JP2008225698A - 設計方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する際の処理時間を増大することなく解析の精度を向上する。
【解決手段】回路基板のCADデータから回路基板の各層毎に電源導体の一つながりの形状を有し電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成し、電源プレーンの形状を所定の幅で拡張し、拡張後の電源プレーンを用いて互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成し、拡張後の電源プレーン及び電源ペアに対してノードを生成すると共にメッシュ分割を行い、ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、メッシュ面積を用いてパラメータを補正するように構成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、設計方法、プログラム及び記憶媒体に係り、特にプリント回路基板(PCB)、マルチ・チップ・モジュール(MCM)、LSIパッケージ等の回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルの設計方法、プログラム及びそのようなプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。本発明は、そのような設計方法により電源又はグランド層の解析モデルを生成する設計装置及びCADシステムにも関する。
回路基板の電源又はグランド層の電気的特性や回路動作の解析は、CADシステムにおいて回路基板の設計データから解析モデルを作成し、その解析モデルを回路シミュレータで解くことにより行われる。回路シミュレータの代表的なものには、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)がある。
図1は、従来の電源メッシュモデル生成手順の一例を示すフローチャートであり、図2は、電源メッシュモデル生成手順で生成されるデータを説明する図であり、パターン及びモデルの斜視図を示す。図1において、ステップS1は、図2(a)に示す如き設計対象である回路基板のCADデータを取得し、ステップS2は、図2(b)に示す如き電源プレーン4のデータ(以下、単に電源プレーンデータと言う)を作成する。図2(a)において、1は面パターン、2は配線パターン、3は部品ピンパッドを示す。本明細書では、電源プレーンは各層毎の電源導体の一つながりの形状を有し、CADデータでは複数の多角形やラインデータで構成されていても、一つながりのものを合成した形状のものを一つの電源プレーンと定義する。電源プレーンは、電源プレーン又はグランドプレーンのどちらであっても良い。
ステップS3は、電源ペアを抽出する。本明細書では、電源ペアは異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分を抽出して得られる形状のものを一つの電源ペアと定義する。ステップS4は、図2(c)に示す如きノードリンク5で接続されるノード6を生成し、ステップS5は、電源プレーン4の形状を図2(c)にハッチングで示す如きメッシュ7に分割する。
ステップS6は、各インダクタ、各キャパシタ及び各抵抗のパラメータを算出し、ステップS7は、パラメータを補正するパラメータ補正処理を行う。パラメータ補正処理については、図5と共に後述する。ステップS8は、各メッシュ7をインダクタ、キャパシタ、抵抗等の等価回路に変換した図2(d)に示す如き電源メッシュモデル、即ち、解析モデルを生成し、処理は終了する。図2(d)において、Lはインダクタ、Cはキャパシタ、Rは抵抗を示す。
解析モデルのパラメータの内、インダクタLインダクタンス値及びキャパシタCのキャパシタンス値は、例えば特許文献1及び特許文献2にて提案されているように、異なる層に存在する2つの電源プレーン4が重なる部分を抽出して作成される電源ペアに基づいて算出される。
尚、電源ノイズの解析方法や電源ノイズに起因するジッタの解析方法は、例えば特許文献3及び特許文献4にて提案されている。
回路基板の電源又はグランドプレーンには、ビア(VIA)の逃げ穴等の多くの穴が開いており、その穴を介して対向する電源プレーンから多くの微小な電源ペアが形成される。特に、電源層が2層以上ある多層基板では、このような微小な電源ペアが多数形成され、全体の電源ペア数の大部分をこのような微小な電源ペアが占めるようになる。解析モデルのパラメータは電源ペアに基づいて算出されるため、電源ペアが多いと処理時間が増大する。
図3は、微小な電源ペアを説明する図であり、図2と同一部分には同一符号を付しその説明は省略する。図3(a)はVIA周辺の電源プレーンを示す斜視図であり、図3(b)は電源プレーンの断面図である。
図3において、4G−1〜4G−3は電源プレーン(グランドプレーン)、4P−1,4P−2は電源プレーン、8はVIAホール(又は、逃げ穴)、9はVIA、GNDはグランド(接地)電位、3.3V及び2.5Vは電源電圧である。又、図3(b)において、11−1〜11−7は電源ペア、12−1,12−2は微小電源ペアである。微小電源ペア12−1はVIAホール8を介して対向するグランドプレーン4G−1,4G−2により形成され、微小電源ペア12−2はVIAホール8を介して対向するグランドプレーン4G−2,4G−3により形成される。
解析モデルのパラメータを算出するためには、以下のような並行平板の式(1)及び式(2)を用いるが、これらの式(1)及び式(2)には電源プレーンの端面部分の影響が見込まれていないため、実際の値と比べて大きく異なり、解析結果の精度を悪化させる。式(1)はノード間のインダクタLのインダクタンス値Lを算出する式であり、μ0は透磁率、dは電源ペアを構成する層間の距離、Wは電源メッシュのノード間のノードリンクの方向に沿った幅を示す。又、式(2)はノード間のキャパシタCのキャパシタンス値Cを算出する式であり、ε0は真空の誘電率(8.854×10−12F/m)、εrは電源ペア間の絶縁体の比誘電率、Sは電源ペアを分割して作成されたメッシュの面積、dは電源ペアを構成する層間の距離を示す。
L = μ0 × d / W 式(1)
C = ε0 ×εr × S / d 式(2)
これらに対応するために、解析モデルのパラメータを算出する時に電源ペアの近傍にある電源プレーンを探索し、探索された電源プレーンの層位置からパラメータを補正する必要がある。
図4は、電源プレーンの端面部分の影響を説明する断面図であり、図3と同一部分には同一符号を付しその説明は省略する。図4において、矢印は電源プレーンの端面部分のパラメータへの影響を示す。図4(a)はパラメータを補正しない場合のVIA周辺の電源プレーンを示し、図4(b)はパラメータを補正する場合の電源プレーンを示す。図4(a)は、VIAホール8を区画する電源プレーン4P−1の端面部分15の影響を考慮せず、微小電源ペア12−1を形成するグランドプレーン4G−1,4G−2の影響のみを考慮する場合を示す。又、図(b)は、微小電源ペア12−1を形成するグランドプレーン4G−1,4G−2の影響に加え、VIAホール8を区画する電源プレーン4P−1の端面部分15の影響を考慮する場合、即ち、パラメータを補正する場合を示す。
図5は、図1に示すステップS7で行われるパラメータ補正処理を説明するフローチャートである。図5において、ステップS71は、補正対象とするノード6間のノードリンク5を取得する。ステップS72は、補正対象としたノード5のある層の次の層を探索対象とし、ステップS73は、補正対象のノード5間のノードリンク6から一定距離内の電源プレーン4を探索する。ステップS74は、補正対象のノード5間のノードリンク6から一定距離内の電源プレーン4が見つかったか否かを判定し、判定結果がNOであると、ステップS75は、次の層があるか否かを判定する。ステップS75の判定結果がYESであると処理はステップS76へ進み、NOであると処理は終了する。ステップS76は、次の層を探索対象にし、処理はステップS73へ戻る。他方、ステップS74の判定結果がYESであると、ステップS77は、補正対象のノード5のある層と見つかった電源プレーン4のある層との距離に基づいてパラメータを再計算し、処理は終了する。
このようなパラメータ補正処理を行うと、パラメータ補正処理を行わないと比較すると解析の精度は向上する反面、電源プレーンや電源ペア数の増加に伴い処理時間が増大する。
特開2003−141205号公報 特開2004−334654号公報 特開2004−234618号公報 特開2006−31510号公報
従来は、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する際に、パラメータ補正処理を行わないと解析の精度を向上するのに限界があり、又、パラメータ補正処理を行うと解析の精度は向上するものの処理時間が増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する際の処理時間を増大することなく解析の精度を向上可能な設計方法及び装置、CADシステムプログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記の課題は、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計するコンピュータによる設計方法であって、該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する工程と、該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張工程と、拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する工程と、該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成すると共にメッシュ分割を行う工程と、ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正する工程とを含むことを特徴とする設計方法により達成できる。
上記の課題は、コンピュータに、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計させるプログラムであって、該コンピュータに、該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成させる手順と、該コンピュータに、該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張させる拡張手順と、該コンピュータに、拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成させる手順と、該コンピュータに、該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成させると共にメッシュ分割を行わせる手順と、該コンピュータに、ノード間のパラメータを求めさせ、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求めさせ、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正させる手順とを含むことを特徴とするプログラムにより達成できる。
本発明によれば、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する際の処理時間を増大することなく解析の精度を向上可能な設計方法及び装置、CADシステム、プログラム及び記憶媒体を実現することができる。
本発明では、回路基板のCADデータから作成した電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する。その際、電源プレーンの外形に対しては外側に向かって拡げ、穴に対しては内側に向かって拡げる。
拡張後の電源プレーンのデータを用いて電源ペアを作成し、拡張後の電源プレーン及び電源ペアのノードの生成及びメッシュ分割を行う。又、ノード間のインダクタンス値、キャパシタンス値及び抵抗値のうち少なくとも一つのパラメータを求める。更に、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較し、各メッシュの電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、このメッシュ面積を用いて上記パラメータを補正する。
これにより、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する際の処理時間を増大することなく解析の精度を向上可能となる。
本発明の一実施例によるプログラム、CADシステム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明の一実施例による設計方法を実行するものであり、コンピュータシステムに適用されている。図6は、本実施例が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。
図6に示すコンピュータシステム100は、CPUやディスクドライブ等を内蔵した本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上にCADモデル等の画像を表示するディスプレイ102、コンピュータシステム100に種々の情報を入力するためのキーボード103、ディスプレイ102の表示画面102a上の任意の位置を指定するマウス104及び外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードするモデム105を有する。
ディスク110等の可搬型記録媒体に格納されるか、モデム105等の通信装置を使って他のコンピュータシステムの記録媒体106からダウンロードされる、コンピュータシステム100に少なくともCAD機能を持たせるプログラム(CADソフトウェア)は、コンピュータシステム100に入力されてコンパイルされる。プログラムは、コンピュータシステム100(即ち、後述するCPU201)をCAD機能を有するCADシステムとして動作させる。プログラムは、例えばディスク110等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスク110、ICカードメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の可搬型記録媒体に限定されるものではなく、モデム105やLAN等の通信装置や通信手段を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
図7は、コンピュータシステム100の本体部101内の要部の構成を説明するブロック図である。同図中、本体部101は、バス200により接続されたCPU201、RAMやROM等からなるメモリ部202、ディスク110用のディスクドライブ203及びハードディスクドライブ(HDD)204からなる。本実施例では、ディスプレイ102、キーボード103及びマウス104も、バス200を介してCPU201に接続されているが、これらは直接CPU201に接続されていても良い。又、ディスプレイ102は、入出力画像データの処理を行う周知のグラフィックインタフェース(図示せず)を介してCPU201に接続されていても良い。
コンピュータシステム100において、キーボード103やマウス104はCADシステムの入力手段を構成し、メモリ部202、ディスクドライブ203及びHDD204は記憶手段を構成する。ディスプレイ102は、CADモデル等を画面102a上に表示する出力手段を構成する。CPU201は、回路基板のCADデータから回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する手段と、電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張手段と、拡張後の電源プレーンを用いて互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する手段と、拡張後の電源プレーン及び電源ペアに対してノードを生成すると共にメッシュ分割を行う手段と、ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積(即ち、電源プレーンの形状の拡張により生じる各メッシュの面積の増加分)を求め、このメッシュ面積を用いてパラメータを補正する手段を構成する。
尚、コンピュータシステム100の構成は図6及び図7に示す構成に限定されるものではなく、代わりに各種周知の構成を使用しても良い。又、コンピュータシステム100は、ディスプレイ102、キーボード103、マウス104を使用しない構成であっても良い。
図8は、本実施例の電源メッシュモデル生成手順を説明するフローチャートであり、CPU201が本実施例のプログラムを実行することにより行われる。通常、プリント回路基板(PCB)、マルチ・チップ・モジュール(MCM)、LSIパッケージ等の回路基板上に設けられた複数の導体層の膜厚は同じであるため、以下の説明では説明の便宜上、各電源導体層(電源プレーン)の膜厚が同じであるものとする。図8において、ステップS11は、設計対象である回路基板の電源関係のデータを含むCADデータを取得する。CADデータは、コンピュータシステム100の入力手段又は記憶手段から入力されても、他のコンピュータシステムから入力されても、コンピュータシステム100の外部の記録媒体106等の外部記憶手段から入力されても良い。ステップS12は、取得したCADデータから、各層毎に接続関係にある導体の形状データを合成して、電源プレーンのデータ(以下、単に電源プレーンデータと言う)を作成する。電源プレーンは各層毎の電源導体の一つながりの形状を有し、CADデータでは複数の多角形やラインデータで構成されていても、一つながりのものを合成した形状のものを一つの電源プレーンと定義する。電源プレーンは、電源電圧を供給するための電源プレーン又は接地するためのグランドプレーンのどちらであっても良い。尚、同じ平面上に設けられた複数の電源導体層は、同じ電源電圧を供給するものであれば一つの電源プレーンとみなし、異なる電源電圧を供給するものであれば複数の電源プレーンとみなす。
ステップS13は、電源プレーンデータを拡張する。拡張する幅の値として、拡張対象の電源プレーンのある層と近接する層との層間距離に比例した値を使用することができる。又、拡張する幅の値として、観測対象とするLSIからの距離に応じた拡張幅の変化量を保存したテーブルを設け、このテーブルを用いて拡張する幅を観測対象とするLSIからの距離に応じて変化させても良い。更に、以下に説明するように、前者と後者を組み合わせて使用することもできる。
図9は、ステップS13で行われる電源プレーンデータの拡張処理を説明する平面図である。図9に示す例えば一辺が500mmの正方形の回路基板51の電源プレーン52は、穴(又はVIAホール)53,54,55及び観測対象とするLSI56を有する。穴53,54の直径は例えば1mm〜2mmである。穴55のサイズは、LSI56のサイズに応じて決定される。ステップS13による電源プレーンデータの拡張処理は、次のステップST1〜ST9を含む。
ステップST1は、ステップS12で作成された電源プレーンデータに対して、拡張対象とする電源プレーンを一つ(この場合、電源プレーン52を)抽出する。ステップST2は、拡張対象の電源プレーン52のある層と近接層との層間距離dを求め、層間距離dに対して係数kを乗算して基本拡張幅を決定する。係数kは、回路基板の材質に応じて任意の値に設定できるものとする。
ステップST3は、電源プレーン52の外形形状に対して外側に基本拡張幅を拡張した形状52Aを作成する。
ステップST4は、電源プレーン52内の穴55と観測対象とするLSI56とが最も接近する距離を取得する。ステップST5は、LSI56からの距離と拡張幅の変化量の対応を保存したテーブルから、ステップST4で取得した距離に応じた拡張幅の変化量を取得して拡張幅を決定する。このテーブルは、例えばコンピュータシステム100内の記憶手段に格納されている。ステップST6は、電源プレーン52内の穴53〜55の形状に対して内側にステップST5で決定した拡張幅を拡張した形状52Bを作成する。ステップST7は、ステップST6で穴53〜55の形状を拡張した際に、穴53のように穴として残る形状が無くなった場合にはその穴データを削除する。
このように、図9にハッチングで示す電源プレーン52の外形形状に対して外側に拡張すると共に、穴53〜55の形状に対して内側に拡張することで、電源プレーン52はクロスハッチングで示す52A,52Bの部分が拡張される。
ステップST4〜ST7の処理は、電源プレーン内の全ての穴データに対して行われる。
図10は、層間距離dによる電源プレーンの端面部分の影響と拡張幅を説明する断面図である。同図中、52−1〜52−3は電源プレーン、54は電源プレーン52−2に設けられた穴、61は穴54を介して図示を省略する絶縁層を挟んで対向する電源プレーン52−1,52−3の部分で形成される電源ペアを示す。又、矢印は電源プレーン52−2の端面部分のパラメータへの影響を示す。
図10(a)は層間距離dが長い場合を示す。この図の上部に示すように、層間距離dが長いと、電源プレーン52−2の端面の影響を受ける範囲E1が広い。そこで、電源プレーン52−2の穴54の形状に対して内側に拡張する幅wは、電源プレーン52−2のある層と、電源プレーン52−1(又は52−3)のある近接する層と層間距離dに比例する値、即ち、w=d×kに決定する。
図10(b)は層間距離dが短い場合を示す。この図の上部に示すように、層間距離dが長いと、電源プレーン52−2の端面の影響を受ける範囲E2は狭い。そこで、電源プレーン52−2の穴54の形状に対して内側に拡張する幅wは、電源プレーン52−2のある層と、電源プレーン52−1(又は52−3)のある近接する層と層間距離dに比例する値、即ち、w=d×kに決定するが、wの値は図10(a)の場合より小さい。
図11は、観測対象のLSI56からの距離に応じた拡張幅を説明する平面図である。図11中、図9と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図12は、観測対象のLSI56からの距離と拡張幅の関係を説明する図であり、LSI56からの距離と拡張幅の変化量の対応を保存したテーブルに相当する。
図11において、回路基板51の電源プレーン52には、LSI56及び穴53−1〜53−4が設けられている。図12に示すように、電源プレーン52の拡張幅Wは、観測対象のLSI56からの距離Dに応じて変化する。例えばD≦20mmの場合、電源プレーン52の拡張幅wは基本拡張幅wb×1.0に設定される。又、20mm<D≦60mmの場合、電源プレーン52の拡張幅wは基本拡張幅wb×2.0に設定される。拡張幅wを決定するのに基本拡張幅wbに乗算される値が、観測対象のLSI56からの距離Dが長い程大きいのは、回路基板51の特に10MHz以上の高周波特性を解析する場合、電源プレーン52の端面部分の影響が無視し得る程度に小さいからである。図11では、穴53−1に対する電源プレーン52の拡張幅wがwb×1.0、穴53−2に対する電源プレーン52の拡張幅wがwb×2.0、穴53−3に対する電源プレーン52の拡張幅wがwb×3.0、穴53−4に対する電源プレーン52の拡張幅wがwb×4.0に設定される。
尚、距離Dの値は図12に示すものに限定されるものではない。距離Dは、基板材質、電源導体層の膜厚、LSIからの引き出し線幅、LSIからの引き出し配線につながるVIAの直径等に応じて適切に設定可能である。又、拡張幅wを決定するのに基本拡張幅wbに乗算される値も図12に示すものに限定されるものではない。
ステップST8は、拡張後の電源プレーン形状のデータを保存する。ステップST9は、拡張前の電源プレーン形状データと拡張後の電源プレーン形状データとの対応関係をデータとして保存する。
ステップST1〜ST9の処理は、回路基板内の全ての電源プレーンデータに対して行われる。
ステップS14は、拡張後の電源プレーン形状データに基づいて、異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁層を挟んで対向する部分を抽出して得られる形状のものを一つの電源ペアとして抽出する。この場合、2つの電源プレーンの間の層にある別の電源プレーンの穴を透過して対向する部分も抽出対象とし、電源ペアとして抽出する。
ステップS15は、ノードリンクで接続されるノードを生成する。具体的には、電源プレーン及び電源ペアに対して、ピンの接続位置及びVIAの接続位置にノードを生成する。又、これに加え、一定間隔にノードを生成する。このようにして生成されたノードが、解析モデルのノードとなる。
ステップS16は、電源プレーンの形状をメッシュに分割する。ステップS16による電源プレーンの形状をメッシュに分割するメッシュ分割処理は、次のステップST11〜ST18を含む。
ステップST11は、電源プレーンに生成されたノードの一つに着目する。ステップST12は、着目ノードを取り囲む近傍のノードを探索する。ステップST13は、着目ノードと近傍ノードとの間に仮想の垂直二等分線を引き、この垂直二等分線で囲まれた図形を着目ノードに対するメッシュ領域と定義し、着目ノードと近傍ノードとを結ぶ仮想線をノード間リンク(又は、ノードリンク)と定義する。
ステップST11〜ST13の処理は、電源プレーン内の全てのノードに対して行われる。
ステップST14は、電源ペア内に生成されたノードを一つ選択し、選択されたノードを着目ノードとする。ステップST15は、着目ノードを取り囲む近傍のノードを探索する。ステップST16は、着目ノードと近傍ノードとの間に仮想の垂直二等分線を引き、この垂直二等分線で囲まれた図形を着目ノードに対するメッシュ領域とする。
ステップST11〜ST13の処理は、電源ペア内の全てのノードに対して行われる。
ステップS17は、各インダクタ、各キャパシタ及び各抵抗のパラメータを算出し、ステップS18は、パラメータを補正するパラメータ補正処理を行う。ステップS18が行うパラメータ補正処理は、図1のステップS7が行う従来のパラメータ補正処理とは異なり、後述するように演算処理が簡単であり、且つ、演算時間も短い。
ステップS17,S18による抵抗のパラメータ算出処理及び補正処理、インダクタのパラメータ算出処理及び補正処理、キャパシタのパラメータ算出処理及び補正処理は、次のように行われる。
ステップS17,S18による抵抗のパラメータ算出処理及び補正処理は、次のステップST21〜ST25を含む。ステップST21は、ステップST13で作成されたノード間リンクの一つに着目する。ステップST22は、ノード間リンクの両端のノード間距離(ノードリンクの長さと同一)とメッシュの幅からノード間の抵抗値を求める。ステップS22の抵抗のパラメータ算出処理で用いたメッシュの幅は、電源プレーンの拡張により幅が拡張されていたり、穴が埋められていたりするものであるため、実際の抵抗値よりも低く算出されている。このため、次のステップST23〜ST25のパラメータ補正処理を行う。
ステップST23は、算出対象のメッシュ形状と拡張前の電源プレーン形状とのアンド(AND)演算を行う。ステップST24は、算出対象のメッシュ形状とステップST23のAND演算で求めた形状との面積比を求める。ステップST25は、ステップST22で求めた抵抗値に、ステップST24で求めた面積比と係数を乗算して補正後の抵抗値を求める。この場合の係数は、通常は1.0であるが、任意の値に設定できるものとする。
ステップST21〜ST25の処理は、全てのノードリンクに対して行われる。
ステップS17,S18によるインダクタのパラメータ算出処理及び補正処理は、次のステップST31〜ST35を含む。ステップST31は、ステップST13で作成されたノード間リンクの一つに着目する。ステップST32は、ノード間リンクの両端のノード間距離(ノードリンクの長さと同一)とメッシュの幅と層間距離からノード間のインダクタンス値を求める。抵抗値の場合と同様に、ステップST32のインダクタンスのパラメータ算出処理で用いたメッシュの幅は、電源プレーンの拡張により幅が拡張されていたり、穴が埋められていたりするものであるため、実際のインダクタンス値よりも低く算出されている。このため、次のステップST33〜ST35のパラメータ補正処理を行う。
ステップST33は、算出対象のメッシュ形状と拡張前の電源プレーン形状とのAND演算を行う。ステップST34は、算出対象のメッシュ形状とステップST33のAND演算で求めた形状との面積比を求める。ステップST35は、ステップST32で求めたインダクタンス値に、ステップST34で求めた面積比と係数を乗算して補正後のインダクタンス値を求める。この場合の係数は、通常1.0であるが、任意の値に設定できるものとする。
ステップST31〜ST35の処理は、全てのノードリンクに対して行われる。
ステップS17,S18によるキャパシタのパラメータ算出処理及び補正処理は、次のステップST41〜ST45を含む。ステップST41は、ステップST16で作成された電源ペアのメッシュの一つに着目する。ステップST42は、メッシュの面積と層間距離からノード間のキャパシタンス値を求める。ステップST42のキャパシタンス値算出で用いたメッシュの面積は、電源プレーンの拡張により幅が拡張されていたり、穴が埋められていたりするものであるため、実際のキャパシタンス値よりも高く算出されている。このため、次のステップST43〜ST45のパラメータ補正処理を行う。
ステップST43は、算出対象のメッシュ形状と拡張前の電源プレーン形状とのAND演算を行う。ステップST44は、算出対象のメッシュ形状とステップST43のAND演算で求めた形状との面積比を求める。ステップST45は、ステップST42で求めたキャパシタンス値に、ステップST44で求めた面積比と係数を除算して補正後のキャパシタンス値を求める。この場合の係数は、通常1.0であるが任意の値に設定できるものとする。
ステップST41〜ST45の処理は、全てのノードリンクに対して行われる。
ステップS19は、各メッシュをインダクタ、キャパシタ、抵抗等の等価回路に変換した電源メッシュモデル、即ち、解析モデルを生成し、処理は終了する。ステップS19による電源メッシュモデル生成処理は、次のステップST51〜ST53を含む。ステップST51は、電源プレーンのノード間をステップST35で求めたインダクタンスとステップST45で求めた抵抗で接続したメッシュモデルを作成する。ステップST52は、ステップST51で作成したメッシュモデルに対して、電源ペアの層間のノード間をステップST25で求めたキャパシタンスで接続したメッシュモデルを追加する。ステップST53は、ステップST52で作成したメッシュモデルに対して、VIAのメッシュモデルを追加して、電源メッシュモデル(解析モデル)を生成する。
本実施例によれば、電源プレーンを拡張することにより、微小な穴が削除され、微小な穴を透過した微小な電源ペアの発生を抑止することができる。
電源プレーンの端面に近い部分では、電源ペアを構成している電源プレーン間の影響よりも、電源ペアの周辺の電源プレーンの端面部分の影響が大きいため、拡張後の電源プレーンで作られた電源ペアは、実際に影響のある電源プレーンで電源ペアが作成されていると言える。このため、従来例のように電源ペア近傍にある電源プレーンを探してパラメータを補正する必要が無くなる。
各メッシュの、電源プレーンの拡張部分に相当するメッシュ面積に応じてインダクタンス値、キャパシタンス値、抵抗値のパラメータを補正することで、電源プレーンを拡張したことによる精度の低下を最低限に抑えることができる。
拡張後の電源プレーン形状のデータと拡張前の電源プレーン形状との対応付けがデータとして保存されているため、従来例のように近傍電源プレーンの探索の時間をかけずにパラメータ補正処理を行うことができる。
回路基板の例えば10MHz以上の高周波特性は、観測対象のLSI周辺の引き出しパターン形状、VIA形状やLSI周辺に搭載されたキャパシタ(パスコンデンサ)の特性が支配的になる。このため、LSIから離れた部分はLSI近傍よりも電源プレーンを拡張する幅を大きくしても解析精度に大きな影響を与えない。この結果、LSIからの距離に応じて電源プレーンを拡張する幅を大きくすることができ、この幅が大きくなることで削除される穴が増え、穴を介して作成される電源ペアを更に削減することが可能となる。
次に、本実施例の効果を図13〜図16と共に説明する。図13は電源プレーン52−1の端面部分の影響を考慮可能な周知の2次元フィールドソルバを用いたインピーダンス値の算出を説明する断面図を示し、図14は電源プレーン52−1の端面部分の影響を考慮しないインダクタンス値の算出を説明する断面図を示す。図13及び図14中、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図13及び図14において、電源プレーン52−1,52−2間の距離及び電源プレーン52−2,52−3間の距離は、いずれも234μmである。電源プレーン52−2の幅Xは、1000μm又は2000μmに設定した。
図15は、図13の場合の電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮した周知の2次元フィールドソルバを用いたインピーダンス値の算出結果と、図14の場合の電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮しないインダクタンス値の算出結果を示す図である。図15中、縦軸はインダクタンス値(nH/m)、横軸は拡張幅w(μm)を示す。図15において、I,IIは夫々図14においてX=1000μm,X=2000μmの場合について拡張幅wを0〜250μmまで変化させた算出結果を示し、III,IVは夫々図13においてX=1000μm,X=2000μmの場合の2次元フィールドソルバを用いた場合の算出結果を示す。図15からもわかるように、図13及び図14の如き層間距離の電源プレーンの場合、拡張幅wを約130μmに設定すれば、電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮しないインダクタンス値の算出結果が、電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮した周知の2次元フィールドソルバを用いたインピーダンス値の算出結果と略同じ値となることが確認された。
尚、本実施例では、回路基板51の10MHz以上の高周波特性を解析する場合を想定しているため、特に解析結果を大きく左右するインダクタンス値について検証したが、当業者であれば、上記拡張幅wを適切に設定することで、抵抗値及びキャパシタンス値等の他のパラメータについても、電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮しないパラメータ値の算出方法により、電源プレーン52−2の端面部分の影響を考慮するパラメータ値の算出方法と略同じ算出結果を得ることができることは明らかであろう。
図16は、図1に示す従来例及び図8に示す本実施例の解析結果を比較する図である。図16中、縦軸は解析結果(インピーダンス値)の実際に作成した回路基板に対する実測値との差(%)、横軸は周波数(Hz)を示し、「1.E+0i」(i=0〜9)は1.0×10を表す。図16において、XIは本実施例による解析結果を示し、XIIは図1に示す従来例においてステップS7のパラメータ補正処理を行わない場合の解析結果を示す。図16からもわかるように、従来例の場合にパラメータ補正処理を行わないと解析結果に40%以上の誤差が生じるが、本実施例では従来例の如きパラメータ補正処理を行わないにもかかわらず、解析結果に生じる誤差は15%未満であることが確認された。尚、逓周波数領域で発生している1%程度の誤差は、電源プレーンを拡張する前後の面積比に基づいた抵抗値の補正処理で適切に補正可能である。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計するコンピュータによる設計方法であって、
該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する工程と、
該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張工程と、
拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する工程と、
該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成すると共にメッシュ分割を行う工程と、
ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正する工程とを含むことを特徴とする、設計方法。
(付記2)
該拡張工程は、該電源プレーンの外形を外側に向かって拡げることを特徴とする、付記1記載の設計方法。
(付記3)
該拡張工程は、該電源プレーンに穴が設けられている場合、前記穴を内側に向かって拡げることを特徴とする、付記1記載の設計方法。
(付記4)
該拡張工程は、拡張対象の電源プレーンのある層と、拡張対象の電源プレーンがある層に近接する層との層間距離に比例した値に、該所定の幅を設定することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の設計方法。
(付記5)
該拡張工程は、該回路基板上の観測対象のLSIからの距離に応じた値に該所定の幅を設定することを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載の設計方法。
(付記6)
各メッシュを該パラメータの等価回路に変換した電源メッシュモデルを該解析モデルとして生成する工程を更に含むことを特徴とする、付記1乃至5のいずれか1項記載の設計方法。
(付記7) 該パラメータは、インダクタンス値、キャパシタンス値或いは抵抗値の中から選択されたものであることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の設計方法。
(付記8)
コンピュータに、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計させるプログラムであって、
該コンピュータに、該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成させる手順と、
該コンピュータに、該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張させる拡張手順と、
該コンピュータに、拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成させる手順と、
該コンピュータに、該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成させると共にメッシュ分割を行わせる手順と、
該コンピュータに、ノード間のパラメータを求めさせ、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求めさせ、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正させる手順とを含むことを特徴とする、プログラム。
(付記9)
該拡張手順は、該コンピュータに、該電源プレーンの外形に対しては外側に向かって拡げさせ、該電源プレーンに設けられた穴に対しては内側に向かって拡げさせることを特徴とする、付記8記載のプログラム。
(付記10)
該拡張手順は、該コンピュータに、拡張対象の電源プレーンのある層と、拡張対象の電源プレーンがある層に近接する層との層間距離に比例した値に、該所定の幅を設定させることを特徴とする、付記8又は9記載のプログラム。
(付記11)
該拡張手順は、該コンピュータに、該回路基板上の観測対象のLSIからの距離に応じた値に該所定の幅を設定させることを特徴とする、付記8乃至10のいずれか1項記載のプログラム。
(付記12)
該コンピュータに、各メッシュを該パラメータの等価回路に変換した電源メッシュモデルを該解析モデルとして生成させる手順を更に含むことを特徴とする、付記8乃至11のいずれか1項記載のプログラム。
(付記13)
該パラメータは、インダクタンス値、キャパシタンス値或いは抵抗値の中から選択されたものであることを特徴とする、付記8乃至12のいずれか1項記載のプログラム。
(付記14)
付記8乃至13のいずれか記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(付記15)
回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計する設計装置であって、
該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する手段と、
該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張手段と、
拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する手段と、
該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成すると共にメッシュ分割を行う手段と、
ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正する手段とを備えたことを特徴とする、設計装置。
(付記16)
コンピュータにより回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計するCADシステムであって、
該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する手段と、
該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張手段と、
拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する手段と、
該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成すると共にメッシュ分割を行う手段と、
ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正する手段とを備えたことを特徴とする、CADシステム。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
従来の電源メッシュモデル生成手順の一例を示すフローチャートである。 電源メッシュモデル生成手順で生成されるデータを説明する図である。 微小な電源ペアを説明する図である。 電源プレーンの端面部分の影響を説明する断面図である。 パラメータ補正処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。 コンピュータシステムの本体部内の要部の構成を説明するブロック図である。 電源メッシュモデル生成手順を説明するフローチャートである。 電源プレーンデータの拡張処理を説明する平面図である。 層間距離による電源プレーンの端面部分の影響と拡張幅を説明する断面図である。 観測対象のLSIからの距離に応じた拡張幅を説明する平面図である。 観測対象のLSIからの距離と拡張幅の関係を説明する図である。 電源プレーンの端面部分の影響を考慮可能な周知の2次元フィールドソルバを用いたインピーダンス値の算出を説明する断面図である。電源プレーン52−1の端面部分の影響を考慮しないインダクタンス値の算出を説明する断面図である。 電源プレーンの端面部分の影響を考慮しないインダクタンス値の算出を説明する断面図である。 電源プレーンの端面部分の影響を考慮したインダクタンス値の算出結果と影響を考慮しないインダクタンス値の算出結果を示す図である。 従来例及び本実施例の解析結果を比較する図である。
符号の説明
51 回路基板
52,52−1〜52−3 電源プレーン
53〜55 穴
56 LSI
61 電源ペア
100 コンピュータシステム
101 本体部
102 ディスプレイ
102a 表示画面
103 キーボード
104 マウス
105 モデム
106 記録媒体
110 ディスク
200 バス
201 CPU
202 メモリ部
203 ディスクドライブ
204 ハードディスクドライブ

Claims (9)

  1. 回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計するコンピュータによる設計方法であって、
    該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成する工程と、
    該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張する拡張工程と、
    拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成する工程と、
    該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成すると共にメッシュ分割を行う工程と、
    ノード間のパラメータを求め、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求め、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正する工程とを含むことを特徴とする、設計方法。
  2. 該拡張工程は、拡張対象の電源プレーンのある層と、拡張対象の電源プレーンがある層に近接する層との層間距離に比例した値に、該所定の幅を設定することを特徴とする、請求項1記載の設計方法。
  3. 該拡張工程は、該回路基板上の観測対象のLSIからの距離に応じた値に該所定の幅を設定することを特徴とする、請求項1又は2記載の設計方法。
  4. 該パラメータは、インダクタンス値、キャパシタンス値或いは抵抗値の中から選択されたものであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項記載の設計方法。
  5. コンピュータに、回路基板に生じる電源ノイズを解析するのに適した電源又はグランド層の解析モデルを設計させるプログラムであって、
    該コンピュータに、該回路基板のCADデータから、該回路基板の各層毎に、電源導体の一つながりの形状を有し、電源を供給或いは接地するための電源プレーンを作成させる手順と、
    該コンピュータに、該電源プレーンの形状を所定の幅で拡張させる拡張手順と、
    該コンピュータに、拡張後の電源プレーンを用いて、互いに異なる層に存在する2つの電源プレーンが絶縁体を挟んで対向する部分で形成される電源ペアを作成させる手順と、
    該コンピュータに、該拡張後の電源プレーン及び該電源ペアに対して、ノードを生成させると共にメッシュ分割を行わせる手順と、
    該コンピュータに、ノード間のパラメータを求めさせ、各メッシュの形状と拡張前の電源プレーン形状を比較して各メッシュの該電源プレーンの形状の拡張部分に相当するメッシュ面積を求めさせ、該メッシュ面積を用いて該パラメータを補正させる手順とを含むことを特徴とする、プログラム。
  6. 該拡張手順は、該コンピュータに、該電源プレーンの外形に対しては外側に向かって拡げさせ、該電源プレーンに設けられた穴に対しては内側に向かって拡げさせることを特徴とする、請求項5記載のプログラム。
  7. 該拡張手順は、該コンピュータに、拡張対象の電源プレーンのある層と、拡張対象の電源プレーンがある層に近接する層との層間距離に比例した値に、該所定の幅を設定させることを特徴とする、請求項5又は6記載のプログラム。
  8. 該拡張手順は、該コンピュータに、該回路基板上の観測対象のLSIからの距離に応じた値に該所定の幅を設定させることを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか1項記載のプログラム。
  9. 該コンピュータに、各メッシュを該パラメータの等価回路に変換した電源メッシュモデルを該解析モデルとして生成させる手順を更に含むことを特徴とする、請求項5乃至8のいずれか1項記載のプログラム。
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