JP2008225449A - 防眩性フィルム及びその製造方法、並びにそれを用いた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】防眩性フィルム1の光学特性を、防眩層の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と該任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、または反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下、または反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0以上45.0°以下とし、かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下と規定する。また、拡散要素の平均間隔を50μm以上300μm以下とする。
【選択図】図1
Description
複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムである。
複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムである。
複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムである。
表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法である。
表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法である。
表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法である。
画像を表示する表示部と、
表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置である。
画像を表示する表示部と、
表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置である。
画像を表示する表示部と、
表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置である。
また、拡散要素の平均間隔を規定することにより、ざらつき感を減少させることができる。具体的には、拡散要素の平均間隔を50μm以上300μm以下とする。
(1−1)防眩性フィルムの構成
図1は、この発明の第1の実施形態による防眩性フィルムの構成を示す拡大断面図の一例である。この防眩性フィルム1の表面14には複数の凸部が拡散要素として形成され、表面全体が微細な凹凸形状を呈している。本発明者らは防眩性フィルム1の拡散反射特性について鋭意検討した結果、その拡散反射特性を以下のように規定することにより、防眩性と白濁感の抑制との両特性を備える防眩性フィルム1を得ることに成功した。
d=2.54×3438×V/D
となる。この計算から、視力1.0の人間が視聴距離100cmで認識できる解像度は、約290μmと求められる。したがって、平均山谷間隔Smが上記範囲内であれば、視感上のざらつき感を抑えられると考えられる。
次に、第1の実施形態による防眩性フィルム1の製造方法について図2を用いて説明する。
まず、被加工物となる基材を準備する。この基材の形状としては、例えば、基板状、シート状、フィルム状、ブロック状などが挙げられる。また、基材の材料としては、例えば、プラスチック、金属、ガラスなどが挙げられる。次に、例えばKrFエキシマレーザを使用したマスクイメージング法、プレス法や成型用スタンパを用いた方法、切削法、サンドブラスト法、ウェットエッチング法などを用いて基材を加工して、基材の表面に防眩性フィルム1の表面14に対応する微細凹凸形状をパターニングする。これにより、図2Aに示すように、表面14とは反対の微細凹凸形状を有する母型21が得られる。なお、母型21の表面は、防眩性フィルム1が上述したような拡散反射特性を得られるような微細な凹凸形状で、平均山谷間隔Smが300μm以下、より好ましくは220μm以下である。
次に、例えば無電解メッキ法により、上述のようにして得られた母型21の微細凹凸形状上に導電化膜を形成する。ここで、導電化膜は、例えばニッケルなどの金属からなる金属被膜である。次に、導電化膜が形成された母型21を電鋳装置に取り付け、例えば電気メッキ法により、ニッケルメッキ層などの金属メッキ層を導電化膜上に形成する。その後、母型21から金属メッキ層を剥離する。これにより、図2Bに示すように、母型21とは反対の微細凹凸形状を有する複製金型22が得られる。
母型が有機物のように傷つき易い場合は、以上のように母型から子型、孫型を作製することで、母型剥離時に母型に傷が入ったとしても、子型を用いて大量に孫型を作製することができるが、母型が傷つきにくく何度も子型を作製可能である場合には、母型を防眩層と同一の形状に加工し、この反転子型を用いて転写型とすることもできる。
次に、上述のようにして得られた複製金型23の微細凹凸形状上に、図2Dに示すように、例えば紫外線硬化型樹脂などの感光性樹脂を流し込み、感光性樹脂の厚みを略均一にする。なお、表面14の微細凹凸形状は、形状転写で得られるため特に微粒子を感光性樹脂に含有させる必要はないが、ヘイズ値や表面形状の微調整用として、微粒子を添加するようにしてもよい。
(2−1)防眩性フィルムの構成
図3は、この発明の第2の実施形態による防眩性フィルムの構成を示す拡大断面図の一例である。防眩性フィルム1は、基材11と、基材11上に設けられた微粒子13を有する防眩層12とを有する。この防眩層12の表面には微粒子13により複数の凸部が拡散要素として形成され、防眩層12の表面全体が微細な凹凸形状を呈している。本発明者らは防眩性フィルム1の拡散反射特性について鋭意検討した結果、その拡散反射特性を以下のように規定することにより、防眩性と白濁感の抑制との両特性を備える防眩性フィルム1を得ることに成功した。
d=2.54×3438×V/D
となる。この計算から、視力1.0の人間が視聴距離100cmで認識できる解像度は、約290μmと求められる。したがって、平均山谷間隔Smが上記範囲内であれば、視感上のざらつき感を抑えられると考えられる。
次に、この発明の第2の実施形態による防眩性フィルム1の製造方法について説明する。まず、例えば上述の電離放射線硬化型樹脂と、微粒子13と、必要に応じて光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、酸化防止剤などとに溶剤を加えて混合し、微粒子13が分散した塗料とする。溶剤は特に限定はなく、例えばt−ブタノール、トルエン、メチルエチルケトン(MEK)、イソプロピルアルコール(IPA)などの有機溶剤を用いることができる。
まず、基材11上に塗工された塗料を所定の温度で乾燥させることにより、塗料に対流を発生させ、該対流により微粒子13を面内方向に適度に凝集させて、2次元的な凝集体を形成する。これにより、溶剤が揮発するとともに、塗膜表面にベナードセルが形成される。塗膜の厚さ方向に微粒子13を重ねて、3次元的な凝集体を形成した場合には、防眩層表面に急峻な角度成分が形成されてしまい、白濁感が増してしまう。
(3−1)防眩性フィルムの構成
図6に示すように、第3の実施形態の防眩性フィルム1は、基材11上に防眩層12が設けられたもので、防眩層12の表面には複数の凸部が拡散要素として形成され、表面全体が微細な凹凸形状を呈している。防眩層12の表面の微細な凹凸形状は、微細加工により作製した母型から複製金型を作製し、形状転写法により形成されたものである。なお、この発明の第3の実施形態による基材11、拡散反射特性、および拡散要素の平均間隔は、上述の第1および第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
以下、第3の実施形態による防眩性フィルム1の製造方法について図7を用いて説明する。
まず、被加工物となる基材を準備する。この基材の形状としては、例えば、基板状、シート状、フィルム状、ブロック状などが挙げられる。また、基材の材料としては、例えば、プラスチック、金属、ガラスなどが挙げられる。次に、例えばKrFエキシマレーザを使用したマスクイメージング法、プレス法や成型用スタンパを用いた方法、切削法、サンドブラスト法、ウェットエッチング法などを用いて基材を加工して、基材の表面に防眩層12の表面に対応する微細凹凸形状をパターニングする。これにより、図7Aに示すように、防眩層12とは反対の微細凹凸形状を有する母型21が得られる。なお、母型21の表面は、第3の実施形態の防眩性フィルム1が第1および第2の実施形態と同様の拡散反射特性を得られるような微細な凹凸形状で、平均山谷間隔Smが300μm以下、より好ましくは220μm以下である。
次に、例えば無電解メッキ法により、上述のようにして得られた母型21の微細凹凸形状上に導電化膜を形成する。ここで、導電化膜は、例えばニッケルなどの金属からなる金属被膜である。次に、導電化膜が形成された母型21を電鋳装置に取り付け、例えば電気メッキ法により、ニッケルメッキ層などの金属メッキ層を導電化膜上に形成する。その後、母型21から金属メッキ層を剥離する。これにより、図7Bに示すように、母型21とは反対の微細凹凸形状を有する複製金型22が得られる。
母型が有機物のように傷つき易い場合は、以上のように母型から子型、孫型を作製することで、母型剥離時に母型に傷が入ったとしても、子型を用いて大量に孫型を作製することができるが、母型が傷つきにくく何度も子型を作製可能である場合には、母型を防眩層と同一の形状に加工し、この反転子型を用いて転写型とすることもできる。
次に、上述のようにして得られた複製金型23の微細凹凸形状上に、例えば紫外線硬化型樹脂などの感光性樹脂を流し込む。防眩層12を形成する感光性樹脂としては、例えば、第1および第2の実施形態と同様のものを用いることができる。なお、防眩層12の微細凹凸形状は、形状転写で得られるため特に微粒子を感光性樹脂に含有させる必要はないが、ヘイズ値や表面形状の微調整用として、微粒子を添加するようにしてもよい。
以下に示す塗料組成の原料を配合し、マグネチックスターラーにて1時間攪拌した後、この塗料を厚さ80μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルム(富士写真フィルム社製)の片面にバーコータにて塗布した。
(塗料組成)
多官能モノマー 100重量部
ポリマー 5重量部
光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184) 3重量部
溶剤(t−ブタノール) 153重量部
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社製) 10重量部
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社)を3重量部とし、防眩層の乾燥膜厚を11.0μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例2の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社)5重量部、溶剤(t−ブタノール)156重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を9.4μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例3の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社)に変えて架橋性スチレンビーズSBX4(積水化成品工業株式会社)3重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を4.7μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例4の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社)に変えて架橋性スチレンビーズSX500(綜研化学工業株式会社)5重量部、溶剤(t−ブタノール)156重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を9.7μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例5の防眩性フィルムを得た。
実施例1において、架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社)10重量部、溶剤(t−ブタノール)163重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を12.3μmとした防眩性フィルムを得た。その後、この防眩性フィルムに下記の塗料組成からなる原料を配合して作製した塗料を塗布し、2層からなる実施例6の防眩性フィルムを得た。
(塗料組成)
多官能モノマー 100重量部
ポリマー 5重量部
光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184) 3重量部
溶剤(t−ブタノール) 149重量部
実施例2において、厚さ100μmのポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム(東洋紡績株式会社製 コスモシャインA4300)の片面に塗布し、防眩層の乾燥膜厚を10.9μmとした以外は実施例2と同様にして、実施例7の防眩性フィルムを得た。
KrFエキシマレーザを使用したマスクイメージング法を用いて母型を作製し、この母型にニッケルメッキ層を形成した後、母型から剥離することにより、第1の複製金型を作製した。その後、第1の複製金型にニッケルメッキ層を形成した後、母型から剥離することにより、第2の複製金型を作製した。この第2の複製金型に、以下に示す塗料組成の塗料を流し込み、厚さ75μmのポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム(東洋紡積株式会社製 コスモシャインA4300)を重ね、ゴムローラで1kgの荷重を加えながら厚みを均一にした。次に、ポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム上から500mJ/cm2の紫外線を照射し、紫外線硬化型樹脂を硬化させた後、紫外線硬化型樹脂を第2の複製金型から剥離し、実施例8の防眩性フィルムを得た。なお、防眩層の乾燥膜厚は5.5μmである。
(塗料組成)
多官能モノマー 100重量部
ポリマー 5重量部
光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184) 3重量部
溶剤(t−ブタノール) 149重量部
下記の塗料組成に示す原料を配合し、防眩層の乾燥膜厚を7.3μmとした以外は実施例1と同様にして防眩性フィルムを得た。
(塗料組成)
多官能アクリルオリゴマー 100重量部
光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184) 3重量部
溶剤 メチルイソブチルケトン(MIBK) 150重量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 37重量部
シリカビーズ SS50B(東ソー・シリカ株式会社製) 12重量部
分散剤 DOPA15(信越化学工業株式会社製) 10重量部
防眩層の乾燥膜厚を6.8μmとした以外は実施例2と同様にして、比較例1の防眩性フィルムを得た。
防眩層の乾燥膜厚を7.6μmとした以外は実施例2と同様にして、比較例2の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社製)に変えて架橋性スチレンビーズSX500(綜研化学工業株式会社製)3重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を8.5μmとした以外は実施例1と同様にして、比較例3の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社製)に変えて架橋性スチレンビーズSX500(綜研化学工業株式会社製)5重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を11.2μmとした以外は実施例1と同様にして、比較例4の防眩性フィルムを得た。
架橋性スチレンビーズSBX6(積水化成品工業株式会社製)に変えて架橋性スチレンビーズSBX12(積水化成品工業株式会社製)5重量部を配合し、防眩層の乾燥膜厚を18.7μmとした以外は実施例1と同様にして、比較例5の防眩性フィルムを得た。
裏面反射の影響を抑え、防眩性フィルム自体の拡散反射特性を測定するため、作製した実施例1〜9、及び比較例1〜5の防眩性フィルムの裏面を、粘着剤を介して黒色ガラスに貼合した。拡散反射特性はゴニオフォトメータGP−1−3D(オプテック社製)を用い、サンプル面に対して−5°方向からコリメートした入射光を照射し、正反射方向を0°として−5°から30°まで走査して暗室条件下にて反射光強度を求め、拡散反射特性を評価した。この時、ゴニオフォトメータの輝度計は2°視野であった。
JIS K7136に準拠した測定条件に基づき、ヘイズメータHM−150(村上色彩技術研究所製)を用いてヘイズの測定を行った。実施例1〜9、及び比較例1〜5の各防眩性フィルム単体と、これらの防眩性フィルムの防眩層表面にヘイズ値1%以下の粘着剤を貼合した防眩性フィルムとの2種の測定を行い、後者を内部ヘイズと定義し、前者と後者の差分を表面ヘイズとして求めた。
JIS B0601−1994に準拠した測定条件に基づき、全自動微細形状測定機 サーフコーダET4000A(株式会社小坂研究所製)を用いて実施例1〜9、及び比較例1〜5の各防眩性フィルムの表面粗さを測定し、2次元断面曲線から粗さ曲線を取得し、粗さパラメータとして輪郭曲線要素の平均長さSmを算出し、拡散要素の平均間隔を求めた。
実施例1〜9、及び比較例1〜5の各防眩性フィルムについて、裏面反射の影響を抑え防眩性フィルム自体の防眩性を評価するため、作製した各防眩性フィルムの裏面を粘着剤を介して黒色ガラスに貼合した。その後、2本の蛍光灯がむき出しの状態で平行に配置された蛍光灯を光源として、各防眩性フィルムに映りこんだ像を正反射方向から目視により観察し、蛍光灯の映り込みの有無を下記の基準で評価した。
A:蛍光灯の輪郭が分からない(2本の蛍光灯が1本に見える)
B:蛍光灯がある程度認識できるが、輪郭がぼやけている
C:蛍光灯がそのまま写りこむ
白濁感は、光源として蛍光灯などの拡散光が、防眩層表面で拡散されて反射光が検出されることにより感じられる。したがって、市販の分光測色計を使用し、上記現象を模擬的に再現して定量化した値を白濁度とした。白濁度の具体的な測定法は、以下に示す通りである。まず、裏面反射の影響を抑えて防眩性フィルム自体の拡散反射を評価するため、作製した実施例1〜9、及び比較例1〜5の各防眩性フィルムの裏面を、粘着剤を介して黒色ガラスに貼合した。その後、積分球型分光測色計SP64(エックスライト社製)を用い、拡散光を各防眩性フィルム表面に照射し、各防眩性フィルムの法線方向から8°方向に傾いた位置に存在する検出器で反射光を測定するd/8°光学系を採用した。測定値は、正反射成分を除き拡散反射成分のみ検出するSPEXモードを採用し、検出視野角2°にて行った。なお、この方法で測定される白濁度は、視覚的に感じる白濁感と相関のあることが実験により確認されている。
y=1.1039x−0.4735
の回帰直線が得られ、決定係数R2は0.9909である。以上より、黒色ガラス板を用いて測定した白濁度と、黒色アクリル板を用いて測定した白濁度には、高い相関があることが分かる。
実施例1〜9、及び比較例1〜5の各防眩性フィルムについて、裏面反射の影響を抑えて防眩性フィルムのざらつき感を評価するため、作製した防眩性フィルムの裏面を粘着剤を介して黒色ガラスに貼合した。その後、防眩性フィルムの法線方向から約30°傾いた方向からライトボックス(ハクバ製)を平面光源として照射し、各防眩性フィルムに映りこんだ像を正反射方向から目視により観察し、ざらつき感を下記の基準で評価した。
◎:50cm程度まで近づいて観察してもざらつき感は感じない
○:1m離れた位置から確認すれば、ざらつき感は感じないが、50cm程度まで近づくとざらつき感を感じる
×:1m離れた位置から確認してざらつき感を感じる
11・・・基材
12・・・防眩層
13・・・微粒子
21・・・母型
22、23・・・複製金型
31・・・液晶パネル
32a、32b・・・偏光板
33・・・光源
Claims (22)
- 複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と該任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルム。 - 上記表面に微細な凹凸形状を有し、
上記光学特性は、主に上記微細な凹凸形状により規定されることを特徴とする請求項1記載の防眩性フィルム。 - 基材と、
上記基材上に設けられ、上記複数の拡散要素が形成された防眩層とを備える
ことを特徴とする請求項1記載の防眩性フィルム。 - 上記防眩層は、平均粒径5nm以上15μm以下の微粒子が分散された樹脂からなることを特徴とする請求項3記載の防眩性フィルム。
- 上記微粒子が面内方向に凝集して、表面に微細な凹凸形状が形成されることを特徴とする請求項4記載の防眩性フィルム。
- 上記凝集した微粒子が上記樹脂に覆われ、上記拡散要素が形成されることを特徴とする請求項5記載の防眩性フィルム。
- 上記樹脂は、電離放射線硬化型樹脂および熱硬化型樹脂の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6記載の防眩性フィルム。
- 上記凝集した微粒子の表面が露呈していないか、または上記拡散要素の先端に位置する微粒子の表面の一部のみが露呈していることを特徴とする請求項6記載の防眩性フィルム。
- 上記拡散要素間にメニスカスが形成されていることを特徴とする請求項6記載の防眩性フィルム。
- 表面ヘイズが5.0%以下であることを特徴とする請求項1記載の防眩性フィルム。
- 複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルム。 - 複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルム。 - 表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により上記表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
上記表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と該任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。 - 上記形状転写法による微細な凹凸形状の形成工程は、
樹脂を金型に供給する工程と、
上記金型に供給された樹脂を硬化し、剥離する工程とを備える
ことを特徴とする請求項13記載の防眩性フィルムの製造方法。 - 上記微細な凹凸形状の形成工程は、
上記樹脂を金型に供給する工程の前に、上記金型にサンドブラスト、ウェットエッチング、レーザー加工のいずれかの手法により上記微細な凹凸形状を形成する工程をさらに備える
ことを特徴とする請求項14記載の防眩性フィルムの製造方法。 - 上記ベナードセル形成法による微細な凹凸形状の形成工程は、
微粒子、樹脂、および溶剤を含む塗料を基材上に塗工する工程と、
上記塗工された塗料を乾燥させることにより上記塗料に対流を生じさせ、該対流により上記微粒子を凝集させる工程と、
上記乾燥させた塗料を硬化させる工程とを備える
ことを特徴とする請求項13記載の防眩性フィルムの製造方法。 - 上記塗工された塗料を乾燥させる工程では、上記対流によりベナードセルを形成することを特徴とする請求項16記載の防眩性フィルムの製造方法。
- 表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により上記表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
上記表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。 - 表面に拡散要素を有する防眩性フィルムの製造方法であって、
形状転写法、サンドブラスト法、レーザ加工法、ウェットエッチング法またはベナードセル形成法により上記表面に微細な凹凸形状を形成する工程を備え、
上記表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。 - 画像を表示する表示部と、
上記表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
上記防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に対し、正反射方向から10°以内の任意の角度αへの反射光強度I(α)と該任意の角度αから1°広角側にずれた反射光強度I(α+1)との比I(α+1)/I(α)が0.1より大きく0.6以下であり、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置。 - 画像を表示する表示部と、
上記表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
上記防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/100の反射光強度となる角度の全幅が6.0°以上28.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置。 - 画像を表示する表示部と、
上記表示部の表示面側に設けられた防眩性フィルムとを備え、
上記防眩性フィルムは、複数の拡散要素が形成された表面の法線方向から5°以上30°以内のいずれかの角度で入射した入射光に関し、反射光強度のピークに対して1/1000の反射光強度となる角度の全幅が10.0°以上45.0°以下で、
かつ標準拡散板の正反射光強度を1として規格化したときの、正反射方向から20°以上の方向に反射した光のゲインが0.02以下である光学特性を有し、
上記拡散要素の平均間隔が50μm以上300μm以下である
ことを特徴とする表示装置。
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