特に音響インキ
ジェット印刷法での使用に適している。本件の参考文献
にその内容が全て含まれている、数多くの出願及び特許
によれば、音響インクジェット印刷において、音響ビー
ムは目標物上に放射圧力を衝突させるものである。液状
のインキ溜まりの自由表面に下から音響ビームを衝突さ
せると、液溜まりの表面に働く非常に高い放射圧によ
り、表面張力を振り切って微細な液滴が発生する。ビー
ムの焦点を液溜まりの表面付近に絞ることにより、入力
に対して更に放射圧を高めることができる。これについ
ては、例えば本件の参考文献にその内容が全て含まれて
いる、IBM Technical Disclosure Bulletin,16巻
4号、1973年9月、1168〜1170ページ、を
参照のこと。音響インキプリンタは一般的に、液状のイ
ンキ溜まりの自由表面を音響ビームで照射するための一
つ以上の音響放射器を備えている。それぞれのビームは
通常、液溜まりの表面(液/空気界面)付近に焦点が絞
られている。更に、印刷される画像の入力データサンプ
ルに従い、音響放射器の出力を個々に調整することによ
り、従来印刷を行なっている。この調整により、インキ
の自由表面に照射する各ビームの放射圧力を、表面張力
の抑止力を凌ぐ十分に高い圧力レベルまで、短く偏位さ
せることができる。これにより、必要に応じてインキの
自由表面からインキ飛沫を十分な速度で射出させ、近く
の記録媒体上に画像を描くことができる。音響ビームの
強度を変える、又は焦点を合わせたり外したりすること
により、噴出タイミングを調節する。又は、必要に応じ
て液溜めの表面の音響放射により励起された液から、液
滴を放出させるための、外部音響放射源を用いることも
できる。用いられている同調装置に関わりなく、射出さ
れる液滴の大きさは、音響ビームの焦点の直径により決
まる。音響インキ印刷には、従来のドロップオンデマン
ド(drop on demand)及び連続流(continuous stream) イ
ンキジェット印刷にしばしばみられる、信頼性やピクセ
ル配置精度などの問題の原因となる、ノズルや小型射出
オリフィスを必要としない、という利点がある。
【0046】従来のドロップオンデマンド及び連続流イ
ンキジェットプリンタでは、ピクセル配置精度に問題が
ある。射出オリフィスの大きさは、それにより射出され
るインキ液滴の大きさが決まるため、インキジェットに
おいて、決定的なパラメータである。結果として、射出
オリフィスを大きくすると、解像度が低下する。音響印
刷には通常、目づまりするノズルがないため、信頼性が
高まる。更に、小さな射出オリフィスがないため、より
粘度の高いインキや、顔料及び他の微粒子状成分を含ん
だインキなど、従来のインキジェット印刷より、多種多
様のインキを用いることができる。音響照射球状フォー
カスレンズからなるプリントヘッドを組み込んだ、音響
インキプリンタでは、十分な解像度で狙ったピクセル
(画素)位置に精密に印刷でき、複雑な画像も高品質な
印刷ができる。このプリンタで印刷する各ピクセルの大
きさは、操作中に広い範囲で変えることができ、これに
より、例えば濃淡のある画像も印刷が可能となる。更
に、既知の液滴射出技術は、次のような様々なプリント
ヘッド配列に用いることができる。(1)ラスタースキ
ャン(raster scan) 印刷においては、単一の射出器、
(2)マトリックス印刷においては、マトリックス配列
の射出器配列、(3)ページ幅射出器配列の異なるタイ
プで、(i)並列/直列印刷の混成形のための、単一
行、単一列のもの、から、(ii)通常の行印刷のた
め、各射出器が複数行、波型配列で、ピクセル位置又は
アドレスがページ幅イメージフィールドにあるもの(す
なわち、単一射出器/ピクセル/ライン)。音響インキ
ジェット印刷に適したインキは、一般的に常温(約25
℃)で液状であるが、他の実施の形態においては、イン
キが常温で固体状であり、インキをプリントヘッドに供
給する前に、加熱又は他の適当な方法でインキを液状と
するものもある。二色以上の多色印刷をするには、単一
のプリントヘッドで異なった色のインキ溜まりに音響波
を当てるなど、いくつかの方法が用いられる。音響イン
キジェット印刷装置及びプロセスについて、更に詳しく
は、米国特許第4,308,547号、米国特許第4,
697,195号、米国特許第5,028,937号、
米国特許第5,041,849号、米国特許第4,75
1,529号、米国特許第4,751,530号、米国
特許第4,751,534号、米国特許第4,801,
953号、及び米国特許第4,797,693号を参照
のこと。これらは本件の参考文献にその内容がすべて含
まれている。液体の自由表面に音響ビームを当てて、調
整された粒径と速度で液滴を射出させる方法は、J.
Appl. Phys. 65巻9号(1989年5月
1日)及びその参考文献に示されている。その内容は本
件の参考文献に全て含まれている。
【0047】本件に示されている音響損失値は以下の方
法で測定した。種々の液状ビヒクル及び固体状アルコー
ル化合物の試料約5gを、150℃に保った二つの変換
器(トランスジューサ、transducer)に挟む。試料の温
度が150℃で平衡に達するまで5分間置く。二つのト
ランスジューサを、音響信号が最大になるまで共に移動
する。信号の振幅と位置を記録する。二つのトランスジ
ューサの間隔を25.4μm〜125.4μmの間で変
え、それぞれの場合の信号の振幅と位置を記録する。一
成分の試料を3回取り、それぞれ3回測定を行う。異な
る間隔で得られた振幅の大きさの比から、信号の減衰を
dB/mmの単位で求める。液状ビヒクル類の多くは、
約15〜40dB/mm、固体状化合物の多くは約20
〜約55dB/mmであった。
【0048】光学的濃度の測定値は、パシフィックペク
トログラフ カラー システム(Pacificpectrograph Co
lor System)により得たものである。この装置は二つの
主な部分、光学センサとデータ端末から成っている。光
学センサは、散乱放射を行うための6インチ(15.2
4cm)の完全な球体と、8段階の受光部を備えてい
る。このセンサは、透過率及び反射率の測定に用いるこ
とができる。反射率を測定する場合には、反射鏡を設置
する。高解像度で分散が広い回折格子を備えたモノクロ
メータを用い、380〜720nmのスペクトルをスキ
ャンする。データ端末は、12インチ(30.48c
m)のCRTディスプレイと、操作パラメータを選択
し、三刺激値を入力するための数字キーボード、及び標
準物質の情報を入力するための英数字キーボードを備え
たものである。
【0049】インキジェット画像の耐光性の値は、イギ
リス国ロンドンのミクロスカル社(Microscal Company)
より入手した、マークV耐光性試験器(Mark V Lightfas
t Tester) により測定した。
【0050】インキジェット画像の耐水性の値は、温湯
(50℃)で2分間洗浄する前と後の光学濃度を測定す
ることにより得た。
【0051】
【実施例】
実施例1.液状アルコールビヒクルとして、音響損失値
17dB/mm及び沸点247℃である、1,3−シク
ロヘキサンジオール(アルドリッチ#C10,110−
9)を35重量%、主として紙の表面を滑らかにする固
体状アルコール化合物として、融点67℃及び音響損失
値35dB/mmである、(±)−パントテノール(ア
ルドリッチ#29,578−7)を35重量%、耐水性
第4級化合物として、融点63℃のベンジルセチルジメ
チルアンモニウム=クロリド一水和物(アルドリッチ#
22,900−8)を20重量%、UV吸収剤として、
グリセロール=4−アミノベンゾアート(バン ダイク
コーポレーション社製、エスカロール 106)を2
重量%、酸化防止剤として、N−ステアロイル−4−ア
ミノフェノール(ヘクセル コーポレーション社製、サ
クノックス−18)を2重量%、及び着色料として、オ
ラゾール ブラック RLP(チバガイギー)を6重量
%、を混合した。この混合物を約100℃に加熱して、
均一な溶液となるまで約60分間撹拌し、次に25℃に
冷やした。得られた黒色の半固体状ホットメルトインキ
組成物は、音響損失値が38dB/mm及び150℃に
おける粘度が4.77cP (センチポアズ)であっ
た。
【0052】実施例2.液状アルコールビヒクルとし
て、音響損失値約21dB/mm及び沸点186℃であ
る、トリフルオロメチルフェネチルアルコール(アルド
リッチ#23,035−9)を35重量%、固体状アル
コールとして、融点62℃及び音響損失値35dB/m
mである、ジシクロヘキシルメタノール(アルドリッチ
#31,772−1)を35重量%、耐水性第4級化合
物として、融点68℃のベンジルステアリルジメチルア
ンモニウム=クロリド一水和物(アルドリッチ#22,
901−6)を20重量%、UV吸収剤として、グリセ
ロール=4−アミノベンゾアート(バン ダイク コー
ポレーション社製、エスカロール 106)を2重量
%、酸化防止剤として、N−ステアロイル−4−アミノ
フェノール(ヘクセルコーポレーション社製、サクノッ
クス−18)を2重量%、及び着色料として、スーダン
ブルー染料(BASF)を6重量%、を混合した。こ
の混合物を約100℃に加熱して、均一な溶液となるま
で約60分間撹拌し、次に25℃に冷やした。得られた
青色の半固体状ホットメルトインキ組成物は、音響損失
値が37dB/mm及び150℃における粘度が4.9
2cPであった。
【0053】実施例3.液状アルコールビヒクルとし
て、音響損失値約20dB/mm及び沸点218℃であ
る、3−シクロヘキシル−1−プロパノール(アルドリ
ッチ#30,440−9)を35重量%、固体状アルコ
ールとして、融点59℃及び音響損失値24dB/mm
である、1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール
(アルドリッチ#22,062−0)を35重量%、耐
水性第4級化合物として、融点64℃のベンジルテトラ
デシルジメチルアンモニウム=クロリド二水和物(アル
ドリッチ#29,279−6)を20重量%、UV吸収
剤として、レゾルシノール=モノベンゾアート(イース
トマン ケミカルズ社製、RBM)を2重量%、酸化防
止剤として、2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレ
ゾール(モベイ ケミカルズ社製、ブルカノックス K
B)を2重量%、及び着色料として、スーダンイエロー
染料(BASF)を6重量%、を混合した。この混合物
を約100℃に加熱して、均一な溶液となるまで約60
分間撹拌し、次に25℃まで冷やした。得られた黄色の
半固体状ホットメルトインキ組成物は、音響損失値が4
1dB/mm及び150℃における粘度が4.95cP
であった。
【0054】実施例4.液状アルコールとして、音響損
失値約22dB/mm及び沸点265℃である、2−エ
トキシベンジルアルコール(アルドリッチ#19,06
6−7)を35重量%、固体状アルコールとして、融点
63℃及び音響損失値30dB/mmである、3,6−
ジチア−1,8−オクタンジオール(アルドリッチ#2
3,533−4)を35重量%、耐水性第4級化合物と
して、融点69℃のセチルピリジニウム=ブロミド一水
和物(アルドリッチ#28,531−5)を20重量
%、UV吸収剤として、レゾルシノール=モノベンゾア
ート(イーストマン ケミカルズ社製、RBM)を2重
量%、酸化防止剤として、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−クレゾール(モベイ ケミカルズ社製、ブルカ
ノックス KB)を2重量%、及び着色料として、スー
ダン レッド染料(BASF)を6重量%、を混合し
た。この混合物を約100℃に加熱して、均一な溶液と
なるまで約60分間撹拌し、次に25℃まで冷やした。
得られた赤色の半固体状ホットメルトインキ組成物は、
音響損失値が42dB/mm及び150℃における粘度
が5.07cPであった。
【0055】上記で調製された4種のインキを、本件の
参考文献として挙げられている、J. Appl. P
hys. 65(9),1989年5月1日、に示され
た噴射装置を用いた、音響インキジェット印刷の定着性
試験に用いた。160MHzの噴射周波数で、約2ピコ
リットルの液滴を、600spiのピクセル当たり12
個まで発生させた。得られた印刷画像は、光学濃度値が
1.70(ブラック)、1.61(シアン)、1.41
(マゼンタ)、0.91(イエロー)と彩色性に優れ、
鮮明で、耐光性及び耐水性の値は約98%以上、更に詳
しくは約98.3〜約98.8%であった。
【0056】実施例5.液状アルコールとして、音響損
失値約21dB/mm及び沸点240℃である、2−
(2−アミノエチルアミノ)エタノール(アルドリッチ
#12,758−2)を35重量%、固体状アルコール
として、融点64℃及び音響減少値35dB/mmであ
る、(+)−cis−p−メンタン−3,8−ジオール
(アルドリッチ#38,404−6)を35重量%、耐
水性第4級化合物として、融点57℃のヘキサデシルト
リブチルホスホニウム=ブロミド(アルドリッチ#2
7,620−0)を20重量%、UV吸収剤として、オ
クチル=ジメチルアミノベンゾアート(バン ダイク
コーポレーション社製、エスカロール 507)を2重
量%、酸化防止剤として、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−α−ジメチルアミノ−4−クレゾール(エチル コ
ーポレーション社製、エタノックス 703)を2重量
%、及び着色料として、オラゾール ブラック RLP
(チバガイギー)を6重量%、を混合した。得られた混
合物を約100℃に加熱して、均一な溶液となるまで約
60分間撹拌し、次にこの溶液を25℃まで冷やした。
得られた黒色の半固体状ホットメルトインキ組成物は、
音響損失値が42dB/mm及び150℃における粘度
が4.83cPであった。
【0057】実施例6.液状アルコールとして、音響損
失値約23dB/mm及び沸点231℃である、デシル
アルコール(アルドリッチ#23,976−3)を35
重量%、固体状アルコールとして、融点69℃及び音響
損失値39dB/mmである、(−)−trans−p
−メンタン−3,8−ジオール(アルドリッチ#38,
405−4)を35重量%、耐水性第4級化合物とし
て、融点68℃の1−ドデシルピリジニウム=クロリド
水和物(アルドリッチ#33,124−4)を20重量
%、UV吸収剤として、オクチル=ジメチルアミノベン
ゾアート(バン ダイク コーポレーション社製、エス
カロール 507)を2重量%、酸化防止剤として、
2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメチルアミノ−
4−クレゾール(エチルコーポレーション社製、エタノ
ックス 703)を2重量%、及び着色料として、スー
ダン ブルー染料(BASF)を6重量%、を混合し
た。この混合物を約100℃に加熱して、均一な溶液と
なるまで約60分間撹拌し、次にこの溶液を25℃まで
冷やした。得られた青色の半固体状ホットメルトインキ
組成物は、音響損失値が43dB/mm及び150℃に
おける粘度が4.82cPであった。
【0058】実施例7.音響損失値約20dB/mm及
び沸点215℃である、液状のノニルアルコール(アル
ドリッチ#13,121−0)を35重量%、融点69
℃及び音響損失値39dB/mmである、固体状の
(−)−trans−p−メンタン−3,8−ジオール
(アルドリッチ#38,405−4)を35重量%、耐
水性第4級化合物として、融点40℃のテトラメチルア
ンモニウム=フルオリド四水和物(アルドリッチ#1
0,721−2)を20重量%、UV吸収剤として、融
点60℃のヘキサデシル=3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾアート(アルドリッチ#4
1,320−8)を2重量%、酸化防止剤として、2,
2´−イソブチリデン=ビス(4,6−ジメチルフェノ
ール)(モベイ ケミカルズ社製、ブルカノックス N
KF)を2重量%、及び着色料として、スーダン イエ
ロー染料(BASF)を6重量%、を混合した。その混
合物を約100℃に加熱して、均一な溶液となるまで約
60分間撹拌し、次にこの溶液を25℃まで冷やした。
得られた黄色の半固体状ホットメルトインキ組成物は、
音響損失値が41dB/mm及び150℃における粘度
が4.92cPであった。
【0059】実施例8.音響損失値約20dB/mm及
び沸点215℃である、液状のノニルアルコール(アル
ドリッチ#13,121−0)を35重量%、融点68
℃及び音響損失値42dB/mmである、固体状の1−
アダマンタンエタノール,MP(アルドリッチ#18,
811−5)を35重量%、耐水性第4級化合物とし
て、融点41℃のテトラオクチルホスホニウム=ブロミ
ド(アルドリッチ#44,213−5)を20重量%、
UV吸収剤として、融点60℃のヘキサデシル=3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート
(アルドリッチ#41,320−8)を2重量%、酸化
防止剤として、2,2´−イソブチリデン=ビス(4,
6−ジメチルフェノール)(モベイ ケミカルズ社製、
ブルカノックス NKF)を2重量%、及び着色料とし
て、スーダン レッド染料(BASF)を6重量%、を
混合した。得られた混合物を約100℃に加熱して、均
一な溶液となるまで約60分間撹拌し、次に25℃まで
冷やした。得られた赤色の半固体状ホットメルトインキ
組成物は、音響損失値が42dB/mm及び150℃に
おける粘度が4.82cPであった。
【0060】上記で調製された4種のインキを、本件の
参考文献として挙げられている、J. Appl. P
hys. 65(9),1989年5月1日、に示され
た噴射装置を用いた、音響インキジェット印刷の定着性
試験に用いた。160MHzの噴射周波数で、約2ピコ
リットルの液滴を、600spiのピクセル当たり12
個まで発生させた。得られた印刷画像は、その光学濃度
値が1.62(ブラック)、1.64(シアン)、1.
43(マゼンタ)、0.92(イエロー)と彩色性に優
れ、鮮明で、耐光性及び耐水性の値は99%以上、更に
詳しくは約99.2〜約99.7%であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明の実施の形態には、次のものが含ま
れる。(1)音響損失値が約5〜約40dB/mmであ
る液状アルコールビヒクル、(2)融点約35〜約74
℃及び音響損失値約25〜約80dB/mmである固体
状アルコール成分、(3)融点が約40〜約80℃であ
る第4級化合物、(4)耐光性UV吸収剤、(5)耐光
性酸化防止剤、及び(6)着色料から成る、インキ組成
物。;液状アルコールビヒクルが約0.5〜約49、又
は約5〜約25重量%、固体状アルコール成分が約0.
5〜約49、又は約5〜約25重量%、第4級化合物が
約69〜約1、又は約5〜約45重量%、UV吸収剤が
約5〜約0.25、又は約1〜約3重量%、酸化防止剤
が約5〜約0.25、又は約1〜約3重量%、着色料が
約0.5〜約20、約1〜約12、又は約2〜約10重
量%を占め、前述の成分の総計が約100%又は部であ
り、その音響損失値が約10〜約80又は約20〜約7
0dB/mm、粘度が約125〜約165℃の温度にお
いて約1〜約20、望ましくは1〜約10センチポアズ
である、非水系インキ組成物。;液状アルコールビヒク
ルが、(a)環状アルコール類、(b)アルキルアルコ
ール等の脂肪族アルコール類、(c)アミノアルコール
類、(d)ベンジルアルコール類、(e)フェネチルア
ルコール類、等から成るグループより選ばれる、非水系
インキ。;液状アルコール類が、(1)(S)−2−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−シクロ
ヘキシル−1−プロパノール、(2)シクロヘプタノー
ル、(3)シクロヘプタンメタノール、(4)1,4−
シクロヘキサンジメタノール、(5)1,3−シクロヘ
キサンジオール、(6)シクロヘキシルメタノール、及
び(7)3−シクロヘキシル−1−プロパノール、から
成るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述のビ
ヒクルが液状のアルキルアルコールであり、(1)ヘキ
シルアルコール、(2)ヘプチルアルコール、(3)オ
クチルアルコール、(4)ノニルアルコール、(5)デ
シルアルコール、(6)ウンデシルアルコール、(7)
1−ドデカノール、(8)1,5−ペンタンジオール、
及び (9)1,7−ヘプタンジオール、等から成るグ
ループより選ばれる、非水系インキ。;前述の液状アミ
ノアルコール類が、(1)2−(2−アミノエトキシ)
エタノール、(2)2−(2−アミノエチルアミノ)エ
タノール、(3)3−アセチル−1−プロパノール、
(4)3−アミノ−1−プロパノール、(5)2−アミ
ノ−1−ブタノール、(6)4−アミノ−1−ブタノー
ル、(7)2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール、
(8)DL−2−アミノ−1−ヘキサノール、及び
(9)(S)−(−)−N−(tert−ブトキシカル
ボニル)ロイシノール、から成るグループより選ばれ
る、非水系インキ。;前述のベンジルアルコール類が、
(1)ベンジルアルコール、(2)3−メチルベンジル
アルコール、(3)2−メトキシベンジルアルコール、
(4)3−メトキシベンジルアルコール、(5)4−メ
トキシベンジルアルコール、(6)2−エトキシベンジ
ルアルコール、(7)3,4,5−トリメトキシベンジ
ルアルコール、(8)3−クロロベンジルアルコール、
(9)2,4−ジメチルベンジルアルコール、(10)
2,5−ジメチルベンジルアルコール、及び(11)
3,5−ジメチルベンジルアルコール、から成るグルー
プより選ばれる、非水系インキ。;前述のフェネチルア
ルコール類が、(1)フェネチルアルコール、(2)2
−ヒドロキシフェネチルアルコール、(3)3−ヒドロ
キシフェネチルアルコール、(4)2−アミノフェネチ
ルアルコール、(5)トリフルオロメチルフェネチルア
ルコール、及び(6)3−フェニル−1−プロパノー
ル、から成るグループより選ばれる、非水系インキ。;
固体状アルコールが、(a)環状アルコール類、(b)
直鎖モノアルコール類、(c)直鎖ジオール類、(d)
ベンジルアルコール類、及び(e)フェネフェニルアル
コール類、等から成るグループより選ばれる、非水系イ
ンキ。;前述の固体状アルコールが環状アルコールであ
り、(1)(tert−ブトキシカルボニル)−2−ピ
ロリジンメタノール、(2)1,3−ジオキサン−5,
5−ジメタノール、(3)1−(4−クロロフェニル)
−1−シクロペンタンメタノール、(4)ジシクロヘキ
シルメタノール、(5)4−tert−ブチルシクロヘ
キサノール、(6)3−アミノメチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキサノール、(7)2,2,6,6−
テトラクロロシクロヘキサノール、(8)1−アダマン
タンエタノール、(9)cis−3,5−シクロヘキサ
ジエン−1,2−ジオール、及び(10)(+)−ci
s−p−メンタン−3,8−1,2−ジオール、から成
るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述の固体
状モノアルコール類が、(1)5−アミノ−1−ペンタ
ノール、(2)ニトロメタントリスプロパノール、
(3)3−クロロ−1−フェニル−1−プロパノール、
(4)6−アミノ−1−ヘキサノール、(5)2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9,9−ヘプタデカフルオロ−1−ノナノール、
(6)1−テトラデカノール、(7)1−ペンタデカノ
ール、(8)1−ヘキサデカノール、(9)1−エイコ
サノール、(10)1−ドコサノール、(11)11−
ブロモ−1−ウンデカノール、及び(12)12−ブロ
モ−1−ドデカノール、から成るグループより選ばれ
る、非水系インキ。;前述の固体状直鎖ジオール類が、
(1)1,6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オク
タンジオール、(3)1,8−オクタンジオール、
(4)1,9−ノナンジオール、(5)1,10−デカ
ンジオール、(6)1,2−デカンジオール、(7)
1,2−ドデカンジオール、(8)1,2−テトラデカ
ンジオール、(9)2−メチル−2−プロピル−1,3
−プロパンジオール、(10)2,2−ジエチル−1,
3−プロパンジオール、(11)2−(ヒドロキシメチ
ル)−1,3−プロパンジオール、及び(12)2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、から
成るグループより選ばれる、非水系インキ。;前述の固
体状ベンジルアルコール類が、(1)4−ブトキシベン
ジルアルコール、(2)4−エトキシベンジルアルコー
ル、(3)2−フェニルベンジルアルコール、(4)
2,4−ジメトキシベンジルアルコール、(5)α−メ
チル−2−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、(6)2−クロロ−6−フルオロベンジルアルコー
ル、(7)3−ベンジルオキシベンジルアルコール、
(8)3,5−ジメトキシベンジルアルコール、(9)
2,3−ジメトキシベンジルアルコール、及び(10)
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、から成るグループより選ばれる、非水系インキ。;
固体状フェネフェニルアルコール類が、(1)2−フェ
ニル−2−プロパノール、(2)3−(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−プロパノール、(3)(S)−(−)
−1−フェニル−1−ブタノール、(4)2−アミノ−
1−フェニルエタノール、(5)4−メトキシフェネチ
ルアルコール、(6)3,4−ジメトキシフェネチルア
ルコール、(7)2−フェニル−1,2−プロパンジオ
ール、(8)3−フェノキシ−1,2−プロパンジオー
ル、(9)3−メトキシカテコール、及び(10)シン
ナミルアルコール、から成るグループより選ばれる、非
水系インキ。;第4級化合物が、(1)ベンジルセチル
ジメチルアンモニウム=クロリド一水和物、(2)ベン
ジルステアリルジメチルアンモニウム=クロリド一水和
物、(3)ベンジルテトラデシルジメチルアンモニウム
=クロリド二水和物、(4)セチルピリジニウム=ブロ
ミド一水和物、(5)ヘキサデシルトリブチルホスホニ
ウム=ブロミド、(6)1−ドデシルピリジニウム=ク
ロリド水和物、(7)テトラメチルアンモニウム=フル
オリド四水和物、(8)パーフルオロデシル=ヨージ
ド、及び(9)テトラオクチルホスホニウム=ブロミ
ド、から成るグループより選ばれる、非水系インキ。;
耐光性UV吸収剤が、(1)グリセロール=4−アミノ
ベンゾアート(4−アミノ安息香酸グリセロール)、
(2)レゾルシノール=モノベンゾアート(安息香酸3
−ヒドロキシフェニル)、(3)オクチル=ジメチルア
ミノベンゾアート(ジメチルアミノ安息香酸オクチ
ル)、(4)ヘキサデシル=3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾアート(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシ
ル)、(5)オクチル=サリシレート(サリチル酸オク
チル)、及び(6)オクチル=メトキシシンナマート
(メトキシけい皮酸オクチル)、から成るグループから
選ばれるエステルであるインキ。;耐光性酸化防止剤
が、(1)N−ステアロイル−4−アミノフェノール、
(2)2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレゾー
ル、(3)2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメチ
ルアミノ−4−クレゾール、(4)2,2´−イソブチ
リデン−ビス(4,6−ジメチルフェノール)、(5)
N−イソプロピル−N´−フェニル−フェニレンジアミ
ン、(6)N−(1,3−ジメチルブチル)−N´−フ
ェニル−フェニレンジアミン、(7)N,N´−ジ(2
−オクチル)−4−フェニレンジアミン、(8)N,N
´−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−4−フェニレ
ンジアミン、及び(9)2,4,6−トリス(N−1,
4−ジメチルペンチル−4−フェニレンジアミノ)−
1,3,5−トリアジン、から成るグループから選ばれ
るインキ。;更に、殺生物剤、湿潤剤等のインキ添加剤
を含むインキ。;当該発明のインキを音響インキジェッ
トプリンタに用い、インキを飛沫にして基材上に画像パ
ターンを射出する印刷方法。;本発明のインキの、自由
表面を持つインキ溜りを備えた音響インキプリンタにお
いて、プリントヘッドには、前述のインキの自由表面に
音響放射を収束させ、必要に応じてインキ飛沫を放出す
る、少なくとも一つの飛沫放射器を備えており、焦平面
の限られた直径に焦点を絞った放射でインキ飛沫を発生
させ、基材上に画像パターンを描く印刷方法。;着色料
が適切な量、例えば、約0.5〜約20、又は約2〜約
12重量%であるインキ。;着色料が染料であるイン
キ。;着色料がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク、又はそれらの混合物の染料であるインキ。;(1)
液状アルコールビヒクル、(2)固体状アルコール化合
物、(3)第4級化合物、(4)UV吸収剤、(5)酸
化防止剤、及び(6)着色料から成るインキ組成物。;
前記(1)の液状アルコールの音響損失値が約15〜約
30dB/mmであり、前記(2)の固体状アルコール
の融点が約45〜約65℃及び音響損失値が約40〜約
70dB/mmであり、前記(3)の第4級化合物の融
点が約50〜約65℃であり、その音響損失値が約25
〜約65dB/mm、約120〜約170℃における粘
度が約1〜約20センチポアズであるインキ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】(C)以下のようなアミノアルコール類;
(1)2−(2−アミノエトキシ)エタノール、(2)
2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール、(3)3
−アセチル−1−プロパノール、(4)3−アミノ−1
−プロパノール、(5)2−アミノ−1−ブタノール、
(6)4−アミノ−1−ブタノール、(7)2−アミノ
−3−メチル−1−ブタノール、(8)DL−2−アミ
ノ−1−ヘキサノール、及び(9)(S)−(−)−N
−(tert−ブトキシカルボニル)ロイシノール等。
以上は全てアルドリッチ ケミカルズより入手できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、実施の形態においてインキに含まれ
る固体状ベンジルアルコール化合物は例えば次のグルー
プより選ばれるものである。(1)4−ブトキシベンジ
ルアルコール、(2)4−エトキシベンジルアルコー
ル、(3)2−フェニルベンジルアルコール、(4)
2,4−ジメトキシベンジルアルコール、(5)α−メ
チル−2−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコー
ル、(6)2−クロロ−6−フルオロベンジルアルコー
ル、(7)3−ベンジルオキシベンジルアルコール、
(8)3,5−ジメトキシベンジルアルコール、(9)
2,3−ジメトキシベンジルアルコール、(10)3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアルコール、
(11)2−フェネチルベンジルアルコール、(12)
4−メチルベンジルアルコール。;固体状直鎖ジオール
類は次のグループより選ばれるものである。(1)1,
6−ヘキサンジオール、(2)1,2−オクタンジオー
ル、(3)1,8−オクタンジオール、(4)1,9−
ノナンジオール、(5)1,10−デカンジオール、
(6)1,2−デカンジオール、(7)1,2−ドデカ
ンジオール、(8)1,2−テトラデカンジオール、
(9)2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、(10)2,2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール、(11)2−(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール;(1)低音響損失液状アルコール
ビヒクル類は約35重量%存在し、1,3−シクロヘキ
サンジオール、トリフルオロメチルフェネチルアルコー
ル、3−シクロヘキシル−1-プロパノール、2−エトキ
シベンジルアルコールが含まれ、(2)低音響損失固体
状アルコール化合物は約35重量%存在し、1,3−ジ
オキサン−5,5−ジメタノール、(+)−cis−p
−メンタン−3,8−ジオール、(−)−trans−
p−メンタン−3,8−ジオール、3,6−ジチア−
1,8−オクタンジオールが含まれ、(3)第4級化合
物は20重量%存在し、ベンジルセチルジメチルアンモ
ニウム=クロリド一水和物、セチルピリジニウム=ブロ
ミド一水和物、ヘキサデシルトリブチルホスホニウム=
ブロミド、1−ドデシルピリジニウム=クロリド一水和
物が含まれ、(4)耐光性UV吸収剤は約2重量%存在
し、ヘキサデシル=3,5−ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシベンゾアート、又はグリセロール=4−ア
ミノベンゾアートが含まれ、(5)耐光性酸化防止剤が
重量%存在し、N−ステアロイル−4−アミノフェ
ノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレゾー
ル、又は2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメチル
アミノ−4−クレゾールが含まれ、(6)着色料が約6
重量%含まれ、スーダンレッド、スーダンブルー、スー
ダンイエロー、オラゾールブラックである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】本発明の実施の形態において、インキ組成
物は脂肪族固体状、特に融点が約35〜約74℃の、ア
ルコールから成り、例えば、 (A)次のような環状アルコール類:(1)(tert
−ブトキシカルボニル)−2−ピロリジンメタノール、
(2)1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール、
(3)1−(4−クロロフェニル)−1−シクロペンタ
ンメタノール、(4)ジシクロヘキシルメタノール、
(5)4−tert−ブチルシクロヘキサノール、
(6)3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサノール、(7)2,2,6,6−テトラクロロ
シクロヘキサノール、(8)1−アダマンタンエタノー
ル、(9)2−アミノ−3−シクロヘキシル−(5)−
cis−3,5−シクロヘキサジエン−1,2−ジオー
ル、(10)D,L−1,2−シクロヘプタンジオー
ル、(11)イソソルビド、(12)(−)−tran
s−p−メンタン−3,8−ジオール、(13)メント
ール、(14)(+)−cis−p−メンタン−3,8
−ジオール、(15)シクロドデカンメタノール、(1
6)cis−1,2−シクロヘキサンジメタノール、
(17)trans−1,2−シクロペンタンジオー
ル、(18)α−テルピネオール。以上はすべてアルド
リッチ ケミカルズより入手できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】インキ組成物に用いられる耐光性UV吸収
剤は、例えば次のようなグループから選ばれる。(1)
グリセロール=4−アミノベンゾアート(バン ダイク
コーポレーション(Van Dyk Corporation)社製 、エス
カロール(Escalol) 106)、(2)レゾルシノール
=モノベンゾアート(イーストマン ケミカルズ(Eastm
an Chemicals)社製 、RBM)、(3)オクチル=ジメ
チルアミノベンゾアート(バン ダイク コーポレーシ
ョン社製、エスカロール 507)、(4)ヘキサデシ
ル=3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾアート(アルドリッチ ケミカル社製、サイアソル
ブ(Cyasorb) UV−2908,#41,320−
8)、(5)オクチル=サリシレート(バン ダイク社
製、エスカロール 587)、(6)オクチル=メトキ
シシンナマート(ジボダン コーポレーション(Givauda
n Corporation)社製、パラソール(Parasol) MCX)、
(7)(±)−パントテノール、融点66〜69℃(ア
ルドリッチ#29,578−7)、等。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)音響損失値が約5〜約40dB/
    mmである液状アルコールビヒクルと、(2)融点が約
    35〜約74℃、音響損失値が約25〜約80dB/m
    mである固体状アルコール成分と、(3)融点が約40
    〜約80℃である第4級化合物と、(4)耐光性UV吸
    収剤と、(5)耐光性酸化防止剤、及び(6)着色料か
    ら成ることを特徴とする非水系インキ組成物。
  2. 【請求項2】 (1)液状アルコールビヒクルと、
    (2)固体状アルコール化合物と、(3)第4級化合物
    と、(4)UV吸収剤と、(5)酸化防止剤、及び
    (6)着色料から成ることを特徴とするインキ組成物。
JP10258757A 1997-09-23 1998-09-11 アルコール類を含むインキ組成物 Withdrawn JPH11148033A (ja)

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US08/935,639 US5922117A (en) 1997-09-23 1997-09-23 Ink compositions containing alcohols
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