JP2008224892A - 光配線盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバをコネクタ成端した光コネクタが複数配列設置された成端部と、成端部の光コネクタに着脱可能に接続されるコネクタ付きの光コードが配線される配線棚とを具備する成端ユニットが搭載されてなる光配線盤において、配線盤内に配線されている光コードを、成端ユニットの光コネクタに着脱する作業を効率良く行えるようにする。
【解決手段】ユニット3の前面側に上下回転可能に設けられた配線棚37と、ユニット3の側部に設けられた配線ステージ39とによって、光コードJを配線するため配線部が構成され、しかも、配線ステージ39は、配線面394が、配線棚37が上昇位置37Aにあるときの配線棚37の配線面375よりも下方に設置され、配線棚37を下方傾斜位置37Bに回転移動したときに、光コードJに余長を生じさせることができる光配線盤を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光配線盤に係り、特に、光ファイバをコネクタ接続可能に成端した光コネクタが複数配列設置された成端部を具備するユニットが上下多段に設けられた光配線盤に関する。
光配線盤としては、光ファイバをコネクタ接続可能に成端した光コネクタが複数配列設置された成端部を具備するユニット(成端ユニット)が上下多段に設けられた構成のものが広く提供されている。前記成端部としては、光コネクタが複数配列設置されたコネクタ配列部を前面側に有し、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバをコネクタ配列部から背面側に配線した構造が広く採用されている(例えば特許文献1、2)。
このタイプの光配線盤では、前記成端部の光コネクタに、切替接続用の光コード(切替用光ファイバ。いわゆるジャンパコード)先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)を接続することで、前記成端部の光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されている光ファイバと光コードとがコネクタ接続される。また、成端部の複数の光コネクタに対する光コードの接続を切り替えることで、光ファイバ同士の切替接続が実現される。
成端部のコネクタ配列部としては、例えば、特許文献1,2のように、成端部の光ファイバ先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)を予め背面側から接続した光コネクタアダプタが多数配列設置され、光コネクタアダプタに前面側から挿入した光コード先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)が、前記光コネクタアダプタにて、成端部の光ファイバ先端の光コネクタと接続されるようになっている構成が、多く採用されている。また、ユニットとしては、コネクタ配列部の下側から前面側に張り出すように突設した、コード配線用の配線棚(例えば、特許文献1の配線ダクト53、特許文献2のダクト37)を具備した構成が一般的である。配線棚は、該配線棚が突設されている配線盤前面側から見て、横方向(左右方向)に延在するように設けられる。この構成のユニットでは、ユニットの多数の光コネクタアダプタに接続される多数本の光コードが、光コネクタアダプタに接続されている先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)から下方の配線棚に上下方向に湾曲配線される。このため、光コネクタアダプタに接続して光配線盤内に配線される多数本の光コードを前記配線棚によってユニット毎に整理できる。
上述のような光配線盤にあっては、光配線盤の高密度化に鑑みて、コネクタ配列部に多数の光コネクタアダプタが高密度に配列設置された状況においては、光コネクタアダプタに接続された多数本の光コードが、ユニットの前面側に高密度に配線される上、光コネクタアダプタに接続した光コード先端の光コネクタが、コネクタ配列部の前面側に、多数、高密度に突出されることになる。この場合、作業者が手指で直接、光コード先端の光コネクタを把持して、光コネクタアダプタに挿脱操作することが難しいケースが生じるが、これに鑑みて、狭隘なスペースに差し込むことができ、コネクタ配列部の光コネクタアダプタに対する光コネクタの着脱(挿脱)作業を効率良く行える工具(光コネクタ着脱工具)も提供されている(例えば、特許文献3)。
また、上述のような光配線盤の場合、高密度化、対応心数の確保に鑑みて、ユニットの上下寸法の確保には限界がある。このため、コネクタ配列部と配線棚との間での、光コードの取り回し、光コネクタアダプタに対する光コード先端の光コネクタの着脱といった作業を行うための作業スペースの確保が問題となる。
例えば、特許文献1の光配線盤では、コネクタ配列部と配線棚との間での光コードの取り回し等の作業スペースの確保のために、ユニットの上下寸法を充分に確保しようとすれば、上下多段のユニットの配列ピッチの縮小が困難となり、高密度化の妨げになる。
特許文献2の光配線盤では、ユニットの前面側(特許文献2の「操作側」)に突出する配線棚(ダクト37)が、ユニットに設けられたヒンジ39aによって、上下回転可能に支持されている。この光配線盤では、ユニットの前面側での配線棚の昇降が可能であり、配線棚を、上昇位置(符号40)から下降位置(符号41)に移動することで、コネクタ配列部と配線棚との間での光コードの取り回し等の作業スペースを確保できる。特許文献1のように配線棚がユニットに固定になっている構成では、上下に隣り合うユニット間において、上側のユニットの配線棚の下側に無駄なスペースが発生しやすく、また、このスペースを活用できないが、特許文献2の光配線盤では、配線棚の下側のスペースを利用して配線棚を上下回転によって昇降できる。その結果、ユニットの上下寸法を大きくすることなく、コネクタ配列部の前面側の作業スペースの確保を容易に実現できる。
特開2002−022974号公報 特開2001−004849号公報 特開2002−023012号公報
特許文献2の光配線盤は、ユニットの側部に、光コードの固定用のクランプ38が設けられた2つの配線ステージを具備する。この光配線盤では、光コネクタアダプタに接続した光コードは、配線棚に配線され、さらに、配線棚から配線ステージに配線され、配線ステージから延出された部分に余長が確保される。各配線ステージのクランプ38によって光コードを固定しておけば、光コードの、配線ステージから延出されて光配線盤内に引き回されている部分が、配線棚の回転に伴い移動してしまうといった不都合を防止できる。
しかしながら、この光配線盤では、配線棚を、上昇位置から下降位置に回転移動したときに、配線棚上の光コードが配線棚に追従下降せず、配線位置が殆ど変化しないことが多い。この場合、配線棚の下降によって、コネクタ配列部と配線棚との間が拡がって作業スペースを確保できるものの、光コードとコネクタ配列部の光コネクタアダプタとの間の距離が大きく拡がる訳ではないため、光コードの取り出し等の作業性向上が充分でない、といった不満があった。
また、特許文献2では、成端ユニットに、外観薄板状のケースである光モジュールを横並びに複数配列収納し、各光モジュールの側部(前面側端面)に取り付けられている多連の光コネクタアダプタが横並びに配列されてコネクタ配列部が構成され、ユニット前面側に配線される多数本の光コードを、ユニット前面側に突設した光ファイバ保持具46によって、光モジュール毎に束ねるようにして保持して整理し、光コネクタアダプタに対する光コードの切替接続等の作業における回線確認を容易にする技術を開示している。
配線棚を下降位置に移動したときには、配線棚上の光コードが配線ステージ側に引っ張られる傾向があるが、光ファイバ保持具46が、光コネクタアダプタと配線棚との間に上下に配線される光コードの配列状態を維持する機能を果たすため、配線ステージ側への引っ張りによる光コードの配列状態の乱れ、光コード同士の絡まり等の不都合を防止できる。
しかしながら、光コードを、光ファイバ保持具46によって、光モジュール毎に束ねるようにして保持する構成では、プラグ穴が上下多段に設けられている光コネクタアダプタの前面側下部において、光ファイバ保持具によって束ねられて集合配線された複数本の光コードが、光コード先端の光コネクタの光コネクタアダプタに対する着脱作業の邪魔になりやすい。特許文献3に例示されるような光コネクタ着脱工具の使用にも支障が生じる。このため、光ファイバ保持具による光コードの結束を一旦解く必要があるなど、作業に手間を要することとなり、問題の根本的な解決に至らない。
本発明は、前記課題に鑑みて、上下回転可能な配線棚によって、コネクタ配列部の前面側に、コネクタ配列部と配線棚との間での光コードの取り回し、コネクタ配列部の光コネクタに対する光コード先端の光コネクタの着脱といった作業を行うための作業スペースを容易に確保でき、しかも、配線棚を下方に回転させて上記作業スペースを確保したときに、配線棚からの光コードの取り出し等の作業を容易に行うことができ、光コネクタアダプタに対する光コードの切替接続等の作業の作業性を向上できる光配線盤の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
第1の発明では、光ファイバをコネクタ接続可能に成端した光コネクタが複数配列設置されたコネクタ配列部を前面側に有し、前記コネクタ配列部から背面側に前記光ファイバが配線された構成の成端部を具備するユニットが上下多段に設けられた光配線盤であって、前記ユニットは、前記成端部と、前記成端部の下側から前面側に張り出すように突設された配線棚と、ユニットの側部に設けられた配線ステージとを具備し、前記配線棚と前記配線ステージとによって、ユニットの前面側から前記コネクタ配列部の前記光コネクタに着脱可能に接続される光コネクタ付きの光コードが配線される配線部が構成され、前記配線棚は、前記ユニットにおいて前記成端部の下側に設けられた回転支持部によって上下回転可能に支持され、回転によって、前記光コードが配線される上面である配線面が水平あるいはほぼ水平となる上昇位置と、この上昇位置から下方に傾動されて前記配線面が傾斜した向きとなる下方傾斜位置とを、切り換え可能であり、前記配線ステージは、該配線ステージの前記光コードが配線される上面である配線面と前記配線棚の配線面との高低差が、配線棚が前記上昇位置にあるときに比べて下方傾斜位置にあるときの方が小さくなるように、前記上昇位置に設置された前記配線棚の配線面よりも下方に設置されていることを特徴とする光配線盤を提供する。
第2の発明では、前記配線棚の、前記回転支持部回転による回転中心からユニット前面側に延出する前面部上に、コード脱落防止片が突設されていることを特徴とする第1の発明の光配線盤を提供する。
第3の発明では、前記成端部が、前記コネクタ配列部を前面側に有し、前記コネクタ配列部の光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバを収納するボックス状のコネクタモジュールであることを特徴とする第1又は第2の発明の光配線盤を提供する。
第4の発明では、前記ユニットは、前記コネクタモジュールの下側に、前記コネクタモジュールから延出された光ファイバと別の光ファイバとの融着接続部を収納する融着トレーを具備することを特徴とする第3の発明の光配線盤を提供する。
第5の発明では、前記配線ステージ上には、光コードが、前記配線棚側から互いに異なる複数方向に延びる複数の配線ルートで配線されるようになっており、前記光コードを把持するコードクランプが、前記光コードの複数の配線ルートに応じた互いに異なる複数箇所に設けられている第1〜4のいずれかの発明の光配線盤を提供する。
第6の発明では、前記配線ステージは、前記配線棚から光コードが引き込まれる受け入れ台部を有し、前記配線ステージの配線面には、前記光コードが、前記受け入れ台部から、互いに異なる複数方向に延びる複数の配線ルートで配線されるようになっており、前記受け入れ台部は、前記ユニットにおいて、前記配線棚から、該配線棚が設けられている前面側とは逆の背面側にずれた位置に設けられていることを特徴とする第1〜第5のいずれかの発明の光配線盤を提供する。
本発明に係る光配線盤では、上下回転可能な配線棚を回転させて上昇位置から下方傾斜位置に移動することで、コネクタ配列部の前面側に、コネクタ配列部と配線棚との間での光コードの取り回し、コネクタ配列部の光コネクタに対する光コード先端の光コネクタの着脱といった作業を行うための作業スペースを容易に確保できる。
また、この光配線盤では、配線棚に配線された光コードは、ユニットの側部に設けた配線ステージ上の配線面を経由して延出させて、配線盤内に引き回し配線される。ここで、配線ステージの配線面の位置は、前記上昇位置に設置された前記配線棚の配線面よりも下方であり、前記配線棚の配線面との高低差が、配線棚が前記上昇位置にあるときに比べて下方傾斜位置にあるときの方が小さくなるように、上下方向の位置が設定されている。このため、配線棚を回転させて上昇位置から下方傾斜位置に移動すると、配線ステージの配線面と配線棚の配線面との高低差の縮小によって、配線棚上の光コードに余長が発生する。この余長発生により、配線棚上からの光コードの取り出しを容易に行える。
また、余長発生により、配線棚上の光コードをユニット前面側へ引き寄せるといったことが容易となるため、引き寄せによって、配線棚上からの光コードの取り出しの作業性を向上できる。この引き寄せによって、成端部のコネクタ配列部の光コネクタに接続されている光コードが、それぞれ、コネクタ配列部から配線盤前面側に向かって延びるように、向きが整えられるため、特許文献3に例示したような光コネクタ着脱工具を使用して、光コード先端の光コネクタを操作(成端部の光コネクタに対する着脱等)する際に、良好な作業性を確保できる。
以下、本発明を実施した光配線盤について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光配線盤1の成端ユニット3を示す正面図、図2は図1の成端ユニット3の左側面図、図3は図1の成端ユニット3の右側面図、図4は本発明に係る光配線盤1を示す全体正面図、図5は光配線盤1の平断面図であり、光配線盤1及び成端ユニット3の構造を示す図、図6は図5の成端ユニット3の融着トレー収納部36の構造を示す平面図である。
なお、図1〜図4において上側を「上」、下側を「下」として説明する。図2における右側、図3における左側、図5、図6における下側を「前」、図2における左側、図3における右側、図5、図6における上側を「後」として説明する。図1、図4においては、紙面手前側が「前」、紙面奥側が「後」である。また、図1、図4においては、左側を「左」、右側を「右」として説明する。
また、光配線盤1について、前側を「前面側」、後側を「背面側」として説明する場合がある。光配線盤1の左右方向(図1、図4における左右方向)については、「横方向」と称して説明する場合がある。
図1、図4に示すように、前記光配線盤1は、ラック2内に、成端ユニット3を上下多段に設置した概略構成になっている。
ラック2は、底板部21と、左右の側壁22a、22bと、天井部23とからなる四角枠状のフレーム部24を具備する。フレーム部24の背面側には背面板25が固定されている。背面板25は、フレーム部24の背面側を塞ぐように設けられている。フレーム部24の前面側は開閉扉(図示略)によって開閉される。
前記成端ユニット3は、前記背面板25に取り付けて、フレーム部24の内側空間26(以下、ラック2の内側空間とも言う)に上下多段に設けられている。また、成端ユニット3を上下多段に設置してなるユニット積層部3Aと、ラック2の左右両側の側壁22a、22bとの間には、それぞれ、光ファイバの配線用の配線用空間27a、27bが確保されている。配線用空間27a、27bは、ユニット積層部3Aを介して両側にある。なお、区別のため、2つの配線用空間27a、27bの内、図4においてユニット積層部3Aを介して左側の配線用空間27aを第1配線用空間、右側の配線用空間27bを第2配線用空間と称して説明する場合がある。
光配線盤1において、前記成端ユニット3は、光配線盤1内(ラック2内側)に引き込まれた光ファイバケーブル4から露出されている光ファイバ41を、光コネクタ31によって、別の光ファイバ(例えば、後述のジャンパ用光ファイバ、装置側光ファイバ)とコネクタ接続可能とする機能を果たす。
図4において、前記光ファイバケーブル4は、第2配線用空間27bに引き込まれている。図4中、符号28aは、光ファイバケーブル4を把持固定するケーブル把持部品、符号28bは、光ファイバケーブル4の端末に露出されたテンションメンバ42を固定するテンションメンバ固定部品28bである。ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28bとは、ラック2(具体的には側壁22b)に取り付けて第2配線用空間27bに設置されており、光ファイバケーブル4は、これらケーブル固定部品(ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28b)によってラック2に固定されている。 なお、ケーブル固定部品(ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28bとの組)は、ラック2の側壁22bに多数設置されている。図示例の光配線盤1では、図6に示すように、ケーブル固定部品(図6ではテンションメンバ固定部品28b)をラック2の前後方向に複数集合設置したケーブル固定部品設置部28が、上下方向の複数箇所(図4の例では3カ所)に設けられている。
図4において、光ファイバケーブル4の光ファイバ41(以下、ケーブル側光ファイバとも言う)は、光ファイバケーブル4の端末から延出されており、第2配線用空間27b内での引き回しによって、目的の成端ユニット3に引き込み配線される。
図4、図5において、符号29aはファイバガイド、符号29bはファイバ保持部品である。ファイバ保持部品29b及びファイバガイド29aは第2配線用空間27bに設けられており、第2配線用空間27b内での光ファイバ41の引き回しに利用される。ファイバ保持部品29bは、内側に光ファイバ41が通されるC形に形成された部材であり、ラック2の背面板25の上下方向の複数箇所に取り付けられている。ファイバガイド29aは、ラック2の側壁22bの上下方向複数箇所に取り付けられている。光ファイバケーブル4の端末から延出された光ファイバ41は、ファイバガイド29a上に引っ掛けて、先端を、ファイバガイド29aよりも下側に位置する成端ユニット3に引き込む。但し、光ファイバ41は、ファイバガイド29aに引っ掛けた部分から先端側をファイバ保持部品29bに通す。ファイバ保持部品29bには、光ファイバケーブル4から成端ユニット3まで引き込み配線した光ファイバ41の内、該光ファイバ41の先端を引き込んだ成端ユニット3と該光ファイバ41を引っ掛けたファイバガイド29aとの間に位置する部分が通される。これにより、ファイバガイド29aと成端ユニット3との間に配線される多数本の光ファイバ41がファイバ保持部品29bによって集束され、第2配線用空間27b内には、ファイバ保持部品29bによって複数本の光ファイバ41を集束したファイバ束が、上下方向に延在するように形成される。ファイバ保持部品29bは、C字の開口部を拡張するように弾性変形させることで、開口部を介して、光ファイバ41を内外に自由に移動させることができる。ファイバ保持部品29bの開口部を拡張させる弾性変形の解除によって、開口部が狭くなる(あるいは閉じられる)と、光ファイバ41が開口部を通過できなくなり、ファイバ保持部品29bの内側に収納されている光ファイバ41のファイバ保持部品29bからの離脱が規制される、収納状態が維持される。
前記光ファイバ41は、本発明に係る導入光ファイバとして機能するものであり(以下、導入光ファイバ41とも言う)、成端ユニット3に引き込まれた先端が、成端ユニット3に設けられている接続用光ファイバ32と融着接続される。
図3、図5に示すように、接続用光ファイバ32の片端には、成端モジュール3の光コネクタ31が取り付けられている。接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部に導入光ファイバ41の先端を融着接続すると、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態、すなわち、光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端(以下、コネクタ成端とも言う)された状態となる。
なお、本明細書では、コネクタ成端済みの接続用光ファイバ32に導入光ファイバ41を融着接続して、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態とすることも、コネクタ成端、に含むものとして説明する。
図1、図3、図5に示すように、成端ユニット3は、前面側に光コネクタ31が複数配列設置されたボックス状のモジュール本体33aを有するコネクタモジュール33と、このコネクタモジュール33の下側に設置され、光ファイバ32、41同士の融着接続部34を収納する融着トレー35が設けられた融着トレー収納部36と、コネクタモジュール33の下部にて該コネクタモジュール33の前面側に突設され、コネクタモジュール33の左右方向(横方向)全体にわたって延在する配線棚37と、コネクタモジュール33と融着トレー収納部36とからなるユニット本体38の左右方向片側の側部(図4〜図5に示した例では、第1配線用空間27a側の側部)に設けられた配線ステージ39(後述)とを具備して構成されている。
コネクタモジュール33は、光コネクタ31が複数配列設置されたコネクタパネル33bが前面側に設けられたボックス状のモジュール本体33aと、モジュール本体33a内に配線された前記接続用光ファイバ32とを具備する。このコネクタモジュール33は、本発明に係る成端部として機能する。
図示例のコネクタモジュール33では、前面側に、複数のコネクタパネル33bを横並びに設置して、多数の光コネクタ31が配列されたコネクタ配列部31Aを構成しているが、コネクタモジュール33の前面側の全ての光コネクタ31が取り付けられた1枚のコネクタパネルをコネクタモジュール33の前面側に取り付けた構成も採用可能であることは言うまでも無い。コネクタモジュール33前面側のコネクタパネルはコネクタ配列部を構成する。
接続用光ファイバ32は、片端が前記光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端されているコネクタ付き光ファイバである。図5に示すように、この接続用光ファイバ32の、前記光コネクタ31とは反対側の端部は、モジュール本体33aの底板部33cに開口されているファイバ挿通孔33dからモジュール本体33aの下側に延出されて、融着トレー収納部36に引き込まれている。
図1、図3に示すように、融着トレー収納部36は、互いに離隔して設けられた一対の側板361の間に、融着トレー35を収納した構成になっている。この融着トレー収納部36は、ユニット本体38においてコネクタモジュール33のモジュール本体33aの下側に設けられた支持部材381に取り付けて、モジュール本体33aの下側に設けられている。図示例の成端ユニット3において、前記支持部材381は、具体的には、モジュール本体33aの下側に、モジュール本体33aから離隔させて設置された棚(以下、支持部材381を「棚381」として説明する場合がある)であり、融着トレー収納部36は、棚381上に設置して、モジュール本体33aと棚381との間に確保された空間382内に収納してある。
融着トレー収納部36の一対の側板361は、融着トレー35の前後動を案内するガイド部材として機能する。融着トレー35は、一対の側板361によって案内されながら、融着トレー収納部36の前面側に引き出すことができる。また、融着トレー収納部36の前面側に引き出された融着トレー35は、光配線盤1の背面側に向かって押圧するようにして、融着トレー収納部36に収納(再収納)できる。
図示例の成端ユニット3の融着トレー収納部36は、一対の側板361の間に、複数の融着トレー35を上下多段に収納している。各融着トレー35は、それぞれ側板361に案内されながら、前面側への引き出し操作を個別に行える。再収納も個別に行える。
図6等に示すように、融着トレー35は、底板351の外周部上に該底板351から立ち上げられた周囲壁352が周設された構造になっている。なお、図示例の融着トレー35の底板351は長方形板状であり、この底板351の外周部に立設されている周囲壁352は、前壁352aと、後壁352bと,両側の側壁352c、352dとを具備する四角枠状になっている。
融着トレー収納部36の各融着トレー35には、接続用光ファイバ32のコネクタモジュール33から延出された部分(以下、融着用ピグテイル32aとも言う)の端部が引き込まれている。融着用ピグテイル32aは、融着トレー35の後壁352bに開口されたファイバ導入口359から融着トレー35内に引き込まれている。符号32bは、融着用ピグテイル32aを収納した保護チューブであり、融着トレー35内に設置されたファイバガイド7に先端を嵌め込んで固定してある。融着用ピグテイル32aは、保護チューブ32bの先端から露出されて、融着トレー35内に引き回し配線されている。
符号8は、融着用ピグテイル32aとケーブル側光ファイバ41との融着接続部34を保持する融着部ホルダであり、融着トレー35の底板351上に取り付けて、融着トレー35内に設置してある。ケーブル側光ファイバ41は、融着トレー35の側壁352c、352dに開口されたファイバ導入口354から融着トレー35内に引き込まれる。
また、融着トレー35内には、どこにも接続していない未接続の融着用ピグテイル32aである保留光ファイバ32a1を収納してある。融着トレー35を融着トレー収納部36から前面側に引き出すと、融着トレー35内(詳細には内部空間353内)に収納されている融着用ピグテイル32a(保留光ファイバ32a1も含まれる)の、融着トレー35からの取り出し、再収納が可能である。
なお、成端ユニット3のユニット本体38の前面側に突設されている配線棚37は、融着トレー収納部36よりも上側に設けられている。各成端ユニット3において、コネクタモジュール33の前面側の光コネクタ31は、配線棚37よりも上側に設置されている。
また、図3、図5に例示した成端ユニット3の配線棚37は、ヒンジ373(回転支持部)によって、ユニット本体38の前側に上下回転可能に枢着された棚板371と、この棚板371のヒンジ373とは反対側の端部に立設されたファイバ脱落防止片372とを具備するL字板状に形成されている。前記ヒンジ373は、具体的には、ユニット本体38の前側に突設された台板383の前端に設けられている。符号374は、配線棚37の棚板371と台板383との境界部(ヒンジ373を含む)上を覆う柔軟性シートである。
前記配線棚37は、回転によって、棚板371の上面(以下、配線面375とも言う)が水平(あるいは、ほぼ水平)となる位置(以下、「上昇位置37A」)と、配線面375がユニット本体38から前側へ斜め下方に傾斜した状態となる下方傾斜位置37Bとを切り換えることができる。下方傾斜位置37Bは、上昇位置37Aよりも下方に位置する。
成端ユニット3には、上昇位置37A、下方傾斜位置37Bに、配線棚37を支持するための、配線棚支持手段を設けることが好ましい。配線棚支持手段としては、例えば、回転抵抗によって適宜、所望位置で配線棚37を停止させることができるようにしたヒンジ373(いわゆるダンパーヒンジ等)や、配線棚37の回転軌跡に出没可能なストッパ片等を採用できる。配線棚37を下方傾斜位置37Bに位置させれば、配線棚37とコネクタモジュール33との間のスペースが拡がるため、コネクタモジュール33の光コネクタ31に接続されるジャンパ用光ファイバ5や外部光ファイバ6(後述)の先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)のコネクタモジュール33の光コネクタ31に対する着脱、配線棚37に対する光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6)の収納及び取り出しといった作業を、光配線盤1の前面側(成端ユニット3の前面側)から、楽に行えるようになり、作業性を向上できる。
この光配線盤1にあっては、該光配線盤1内に配線したジャンパ用光ファイバ5を介して、光配線盤1に引き込んだ光ファイバケーブル4の光ファイバ間の切替接続を1心単位で実現できる。
前記光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、成端ユニット3の融着トレー35に引き込まれている接続用光ファイバ32の端部と融着接続することで、接続用光ファイバ32を介して、成端ユニット3の光コネクタ31によってコネクタ接続可能となる(コネクタ成端される)。光ファイバケーブル4の光ファイバ41と接続用光ファイバ32との融着接続部34は、融着トレー35に収納する。
図7に示すように、ジャンパ用光ファイバ5は、ここでは、光ファイバ51(光ファイバコード)の長手方向両端に光コネクタ52を取り付けた構造の、単心の光ファイバコード(いわゆるジャンパコード)であり、本発明に係る光コードとして機能する。両端の光コネクタ52は、成端ユニット3の光コネクタ31に、成端ユニット3の前側から着脱可能に接続できる。光コネクタ52を成端ユニット3の光コネクタ31に接続すると、成端ユニット3の接続用光ファイバ32とジャンパ用光ファイバ5の光ファイバ51とのコネクタ接続が実現される。ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52を、それぞれ、成端ユニット3の、ケーブル側光ファイバ41をコネクタ成端している光コネクタ31に接続することで、光ファイバケーブル4の光ファイバ41同士を、ジャンパ用光ファイバ5を介して光接続することができる。
図7に示すように、本実施形態にて採用している接続用光ファイバ32は、具体的には、多心テープファイバ部321と、この多心テープファイバ部321の長手方向片端を複数本に単心分岐した分岐ファイバ部322とを具備した構造になっている。符号333は、多心テープファイバ部321の長手方向片端を複数本の分岐ファイバ部322に単心分岐した分岐部である。
各分岐ファイバ部322の先端は、光コネクタ334(光コネクタプラグ)によってコネクタ接続可能に成端されている。光コネクタ344は、単心用光コネクタプラグであり、例えばSC形光コネクタ(JIS C 5973に制定されるF04形光コネクタ。SC:Single fiberCoupling optical fiber connector)、MU形光コネクタ(JIS C 5983に制定されるF14形光コネクタ。MU:Miniature-Unit coupling optical fiber connector)等の光コネクタプラグが採用される。また、SC形光コネクタからつまみを省略した、いわゆるSC2形光コネクタ(光コネクタプラグ)も採用可能である。
図7等に示すように、光コネクタ31は、詳細には、コネクタモジュール33の前面側のコネクタパネル33bに取り付けられた光コネクタアダプタ311に、分岐ファイバ部322の先端に取り付けられている光コネクタ334(光コネクタプラグ)を、コネクタモジュール33の背面側、すなわち、コネクタモジュール33の内側(詳細には、モジュール本体33aの内側)から挿入して接続したものである。光コネクタアダプタ311に前面側からジャンパ用光ファイバ5先端の光コネクタ52を挿入して接続すると、光コネクタアダプタ311内にて、光コネクタ334、52同士の接続によって、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322とジャンパ用光ファイバ5とがコネクタ接続される。
図1、図3等では、光コネクタプラグである光コネクタ334、52が挿入されるコネクタ穴が一列に8個配列されている、8連の光コネクタアダプタ311を採用し、接続用光ファイバ32の8心の多心テープファイバ部321から単心分岐された8本の分岐ファイバ部322の先端の光コネクタ334を、ひとつの光コネクタアダプタ311の各コネクタ穴にコネクタモジュール33の内側(詳細には、モジュール本体33aの内側)から挿入して接続してある構成の光コネクタ31を例示している。8連等の多連になっている前記光コネクタアダプタ311は、複数のコネクタ穴が上下多段に配列される向きで、コネクタモジュール33に横並びにして複数配列設置してある。
但し、光コネクタ31を構成する多連の光コネクタアダプタ311としては、例えば、2連や4連のもの等も採用可能であり、対応心数には特には限定は無い。また、接続用光ファイバ32としても、多心テープファイバ部321が8心のものに限定されず、例えば、多心テープファイバ部321が、2心、4心、12心等のものを採用できる。
また、例えば、8連の光コネクタアダプタ311に、4心の多心テープファイバ部321を具備する接続用光ファイバ32を2本接続する(具体的には、分岐ファイバ部322を接続する)など、ひとつの光コネクタアダプタ311に対して、複数本の接続用光ファイバ32を接続することも可能である。
なお、分岐ファイバ部322の先端に取り付けられている光コネクタ334(光コネクタプラグ)、光コネクタアダプタ311も、それぞれ、接続用光ファイバ32のコネクタ成端を実現する、本発明に係る「光コネクタ」に相当する。
接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)を、ジャンパ用光ファイバ5に対してコネクタ接続可能に成端する光コネクタ31としては、上述のように、光コネクタアダプタ311と、分岐ファイバ部322先端の光コネクタ334(光コネクタプラグ)とからなる構成のものに限定されず、例えば、接続用光ファイバ32に取り付けた光コネクタレセプタクル等も採用可能である。
ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52(光コネクタプラグ)としては、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものを用いることができる。この光コネクタ52としては、光コネクタ31に対して着脱可能に接続することで、接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)とジャンパ用光ファイバ5とのコネクタ接続を実現できるものであれば良く、必ずしも、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものに限定されない。
接続用光ファイバ32の多心テープファイバ部321は、多心の光ファイバテープ心線と同様のものである。融着用ピグテイル32aは、多心テープファイバ部321を、コネクタモジュール33のモジュール本体33aから延出させた部分である。
光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、光ファイバテープ心線である。
ここでは、接続用光ファイバ32として、光ファイバ41と心数が同じ多心テープファイバ部321を具備するものを用い、融着用ピグテイル32aの先端(接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部。換言すれば、多心テープファイバ部311における、分岐部313とは反対側の端部)に光ファイバ41を融着接続することで、光ファイバ41の複数本の回線を、接続用光ファイバ32を介して、光コネクタ31によって、一括してコネクタ成端されるようにしてある。
図4、図7に示すように、この光配線盤1にあっては、ジャンパ用光ファイバ5の光コネクタ324を、それぞれ、光ファイバケーブル4の光ファイバ41と融着用ピグテイル32aとの融着接続によって前記光ファイバ41をコネクタ成端している光コネクタ31に接続することで、単心のジャンパ用光ファイバ5を介して、光ファイバ41の特定の1心の光回線同士が光接続される。ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52の一方又は両方の、コネクタモジュール33の光コネクタ31に対する着脱によって、接続対象の接続用光ファイバ32の光回線(詳細には、分岐ファイバ部322)を切り替えることで、1心単位で、光ファイバ41間の切替接続を行える。
(配線ステージ)
図3に示すように、光コネクタ324によってコネクタモジュール33の光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5は、コネクタモジュール33の前面側にて、光コネクタ31から下方に垂らすようにして、コネクタモジュール33の下部から前面側に張り出すように突設されている配線棚37上に配線される。前記配線棚37は、コネクタモジュール33に沿って横方向に延在する細長形状に形成されており、光コネクタ31に接続された多数本のジャンパ用光ファイバ5が、該配線棚37の長手方向に沿って配線される。また、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5は、配線棚37の第1配線用空間27a側の端部から延出され、配線ステージ39上に配線される。
前記配線棚37と前記配線ステージ39とは、成端ユニット3の前面側から前記コネクタ配列部31Aの前記光コネクタに着脱可能に接続される光ファイバ5、6を配線するための配線部を構成する。
なお、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5の、配線棚37からの延出方向は、ユニット積層部3Aを介して左右両側の配線用空間の内、成端ユニット3に引き込まれる光ファイバ(ケーブル側光ファイバ41)が引き回し配線されている配線用空間とは反対側の配線用空間への延出となる。
例えば、第1配線用空間27aに導入された光ファイバケーブル4の光ファイバ41が第1配線用空間27a内での配線によって成端ユニット3に引き込まれる構成の光配線盤の場合は、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5が配線棚37の第2配線用空間27b側の端部から延出されて、第2配線用空間27bにジャンパ用光ファイバ5の余長が収納されるようにする。
第1配線用空間27aには、両端の光コネクタ52をそれぞれ光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5の余長53が、配線ステージ39から下方に垂れ下げるようにして、U字状に湾曲させた状態で収納される。
図5に示すように、配線ステージ39は、平面視L字形に形成されたステージ本体391と、このステージ本体391上に設けられたコードクランプ392(392A、392B、392C)とを具備して構成されている。ステージ本体391は、成端ユニット3のユニット本体38に隣設されて配線棚37から該ステージ本体391上に引き込まれるジャンパ用光ファイバ5を受け入れる受け入れ台部391aと、この受け入れ台部391aから配線棚37とは反対の側に延出する第1配線台部391bと、受け入れ台部391bから背面側(図5上側)に延出する第2配線台部391cとを具備する。ステージ本体391は、受け入れ台部391aと、第1配線台部391bと、第2配線台部391cとによって、ジャンパ用光ファイバ5が配線されるL字形の上面(配線面394)を有する。配線棚37からステージ本体391上(詳細には受け入れ台部391a)に引き込まれたジャンパ用光ファイバ5は、受け入れ台部391aから2つの配線台部391b、391c(第1配線台部391bと第2配線台部391c)とに振り分け配線され、各配線台部391b、391cの受け入れ台部391aからの延出先端から第1配線用空間27aに垂れ下げるようにして配線される。
両端の光コネクタ52をそれぞれ光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5の余長53は、ジャンパ用光ファイバ5の長手方向中央部を配線ステージ39(詳細にはステージ本体391)の第1配線台部391bと第2配線台部391cとから垂れ下げるようにして、第1配線用空間27a内にU字状に湾曲配線した部分である。ここで、ジャンパ用光ファイバ5を垂れ下げる第1配線台部391b及び第2配線台部391cは、同一の配線ステージ39に設けられているもの、互いに異なる配線ステージ39に設けられているもの、のいずれであっても良い。また、ジャンパ用光ファイバ5は、このジャンパ用光ファイバ5の一方の端部を光コネクタ52によってコネクタ接続した接続用光ファイバ32が配線されている成端ユニット3に設けられている第1配線台部391bと、前記ジャンパ用光ファイバ5の一方の端部を光コネクタ52によってコネクタ接続した接続用光ファイバ32が配線されている成端ユニット3に設けられている第2配線台部391cとから垂れ下げる。
この光配線盤1では、ジャンパ用光ファイバ5を、光配線盤1の互いの位置が前後方向及び横方向にずらされている第1配線台部391bと第2配線台部391cとの間にU字状に垂れ下げるようにして配線することで、ジャンパ用光ファイバ5の余長53が確保されるので、第1配線用空間27aのスペースを有効利用して充分な長さの余長53を容易に確保できる。したがって、第1配線用空間27aの縮小が可能であり、光配線盤1の小型化に有効に寄与する。
なお、図1、図5等において、符号393は、受け入れ台部391aから延出された第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端に設けられたRガイドである。第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端から垂れ下げられるジャンパ用光ファイバ5は、Rガイド393上の湾曲配線面393aに配線して、第1配線台部391b、第2配線台部391cから垂れ下げることで、光特性に影響を与えない充分な湾曲半径が確保される。
また、ジャンパ用光ファイバ5の余長53は、第1配線用空間27aにおいて、下端部に湾曲部53aが確保され、この湾曲部53aの両側部分がそれぞれ上下方向に延在するように配線される(上下方向に延在するように配線された部分を、以下、上下延在部53bとも言う)。第1配線用空間27aにおいては、前後方向及び横方向にずらされた2カ所に、多数本のジャンパ用光ファイバ5の余長53の上下延在部53bが集合配線される(上下延在部53bを集合配線したものを、以下、集合配線部54とも言う)。これにより、光配線盤1の上下多段の成端ユニット3の光コネクタ31に対するジャンパ用光ファイバ5の切替接続に伴うジャンパ用光ファイバ5の移動や余長53の取り出しの際に、ジャンパ用光ファイバ5の余長53同士の絡まり等を容易に回避することができ、切替接続の作業性を向上できる。
また、ジャンパ用光ファイバ5の余長53の上下延在部53bを集合配線した2本の集合配線部54a,54bの間には、ラック2に突設されて第1配線用空間27aの上下方向の複数箇所に設けられたコードガイド27cが介在配置されている。このため、第1配線用空間27a内においては、2本の集合配線部54a、54bの上下延在部53bを、コードガイド27cによって明瞭に区分けして配線できる。
コードクランプ392(392A、392B、392C)は、ステージ本体391の、受け入れ台391a、2つの配線台部391b、391cにそれぞれ設けられている。
図1、図5等に示すように、コードクランプ392は、ステージ本体391上に立設された2本のガイド片392aを有するU字状のコード挿通部材392bと、このコード挿通部材392bの2本のガイド片392aの間に架設され2本のガイド片392aに案内されて昇降するクランプ片393cとを具備し、クランプ片393cを下降させて、2本のガイド片392a間のコード挿通空間393dに挿通されているジャンパ用光ファイバ5を、コード挿通部材393b下部のコード受け部393eに押し付けるようにすることで、ジャンパ用光ファイバ5を固定できる。2本のガイド片392aは、コード受け部393e上に突設されている。また、クランプ片393cを上昇させれば、ジャンパ用光ファイバ5の固定を解除できる。クランプ片393cは、コード受け部393eの両端に立設されている2本のガイド片392aの上端から着脱できるようになっており、クランプ片393cを2本のガイド片392aから離脱して、コード挿通部材392bの内側のコード挿通空間393dの上端を開放することで、コード挿通部材392bに対するジャンパ用光ファイバ5の収納及び取り出しを簡単に行える。
なお、コードクランプ392としては、受け入れ台391a、2つの配線台部391b、391cにそれぞれ配線されるジャンパ用光ファイバ5を、複数本、一括してクランプ(及びクランプ解除)できる構成のものであれば良く、上述の構成のものに限定されず、様々な構成のもの採用できる。
ところで、この光配線盤1では、既述のように、配線棚37を下方傾斜位置37Bに位置させれば、配線棚37とコネクタモジュール33との間のスペースが拡がる。
また、図1,図2に示すように、この光配線盤1では、前記配線ステージ37の、光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6。以下、「光コードJ」と総称する場合がある)が配線される上面である配線面394は、上昇位置37Aにあるときの前記配線棚37の配線面375よりも下方に位置する。配線ステージ37は、上昇位置37Aにあるときの前記配線棚37の配線面375よりも下方に設置されている。但し、配線ステージ37の上下方向の設置位置は、配線ステージ37の配線面394と前記配線棚37の配線面375との高低差が、配線棚37が前記上昇位置37Aにあるときに比べて下方傾斜位置37Bにあるときの方が小さくなるように設定される。これにより、配線棚37を上昇位置37Aから下方傾斜位置37Bに回転移動したときに、配線棚37の配線面375と配線ステージ39の配線面394との高低差の縮小によって、配線棚37上に配線されている光コードJに余長が発生する。
この余長発生により、配線棚37上からの光コードJの取り出しを容易に行えるようになる。
また、余長発生により、配線棚37上の光コードJをユニット前面側へ確実に引き寄せるといったことが容易となるため、引き寄せによって、光配線盤1の前面側(換言すれば、成端ユニットの前面側)から、配線棚37上の光コードJの取り出す作業を効率良く行えるようになる。
これにより、光配線盤1に設けられている複数の成端ユニット3のコネクタモジュール33の光コネクタ31に対する光コードJの切替接続等の作業を効率良く行える。
また、この引き寄せによって、成端部のコネクタ配列部の光コネクタに接続されている光コードが、それぞれ、コネクタ配列部から配線盤前面側に向かって延びるように、向きを整えることができ、特許文献3に例示したような光コネクタ着脱工具を使用して、光コードJ先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)を光コネクタ31に対して着脱するといった作業に有利であり(工具を光コネクタ31の近傍に差し込みやすくなるなど)、作業性を向上できる。
成端ユニット3では、特許文献2記載のような光ファイバ保持具を使用しなくても、配線棚37の上昇位置からの下降に伴う光コードJの配線ステージ側への引っ張りによる光コードJの曲げの影響を解消して、コネクタ配列部の光コネクタ31に対する、光コードJ先端の光コネクタの着脱の作業性を確保できる。
配線棚37の配線面375と配線ステージ39の配線面394との高低差の縮小によって、配線棚37上に配線されている光コードJに余長を発生させる点では、配線ステージ39上の配線面394の上下方向の位置が、下降位置37Bにあるときの前記配線棚37の配線面375と揃えられていることが好ましい。
また、配線棚37を上昇位置37Aから下方傾斜位置37Bに回転移動したときの、配線棚37の配線面375と配線ステージ39の配線面394との高低差の縮小量が、数cm〜20cm程度(例えば、2〜20cm)確保されていることが、余長発生の点で好ましい。
また、この光配線盤1では、配線棚37を下方傾斜位置37Bから上昇位置37Aに回転移動すると、配線棚37の配線面375と配線ステージ39の配線面394との高低差の拡大によって、配線棚37上の光コードJが配線ステージ39側に引っ張られ、これにより、配線棚37上にて光コードJに確保されていた余長が短縮していく。
図1等に示すように、配線ステージ3の受け入れ台部391aは、成端ユニット3において、前記配線棚37(詳細には、配線棚37の配線ステージ3に臨む側の端部)から背面側にずれた位置に設置されている。このため、配線棚37を下方傾斜位置37Bから上昇位置37Aに回転移動したときに、配線棚37上の光コードJが配線ステージ39側に引っ張られていくと、光コード3の、成端ユニット3の前面側にて配線棚37に沿って横方向に配線された部分の、成端ユニット3の前後方向の位置が、配線ステージ3の受け入れ台部391aのクランプ392Aと同じに揃えられていく。
例えば、配線棚37が下方傾斜位置37Bにあるときに、配線棚37上の光コードJを配線棚37の前端のファイバ脱落防止壁372(コード脱落防止壁)に沿わせるようにして引き寄せておき、この状態で、配線棚37を、下方傾斜位置37Bから上昇位置37Aに回転移動すると、ファイバ脱落防止壁372に接近させて沿わせるようにして配線しておいた光コードJがファイバ脱落防止壁372からユニット背面側に離隔する。このため、配線棚37が上昇位置37Aに到達したときには、配線棚37上の光コードJは、配線棚37前端から背面側へずれた位置に配線されることになる。
この結果、下方傾斜位置37Bから上昇位置37Aへの配線棚37の移動が完了すれば、例えば、作業者が不用意に工具等で配線棚37上の光コードJに触れてしまう、等の不都合が生じにくくなる。
また、この光配線盤1にあっては、別途、ラック2の外側から導入された外部光ファイバ6を、成端ユニット3に引き込んで光コネクタ31に接続することで、接続用光ファイバ32(詳細には、分岐ファイバ部322)にコネクタ接続することも可能である。
ここで、外部光ファイバ6としては、例えば、伝送装置に接続された光ファイバ等である。また、この外部光ファイバ6としては、先端が、成端ユニット3の光コネクタ31に着脱可能に接続できる光コネクタ61によってコネクタ成端された、コネクタ付き光ファイバである。ここでは具体的にはコネクタ付き光ファイバコードであり、本発明に係る光コードとして機能し得る。外部光ファイバ6は、成端ユニット3の前面側に引き込んで、先端の光コネクタ61を目的の回線の光コネクタ31に接続することで、光ファイバケーブル4の目的の光回線と光接続される。
また、この外部光ファイバ6は、第1配線用空間27aを経由させて、2本の集合配線部54a、54bのジャンパ用光ファイバ5と同様に、目的の成端ユニット3まで引き回し配線される。
この光配線盤1は、コネクタモジュール33の光コネクタ31に対する成端ユニット3前面側からの光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6)先端の光コネクタの接続、該光配線盤1内への光ファイバケーブル4の引き込み、光ファイバ41の配線、ケーブル側光ファイバ41と接続用光ファイバ32の融着用ピグテイル32aの融着接続等の作業を、該光配線盤の前面側から行える、いわゆる前面作業形(片面作業形)の光配線盤である。
この光配線盤1にあっては、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を、成端ユニット3の光コネクタ31によってコネクタ成端するには、予め、融着トレー35に引き込んでおいた融着用ピグテイル32aを融着トレー35から取り出して、成端ユニット3に引き込んだケーブル側光ファイバ41の先端を、融着接続すれば良い。このため、特許文献1,2に例示されるような成端ユニットからの光モジュールの取り出しを要する構成の光配線盤に比べて、非常に簡単な作業で効率良くコネクタ成端を実現できる。融着接続部34の収納も簡単に行える。
また、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、接続用光ファイバ32の融着用ピグテイル32aは、上下多段の成端ユニット3に振り分けて設けられている。さらに、各成端ユニット3において、複数の融着トレー35に振り分けて収納されている。このため、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、目的の融着用ピグテイル32aの収納場所は判りやすく、融着用ピグテイル32aの融着トレー35からの取り出しを迅速に行える。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、各種変更が可能である。
例えば、図2等では、配線ステージ39の配線面394の上下方向の位置が、下方傾斜位置37Bにあるときの配線棚37の配線面375よりも若干下方にずれた位置に設定されている例を示したが、本発明では、配線ステージ39の配線面394の上下方向の位置が、下方傾斜位置37Bにあるときの配線棚37の配線面375よりも若干上方にずれた位置に設定されている、構成も採用可能である。
接続用光ファイバとしては、上述した多心テープファイバ部321の片端を単心の複数本の分岐ファイバ部322に単心分岐した構造のものに限定されず、以下の(a)〜(c)のような構成も採用可能である。
(a)多心テープファイバ部321の片端が、2心以上の多心のテープファイバ状の複数本の分岐ファイバ部322に分岐されているもの。但し、複数本の分岐ファイバ部の心数の合計は多心テープファイバ部の心数と同じであるため、各分岐ファイバ部は、多心テープファイバ部よりも少心の多心テープファイバとなっている。各分岐ファイバ部の先端には、コネクタ成端用の光コネクタが設けられ、各光コネクタがコネクタモジュールの前面側に配列設置されることは、上述の実施形態と同様である。
(b)単心の光ファイバ心線、光ファイバ素線、といった1本の単心光ファイバの片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
(c)多心光ファイバテープ心線の片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
ここで、上記(a)、(c)では、接続用光ファイバのコネクタ成端用の光コネクタとしても多心用のものを用いる。接続用光ファイバにコネクタ接続する、ジャンパ用光ファイバ、外部光ファイバとしても多心のものを用いる。ジャンパ用光ファイバの両端をコネクタ成端する光コネクタ、外部光ファイバの先端をコネクタ成端する光コネクタは、多心用のものを採用する。
成端ユニットのコネクタ配列部としては、ボックス状のモジュール本体を具備するコネクタモジュールの前面側に光コネクタアダプタを配列設置した構成のコネクタパネルに限定されず、例えば、特許文献1,2のように、光コネクタ(光コネクタアダプタ)が取り付けられている外観薄板状の光モジュールを成端ユニットに横並びに複数配列設置して、複数横並びに配列設置された各光モジュールの光コネクタによってコネクタ配列部を構成した構成等も採用可能である。
本発明に係る光配線盤の成端ユニットを示す正面図である。 図1の成端ユニットの左側面図である。 図1の成端ユニットの右側面図である。 本発明に係る光配線盤を示す全体正面図である。 図4の光配線盤の平断面図であり、光配線盤及び成端ユニットの構造を示す図である。 図5の成端ユニットの融着トレー収納部の構造を示す平面図である。 図4の光配線盤内に配線されるジャンパ用光ファイバと、該ジャンパ用光ファイバを介して互いに光接続される、2本の光ファイバケーブルの光ファイバとの関係を示す光配線図である。
符号の説明
1…光配線盤、3…成端ユニット、31…光コネクタ、31A…コネクタ配列部、311…光コネクタアダプタ、32…接続用光ファイバ、32a…コネクタモジュールから延出された光ファイバ(融着用ピグテイル)、32a1…保留光ファイバ、322…光ファイバ(分岐ファイバ部)、33…コネクタモジュール、33b…コネクタパネル、34…融着接続部、35…融着トレー、37…配線棚、37A…上昇位置、37B…下方傾斜位置、372…ファイバ脱落防止壁、373…回転支持部、375…配線面、39…配線ステージ、391a…受け入れ台部、392、392A、392B、392C…コードクランプ、394…配線面、5…光コード(ジャンパ用光ファイバ)、6…光コード(外部光ファイバ)、J…光コード。

Claims (6)

  1. 光ファイバ(32、322)をコネクタ接続可能に成端した光コネクタ(31、311、324)が複数配列設置されたコネクタ配列部(31A)を前面側に有し、前記コネクタ配列部から背面側に前記光ファイバが配線された構成の成端部(33)を具備するユニット(3)が上下多段に設けられた光配線盤であって、
    前記ユニットは、前記成端部と、前記成端部の下側から前面側に張り出すように突設された配線棚(37)と、ユニットの側部に設けられた配線ステージ(39)とを具備し、前記配線棚と前記配線ステージとによって、ユニットの前面側から前記コネクタ配列部の前記光コネクタに着脱可能に接続される光コネクタ付きの光コード(5、6、J)が配線される配線部が構成され、
    前記配線棚は、前記ユニットにおいて前記成端部の下側に設けられた回転支持部(373)によって上下回転可能に支持され、回転によって、前記光コードが配線される上面である配線面(375)が水平あるいはほぼ水平となる上昇位置(37A)と、この上昇位置から下方に傾動されて前記配線面が傾斜した向きとなる下方傾斜位置(37B)とを、切り換え可能であり、
    前記配線ステージは、該配線ステージの前記光コードが配線される上面である配線面(394)と前記配線棚の配線面との高低差が、配線棚が前記上昇位置にあるときに比べて下方傾斜位置にあるときの方が小さくなるように、前記上昇位置に設置された前記配線棚の配線面よりも下方に設置されていることを特徴とする光配線盤(1)。
  2. 前記配線棚の、前記回転支持部回転による回転中心からユニット前面側に延出する前面部上に、コード脱落防止片が突設されていることを特徴とする請求項1記載の光配線盤。
  3. 前記成端部が、前記コネクタ配列部を前面側に有し、前記コネクタ配列部の光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバを収納するボックス状のコネクタモジュール(33)であることを特徴とする請求項1又は2記載の光配線盤。
  4. 前記ユニットは、前記コネクタモジュールの下側に、前記コネクタモジュールから延出された光ファイバ(32a)と別の光ファイバとの融着接続部(34)を収納する融着トレー(35)を具備することを特徴とする請求項3記載の光配線盤。
  5. 前記配線ステージ上には、光コードが、前記配線棚側から互いに異なる複数方向に延びる複数の配線ルートで配線されるようになっており、前記光コードを把持するコードクランプ(392、392A、392B、392C)が、前記光コードの複数の配線ルートに応じた互いに異なる複数箇所に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の光配線盤。
  6. 前記配線ステージは、前記配線棚から光コードが引き込まれる受け入れ台部(391a)を有し、前記配線ステージの配線面には、前記光コードが、前記受け入れ台部から、互いに異なる複数方向に延びる複数の配線ルートで配線されるようになっており、
    前記受け入れ台部は、前記ユニットにおいて、前記配線棚から、該配線棚が設けられている前面側とは逆の背面側にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光配線盤。
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