JP5037851B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、前述の高密度化に加え、高速化も進み、これらに対応した光走査装置が要求されている。高速化、高密度化のための手段としては、偏向手段であるポリゴンスキャナの高速回転化という手段が考えられるが、消費電力、騒音の増大、発熱、耐久性劣化等の問題が発生する。
しかし、樹脂製レンズは環境温度の変化によるレンズの面曲率、厚さ、屈折率の変動、光源である半導体レーザの波長変化による屈折率の変動がガラスレンズに比して大きく、その影響は大きい。
例えば特許文献1(特開2004−126192号公報)には、偏向器前光学系において、回折面と屈折面を組み合わせることにより、温度変化によるピント位置変動を低減する技術が提案されている。しかし、この従来技術では、偏向器後の光学系(走査光学系)の温度によるピント位置変動までは考慮されていない。また、同一の感光体を複数ビームで走査するマルチビームについては言及されていない。
さらにまた、特許文献6のように走査レンズに回折光学面を設けて補正する方法もあるが走査レンズは光束の通過する領域が広く、回折光学面を加工するために時間がかかり、コストアップとなる。
しかし、上記の従来技術においては、マルチビーム特有の課題である、複数ビーム間の波長差については言及しておらず、1つのビームについて性能を獲得できても、もう一つのビームについて性能を獲得できないという課題がある。また、高画質化に対しては、マルチビーム間の光量差が問題となる。
本発明の第1の手段は、半導体レーザからなる複数の光源と、前記複数の光源からの複数ビームを偏向する偏向手段と、前記複数の光源からの複数ビームを前記偏向手段に導く第1光学系と、前記偏向手段からの複数ビームを被走査面に導く第2光学系とを有し、前記第1光学系は回折面を1つ有し、該1つの回折面を前記複数ビームが共通に通過し、
前記回折面を有する第1光学系を通過するときの前記複数ビームの偏光方向を概略同じ方向とする光走査装置において、
全光学系の主走査方向の横倍率をβm0、副走査方向の横倍率をβs0とするとき、
|βm0|>|βs0|
であって、かつ、前記回折面の回折パワーは主走査方向のパワーの絶対値よりも副走査方向のパワーの絶対値が大きいことを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第3の手段の光走査装置において、前記第2レンズの前記回折面の回折部の主走査方向又は副走査方向のパワーをP1、該P1で定義した方向の前記回折面の屈折部のパワーをP2、前記第2レンズの前記回折面でない面の前記P1で定義した方向のパワーをP3、としたとき、
|P3|≧|P1+P2|
|P1|>|P1+P2|かつ|P2|>|P1+P2|
P1×P3>0
の条件を満たすことを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、第2〜第5のいずれか1つの手段の光走査装置において、前記第2レンズの回折面の面形状は階段構造であり、ほぼノンパワーとなっていることを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第7の手段の光走査装置において、前記複数の遮光部材のうち少なくとも1つの遮光部材は前記被走査面でのビーム径を設定するための開口絞りであり、主走査方向及び/または副走査方向において、前記開口絞り以外の少なくとも1つの遮光部材を通過するときのビームの幅は、前記開口絞りを通過するときよりも狭くなることを特徴とする。
(Δy−Δz)・(|Pm1|−|Ps1|)<0
の条件を満たすことを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、画像形成装置であって、第1〜第9のいずれか1つの手段の光走査装置を用いて多色画像の形成を行うことを特徴とする。
|βm0|>|βs0|
の関係を満足することにより、第2レンズにより一度線状に結像することができ、偏向面と被走査面を共役に近づけることができる。そして、このときポリゴンミラー等の偏向手段の面倒れによる走査線間隔の不均一性を低減できる。また、このとき複数ビームの波長差に起因する光学特性(ビームスポット径)の劣化を低減するためには横倍率の絶対値が小さい副走査方向の回折パワーの絶対値を主走査方向の回折パワーよりも大きくするのが良い。
|βm0|>|βs0|
の関係があるので、第1レンズ(カップリングレンズ)よりも第2レンズに回折面をもたせることにより、複数ビームの波長差に起因する光学特性(ビームスポット径)の劣化を低減することができる。
以下、本発明の構成、動作および作用効果を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る光走査装置の基本的な構成例を示す概略構成図であり、光走査装置を構成する光学系を、光軸を通り主走査方向(偏向手段による偏向走査方向)に平行な平面(主走査平面または主走査断面という)上に展開して示した図である。
図1において、符号1,1’は光源(半導体レーザ)、2,2’はカップリングレンズ(第1レンズ)、3はアパーチャ(開口絞り)、4はアナモフィックレンズ(第2レンズ)、5は偏向手段としての偏向器(ポリゴンスキャナ)のポリゴンミラー(図ではポリゴンミラーの1つの偏向面のみを図示してある)、6は偏向器側走査レンズ、7は像面側走査レンズ、8は防塵ガラス、9は像面(被走査面)、10は防音ガラスである。
・波長増加
・屈折率低減
・形状の膨張
等の変動が生じる。
(1)複数ビーム間の波長差に起因する回折効率の差、
(2)複数ビーム間の走査線間隔を均一に保つ、
(3)複数ビームでのビームスポットの小径化、
という課題がある。
例えば、波長の中心値が780nmの半導体レーザを複数用いる場合を考えると、半導体レーザの仕様は通常780−10〜780+15[nm]であり、最大で25nm程度の波長差が発生しうる。このとき、回折面が1面だけであれば、回折効率の差は0.35%となり、高画質対応の光走査装置としても許容レベル内であるが、回折面を2面用いると回折効率の差は0.7%となってしまい、高画質対応の光走査装置として問題が発生する。また、複数ビームの場合に、波長差に起因する複数ビーム間の走査線間隔の変動、複数ビームでのビームスポット小径化の獲得のためには、第1光学系に回折面を1面のみ有する構成とするのが良い。
なお、ここでは、走査レンズに樹脂製レンズを用いた場合について説明したが、走査レンズにガラス製レンズを用いる場合にも本発明は適用可能である。
|βm0|>|βs0|
の関係を満足することにより、第2レンズ4により一度線状に結像することができ、偏向面と被走査面を共役に近づけることができる。そして、このときポリゴンミラー5等の偏向手段の面倒れによる走査線間隔の不均一性を低減できる。また、このとき、複数ビームの波長差に起因する光学特性(ビームスポット径)の劣化を低減するためには、横倍率の絶対値が小さい副走査方向の回折パワーの絶対値を主走査方向の回折パワーよりも大きくするのが良い。また、発散光束をカップリングするカップリングレンズ(第1レンズ)2と、第1レンズからのビームを偏向手段に導く第2レンズ4とにより第1光学系を構成することができる。このとき、
|βm0|>|βs0|
の関係があるので、カップリングレンズ2よりも第2レンズ4に回折面をもたせるのが良い。
また、第2レンズ4の回折面のパワーは、
・第2レンズの回折面の回折部の主走査方向又は副走査方向のパワーをP1、
・P1で定義した方向の回折面の屈折部のパワーをP2、
・第2レンズの回折面でない面の前記P1で定義した方向のパワーをP3、
としたとき、
(1).|P3|≧|P1+P2|
(2).|P1|>|P1+P2|かつ|P2|>|P1+P2|
(3).P1×P3>0 (→温度補正効果)
の条件を満たすようにする。
また、|P1|>|P1+P2|は回折部のパワーの絶対値は屈折部のパワーを追加することにより相殺されることを示しており、|P2|>|P1+P2|は屈折部のパワーの絶対値は回折部のパワーを追加することにより相殺されることを示している。このとき、回折面の全体としてのパワーが小さくなる。さらに、(1)式の|P3|≧|P1+P2|を満足することにより、屈折部に面全体のパワーを配分でき、面間の偏心に強い光学素子とすることができる。
|Pm1|<|Ps1|
とすれば、すなわち、
(Δy−Δz)・(|Pm1|−|Ps1|)<0
とすれば、主走査方向の距離が離れても副走査方向の回折パワーの差が少なくなり、複数ビームに同じ程度の回折効果をもたせることができる。
図5に本発明に係る光走査装置を用いた画像形成装置の一構成例を示す。図5に示す画像形成装置では、像担持体としての円筒状に形成された感光体ドラム111を有し、その周囲には感光体表面を均一に帯電するための帯電装置112(図では帯電ローラによる接触式のものを示しているが、この他、帯電ブラシや、非接触式のコロナチャージャ等を用いることもできる)、感光体ドラムに光ビームを照射して静電潜像を形成する光走査装置113、感光体ドラム上の静電潜像をトナーで現像する現像装置114、現像により感光体ドラム上で顕像化されたトナー像をシート状の記録媒体Sに転写する転写装置115(図では転写ローラを示しているが、コロナチャージャ等を用いるものであってもよい)、転写後の転写残トナーを除去するクリーニング装置116を有している。また、符号117は定着装置を示している。
感光体ドラム111は図中の矢印方向へ等速回転され、帯電装置112によって感光体表面に均一に電荷が与えられる。
感光体上のトナー画像は、図示しない給紙部から給紙される記録紙やOHPシート等のシート状記録媒体S上に転写装置114によって静電力及び圧力により転写される。シート状記録媒体S上に転写されたトナー画像は定着装置117によって熱及び圧力を加えることにより定着される。そして、トナー画像を定着されたシート状記録媒体Sは装置外の図示しない排紙部へ排出される。また、トナー画像転写後の感光体111はクリーニング装置116のクリーニング部材(ブレード、ブラシ等)によりクリーニングされて残留トナーや紙粉が除去される。
図6に本発明に係る光走査装置を用いた多色画像形成装置の一構成例を示す。図中の符号111Y,111M,111C,111Kは、転写ベルト118に沿って並設された感光体ドラムであり、図中の矢印方向に回転される。各感光体ドラム111Y,111M,111C,111Kの周囲には、図5と同様に、帯電装置112Y,112M,112C,112K(図では帯電ローラによる接触式のものを示しているが、この他、帯電ブラシや、非接触式のコロナチャージャ等を用いることもできる)、光走査装置113、各色の現像装置114Y,114M,114C,114K、転写装置(転写チャージャ、転写ローラ、転写ブラシ等)115Y,115M,115C,115K、クリーニング装置116Y,116M,116C,116Kが配設されている。また、図中の符号117は定着装置、119は記録紙等のシート状記録媒体Sを積載した給紙カセット、120は給紙ローラ、121は分離ローラ、122は搬送ローラ、123はレジストローラを示している。
本実施例において用いるガラス材料(ガラス1と称する)および樹脂材料(樹脂1と称する)のデータは下記の表1のとおりである。
例えば、光偏向器に対するDx、Dyについてみると、光偏向器(ポリゴンミラー5)の回転軸から見て、走査レンズ6の入射面の原点(入射側面の光軸位置)は、光軸方向(x方向(図1の左右方向))に43.3mm(図1のd6の距離)離れ、主走査方向(y方向(図1の上下方向))に2.9mm離れている。
また、表2から、図1中のd7=8mm、d8=101.1mm、d9=3mm、d10=139.9mmとなる。
なお、走査レンズ7と被走査面(像面)9の間には、図1に示すようにガラス1を材質とする厚さ:1.9mmの防塵ガラス8が配置されている。
すなわち、主走査面(レンズ光軸を含み、主走査方向に平行な仮想的な平断面)内における非円弧形状は、光軸における主走査面内の近軸曲率半径:Rm、主走査方向における光軸からの距離:Y、円錐常数:K、高次の係数:A1,A2,A3,A4,A5,A6,・・・とするとき、光軸方向のデプス:Xを用い、多項式:
X=(Y2/Rm)/[1+√{1-(1+K)(Y/Rm)2}]
+A1・Y+A2・Y2+A3・Y3+A4・Y4+A5・Y5+A6・Y6+・・・(式1)
で表す。奇数次の係数:A1,A3,A5・・・の1以上が「0でない」場合、(式1)で与えられる非円弧形状は主走査方向に非対称となる。
Cs(Y)={1/Rs(0)}+B1・Y+B2・Y2+B3・Y3+B4・Y4+B5・Y5+・・・(式2)
で表す。奇数次の係数:B1,B3,B5・・・の1以上が「0でない」とき、(式2)で与えられる「副走査の曲率」は、主走査方向に非対称に変化する。
光源である半導体レーザ1,1’は設計上の発光波長:655nmであり、標準温度:25℃に対して温度が1℃上昇すると、発光波長が0.20nm長波長側へずれる。モードホップは上記の如く0.8nmの波長変化を想定している。ここでは、それぞれ1つの発光点を有する半導体レーザを2つ配備しているが、もちろん複数の発光点を有する半導体レーザアレイであっても良いし、VCSELアレイであってもかまわない。
第1レンズ2,2’であるカップリングレンズは、上述したようなガラス製レンズであり、焦点距離:15mmで略平行の光ビームに変換する機能を有するように配置される。カップリングレンズ2,2’は両面とも非球面が用いられ、非球面係数は開示しないが、カップリングされた光ビームの波面収差を非球面により十分に補正している。
半導体レーザ1とカップリングレンズ2(半導体レーザ1’とカップリングレンズ2’)とは、線膨張係数:2.3×10−5の材質による保持部材に固定的に保持されている。カップリングレンズの材質はガラス製であり、上記の表1に記載のガラス1の屈折率となる。
アパーチャ3は、主走査方向の開口径:5.4mm、副走査方向の開口径:2.28mmの「長方形形状の開口」を有し、カップリングレンズ2,2’によりカップリングされた光ビームをビーム整形する。このとき、図3に示すように、光源とカップリングレンズの間と、アナモフィック光学素子(第2レンズ)4と偏向手段5の間にそれぞれ遮光部材3’、3”を配備する。
アナモフィック光学素子(第2レンズ)4は、入射側面が「副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカル面」で、射出側面は「回折溝が楕円状となる階段状回折面」となっている。
入射面の副走査方向の曲率半径は63.4mmである。射出面は回折面であり、回折面の位相関数φ(y,z)は、下式で表される。
φ(y,z)=C1・Y2+C2・Z2
C1=−0.0006199,C2=−0.007537
この回折面は主走査曲率半径が425.4mm,副走査曲率半径が35mmのトロイダル面上に形成され、「回折溝が楕円状となる階段状回折面」となる面が形成される。
このとき、主走査方向、副走査方向ともP1=−P2となり、出来上がった回折面は階段形状になる。つまり、第2面のパワーは主走査方向、副走査方向ともノンパワーとなる。
光偏向器のポリゴンミラー5は反射面数:4面で、内接円半径:7mmのものである。防音ガラス10は上記の表1のガラス1を材質とし、厚さ:1.9mmで、上記y方向(図の上下方向)からの傾き角:αは16度である。
また、光源側から入射する光ビームの進行方向と、偏向反射面により「被走査面(像面)9における像高:0の位置へ向けて反射される光ビームの進行方向」のなす角:θは、60.55度である。
2,2’:カップリングレンズ(第1レンズ)
3:アパーチャ(開口絞り)
3’、3”:遮光部材
4:アナモフィックレンズ(第2レンズ)
5:ポリゴンミラー
6:偏向器側走査レンズ
7:像面側走査レンズ
8:防塵ガラス
9:像面(被走査面)
10:防音ガラス
111,111Y,111M,111C,111K:感光体ドラム
112,112Y,112M,112C,112K:帯電装置
113:光走査装置
114,114Y,114M,114C,114K:現像装置
115,115Y,115M,115C,115K:転写装置
116,116Y,116M,116C,116K:クリーニング装置
117:定着装置
118:転写ベルト
119:給紙カセット
120:給紙ローラ
121:分離ローラ
122:搬送ローラ
123:レジストローラ
Claims (11)
- 半導体レーザからなる複数の光源と、
前記複数の光源からの複数ビームを偏向する偏向手段と、
前記複数の光源からの複数ビームを前記偏向手段に導く第1光学系と、
前記偏向手段からの複数ビームを被走査面に導く第2光学系とを有し、
前記第1光学系は回折面を1つ有し、該1つの回折面を前記複数ビームが共通に通過し、
前記回折面を有する第1光学系を通過するときの前記複数ビームの偏光方向を概略同じ方向とする光走査装置において、
全光学系の主走査方向の横倍率をβm0、副走査方向の横倍率をβs0とするとき、
|βm0|>|βs0|
であって、かつ、前記回折面の回折パワーは主走査方向のパワーの絶対値よりも副走査方向のパワーの絶対値が大きいことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1に記載の光走査装置において、
前記第1光学系は、前記複数の光源からの発散光束をカップリングする第1レンズと、該第1レンズからのビームを前記偏向手段に導く副走査方向に正のパワーを有する第2レンズからなり、前記第2レンズが前記回折面を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項2に記載の光走査装置において、
前記第2レンズの1面は前記回折面を有し、もう一方の面は回折面を有さないことを特徴とする光走査装置。 - 請求項3記載の光走査装置において、
前記第2レンズの前記回折面の回折部の主走査方向又は副走査方向のパワーをP1、
該P1で定義した方向の前記回折面の屈折部のパワーをP2、
前記第2レンズの前記回折面でない面の前記P1で定義した方向のパワーをP3、
としたとき、
|P3|≧|P1+P2|
|P1|>|P1+P2|かつ|P2|>|P1+P2|
P1×P3>0
の条件を満たすことを特徴とする光走査装置。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の光走査装置において、
前記第2レンズは樹脂製レンズであることを特徴とする光走査装置。 - 請求項2〜5のいずれか1項に記載の光走査装置において、
前記第2レンズの前記回折面の面形状は階段構造であり、ほぼノンパワーとなっていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光走査装置において、
前記第1光学系は、光軸方向について異なる複数の位置に遮光部材を配備したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項7に記載の光走査装置おいて、
前記複数の遮光部材のうち少なくとも1つの遮光部材は前記被走査面でのビーム径を設定するための開口絞りであり、主走査方向及び/または副走査方向において、前記開口絞り以外の少なくとも1つの遮光部材を通過するときのビームの幅は、前記開口絞りを通過するときよりも狭くなることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光走査装置において、
前記回折面を通過する前記複数ビーム間の主走査方向の最大距離をΔy、副走査方向の最大距離をΔzとし、主走査方向の回折パワーをPm1、副走査方向の回折パワーをPs1としたとき、
(Δy−Δz)・(|Pm1|−|Ps1|)<0
の条件を満たすことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光走査装置を用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光走査装置を用いて多色画像の形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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