JP2002153062A - 電源装置および出力電圧制御方法 - Google Patents

電源装置および出力電圧制御方法

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JP2002153062A
JP2002153062A JP2000346184A JP2000346184A JP2002153062A JP 2002153062 A JP2002153062 A JP 2002153062A JP 2000346184 A JP2000346184 A JP 2000346184A JP 2000346184 A JP2000346184 A JP 2000346184A JP 2002153062 A JP2002153062 A JP 2002153062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードバック制御を行なう改良された電源
装置構成を提供する。 【解決手段】 電源装置のフィードバック制御におい
て、制御値としてのデューテイあるいは出力目標値等の
制御データと実際に計測される出力値との対応関係を特
性データとして記憶装置に記憶し、記憶装置の特性デー
タを用いて補正したデューテイまたは目標値によりフィ
ードバック制御する構成とした。本構成により、電源の
生産時に例えば検出回路のボリューム調整などで制御値
と出力値との対応をとる必要がなくなり、調整処理が省
略可能となり、実測値に基づく補正値によるフィードバ
ック制御が可能となるので、個々の電源装置に対してよ
り正確なフィードバック制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
等の電源装置および出力電圧制御方法に関する。さらに
詳細には、プリンタ、複写機等の帯電装置、転写装置、
ヒューザー装置、現像装置等に適用可能な電源装置であ
り、状態値検出によるフィードバック制御を実行する構
成を持つ電源装置および出力電圧制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の画像形成装置は、
感光体ドラムに静電潜像を接触帯電装置(以下帯電装
置)で形成し、トナー像を現像装置で形成し、接触転写
装置(以下転写装置)で、トナー像を用紙に転写する。
さらに、用紙への転写後、剥離(デタック)装置で用紙
を感光体または、転写装置等から剥離し、ヒューザー装
置において用紙にトナーを定着して、画像を出力する。
【0003】図7は、画像形成装置の感光体回りの構成
を示す図である。感光体ドラム3101は、図示しない
モータにより駆動されて矢印方向に回転する。この感光
体ドラム3101の周囲には、帯電ロールを備えた接触
帯電装置3102が備えられ、接触帯電装置3102に
より感光体3101が一様に帯電された後、ラスター出
力スキャン(ROS)において像を出力する。ROSが
実行する機能は、一連の変調されたスキャン・ラインを
もって感光体表面を連続的にスキャンすることにより、
感光性の表面上に出力イメージ・コピーを露光すること
である。感光体ドラム3101上に形成された静電潜像
は、現像装置3103の現像ロール3110により現像
され、感光体ドラム3101上に形成されたトナー像
は、転写装置3104により用紙(ペーパー)3105
上に転写される。用紙への転写後、剥離(デタック)装
置3106で用紙を感光体から剥離し、ヒューザー装置
3107において用紙(ペーパ)3105にトナーを定
着して、画像を出力する。
【0004】上記構成において、帯電装置は感光体ドラ
ムに接触しており、帯電電源により帯電用バイアスが印
加され、感光体ドラムを一様に帯電する。また、現像装
置を構成する現像ロールは、感光体ドラムに近接して配
置され、帯電したトナーをその表面に担持して回転し、
そのトナーを感光体に向き合う現像位置に運ぶ。また、
その現像ロールには、現像電源から、現像バイアスが印
加される。この現像バイアスの印加により現像ロールの
表面に担持されたトナーが感光体ドラム側に飛翔し、感
光体ドラム上にトナー像が形成される。
【0005】また、転写装置は、感光体ドラムに接触し
た状態に配置されて回転し、転写電源により転写バイア
スが印加され、感光体ドラムと転写ロールとの間に挿入
された用紙上にトナー像を転写させる。これら、帯電装
置電源、現像装置電源、および転写装置電源は、制御回
路により、バイアス印加のタイミング等が制御される。
【0006】上述の帯電、転写処理において、従来、主
流であったコロトロンワイヤー等の放電による給電方式
は、低電力化やオゾンレス化等の利点から、接触形ロー
ルによる直接給電、微少隙間での微少放電方式が現在で
は主流となってきている。
【0007】一方、近年のCPU性能の向上に伴い、高
圧出力をソフトウエアで制御する高圧電源が提案されて
いる。制御方法は、高圧出力の状態量を検出回路で検出
し、検出値をCPU等のA/D変換機構によりディジタ
ル変換し、プログラムにより制御するべき目標値との差
異を判断する。その結果により、高圧電源の出力を増減
させるPWM信号のデューティ(Duty)値を変化さ
せ、目標値に近づける制御を実行する。このようなディ
ジタル制御方式では、ソフトウエアで高圧電源が制御可
能なため、従来必要だったオペアンプ(OPAmp)等
のアナログ制御回路が必要なくなり、制御回路のコスト
ダウン、実装スペースの縮小が達成される。このような
ソフトウエアによるディジタル制御を開示した構成に、
特開平9−215329、または特開昭62−2793
66号がある。
【0008】一般的なディジタル制御方式の高圧電源構
成を示すブロック図を図8に示す。図8に示すように、
高圧電源3210は出力負荷3240に対して、転写、
帯電など、負荷に応じた所定の出力を行なう。
【0009】高圧電源3210は、昇圧トランス321
1、トランスの1次側印加電圧を周期的にスイッチング
するスイッチング回路3212、トランスの2次側で所
望の出力波形を生成する整流回路3213と出力状態量
を検出する検出手段3214、検出手段による検出結果
から出力目標値に制御信号を送信する制御手段3230
によって構成される。直流電源(24V)3215の生
成した直流電圧はトランスの1次側に印加される。
【0010】高圧電源の出力は、制御手段3230のC
PU3231を利用したプログラミングによるディジタ
ル制御によりコントロールされる。CPU3231によ
る制御は、検出手段3214により検出された状態量を
A/D変換器3233によりディジタル変換を行ない、
高圧電源が制御すべき目標値とを比較し、その比較結果
に応じてパルス発振器3232によってスイッチング手
段に与えるPWM信号のデューテイ(Duty)値を制
御するものである。スイッチング手段3212は、パル
ス幅信号に基づいて入力電圧をスイッチングして出力制
御を実行する。直流電源(5V)3235は、制御手段
3230に印加され、制御手段3230では、これを基
準値として各制御を行っている。
【0011】ディジタル制御方式の電源回路制御のステ
ップは以下のようにまとめられる。 (1)出力電圧を検出回路にてA/D変換器に入力でき
る電圧に変換(高圧を低圧に変換、また−出力ならば+
出力に変換)し、または出力電流を検出回路にてA/D変
換器に入力できる電圧に変換(電流量を+電圧に変換)
し、 (2)、(1)の値をA/D変換器にて必要なビット
(bit)数のディジタル(Digital)値に変換し、 (3)演算器にて予め設定されている目標値と(2)で
得られたモニター値を予め決められた演算式で比較・演
算を実施し、パルス幅変調(PWM)信号のデューティ(D
uty)値を設定する値を算出する。 (4)パルス発振器にて、(3)で得られた設定値に従
ったデューティ(Duty)値を持つ パルス幅変調(PWM)
信号信号を作成する。 (5)(4)で生成されたPWM信号にてスイッチ素子
をON/OFFし、昇圧トランスの2次側にON/OF
Fのデューティ(Duty)に従った出力を発生する。 (6)(5)で発生した出力を検出し、(1)に戻る。 上記(1)〜(6)を繰り返しモニター値が目標値に一
致するようにデューティ(Duty)の増減の制御を行なう
ことで出力の制御を行なう。
【0012】一方、高圧発生用スイッチング電源回路と
して、所謂アナログ制御方式の高圧発生回路は、図9の
ように構成されている。図9に示すように、高圧電源3
410は出力負荷3440に対して、転写、帯電など、
負荷に応じた所定の出力を行なう。
【0013】高圧電源3410は、昇圧トランス341
1、トランスの1次側印加電圧を周期的にスイッチング
するスイッチング回路3412、トランスの2次側で所
望の出力波形を生成する整流回路3413と出力状態量
を検出する検出手段3414、検出手段による検出結果
から出力目標値に制御信号を送信する制御回路341
5、さらに、入力PWM信号をアナログ変換して制御回
路3415に出力するD/A変換器3416、入力PW
M信号のデューテイに基づいてオン/オフ判定して制御
回路に判定結果を出力するON/OFF判定回路341
7を有する。
【0014】アナログ制御方式の電源回路は次のように
出力の制御を行なう。 (1)出力電圧を検出回路にて制御回路3415内のR
eg.IC(レギュレータIC)やエラーアンプに入力
できる電圧に変換(高圧を低圧に変換、また−出力なら
ば+出力に変換)し、また、出力電流を検出回路341
4にて制御回路内のReg.ICやエラーアンプにに入
力できる電圧に変換(電流量を+電圧に変換)し、制御
回路3415に入力する。
【0015】(2)図示しないMCU等のコントローラ
からPWM信号を入力し、PWM信号のデューテイDu
tyからON/OFF判定回路3417にてON/OF
Fの判定を制御回路3415に入力し、また前記PWM
信号のデューテイ(Duty)からD/A変換器341
6にて目標値(アナログ値)を生成し、制御回路341
5内のReg.ICやエラーアンプに入力する。
【0016】(3)制御回路3415にて(2)で得ら
れた目標値と(1)で得られた検出値が一致するように
制御し、その結果に応じたPWM信号をスイッチング回
路3412に出力する。
【0017】(4)スイッチング回路3412では
(3)で出力されたPWM信号にてスイッチ素子をON
/OFFし、昇圧トランス3411の2次側にON/O
FFのデューテイ(Duty)に従った出力を発生す
る。
【0018】(5)(4)で発生した出力を検出回路3
414で検出し、検出値に対応する出力値(Mon)を
制御回路3415に入力して、(1)に戻る。
【0019】上記(1)〜(5)を繰り返し検出値が目
標値に一致するようにデューテイ(Duty)の増減の
制御を行なうことで出力の制御を行なう。
【0020】また、特開平4−25885にあるような
M/C全体の動作を司るMCUからの情報に対して高圧
電源回路の制御を行なう制御回路を高圧電源装置の内部
に持つ構成は知られている。図10にその構成図を示
す。
【0021】図10の構成はM/C全体の動作を司るM
CUからの高圧電源情報(出力データ)に対して高圧電
源回路の制御を行なうためのCPU、パルス発振器、A
/D変換器等を持った高圧電源コントロールユニットト
少なくとも1つ以上のアナログ制御高圧電源、ディジタ
ル制御高圧電源とで構成されている。
【0022】図10に示す高圧電源及び周辺回路は、出
力負荷5510に出力値を与えるディジタル制御高圧電
源5100と、出力負荷5520に出力値を与えるアナ
ログ制御高圧電源5110と、各高圧電源の制御を行な
う制御手段としての高圧電源用コントロールユニット5
150、高圧電源用コントロールユニット5150に対
してコマンド入力、高圧電源用コントロールユニット5
150からのデータ出力を行なう外部コントローラとし
てのMCU5600、ディジタル制御高圧電源5100
とアナログ制御高圧電源5110に入力される直流電源
5300、MCUに入力される直流電源5400を有す
る。
【0023】高圧電源用コントロールユニット5150
内部にはディジタル制御高圧電源5100とアナログ制
御高圧電源5110の制御を実行するCPU5151、
スイッチングパルスを出力するパルス発振器5152、
ディジタル制御高圧電源5100の検出値をディジタル
値に変換するA/D変換器5153を備えている。
【0024】ディジタル制御高圧電源5100は、昇圧
トランス5101、整流平滑回路5102、スイッチ素
子5103、検出回路(電圧または電流)5104を備
えている。ここで検出回路5104の検出値をMCU5
150内部のA/D変換器5153の入力(検出電圧入
力)に接続する。
【0025】一方、アナログ制御高圧電源5110は、
昇圧トランス5111、トランスの1次側印加電圧を周
期的にスイッチングするスイッチング回路5113、ト
ランスの2次側で所望の出力波形を生成する整流回路5
112と出力状態量を検出する検出手段5114、検出
手段による検出結果から出力目標値に制御信号を送信す
る制御回路5115、さらに、入力PWM信号をアナロ
グ変換して制御回路5115に出力するD/A変換器5
116、入力PWM信号のデューテイに基づいてオン/
オフ判定して制御回路に判定結果を出力するON/OF
F判定回路5117を有する。
【0026】上述のように、高圧電源には、ディジタル
制御型、アナログ制御型の電源装置が存在し、それぞれ
の態様での制御を行なうことが必要である。実際の使用
時において正確なフィードバック制御を行なうため、各
高圧電源は、その生産時に出力値と、検出回路の検出値
に対応するモニター値との対応の調整をとることが必要
となる。
【0027】調整手法は、アナログ制御方式高圧電源
と、ディジタル制御方式高圧電源とでは異なる。例えば
図9に示すアナログ制御方式高圧電源では、調整用の仮
想MCUユニットを高圧電源に接続し、仮想MCUにお
いてディジタル値で出力目標値を設定し、目標値に応じ
たPWM信号をアナログ制御方式高圧電源に出力し、モ
ニター値を取得して調整を行なう。
【0028】仮想MCUにおいて設定するディジタル出
力目標値は、例えば10bit分解能であれば、10b
it表現で[1100110010]とした目標出力:
818(アナログ値で4V目標)といった情報を送る。
【0029】この出力目標値に対して、アナログ制御の
場合は出力目標値:818によって予め決められている
デューテイ(Duty)を持ったPWM信号を仮想MC
Uから出力し、図9に示すアナログ方式の高圧発生回路
は、PWM信号を入力し、PWM信号のデューテイ(D
uty)からON/OFF判定回路3417にてON/
OFFの判定を制御回路3415に入力し、また前記P
WM信号のデューテイ(Duty)からD/A変換器3
416にて目標値(アナログ値)を生成し、制御回路3
415内のReg.ICやエラーアンプに入力し、制御
回路3415にて目標値とで得られた検出値が一致する
ように制御する。ただし、この際高圧発生回路の出力と
検出値はその回路を構成する部品バラツキ等により所望
の出力値となっていないため出力と検出値の調整が必要
となる。結果、仮想MCUから送った出力目標値に対し
て適切な出力となるように検出回路3414内のボリュ
ーム調整を実施している。
【0030】図11に高圧電源の主要構成であるスイッ
チング回路3610、整流回路3620、検出回路36
30の各回路の具体的構成例を示す。検出回路3630
は、整流回路によって生成された出力電圧Voutに基
づくモニタ値としての検出電圧Vmonを出力する。検
出回路3630には、検出電圧Vmonを調整するため
のボリューム3631を有しており、高圧電源の製造及
び調整検査等において、出力値が予め決められた値にな
るようにPWM信号のデューティ(Duty)を調整す
るとともに、その際の検出値を出力電圧に対応した値と
なるように、検出回路3630内に設定したボリューム
3631で検出電圧の出力調整を実行する。
【0031】整流回路3620は、トランス3640の
2次側に接続されたダイオード3622、コンデンサ3
621を備えており、トランス3640によって昇圧さ
れた交番電流をコンデンサ3621とダイオード362
2の組み合わせにより整流し平滑する。
【0032】スイッチング回路3610は、トランジス
タ3612を含み、トランジスタ3612のコレクタは
トランス3640の1次巻線に、エミッタは接地される
とともに抵抗3611を介して自身のベースに、ベース
は抵抗3613を介してパルス発振器に接続されてい
る。
【0033】パルス発振器から入力するPWM信号がハ
イレベルであるときにトランジスタ3612がオンさ
れ、PWM信号がローレベルであるときにトランジスタ
3612がオフされる。従って、トランジスタ3612
はPWM信号のデューテイに応じた期間でオン/オフの
状態を交互に繰り返すので、PWM信号のデューテイに
応じてトランス3640の1次側の直流電圧Vinの印
加、非印加を交互に行なうことになる。
【0034】検出回路3630には、オペアンプ363
3が備えられており、オペアンプ3633の反転入力
は、自身の出力端に接続されており、オペアンプ363
3の非反転入力端は、抵抗3632を介して出力側に接
続されている。また、オペアンプ3633の出力端は抵
抗3634を介して制御部に接続され、モニター値(V
mon)を出力する。また検出回路3630は、Vmo
nを調整するためのボリューム3631を有しており、
高圧電源の製造及び調整検査等において、出力値が予め
決められた値になるようにPWM信号のデューティ(D
uty)を調整するとともに、その際の検出値を出力電
圧に対応した値となるように、検出回路3630内に設
定したボリューム3631で検出電圧の出力調整を実行
する。
【0035】アナログ制御型高圧電源における検出回路
のボリュームによる出力調整例を図12に示す。横軸が
検出回路から出力される出力検出電圧値(VMon)で
あり、縦軸が出力電圧(kV)に対応する。例えば図1
2の実線の特性を持つ高圧電源に設定しようとする場
合、実際の検出値と出力値との対応は、部品のばらつき
によって例えば図の点線のようになることがあり調整が
必要となる。このような場合に、仮想MCUから送った
出力目標値に対して適切な出力となるようにボリューム
調整を実施する。
【0036】一方、図8に示したデジタル制御型電源装
置の場合は出力目標値に対して出力検出値が一致するよ
うに制御する。ディジタル制御型高圧電源における検出
回路のボリュームによる出力調整例を図13に示す。デ
ジタル制御型電源装置においても高圧発生回路の出力と
検出値はその回路を構成する部品ばらつき等により出力
目標値に対して一定の出力値とならないため出力と検出
値の調整が必要となる。結果、仮想MCUから送った出
力目標値に対して適切な出力となるようにボリューム調
整を実施している。
【0037】ここで問題となるのは1つ1つの電源装置
に対してボリューム調整を実施する必要があるというこ
とで、特に人手によるものである場合、この調整処理
は、コストアップの要因となる。また、調整そのものの
工程において、例えば目標値818(デジタル値)に対
して、出力を正確に4000Vに調整することは現実に
はほぼ不可能であり、例えば出力:4000±20V程
度の幅をもたせた調整、すなわち公差が存在することに
なる。高精度の出力特性を得るためには高価なボリュー
ム及び周辺部品や長い調整時間が必要となる。
【0038】また検出回路に高精度の抵抗器等を使うこ
とによってボリューム削除している回路もあるがその場
合出力精度が更に悪くなるといった問題がある。
【0039】また、高圧電源による出力を受ける負荷側
の変動により、出力の調整を余儀なくされる場合があ
る。例えばプリンタ、複写機等の負荷の1つである転写
ローラは、経時変化により負荷変動、すなわちインピー
ダンス変動が大きく、例えば特開平2−264278号
においては、負荷のインピーダンスを測定するための専
用装置を備え、測定値に基づいて制御を行なう構成を開
示している。
【0040】このような構成では、専用の測定装置を付
加することが必要となり、装置のコストアップ、大型化
という問題が発生する。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点に鑑みてなされたものであり、様々な電源装置におけ
る出力検出回路から制御装置に出力されるモニタ値と、
モニタ値に応じて制御装置から電源装置に出力するPW
M信号とを、装置の生産時のボリューム調整を行なうこ
となく、正確な対応付けを行ないフィードバック制御を
実行可能とする電源装置および出力電圧制御方法を提供
することを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
トランスと、前記トランスの一次側において入力電源の
オンオフ制御を行なうスイッチング手段と、前記トラン
スの二次側出力を検出して検出値に対応する出力値を出
力する検出手段とを有し、前記検出手段の出力値に基づ
いてフィードバック制御を行なう制御手段を有する電源
装置において、前記制御手段は、電源装置に対応する電
源装置情報を格納した記憶装置を有し、前記検出手段の
出力値と、前記記憶装置に格納した電源装置情報に基づ
いて制御値を生成する構成を有することを特徴とする電
源装置にある。本構成によれば、個々の電源装置に対応
した制御が可能となる。
【0043】さらに、本発明の電源装置の一実施態様に
おいて、前記記憶装置に格納する電源装置情報は、アナ
ログ制御電源装置の制御信号としてのパルス幅変調信号
のデューテイ値と、前記検出手段の検出する出力との対
応を示す特性データであり、前記制御装置は、前記検出
手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記特性デー
タに基づいて、アナログ制御電源装置に対する制御値と
してのパルス幅変調信号のデューテイ値を設定する処理
を実行する構成を有することを特徴とする。本構成によ
れば、電源の生産時に例えば検出回路のボリューム調整
などで制御値と出力値との対応をとる必要がなくなり、
調整処理が省略可能となり、実測値に基づく補正値によ
るフィードバック制御が可能となるので、個々の電源装
置に対してより正確なフィードバック制御が可能とな
る。
【0044】さらに、本発明の電源装置の一実施態様に
おいて、前記記憶装置に格納する電源装置情報は、ディ
ジタル制御電源装置の制御信号としての目標値と、前記
検出手段の検出する出力との対応を示す特性データであ
り、前記制御装置は、前記検出手段の出力値と、前記記
憶装置に格納した前記特性データに基づいて、ディジタ
ル制御電源装置に対する制御値としての目標値を設定す
る処理を実行する構成を有することを特徴とする。本構
成によれば、電源の生産時に例えば検出回路のボリュー
ム調整などで制御値と出力値との対応をとる必要がなく
なり、調整処理が省略可能となり、実測値に基づく補正
値によるフィードバック制御が可能となるので、個々の
電源装置に対してより正確なフィードバック制御が可能
となる。
【0045】さらに、本発明の電源装置の一実施態様に
おいて、前記記憶装置に格納する電源装置情報は、電源
装置の負荷の電圧または電流少なくともいずれかの測定
値と、前記検出手段の検出する出力との対応を示す特性
データであり、前記制御装置は、前記検出手段の出力値
と、前記記憶装置に格納した前記特性データに基づい
て、電源装置に対する制御値を設定する処理を実行する
構成を有することを特徴とする。本構成によれば、負荷
の計測値と、各高圧電源の検出回路の検出値との対応に
基づいて、補正した制御値に基づいてフィードバック制
御を行なうことができ、実際の負荷に対する印加電圧、
電流の直接的な制御が可能となる。
【0046】さらに、本発明の第2の側面は、トランス
と、前記トランスの一次側において入力電源のオンオフ
制御を行なうスイッチング手段と、前記トランスの二次
側出力を検出して検出値に対応する出力値を出力する検
出手段とを有し、前記検出手段の出力値に基づいてフィ
ードバック制御を行なう制御手段を有する電源装置にお
ける出力電圧制御方法において、前記検出手段の出力値
と、記憶装置に格納した電源装置情報に基づいて制御値
を生成する制御ステップを有することを特徴とする出力
電圧制御方法にある。本構成によれば、個々の電源装置
に対応した制御が可能となる。
【0047】さらに、本発明の出力電圧制御方法の一実
施態様において、前記記憶装置に格納する電源装置情報
は、アナログ制御電源装置の制御信号としてのパルス幅
変調信号のデューテイ値と、前記検出手段の検出する出
力との対応を示す特性データであり、前記制御ステップ
は、前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した
前記特性データに基づいて、アナログ制御電源装置に対
する制御値としてのパルス幅変調信号のデューテイ値を
設定する処理を実行するステップを含むことを特徴とす
る。本構成によれば、電源の生産時に例えば検出回路の
ボリューム調整などで制御値と出力値との対応をとる必
要がなくなり、調整処理が省略可能となり、実測値に基
づく補正値によるフィードバック制御が可能となるの
で、個々の電源装置に対してより正確なフィードバック
制御が可能となる。
【0048】さらに、本発明の出力電圧制御方法の一実
施態様において、前記記憶装置に格納する電源装置情報
は、ディジタル制御電源装置の制御信号としての目標値
と、前記検出手段の検出する出力との対応を示す特性デ
ータであり、前記制御ステップは、前記検出手段の出力
値と、前記記憶装置に格納した前記特性データに基づい
て、ディジタル制御電源装置に対する制御値としての目
標値を設定する処理を実行するステップを含むことを特
徴とする。本構成によれば、電源の生産時に例えば検出
回路のボリューム調整などで制御値と出力値との対応を
とる必要がなくなり、調整処理が省略可能となり、実測
値に基づく補正値によるフィードバック制御が可能とな
るので、個々の電源装置に対してより正確なフィードバ
ック制御が可能となる。
【0049】さらに、本発明の出力電圧制御方法の一実
施態様において、前記記憶装置に格納する電源装置情報
は、電源装置の負荷の電圧または電流少なくともいずれ
かの測定値と、前記検出手段の検出する出力との対応を
示す特性データであり、前記制御ステップは、前記検出
手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記特性デー
タに基づいて、電源装置に対する制御値を設定する処理
を実行するステップを含むことを特徴とする。本構成に
よれば、電源の生産時に例えば検出回路のボリューム調
整などで制御値と出力値との対応をとる必要がなくな
り、調整処理が省略可能となり、実測値に基づく補正値
によるフィードバック制御が可能となるので、個々の電
源装置に対してより正確なフィードバック制御が可能と
なる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電源装置および出
力電圧制御方法の詳細について図面を参照しながら説明
する。
【0051】
【実施例】本発明に係る電源装置の回路構成例を図1に
示す。なお、以下に説明する実施例は、転写装置、帯電
装置、現像装置、ヒューザー装置等における電源におい
て、またプリンタ、複写装置以外の分野においても、出
力検出によるフィードバック制御構成を有する構成にお
いて適用可能である。
【0052】図1に示す高圧電源及び周辺回路(MC
U,LVPS(低圧電源))は、出力負荷510に出力
値を与えるディジタル制御高圧電源100と、出力負荷
520に出力値を与えるアナログ制御高圧電源110
と、各高圧電源の制御を行なう制御手段としての高圧電
源用コントロールユニット150、高圧電源用コントロ
ールユニット150に対してコマンド入力、高圧電源用
コントロールユニット150からのデータ出力を行なう
外部コントローラとしてのMCU600、MCU600
に付属する制御値等を入力する入力装置610、モニタ
ー値、警告表示等を行なう表示装置620、ディジタル
制御高圧電源100とアナログ制御高圧電源110に入
力される直流電源300、MCUに入力される直流電源
400を有する。
【0053】高圧電源用コントロールユニット150内
部にはディジタル制御高圧電源100とアナログ制御高
圧電源110の制御を実行するCPU151、スイッチ
ングパルスを出力するパルス発振器152、ディジタル
制御高圧電源100の検出値をディジタル値に変換する
A/D変換器153、さらに、制御対象のディジタル制
御高圧電源100とアナログ制御高圧電源110の識別
データ、制御用データ等を記憶する記憶装置154、外
部からA/D変換器153に接続可能なインタフェース
(I/F)155を備えている。記憶装置154は、例
えば磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、E
EPROMなど、データ記憶可能な装置によって構成さ
れる。高圧電源用コントロールユニット150はこの他
にも様々な部品で構成されているが、ここではディジタ
ル制御高圧電源100とアナログ制御高圧電源110の
フィードバック制御に関する構成部品のみ記載してい
る。
【0054】ディジタル制御高圧電源100は、昇圧ト
ランス101、整流平滑回路102、スイッチ素子10
3、検出回路(電圧または電流)104を備えている。
ここで検出回路104の検出値をMCU150内部のA
/D変換器153の入力(検出電圧入力)に接続する。
【0055】一方、アナログ制御高圧電源110は、昇
圧トランス111、トランスの1次側印加電圧を周期的
にスイッチングするスイッチング回路113、トランス
の2次側で所望の出力波形を生成する整流回路112と
出力状態量を検出する検出手段114、検出手段による
検出結果から出力目標値に制御するためのスイッチング
パルスを送信する制御回路115、さらに、入力PWM
信号をアナログ変換して制御回路115に出力するD/
A変換器116、入力PWM信号のデューテイに基づい
てオン/オフ判定して制御回路に判定結果を出力するO
N/OFF判定回路117を有する。
【0056】上述の構成において、ディジタル制御高圧
電源100、およびアナログ制御高圧電源110は、各
装置の検出回路において検出する出力に対応する検出値
に基づいて入力を制御するフィードバック制御型の電源
装置である。
【0057】本発明の電源装置においては、高圧電源用
コントロールユニット150の記憶装置154に制御対
象の電源装置、ここではディジタル制御高圧電源10
0、およびアナログ制御高圧電源110の識別データ、
特性データを格納する。高圧電源用コントロールユニッ
ト150は、ディジタル制御高圧電源100の検出回路
104からのモニタ値と、記憶装置154に格納された
ディジタル制御高圧電源100の特性データに基づい
て、ディジタル制御高圧電源100に出力する制御値と
してのPWM信号の更新を実行し、また、アナログ制御
高圧電源110の検出回路114からのモニタ値と、記
憶装置154に格納されたアナログ制御高圧電源110
のの特性データに基づいて、アナログ制御高圧電源11
0に出力する制御値としてのPWM信号の更新を実行す
る。
【0058】以下、記憶装置154に格納された各高圧
電源の特性データに基づくフィードバック制御処理につ
いて説明する。
【0059】ここでは下記の条件の設定された高圧電源
装置を想定して説明を行う。 (1)アナログ制御方式の高圧電源110の出力は+定
電圧制御で+1kVmax。 (2)デジタル制御方式の高圧電源100の出力は+定
電圧制御で+4kVmax、またその際の電圧モニター
は4V近辺になるように設計する。 (3)高圧電源用コントロールユニット150は、A/
D変換器153が10bitの分解能、すなわち10ビ
ットのディジタル値での制御を行なう。また、I/F1
55には外部測定器の出力が接続されている。 (4)MCU600からの各出力情報は、アナログ制御
高圧電源110が、図2に示すように、ディジタル値:
1023で出力目標値は+1kVとし、、デジタル制御
高圧電源100が、図3に示すように、ディジタル値が
818で出力目標値は+4kVとする。
【0060】プロセスコントロール等の制御により、ア
ナログ制御高圧電源110およびデジタル制御高圧電源
100の出力値が決定されるが、その値に対して、MC
U600は図2、図3に従った出力データを高圧電源用
コントロールユニット150に送る。
【0061】[アナログ制御高圧電源の特性データの取
得、記憶装置154への格納処理、および記憶装置15
4の格納データを用いたフィードバック制御処理]ま
ず、アナログ制御高圧電源110の特性データの取得、
記憶装置154への格納処理、および記憶装置154の
格納データを用いたフィードバック制御処理について説
明する。
【0062】アナログ制御高圧電源110内の定電圧制
御は、PWM信号をD/A変換器116でアナログ値に
変換した目標値(A)と、検出回路114の出力(電圧
モニター)が一致するようにスイッチング回路113を
駆動するスイッチングパルスのデューテイ(Duty)
を制御回路115において制御している。
【0063】<高圧電源装置の調整過程>高圧電源用コ
ントロールユニット150のパルス発振器152から予
め決められたデューテイ(Duty)を持つPWM信号
を出力する。例えばデューテイ80%のPWM信号を出
力する。なお、デューテイ80%は、MCU600から
のディジタル値:818(10ビットデータでMAX1
023がデューテイ:100%)に相当する。アナログ
制御高圧電源110は、このPMW信号(80%)を入
力して、スイッチング回路113によりトランスが動作
し、出力負荷に対する電圧が出力される。
【0064】アナログ制御高圧電源110内のD/A変
換器116でアナログ値に変換した目標値は4Vとな
り、アナログ制御高圧電源110内の制御回路150
は、検出回路114の出力が4Vとなるように制御が開
始される。
【0065】この制御時の実際の出力値を図示しない高
電圧測定器(例えば1/1000出力)にて出力電圧を
測定し、その結果を高圧電源用コントロールユニット1
50のI/F155からA/D変換器に入力する。この
とき、例えば出力値が850Vで高電圧測定器の出力測
定値が0.85Vであったとする。
【0066】この実測値から、このアナログ制御高圧電
源110は、入力PWM信号のデューティ(Duty)
=80%に対して出力850Vの特性を持つと判定され
る。
【0067】この実測の結果として、このアナログ制御
高圧電源110は図4のような特性を有すると判定され
る。図4に示される関係を式で示すと、 出力(V)=(85/8)×PWM信号デューテイ となり、アナログ制御高圧電源110は、入力するPW
M信号のデューテイに対する出力が上記式または図4の
関係の特性を持つものであると判定される。
【0068】上記式によって示される特性データを、高
圧電源用コントロールユニット150の記憶装置154
に格納する。格納する特性データは、上記算出式に相当
する演算実行プログラムとし、PWM信号デューテイ、
または出力(V)を入力として他方を求めることを可能
とする演算プログラムデータであってもよく、あるい
は、予め複数のPWM信号デューテイと出力(V)値と
を対応付けたテーブルであってもよい。
【0069】高圧電源用コントロールユニット150
は、記憶装置154に格納した上記特性データに基づい
てフィードバック制御を実行する。高圧電源用コントロ
ールユニット150は、フィードバック制御において、
目標値に対してアナログ制御高圧電源110に出力する
PWM信号のデューテイ(Duty)をいくつにするか
を決定する必要がある。この際、記憶装置154に格納
した特性[PWMのDuty=(8/85)×出力目標
値(V)]を使用する。
【0070】例えば目標出力:800Vであるときは、
図2に示す出力と出力目標ディジタル値との関係に基づ
いて、ディジタル値‘818’がMCU600から高圧
電源用コントロールユニット150に送られる。
【0071】高圧電源用コントロールユニット150
は、この目標値(ディジタル値‘818’)に対して、
記憶装置154に格納したアナログ制御高圧電源110
の特性に従って、アナログ制御高圧電源110に対して
出力すべきPWM信号のデューテイを求める。アナログ
制御高圧電源110の特性は、前述したように、図4の
特性を持つから、 PWMのDuty=(8/85)*800(V)=7
5.3% として求められる。但し、ここでの表記はわかりやすく
説明を行うために、アナログ量で行っているが実際には
全てデジタル量で行われている。
【0072】実際の動作と同じデジタル量で説明をす
る。 <条件>高圧電源用コントロールユニット150のパル
ス発振器152のPWM波形成形は10bit(102
4)で構成されているものとし、CPU151からはオ
ンデューテイ(ON−Duty)のディジタル値が送ら
れる。例えばCPU151からディジタル値≡450≡
が送られると、パルス発振器152からはデューテイ
(Duty)=450/1023=43.99%のPW
M信号が生成される。
【0073】A/D変換器153は、10bit(10
24)で構成されているものとし、基準電圧は5Vとす
る。よって5Vが入力された時の出力ディジタル値は≡
1023≡、4Vが入力された時の出力ディジタル値は
≡818≡となる。
【0074】<調整時>仮想MCUから予め決められた
数値(≡818≡)が高圧電源用コントロールユニット
150に送られ、パルス発振器152はデューテイ(D
uty)=818/1023=79.96%のPWM信
号を生成してアナログ制御高圧電源110に出力する。
【0075】アナログ制御高圧電源110内のD/A変
換器116でアナログ値に変換した目標値は3.998
Vとなり、検出回路114の出力が3.998Vとなる
ように制御回路115で制御が行われる。
【0076】次にこの時の出力値を図示しない高電圧測
定器(例えば1/1000出力)を用いて出力電圧を測
定し、その結果を高圧電源用コントロールユニット15
0のI/F155からA/D変換器に入力する。このと
き、例えば実際の出力値が850Vで高電圧測定器の出
力測定値が0.85Vであったとする。
【0077】測定器のA/D変換器で出力は、(0.8
5/5)*1023=≡173≡に変換される。MCU
600からの出力ディジタル値≡818≡に対して出力
800Vを得るのが当初の予定であったが、実測の結
果、このアナログ制御高圧電源110はMCU600か
らの出力ディジタル値≡818≡に対して出力850V
が得られたことになる。
【0078】従って、出力800Vを得るためには、A
/D変換器の出力として、(800/850)×173
=163であればよいことが分かる。
【0079】これらの実測結果に基づいて、アナログ制
御高圧電源110に入力すべきPWM信号のオンデュー
テイと、出力目標値の関係を示す以下の特性式が導かれ
る。 PWM信号のオンデューテイ(ON−Duty値) =(818/173)×(163/818)×出力目標値(D) =(163/173)×出力目標値(D) となり、この式、あるいはこの式から求められるPWM
信号のオンデューテイ(ON−Duty値)と出力目標
値(D)の対応データを高圧電源用コントロールユニッ
ト150内の記憶装置154に記憶する。
【0080】<フィードバック制御時>例えばMCU6
00からアナログ制御高圧電源110の出力目標として
800V、すなわちディジタル値≡818≡がアナログ
制御高圧電源110の制御値として、高圧電源用コント
ロールユニット150に送られた時は、高圧電源用コン
トロールユニット150内のCPU151はその値に対
して記憶装置154に記憶した前記式を用いて、 PWM信号ON Duty値=(163/173)×8
18=771 を算出して、パルス発振器152に送ら。
【0081】パルス発振器152では、 PWM−Duty=771/1023=75.36% のPWM信号を生成して、アナログ制御高圧電源110
に対して出力する。
【0082】[デジタル制御高圧電源の特性データの取
得、記憶装置154への格納処理、および記憶装置15
4の格納データを用いたフィードバック制御処理]次
に、ディジタル制御高圧電源100の特性データの取
得、記憶装置154への格納処理、および記憶装置15
4の格納データを用いたフィードバック制御処理につい
て説明する。
【0083】ディジタル制御高圧電源100の定電圧制
御は、MCU600から入力した出力目標値に従った目
標値と、ディジタル制御高圧電源100内の検出回路1
04の出力(電圧モニター)を、高圧電源用コントロー
ルユニット150のA/D変換器153でA/D変換し
た値が一致するようにスイッチング素子103を駆動す
るパルス発振器のPWM信号のデューテイ(Duty)
を制御することで行われる。
【0084】<高圧電源装置の調整過程>ディジタル値
を入力可能な仮想MCUを接続し、仮想MCUから高圧
電源用コントロールユニット150に、例えばディジタ
ル値とした出力目標値≡818≡を出力する。先に説明
した図3のディジタル回路の出力目標特性から理解され
るように、818は、理想的には出力4kVに相当す
る。
【0085】高圧電源用コントロールユニット150
は、目標値≡818≡を格納する。高圧電源用コントロ
ールユニット150は、目標値とディジタル制御高圧電
源100の検出回路104の検出したモニター値をA/
D変換器153でディジタル変換したモニター出力とを
予め決められたアルゴリズムに従って比較演算しパルス
発振器152からPWM信号を出力する。
【0086】ディジタル制御高圧電源100内の検出回
路104では予め決められた比率で出力電圧を降圧した
モニター電圧が作成され、高圧電源用コントロールユニ
ット150内のA/D変換器153に入力され、予め決
められたアルゴリズムに従って前記目標値とA/D変換
器からのモニター出力が一致するようにPWM信号のD
utyが制御される。
【0087】次にこの時の出力値を図示しない高電圧測
定器(例えば1/1000出力)を用いて出力電圧を測
定し、その結果を高圧電源用コントロールユニット15
0のI/F155からA/D変換器に入力する。このと
き、例えば実際の出力値が3500Vで高電圧測定器の
出力が3.5Vであったとする。
【0088】この実測値に基づいて、このディジタル制
御高圧電源100は、目標値≡818≡に対して出力3
500Vの特性を持つ高圧発生回路であると判定され
る。
【0089】この実測の結果として、このディジタル制
御高圧電源100は図5のような特性を有すると判定さ
れる。図5に示される関係を式で示すと、 出力(V)=(3500/818)×MCUからの入力
目標値 となる。
【0090】ここで実際の出力計測値3500のディジ
タル値は、(3500/5000)×1023=716
であり、MCUからの入力目標値818に対して実際の
計測結果は716であったということを意味する。従っ
て、MCUからの入力目標値に対応する制御を行なうた
めには、高圧電源用コントロールユニット150は、デ
ジタル制御高圧電源100に対するディジタル出力目標
値を、 ディジタル出力目標値=(818/716)×MCUか
らの入力目標値 として修正して出力する必要があると判定される。
【0091】上記式によって示される特性データを、高
圧電源用コントロールユニット150の記憶装置154
に格納する。格納する特性データは、上記算出式に相当
する演算実行プログラムとし、MCUからの入力目標値
を入力としてディジタル出力目標値を求めることを可能
とする演算プログラムデータであってもよく、あるい
は、予め複数のディジタル出力目標値とMCUからの入
力目標値とを対応付けたテーブルであってもよい。
【0092】高圧電源用コントロールユニット150
は、記憶装置154に格納した上記特性データに基づい
てフィードバック制御を実行する。高圧電源用コントロ
ールユニット150は、フィードバック制御において、
MCU600から高圧電源用コントロールユニット15
0に入力されるディジタル目標値に対してデジタル制御
高圧電源100に出力する実際の出力目標値をいくつに
するかを決定する必要がある。この際、記憶装置154
に格納した特性に基づいて、出力目標値を設定する。
【0093】例えば出力:4000Vが必要なときは
‘818’というディジタル目標値がMCU600から
高圧電源用コントロールユニット150に送られてく
る。その目標値に対して、このデジタル制御高圧電源1
00の特性は図5のようになっているため、記憶装置1
54に記憶されているデジタル制御高圧電源100の特
性式に基づいて、高圧電源用コントロールユニット15
0内のCPU151は、 出力目標値=(818/716)*818=934 を算出し、934を、デジタル制御高圧電源100の出
力目標値として設定し、デジタル制御高圧電源100の
電圧モニターをA/D変換した値が934になるよう
に、デジタル制御高圧電源100に出力するPWM信号
のデューテイ(Duty)を制御する。
【0094】このように、本発明の電源装置、出力電圧
制御方法によれば、制御値としてのデューテイあるいは
出力目標値と実際に計測される出力値との対応関係を特
性データとして記憶装置に記憶し、記憶装置の特性デー
タを用いて補正したデューテイまたは目標値によりフィ
ードバック制御する構成としたので、電源の生産時に例
えば検出回路のボリューム調整などで制御値と出力値と
の対応をとる必要がなくなり、調整処理が省略可能とな
る。
【0095】また、実測値に基づく補正値によるフィー
ドバック制御が可能となるので、個々の電源装置に対し
てより正確なフィードバック制御が可能となる。
【0096】なお、高圧電源用コントロールユニット1
50の記憶装置154に格納するデータは、上記のよう
な特性データに限らず、電源装置の識別子、または、履
歴情報などを格納してもよい。電源装置の識別子と、出
力すべきデューテイ情報、目標値データなどの制御情報
を対応づけ、高圧電源用コントロールユニット150に
接続された電源装置を識別して対応付けられた制御情報
を出力するように構成してもよい。また、履歴情報を外
部のMCU600を介して表示装置620に表示して、
メンテナンス情報として利用するなどの処理が可能とな
る。
【0097】[その他の実施例]上述した実施例におい
ては、ディジタル高圧電源、アナログ高圧電源各々に対
して、それぞれ、デューテイ、目標値と、出力との対応
を求めて、その対応関係をコントロールユニットの記憶
装置に格納して、対応関係に基づいて補正した制御デー
タを生成してそれぞれの高圧電源ユニットに出力する構
成を説明したが、次に、負荷に対する出力電圧または出
力電流を計測し、その計測値を高圧電源用コントロール
ユニット150のインタフェース155に入力し、この
計測値と、各高圧電源の検出回路の検出値との対応を記
憶装置に格納して、その関係に基づいて修正した制御値
を生成して各高圧電源の制御を行なう構成も可能であ
る。
【0098】例えば、図6に示すような負荷における電
圧計測値と、各高圧電源の検出回路の検出値との対応を
求め、特性式として、 負荷電圧=a×検出電圧 (aは係数) なる式が求める。上記式は、実際に負荷に加わる電圧
は、検出回路によって検出された値と異なることを示し
ている。
【0099】高圧電源用コントロールユニット150
は、上記負荷の計測値と、各高圧電源の検出回路の検出
値との対応に基づいて、新たな制御値を検出値に基づく
ものから、実際の負荷の測定電圧値に、対応するものに
補正してフィードバック制御を行なうことにより、実際
の負荷に対する印加電圧、電流の直接的な制御が可能と
なる。
【0100】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0101】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の電源装置
および出力電圧制御方法においては、フィードバック制
御において、制御値としてのデューテイあるいは出力目
標値などの制御データと実際に計測される出力値との対
応関係を特性データとして記憶装置に記憶し、記憶装置
の特性データを用いて補正したデューテイまたは目標値
によりフィードバック制御する構成としたので、電源の
生産時に例えば検出回路のボリューム調整などで制御値
と出力値との対応をとる必要がなくなり、調整処理が省
略可能となる。
【0102】また、本発明の電源装置および出力電圧制
御方法によれば、実測値に基づく補正値によるフィード
バック制御が可能となるので、個々の電源装置に対して
より正確なフィードバック制御が可能となる。
【0103】また、本発明の電源装置および出力電圧制
御方法によれば、負荷の計測値と、各高圧電源の検出回
路の検出値との対応に基づいて、補正した制御値に基づ
いてフィードバック制御を行なうことができ、実際の負
荷に対する印加電圧、電流の直接的な制御が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電源装置の構成例を示す図である。
【図2】 本発明の電源装置におけるアナログ回路の出
力目標値特性を示す図である。
【図3】 本発明の電源装置におけるディジタル回路の
出力目標値特性を示す図である。
【図4】 本発明の電源装置におけるアナログ回路の特
性を示す図である。
【図5】 本発明の電源装置におけるディジタル回路の
出力特性を示す図である。
【図6】 本発明の電源装置における検出値−計測値特
性を示す図である。
【図7】 プリンタ、複写装置の感光体回りの構成を説
明する図である。
【図8】 ディジタル高圧電源装置の構成を示す図であ
る。
【図9】 アナログ高圧電源装置の構成を示す図であ
る。
【図10】 従来の電源装置の構成例を示す図である。
【図11】 高圧電源の回路構成を示す図である。
【図12】 アナログ高圧電源装置の出力検出値と出力
値との対応を説明する図である。
【図13】 ディジタル高圧電源装置の出力目標値と出
力値との対応を説明する図である。
【符号の説明】
100 ディジタル制御高圧電源、 101 トランス 102 整流回路、 103 スイッチング回路 104 検出回路、 110 アナログ制御高圧電源 111 トランス、 112 整流回路 113 スイッチング回路、 114 検出回路 115 制御回路、 116 D/A変換器 117 ON/OFF判定回路、 150 高圧電源コントロールユニット 151 CPU、 152 パルス発振器 153 A/D変換器、 154 記憶装置 155 インタフェース 300 直流電源、 400 直流電源 510 出力負荷、 520 出力負荷 600 MCU、 610 入力装置、 620 表示装置、 3101 感光体ドラム、 3102 接触帯電装置 3103 現像装置、 3104 転写装置 3105 用紙(ペーパー)、 3106 剥離(デタ
ック)装置 3107 ヒューザー装置、 3110 現像ロール 3210 ディジタル制御高圧電源、 3211 トランス、 3212 スイッチング回路 3213 整流回路、 3214 検出回路 3215 直流電源 3230 マシンコントロールユニット 3231 CPU、 3232 パルス発振器 3233 A/D変換器、 3235 直流電源 3240 出力負荷、 3410 アナログ制御高圧電
源 3411 トランス、 3412 スイッチング回路 3413 整流回路、 3414 検出回路 3415 制御回路、 3416 D/A変換器 3417 ON/OFF判定回路、 3440 出力負
荷 3610 スイッチング回路 3611,3613 抵抗、3612 トランジスタ 3620 整流回路、 3621 コンデンサ 3622 ダイオード、 3630 検出回路 3631 ボリューム、3632,3634 抵抗 3633 オペアンプ 3640 トランス 5100 ディジタル制御高圧電源、 5101 トラ
ンス 5102 整流回路、 5103 スイッチング回路 5104 検出回路、 5110 アナログ制御高圧電
源 5111 トランス、 5112 整流回路 5113 スイッチング回路、 5114 検出回路 5115 制御回路、 5116 D/A変換器 5117 ON/OFF判定回路、 5150 高圧電源コントロールユニット 5151 CPU、 5152 パルス発振器 5153 A/D変換器、 5300 直流電源、 5400 直流電源 5510 出力負荷、 5520 出力負荷

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスと、前記トランスの一次側におい
    て入力電源のオンオフ制御を行なうスイッチング手段
    と、前記トランスの二次側出力を検出して検出値に対応
    する出力値を出力する検出手段とを有し、前記検出手段
    の出力値に基づいてフィードバック制御を行なう制御手
    段を有する電源装置において、 前記制御手段は、 電源装置に対応する電源装置情報を格納した記憶装置を
    有し、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した電源
    装置情報に基づいて制御値を生成する構成を有すること
    を特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 アナログ制御電源装置の制御信号としてのパルス幅変調
    信号のデューテイ値と、前記検出手段の検出する出力と
    の対応を示す特性データであり、 前記制御装置は、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、アナログ制御電源装置に対する
    制御値としてのパルス幅変調信号のデューテイ値を設定
    する処理を実行する構成を有することを特徴とする請求
    項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 ディジタル制御電源装置の制御信号としての目標値と、
    前記検出手段の検出する出力との対応を示す特性データ
    であり、 前記制御装置は、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、ディジタル制御電源装置に対す
    る制御値としての目標値を設定する処理を実行する構成
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 電源装置の負荷の電圧または電流少なくともいずれかの
    測定値と、前記検出手段の検出する出力との対応を示す
    特性データであり、 前記制御装置は、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、電源装置に対する制御値を設定
    する処理を実行する構成を有することを特徴とする請求
    項1に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】トランスと、前記トランスの一次側におい
    て入力電源のオンオフ制御を行なうスイッチング手段
    と、前記トランスの二次側出力を検出して検出値に対応
    する出力値を出力する検出手段とを有し、前記検出手段
    の出力値に基づいてフィードバック制御を行なう制御手
    段を有する電源装置における出力電圧制御方法におい
    て、 前記検出手段の出力値と、記憶装置に格納した電源装置
    情報に基づいて制御値を生成する制御ステップを有する
    ことを特徴とする出力電圧制御方法。
  6. 【請求項6】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 アナログ制御電源装置の制御信号としてのパルス幅変調
    信号のデューテイ値と、前記検出手段の検出する出力と
    の対応を示す特性データであり、 前記制御ステップは、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、アナログ制御電源装置に対する
    制御値としてのパルス幅変調信号のデューテイ値を設定
    する処理を実行するステップを含むことを特徴とする請
    求項5に記載の出力電圧制御方法。
  7. 【請求項7】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 ディジタル制御電源装置の制御信号としての目標値と、
    前記検出手段の検出する出力との対応を示す特性データ
    であり、 前記制御ステップは、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、ディジタル制御電源装置に対す
    る制御値としての目標値を設定する処理を実行するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項5に記載の出力電圧
    制御方法。
  8. 【請求項8】前記記憶装置に格納する電源装置情報は、 電源装置の負荷の電圧または電流少なくともいずれかの
    測定値と、前記検出手段の検出する出力との対応を示す
    特性データであり、 前記制御ステップは、 前記検出手段の出力値と、前記記憶装置に格納した前記
    特性データに基づいて、電源装置に対する制御値を設定
    する処理を実行するステップを含むことを特徴とする請
    求項5に記載の出力電圧制御方法。
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