JP2008227101A - 電子部品及びその製造方法並びにインバータ装置 - Google Patents

電子部品及びその製造方法並びにインバータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】耐電圧を向上させることが可能な電子部品を提供すること。
【解決手段】面実装型電子部品1は、誘電体素体12、互いに対向する電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24及びリード端子26,28を備える。誘電体素体12は、主面12a,12b及び側面12c〜12dを有する。電極14は主面12aに形成され、電極16は主面12bに形成されている。引き出し導体18は主面12aに配置され、引き出し導体20は主面12bに配置されている。ソルダーレジスト22は、電極14の全体及び引き出し導体18の一部を覆うように、主面12aに配置されている。ソルダーレジスト24は、電極16の全体及び引き出し導体20の一部を覆うように、主面12bに配置されている。リード端子26は引き出し導体18と接続され、リード端子28は引き出し導体20と接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品及びその製造方法並びにインバータ装置に関する。
従来から、対向する一対の主面を有する円柱状の素体と、素体の各主面にそれぞれ形成された一対の電極と、各電極にそれぞれ接続された平板状の一対のリード端子と、素体、各電極、及び各リード端子の一部を覆うと共に電気絶縁性を有する外装体とを備え、各リード端子と素体とが所定の距離だけ離間されている面実装型のコンデンサが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開平5−101975号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のコンデンサでは、外装体が直接素体、各電極、及び各リード端子の一部を覆っていた。そのため、セラミック等で構成される素体の熱膨張率(線膨張係数)と、樹脂等で構成される外装体の熱膨張率とが大きく異なることにより、外装体が素体から剥がれやすいものとなっていた。
また、従来のコンデンサでは、素体が搭載されたリードフレームを金型に配置し、金型の内部に樹脂を注入するトランスファーモールドによって外装体が形成されている。このとき、外装体の金型からの取り出しを容易にするために、樹脂に離型材が含まれていることがある。そのため、この点からも、外装体が素体から剥がれやすいものとなっていた。
従って、従来のコンデンサでは、外装体が素体から剥離し、素体と外装体との間に空間が形成されてしまうことがあった。このようなコンデンサを高電圧で使用した場合、外装体が素体から剥離した部分において沿面放電が発生し、絶縁破壊が引き起こされうる。そのため、従来のコンデンサでは、使用電圧が低い電圧に制限されてしまうという問題があった。
本発明は、耐電圧を向上させることが可能な電子部品及びその製造方法並びにインバータ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電子部品は、互いに対向する第1主面及び第2主面を有すると共に誘電特性を有し、第1主面は第1領域と、第2領域と、その第1領域及びその第2領域の間に位置する第3領域とを含み、第2主面は、第1領域と、第2領域と、その第1領域及びその第2領域の間に位置する第3領域とを含んでいる素体と、第1主面の第3領域に配置された第1電極と、第2主面の第3領域に配置されると共に第1電極と対向する第2電極と、第1主面の第1領域に配置された第1部分を有し、第1電極と電気的に接続された第1引き出し導体と、第2主面の第1領域に配置された第1部分を有し、第2電極と電気的に接続された第2引き出し導体と、第1引き出し導体と電気的に接続された第1リード端子と、第2引き出し導体と電気的に接続された第2リード端子と、第1主面の第2領域を少なくとも覆うように第1主面に配置される部分と、第2主面の第2領域を少なくとも覆うように第2主面に配置される部分とを少なくとも有する絶縁膜と、素体、第1電極、第2電極、第1引き出し導体、第2引き出し導体、第1リード端子の一部、第2リード端子の一部及び絶縁膜を覆うように配置された、電気絶縁性を有する外装体とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子部品では、絶縁膜によって、第1主面の第2領域及び第2主面の第2領域が覆われている。そのため、絶縁膜がない場合には外装体が素体と直接接触してしまう素体の各第2領域において、素体と絶縁膜とが密着し、絶縁膜と外装体とが密着することとなる。その結果、素体と外装体との間に空間が形成されることがほとんどなくなるので、沿面放電が抑制されるようになり、耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、第1引き出し導体の第1部分と第2引き出し導体の第1部分とは、第1主面及び第2主面の対向方向から見て互いに対向しておらず、第2引き出し導体の第1部分が第2電極から引き出されている位置は、第1引き出し導体の第1部分が第1電極から引き出されている位置からの直線距離が最も遠くなる位置に設定されている。この場合、第1引き出し導体と第2引き出し導体との間隔が大きくなる。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、より耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面と、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第3側面及び第4側面とを有し、第1引き出し導体の第1部分と第2引き出し導体の第1部分とは、第1主面及び第2主面の対向方向から見て互いに対向しておらず、第1引き出し導体の第1部分は、第1電極から第3側面の方向に向けて伸びる部分及び第3側面から第1側面の方向に向けて伸びる部分を有しており、第2引き出し導体の第1部分は、第2電極から第4側面の方向に向けて伸びる部分及び第4側面から第2側面の方向に向けて伸びる部分を有している。この場合、第1引き出し導体と第2引き出し導体との間隔より一層大きくなる。その結果、絶縁破壊電圧がより一層大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面を有し、第1引き出し導体の第1部分は、少なくとも一部が第1側面に向けて伸びており、第2引き出し導体の第1部分は、少なくとも一部が第2側面に向けて伸びており、素体には、第1主面における第1電極と第2側面との間の領域及び第2主面における第2電極と第1側面との間の領域に、窪み部及び/又は突出部が設けられている。この場合、第1電極と第2引き出し導体との沿面距離及び第2電極と第1引き出し導体との沿面距離が大きくなる。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、より耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、第1電極及び第2電極が丸みを帯びた形状を呈している。第1電極及び第2電極に角部が存在している場合、角部に局所的な電界集中が生じやすい。これに対して、第1電極及び第2電極が丸みを帯びた形状を呈していると、上述した電界集中の発生が抑制される。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、より耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面を有し、第1リード端子は、第1引き出し導体の第1部分と接続された第1部分と、第1主面と対向すると共に第1側面及び第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有し、第2リード端子は、第2引き出し導体の第1部分と接続された第1部分と、第1主面と対向すると共に第1側面及び第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有している。この場合、電子部品の製造の際に、第1主面及び第2主面の対向方向と交差する方向において、第1リード端子及び第2リード端子によって素体を確実に保持することが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、第1引き出し導体は、第1側面に配置された第2部分を有しており、その第2部分と第1リード端子とが接続されることにより第1リード端子と電気的に接続され、第2引き出し導体は、第2側面に配置された第2部分を有しており、その第2部分と第2リード端子とが接続されることにより第2リード端子と電気的に接続され、第1リード端子は、第1引き出し導体の第2部分と接続された第1部分と、第1主面と対向すると共に第1側面及び第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有し、第2リード端子は、第2引き出し導体の第2部分と接続された第1部分と、第1主面と対向すると共に第1側面及び第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有している。この場合も、電子部品の製造の際に、第1主面及び第2主面の対向方向と交差する方向において、第1リード端子及び第2リード端子によって素体を確実に保持することが可能となる。
好ましくは、第1リード端子及び第2リード端子は、外装体からそれぞれ引き出されており、外装体から引き出された第1リード端子の引き出し位置及び外装体から引き出された第2リード端子の引き出し位置は、第1主面及び第2主面と略平行な仮想平面上に位置している。
また、本発明に係るインバータ装置は、上記いずれかの電子部品を備えることを特徴とする。
一方、本発明に係る電子部品の製造方法は、互いに対向する第1主面及び第2主面を有すると共に誘電特性を有し、第1主面は第1領域と、第2領域と、その第1領域及びその第2領域の間に位置する第3領域とを含み、第2主面は、第1領域と、第2領域と、その第1領域及びその第2領域の間に位置する第3領域とを含んでいる素体と、第1主面の第3領域に配置された第1電極と、第2主面の第3領域に配置されると共に第1電極と対向する第2電極と、第1主面の第1領域に配置された第1部分を有し、第1電極と電気的に接続された第1引き出し導体と、第2主面の第1領域に配置された第1部分を有し、第2電極と電気的に接続された第2引き出し導体と、第1主面の第2領域を少なくとも覆うように第1主面に配置される部分と、第2主面の第2領域を少なくとも覆うように第2主面に配置される部分とを少なくとも有する絶縁膜とを備える中間体を用意する中間体用意工程と、第1部分を有する第1端子部と、第1部分を有する第2端子部とを備えるリードフレームを用意するリードフレーム用意工程と、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体とを電気的に接続すると共に、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体とを電気的に接続して、中間体をリードフレームに搭載する搭載工程と、中間体が搭載されているリードフレームが内部に配置された型枠内に樹脂を注入して硬化させることで、素体、第1電極、第2電極、第1引き出し導体、第2引き出し導体、第1端子部の一部、第2端子部の一部及び絶縁膜を覆うように配置された、電気絶縁性を有する外装体を形成する外装体形成工程と、第1端子部のうち外装体から引き出されている部分及び第2端子部のうち外装体から引き出されている部分を切断して、外装体が形成された中間体をリードフレームから切り離す切断工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子部品の製造方法では、第1主面の第2領域及び第2主面の第2領域が絶縁膜によって覆われている中間体を用いている。そして、この中間体の周囲を覆うように外装体を形成している。そのため、絶縁膜がない場合には外装体が素体と直接接触してしまう素体の各第2領域において、素体と絶縁膜とが密着し、絶縁膜と外装体とが密着することとなる。その結果、素体と外装体との間に空間が形成されることがほとんどなくなり、沿面放電が抑制されるようになるので、耐電圧を向上させることが可能となる。
好ましくは、搭載工程では、第1端子部の第1部分及び第2端子部の第1部分にそれぞれはんだを塗布し、中間体を第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分との間に挿入した後、加熱処理することにより、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第1部分とをはんだ付けすると共に、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第1部分とをはんだ付けする。この場合、はんだによって、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第1部分、及び、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第1部分とを確実に電気的に接続することが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、第1引き出し導体は、第1側面に配置された第2部分を有し、第2引き出し導体は、第2側面に配置された第2部分を有し、第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分とは、互いに対向する対向面をそれぞれ有すると共に、素体の第1側面及び素体の第2側面の対向方向における素体の幅に対応する距離だけ離間されており、搭載工程では、第1端子部の第1部分及び第2端子部の第1部分の各対向面にそれぞれはんだを塗布し、第1端子部の第1部分の対向面と素体の第1側面との間に第1引き出し導体の第2部分が位置すると共に第2端子部の第1部分の対向面と素体の第2側面との間に第2引き出し導体の第2部分が位置するように、中間体を第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分との間に挿入した後、加熱処理することにより、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第2部分とをはんだ付けすると共に、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第2部分とをはんだ付けする。この場合、はんだによって、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第2部分、及び、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第2部分とを確実に電気的に接続することが可能となる。
好ましくは、第1端子部は、第1端子部の第1部分よりも第2端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分とを結ぶ方向に沿うように伸びる第2部分を有し、第2端子部は、第2端子部の第1部分よりも第1端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分とを結ぶ方向に沿うように伸びる第2部分を有しており、搭載工程では、素体の第1主面が第1端子部の第2部分及び第2端子部の第2部分と対向するように中間体を第1端子部の第2部分及び第2端子部の第2部分に載置して、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第1部分とを電気的に接続すると共に、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第1部分とを電気的に接続することで、中間体をリードフレームに搭載する。この場合、第1主面及び第2主面の対向方向において、第1端子部及び第2端子部によって中間体を確実に保持することが可能となる。
好ましくは、素体は、第1主面と第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、第1引き出し導体は、第1側面に配置された第2部分を有し、第2引き出し導体は、第2側面に配置された第2部分を有し、第1端子部の第1部分と第2端子部の第1部分とは、互いに対向する対向面をそれぞれ有すると共に、素体の第1側面及び素体の第2側面の対向方向における素体の幅に対応する距離だけ離間され、第1端子部は、第1端子部の第1部分よりも第2端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に第1端子部の第1部分及び第2端子部の第1部分の対向方向に伸びる第2部分を有し、第2端子部は、第2端子部の第1部分よりも第1端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に第1端子部の第1部分及び第2端子部の第1部分の対向方向に伸びる第2部分を有しており、搭載工程では、素体の第1主面が第1端子部の第2部分及び第2端子部の第2部分と対向するように中間体を第1端子部の第2部分及び第2端子部の第2部分に載置して、第1端子部の第1部分と第1引き出し導体の第2部分とを電気的に接続すると共に、第2端子部の第1部分と第2引き出し導体の第2部分とを電気的に接続することで、中間体を前記リードフレームに搭載する。この場合も、第1主面及び第2主面の対向方向において、第1端子部及び第2端子部によって中間体を確実に保持することが可能となる。
本発明によれば、耐電圧を向上させることが可能な電子部品及びその製造方法並びにインバータ装置を提供することができる。
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、第1実施形態に係る面実装型電子部品1の構造について説明する。図1は、第1実施形態に係る面実装型電子部品を示す透視斜視図である。図2は、第1実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。図3は、第1実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。第1実施形態に係る面実装型電子部品1は、本発明を面実装型コンデンサに適用したものである。
面実装型電子部品1は、図1〜図3に示されるように、誘電体素体(誘電特性を有する素体)12と、電極14,16と、引き出し導体18,20と、一対のリード端子26,28と、外装体32を備える。
誘電体素体12は、図2及び図3に示されるように、略直方体形状を呈しており、互いに対向する主面12a,12bと、互いに対向する側面12c,12dと、互いに対向する側面12e,12fとを有する。主面12aは、領域A11と、領域A12と、領域A11及び領域A12の間に位置する領域A13とを含んでいる(図2及び図3参照)。主面12bは、領域A21と、領域A22と、領域A21及び領域A22の間に位置する領域A23とを含んでいる(図2及び図3参照)。側面12c,12dは、主面12a,12b及び側面12e,12fを連結するように伸びており、側面12e,12fは、主面12a,12b及び側面12c,12dを連結するように伸びている。誘電体素体12は、例えば主成分としてTi、Ba、Sr、Ca、Nd、La等に副成分として他の希土類元素を添加した誘電性セラミック材料で形成することができる。
誘電体素体12上には、電極14,16及び引き出し導体18,20が配置されている。電極14は、主面12aの領域A13に配置されており、電極16は、主面12bの領域A23に配置されている。引き出し導体18は、主面12aの領域A11に配置されており、電極14と電気的に接続されている。引き出し導体20は、主面12bの領域A21に配置されており、電極16と電気的に接続されている。
電極14,16は、主面12a,12bの対向方向から見て互いに重なり合っている部分14a,16aを有している。電極14,16の重なり合っている部分14a,16aの対向面積と、電極14と電極16との間隔(すなわち、誘電体素体12の厚み)とによって、面実装型電子部品1のコンデンサとしての静電容量が規定される。
引き出し導体18は、電極14における側面12d寄り部分から引き出され、側面12dに向かうように伸びている。電極14は、引き出し導体18が引き出されていない側の部分(側面12c寄りの部分)において略半円形状を呈している。第1実施形態では、電極14と引き出し導体18とは、一体的に形成されている。
引き出し導体20は、電極16における側面12c寄りの部分から引き出され、側面12cに向かうように伸びている。電極16は、引き出し導体20が引き出されていない側の部分(側面12d寄りの部分)において略半円形状を呈している。第1実施形態では、電極16と引き出し導体20とは、一体的に形成されている。
引き出し導体18,20は、主面12a,12bの対向方向から見たときに、電極14,16を基準にして互いに反対方向に伸びており、互いに対向しないものとなっている。引き出し導体20が電極16から引き出されている位置は、引き出し導体18が電極14から引き出されている位置からの直線距離が最も遠くなる位置に設定されている。
主面12aには、電極14の全体及び引き出し導体18の一部を覆うように、ソルダーレジスト22が配置されている。そのため、第1実施形態においては、主面12aの領域A12(電極14よりも側面12c寄りの領域)には、ソルダーレジスト22が配置されたものとなっている。主面12bには、電極16の全体及び引き出し導体20の一部を覆うように、ソルダーレジスト24が配置されている。そのため、第1実施形態においては、主面12bの領域A22(電極16よりも側面12d寄りの領域)には、ソルダーレジスト24が配置されたものとなっている。ソルダーレジスト22,24は、耐熱性を有する絶縁材料であり、主面12a,12b、電極14,16及び引き出し導体18,20のうちソルダーレジスト22,24によって覆われた部分へのはんだの付着を防止すると共に、耐湿性及び耐絶縁性を維持するために設けられる。
リード端子26は、第1部分26a、第2部分26b及び第3部分26c〜26eを有している。第1部分26aは、主面12bと対向しており、引き出し導体20と図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子26は、引き出し導体20と電気的に接続されることとなる。第1部分26aは、引き出し導体20との接地面積の向上のために、板状となっている。これにより、第1部分26aは、誘電体素体12の主面12bと対向する対向面を有することとなる。
第3部分26cは、その一端の一部が第1部分26aの一端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分26aの一端から側面12c,12dの対向方向で且つ側面12cから離れる方向に向けて伸びている。第3部分26cは、その他端が二股に分岐されている。一対の第3部分26dは、その各一端が二股に分岐された第3部分26cの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第3部分26dは、第3部分26cの各他端から主面12a,12bの対向方向で且つ誘電体素体12から離れる方向に向けてそれぞれ伸びている。
一対の第3部分26eは、その各一端が各第3部分26dの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第3部分26eは、各第3部分26dの各他端から側面12c,12dの対向方向で且つ側面12cに近づく方向に向けてそれぞれ伸びている。従って、リード端子26のうち外装体32から露出する部分(第3部分26d及び第3部分26e)は、2つに分かれている。このため、リード端子26と後述する回路基板100の信号電極102とをはんだ付けする際、くさび効果により、リード端子26と信号電極102とを強固に接合できるようになっている。
一対の第2部分26bは、第3部分26cの一端の一部とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第2部分26bは、側面12c,12dの対向方向で且つ第3部分26cとは反対方向に向けてそれぞれ突出している。各第2部分26bは、主面12bと対向すると共に主面12bと接している。そのため、第2部分26bは、面実装型電子部品1の製造時において誘電体素体12を支持する機能を果たしている。
リード端子28は、第1部分28a,28g、第2部分28b及び第3部分28c〜28eを有している。第1部分28aは、主面12aと対向しており、引き出し導体18と図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子28は、引き出し導体18と電気的に接続されることとなる。第1部分28aは、引き出し導体18との接地面積の向上のために、板状となっている。これにより、第1部分28aは、誘電体素体12の主面12aと対向する対向面を有することとなる。第1部分28gは、その一端が第1部分28aの一端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分28aの一端から主面12a,12bの対向方向で且つ主面12bに近づく方向に向けて(側面12dに沿うように)伸びている。
第3部分28cは、その一端の一部が第1部分28gの下端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分28gの下端から側面12c,12dの対向方向で且つ側面12dから離れる方向に向けて伸びている。第3部分28cは、その他端が二股に分岐されている。一対の第3部分28dは、その各一端が二股に分岐された第3部分28cの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第3部分28dは、第3部分28cの各他端から主面12a,12bの対向方向で且つ誘電体素体12から離れる方向に向けてそれぞれ伸びている。
一対の第3部分28eは、その各一端が各第3部分28dの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第3部分28eは、各第3部分28dの各他端から側面12c,12dの対向方向で且つ側面12dに近づく方向に向けてそれぞれ伸びている。従って、リード端子28のうち外装体32から露出する部分(第3部分28d及び第3部分28e)は、2つに分かれている。このため、リード端子28と後述する回路基板100の信号電極104とをはんだ付けする際、くさび効果により、リード端子28と信号電極104とを強固に接合できるようになっている。
一対の第2部分28bは、第3部分28cの一端の一部とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第2部分28bは、側面12c,12dの対向方向で且つ第3部分28cとは反対方向に向けてそれぞれ突出している。各第2部分28bは、ソルダーレジスト24と接しており、誘電体素体12の主面12bと対向している。そのため、第2部分28bは、面実装型電子部品1の製造時において誘電体素体12を支持する機能を果たしている。
外装体32は、誘電体素体12、電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24、リード端子26の一部(リード端子26の第1〜第3部分26a〜26c)、リード端子28の一部(リード端子28の第1〜第3部分28a〜28c)を覆うように配置されている。外装体32からは、リード端子26の第3部分28d,28e及びリード端子28の第3部分28d,28eがそれぞれ引き出されている。外装体32から引き出されたリード端子26,28の各第3部分26d,26e,28d,28eは、それぞれ外装体32の外形に沿うようになっている。外装体32から引き出されたリード端子26の第3部分26cの引き出し位置26f及び外装体32から引き出されたリード端子28の第3部分28cの引き出し位置28fは、主面12a,12bと略平行な仮想平面S1上に位置している(図3参照)。外装体32は、耐熱性を有する絶縁材料からなる。
続いて、図1を参照して、上記の構成を有する面実装型電子部品1と回路基板との実装構造について説明する。
回路基板100は、その表面に信号電極102,104をはじめとする多数の信号電極及び接地電極等(図示せず)によって配線がなされたいわゆるプリント基板であって、面実装型電子部品1と共にインバータ装置150の一部を構成している。面実装型電子部品1は、リード端子26の第3部分26d,26eと回路基板100の信号電極102とがはんだによって接続され、リード端子28の第3部分28d,28eと回路基板100の信号電極104とがはんだによって接続されることで、回路基板100に実装される。面実装型電子部品1の回路基板100へのはんだ付けは、例えばリフローはんだ付け法によって行うことができる。
続いて、図1〜図10を参照して、面実装型電子部品1の製造方法について説明する。図4は、第1実施形態に係る面実装型電子部品の製造工程を説明するためのフローチャートである。図5は、面実装型電子部品の製造工程の各工程を説明するための図である。図6は、図5の後続の工程を説明するための図である。図7は、図6の後続の工程を説明するための図である。図8は、図7の後続の工程を説明するための図である。図9は、図8の後続の工程を説明するための図である。図10は、図9の後続の工程を説明するための図である。なお、図4に示されるフローチャートでは、ステップをSと略記している。
まず、ステップ101では、誘電体素体12の原料となる誘電体素体材料を製作する。具体的には、主成分としてチタン酸バリウムやチタン酸ストロンチウムに副成分として他の希土類元素を添加した原料を混練し、所定の温度にて仮焼きを行い、仮焼き後の原料を粉砕及び造粒することで得られる。
続いて、ステップ102では、ステップ101で得られた誘電体素体材料を所望の形状にプレス成型する。具体的には、プレス成型によって、主面12a,12b及び側面12c〜12fとなる各面を有する略直方体形状となるような成型体を得る。
続いて、ステップ103では、ステップ102で得られた成型体を所定温度(例えば、1100℃〜1500℃程度)にて焼成し、誘電体素体12を得る(図5(a)参照)。
続いて、ステップ104では、電極14,16及び引き出し導体18,20を形成する(図5(b)参照)。ここでは、まず、電極14及び引き出し導体18となる導電性ペーストを主面12aの領域A11,A13にスクリーン印刷する。また、電極16及び引き出し導体20となる導電性ペーストを主面12bの領域A21,23にスクリーン印刷する。そして、スクリーン印刷された導電性ペーストを所定温度(例えば、約800℃程度)にて焼付けを行う。導電性ペーストには、金属粉末(例えば、Ag、Cu、Ni等)に、有機バインダ及び有機溶剤等を混合したものが用いられる。
続いて、ステップ105では、ソルダーレジスト22,24を形成する(図5(c)参照)。ここでは、まず、主面12aの領域A12、主面12bの領域A22、電極14の全体及び引き出し導体18の一部並びに電極16の全体及び引き出し導体20の一部を覆うように、ソルダーレジスト22,24となるソルダーレジストペーストを主面12a及び主面12bに印刷形成する。そして、印刷形成されたソルダーレジストペーストを所定温度(例えば、100℃〜160℃程度)にて加熱処理(キュアリング)する。ソルダーレジストペーストは、エポキシ系塗料又はフェノール系樹脂等が用いられる。以上の工程により、中間体50(図5(c)参照)が得られる。
続いて、ステップ106では、例えばプレス加工によって、リードフレーム40を所望の形状に加工する。リードフレーム40は、例えば真鍮又は銅にSn又はAgによるメッキを施した金属材料からなる。具体的には、リードフレーム40は、図6に示されるように、一対の端子部46,48を備えている。
端子部46は、第1部分46a、第2部分46b及び第3部分46c,46dを有している。第1部分46aは、リード端子26の第1部分26aとなる部分である。第1部分46aは、板状となっており、誘電体素体12の主面12bと対向する対向面S2を有している。
第3部分46cは、リード端子26の第3部分26cとなる部分である。第3部分46cは、その一端の一部が第1部分46aの一端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分46aの一端からリードフレーム40の長手方向で且つ端子部48から離れる方向に向けて伸びている。第3部分46cは、その他端が二股に分岐されている。一対の第3部分46dは、リード端子26の第3部分26d,26eとなる部分である。各第3部分46dは、その各一端が二股に分岐された第3部分46cの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。一対の第2部分46bは、リード端子26の第2部分26bとなる部分である。各第2部分46bは、第3部分46cの一端の一部とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第2部分46bは、側面12c,12dの対向方向で且つ端子部48に近づく方向に向けてそれぞれ突出している。
端子部48は、第1部分48a,48e、第2部分48b及び第3部分48c,48dを有している。第1部分48aは、リード端子28の第1部分28aとなる部分である。第1部分48aは、板状となっており、誘電体素体12の主面12aと対向する対向面S2を有している。第1部分48eは、リード端子28の第1部分28gとなる部分である。第1部分48eは、その一端が第1部分48aの一端と連続して(一体的に形成されて)おり、鉛直方向で且つリードフレーム40に近づく方向に向けて伸びている。
第3部分48cは、リード端子28の第3部分28cとなる部分である。第3部分48cは、その一端の一部が第1部分48eの下端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分48eの下端からリードフレーム40の長手方向で且つ端子部46から離れる方向に向けて伸びている。第3部分48cは、その他端が二股に分岐されている。一対の第3部分48dは、リード端子28の第3部分28d,28eとなる部分である。各第3部分48dは、その各一端が二股に分岐された第3部分48cの各他端とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。一対の第2部分48bは、リード端子28の第2部分28bとなる部分である。各第2部分48bは、第3部分48cの一端の一部とそれぞれ連続して(一体的に形成されて)いる。各第2部分48bは、側面12c,12dの対向方向で且つ端子部46に近づく方向に向けてそれぞれ突出している。
続いて、ステップ107では、リードフレーム40に中間体50を搭載する(図7参照)。ここでは、まず、端子部46,48の対向面S2にそれぞれクリームはんだを塗布する。クリームはんだは、例えば高温クリームはんだを用いることができる。そして、端子部46の第1部分46aの対向面S2と誘電体素体12の主面12bとの間に引き出し導体20が介在すると共に端子部48の第1部分48aの対向面S2と誘電体素体12の主面12aとの間に引き出し導体18が介在するようにして、中間体50を端子部46の第1部分46aと端子部48の第1部分48aとの間に挿入する。さらに、端子部46の第1部分46aと引き出し導体20、及び、端子部48の第1部分48aと引き出し導体18とを、例えばリフローはんだ法によってはんだ付けして、中間体50をリードフレーム40に固着させる。
続いて、ステップ108では、外装体32を形成する。ここでは、まず、ステップ107で中間体50が固着されたリードフレーム40を、所望の外装体32の形状となるように成型された一対の金型60の間に配置する(図8の矢印A参照)。そして、一対の金型60を閉じ(図9の矢印B参照)、各中間体50に対して樹脂を注入するための空間をそれぞれ形成し、一対の金型60によって形成される各空間内に樹脂を加圧しながら注入する(図9参照)。このときの圧力は、例えば2MPa〜10MPa程度に設定することができる。さらに、一対の金型60の空間内に樹脂を注入した後であって、金型を開く前に、所定温度(例えば、150℃程度)にて加熱処理(仮キュアリング)を行う。樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等のトランスファーモールド用の樹脂を用いることができる。その後、一対の金型60を開いて(図10の矢印C参照)、中間体50及び樹脂が所定の形状に成形された成形体52を備えるリードフレーム40を金型60から取り出す。そして、所定温度(例えば、150℃程度)にて所定時間(例えば、2時間程度)加熱処理(本キュアリング)を行い、不要なバリを除去する。
続いて、ステップ109では、リード端子26,28を形成する(図1〜図3参照)。ここでは、まず、端子部46のうち外装体32から引き出されている部分(端子部46の第3部分46c,46d)及び端子部48のうち外装体32から引き出されている部分(端子部48の第3部分48c,48d)を切断して、外装体32が形成された(外装体32によって覆われた)中間体50の一つずつをリードフレーム40から切り離す。そして、端子部46の第3部分46c,46d及び端子部48の第3部分48c,48dを、誘電体素体12の主面12aから離れる方向に向けて折り曲げる。
以上のように、第1実施形態においては、主面12aの領域A12(電極14よりも側面12c寄りの領域)を少なくとも覆うように、ソルダーレジスト22が配置されていると共に、主面12bの領域A22(電極16よりも側面12d寄りの領域)を少なくとも覆うように、ソルダーレジスト24が配置されている。そのため、ソルダーレジスト22,24がない場合には外装体32が誘電体素体12と直接接触してしまう誘電体素体12の主面12a,12bの各領域A12,A22において、誘電体素体12とソルダーレジスト22,24とが密着し、ソルダーレジスト22,24と外装体32とが密着するようになるので、ソルダーレジスト22,24が誘電体素体12から剥がれ難くなり、外装体32がソルダーレジスト22,24から剥がれ難くなる。その結果、誘電体素体12と外装体32との間に空間が形成されることがほとんどなくなるので、沿面放電が抑制されるようになり、耐電圧を向上させることが可能となる。また、このように誘電体素体12、ソルダーレジスト22,24及び外装体32が相互に密着しているので、耐湿性を維持できると共に、マイグレーション現象の発生を防止することも可能となっている。
第1実施形態においては、引き出し導体18と引き出し導体20とは、主面12a,12bの対向方向から見て互いに対向していない。また、引き出し導体20が電極16から引き出されている位置は、引き出し導体18が電極14から引き出されている位置からの直線距離が最も大きくなる位置に設定されている。そのため、引き出し導体18と引き出し導体20との間隔が大きくなっている。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
第1実施形態においては、電極14が、引き出し導体18と一体的に形成されていない側において略半円形状を呈しており、電極16が、引き出し導体20と一体的に形成されていない側において略半円形状を呈しており、電極14,16が丸みを帯びた形状となっている。そのため、電界集中の発生が抑制され、絶縁破壊電圧が大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
第1実施形態においては、リード端子26が、リード端子28に向けて突出する第2部分26bを有し、リード端子28が、リード端子26に向けて突出する第2部分28bを有している。そのため、面実装型電子部品1の製造の際に、主面14及び主面16の対向方向と交差する方向において、リード端子26,28によって素体を確実に保持することが可能となる。
(第2実施形態)
続いて、図11及び図12を参照して、第2実施形態に係る面実装型電子部品2について説明する。図11は、第2実施形態に係る面実装型電子部品の誘電体素体を主面側から見た透視図である。図12は、第2実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。以下では、第1実施形態に係る面実装型電子部品1との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
面実装型電子部品2は、図12及び図13に示されるように、誘電体素体12、電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24、一対のリード端子26,28及び外装体32とを備えている。
誘電体素体12は、主面12a側に、側面12e,12fの対向方向に伸びる一対の溝部38A,38Bを有している。誘電体素体12は、主面12b側に、側面12e,12fの対向方向に伸びる一対の溝部38C,38Dを有している。
電極14は、略円形状を呈しており、溝部38A,38Bの間に位置している。電極16は、略円形状を呈しており、溝部38C,38Dの間に位置している。電極14,16は、主面12a,12bの対向方向から見て互いに重なり合っている。引き出し導体18は、電極14(電極14における側面12f寄りの部分)から引き出されるように伸びている。引き出し導体20は、電極16(電極16における側面12e寄りの部分)から引き出されるように伸びている。引き出し導体18が電極14から引き出される位置と引き出し導体20が電極16から引き出される位置とは、電極14,16の対向方向から見たときに電極14,16の中心を挟んで互いに対向する位置に設定されている。第2実施形態では、電極14,16と対応する引き出し導体18,20とは、一体的に形成されている。
引き出し導体18は、第1部分18a〜18dを有している。第1部分18a〜18dは、主面12aの領域A11に配置され、電極14と電気的に接続されている。第2実施形態では、第1部分18a〜18dは一体的に形成されている。
第1部分18aは、その一端が電極14と接続されており、電極14から側面12fに向けて伸びている。第1部分18bは、その一端が第1部分18aの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、側面12e,12fと略平行となるように第1部分18aの他端から側面12dに向けて伸びている。第1部分18cは、その一端が第1部分18bの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分18bの他端からリード端子28の第1部分28aに向けて伸びている。第1部分18dは、その一端が第1部分18cの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、側面12e,12fと略平行となるように第1部分18cの他端から側面12dに向けて伸びている。すなわち、引き出し導体18は、溝部38Bを迂回するように、主面12a上に配置されている。
引き出し導体20は、第1部分20a〜20bを有している。第1部分20a〜20dは、主面12bの領域A21に配置され、電極16と電気的に接続されている。第2実施形態では、第1部分20a〜20dは一体的に形成されている。
第1部分20aは、その一端が電極16と接続されており、電極16から側面12eに向けて伸びている。第1部分20bは、その一端が第1部分20aの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、側面12e,12fと略平行となるように第1部分20aの他端から側面12cに向けて伸びている。第1部分20cは、その一端が第1部分20bの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、第1部分20bの他端からリード端子26の第1部分26aに向けて伸びている。第1部分20dは、その一端が第1部分20cの他端と連続して(一体的に形成されて)おり、側面12e,12fと略平行となるように第1部分20cの他端から側面12cに向けて伸びている。すなわち、引き出し導体20は、溝部38Cを迂回するように、主面12b上に配置されている。
リード端子26の第1部分26aは、引き出し電極20の第1部分20cの一部及び第1部分20dと図示しないはんだによって電気的且つ物理的に接続されている。リード端子28の第1部分28aは、引き出し電極18の第1部分18cの一部及び第1部分18dと図示しないはんだによって電気的且つ物理的に接続されている。
ソルダーレジスト22は、電極14並びに引き出し電極18の第1部分18a,18b及び第1部分18cの一部を覆うように配置されている。ソルダーレジスト24は、電極16並びに引き出し電極20の第1部分20a,20b及び第1部分20cの一部を覆うように配置されている。
以上のように、第2実施形態においては、主面12aの領域A12(電極14よりも側面12c寄りの領域)を少なくとも覆うように、ソルダーレジスト22が配置されていると共に、主面12bの領域A22(電極16よりも側面12d寄りの領域)を少なくとも覆うように、ソルダーレジスト24が配置されている。そのため、ソルダーレジスト22,24がない場合には外装体32が誘電体素体12と直接接触してしまう誘電体素体12の主面12a,12bの各領域A12,A22において、誘電体素体12とソルダーレジスト22,24とが密着し、ソルダーレジスト22,24と外装体32とが密着するようになるので、ソルダーレジスト22,24が誘電体素体12から剥がれ難くなり、外装体32がソルダーレジスト22,24から剥がれ難くなる。その結果、誘電体素体12と外装体32との間に空間が形成されることがほとんどなくなるので、沿面放電が抑制されるようになり、耐電圧を向上させることが可能となる。また、このように誘電体素体12、ソルダーレジスト22,24及び外装体32が相互に密着しているので、耐湿性を維持できると共に、マイグレーション現象の発生を防止することも可能となっている。
第2実施形態においては、引き出し導体18が電極14から引き出される位置と引き出し導体20が電極16から引き出される位置とが、電極14,16の対向方向から見たときに電極14,16の中心を挟んで互いに対向する位置に設定されている。そして、引き出し導体18が、溝部38Bを迂回するよう主面12a上に配置されており、引き出し導体20が、溝部38Cを迂回するように主面12b上に配置されている。そのため、引き出し導体18と引き出し導体20との間隔が大きくなっている。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
第2実施形態においては、溝部38A,38Bの間に位置するように略円形状の電極14が主面12aに配置されており、溝部38C,38Dの間に位置するように略円形状の電極16が主面12bに配置されている。すなわち、溝部38Aが電極14と側面12cとの間に配置され、溝部38Dが電極16と側面12dとの間に配置されている。そのため、電極14と引き出し導体20のうち側面12cに形成されている部分との沿面距離、及び、電極16と引き出し導体18のうち側面12dに形成されている部分との沿面距離が大きくなる。その結果、絶縁破壊電圧が大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
第2実施形態では、電極14,16が略円形状を呈している。そのため、電界集中が抑制され、絶縁破壊電圧が大きくなり、更に耐電圧を向上させることが可能となる。
(第3実施形態)
続いて、図13〜図15を参照して、第3実施形態に係る面実装型電子部品3について説明する。図13は、第3実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。図14は、第3実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。図15は、第3実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。以下では、第1実施形態に係る面実装型電子部品1との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
面実装型電子部品3は、図13〜図15に示されるように、誘電体素体12、電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24、一対のリード端子26,28及び外装体32とを備えている。
引き出し導体18は、第1部分18a及び第2部分18bを有している。第2部分18bは、側面12dに配置されている。第2部分18bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分18aは、第2部分18bと電極14とを電気的に接続するように、主面12aの領域A11に配置されている。第3実施形態では、第1部分18a及び第2部分18bは、一体的に形成されている。
引き出し導体20は、第1部分20a及び第2部分20bを有している。第2部分20bは、側面12cに配置されている。第2部分20bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分20aは、第2部分20bと電極16とを電気的に接続するように、主面12bの領域A21に配置されている。第3実施形態では、第1部分20a及び第2部分20bは、一体的に形成されている。
ソルダーレジスト22は、電極14及び引き出し導体18の第2部分18bの大部分を覆うように、主面12aに配置されている。ソルダーレジスト24は、電極16及び引き出し導体20の第2部分20bの大部分を覆うように、主面12bに配置されている。
リード端子26は、第1部分26a、第2部分26b及び第3部分26c〜26eを有している。第1部分26aは、側面12cと対向しており、引き出し導体20の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子26は、引き出し導体20と電気的に接続されることとなる。第1部分26aは、引き出し導体20の第2部分20bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより、第1部分26aは、誘電体素体12の側面12cと対向する対向面を有することとなる。
リード端子28は、第1部分28a、第2部分28b及び第3部分28c〜28eを有している。第1部分28aは、側面12dと対向しており、引き出し導体18の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子28は、引き出し導体18と電気的に接続されることとなる。第1部分28aは、引き出し導体18の第2部分18bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより第1部分28aは、誘電体素体12の側面12dと対向する対向面を有することとなる。
以上のように、第3実施形態に係る面実装型電子部品3においても、第1実施形態に係る面実装型電子部品1と同様の作用効果を奏する。
また、第3実施形態においては、リード端子26の第1部分26aが、側面12cに配置された引き出し導体20の第2部分20bと接続され、リード端子28が、側面12dに配置された引き出し導体18の第2部分18bと接続されている。そのため、従来の面実装型電子部品のように、リード端子26,28が誘電体素体12の外形に沿って誘電体素体12の周囲を回り込むように配置されることがなくなっている。その結果、面実装型電子部品3の小型化を図ることが可能となる。
第3実施形態においては、面実装型電子部品3を製造する際に、誘電体素体12に電極14,16、引き出し導体18,20及びソルダーレジスト22,24が配置された中間体50を、上方からリードフレーム40に供給することができる。そのため、面実装型電子部品3の製造設備を単純にすることが可能となる。
(第4実施形態)
続いて、図16〜図18を参照して、第4実施形態に係る面実装型電子部品4について説明する。図16は、第4実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。図17は、第4実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。図18は、第4実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。以下では、第1実施形態に係る面実装型電子部品1との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
面実装型電子部品4は、図16〜図18に示されるように、誘電体素体12、電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24、一対のリード端子26,28及び外装体32を備えている。
引き出し導体18は、第1部分18a及び第2部分18bを有している。第2部分18bは、側面12dに配置されている。第2部分18bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分18aは、第2部分18bと電極14とを電気的に接続するように、主面12aの領域A11に配置されている。第4実施形態では、第1部分18a及び第2部分18bは、一体的に形成されている。
引き出し導体20は、第1部分20a及び第2部分20bを有している。第2部分20bは、側面12cに配置されている。第2部分20bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分20aは、第2部分20bと電極16とを電気的に接続するように、主面12bの領域A21に配置されている。第4実施形態では、第1部分20a及び第2部分20bは、一体的に形成されている。
ソルダーレジスト22は、電極14及び引き出し導体18の第2部分18bの大部分を覆うように、主面12aに配置されている。ソルダーレジスト24は、電極16及び引き出し導体20の第2部分20bの大部分を覆うように、主面12bに配置されている。
リード端子26は、第1部分26a、第2部分26b及び第3部分26c〜26eを有している。第1部分26aは、側面12cと対向しており、引き出し導体20の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子26は、引き出し導体20と電気的に接続されることとなる。第1部分26aは、引き出し導体20の第2部分20bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより、第1部分26aは、誘電体素体12の側面12cと対向する対向面を有することとなる。
第2部分26bは、第1部分26aの一端と連続して(一体的に形成されて)いる。第2部分26bは、側面12c,12dの対向方向で且つ第1部分26aとは反対方向に向けてそれぞれ突出している。第2部分26bは、ソルダーレジスト24と接しており、誘電体素体12の主面12bと対向している。そのため、第2部分26bは、面実装型電子部品4の製造時において誘電体素体12を支持する機能を果たしている。
リード端子28は、第1部分28a、第2部分28b及び第3部分28c〜28eを有している。第1部分28aは、側面12dと対向しており、引き出し導体18の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子28は、引き出し導体18と電気的に接続されることとなる。第1部分28aは、引き出し導体18の第2部分18bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより第1部分28aは、誘電体素体12の側面12dと対向する対向面を有することとなる。
第2部分28bは、第1部分28aの一端と連続して(一体的に形成されて)いる。第2部分28bは、側面12c,12dの対向方向で且つ第1部分28aとは反対方向に向けてそれぞれ突出している。第2部分28bは、ソルダーレジスト24と接しており、誘電体素体12の主面12bと対向している。そのため、第2部分28bは、面実装型電子部品4の製造時において誘電体素体12を支持する機能を果たしている。
以上のように、第4実施形態に係る面実装型電子部品4においても、第1実施形態に係る面実装型電子部品1と同様の作用効果を奏する。
また、第4実施形態においては、リード端子26の第1部分26aが、側面12cに配置された引き出し導体20の第2部分20bと接続され、リード端子28が、側面12dに配置された引き出し導体18の第2部分18bと接続されている。そのため、従来の面実装型電子部品のように、リード端子26,28が誘電体素体12の外形に沿って誘電体素体12の周囲を回り込むように配置されることがなくなっている。その結果、面実装型電子部品4の小型化を図ることが可能となる。
第4実施形態においては、面実装型電子部品4を製造する際に、誘電体素体12に電極14,16、引き出し導体18,20及びソルダーレジスト22,24が配置された中間体50を、上方からリードフレーム40に供給することができる。そのため、面実装型電子部品4の製造設備を単純にすることが可能となる。
(第5実施形態)
続いて、図19〜図21を参照して、第5実施形態に係る面実装型電子部品5について説明する。図19は、第5実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。図20は、第5実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。図21は、第5実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。以下では、第1実施形態に係る面実装型電子部品1との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
面実装型電子部品5は、図19〜図21に示されるように、誘電体素体12、電極14,16、引き出し導体18,20、ソルダーレジスト22,24、一対のリード端子26,28及び外装体32を備えている。
引き出し導体18は、第1部分18a及び第2部分18bを有している。第2部分18bは、側面12dに配置されている。第2部分18bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分18aは、第2部分18bと電極14とを電気的に接続するように、主面12aに配置されている。第5実施形態では、第1部分18a及び第2部分18bは、一体的に形成されている。
引き出し導体20は、第1部分20a及び第2部分20bを有している。第2部分20bは、側面12cに配置されている。第2部分20bは、主面12a,12bの対向方向に伸びている。第1部分20aは、第2部分20bと電極16とを電気的に接続するように、主面12bに配置されている。第5実施形態では、第1部分20a及び第2部分20bは、一体的に形成されている。
ソルダーレジスト22は、電極14及び引き出し導体18の第2部分18bの大部分を覆うように、主面12aに配置されている。ソルダーレジスト24は、電極16及び引き出し導体20の第2部分20bの大部分を覆うように、主面12bに配置されている。
リード端子26は、第1部分26a、第2部分26b及び第3部分26c〜26eを有している。第1部分26aは、誘電体素体12(リード端子28)に向けて突出するように反っており、誘電体素体12の側面12e,12fの対向方向から見て略C字状となっている。そのため、第1部分26aは、その突出方向に向けて付勢されている。第1部分26aは、側面12cと対向しており、引き出し導体20の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子26は、引き出し導体20と電気的に接続されることとなる。第1部分26aは、引き出し導体20の第2部分20bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより、第1部分26aは、誘電体素体12の側面12cと対向する対向面を有することとなる。
リード端子28は、第1部分28a、第2部分28b及び第3部分28c〜28eを有している。第1部分28aは、誘電体素体12(リード端子26)に向けて突出するように反っており、誘電体素体12の側面12e,12fの対向方向から見て略C字状となっている。そのため、第1部分28aは、その突出方向に向けて付勢されている。第1部分28aは、側面12dと対向しており、引き出し導体18の第2部分20bと図示しないはんだによって接続されている。これにより、リード端子28は、引き出し導体18と電気的に接続されることとなる。第1部分28aは、引き出し導体18の第2部分18bとの接地面積の向上のために、板状となっている。これにより第1部分28aは、誘電体素体12の側面12dと対向する対向面を有することとなる。
以上のように、第5実施形態に係る面実装型電子部品5においても、第1実施形態に係る面実装型電子部品1と同様の作用効果を奏する。
また、第5実施形態においては、リード端子26の第1部分26aが、側面12cに配置された引き出し導体20の第2部分20bと接続され、リード端子28が、側面12dに配置された引き出し導体18の第2部分18bと接続されている。そのため、従来の面実装型電子部品のように、リード端子26,28が誘電体素体12の外形に沿って誘電体素体12の周囲を回り込むように配置されることがなくなっている。その結果、面実装型電子部品5の小型化を図ることが可能となる。
第5実施形態においては、面実装型電子部品5を製造する際に、誘電体素体12に電極14,16、引き出し導体18,20及びソルダーレジスト22,24が配置された中間体50を、上方からリードフレーム40に供給することができる。そのため、面実装型電子部品5の製造設備を単純にすることが可能となる。
第5実施形態においては、リード端子26の第1部分26aがリード端子28に向けて付勢されており、リード端子28の第1部分28aがリード端子26に向けて付勢されている。そのため、面実装型電子部品5を製造する際に、中間体50をリードフレーム40に供給した場合、中間体50がリード端子26,28によって挟持されるようになる。その結果、面実装型電子部品5を製造する際に、中間体50(誘電体素体12)を確実に保持することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、第2実施形態において、引き出し導体18の第2部分18cが側面12e,12fと略平行となっており、引き出し導体20の第2部分20cが側面12e,12fと略平行となっているが、これに限られない。引き出し導体18が溝部38Bを迂回するように電極14から側面12dにかけて形成されており、引き出し導体20が溝部38Cを迂回するように電極16から側面12cにかけて形成されていれば、引き出し導体18,20の形状は特に限定されない。
第2実施形態において、誘電体素体12は、溝部38A,38B,38C,38Dを有しているが、これに限られることなく、突部を有していてもよく、突部と溝部とを組み合わせて有していてもよい。
第1〜第5実施形態では本発明を面実装型コンデンサに適用したが、面実装型バリスタに適用してもよい。この場合、誘電体素体12の代わりに、バリスタ素体を備えることとなる。バリスタ素体は、誘電特性を有すると共に電圧非直線特性(バリスタ特性)を有し、バリスタ材料(ZnOを主成分とし、副成分として希土類元素あるいはBi等を含む)からなる。
第1〜第5実施形態では中間体50をリードフレーム40に搭載する前に、端子部46,48の対向面S2にクリームはんだを塗布していたが、これに限られない。具体的には、端子部46,48と引き出し導体18,20とを電気的に接続することができるものであればよく、例えば金属粉が練り込まれた接着剤を用いて、その接着剤を熱硬化させることで、端子部46,48と引き出し導体18,20とを電気的に接続することができる。
第1〜第5実施形態では、誘電体素体12の主面12aにソルダーレジスト22が配置され、誘電体素体12の主面12bにソルダーレジスト24が配置されていたが、これに限られない。すなわち、主面12aのうち電極14を挟んで引き出し導体18とは反対側の領域(電極14よりも側面12c寄りの領域)を少なくとも覆うように主面12aに配置される部分と、主面12bのうち電極16を挟んで引き出し導体20とは反対側の領域(電極16よりも側面12d寄りの領域)を少なくとも覆うように主面12bに配置される部分とを少なくとも有していれば、誘電体素体12の外表面を1周するように一つのソルダーレジストが配置されたものであってもよい。また、ソルダーレジスト22,24を主面12a,12bに配置しなくてもよい。
第1実施形態に係る面実装型電子部品を示す透視斜視図である。 第1実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。 第1実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。 第1実施形態に係る面実装型電子部品の製造工程を説明するためのフローチャートである。 面実装型電子部品の製造工程の各工程を説明するための図である。 図5の後続の工程を説明するための図である。 図6の後続の工程を説明するための図である。 図7の後続の工程を説明するための図である。 図8の後続の工程を説明するための図である。 図9の後続の工程を説明するための図である。 第2実施形態に係る面実装型電子部品の誘電体素体を主面側から見た透視図である。 第2実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。 第3実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。 第3実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。 第3実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。 第4実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。 第4実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。 第4実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。 第5実施形態に係る面実装型電子部品を一部切り欠いて示す斜視図である。 第5実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の主面側から見た透視図である。 第5実施形態に係る面実装型電子部品を誘電体素体の側面側から見た透視図である。
符号の説明
1〜5…面実装型電子部品、12…誘電体素体、12a,12b…主面、12c〜12f…側面、12A,12B…突部、14,16…電極、18,20…引き出し導体、22,24…ソルダーレジスト、26,28…リード端子、32…外装体、100…回路基板、150…インバータ装置、38A〜38D…溝部、39A,39B…窪み部、S1…仮想平面、S2…対向面。

Claims (14)

  1. 互いに対向する第1主面及び第2主面を有すると共に誘電特性を有し、前記第1主面は第1領域と、第2領域と、該第1領域及び該第2領域の間に位置する第3領域とを含み、前記第2主面は、第1領域と、第2領域と、該第1領域及び該第2領域の間に位置する第3領域とを含んでいる素体と、
    前記第1主面の前記第3領域に配置された第1電極と、
    前記第2主面の前記第3領域に配置されると共に前記第1電極と対向する第2電極と、
    前記第1主面の前記第1領域に配置された第1部分を有し、前記第1電極と電気的に接続された第1引き出し導体と、
    前記第2主面の前記第1領域に配置された第1部分を有し、前記第2電極と電気的に接続された第2引き出し導体と、
    前記第1引き出し導体と電気的に接続された第1リード端子と、
    前記第2引き出し導体と電気的に接続された第2リード端子と、
    前記第1主面の前記第2領域を少なくとも覆うように前記第1主面に配置される部分と、前記第2主面の前記第2領域を少なくとも覆うように前記第2主面に配置される部分とを少なくとも有する絶縁膜と、
    前記素体、前記第1電極、前記第2電極、前記第1引き出し導体、前記第2引き出し導体、前記第1リード端子の一部、前記第2リード端子の一部及び前記絶縁膜を覆うように配置された、電気絶縁性を有する外装体とを備えることを特徴とする電子部品。
  2. 前記第1引き出し導体の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第1部分とは、前記第1主面及び前記第2主面の対向方向から見て互いに対向しておらず、
    前記第2引き出し導体の前記第1部分が前記第2電極から引き出されている位置は、前記第1引き出し導体の前記第1部分が前記第1電極から引き出されている位置からの直線距離が最も遠くなる位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  3. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面と、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第3側面及び第4側面とを有し、
    前記第1引き出し導体の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第1部分とは、前記第1主面及び前記第2主面の対向方向から見て互いに対向しておらず、
    前記第1引き出し導体の前記第1部分は、前記第1電極から前記第3側面の方向に向けて伸びる部分及び前記第3側面から前記第1側面の方向に向けて伸びる部分を有しており、
    前記第2引き出し導体の前記第1部分は、前記第2電極から前記第4側面の方向に向けて伸びる部分及び前記第4側面から前記第2側面の方向に向けて伸びる部分を有していることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  4. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面を有し、
    前記第1引き出し導体の前記第1部分は、少なくとも一部が前記第1側面に向けて伸びており、
    前記第2引き出し導体の前記第1部分は、少なくとも一部が前記第2側面に向けて伸びており、
    前記素体には、前記第1主面における前記第1電極と前記第2側面との間の領域及び前記第2主面における前記第2電極と前記第1側面との間の領域に、窪み部及び/又は突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  5. 前記第1電極及び前記第2電極が丸みを帯びた形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  6. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面を有し、
    前記第1リード端子は、前記第1引き出し導体の前記第1部分と接続された第1部分と、前記第1主面と対向すると共に前記第1側面及び前記第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有し、
    前記第2リード端子は、前記第2引き出し導体の前記第1部分と接続された第1部分と、前記第1主面と対向すると共に前記第1側面及び前記第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有していることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  7. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、
    前記第1引き出し導体は、前記第1側面に配置された第2部分を有しており、該第2部分と前記第1リード端子とが接続されることにより前記第1リード端子と電気的に接続され、
    前記第2引き出し導体は、前記第2側面に配置された第2部分を有しており、該第2部分と前記第2リード端子とが接続されることにより前記第2リード端子と電気的に接続され、
    前記第1リード端子は、前記第1引き出し導体の前記第2部分と接続された第1部分と、前記第1主面と対向すると共に前記第1側面及び前記第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有し、
    前記第2リード端子は、前記第2引き出し導体の前記第2部分と接続された第1部分と、前記第1主面と対向すると共に前記第1側面及び前記第2側面の対向方向に伸びる第2部分とを有していることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  8. 前記第1リード端子及び前記第2リード端子は、前記外装体からそれぞれ引き出されており、
    前記外装体から引き出された前記第1リード端子の引き出し位置及び前記外装体から引き出された前記第2リード端子の引き出し位置は、前記第1主面及び前記第2主面と略平行な仮想平面上に位置していることを特徴とする請求項1に記載された電子部品。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載された電子部品を備えることを特徴とするインバータ装置。
  10. 互いに対向する第1主面及び第2主面を有すると共に誘電特性を有し、前記第1主面は第1領域と、第2領域と、該第1領域及び該第2領域の間に位置する第3領域とを含み、前記第2主面は、第1領域と、第2領域と、該第1領域及び該第2領域の間に位置する第3領域とを含んでいる素体と、前記第1主面の前記第3領域に配置された第1電極と、前記第2主面の前記第3領域に配置されると共に前記第1電極と対向する第2電極と、前記第1主面の前記第1領域に配置された第1部分を有し、前記第1電極と電気的に接続された第1引き出し導体と、前記第2主面の前記第1領域に配置された第1部分を有し、前記第2電極と電気的に接続された第2引き出し導体と、前記第1主面の前記第2領域を少なくとも覆うように前記第1主面に配置される部分、及び、前記第2主面の前記第2領域を少なくとも覆うように前記第2主面に配置される部分を少なくとも有する絶縁膜とを備える中間体を用意する中間体用意工程と、
    第1部分を有する第1端子部と、第1部分を有する第2端子部とを備えるリードフレームを用意するリードフレーム用意工程と、
    前記第1端子部の前記第1部分と前記第1引き出し導体とを電気的に接続すると共に、前記第2端子部の前記第1部分と前記第2引き出し導体とを電気的に接続して、前記中間体を前記リードフレームに搭載する搭載工程と、
    前記中間体が搭載されている前記リードフレームが内部に配置された型枠内に樹脂を注入して硬化させることで、前記素体、前記第1電極、前記第2電極、前記第1引き出し導体、前記第2引き出し導体、前記第1端子部の一部、前記第2端子部の一部及び前記絶縁膜を覆うように配置された、電気絶縁性を有する外装体を形成する外装体形成工程と、
    前記第1端子部のうち前記外装体から引き出されている部分及び前記第2端子部のうち前記外装体から引き出されている部分を切断して、前記外装体が形成された前記中間体を前記リードフレームから切り離す切断工程とを備えることを特徴とする電子部品の製造方法。
  11. 前記搭載工程では、前記第1端子部の前記第1部分及び前記第2端子部の前記第1部分にそれぞれはんだを塗布し、前記中間体を前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分との間に挿入した後、加熱処理することにより、前記第1端子部の前記第1部分と前記第1引き出し導体の前記第1部分とをはんだ付けすると共に、前記第2端子部の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第1部分とをはんだ付けすることを特徴とする請求項10に記載された電子部品の製造方法。
  12. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、
    前記第1引き出し導体は、前記第1側面に配置された第2部分を有し、
    前記第2引き出し導体は、前記第2側面に配置された第2部分を有し、
    前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分とは、互いに対向する対向面をそれぞれ有すると共に、前記素体の前記第1側面及び前記素体の前記第2側面の対向方向における前記素体の幅に対応する距離だけ離間されており、
    前記搭載工程では、前記第1端子部の前記第1部分及び前記第2端子部の前記第1部分の前記各対向面にそれぞれはんだを塗布し、前記第1端子部の前記第1部分の前記対向面と前記素体の前記第1側面との間に前記第1引き出し導体の前記第2部分が位置すると共に前記第2端子部の前記第1部分の前記対向面と前記素体の前記第2側面との間に前記第2引き出し導体の前記第2部分が位置するように、前記中間体を前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分との間に挿入した後、加熱処理することにより、前記第1端子部の前記第1部分と前記第1引き出し導体の前記第2部分とをはんだ付けすると共に、前記第2端子部の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第2部分とをはんだ付けすることを特徴とする請求項10に記載された電子部品の製造方法。
  13. 前記第1端子部は、前記第1端子部の前記第1部分よりも前記第2端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分とを結ぶ方向に沿うように伸びる第2部分を有し、
    前記第2端子部は、前記第2端子部の前記第1部分よりも前記第1端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分とを結ぶ方向に沿うように伸びる第2部分を有しており、
    前記搭載工程では、前記素体の前記第1主面が前記第1端子部の前記第2部分及び前記第2端子部の前記第2部分と対向するように前記中間体を前記第1端子部の前記第2部分及び前記第2端子部の前記第2部分に載置して、前記第1端子部の前記第1部分と前記第1引き出し導体の前記第1部分とを電気的に接続すると共に、前記第2端子部の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第1部分とを電気的に接続することで、前記中間体を前記リードフレームに搭載することを特徴とする請求項10に記載された電子部品の製造方法。
  14. 前記素体は、前記第1主面と前記第2主面とを連結するように伸びると共に互いに対向する第1側面及び第2側面とを有し、
    前記第1引き出し導体は、前記第1側面に配置された第2部分を有し、
    前記第2引き出し導体は、前記第2側面に配置された第2部分を有し、
    前記第1端子部の前記第1部分と前記第2端子部の前記第1部分とは、互いに対向する対向面をそれぞれ有すると共に、前記素体の前記第1側面及び前記素体の前記第2側面の対向方向における前記素体の幅に対応する距離だけ離間され、
    前記第1端子部は、前記第1端子部の前記第1部分よりも前記第2端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に前記第1端子部の前記第1部分及び前記第2端子部の前記第1部分の対向方向に伸びる第2部分を有し、
    前記第2端子部は、前記第2端子部の前記第1部分よりも前記第1端子部の側に少なくとも一部が配置されると共に前記第1端子部の前記第1部分及び前記第2端子部の前記第1部分の対向方向に伸びる第2部分を有しており、
    前記搭載工程では、前記素体の前記第1主面が前記第1端子部の前記第2部分及び前記第2端子部の前記第2部分と対向するように前記中間体を前記第1端子部の前記第2部分及び前記第2端子部の前記第2部分に載置して、前記第1端子部の前記第1部分と前記第1引き出し導体の前記第2部分とを電気的に接続すると共に、前記第2端子部の前記第1部分と前記第2引き出し導体の前記第2部分とを電気的に接続することで、前記中間体を前記リードフレームに搭載することを特徴とする請求項10に記載された電子部品の製造方法。
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