JP2008224778A - 画像形成装置、電圧電源装置及びそれらの方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電トランスから出力される電圧の立ち上がり時間を低減させる画像形成装置及び電圧電源装置を提供する。
【解決手段】本発明は、例えば、入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、駆動周波数を制御して、圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段と、圧電トランスから出力された電圧を用いて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置として実現できる。制御手段は、圧電トランスから出力させる電圧値を取得する取得手段と、複数の駆動周波数と各駆動周波数に対応する出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、取得した電圧値に対応する駆動周波数を設定する設定手段と、設定された駆動周波数に従って、圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するパルス生成手段とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置及びその方法に関する。特に、画像形成装置に用いる電圧を出力する電圧電源装置及びその方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、記録材へ画像を転写する際に使用する転写電圧を発生させる必要がある。この転写電圧は、通常、3kV以上の電圧(所要電流は数μA)を必要とする。従来、画像形成装置は、所望の電圧を発生させるために巻線式の電磁トランスを使用した電圧電源装置を備えていた。しかし、画像形成装置では数μA程度という微小な電流が利用されるため、漏れ電流を可能な限り低減させる必要がある。したがって、電磁トランスの巻線をモールド等により絶縁し、さらに、供給電力と比較して大きなトランスを必要とするため、電圧電源装置の小型化・軽量化の妨げとなっていた。
そこで、これらの問題を解決するために、薄型で軽量の高出力の圧電トランスを用いた電圧電源装置が知られている。圧電トランスは、巻線を必要としないため構造が簡単で薄型化・軽量化に有利である。また、圧電トランスは、高周波化に有利であり、電磁ノイズが発生しないという特徴がある。なお、圧電トランスは、圧電振動子の共振現象を利用することにより、低電圧入力で高電圧を発生することができる。
特許文献1は、圧電トランスに入力する駆動周波数を、アナログ回路である電圧制御発振回路(VCO)によって発生させる高圧電源装置を示している。圧電トランスは、共振周波数において出力電圧が最大となる特徴を有するため、周波数による出力電圧の制御が可能となる。なお、駆動周波数と出力電圧の関係は、共振周波数で出力電圧が最大となり、共振周波数より高い周波数ほど、或いは、共振周波数より低い周波数ほど出力電圧が低下する特徴がある。これにより、特許文献1に記載の高圧電源装置は、VCOから出力する周波数を制御することで圧電トランスの出力電圧を制御している。
特開平11−206113号公報
しかしながら、従来技術には以下のような問題がある。通常、VCOは、圧電トランスの出力電圧を増加させる場合、この圧電トランスの駆動周波数を高い方から低い方へ変化させることで実現する。また、VCOは、周波数を変化させる周波数変化量を制御することにより出力電圧の立ち上がり時間を制御している。そのため、所望とする電圧が高くなるほど立ち上がり時間が長くなるとう問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、圧電トランスから出力される電圧の立ち上がり時間を低減させる画像形成装置及び電圧電源装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、駆動周波数を制御して、圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段と、圧電トランスから出力された電圧を用いて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置として実現できる。制御手段は、圧電トランスから出力させる電圧値を取得する取得手段と、複数の駆動周波数と各駆動周波数に対応する出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、取得した電圧値に対応する駆動周波数を設定する設定手段と、設定された駆動周波数に従って、圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するパルス生成手段とを備える。
本発明は、例えば、圧電トランスから出力される電圧の立ち上がり時間を低減させる画像形成装置及び電圧電源装置を提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本発明は、一適用例として、電子写真方式のプリンタによって実現される。しかしながら、本発明は、インクジェットプリンタ等、他の画像形成方式を採用した画像形成装置によって実現されてもよい。
まず、図1を参照して、プリンタの概要について説明する。図1は、本発明に係るプリンタの概要を示す図である。ここでは、主に、本発明に関する要素について説明を記載する。
プリンタ100は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBのトナーごとに画像形成手段として機能する画像形成部101a、b、c、dを備える。また、プリンタ100は、転写ベルト107、記録材カセット108及び定着装置109を備える。さらに、プリンタ100は、当該プリンタ100を制御するDCコントローラ110、電圧電源装置113及びビデオコントローラ115を含む。また、プリンタ100内には、記録材を搬送するための複数のローラや記録材を検知するための複数のセンサが配置されている。
各画像形成部101(a〜d)が同一の構成であるため、ここでは、画像形成部101aを例に詳細を説明する。画像形成部101aは、露光器102、感光ドラム103、帯電ローラ104、現像器105及び転写ローラ106を備える。帯電ローラ104は、感光ドラム103を一様に帯電する。一様に帯電された感光ドラム103には、形成する画像信号に基づいた露光器102からの露光によって静電潜像が形成される。現像器105は、担当するトナー色の現像剤を備え、当該現像剤によって感光ドラム103に形成された静電潜像を現像する。転写ローラ106は、感光ドラム103に形成された現像剤像を記録材に転写させる。具体的に、転写ローラ106と感光ドラム103とが搬送されてきた記録材を狭持搬送することにより、感光ドラム103上に形成された現像剤像が記録材に転写される。
転写ベルト107は、駆動ローラ及び従属ローラによって配設され、駆動ローラの駆動力により記録材の搬送を制御する。記録材カセット108は、記録材を積載し、印刷ジョブに応じて記録材を画像形成部101へ供給する。定着装置109は、画像形成部101aから出力される記録材に形成された現像剤像を加圧、加熱することにより当該記録材に定着させる。定着装置109から出力された記録材は、プリンタ100の機外へ排出される。
DCコントローラ110は、1チップマイクロコンピュータ(以下では、CPUと称す。)111、特定用途向け集積回路(以下では、ASICと称す。)112、各種入出力制御回路(不図示)及びRAM、ROM等のメモリを備える。ここで、また、ASIC112は、電圧電源装置113へ入力する駆動周波数を制御して、当該電圧電源装置113から出力される出力電圧を制御する制御手段として機能する。
ビデオコントローラ115は、パーソナルコンピュータ等の外部装置116から入力される画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用の画像信号に変換する。また、ビデオコントローラ115は、プリンタ100に含まれるスキャナーから読み込んだ画像データを画像形成用の画像信号に変換する。
電圧電源装置(圧電トランス式高圧電源装置)113は、帯電ローラ104へ印可する帯電高圧電源、現像剤へ印可する現像高圧電源及び各画像形成部101に対応した転写ローラ106へ印可する転写高圧電源を備える。さらに、電圧電源装置113は、圧電トランスを備える。圧電トランスは、セラミックを素材として構成され、電磁トランス以上の効率で高電圧を生成する事が可能である。さらに、一次側と二次側の電極間の距離を離すことが可能であり、特別に絶縁のためのモールド加工を施す必要がなく、電圧電源装置の小型化、軽量化に有効である。
次に、図2乃至図4を参照して、従来から知られている電圧制御発信器(VCO)210を利用した電圧電源装置200について説明する。図2は、VCO210を利用した電圧電源装置200の回路を示す図である。VCO210は、圧電トランス201に接続され、発信周波数により圧電トランス201の出力電圧を制御する。
電圧電源装置200は、圧電トランス201、整流ダイオード202、203、平滑用コンデンサ204及び抵抗器205、206、207、208、214を備える。さらに、電圧電源装置200は、オペアンプ209、トランジスタ211、インダクタ212及びコンデンサ213を備える。
次に、従来例における電圧電源装置200の動作について説明する。ここでは、転写電圧を発生させる際の動作を一例に説明する。まず、オペアンプ209の反転入力端子(−端子)に抵抗素子214を介して不図示のコントローラから出力されたアナログ信号である出力制御信号(以降Vcontと記載)が入力される。一方、オペアンプ209の非反転入力端子(+端子)には出力電圧(以降Voutと記載)を抵抗器205、206、207によって分圧した電圧が、保護用抵抗208を介して入力される。ここで、オペアンプ209は、反転入力端子(−端子)に入力されるVcontの電圧値と、Voutを抵抗器205、206、207によって分圧した分圧電圧とが同じになるように出力端子から電圧を出力する。オペアンプ209の出力端子はVCO210に接続される。VCO210はオペアンプ209からの出力電圧に応じた周波数でトランジスタ211をスイッチングさせ圧電トランス201の一次側にパルスを供給する。圧電トランス201は一次側に供給されたパルスに応じて振動し、2次側に圧電トランス201のサイズに応じた昇圧比で増幅した交流電圧を発生させる。発生した交流電圧は、整流ダイオード202、203及び平滑用コンデンサ204によって正電圧に整流平滑され、転写ローラ106に供給される。
図3は、圧電トランス201の駆動周波数と出力電圧の関係を示す図である。横軸に圧電トランス201へ入力する駆動周波数[Hz]を示し、縦軸に圧電トランス201から出力される電圧[V]を示す。一般に圧電トランス201の特性は、図3に示すように共振周波数f0において出力電圧が最大となるような裾広がりな形状をしている。fZはVCO210で動作可能な最低周波数、fAはVCO210で動作可能な最高周波数である。通常は、最高周波数fHと共振周波数f0との間で駆動パルスを変化させることにより圧電トランスの出力電圧を制御している。また、図3に示すスプリアス周波数は、共振周波数f0以外の不要な共振周波数を示す。
しかし、VCO210を利用した電圧電源装置200は、圧電トランス201から所望の電圧を得るために駆動周波数を制御する時間が長い。具体的に、VCO210は、まず最高周波数fAを圧電トランス201へ入力する。その後、VCO210は、圧電トランス201から所望の電圧が出力されるまで、一定の変化量で駆動周波数を下げる。したがって、電圧電源装置200は、所望の電圧が高いほど、圧電トランス201へ入力する駆動周波数の制御に多くの時間を要する。さらに、所望の電圧範囲を広く必要とする場合、スプリアス周波数の影響を受けやすく、低い電圧での制御が困難である。
本発明に係るプリンタ100は、VCO210の代わりに、圧電トランス201を制御するCPU又はASIC等のデジタル回路を備える。この場合、デジタル回路から出力したクロックやパルスでトランジスタ211をスイッチングさせることで、圧電トランスを直接制御する。さらに、本発明に係るプリンタ100は、複数の駆動周波数と各駆動周波数に対応する出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、所望の電圧値に対応する駆動周波数を設定する。これにより、圧電トランス201へ最初に入力する駆動周波数が所望の電圧を得るための駆動周波数であるため、その後の駆動周波数の制御を省略できる。以下では、図4乃至図9を参照して、第1の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図4は、第1の実施形態に係る電圧電源装置113の回路図である。図2を用いて説明した電圧電源装置200と同一の構成は、同一の記号を付し、説明を省略する。
電圧電源装置113は、電圧電源装置200と異なり、駆動周波数をVCO210ではなくASIC112が出力する。また、ASIC112は、圧電トランス201から出力された電圧を検知するように、フィードバック系で電圧電源装置113に接続される。また、ASIC112は、CPU111からから出力させる電圧値を取得し、取得した電圧値に応じた駆動周波数を圧電トランス201へ入力する。
次に、図5を参照して、本実施形態における電圧電源の制御回路構成と特性について説明する。図5は、第1の実施形態に係るASIC112の詳細な制御ブロックを示す図である。
ASIC112は、取得部501、選択部502及びパルス生成部503を備える。また、ASIC112は、複数の駆動周波数と各駆動周波数に対応する出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを生成するために、切り換え部504、A/Dコンバータ505及びテーブル生成部506を備える。さらに、ASIC112は、タイミング生成部507及びRAM508を含む。
取得部501は、圧電トランス201から出力させる電圧値を取得する取得手段として機能する。具体的に、CPU111から通知される所望の電圧値(以下、ターゲット電圧と称す。)を取得する。選択部502は、複数の駆動周波数と各駆動周波数に対応する出力電圧との対応関係が予め定義されたルックアップテーブル(以下、LUTと称す。)を用いて、取得した電圧値に対応する駆動周波数を設定する設定手段として機能する。具体的に、選択部502は、LUTから、取得部501によって取得された電圧値に対応する駆動周波数を選択する選択手段として機能する。また、選択部502は、選択した駆動周波数をパルス生成部503へ通知する。ここで、LUTは、プリンタ100の電源投入時のイニシャル処理でテーブル生成部506によって生成され、RAM508に格納されている。パルス生成部503は、選択された駆動周波数に従って、圧電トランス201へ入力する駆動周波数のパルスを生成するパルス生成手段として機能する。
切り換え部504は、駆動周波数を予め定められた変化量で切り換える切り換え手段として機能する。なお、パルス生成部503は、タイミング生成部507から通知されるタイミングに従って、切り換え部504から通知される変化量を現在の周波数に加算してパルスを生成する。A/Dコンバータ505は、切り換え部504によって切り換えられた駆動周波数で生成された出力電圧を検出する検出手段として機能する。具体的に、A/Dコンバータ505は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
図6は、第1の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。図6に示すように、共振周波数f0において出力電圧が最大となるような裾広がりな形状をしている。fZはASIC112で発生させることができる最低周波数を示し、fAはASIC112で発生させることができる最高周波数を示す。
また、図6に示す丸(〇)は、LUTの生成時に切り換え部504によって切り換えられる駆動周波数を示す。図6に示す丸の数(サンプリング数)は一例であり、切り換え部504は、電圧をサンプリングする際に、変化量を制御することでサンプリング数を制御することができる。テーブル生成部506は、イニシャル処理時において、複数の駆動周波数に応じた圧電トランス201から出力される出力電圧をサンプリングすることで、圧電トランス201の特性を把握する。具体的に、プリンタ100は、共振周波数f0や複数のスプリアス周波数を特定することができ、スプリアス周波数が存在する低電圧領域においても、出力電圧の制御が可能となる。実際に、本実施形態に係るプリンタ100は、圧電トランス201から出力させる電圧を、fAからf0までの周波数範囲で制御する。
図7は、第1の実施形態に係るLUT700の内容を示す図である。ここでは、一適用例として、RAM508のアドレスに従って生成されたLUT700について説明する。例えば、LUT700は、RAM508のアドレス0、1、2の順に駆動周波数と出力電圧とを対応付けて格納される。ここで、LUT700は、100種類の駆動周波数及び出力電圧を保持している。この100種類という数は一例であり、本実施形態におけるLUTに保持する出力電圧と駆動周波数の種類は、できるかぎり多い数が望ましい。選択部502は、取得部501で取得されたターゲット電圧に対応した駆動周波数をLUT700から選択する。また、RAM508は、CPU111から設定された他のデータを格納する領域も保持し、ASIC112内の各制御ブロックはそのデータを検知して処理を行う。
次に、図8を参照して、本実施形態におけるLUT700の生成処理について説明する。図8は、第1の実施形態に係るLUT700を生成する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に記載する処理は、ASIC112が統括的に制御を行う。
ステップS801において、パルス生成部503は、イニシャル処理時に、まず最高周波数fAで複数のパルスを生成する。生成された複数のパルスは、駆動周波数として圧電トランス201の一次側へ入力される。これにより、圧電トランス201の二次側から最高周波数fAに対応した電圧VAが出力される。次に、ステップS802において、A/Dコンバータ505は、出力された電圧を検出するために、出力される電圧に応じて入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。その後、ステップS803において、テーブル生成部506は、デジタル値に変換された出力電圧VAと、パルス生成部503で生成された駆動周波数fAとをRAM508のアドレス0に格納する。
続いて、ステップS803において、ASIC112は、圧電トランス201に入力した駆動周波数がASIC112で生成可能な駆動周波数fZであるか否かを判定する。最低駆動周波数fZである場合、ASIC112は処理を終了する。一方、最低周波数fZでない場合、ASIC112は処理をS805へ遷移させる。
ステップS805において、パルス生成部503は、タイミング生成部507によって発生されたタイミング信号を取得する。パルス生成部503は、このタイミング信号の取得を契機に生成しているパルスの周波数を切り換える。具体的に、タイミング生成部507は、駆動周波数fAと出力電圧VAがアドレス0に格納された後にタイミング信号が発生させる。このタイミング信号が通知されると、ステップS806において、パルス生成部503は、切替え部504から駆動周波数の変化量を取得して、取得した変化量を現在の駆動周波数fAに加算する。さらに、ステップS801において、パルス生成部503は、切り換えた駆動周波数でパルスを生成する。その後、ASIC112は、出力電圧を検出してRAM508に格納する。このように、駆動周波数が最低周波数fZとなるまで、ASIC112は、S801からS806の処理を繰り返し実行する。
次に、図9を参照して、本実施形態におけるターゲット電圧の出力処理について説明する。図9は、第1の実施形態に係るプリンタ100のターゲット電圧を出力する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に記載する処理は、ASIC112が統括的に制御を行う。
ステップS901において、取得部501は、図6に示すターゲット電圧VDを取得する。具体的に、まず、ターゲット電圧VDがCPU111からRAM508に送られる。取得部501は、RAM508に格納されたターゲット電圧VDを取得して、選択部502に通知する。
続いて、ステップS902において、選択部502は、取得されたターゲット電圧に対応する電圧値をLUT700から検索する。ここで、図7に示すように、選択部502は、RAM508のアドレス40に格納された電圧値がターゲット電圧と同一であると判断する。したがって、選択部502は、アドレス40に格納されている駆動周波数fDをLUT700から取得する。さらに、選択部502は、LUT700から取得した駆動周波数fDをパルス生成部503へ通知する。
最後に、ステップS903において、パルス生成部503は、生成する駆動周波数を駆動周波数fDに変更して、圧電トランス201にパルスを入力する。以上の処理を行うことにより、プリンタ100は、ターゲット電圧VDを圧電トランス201から出力させることができる。
このように、本実施形態に係るプリンタ100は、駆動周波数を複数回切り換えて、ターゲット電圧に近づける制御を必要とせず、LUT700を利用することにより最初からターゲット電圧に対応する駆動周波数でパルスを生成することが可能である。したがって、ターゲット電圧が圧電トランス201の出力電圧の中で、比較的高い電圧であっても高速に圧電トランス201を立ち上げることができる。
[第2の実施形態]
次に、図10乃至図12を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、LUT1200を生成する際の周波数の変化量を第1の実施形態と比較して大きく設定する。したがって、ターゲット電圧とLUT1200に格納されている電圧値が1対1で対応しない場合が想定される。このような場合、本実施形態では、RAM508に格納された複数の出力電圧及び駆動周波数と、ターゲット電圧とから、ターゲット電圧に対応する駆動周波数を導出する。
図10は、第2の実施形態に係るASIC1001の詳細な制御ブロックを示す図である。ここでは、図5に示す第1の実施形態に係るASIC112の制御ブロックと異なる制御ブロックについてのみ説明を記載する。
ASIC1001は、ASIC112の選択部502の代わりに、導出部1002を備える。導出部1002は、LUT1200を用いて、ターゲット電圧に対応する駆動周波数を設定する設定手段として機能する意味では、選択部502と同様の機能を有する。しかしながら、導出部1002は、選択部502と異なり、LUT1200から、ターゲット電圧に近い複数の電圧値に対応する各駆動周波数を抽出して、ターゲット電圧に対応する駆動周波数を導出する導出手段として機能する。即ち、本実施形態に係るLUT1200は、ターゲット電圧に対応する駆動周波数を必ずしも定義しているわけではない。
導出部1002は、RAM508に格納された複数の出力電圧と駆動周波数とからターゲット電圧VDを出力する駆動周波数fDを導出する。例えば、導出部1002は、RAM508に格納された複数の出力電圧と駆動周波数とを用いて比例積分を行うことによりターゲット電圧VDに対応する駆動周波数fDを導出する。
また、導出部1002は、RAM508に格納された出力電圧のうち、ターゲット電圧に最も近い出力電圧に対応する駆動周波数を選択してパルス生成部503に通知してもよい。この場合、ASIC1001は、A/Dコンバータ505によって検出された電圧値と、ターゲット電圧値との差分を導出部1002に通知し、再び、導出部1002に駆動周波数を調整させることが望ましい。さらに、ASIC1001は、このような処理を圧電トランス201からの出力電圧がターゲット電圧に近づくまで繰り返すことによりターゲット電圧を出力させる。これにより、本実施形態に係るプリンタ100は、LUTを作成するイニシャル処理の処理時間を第1の実施形態と比較して低減させることができる。さらに、プリンタ100は、最初の駆動周波数をASIC1001の最高周波数fAに設定し、その後、出力電圧を検出して調整する手法と比較して、ターゲット電圧VDを得るための処理時間も低減させることができる。もちろん、このターゲット電圧VDを得るための処理時間は、LUTを生成する際のサンプル数に依存する。
次に、図11及び図12を参照して、本実施形態に係るLUT1200について説明する。図11は、第2の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。図12は、第2の実施形態に係るLUT1200の内容を示す図である。
テーブル生成部506は、図11に示す丸(○)のように、図6と比較して大きい間隔で圧電トランス201からの出力電圧をサンプリングする。これにより、第1の実施形態と比較して、出力電圧のサンプリング数が低減される。このサンプリング数の調整は、切り換え部504が設定する変化量によって決定される。図12に示すように、LUT1200は、一例として、最高駆動周波数fAから最低駆動周波数fZの間で、出力電圧のサンプリング数を20としている。
次に、図9を参照して、本実施形態におけるターゲット電圧VDの出力処理について説明する。ここでは、第1の実施形態におけるLUT700の生成処理と異なる処理についてのみ説明を記載する。即ち、S902の処理についてのみ説明を記載する。
ステップS902において、導出部1002は、LUT1200から、S901で取得されたターゲット電圧VDに近い複数の出力電圧と、それに対応した複数の駆動周波数とを取得する。続いて、導出部1002は、取得した複数の出力電圧と、複数の駆動周波数と、ターゲット電圧VDとを用いて、例えば、比例積分を行うことにより、ターゲット電圧VDに対応する駆動周波数を導出する。その後、導出部1002は、導出した駆動周波数fDをパルス生成部503に通知する。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンタ100は、LUT1200を生成するための出力電圧のサンプリング数を低減させ、ターゲット電圧に対応する駆動周波数を、複数の値から導出する。これにより、本実施形態に係るプリンタ100は、イニシャル処理の処理時間を低減させるとともに、短い時間で圧電トランス201からの出力電圧をターゲット電圧に近づけることができる。さらに、本実施形態に係るプリンタ100は、第1の実施形態と比較してRAM508の容量を削減することができる。
[第3の実施形態]
次に、図13を参照して、第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るプリンタ100は、スプリアス周波数の影響を低減させるLUTを作成する。図13は、第3の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。
圧電トランス201の駆動回路は、トランジスタ211、インダクタ212及び圧電トランス入力容量(不図示)を用いてLC共振型フライバックコンバータを形成している。この構成は安価であり、かつ、高い入力電圧実効値が得られるという点で有効である。しかし、電圧波形は、図13に示すように高調波成分を含むため、圧電トランス201の構造上の特性により発生するスプリアス周波数(共振周波数f0以外の不要共振周波数)の影響を受けやすい構成となってしまう。この場合、ターゲット電圧の範囲を広くすると、スプリアス周波数の影響を受けるため、低い電圧で制御するのことが困難となる。
図13に示すように、圧電トランス201の特性は、共振周波数f0において出力電圧が最大となるようなスプリアス周波数を含んだ裾広がりな形状をしている。ここで、図2に示すVCO210で圧電トランス201を制御する電圧電源装置200の制御に関する問題について説明する。なお、以下では、出力電圧が図13に示す出力電圧Vlowの範囲内で転写電圧の制御を行う場合について説明する。
通常、VCO210の動作周波数は、圧電トランス201の個体ばらつきによって共振周波数f0が動作範囲外になることがないように広めに設定されており、スプリアス周波数を含んだものとなる。図13において、共振周波数f0よりも高周波側で制御を行う場合、駆動周波数は高周波側から開始されるため、Vlow範囲内の電圧VLが必要な場合は、駆動周波数fL1のポイントで制御が成立する。しかし、駆動周波数fL1において、転写ローラ106等の負荷が瞬間的に僅かに重くなると、周波数特性カーブ1301が周波数特性カーブ1302のように瞬間的に低い電圧に落ち込む。その際、スプリアス電圧(スプリアス周波数における出力電圧)が電圧VLよりも低くなるため、制御ポイントが駆動周波数fL1から駆動周波数fL3まで移動することとなる。したがって、駆動周波数fL1から駆動周波数fL3までに制御される過程で電圧変動を伴うため、画像不良等の不具合が発生しうる。転写ローラ106等の負荷が元に戻ると動作点は駆動周波数fL2となる。つまり、高周波側から制御を開始し電圧VLを出力する場合、スプリアス電圧よりも大きい電圧でないと安定した制御ができないといえる。
本実施形態に係るプリンタ100では、ターゲット電圧が低電圧である場合、スプリアス周波数の影響を受けずに、出力電圧を安定させることができる。具体的に、第1及び第2の実施形態と同様に、本実施形態に係るプリンタ100は、電源投入後のイニシャル処理時に駆動周波数と出力電圧をRAM508に格納し、LUTを生成する。
LUTを生成する際、パルス生成部503は、まず駆動周波数fAでパルスを生成する。さらに、切り換え部504は、駆動周波数の変化量を第1変化量となる小さい値、即ち、スプリアス周波数の特性カーブを検知可能な値に設定する。また、CPU111からスプリアス周波数の検出を目的とした図13に示す閾値VTがASIC112に通知される。ここで、閾値VTは、図13に示すように、スプリアス周波数における出力電圧と、共振周波数f0における出力電圧との間に設定される。ASIC112は、選択部502又は導出部1002を用いて、出力電圧と閾値VTの比較を行う。切り換え部504は、圧電トランス201からの出力電圧が閾値VT以下の間、変化量を上述した第1変化量に設定する。一方、出力電圧が閾値VTを超えると、切り換え部504は、変化量を第1変化量よりも大きい第2変化量とする。
このように、本実施形態に係るプリンタ100は、LUTを生成する際に、スプリアス周波数が存在する周波数領域では通常の変化量より小さい変化量でサンプリングし、スプリアス周波数が存在しない周波数領域では通常の変化量でサンプリングする。したがって、ターゲット電圧が閾値VT以下である場合、選択部502又は導出部1002は、LUTから、ターゲット電圧に対応する複数の駆動周波数を取得することとなる。この場合、選択部502又は導出部1002は、複数の駆動周波数の中から、最も低周波側の駆動周波数を選択して、パルス生成部503に通知する。これにより、本実施形態に係るプリンタ100は、低電圧を出力する場合において、スプリアス周波数の影響を受けることなく、安定して電圧を出力することができる。
[第4の実施形態]
次に、図14を参照して、第4の実施形態について説明する。本実施形態に係るプリンタ100は、イニシャル処理時のLUTの生成とは別に、画像形成部101であるプロセスカートリッジの交換をCPU111が検知した場合にLUTの生成を行う。図14は、第4の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。以下では、プロセスカートリッジが交換された場合にLUTを生成する必要性について説明する。
周波数特性カーブ1401は、プロセスカートリッジが交換されて一定の期間使用された後の駆動周波数に対する出力電圧を示す。また、周波数特性カーブ1402は、プロセスカートリッジが交換された直後の駆動周波数に対する出力電圧を示す。図14に示すように、各プロセスカートリッジの使用頻度が多くなるにつれ、プロセスカートリッジの感光ドラム103が削れるため、高圧出力から見た負荷側のインピーダンスの低下に伴い、圧電トランス201からの出力電圧も低下する。例えば、共振周波数f0における出力電圧は、交換直後の出力電圧V02から、使用回数が増加するにつれて出力電圧V01まで低下する。したがって、ターゲット電圧を生成する際に、LUTを生成したイニシャル処理時の装置の状況と、現在の装置の状況とが異なり、電圧制御の精度が低下してしまう。例えば、イニシャル処理時に、出力電圧VD1に対応する駆動周波数をfD1と定義した場合に、プロセスカートリッジを交換すると駆動周波数fD1に対応する出力電圧はVD2となってしまう。
したがって、本実施形態に係るCPU111は、各トナー色ごとのプロセスカートリッジについての情報を管理する。CPU111は、この情報からプロセスカートリッジの交換を検知した際に、ASIC112へLUTの生成を依頼する。ASIC112は、第1乃至第3の実施形態の何れかの方法で、LUTを生成する。これにより、本実施形態に係るプリンタ100は、プロセスカートリッジが交換された場合の圧電トランス201の周波数特性の変化に対応でき、安定した電圧を出力させることができる。
以上説明した各実施形態では、圧電トランス201へ入力する駆動周波数の生成手段であるデジタル回路としてASICを用いたものの、1チップマイクロコンピュータでの代用も可能である。また、ASIC上のRAM508に出力電圧と駆動周波数とを格納したものの、CPU111上にRAMを保持してもよい。
本発明に係るプリンタの概要を示す図である。 VCO210を利用した電圧電源装置200の回路を示す図である。 圧電トランス201の駆動周波数と出力電圧の関係を示す図である。 第1の実施形態に係る電圧電源装置113の回路図である。 第1の実施形態に係るASIC112の詳細な制御ブロックを示す図である。 第1の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。 第1の実施形態に係るLUT700の内容を示す図である。 第1の実施形態に係るLUT700を生成する処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るプリンタ100のターゲット電圧を出力する処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るASIC1001の詳細な制御ブロックを示す図である。 第2の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。 第2の実施形態に係るLUT1200の内容を示す図である。 第3の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。 第4の実施形態に係る圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の特性を示した図である。
符号の説明
100:プリンタ
110:DCコントローラ
111:CPU
112:ASIC
113:電圧電源装置
201:圧電トランス

Claims (10)

  1. 入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、前記駆動周波数を制御して、前記圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段と、該圧電トランスから出力された電圧を用いて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、
    前記圧電トランスから出力させる電圧値を取得する取得手段と、
    複数の前記駆動周波数と各駆動周波数に対応する前記出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、前記取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を設定する設定手段と、
    前記設定された駆動周波数に従って、前記圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するパルス生成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記駆動周波数を予め定められた変化量で切り換える切り換え手段と、
    前記切り換えられた駆動周波数で生成されたパルスに応じて出力された前記出力電圧を検出する検出手段と、
    前記変化量ごとに切り換えられた複数の駆動周波数と、各駆動周波数に応じて出力された出力電圧とを対応づけて格納することにより、前記テーブルを生成するテーブル生成手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記テーブル生成手段は、
    前記画像形成装置に電源が投入された場合及び前記画像形成装置に含まれるプロセスカートリッジが交換された場合の少なくとも一方で、前記テーブルを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、デジタル回路であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、
    前記テーブルから、前記取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記設定手段は、
    前記テーブルから、前記取得した電圧値に近い複数の電圧値に対応する各駆動周波数を抽出して、該取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を導出する導出手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記切り換え手段は、
    前記圧電トランスの不要共振周波数における出力電圧と、該圧電トランスの共振周波数における出力電圧との間に設定される出力電圧の閾値に基づき、前記圧電トランスからの出力電圧が閾値以下となる周波数領域では前記パルスの周波数を切り換える変化量を第1変化量に変更し、前記閾値を超える周波数領域では前記変化量を該第1変化量よりも大きい第2変化量に変更することを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、前記駆動周波数を制御して、前記圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段とを備える電圧電源装置であって、
    前記制御手段は、
    前記圧電トランスから出力させる電圧値を取得する取得手段と、
    複数の前記駆動周波数と各駆動周波数に対応する前記出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、前記取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を設定する設定手段と、
    前記設定された駆動周波数に従って、前記圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するパルス生成手段と
    を備えることを特徴とする電圧電源装置。
  9. 入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、前記駆動周波数を制御して前記圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段と、該圧電トランスから出力された電圧を用いて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置を制御する方法であって、
    前記制御手段は、
    前記圧電トランスから出力させる電圧値を取得するステップと、
    複数の前記駆動周波数と各駆動周波数に対応する前記出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、前記取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を設定するステップと、
    前記設定された駆動周波数に従って、前記圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  10. 入力される駆動周波数に応じて電圧を出力する圧電トランスと、前記駆動周波数を制御して、前記圧電トランスからの出力電圧を制御する制御手段とを備える電圧電源装置であって、
    前記制御手段は、
    前記圧電トランスから出力させる電圧値を取得するステップと、
    複数の前記駆動周波数と各駆動周波数に対応する前記出力電圧との対応関係が予め定義されたテーブルを用いて、前記取得した電圧値に対応する前記駆動周波数を設定するステップと、
    前記設定された駆動周波数に従って、前記圧電トランスへ入力する駆動周波数のパルスを生成するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
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