JP2008227013A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成膜処理からクリーニングへの間に待ち時間なくクリーニングを実施し、スループットの向上を図る。
【解決手段】基板を処理する処理室27と、該処理室への成膜用の処理ガス供給手段34と、前記処理室へのクリーニングガス供給手段と、前記処理室に接続され該処理室の成膜用ガスを排気する為の第1の排気ライン61と、前記処理室に接続され前記処理室のクリーニングガスを排気する為の第2の排気ライン62と、前記第1の排気ラインに設けられ該第1の排気ラインを開閉する第1の開閉手段65と、少なくとも前記第1の排気ラインの前記処理室から前記第1の開閉手段迄を加熱する排気ライン加熱手段76と、前記第2の排気ラインに設けられ該第2の排気ラインを開閉する第2の開閉手段66と、前記第2の排気ラインの前記処理室と前記第2の開閉手段との間に接続され前記第2の排気ライン内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段68とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリコンウェーハ、ガラス基板等の基板の表面に化学気相生成による薄膜の生成、不純物の拡散、エッチング、或はアッシング等の処理を行う基板処理装置に関するものである。
シリコンウェーハ、ガラス基板等の基板(以下ウェーハ)の表面に化学気相生成による薄膜の生成、不純物の拡散、エッチング、或はアッシング等の基板処理を行う基板処理装置には、ウェーハを1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置、所定枚数のウェーハを一度に処理するバッチ式の基板処理装置とがある。
例えば、縦型の反応炉を有するバッチ式の基板処理装置では、石英製の反応管にウェーハを水平姿勢で多段に収納し、加熱装置によりウェーハが処理温度に加熱された状態で処理ガスが導入され、ウェーハ表面に薄膜が生成される等所要の処理がなされる。
図4により、従来の基板処理装置に用いられる処理炉1の概略を説明する。尚、図中では、加熱装置は省略している。
耐熱金属製材料から成る炉口フランジ2に石英製の外筒3、該外筒3の内部に同心に石英製の内筒4が気密に立設されている。前記外筒3、前記内筒4は反応管5を構成し、該反応管5と前記炉口フランジ2とで処理室6が画成される。
前記炉口フランジ2の下端開口は炉口7を形成し、該炉口7は炉口蓋8によって気密に閉塞される様になっており、該炉口蓋8には図示を省略した基板保持具(ボート)が載置される。前記炉口蓋8は図示しない昇降手段によって昇降可能に支持されている。
前記ボートは、石英製であり、水平姿勢のウェーハを多段に保持するものであり、ウェーハは前記ボートに支持された状態で前記処理室6に収納される。
前記外筒3と前記内筒4との間には下端が閉塞された円筒空間9が形成される。処理ガス導入管11が、前記円筒空間9の下方で前記処理室6に連通する様に前記炉口フランジ2に接続され、前記円筒空間9の下端部に連通する様、排気管12が前記炉口フランジ2に接続される。
前記排気管12は真空ポンプ等を具備する排気装置13に接続され、前記排気管12には前記反応管5から下流側に向って開閉弁14、トラップ装置15が設けられている。又、前記排気管12の前記反応管5から前記トラップ装置15に至る範囲、及び前記開閉弁14はヒータ16が設けられており、前記排気管12、前記開閉弁14を150℃〜200℃に加熱している。
前記ウェーハに成膜処理等の基板処理を行う場合、前記処理室6に所定枚数のウェーハを収納し、加熱装置によりウェーハを所定温度に加熱した状態で、前記処理ガス導入管11より処理ガスを導入し、又前記処理室6が処理圧力に維持される様、前記排気管12を介して排気ガスが前記排気装置13によって排気される。
基板処理に伴い、反応副生成物が発生し、反応副生成物は前記処理室6壁面や温度が低い箇所、例えば加熱していない前記排気管12等に付着するか装置外に排出される。例えば、SiH2 Cl2 とNH3 が原料ガスであった場合、基板にはシリコン窒化膜が形成され、NH4 Cl等の反応副生成物が生成される。
NH4 Clは温度が低い箇所、圧力が急激に低下しガス温度が低下する箇所、例えばポンプ周辺で固体として析出し、付着する。反応副生成物の付着が進行すると、流路を閉塞するので、装置が停止してしまう。
従って、前記ヒータ16によって前記排気管12を流れる排気ガスを加熱し、又前記トラップ装置15によって排気ガスを冷却して析出物を除去している。
又、反応副生成物の一部は前記外筒3の内壁或は前記内筒4の内外壁等に堆積する。堆積した反応副生成物は剥離するとパーティクルとなって前記処理室6を浮遊し、ウェーハに付着して製品品質、歩留りを低下させる。そこで、定期的或は所定稼働時間経過後、反応副生成物を除去する為、前記処理室6に清掃用ガスを流通させてセルフクリーニングしている。
セルフクリーニングは、前記処理室6を前記加熱装置の加熱により高温にした状態で前記ガス導入管11から前記処理室6に清掃用ガス(クリーニングガス)、例えばNF3 ガス、ClF3 ガス、F2 ガスを導入し、前記外筒3の内壁或は前記内筒4の内外壁面等に堆積した反応副生成物をエッチング除去し、清掃用ガスと共に排気する。
前記排気管12、前記開閉弁14等は金属製であり、加熱されている状態で前記清掃用ガスに触れると腐食する。この為、成膜処理に引続きクリーニングを連続して実施する場合は、前記ヒータ16への通電を停止し、前記排気管12、前記開閉弁14が冷えるのを待ってクリーニングを実施している。
この為、成膜処理からクリーニングに移行する間に待ち時間が発生し、全体として処理時間が長くなり、スループットが向上しない要因となっていた。
特開2000−21795号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、成膜処理からクリーニングに移行する間に待ち時間なく、クリーニングの実施を可能とし、スループットの向上を図るものである。
本発明は、基板を処理する処理室と、該処理室に成膜用のガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理室にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理室に接続され、前記処理ガス供給手段から前記処理室に成膜用ガスが供給される際に該処理室を排気する為の第1の排気ラインと、前記処理室に接続され、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室にクリーニングガスが供給される際に該処理室を排気する為の第2の排気ラインと、前記第1の排気ラインに設けられ、該第1の排気ラインを開閉する第1の開閉手段と、少なくとも前記第1の排気ラインの前記処理室から前記第1の開閉手段迄を加熱する排気ライン加熱手段と、前記第2の排気ラインに設けられ、該第2の排気ラインを開閉する第2の開閉手段と、前記第2の排気ラインの前記処理室と前記第2の開閉手段との間に接続され、前記第2の排気ライン内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段とを具備する基板処理装置に係り、又前記第1の排気ラインの前記処理室と前記第1の開閉手段との間に接続され、前記第1の排気ライン内に不活性ガスを供給する第2の不活性ガス供給手段を更に備える基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、基板を処理する処理室と、該処理室に成膜用のガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理室にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理室に接続され、前記処理ガス供給手段から前記処理室に成膜用ガスが供給される際に該処理室を排気する為の第1の排気ラインと、前記処理室に接続され、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室にクリーニングガスが供給される際に該処理室を排気する為の第2の排気ラインと、前記第1の排気ラインに設けられ、該第1の排気ラインを開閉する第1の開閉手段と、少なくとも前記第1の排気ラインの前記処理室から前記第1の開閉手段迄を加熱する排気ライン加熱手段と、前記第2の排気ラインに設けられ、該第2の排気ラインを開閉する第2の開閉手段と、前記第2の排気ラインの前記処理室と前記第2の開閉手段との間に接続され、前記第2の排気ライン内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段とを具備するので、前記不活性ガス供給手段により、不活性ガスを供給することで前記第2の排気ラインの前記処理室と前記第2の開閉手段との間を不活性ガス雰囲気とすることで前記処理室により成膜用のガスによりウェーハへの成膜処理を実行している場合も前記第2の排気ライン内に反応副生成物が付着するのを防止することができ、成膜処理からクリーニングに移行する際に、前記第1の排気ラインが冷却する迄の待ち時間なく、クリーニングの実施を可能とし、スループットの向上を図れる。
又本発明によれば、前記第1の排気ラインの前記処理室と前記第1の開閉手段との間に接続され、前記第1の排気ライン内に不活性ガスを供給する第2の不活性ガス供給手段を更に備えるので、前記第1の排気ライン内部を不活性ガス雰囲気とすることで前記処理室によりクリーニングガスにより処理を実行している場合も前記第1の排気ラインの腐食を防止することができ、成膜処理からクリーニングに移行する際に、更に前記第1の排気ラインが冷却する迄の待ち時間なく、クリーニングの実施を可能とし、スループットの向上を図れるという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1は、本発明が実施される基板処理装置が具備する処理炉の一例を示している。
処理炉21は、加熱手段としてのヒータ22を有する。該ヒータ22は円筒形状であり、支持基盤としてのヒータベース23に支持されることにより垂直に設置されている。
前記ヒータ22の内側には、該ヒータ22と同心円状に反応管としてのプロセスチューブ24が配設されている。該プロセスチューブ24は内部反応管25と、その外側に同心に設けられた外部反応管26とから構成されている。
前記内部反応管25は、例えば石英(SiO2 )又は炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端及び下端が開口した円筒形状であり、前記外部反応管26は、例えば石英又は炭化シリコン等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状となっている。
前記内部反応管25の内部には処理室27が画成され、該処理室27にはウェーハ28がボート29によって保持され、収納可能となっている。該ボート29は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、所定枚数のウェーハ28を水平姿勢で且つ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持する様に構成されている。尚、前記ボート29の下部には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる円板形状をした断熱部材としての断熱板31が水平姿勢で多段に複数枚配置されており、前記ヒータ22からの熱がマニホールド32側に伝わり難くなる様構成されている。
前記外部反応管26の下方には、該外部反応管26と同心円状に前記マニホールド32が配設されている。該マニホールド32は、例えばステンレス鋼等からなり、上端及び下端が開口した円筒形状となっており、該マニホールド32の上端に前記外部反応管26が気密に立設され、前記マニホールド32の内壁に突設された内フランジ33に前記内部反応管25が立設されている。前記プロセスチューブ24と前記マニホールド32により反応容器が形成される。
シールキャップ47にはガス導入部としてのノズル34が前記処理室27に連通する様に設けられ、前記ノズル34にはガス供給管35が接続されている。該ガス供給管35には、ガス流量制御器36を介して図示しない処理ガス供給源、不活性ガス供給源、クリーニングガス供給源が接続され、更に前記ガス供給管35にはガス給排の為の開閉弁、例えば前記ガス流量制御器36の上流側、下流側には第1開閉弁37、第2開閉弁38が設けられている。
前記ガス流量制御器36には、ガス流量制御部39が電気的に接続されており、供給するガスの流量が所要の量となる様所要のタイミングにて制御する様に構成されている。
前記マニホールド32には、前記処理室27の雰囲気を排気する排気系41が設けられている。該排気系41は、前記内部反応管25と前記外部反応管26との間に形成される筒状空間42の下端部に連通している。前記排気系41には圧力センサ43及び圧力調整装置44が設けられ、真空ポンプ等の真空排気装置45が接続されており、前記処理室27の圧力が所定の圧力(真空度)となる様真空排気し得る様に構成されている。
前記排気系41について図2〜図3により、更に説明する。
該排気系41は、前記筒状空間42に連通する主排気管61、前記筒状空間42に連通する副排気管62を具備し、前記主排気管61、前記副排気管62はトラップ装置63の下流側で排気管64として合流し、該排気管64には前記圧力調整装置44、前記真空排気装置45が設けられている。
前記主排気管61の前記トラップ装置63の上流側には第3開閉弁65が設けられ、前記副排気管62には第4開閉弁66が設けられている。前記主排気管61の上流端から前記第3開閉弁65迄、及び前記副排気管62の上流端から前記第4開閉弁66迄は、それぞれ2重管構造となっている。前記主排気管61の2重管部61aには主不活性ガス供給管67が連通され、前記副排気管62の2重管部62aには副不活性ガス供給管68が連通され、前記主不活性ガス供給管67、前記副不活性ガス供給管68は第5開閉弁69及び第6開閉弁70を介してそれぞれ不活性ガス供給源(図示せず)に接続されている。
又、前記2重管部61a部分、及び前記第3開閉弁65にはヒータ76が設けられ、150℃〜200℃に加熱する様になっている。更に好ましくは、前記第3開閉弁65と前記トラップ装置63との間にも前記ヒータ76を設け、150〜200℃に加熱する様にするとよい。
前記2重管部61a、前記2重管部62aについて、図3を参照して説明する。尚、前記2重管部61aと前記2重管部62aとは同一構造であるので、以下は2重管部62aについて説明する。
前記副排気管62に対して同心に内管72が設けられ、該内管72はステンレス鋼等の耐腐食性金属製であり、前記内管72にはガス吐出孔74が全面に亘り、多数均等な分布で穿設されている。前記副排気管62との間には円筒状の間隙73が形成され、該間隙73と前記副排気管62内部とは前記ガス吐出孔74によって連通され、前記間隙73には前記副不活性ガス供給管68が連通している。
図示しない不活性ガス供給源より前記副不活性ガス供給管68を介して不活性ガスが前記間隙73に供給されることで、前記ガス吐出孔74より不活性ガスが前記内管72の全面から均一に流出する様になっている。
前記圧力調整装置44及び前記圧力センサ43、前記第3開閉弁65、前記第4開閉弁66、前記第5開閉弁69、前記第6開閉弁70には、圧力制御部46が電気的に接続されており、該圧力制御部46は前記圧力センサ43により検出された圧力に基づいて前記圧力調整装置44により前記処理室27の圧力が所要の圧力となる様、所要のタイミングにて制御され、又前記第3開閉弁65、前記第4開閉弁66、前記第5開閉弁69、前記第6開閉弁70が所要のタイミングで開閉される様になっている。
前記マニホールド32の下端開口部は炉口部を形成し、該炉口部は前記シールキャップ47によって気密に閉塞可能である。該シールキャップ47は例えばステンレス鋼等の金属からなり、円盤状に形成されている。該シールキャップ47の下面側には、前記ボート29(図1参照)を回転させる回転機構48が設けられている。該回転機構48の回転軸49は前記シールキャップ47を貫通してボート受け台51に連結されており、前記ボート29を回転させることでウェーハ28を回転させる様に構成されている。
前記シールキャップ47は、垂直方向に昇降される様にボートエレベータ52によって支持されており、これにより前記ボート29を前記処理室27に対し装入引出しすることが可能となっている。前記回転機構48及び前記ボートエレベータ52には、駆動制御部53が電気的に接続されており、所要の作動をする様所要のタイミングにて制御する様に構成されている。
前記筒状空間42には温度センサ54が前記内部反応管25の下部から上部に掛渡って立設されている。前記ヒータ22と前記温度センサ54、前記ヒータ76には、電気的に温度制御部55が接続されており、該温度制御部55は前記温度センサ54により検出された温度情報に基づき前記ヒータ22への通電状態を調整することにより前記処理室27の温度が所要の温度分布となる様に制御する。又、前記温度制御部55は前記主排気管61の前記2重管部61aに設けられる温度センサ(図示せず)により検出された温度情報に基づき前記ヒータ76への通電状態を調整することにより前記2重管部61a等の温度が所定の温度分布となる様に制御する。
前記ガス流量制御部39、前記圧力制御部46、前記駆動制御部53、前記温度制御部55は、操作部、入出力部をも構成し、基板処理装置全体を制御する主制御部56に電気的に接続されている。前記ガス流量制御部39、前記圧力制御部46、前記駆動制御部53、前記温度制御部55、前記主制御部56は制御装置57として構成されている。
次に、上記構成に係る処理炉21を用いて、半導体デバイスの製造工程の1工程として、CVD法によりウェーハ28上への薄膜の処理(成膜処理)について説明する。尚、以下の説明に於いて、基板処理装置を構成する各部の作動は前記制御装置57により制御される。
所定枚数のウェーハ28が基板移載機(図示せず)によって前記ボート29に装填されると、該ボート29は、前記ボートエレベータ52によって上昇されて前記処理室27に装入される。この状態で、前記シールキャップ47は炉口部を気密に閉塞する。
成膜処理を実行するにあたり、前記第4開閉弁66を閉塞し、前記第3開閉弁65を開放し、前記ヒータ76により前記2重管部61aを加熱する。又、前記第5開閉弁69を閉塞し、前記第6開閉弁70を開放して前記2重管部62aに不活性ガスを供給し、前記内管72の前記ガス吐出孔74から不活性ガスを流出させておく。
前記処理室27が所定の圧力(真空度)となる様に前記真空排気装置45によって真空排気される。この際、前記処理室27の圧力は、前記圧力センサ43で検出され、検出結果に基づき前記圧力調整装置44が、前記処理室27の圧力をフィードバック制御する。
又、該処理室27が所定の温度(処理温度)となる様に前記ヒータ22によって加熱される。この際、前記処理室27が所定の温度分布となる様に前記温度センサ54が検出した温度情報に基づき前記ヒータ22への通電具合がフィードバック制御される。続いて、前記回転機構48により、前記ボート29が回転される。該ボート29と一体にウェーハ28が回転され、該ウェーハ28に対する処理が均一化される。
又、前記第1開閉弁37、前記第2開閉弁38等、前記ガス供給管35に設けられた開閉弁の開閉作動が行われ、処理ガス供給源(図示せず)から処理ガスの供給が開始される。前記ガス流量制御器36にて所要の流量となる様に制御された処理ガスは、前記ガス供給管35を流通して前記ノズル34から前記処理室27に導入される。導入された処理ガスは該処理室27を上昇し、前記内部反応管25の上端開口で折返し、前記筒状空間42を流下して前記排気系41から排気される。処理ガスは前記処理室27を通過する際にウェーハ28の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウェーハ28の表面上に薄膜が成膜される。
成膜処理中、排気ガスは前記2重管部61a、前記第3開閉弁65、前記トラップ装置63を経て前記真空排気装置45より排気される。又、反応副生成物が前記2重管部61aに付着しない様に前記ヒータ76によって所定温度に加熱される。又、前記トラップ装置63では排気ガスを冷却し、排気ガス中の処理ガス、反応副生成物の低温で液化、固化するものを析出させ、除去する。
この時、前記2重管部62a内に前記副不活性ガス供給管68から不活性ガスが供給されていることにより、前記処理室27からの排気ガスが前記処理室27側から前記第4開閉弁66側へ流れず、前記第4開閉弁66側から前記処理室27側への不活性ガスの流れを作ることができ、前記2重管部62a内に反応副生成物の付着が抑制できる。
而も、前記副排気管62は2重配管構造となっており、前記副排気管62(外管)と前記内管72との間に前記間隙73を有し、前記内管72は、複数の前記ガス吐出孔74を有しているので、不活性ガスが前記内管72全面から均一に流出する様にすることができ、より一層前記2重管部62a内(前記内管72内)への反応副生成物の付着を抑制することができる。
予め設定された処理時間が経過すると、不活性ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給され、前記処理室27が不活性ガスに置換されると共に、該処理室27の圧力が常圧に復帰される。
前記ボートエレベータ52により前記シールキャップ47を介して前記ボート29が降下される。
処理後の処理済みウェーハ28の搬出については、上記説明と逆の手順で行われる。
次に、クリーニング処理について説明する。
クリーニング処理を実行する場合は、前記第3開閉弁65及び前記第6開閉弁70を閉じ、前記第4開閉弁66を開放し、前記第5開閉弁69を開放する。
該第5開閉弁69を開放することで、前記2重管部61aの内部に前記間隙73、前記ガス吐出孔74を介して不活性ガスが流出し、前記2重管部61aの内部は不活性ガス雰囲気とされる。
前記真空排気装置45を駆動し、又前記圧力調整装置44を制御して前記処理室27を排気する。
該処理室27を前記ヒータ22の加熱により高温にした状態で前記ノズル34から前記処理室27にクリーニングガス、例えばNF3 ガス、ClF3 ガス、F2 ガスを導入し、前記外部反応管26の内壁或は前記内部反応管25の内外壁面等に堆積した反応副生成物をエッチング除去する。クリーニング後の排気ガスは、クリーニングガスと共に前記副排気管62を経て排気される。
この時、前記2重管部61a内に前記主不活性ガス供給管67から不活性ガスが供給されていることにより、前記処理室27からのクリーニングガスが前記処理室27側から前記第3開閉弁65側へ流れず前記第3開閉弁65側から前記処理室27側への不活性ガスの流れを作ることができ、前記2重管部61aの内部の腐食を抑制することができる。
而も前記主排気管61は2重配管構造となっており、前記主排気管61(外管)と前記主排気管61内の前記内管72との間に前記間隙73を有し、前記内管72は複数の前記ガス吐出孔74を有しているので、不活性ガスが前記内管72全面から均一に流出する様にすることができ、より一層前記2重管部61a内(前記内管72内)の腐食を抑制することができる。
尚、クリーニング処理中、前記2重管部62aの不活性ガスを停止する。
所定時間クリーニング処理を実行し、クリーニングが終了すると、前記処理室27を排気し、不活性ガスを該処理室27に供給してガスパージし、次工程の基板処理を可能な状態にする。
尚、前記2重管部61a,62aは、前記内管72を設けないで、2重管とせず1重管とし、前記主不活性ガス供給管67、前記副不活性ガス供給管68からそれぞれ直接、管内に不活性ガスを供給する様にしてもよい。
更に、前記内管72は交換可能としてもよい。
更に又、前記主排気管61、前記副排気管62の前記2重管部61a、前記2重管部62aは、両方に設けてもよいし、いずれか一方に設けてもよい。
更に又、前記主不活性ガス供給管67を設けなくてもよい。
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1)基板を処理する処理室と、該処理室に成膜用のガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理室にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理室に接続され、前記処理ガス供給手段から前記処理室に成膜用ガスが供給される際に該処理室を排気する為の第1の排気ラインと、前記処理室に接続され、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室にクリーニングガスが供給される際に該処理室を排気する為の第2の排気ラインと、前記第1の排気ラインに設けられ、該第1の排気ラインを開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段より下流側の前記第1の排気ラインに設けられ、該第1の排気ラインから排気された排気ガスを冷却する冷却手段と、少なくとも前記第1の排気ラインの前記処理室から前記冷却手段迄を加熱する排気ライン加熱手段と、前記第2の排気ラインに設けられ、該第2の排気ラインを開閉する第2の開閉手段とを備え、前記第2の排気ラインは、前記処理室と前記第2の開閉手段との間が第1の内管と第1の外管とで形成される2重配管構造となっており、前記第1の外管と前記第1の内管との間に第1の隙間を有し、前記第1の内管は複数の第1の流出孔を有し、前記第1の隙間に不活性ガスを供給することで前記第1の流出孔から前記第1の内管内に不活性ガスを供給可能としたことを特徴とする基板処理装置。
(付記2)前記第1の排気ラインは、前記処理室と前記第1の開閉手段との間が第2の内管と第2の外管とで形成される2重配管構造となっており、前記第2の外管と前記第2の内管との間に隙間を有し、前記第2の内管には複数の第2の流出孔を有し、前記第2の隙間に不活性ガスを供給することで前記第2の流出孔から前記第2の内管内に不活性ガスを供給可能とした付記1の基板処理装置。
(付記3)前記第1の排気ラインと前記第2の排気ラインとは、前記冷却手段より下流側で接続される様接続部を有する付記1,2の基板処理装置。
(付記4)前記接続部に接続され、下流側に設けられる第3の排気ラインとを更に備え、該第3の排気ラインには排気手段が備えられている付記3の基板処理装置。
(付記5)付記1の基板処理装置を用いて処理する半導体装置の製造方法であって、前記第1の排気ラインを前記排気ライン加熱手段により加熱する工程と、前記第1の隙間に不活性ガスを供給する工程と、前記処理室に前記処理ガス供給手段から処理ガスを供給しつつ前記第1の排気ラインから排気し、基板を処理する工程とを有する半導体装置の製造方法。
(付記6)付記2の基板処理装置を用いて処理するクリーニング方法であって、前記第2の隙間に不活性ガスを供給する工程と、前記処理室に前記クリーニングガス供給手段からクリーニングガスを供給しつつ前記第2の排気ラインから排気する工程とを有するクリーニング方法。
本発明に係る基板処理装置に用いられる処理炉の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態の要部を示す説明図である。 従来の処理炉の概略説明図である。
符号の説明
21 処理炉
27 処理室
34 ノズル
41 排気系
44 圧力調整装置
45 真空排気装置
61 主排気管
61a 2重管部
62 副排気管
62a 2重管部
63 トラップ装置
65 第3開閉弁
66 第4開閉弁
67 主不活性ガス供給管
68 副不活性ガス供給管
69 第5開閉弁
70 第6開閉弁
72 内管
73 間隙
74 ガス吐出孔

Claims (2)

  1. 基板を処理する処理室と、該処理室に成膜用のガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理室にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理室に接続され、前記処理ガス供給手段から前記処理室に成膜用ガスが供給される際に該処理室を排気する為の第1の排気ラインと、前記処理室に接続され、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室にクリーニングガスが供給される際に該処理室を排気する為の第2の排気ラインと、前記第1の排気ラインに設けられ、該第1の排気ラインを開閉する第1の開閉手段と、少なくとも前記第1の排気ラインの前記処理室から前記第1の開閉手段迄を加熱する排気ライン加熱手段と、前記第2の排気ラインに設けられ、該第2の排気ラインを開閉する第2の開閉手段と、前記第2の排気ラインの前記処理室と前記第2の開閉手段との間に接続され、前記第2の排気ライン内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段とを具備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第1の排気ラインの前記処理室と前記第1の開閉手段との間に接続され、前記第1の排気ライン内に不活性ガスを供給する第2の不活性ガス供給手段を更に備える請求項1の基板処理装置。
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