JP2008225289A - 光学システム、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
光学システム、光走査装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008225289A JP2008225289A JP2007066200A JP2007066200A JP2008225289A JP 2008225289 A JP2008225289 A JP 2008225289A JP 2007066200 A JP2007066200 A JP 2007066200A JP 2007066200 A JP2007066200 A JP 2007066200A JP 2008225289 A JP2008225289 A JP 2008225289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- optical element
- plane
- incident
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】レーザービームと、回折面と平面からなる平板状の回折光学素子とを用いる光学システムにおいて、前記回折光学素子の平面に入射する全てのレーザービームはP偏光であり、かつ、各々の入射角θは、0°<θ<θo、または、θc<θ<90°(θoは、入射角αでのP偏光時のフレネル反射率をRp(α)としたとき、Rp(0°)=Rp(θo)となる入射角、θcは臨界角)を満たすように設定する。このようにフレネル反射率を垂直入射時に比べて小さくすることで、無反射コーティングを施さなくとも、斜め入射することで回折光学素子の厚さ変化に対する透過率変化の影響を低減することができる。
【選択図】図1
Description
しかしながら、この従来技術では、複数の検知手段を主走査方向に並べているため、光検出器の大きさが主走査方向に大きくなりがちであるという課題がある。
しかし、レーザービームを用いた光学システム中にハーフミラーや光学フィルタ(例えば濃度フィルタや波長フィルタなど)のような平行平板状の光学素子を用いる場合、その光学素子内では光学面(平面)での反射によって内部干渉が生じる。そのため、光学素子の厚さが波長オーダーで変化するだけで、透過率や反射率の変化が生じてしまう。特許文献2には、平行平板状のハーフミラーの内部干渉による影響に関する記載が段落[0025]にあるが、平行平板の厚さによる透過率変化については言及されていない。
図2に示すように、波長の約1/3の周期で透過率の変化が見られている。そのため、この透過率の変化を回避するために、通常は平行平板の入射面と出射面には無反射コーティングが施されている。
なお、図2の横軸は0〜0.5μmと非常に薄い値での計算結果を示しているが、厚さが大きくなっても透過率の変化の様子は等しいことは言うまでもない。
図3に示すように、回折面と平面を備えた回折光学素子(屈折率1.5)に垂直入射されたレーザービームは、回折面で0次透過光と高次透過回折光に分離される。一般に無反射コーティングは入射角依存性を持っているため、平面に垂直に入射される0次透過光と、平面に斜めに入射される高次透過回折光のすべてを無反射化するようなコーティングを施すことは難しい。
上記と同じように、図4に示すような平面と回折面を備えた回折光学素子(屈折率1.5)に垂直入射されたレーザービームは、回折面で正反射した0次反射光と、斜めに反射される高次反射回折光に分離されるが、0次反射光と高次反射回折光の両方に対して適切な無反射コーティングを施すことは難しい。
0次透過光、0次反射光成分は上記の屈折率1.5の場合でも4%と大きく(屈折率が高い場合にはもっと大きくなる)、平行平板状の回折光学素子であれば、少なくともこれらに対する無反射コーティングは必要であり、すなわち高次回折光に対して適切な処置ができないのである。したがって、レーザービームの分離を有効に行うことが難しい。
なお、光学コーティングを用いないことは製造時の環境負荷低減になるだけでなく、光学素子の低コスト化やリサイクルの面でも有効である。
本発明の第1の手段は、レーザービームと、回折面と平面からなる平板状の回折光学素子とを用いる光学システムにおいて、前記回折光学素子の平面に入射する全てのレーザービームはP偏光であり、かつ、各々の入射角θは、
0°<θ<θo、または、θc<θ<90°
を満たすように設定されたことを特徴とする。
ここで、θoは、入射角αでのP偏光時のフレネル反射率をRp(α)としたとき、Rp(0°)=Rp(θo)となる入射角、θcは、臨界角である。
θ’<φ<θ”
を満たすように設定されたことを特徴とする。
ここで、θ’,θ”は、射出角αでのP偏光時のフレネル透過率をTp(α)としたとき、Tp(θ’)=Tp(θ”)=0.98、かつ、θ’<θ”となる射出角とする。
また、本発明の第4の手段は、第3の手段の光学システムにおいて、前記平面から射出されるレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とする。
ψ’<ψ<ψ”
を満たすように設定されたことを特徴とする。
ここで、ψ’,ψ”は、入射角αでのP偏光時のフレネル透過率をTp(α)としたとき、Tp(ψ’)=Tp(ψ”)=0.98、かつ、ψ’<ψ”となる入射角とする。
また、本発明の第7の手段は、第6の手段の光学システムにおいて、前記回折面から反射され、前記平面に入射するレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とする。
さらに本発明の第8の手段は、第1〜第7のいずれか1つの手段の光学システムにおいて、前記レーザービームを複数に分離する機能を有することを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第9の手段の光走査装置において、前記光学システムは、前記走査結像光学系の有効画像形成領域外に配置され、光ビーム検出手段として用いることを特徴とする。
さらに本発明の第12の手段は、第11の手段の画像形成装置において、前記像担持体を複数備え、該複数の像担持体に潜像を形成し、各像担持体上の潜像を色の異なる現像剤で顕像化した後、各像担持体上の顕像を直接または中間転写体を用いて記録媒体に転写し、多色またはカラー画像を形成することを特徴とする。
また、第4の手段の光学システムでは、第3の手段の構成に加え、前記平面から射出されるレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とするので、レーザービームを回折光学素子の回折面から出射して、平面に入射するように用いる光学システムにおいて、射出角をブリュースター角と等しくすることで、平面での透過率を1.0とし、透過率変化をなくすことができる。
また、第7の手段の光学システムでは、第6の手段の構成に加え、前記回折面から反射され、前記平面に入射するレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とするので、レーザービームを回折光学素子の平面から出射して、回折面に入射するように用いる光学システムにおいて、射出角をブリュースター角と等しくすることで、平面での透過率を1.0とし、透過率変化をなくすことができる。
さらに第8の手段の光学システムでは、第1〜第7のいずれか1つの手段の構成に加え、前記レーザービームを複数に分離する機能を有することを特徴とするので、レーザービームを複数に分離する光学システムにおいて、無反射コーティングを施すことなく、低コストに回折光学素子の透過率変動を低減することが可能になり、安定したビーム分離システムを得ることができる。
図1は本発明の第1の実施例を示す光学システムの概略構成図であり、これは回折面と平面からなる平板状の回折光学素子に対して、回折面側からレーザービームを入射するような光学システムの例である。
回折光学素子の回折面に入射したレーザービームは、いわゆるグレーティング方程式に従って2以上のレーザービームに透過回折し、分離される。透過回折光は様々な入射角θで平面に入射する。平面ではフレネル反射が発生し、その反射光との干渉によって、回折光学素子の厚さに応じて、回折光学素子を透過するレーザービームの透過率が変化する。
図7、図8より、R0=0.04であり、平面でのフレネル反射率をR0より小さくするためには、平面にP偏光を入射し、その入射角θを、
0°<θ<θo
とすればよい。
ここで、θoは入射角αでのP偏光時のフレネル反射率をRp(α)としたとき、
Rp(0°)=Rp(θo)
となる入射角である。
θc<θ<90°
としてもよい。
より高次の回折光は大きな入射角で平面に入射してくる。入射角が臨界角より大きければ、このレーザービームは回折光学素子から外にでることはできない。例外的に、回折面が持つ格子ベクトルと、回折光学素子構造から決まる導波ベクトルとのカップリングによる、いわゆる共鳴効果を引き起こす場合があるが、本発明ではそのような特殊な状況はもちろん除外して回折光学素子は設定されるべきである。
0°<θ<θo、またはθc<θ<90°
と設定した光学システムとすれば、レーザービームを有効に分離することができる。
図9は本発明の第2の実施例を示す光学システムの概略構成図であり、これは回折面と平面からなる平板状の回折光学素子に対して、平面側からレーザービームを入射するような光学システムの例である。
回折光学素子の平面側に垂直に入射したレーザービームは、平面を透過し、回折面では、回折面の格子周期に因らず、少なくとも0次反射回折光となって平面側へ戻り、さらに平面でのフレネル反射が発生し、この干渉により、回折光学素子の厚さに応じて、回折光学素子を透過するレーザービームの透過率が変化する。したがって、回折面から戻ってきたレーザービームの平面でのフレネル反射率をR0より小さくすることにより、回折光学素子を透過するレーザービームの透過率変化を減少させることができる。
0°<θ<θo
とすればよい。
さらには、
θc<θ<90°
としても良いのは前述の通りである。
0°<θ<θo、またはθc<θ<90°
と設定した光学システムとすれば、レーザービームを有効に分離することができる。
図10は本発明の第3の実施例を示す光学システムの概略構成図であり、これは回折面と平面からなる平板状の回折光学素子に対して、回折面側からレーザービームを入射するような光学システムの例である。
回折光学素子の回折面に入射したレーザービームは、いわゆるグレーティング方程式に従って、1以上のレーザービームに透過回折し、分離される。透過回折光は様々な入射角θで平面に入射する。平面ではスネルの法則に従って屈折し、分離されたレーザービームは射出角φで回折光学素子から射出してくる。ここで平面でのフレネル反射率を小さく抑えるために、平面にP偏光入射としている。
Tp(θ’)=Tp(θ”)=0.98、かつ、θ’<θ”
となる射出角とする。この実施例においては、θ’=34.7°、θ”=66.7°である。
θ’<φ<θ”
を満たしており、分離されたレーザービームは安定した透過率を示している。
なお、φ=56.4°でのフレネル透過率は1.0であり全透過である。そのため回折面で分離された0次透過光および−1次透過光は、平面からの反射光と干渉せず、回折光学素子の厚さの変化に依存することなく、透過率は一定となっている。
θ’<φ<θ”
を満たしており、分離されたレーザービームの透過率変化は小さい。
なお、φ=43.5°でのフレネル透過率は0.99であり、ほぼ全透過である。そのため回折面で分離された0次透過光および−1次透過光は、平面からの反射光と干渉せず、回折光学素子の厚さの変化に依存することなく、透過率の変化は抑えられている。
θ’<φ<θ”
を満たしており、分離されたレーザービームの透過率変化は小さい。
なお、φ=35.1°でのフレネル透過率は0.98であり、透過率は高い。そのため回折面で分離された0次透過光および−1次透過光は、平面からの反射光と干渉せず、回折光学素子の厚さの変化に依存することなく、透過率の変化は抑えられている。
sinθB=λ/2P
この条件を用いると回折面で分離されるレーザービームは0次透過光と−1次透過光の2つとなり、回折面からの射出角も等しくなる。すなわち、平面へ入射する角度も等しく、しいては平面からの射出角φも等しくなる。したがって、分離された2つのレーザービームの透過率も同じような変化を示し、レーザービーム間のばらつきはなくなる。
tanφB=N
このブリュースター角ではフレネル透過率が1.0となることから、透過率変化はゼロとすることができる。
θ’<φ<θ”
を満たしている。
図21は本発明の第4の実施例を示す光学システムの概略構成図であり、これは回折面と平面からなる平板状の回折光学素子に対して、平面側からレーザービームを入射するような光学システムの例である。
回折光学素子の平面に入射したレーザービームはスネルの法則に従って屈折し、回折面に入射する。回折面に入射されたレーザービームはグレーティング方程式に従って1以上のレーザービームに透過回折し、分離され、様々な射出角で回折光学素子から射出してくる。一方で、回折面で反射回折されたレーザービームは再び平面に戻り、さらに平面で反射される。本実施例では、ここでのフレネル反射率を小さく抑えるためにP偏光入射としている。
Tp(ψ’)=Tp(ψ”)=0.98、かつ、ψ’<ψ”
となる射出角とする。この実施例においては、ψ’=22.3°,ψ”=37.7°である。
ψ’<ψ<ψ”
を満たしており、分離されたレーザービームは安定した透過率を示している。なお、ψ=33.7°でのフレネル透過率は1.0であり全透過である。そのため回折面で分離された0次透過光および−1次透過光は、回折光学素子の厚さDの変化に依存することなく、透過率は一定となっている。
図26に示す回折光学素子の例では、P偏光で平面に入射するとともに、回折面で反射され、平面に戻る回折反射光の入射角ψは、いずれも条件、
ψ’<ψ<ψ”
を満たしており、分離されたレーザービームは安定した透過率を示している。
次に本発明の光学システムを用いた光走査装置と、その光走査装置を備えた画像形成装置の一例について説明する。
図28は本発明に係る画像形成装置の一例を示すレーザープリンタの概略構成図である。図28に示されるレーザープリンタ100は、光走査装置900、走査対象物としての感光体ドラム901、帯電チャージャ902、現像装置の現像ローラ903、トナーカートリッジ904、クリーニング装置のクリーニングブレード905、給紙トレイ906、給紙コロ907、レジストローラ対908、転写チャージャ911、定着ローラ909、排紙ローラ912、及び排紙トレイ910などを備えている。
そして画像形成が開始されると、感光体ドラム901が回転し、帯電チャージャ902は、感光体ドラム901の表面を均一に帯電させる。
この光走査装置900は、光源手段20と、カップリングレンズ21,アパーチャ22,シリンドリカルレンズ23からなる整形光学系24と、光偏向手段25と、2枚の走査結像レンズ26,27からなる走査結像光学系28と、分離光学系29と光検出器30とからなる光ビーム検出手段31と、図示を省略した処理装置などを備えている。
アパーチュ22によって光ビームの一部が遮光された後、シリンドリカルレンズ23によって副走査方向に収束されて、光偏向手段25の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像される。
また、この光ビーム検出手段31では、主走査方向の光ビームの位置を検出して、主走査方向の書き込み開始位置までのタイミングを調整する、所謂同期検知を行っている。
走査結像光学系28を介して有効画像形成領域外に向かう光ビームの一部は、分離光学系29であるバイナリー型の回折光学素子(前述の実施例1〜4で説明した光学システムの回折光学素子(例1〜6のいずれか1つの回折光学素子))に入射され、そこで副走査方向に2つの分離光ビームC1,C2に分離される。分離された光ビームC1,C2は、副走査方向に配置された2つの光検出器30−1,30−2によって、各々検出される。
光検出器30−1,30−2は副走査方向に配置されており、各光検出器30−1,30−2は、光ビームに対して光電変換を行うスリット状の受光部32−1,32−2を備えている。図31の実施例では、2つの光検出器30−1,30−2は形状が等しい光検出器であるが、一方の光検出器30−2は傾けて配置している。
次に本発明に係る画像形成装置の別の例を図32に示す。この画像形成装置は、図28と略同様の構成の画像形成部を4つ並設した多色対応のタンデム型カラープリンタの例である。4つの画像形成部は、現像剤に用いるトナーの色(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)が異なるだけで、基本的には同一構成である。一つの画像形成部の構成について説明すると、像担持体である感光体ドラム901の周囲には、該感光体ドラム901を高圧に帯電する帯電チャージャ902、光走査装置900からの光ビームの露光部、その露光により記録された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像装置の現像ローラ903、現像ローラにトナーを補給するトナーカートリッジ904、感光体ドラム901に残ったトナーを掻き取るクリーニング装置のクリーニングブレード905などが配置されている。
また、図32はタンデム型カラープリンタの例であるが、原稿画像の読取装置(スキャナ)や画像処理装置を備えた構成とすればデジタルカラー複写機となり、さらに通信機能を付加して電話回線、光ケーブル、LAN等と接続すれば、カラーファクシミリやデジタルカラー複合機として利用することができる。
21:カップリングレンズ
22:アパーチャ
23:シリンドリカルレンズ
24:整形光学系
25:光偏向手段
26,27:走査結像レンズ
28:走査結像光学系
29:分離光学系(回折光学素子)
30(30−1,30−2):光検出器
31:光ビーム検出手段
32−1,32−2:受光部
100:レーザープリンタ(画像形成装置
900:光走査装置
901:感光体ドラム(像担持体)
902:帯電チャージャ
903:現像ローラ
904:トナーカートリッジ
905:クリーニングブレード
906:給紙トレイ
907:給紙コロ
908:レジストローラ対
909:定着ローラ
910:排紙トレイ
911:転写チャージャ
912:排紙ローラ
913:記録紙
920:中間転写ベルト(中間転写体)
921:給紙トレイ
922:給紙コロ
923:レジストローラ対
924:二次転写手段
925:定着装置
926:排紙ローラ
927:排紙トレイ
Claims (12)
- レーザービームと、回折面と平面からなる平板状の回折光学素子とを用いる光学システムにおいて、
前記回折光学素子の平面に入射する全てのレーザービームはP偏光であり、かつ、各々の入射角θは、
0°<θ<θo、または、θc<θ<90°
(ここで、θoは、入射角αでのP偏光時のフレネル反射率をRp(α)としたとき、Rp(0°)=Rp(θo)となる入射角、θcは、臨界角である)
を満たすように設定されたことを特徴とする光学システム。 - レーザービームと、回折面と平面からなる平板状の回折光学素子とを用いる光学システムにおいて、
前記レーザービームは前記回折光学素子の回折面から出射してP偏光で前記平面に入射するとともに、前記平面から射出されるレーザービームの射出角φはいずれも、
θ’<φ<θ”
(ここで、θ’,θ”は、射出角αでのP偏光時のフレネル透過率をTp(α)としたとき、Tp(θ’)=Tp(θ”)=0.98、かつ、θ’<θ”となる射出角とする)
を満たすように設定されたことを特徴とする光学システム。 - 請求項2記載の光学システムにおいて、
前記平面から射出されるレーザービームは2つであり、その射出角が等しいことを特徴とする光学システム。 - 請求項3記載の光学システムにおいて、
前記平面から射出されるレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とする光学システム。 - レーザービームと、回折面と平面からなる平板状の回折光学素子とを用いる光学システムにおいて、
前記レーザービームはP偏光で前記回折光学素子の平面に入射して、回折面から射出するとともに、該回折面から反射され前記平面に入射するレーザービームの入射角ψは、
ψ’<ψ<ψ”
(ここで、ψ’,ψ”は、入射角αでのP偏光時のフレネル透過率をTp(α)としたとき、Tp(ψ’)=Tp(ψ”)=0.98、かつ、ψ’<ψ”となる入射角とする)
を満たすように設定されたことを特徴とする光学システム。 - 請求項5記載の光学システムにおいて、
前記回折面から射出されるレーザービームは2つであり、その射出角が等しいことを特徴とする光学システム。 - 請求項6記載の光学システムにおいて、
前記回折面から反射され、前記平面に入射するレーザービームの射出角が、ブリュースター角であることを特徴とする光学システム。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学システムにおいて、
前記レーザービームを複数に分離する機能を有することを特徴とする光学システム。 - 光源手段からの光ビームを光偏向手段で偏向し、走査結像光学系を介して被走査面上を走査する光走査装置において、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の光学システムを用いたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項9記載の光走査装置において、
前記光学システムは、前記走査結像光学系の有効画像形成領域外に配置され、光ビーム検出手段として用いることを特徴とする光走査装置。 - 像担持体と、該像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持体上の潜像を現像して顕像化する手段を備えた画像形成装置において、
前記潜像を形成する手段として、請求項9または10記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項11記載の画像形成装置において、
前記像担持体を複数備え、該複数の像担持体に潜像を形成し、各像担持体上の潜像を色の異なる現像剤で顕像化した後、各像担持体上の顕像を直接または中間転写体を用いて記録媒体に転写し、多色またはカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007066200A JP5059453B2 (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007066200A JP5059453B2 (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008225289A true JP2008225289A (ja) | 2008-09-25 |
JP5059453B2 JP5059453B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=39843956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007066200A Expired - Fee Related JP5059453B2 (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5059453B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110837215A (zh) * | 2019-11-05 | 2020-02-25 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种可实现长焦深小焦斑结构的高效率激光直写光刻方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06195793A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-15 | Sharp Corp | 光記録装置および光再生装置 |
JPH1138340A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-12 | Canon Inc | 複数ビーム検出装置、画像形成装置及び複写機 |
JP2003057442A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Seiko Epson Corp | 複屈折回折格子型偏光子、液晶装置及び投射型表示装置 |
JP2005338882A (ja) * | 1999-03-22 | 2005-12-08 | Mems Optical Inc | 回折選択偏光ビームスプリッタおよびそれにより製造されたビームルーチングプリズム |
-
2007
- 2007-03-15 JP JP2007066200A patent/JP5059453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06195793A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-15 | Sharp Corp | 光記録装置および光再生装置 |
JPH1138340A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-12 | Canon Inc | 複数ビーム検出装置、画像形成装置及び複写機 |
JP2005338882A (ja) * | 1999-03-22 | 2005-12-08 | Mems Optical Inc | 回折選択偏光ビームスプリッタおよびそれにより製造されたビームルーチングプリズム |
JP2003057442A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Seiko Epson Corp | 複屈折回折格子型偏光子、液晶装置及び投射型表示装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110837215A (zh) * | 2019-11-05 | 2020-02-25 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种可实现长焦深小焦斑结构的高效率激光直写光刻方法 |
CN110837215B (zh) * | 2019-11-05 | 2021-02-26 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种可实现长焦深小焦斑结构的高效率激光直写光刻方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5059453B2 (ja) | 2012-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8587774B2 (en) | Velocity detecting device and multi-color image forming apparatus | |
JP2008064802A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5278253B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2008268683A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2010256397A (ja) | 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2008076557A (ja) | 光走査装置、およびそれを用いた画像形成装置 | |
JP2009014993A (ja) | 回折光学素子および光ビーム検出手段および光走査装置および画像形成装置 | |
JP2012042733A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2006038912A (ja) | 画像形成装置及び走査ユニット | |
JP5059453B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5037851B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP2010191292A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
US6473105B1 (en) | Optical scanning apparatus for preventing color misregistration | |
JP2007171689A (ja) | 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
US9035982B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus using same | |
JP4989376B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5303346B2 (ja) | 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5401482B2 (ja) | 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2013025003A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5105250B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP4927486B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2010066514A (ja) | 光学素子固定機構、光走査装置、及び画像形成装置 | |
JP2008310240A (ja) | 光走査装置、および画像形成装置 | |
JP5849598B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP2006133517A (ja) | 走査光学系、光走査装置、画像形成装置およびカラー画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120802 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5059453 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |