JP2008299292A - 電圧電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要輻射ノイズ、消費電力及びコストを増大させることなく、所望の精度で電圧を制御する電圧電源装置及び画像形成装置を提供する
【解決手段】電圧電源装置は、入力される駆動パルスに応じて出力する電圧が変化する圧電トランスと、一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される駆動パルスを生成する生成手段とを備える。
【選択図】図8
【解決手段】電圧電源装置は、入力される駆動パルスに応じて出力する電圧が変化する圧電トランスと、一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される駆動パルスを生成する生成手段とを備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、圧電トランスを備える電圧電源装置に関する。特に、本発明は、当該電圧電源装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、画像形成時に感光体を帯電させるための電圧や記録材へ画像を転写する際に使用する電圧を発生させる必要がある。そのため、画像形成装置は、所望の電圧を発生させる電圧電源装置を備える。電圧電源装置には、電圧を発生させるために巻線式の電磁トランスを使用した方式がある。しかし、画像形成装置では10μA程度という微小な電流が利用されるため、漏れ電流を可能な限り低減させる必要がある。したがって、電磁トランスの巻線をモールド等により絶縁し、さらに、供給電力と比較して大きなトランスを必要とするため、電圧電源装置の小型化・軽量化の妨げとなっていた。
そこで、これらの問題を解決するために、薄型で軽量の高出力の圧電トランスを用いた電圧電源装置が知られている。圧電トランスは、巻線を必要としないため構造が簡単で薄型化・軽量化に有利である。また、圧電トランスは、高周波化に有利であり、電磁ノイズが発生しないという特徴がある。なお、圧電トランスは、圧電振動子の共振現象を利用することにより、低電圧入力で高電圧を発生することができる。
特許文献1及び特許文献2は、圧電トランスに入力する駆動周波数を、アナログ回路である電圧制御発振回路(VCO)によって発生させる高圧電源装置を示している。圧電トランスは、共振周波数において出力電圧が最大となる特徴を有するため、周波数による出力電圧の制御が可能となる。なお、駆動周波数と出力電圧の関係は、共振周波数で出力電圧が最大となり、共振周波数より高い周波数ほど、或いは、共振周波数より低い周波数ほど出力電圧が低下する特徴がある。これにより、特許文献1及び特許文献2に記載の高圧電源装置は、VCOから出力する周波数を制御することで圧電トランスの出力電圧を制御している。
特開平11−206113号公報
特開平11−252905号公報
しかしながら、従来技術には以下のような問題がある。例えば、記録材に画像を転写する際に使用する転写電圧においては、記録材が転写位置に到達しているか否かによって、出力される電圧が異なる。具体的に、同じ駆動周波数において、転写部に記録材が到達していない場合の出力電圧は、転写部に記録材が到達している場合の出力電圧より低い。また、VCOは、一般的に、所望の出力電圧を圧電トランスから発生させるために、最初に入力する所定の駆動周波数によって発生した出力電圧に基づいて入力する駆動周波数を制御する。具体的に、VCOは、最初に入力した駆動周波数から、出力する周波数を徐々に低下させるか、又は、徐々に上昇させる。
ここで、記録材に画像を転写する際に必要となる電圧が圧電トランスにおける最大出力電圧である場合を想定する。即ち、転写部に記録材が到達していない場合、共振周波数(最大出力電圧)においても所望の出力電圧が得られないこととなる。このような場合、VCOは、所望の出力電圧が得られるまで、共振周波数を超えて、駆動周波数を低下させるか、又は、上昇させてしまう。したがって、その後に転写部に記録材が到達した場合であっても、既に駆動周波数が共振周波数を超えているため所望の出力電圧を得ることができない。このような問題が発生すると、転写電圧がOFFにされるまで画像不良が発生し続けることとなる。
そこで、圧電トランスへ入力する駆動周波数を柔軟に制御するため、CPUやASICなどのデジタル回路からデジタル信号を出力する方法が考えられる。しかし、デジタル化した場合、必要な電圧精度を出力しようとすると、内部で非常に高速なクロックを必要とする。例えば、より高画質な画像を得るためには、感光体への帯電電圧を5〜10V程度の精度で変化させる必要がある。圧電トランスの周波数対出力電圧比が2Hz/Vであるとすると、5〜10Vの精度で電圧を変化させるためには、10〜20Hz単位で圧電トランスへの入力周波数を変化させる必要がある。即ち、1〜2ns単位で圧電トランスへの入力周期を変化させる必要があり、この周期分解能のクロックを生成するには500MHz〜1GHzの内部クロックがCPUやASICに必要となる。
500MHz〜1GHzの内部クロックをCPUやASIC内部で用いた場合、多くの問題が発生する。例えば、不要輻射ノイズの増大、消費電力の増大、半導体プロセスの微細化が必要になることによる開発コストの増大、開発期間の長期化やチップコストの高価格化などである。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、不要輻射ノイズ、消費電力及びコストを増大させることなく、所望の精度で電圧を制御する電圧電源装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、電圧電源装置として実現できる。電圧電源装置は、入力される駆動パルスに応じて出力する電圧が変化する圧電トランスと、一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される駆動パルスを生成する生成手段とを備える。
本発明は、例えば、不要輻射ノイズ、消費電力及び開発コストを増大させることなく、所望の精度で電圧を制御する電源装置及び画像形成装置を提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本発明は、一適用例として、電子写真方式のプリンタによって実現される。しかしながら、本発明は、インクジェットプリンタ等、他の画像形成方式を採用した画像形成装置によって実現されてもよい。
まず、図1を参照して、プリンタの概要について説明する。図1は、本発明に係るプリンタの概要を示す図である。ここでは、主に、本発明に関する要素について説明を記載する。
プリンタ100は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBのトナーごとに画像形成手段として機能する画像形成部101a、b、c、dを備える。また、プリンタ100は、転写ベルト107、記録材カセット108及び定着装置109を備える。さらに、プリンタ100は、当該プリンタ100を制御するエンジンコントローラ110、電圧電源装置113及びビデオコントローラ115を含む。また、プリンタ100内には、記録材を搬送するための複数のローラや記録材を検知するための複数のセンサが配置されている。
各画像形成部101(a〜d)が同一の構成であるため、ここでは、画像形成部101aを例に詳細を説明する。画像形成部101aは、露光器102、感光ドラム103、帯電ローラ104、現像器105及び転写ローラ106を備える。帯電ローラ104は、感光ドラム103を一様に帯電する。一様に帯電された感光ドラム103には、形成する画像信号に基づいた露光器102からの露光によって静電潜像が形成される。現像器105は、担当するトナー色の現像剤を備え、当該現像剤によって感光ドラム103に形成された静電潜像を現像する。転写ローラ106は、感光ドラム103に形成された現像剤像を記録材に転写させる。具体的に、転写ローラ106と感光ドラム103とが搬送されてきた記録材を狭持搬送することにより、感光ドラム103上に形成された現像剤像が記録材に転写される。
転写ベルト107は、駆動ローラ及び従属ローラによって配設され、駆動ローラの駆動力により記録材の搬送を制御する。記録材カセット108は、記録材を積載し、印刷ジョブに応じて記録材を画像形成部101へ供給する。定着装置109は、画像形成部101aから出力される記録材に形成された現像剤像を加圧、加熱することにより当該記録材に定着させる。定着装置109から出力された記録材は、プリンタ100の機外へ排出される。
エンジンコントローラ110は、RAM、ROM、タイマ、デジタル入出力ポート及びA/Dポートを備えた1チップマイクロコンピュータ(以下では、メインCPUと称す。)111と、不揮発記憶装置(EEPROM)112と、各種入出力制御回路(不図示)とを備えている。
ビデオコントローラ115は、パーソナルコンピュータ等の外部装置116から入力される画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用の画像信号に変換する。また、ビデオコントローラ115は、プリンタ100に含まれるスキャナーから読み込んだ画像データを画像形成用の画像信号に変換する。
電圧電源装置(圧電トランス式高圧電源装置)113は、帯電ローラ104へ印可する帯電高圧電源、現像剤へ印可する現像高圧電源及び各画像形成部101に対応した転写ローラ106へ印可する転写高圧電源を備える。さらに、電圧電源装置113は、生成手段として機能する1チップマイクロコンピュータ(以下では、サブCPUと称す。)及び圧電トランスを備える。圧電トランスは、セラミックを素材として構成され、電磁トランス以上の効率で高電圧を生成する事が可能である。さらに、一次側と二次側の電極間の距離を離すことが可能であり、特別に絶縁のためのモールド加工を施す必要がなく、電圧電源装置の小型化、軽量化に有効である。サブCPU501は、RAM、格納手段として機能するROM、タイマ、デジタル入出力ポート及びA/Dポートを備える。また、サブCPU501は、メインCPU111とシリアル通信を行い、出力するパルスの周波数を変化させることによって圧電トランスを制御し、各高圧電源の出力電圧を制御する。シリアル通信は、一般的な3本の通信線を使い、メインCPU111からクロック(CLK)、コマンド(CMD)を出力し、サブCPU501からステータス(STS)を出力する構成としてもよい。このように、本発明におけるプリンタ100は、電圧電源装置113において、サブCPU501から出力されるパルスの周波数を変化させることで所望の電圧を発生させる。即ち、本発明の電圧電源装置113は、デジタル回路であるCPUのクロック周波数を変化させることにより、発生させる電圧を制御している。電圧電源装置113の詳細については図5を参照して後述する。
次に、図2乃至図4を参照して、従来から知られている電圧制御発信器(VCO)210を利用した電圧電源装置200について説明する。図2は、VCO210を利用した電圧電源装置200の回路を示す図である。VCO210は、圧電トランス201に接続され、発信周波数により圧電トランス201の出力電圧を制御する。
VCO210は、比較素子であるコンパレータ231を備え、CR発振回路を基本構成としている。コンパレータ231の反転入力端子(−端子)には、充放電動作を行うためのコンデンサ230及び抵抗素子236が接続される。コンパレータ231の非反転入力端子(+端子)には、充放電の切換えとなる充電閾値電圧及び放電閾値電圧を生成するための抵抗素子232、233及びダイオード237が接続される。さらに、トランジスタ238及び抵抗素子239、240、241からなるエミッタフォロア回路が抵抗素子236と並列に接続される。これにより、コンデンサ230への充電電流を可変にすることができ、オペアンプ209からの出力電圧に応じて発振周波数が制御可能となっている。トランジスタ235及び抵抗素子242は、コンパレータ231の出力端子の立ち上がり時間を速めるために接続される。また、ダイオード234は、トランジスタ238の保護ダイオードである。
電圧電源装置200は、その他の構成要素として、圧電トランス201、整流ダイオード202、203、平滑用コンデンサ204及び抵抗器205、206、207、208、214を備える。さらに、電圧電源装置200は、オペアンプ209、トランジスタ211、インダクタ212及びコンデンサ213を備える。
次に、従来例における電圧電源装置200の動作について説明する。ここでは、転写電圧を発生させる際の動作を一例に説明する。まず、オペアンプ209の反転入力端子(−端子)に抵抗素子214を介して不図示のコントローラから出力されたアナログ信号である出力制御信号(以降Vcontと記載)が入力される。一方、オペアンプ209の非反転入力端子(+端子)には出力電圧(以降Voutと記載)を抵抗器205、206、207によって分圧した電圧が、保護用抵抗208を介して入力される。ここで、オペアンプ209は、反転入力端子(−端子)に入力されるVcontの電圧値と、Voutを抵抗器205、206、207によって分圧した分圧電圧とが同じになるように出力端子から電圧を出力する。オペアンプ209の出力端子はVCO210に接続される。VCO210はオペアンプ209の出力電圧に応じた周波数でトランジスタ211をスイッチングさせ圧電トランス201の一次側に駆動パルスを供給する。圧電トランス201は一次側に供給された駆動パルスに応じて振動し、2次側に圧電トランス201のサイズに応じた昇圧比で増幅した交流電圧を発生させる。発生した交流電圧は、整流ダイオード202、203及び平滑用コンデンサ204によって正電圧に整流平滑され、転写ローラ106に供給される。
図3は、圧電トランス201の駆動周波数と出力電圧の関係を示す図である。一般に圧電トランス201の特性は、図3に示すように共振周波数f0において出力電圧が最大となるような裾広がりな形状をしている。通常は、最高周波数fHと共振周波数f0との間で駆動パルスを変化させることにより圧電トランスの出力電圧を制御している。
しかし、VCO210を利用した電圧電源装置200は、共振周波数f0を超えて所定の電圧を得ることができないという特徴がある。これは、記録材の搬送が遅れた場合に画像形成に必要な所定の電圧を確保できないため、画像不良を発生させつづけるという問題を発生させる。
図3では、転写部に記録材がある場合(実線)と記録材が無い場合(破線)とについて、圧電トランスの駆動周波数と出力電圧の関係を示している。fLはVCO210で動作可能な最低周波数を示す。fHはVCO210で動作可能な最高周波数を示す。また、ここで、記録材が無い場合とは、記録材の搬送が遅れることにより、転写電圧を印加する際に転写部に記録材が到達していないことを示す。以下では、図2乃至図4を参照して、記録材の搬送が遅れた場合の動作について説明する。図4は、転写部に記録材が到達していない場合の出力電圧の推移を示す図である。図4(a)は、高圧出力制御信号Vcontの電圧を示す。図4(b)は、転写部に記録材が到達していない場合の出力電圧の推移を示す。また、図4(a)、(b)は、横軸に時間を示し、縦軸に出力電圧を示す。以下では、(1)から(4)の期間に沿って説明を記載する。
まず、(1)において、コントローラは、所定のタイミングでVoutを3kVにするためにVcontを4.5Vに上昇させる。次に、(2)において、オペアンプ209はVcontとVoutの分圧電圧とが同じになるまで出力電圧を低下させ、VCO210の駆動周波数を低下させる。記録材が無い場合、VCO210の駆動周波数とVoutは、図3に示す破線及び図4(b)の(2)に示すように変化する。
しかしながら、記録材が無い場合、圧電トランス201は、共振周波数f0においてもVoutを2.7kVまでしか出力できない。したがって、(3)において、VCO210の駆動周波数は、共振周波数f0よりも低域側に変化することとなる。一旦、VCO210の駆動周波数が共振周波数f0よりも低域側に変化してしまうと、Voutは低下するため、VCO210は駆動最低周波数fLで動作を続け、VoutはEfLbとなる。
その後、(4)において、記録材が到達してもVoutは図3に記載のEfLaまでは上昇するものの、Vcontで設定した3kVまでは到達しない。即ち、VCO210は、動作最低周波数fLでの動作を継続する。EfLaでは良好な転写を行うために必要な転写電流を確保できないため、画像不良が発生する。さらに、この画像不良はVcontをEfLa以下の設定電圧にするまで発生しつづける。
また、感光体の帯電ムラを防止するため、転写ローラ106から感光ドラム103に流れる電流を記録材の有無に関わらず所定範囲以内に保つ方式もある。この方式では、連続した画像形成における記録材と記録材との間(紙間)においても転写ローラ106に所定の電圧が印加されている。この場合、一旦、VCOの駆動周波数が共振周波数f0よりも低域側に変化してしまうと、連続した画像形成が終了して転写バイアスがOFFされるまで画像不良が発生しつづけることとなる。
本実施形態に係る電圧電源装置は、VCO210の代わりに、圧電トランス201を制御するCPU又はASIC等のデジタル回路を備える。この場合、デジタル回路から出力したクロックやパルスでトランジスタ211をスイッチングさせることで、F/W等で圧電トランスを直接制御する。これにより、出力電圧の変化をF/Wで確認することで共振周波数f0を超えて制御不能となることを回避できる。以下では、図5乃至図9を参照して、第1の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る電圧電源装置113は、デジタル化することで、圧電トランス201の共振周波数f0を越えて所定の電圧を得ることができないといった事態を防ぐような制御や、高圧を高速に立ち上げるような制御を柔軟に行う。また、本実施形態に係るデジタル回路は、100MHzのクロックを用いて100kHz付近のクロックを約20Hz単位で変化させることで出力電圧を精度良く変化させる。これは、デジタル回路が500MHz〜1GHzの内部クロックを必要とすることなく、所望の電圧精度を確保することを意味する。
本実施形態に係る電圧電源装置113は、デジタル化することで、圧電トランス201の共振周波数f0を越えて所定の電圧を得ることができないといった事態を防ぐような制御や、高圧を高速に立ち上げるような制御を柔軟に行う。また、本実施形態に係るデジタル回路は、100MHzのクロックを用いて100kHz付近のクロックを約20Hz単位で変化させることで出力電圧を精度良く変化させる。これは、デジタル回路が500MHz〜1GHzの内部クロックを必要とすることなく、所望の電圧精度を確保することを意味する。
図5は、第1の実施形態に係る電圧電源装置113の回路構成を示す図である。図2と同一の構成は、同一の記号を付し、説明を省略する。電圧電源装置113は、圧電トランス201に入力する駆動パルスを生成するための生成手段として機能するサブCPU501を備える。また、Voutのフィードバック先は、サブCPU501のA/Dコンバータに接続される。さらに、サブCPU501は、プリンタ100のエンジンコントローラ110のメインCPU111に接続される。図5に示すFoutは、サブCPU501から出力される駆動パルスを示す。なお、本実施形態に係るサブCPU501は、100MHzのクロックを有する。
本実施形態に係るサブCPU501は、一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される駆動パルスを生成する。これにより、サブCPU501は、駆動パルスの平均周波数を制御して、圧電トランス201からの出力電圧を制御する。また、本発明による駆動パルスを生成する手段は、CPUに限定されず、ASICなどの他のデジタル回路であってもよい。なお、パルス周期とは、パルスのハイレベル区間(パルス幅)とローレベル区間とを合わせた幅(長さ)を示す。
図6は、圧電トランス201の駆動周波数に対する出力電圧(Vout)の関係を示す図である。図6に示すように、圧電トランス201の共振周波数f0において出力電圧が最大となるような裾広がりな形状をしている。fLは圧電トランス201のバラツキにより共振周波数f0が変動する最低周波数、fHはサブCPU501で駆動パルスを発生させることができる最高周波数を示す。通常の動作範囲としては、最高周波数fHと共振周波数f0との間で制御される。
図7は、第1の実施形態に係るサブCPU501から出力される駆動パルスFoutを説明する図である。サブCPU501は、予め定められた数のパルスを含むパルス群を一単位として駆動パルスを生成する。具体的に、ここでは、10パルスのパルス群を1サイクルとし、この1サイクルを繰り返したパルスが駆動パルスとなる。10パルスの各パルスは、図7に示すように、T1〜T10という記号で表す。
サブCPU501は、100MHzの源クロックから、図7に示すような駆動パルスFoutを生成する。ここでは、駆動パルスFoutのHighレベル区間(以下、H区間と称す。)と、Lowレベル区間(以下、L区間と称す。)との比となるデューティを50%とする。H区間とL区間の源クロック数を同一にすることは、圧電トランス201からの出力電圧を安定させることに繋がる。そのため、サブCPU501は、パルス周期を制御する際に、パルスのH区間及びL区間において、同じ源クロック数だけ増減させる。100MHzの源クロックの場合、H区間で1源クロック、かつ、L区間で1源クロック変化させることが最小の周期変化単位となり、1/100MHz×2=20ns単位で周期を変更できる。
図8は、第1の実施形態に係る駆動パルスを生成するためのテーブル800を示す図である。ここでは、図7に示すパルス群T1〜T10における各パルスのパルス周期の制御を示す。テーブル800は、パルス群の平均周波数と、複数のパルスから構成されるパルス群T1〜T10の各パルスのパルス周期との対応関係を定義したルックアップテーブルである。テーブル800は、サブCPU501に含まれるROMに予め格納される。また、テーブル800には、パルス群により構成される駆動パルスによって圧電トランス201から出力される電圧と、各パルスのパルス周期との対応関係が定義されてもよい。さらに、テーブル800には、T1〜T10の源クロック数のパターンに対する標準的な出力電圧や平均周波数が予め格納されてもよい。一方、個体差を考慮して1台ごとに工場での出荷調整時に測定して格納されてもよい。
以下では、駆動パルスが100kHz付近での駆動パルス周波数に対する圧電トランス201の出力電圧の関係を2Hz/V、即ち0.5V/Hzとする。列801は、パルス群T1〜T10の平均周波数(kHz)を示す。即ち、サブCPU501から出力される駆動パルスFoutの平均周波数を示す。列802は、パルス群T1〜T10の平均周期(ns)を示す。列803は、パルス群T1〜T10によって圧電トランス201から出力される出力電圧において、100.00kHzにおける出力電圧からの差分を示す。列804は、パルス群T1〜T10の各パルスのパルス周期(源クロック数)を示す。
行1では、パルス群T1〜T10の全てのパルスが1000源クロックから構成されている。この場合、平均周期は、10000(総源クロック数)×10(ns)/10=10000(ns)となる。ここで、総源クロック数は、パルス群T1〜T10の各パルスの源クロック数を加算した値となる。また、10(ns)は、100MHzにおける1源クロックの周期となる。したがって、行1での平均周波数は、1/10000(ns)=100.00kHzとなる。また、図8では、行1のパルス群T1〜T10によって圧電トランス201から出力される出力電圧を基準とする。
サブCPU501は、10V刻みで出力電圧を制御するために、行2〜行21のように各パルスを変更させる。具体的に、行2では、パルスT1のみ998源クロックとし、パルスT2〜T10が行1と同様に1000源クロックから構成される。行2での平均周期は9998nsとなり、平均周期から求められる平均周波数は100.02kHzとなる。即ち、行1の平均周波数と比較して、20Hz高い。このとき、出力電圧の変化(100kHz基準)は、圧電トランス201における駆動パルスの周波数と出力電圧との関係が0.5V/Hzであるため、20(Hz)×0.5(V/Hz)=+10Vとなる。
行3では、998源クロックの駆動パルスを2パルスとする。この場合、平均周波数は100.04kHzとなり、100.00kHzからの出力電圧の変化は+20Vとなる。行4〜行11までは、同様に998源クロックの駆動パルスを1パルスずつ増やしていくことで、1行上の設定より出力電圧が約+10Vずつ変化していく。行12〜行21では、996源クロックの駆動パルスを1パルスずつ増やしていくことで、出力電圧を同様に約+10Vずつ変化させていくことができる。
このように、電圧電源装置113は、10パルスのパルス群を1サイクルとし、1サイクルの中で1パルスずつ源クロック数を変化させることで、500MHzから1GHzの源クロックの周波数を必要とすることなく、10V単位での電圧制御が可能となる。 次に、図9を参照して、電圧電源装置113の動作について説明する。図9は、第1の実施形態に係る電圧電源装置113の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS901において、サブCPU501は、メインCPU111からターゲットとなる出力電圧(以下、ターゲット電圧と称す。)をシリアル通信(SIO)を通じて受信する。次に、ステップS902において、サブCPU501は、予めROM等に記憶されているLUTから、ターゲット電圧に一番近い電圧を出力するパルス群T1〜T10のパターンを選択する。その後、ステップS903において、サブCPU501は、選択したパルスパターンに従ってパルス出力ポートP1から駆動パルスFoutを出力する。これにより、駆動パルスFoutによってトランジスタ211がスイッチングされ、圧電トランス201の1次側に電力が供給される。圧電トランス201は1次側に供給された駆動パルスに応じて振動し、2次側に交流電圧を発生させる。発生された交流電圧は、整流ダイオード202、203及び平滑用コンデンサ204によって整流平滑され、電圧Voutが負荷である転写部や帯電部等に供給される。
続いて、ステップS904において、サブCPU501は、圧電トランス201から出力された電圧を検出する。具体的に、Voutは抵抗器205と抵抗器207で分圧され、Voutに比例した電圧がサブCPU501のA/DコンバータAIN1に入力される。サブCPU501は、A/DコンバータAIN1の電圧からVoutの電圧を検出する。
ステップS905において、サブCPU501は、検出した電圧値がターゲット電圧から予め定められた範囲内の値であるか否かを判定する。ここで、Voutがターゲット電圧値から予め定められた範囲外である場合、サブCPU501は、処理をステップS902に遷移させる。一方、範囲内である場合、サブCPU501は、処理をステップS904に遷移させ、出力電圧のフィードバックを続ける。ただし、次のターゲット電圧を受信する場合には「START」に戻る。ここで、2回目以降のS902の処理において、サブCPU501は、ターゲット電圧とVoutとの差分に応じた電圧だけ高いか、或いは、低い電圧が出るパルス群T1〜T10のパターンをLUTから選択し、駆動パルスFoutの出力パターンを変更する。
サブCPU501は、上述の処理をターゲット電圧とVoutの差が予め定められた範囲内の値となるまで繰り返し行う。これにより、Voutとターゲット電圧をほぼ等しくすることができる。また、圧電トランス201、整流ダイオード202、203、平滑用コンデンサ204からなる電圧生成部のローパルフィルタのカットオフ周波数を駆動パルスのサイクル数から決まる周波数よりも十分に高くすることが望ましい。具体的に、ここでは、サイクル数を10サイクルとする。したがって、駆動パルスのサイクル数から決まる周波数は100kHzのときで、100kHz/10=10kHzとなる。これは、クロック周波数を変動させることによる出力電圧の変動を問題ない程度まで低減させることに有利である。上述の説明では簡単のため一部のローパスフィルタを説明したが、実際には電圧生成回路全体のフィードバック系のフィルタを考慮して駆動パルスのサイクル数を決めることが望ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る電圧電源装置113は、一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なるように、圧電トランス201に入力される駆動パルスを生成する。即ち、電圧電源装置113は、予め定められた数のパルスを含むパルス群の平均周波数を制御することにより、圧電トランス201から出力される電圧を制御する。これにより、電圧電源装置113は、例えば、感光ドラム103に帯電する際の耐電電圧において要求される電圧精度を低い源クロック周波数(例えば、100MHz)を用いて実現することができる。よって、電圧電源装置113は、500MHz〜1GHz等の高い源クロック周波数を用いた場合に発生する不要輻射ノイズ、消費電力及びコストの増大を抑制しうる。
上述したように、本実施形態では、2種類のパルス周期を有するパルスの組み合わせ(パターン)により平均的に特定の周波数を作り出す構成について記載している。しかしながら、3種類以上のパルス周期を有するパルスを組み合わせたパルス群を採用してもよい。
[第2の実施形態]
次に、図10を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る電圧電源装置113は、駆動パルスの生成方法について第1の実施形態と異なる。他の構成については、図1及び図5を用いて説明した構成と同様であるため説明を省略する。具体的に、サブCPU501は、駆動パルスの1サイクル内での出力パターンを時間に対して均一に近づけることで、より出力電圧の変動が抑制する。
次に、図10を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る電圧電源装置113は、駆動パルスの生成方法について第1の実施形態と異なる。他の構成については、図1及び図5を用いて説明した構成と同様であるため説明を省略する。具体的に、サブCPU501は、駆動パルスの1サイクル内での出力パターンを時間に対して均一に近づけることで、より出力電圧の変動が抑制する。
図10は、第2の実施形態に係る駆動パルスを生成するためのテーブル1000を示す図である。テーブル1000の各行(1〜21)に定義されるパルス群T1〜T10は、テーブル800と比較して、平均周波数は同一となるが、生成されるパターンが異なる。列1001は、パルス群T1〜T10の平均周波数(kHz)を示す。列1002は、パルス群T1〜T10の平均周期(ns)を示す。列1003は、パルス群T1〜T10が入力されることにより、圧電トランス201から出力される電圧について行1の出力電圧との差分を示す。列1004は、パルス群T1〜T10の各パルスのパルス周期(源クロック数)を示す。
具体的に、行3の場合、テーブル800では、源クロック数が998であるパルス周期を有するパルスがT1、T2に定義されているのに対して、テーブル1000では、T1、T6に定義されている。これは、サブCPU501がパルス群T1〜T10を連続して生成する際に、パルス周期が変化するタイミングが最小となるように、パターンを定義している。実際に、サブCPU501は、テーブル800或いはテーブル1000を用いて、パルスT1、T2・・・T10、T1、T2・・・の順序で各パルスを生成する。
1サイクルの中での源クロック数の変化の回数はテーブル800では2回なのに対して、テーブル1000では4回となる。また、源クロック数が変化するまでに生成するパルス数がテーブル800では8パルスであるのに対して、テーブル1000では5パルスとなる。
このように、源クロック数が変化するまでに生成するパルス数を小さくすることは、駆動パルスに含まれる周波数成分が高くなることにつながる。また、電圧生成部のローパルフィルタのカットオフ周波数よりも駆動パルスに含まれる周波数成分を電圧生成部のフィルタの時定数に比べて十分に低くすることで、駆動パルスの変動による電圧変動を小さくすることができる。よって、プリンタ100は、より高品質な画像を提供しうる。
[第3の実施形態]
次に、図11乃至図13を参照して、第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るサブCPU501は、ハイレベル区間とローレベル区間とのデューティが異なるパルスを生成する。具体的に、本実施形態に係るテーブル1100は、パルス群T1〜T10における各パルスのパルス周期として、H区間の幅(源クロック数)とL区間の幅とを定義している。即ち、H区間及びL区間ごとに、源クロック数を個別に定義している。これにより、本実施形態に係る電圧電源装置113は、50MHzのクロックを有するサブCPU501を使用して、第1及び第2の実施形態と同様の電圧精度を実現する。
次に、図11乃至図13を参照して、第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るサブCPU501は、ハイレベル区間とローレベル区間とのデューティが異なるパルスを生成する。具体的に、本実施形態に係るテーブル1100は、パルス群T1〜T10における各パルスのパルス周期として、H区間の幅(源クロック数)とL区間の幅とを定義している。即ち、H区間及びL区間ごとに、源クロック数を個別に定義している。これにより、本実施形態に係る電圧電源装置113は、50MHzのクロックを有するサブCPU501を使用して、第1及び第2の実施形態と同様の電圧精度を実現する。
図11は、第3の実施形態に係る駆動パルスを生成するためのテーブル1100を示す図である。図12は、第3の実施形態に係るサブCPU501から出力される駆動パルスFoutを説明する図である。
列1101は、パルス群T1〜T10の平均周波数(kHz)を示す。列1102は、パルス群T1〜T10の平均周期(ns)を示す。列1103は、パルス群T1〜T10が入力されることにより、圧電トランス201から出力される電圧について行1の出力電圧との差分を示す。列1104は、パルス群T1〜T10の各パルスのパルス周期(源クロック数)を示す。H(1〜10)の列は、駆動パルスの出力パターンがH出力である源クロック数(Hの時間と同等)、即ち、パルス幅を示す。同様に、L(1〜10)の列は、駆動パルスの出力パターンがL出力である源クロック数(Lの時間と同等)を示す。また、図11に示す「表」、「裏」の行は、各パルスにおいて、H区間とL区間の源クロック数が逆に定義されたパルス群のパターンを示す。
例えば、100.06kHzでは、「表」パターンのH区間は、1サイクル中に250源クロックの幅が9個、249源クロックの幅が1個である。「表」パターンのL区間は、1サイクル中に250源クロックの幅が8個、249源クロックの幅が2個である。「裏」パターンのH区間は、1サイクル中に250源クロックの幅が8個、249源クロックの幅が2個である。「表」パターンのL区間は、1サイクル中に250源クロックの幅が9個、249源クロックの幅が1個である。よって、1サイクルのデューティの平均は、「表」パターンで50.01%、「裏」パターンで49.99%となる。
本実施形態に係るサブCPU501は、同じ周波数を出している間、上述の「表」パターンと「裏」パターンを交互に生成する。これにより、予め定められた数のパルスにおけるデューティの平均を50.00%とすることができる。このように、デューティの異なる「表」パターンと「裏」パターンでデューティを変えることで、デューティ50%を保ちつつ、より細かい周波数制御が可能となる。例えば、第2の実施形態では100MHzの源クロックで0.02kHz単位の周波数制御が可能であるのに対して、本実施形態では50MHzの源クロックで、同様に、0.02kHz単位の周波数制御が可能となる。或いは、本実施形態で使用する源クロック周波数を第2の実施形態と同様に100MHzとする場合、より細かい単位で周波数制御を行うことが可能である。
図13は、第3の実施形態に係る駆動パルスを生成するためのテーブル1300を示す図である。列1301は、パルス群T1〜T10の平均周波数(kHz)を示す。列1302は、パルス群T1〜T10の平均周期(ns)を示す。列1303は、パルス群T1〜T10が入力されることにより、圧電トランス201から出力される電圧について行1の出力電圧との差分を示す。列1304は、パルス群T1〜T10の平均デューティを示す。列1305は、パルス群T1〜T10の各パルスのパルス周期(源クロック数)を示す。H(1〜10)の列は、駆動パルスの出力パターンがH出力である源クロック数(Hの時間と同等)、即ち、パルス幅を示す。同様に、L(1〜10)の列は、駆動パルスの出力パターンがL出力である源クロック数(Lの時間と同等)を示す。
具体的に、テーブル1300は、テーブル1100のうち、「表」パターンだけを定義している。この場合、行2・行4・行6・行8・行10ではデューティが50.01%、行1・行3・行5・行7・行9・行11ではデューティが50.00%となる。しかしながら、デューティが50%から僅かにずれても出力電圧には大きな影響はない。したがって、テーブル1300を用いる場合、テーブル1100を用いた制御よりも簡単な制御でさらに詳細な電圧精度を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るサブCPU501は、各パルスのデューティを50.00%に保つことなく、予め定められたパルス数の平均デューティを50.00%に保つことでより詳細な電圧制御を可能としている。即ち、本実施形態に係るサブCPU501が100MHzの源クロック周波数を有する場合、10ns単位での周期変化が可能となる。これにより、本実施形態に係る電圧電源装置113は、より低い源クロック周波数によって、所望の電圧精度を実現することができる。よって、電圧電源装置113は、500MHz〜1GHz等の高い源クロック周波数を用いた場合に発生する不要輻射ノイズ、消費電力及びコストの増大を抑制しうる。
100:プリンタ
110:エンジンコントローラ
111:メインCPU
113:電圧電源装置
201:圧電トランス
501:サブCPU
110:エンジンコントローラ
111:メインCPU
113:電圧電源装置
201:圧電トランス
501:サブCPU
Claims (10)
- 入力される駆動パルスに応じて出力する電圧が変化する圧電トランスと、
一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される前記駆動パルスを生成する生成手段と
を備えることを特徴とする電圧電源装置。 - 前記生成手段は、デジタル回路であることを特徴とする請求項1に記載の電圧電源装置。
- 前記生成手段は、
予め定められた数のパルスを含むパルス群を一単位として前記駆動パルスを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の電圧電源装置。 - 前記生成手段は、
前記パルス群の平均周波数と、該パルス群を構成する各パルスのパルス周期との対応関係が定義されたテーブルを格納する格納手段を含み、
前記テーブルを用いて前記パルス群を生成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電圧電源装置。 - 前記テーブルは、
前記パルス周期が変化するタイミングが最小となるパターンで、前記パルス群が定義されていることを特徴とする請求項4に記載の電圧電源装置。 - 前記テーブルは、
前記パルス群に含まれるパルスのパルス周期として、ハイレベル区間の幅とローレベル区間の幅とをさらに定義することを特徴とする請求項4又は5に記載の電圧電源装置。 - 前記生成手段は、
前記パルスのハイレベル区間の幅とローレベル区間の幅とを逆にした前記パルス群を交互に生成することを特徴とする請求項6に記載の電圧電源装置。 - 画像を形成する画像形成手段と、
入力される駆動パルスに応じて、前記画像形成手段に出力する電圧が変化する圧電トランスと、
一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される前記駆動パルスを生成する生成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 入力される駆動パルスに応じて出力する電圧が変化する圧電トランスを備える電圧電源装置の制御方法であって、
一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される前記駆動パルスを生成するステップを
備えることを特徴とする制御方法。 - 画像を形成する画像形成手段と、入力される駆動パルスに応じて、前記画像形成手段に出力する電圧が変化する圧電トランスとを備える画像形成装置の制御方法であって、
一部のパルスのパルス周期が他のパルスのパルス周期と異なる複数のパルスから構成される前記駆動パルスを生成するステップを
備えることを特徴とする制御方法。
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JP2007148620A JP2008299292A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 電圧電源装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010172180A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-08-05 | Canon Inc | 高圧電源装置及び画像形成装置 |
JP2011120455A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-06-16 | Canon Inc | 高圧電源装置および画像形成装置 |
JP2012105441A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Canon Inc | 電源装置及び電源装置を有する画像形成装置 |
JP2013243932A (ja) * | 2013-08-09 | 2013-12-05 | Oki Data Corp | 圧電トランス駆動装置、冷陰極管インバータ、冷陰極管駆動装置及び画像形成装置 |
US10498246B2 (en) | 2017-11-14 | 2019-12-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Power supply apparatus and image forming apparatus |
-
2007
- 2007-06-04 JP JP2007148620A patent/JP2008299292A/ja not_active Withdrawn
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