JP2008223922A - 真空断熱材 - Google Patents
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Abstract
【課題】真空断熱材の内部の真空度が下がった場合にも断熱性能を保つことが可能な真空断熱材を提供する。
【解決手段】真空断熱材1は、外包材200と、外包材200の内部に収容される芯材100とを備え、外包材200は、内部を減圧状態に保つことが可能であるように構成され、芯材100は、複数の不織布110が積層されて構成され、不織布110は、縦繊維層111と横繊維層112とが積層接合されて形成され、縦繊維層111と横繊維層112は、縦繊維層111と横繊維層112の各々の繊維層を構成する繊維111aと繊維112aが分子配向するように、それぞれ一方向に延伸または圧延され、不織布110においては、縦繊維層111と横繊維層112の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように縦繊維層111と横繊維層112が積層されている。
【選択図】図1
【解決手段】真空断熱材1は、外包材200と、外包材200の内部に収容される芯材100とを備え、外包材200は、内部を減圧状態に保つことが可能であるように構成され、芯材100は、複数の不織布110が積層されて構成され、不織布110は、縦繊維層111と横繊維層112とが積層接合されて形成され、縦繊維層111と横繊維層112は、縦繊維層111と横繊維層112の各々の繊維層を構成する繊維111aと繊維112aが分子配向するように、それぞれ一方向に延伸または圧延され、不織布110においては、縦繊維層111と横繊維層112の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように縦繊維層111と横繊維層112が積層されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、真空断熱材に関するものである。
従来、各種食品を加温、冷却、保温することを目的として使用される冷蔵庫、保冷箱、保温箱等には、種々の構造や性能を有する断熱材が使用されている。その中でも真空断熱材は非常に優れた断熱性を実現することができるため、多くの用途に用いられている。真空断熱材は、一般的に、芯材を外包材に充填した後、外包材を密閉し、外包材の内部を減圧状態に維持することで断熱性能を発揮する。真空断熱材の断熱性能は、芯材の材質や構造によって左右される。
例えば、特開2006−29505号公報(特許文献1)に記載の真空断熱材においては、ポリエステル繊維集合体をニードルパンチ法によりシート状に加工した芯材が使用されている。
特開2006−29505号公報
しかしながら、特開2006−29505号公報(特許文献1)に記載の真空断熱材など従来の真空断熱材は、長期間使用されることによって、外包材を通じてガスが真空断熱材の内部に侵入し、真空断熱材の内部において圧力が上昇すると、真空断熱材の断熱性能が劣化するという問題がある。真空断熱材を冷蔵庫等の機器に搭載する場合には、断熱性能が長期間に亘って保たれる必要がある。
そこで、この発明の目的は、真空断熱材の内部の真空度が下がった場合にも断熱性能を保つことが可能な真空断熱材を提供することである。
この発明に従った真空断熱材は、外包材と、外包材の内部に収容される芯材とを備える。外包材は、内部を減圧状態に保つことが可能であるように構成される。芯材は、複数の不織布が積層されて構成される。不織布は、第一の繊維層と第二の繊維層とが積層接合されて形成される。第一の繊維層と第二の繊維層は、第一と第二の各々の繊維層を構成する繊維が分子配向するように、それぞれ一方向に延伸または圧延されている。不織布においては、第一の繊維層と第二の繊維層の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように第一の繊維層と第二の繊維層が積層されている。
不織布を複数枚積層して芯材にすることで、芯材の厚み方向の全体を貫通する繊維、すなわち、ショートカット繊維を減らすことができるので、繊維による熱伝導を抑えることができる。
繊維が分子配向するように繊維層を延伸または圧延することによって、繊維層内で繊維が密に配列され、また、繊維の硬度が大きくなる。繊維層内で繊維が密に配列されることによって、繊維層内の空隙径が小さくなり、空気による熱伝導を押さえることができる。また、外包材の内部を減圧すると、大気圧によって芯材が圧縮され、第一の繊維層の繊維と第二の繊維層の繊維とが接触するが、繊維の硬度が大きくなることによって、繊維どうしが接触する面積が小さくなり、繊維による熱伝導を抑えることができる。
外包材の内部を減圧して芯材が圧縮されるとき、不織布においては、第一の繊維層と第二の繊維層の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように第一の繊維層と第二の繊維層が積層されていることによって、第一の繊維層の繊維と第二の繊維層の繊維の接触を少なくして、繊維による熱伝導を抑えることができる。
このようにすることにより、真空断熱材の内部において真空度が下がった場合にも断熱性能を保つことが可能な真空断熱材を提供することができる。
この発明に従った真空断熱材においては、繊維は、有機繊維であることが好ましい。
この発明に従った真空断熱材においては、不織布においては、引っ張り強度が、一の方向とその方向に垂直な方向とについて異なることが好ましい。
不織布の引っ張り強度が一方向とその方向に垂直な方向とについて異なる場合、不織布中において、一方向に沿って配列されている繊維の本数と、その方向に垂直な方向に沿って配列されている繊維の本数とが異なると考えられる。
このようにすることにより、不織布中において、第一の繊維層を構成する繊維と第二の繊維層を構成する繊維の接触を少なくすることができ、不織布の厚み方向の熱伝導率を低下させることができる。
この発明に従った真空断熱材においては、第一と第二の繊維層の各々の厚みは、繊維の厚みとほぼ等しいことが好ましい。
このようにすることにより、一本の繊維は、芯材の厚み方向の全体を貫通しにくくなり、芯材の厚み方向の熱伝導率を低くすることができる。
以上のように、この発明によれば、真空断熱材の内部において真空度が下がった場合にも断熱性能を保つことが可能な真空断熱材を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一つの実施の形態として、真空断熱材の構成を模式的に示す断面図である。図1の(A)は、外包材の内部を減圧する前の状態、図1の(B)は、外包材の内部が減圧されている場合の状態を示す図である。
図1に示すように、真空断熱材1においては、袋状に形成されたガスバリヤ性の外包材200の内部に芯材100が収容されている。
芯材100を減圧状態で格納する外包材200としては、高いガスバリヤ性、熱融着層、キズ等の保護層を有し長期にわたり外包材200内を減圧状態に保つことが可能なものを使用する。また、このような特性を持つフィルムを複数枚積層して、外包材200としてもよい。
具体的な外包材200の構成の例としては、最外層をポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂とし、中間層にはアルミニウム蒸着層を有するエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂を用い、最内層に高密度ポリエチレン樹脂を用いるガスバリヤフィルムや、最外層にナイロンを用い、中間層にアルミ蒸着PET樹脂とアルミ箔の2層を用い、最内層に高密度ポリエチレン樹脂を用いるガスバリヤフィルム等が挙げられる。
また、真空断熱材1の初期断熱性能及び経時断熱性能を保持するために、真空断熱材1内にガス吸着剤、水分吸着剤等のゲッター剤を使用することが好ましい。
図1の(A)に示すように、芯材100は、複数の不織布110が積層されて構成され、それぞれの不織布110は、第一の繊維層として縦繊維層111と、第二の繊維層として横繊維層112とが積層されて形成されている。
図1の(B)に示すように、外包材200の内部が減圧されると、外包材200の外部の大気圧によって芯材100が圧縮されて、芯材100を構成する不織布110どうしが押し付けられるように接触する。また、それぞれの不織布110の縦繊維層111と横繊維層112も、互いに押し付けられるようにして接触する。
図2は、この発明の一つの実施の形態として、真空断熱材の芯材を構成する繊維層と不織布を模式的に示す図である。図2の(A)と(B)は、一方向に延伸された繊維層、図2の(C)は、図2の(A)と(B)に示す繊維層を積層して構成した不織布、図2の(D)は、図2の(C)に示す不織布を図2の(C)のD−D線の方向から見た図である。
図2の(A)に示すように、第一の繊維層として縦繊維層111は、有機繊維の未配向フィラメントを紡糸することによって作製された繊維層を、図中の矢印の方向(紙面の上下方向)に延伸したものである。縦繊維層111を構成する繊維111aは、縦繊維層111の延伸方向に配向している。繊維111aの繊維径は、約10μmである。一方、図2の(B)に示すように、第二の繊維層として横繊維層112は、有機繊維の未配向フィラメントを紡糸することによって作製された繊維層を、図中の矢印の方向(紙面の左右方向)に延伸したものである。横繊維層112を構成する繊維112aは、横繊維層112の延伸方向に配向している。繊維112aの繊維径は、約10μmである。それぞれの繊維層は、延伸される代わりに、圧延されたものであってもよい。
繊維(111a、112a)が分子配向するように繊維層(111、112)を延伸または圧延することによって、繊維層(111、112)内で繊維が密に配列される。繊維層(111、112)内で繊維(111a、112a)が密に配列されることによって、繊維層(111、112)内の空隙径が小さくなり、空気による熱伝導を押さえることができる。
繊維層(111、112)を構成する繊維(111a、112a)の径としては30μm以下が好ましく、10μm以下がより好ましい繊維径である。繊維としては、有機繊維を用いることが好ましい。繊維(111a、112a)として使用される有機繊維として、主なものとしてはポリエステル繊維がある。その他の繊維としてはポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維、ポリウレタン繊維等の合成繊維等が挙げられる。ポリエステル繊維で構成された具体的な繊維層(111、112)としては、新日石プラスト製のミライフ(登録商標)縦ウェブがある。
繊維層(111、112)の厚みは薄い方が好ましい。それぞれの繊維層(111、112)の厚みは、10〜100μmであることが好ましく、より好ましくは、繊維径に近い厚みの繊維層がよい。このような薄い繊維層(111、112)を積層することによって、芯材100において、芯材100の厚み方向、すなわち、繊維層(111、112)の積層方向に沿って芯材100の全体を貫通する繊維をなくすことができるので、芯材100の厚み方向の熱伝導を抑えることができる。
図2の(C)に示すように、縦繊維層111と横繊維層112の二層について積層接合を行い、不織布110を形成する。縦繊維層111と横繊維層112の接合については、両者に含有される接着内容分を用いて、例えば、繊維がポリエステル繊維である場合にはポリエステル繊維自体を用いて、加熱接着を行い、必要に応じて乾燥などの処理を行うことで不織布110を形成する。不織布110においては、縦繊維層111と横繊維層112は、それぞれの延伸方向が平行にならないように積層されている。図2の(D)に示すように、積層した縦繊維層111と横繊維層112を接合して、一枚の不織布110とする。
図3は、一枚の不織布の中で互いに接触している二本の繊維を模式的に示す斜視図(A)と、互いに接触している二本の繊維の断面を模式的に示す断面図((B)と(C))である。
図3の(A)に示すように、図2に示す一枚の不織布110の中では、縦繊維層111を構成する繊維111aと、横繊維層112を構成する繊維112aとが交差して接触している。外包材200(図1)の内部が減圧されると、繊維111aと繊維112aは、互いに押し付けられるようにして接触する。このとき、繊維111aと繊維112aが分子配向するように、縦繊維層111と横繊維層112が延伸または圧延されていれば、繊維111aと繊維112aは硬化して変形しにくくなっているために、図3の(B)に示すように、繊維111aと繊維112aは接触点Bでのみ接触する。一方、繊維層111と繊維層112が延伸または圧延されず繊維111aと繊維112aが分子配向していなければ、図3の(C)に示すように、外包材200の内部を減圧して芯材100(図1)が圧縮されると、繊維111aと繊維112aは硬化していないために変形し、ある程度の幅をもった接触領域Cで接触する。
このように、繊維111aと繊維112aが分子配向するように縦繊維層111と横繊維層112延伸または圧延することによって、繊維111aと繊維112aの硬度が大きくなる。外包材200の内部を減圧すると、大気圧によって芯材100が圧縮され、縦繊維層111の繊維111aと横繊維層112の繊維112aとが接触するが、繊維111aと繊維112aの硬度が大きくなることによって、繊維111aと繊維112aが接触する面積が小さくなり、熱伝導率を低下させることができる。
図4は、一枚の不織布における各繊維層の配置を模式的に示す図である。
図4の(A)に示すように、各繊維層の延伸方向、すなわち、繊維111aと繊維112aの配向方向が直交するように、縦繊維層111と横繊維層112を積層してもよく、図4の(B)に示すように、繊維111aと繊維112aの配向方向が平行から直交までの間の角度を持つように、縦繊維層111と横繊維層112を積層してもよい。
繊維111aと繊維112aの配向方向が平行から直交までの間の角度を持つように、すなわち、縦繊維層111と横繊維層112の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように縦繊維層111と横繊維層112が積層されていることによって、縦繊維層111の繊維111aと横繊維層112の繊維112aの接触を少なくして、繊維111aと繊維112aによる熱伝導を抑えることができる。
図5は、一枚の不織布における各繊維層の別の配置を模式的に示す図である。
不織布110の引っ張り強度が縦方向(図5の上下方向)と横方向(図5の左右方向)とで等しい場合には、図5の(A)に示すように、不織布110において、縦繊維層111を構成する、縦方向に配列されている繊維111aの本数と、横繊維層112を構成する、横方向に配列されている繊維112aの本数が同じであると考えられる。一方、不織布110の引っ張り強度が縦方向と横方向とで異なる場合には、図5の(B)に示すように、不織布110において、縦繊維層111を構成する、縦方向に配列されている繊維111aの本数と、横繊維層112を構成する、横方向に配列されている繊維112aの本数とが異なっていると考えられる。
図5の(A)と(B)に示すように、縦方向と横方向の引っ張り強度に差がある不織布110(図5の(B))においては、縦方向と横方向の引っ張り強度に差がない不織布110(図5の(A))よりも、縦方向に配列されている繊維111aと横方向に配列されている繊維112aとが接触する接触点の数が少ない。このように、不織布110において、縦方向と横方向の引っ張り強度が異なることによって、縦繊維層111を構成する繊維111aと横繊維層112を構成する繊維の接触点数を少なくすることができる。繊維同士の接触点数を少なくすることによって、不織布110の厚み方向の熱伝導率を低下させることができる。
一枚の不織布110において、縦方向と横方向の引っ張り強度の比は、5倍以上であることが好ましい。
以上のように、繊維層を積層して不織布を構成し、不織布を積層して芯材を構成し、芯材を外包材の内部に配置して減圧して真空断熱材を構成する。
図6は、この発明の一つの実施の形態として、縦繊維層と横繊維層の配置(A)と、不織布の構成(B)と、芯材の構成と外包材の配置(C)と、外包材の内部を減圧したときの真空断熱材の内部の様子(D)を模式的に示す斜視図である。各繊維層、不織布、芯材、外包材は、それぞれ、一部のみが示されている。
図6の(A)に示すように、縦繊維層111と横繊維層112は、それぞれ、図の矢印の方向に延伸されている。各繊維層を構成する繊維は、それぞれの繊維層の延伸方向に配向している。
図6(B)に示すように、不織布110は、縦繊維層111と横繊維層112を重ねて、接合することによって構成される。
図6(C)に示すように、不織布110を複数枚積層して、芯材100を形成する。芯材100は、外包材200に覆われている。外包材200はガスバリヤ性で、袋状に形成されており、芯材100の全体を覆う。
図6の(D)に示すように、袋状の外包材200の内部を減圧すると、芯材100が圧縮される。芯材100が圧縮されると、不織布100どうしが互いに押し付けられるようにして接触し、不織布100を構成する縦繊維層111と横繊維層112を構成する繊維どうしも互いに押し付けられるようにして接触する。
真空断熱材の芯材の嵩密度は、減圧状態で300〜600kg/m3であることが好ましい。芯材の嵩密度が小さい場合、芯材としての強度が低下するとともに、断熱性が低下する。一方、嵩密度が大きい場合、芯材としての強度は大きくなるが、芯材の重量の増加と、芯材のシート状繊維集合体自体の熱伝導影響による断熱性低下が起こる。減圧時の芯材密度については、用途に応じて、強度を重視するのか、重量を重視するのか、熱伝導率性能を重視するのかで選定することが好ましい。
このように、真空断熱材1は、外包材200と、外包材200の内部に収容される芯材100とを備える。外包材200は、内部を減圧状態に保つことが可能であるように構成されている。芯材100は、複数の不織布110が積層されて構成されている。不織布110は、縦繊維層111と横繊維層112とが積層接合されて形成されている。縦繊維層111と横繊維層112は、縦繊維層111と横繊維層112の各々の繊維層を構成する繊維111aと繊維112aが分子配向するように、それぞれ一方向に延伸または圧延されている。不織布110においては、縦繊維層111と横繊維層112の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように縦繊維層111と横繊維層112が積層されている。
不織布110を複数枚積層して芯材100にすることで、芯材100の厚み方向の全体を貫通する繊維、すなわちショートカット繊維を減らすことができるので、繊維111aと繊維112bによる熱伝導を抑えることができる。
繊維(111a、112a)が分子配向するように延伸または圧延することによって、繊維層(111、112)内で繊維(111a、112a)が密に配列され、また、繊維(111a、112a)の硬度が大きくなる。繊維層(111、112)内で繊維(111a、112a)が密に配列されることによって、繊維層(111、112)内の空隙径が小さくなり、空気による熱伝導を押さえることができる。また、外包材200の内部を減圧すると、大気圧によって芯材100が圧縮され、縦繊維層111の繊維111aと横繊維層112の繊維112aとが接触するが、繊維(111a、112a)の硬度が大きくなることによって、繊維(111a、112a)どうしが接触する面積が小さくなり、繊維(111a、112a)による熱伝導を抑えることができる。
外包材200の内部を減圧して芯材100が圧縮されるとき、不織布110においては、縦繊維層111と横繊維層112の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように縦繊維層111と横繊維層112が積層されていることによって、縦繊維層111の繊維111aと横繊維層112の繊維112aの接触を少なくして、繊維(111a、112a)による熱伝導を抑えることができる。
このようにすることにより、真空断熱材1の内部において真空度が下がった場合にも断熱性能を保つことが可能な真空断熱材1を提供することができる。
また、真空断熱材1においては、不織布110においては、引っ張り強度が、一の方向とその方向に垂直な方向とについて異なる。
不織布110の引っ張り強度が一方向とその方向に垂直な方向とについて異なる場合、不織布110中において、一方向に沿って配列されている繊維111aの本数と、その方向に垂直な方向に沿って配列されている繊維112aの本数とが異なると考えられる。
このようにすることにより、不織布110中において、縦繊維層111を構成する繊維111aと横繊維層112を構成する繊維112aの接触を少なくすることができ、不織布110の厚み方向の熱伝導率を低下させることができる。
また、真空断熱材1においては、縦繊維層111と横繊維層112の各々の厚みは、繊維111aと繊維112aの厚みとほぼ等しいことが好ましい。
このようにすることにより、一本の繊維(111a、112a)は、芯材100の厚み方向の全体を貫通しにくくなり、芯材100の厚み方向の熱伝導率を低くすることができる。
本発明の一つの実施の形態の真空断熱材を用いて得られた断熱効果について説明する。
本発明の真空断熱材の芯材として、繊維層の積層枚数の異なる2種類の芯材について様々な真空度で熱伝導率を測定した。比較例として、ポリエステル繊維をニードルパンチ法によってシート状に加工した芯材と、ガラスウール繊維を用いた芯材とについて、同様に、様々な真空度で熱伝導率を測定した。それぞれの芯材について、真空度を0.025Torrから1Torrまで次第に変化させて、それぞれの真空度における熱伝導率を測定した。熱伝導率は、芯材の両表面に熱流計と熱電対を直接設置し、真空断熱材の上下に定常的な熱の流れを作り、熱流量と温度を測定することによって求めた。芯材の平均温度は24℃であった。
(芯材A)
この発明の真空断熱材に用いる芯材を構成する繊維層として、新日石プラスト製のミライフ(登録商標)縦ウェブT10を154枚用いた。繊維径は10μmであった。ミライフ(登録商標)縦ウェブT10を一層の繊維層として、繊維層を積層して不織布を作製し、この不織布を積層して芯材Aとした。0.1Torrの圧力で真空引きをしたときの芯材の嵩密度は、371(kg/m3)であった。芯材Aについて、一枚の不織布の一部を顕微鏡で観察したところ、一枚の不織布内で繊維と繊維が交差する角度は、約95%以上の割合で1°〜89°であった。
この発明の真空断熱材に用いる芯材を構成する繊維層として、新日石プラスト製のミライフ(登録商標)縦ウェブT10を154枚用いた。繊維径は10μmであった。ミライフ(登録商標)縦ウェブT10を一層の繊維層として、繊維層を積層して不織布を作製し、この不織布を積層して芯材Aとした。0.1Torrの圧力で真空引きをしたときの芯材の嵩密度は、371(kg/m3)であった。芯材Aについて、一枚の不織布の一部を顕微鏡で観察したところ、一枚の不織布内で繊維と繊維が交差する角度は、約95%以上の割合で1°〜89°であった。
真空度を0.025Torrから1Torrまで変化させながら芯材の熱伝導率を測定したところ、熱伝導率は、0.025Torrでは2.6(mW/mK)、0.03Torrでは2.6(mW/mK)、0.05Torrでは2.9(mW/mK)、0.1Torrでは3.4(mW/mK)、0.5Torrでは5.8(mW/mK)、1Torrでは8.0(mW/mK)であった。
(芯材B)
この発明の真空断熱材に用いる芯材を構成する繊維層として、新日石プラスト製のミライフ(登録商標)縦ウェブT10を208枚用いた。繊維径は10μmであった。ミライフ(登録商標)縦ウェブT10を一層の繊維層として、繊維層を積層して不織布を作製し、この不織布を積層して芯材Bとした。0.1Torrの圧力で真空引きしたときの芯材の嵩密度は、502(kg/m3)であった。芯材Bについて、一枚の不織布の一部を顕微鏡で観察したところ、一枚の不織布内で繊維と繊維が交差する角度は、約95%以上の割合で1°〜89°であった。
この発明の真空断熱材に用いる芯材を構成する繊維層として、新日石プラスト製のミライフ(登録商標)縦ウェブT10を208枚用いた。繊維径は10μmであった。ミライフ(登録商標)縦ウェブT10を一層の繊維層として、繊維層を積層して不織布を作製し、この不織布を積層して芯材Bとした。0.1Torrの圧力で真空引きしたときの芯材の嵩密度は、502(kg/m3)であった。芯材Bについて、一枚の不織布の一部を顕微鏡で観察したところ、一枚の不織布内で繊維と繊維が交差する角度は、約95%以上の割合で1°〜89°であった。
真空度を0.025Torrから1Torrまで変化させながら芯材の熱伝導率を測定したところ、熱伝導率は、0.025Torrでは3.0(mW/mK)、0.03Torrでは3.1(mW/mK)、0.05Torrでは3.3(mW/mK)、0.1Torrでは3.5(mW/mK)、0.5Torrでは5.4(mW/mK)、1Torrでは7.3(mW/mK)であった。
(比較例1)
従来の真空断熱材に用いる芯材として、通常のポリエステル繊維を用いた芯材を作成した。繊維径については中心構成10μmである。このポリエステル繊維の繊維維集合体は、ニードルパンチ法によりシート状に成形して芯材とした。得られた芯材から内部に含まれる水分等を除去するために、110℃で1時間乾燥させた。0.1Torrの圧力で真空引きしたときのシート状繊維集合体の嵩密度は、198(kg/m3)であった。
従来の真空断熱材に用いる芯材として、通常のポリエステル繊維を用いた芯材を作成した。繊維径については中心構成10μmである。このポリエステル繊維の繊維維集合体は、ニードルパンチ法によりシート状に成形して芯材とした。得られた芯材から内部に含まれる水分等を除去するために、110℃で1時間乾燥させた。0.1Torrの圧力で真空引きしたときのシート状繊維集合体の嵩密度は、198(kg/m3)であった。
真空度を0.025Torrから1Torrまで変化させながら芯材の熱伝導率を測定したところ、熱伝導率は、0.02Torrでは3.2(mW/mK)、0.03Torrでは3.4(mW/mK)、0.05Torrでは3.9(mW/mK)、0.1Torrでは4.9(mW/mK)、0.5Torrでは9.4(mW/mK)、1Torrでは13.3(mW/mK)であった。
(比較例2)
従来の真空断熱材に用いる芯材として、ガラスウール繊維を用いた芯材を作成した。ガラスウール繊維の繊維集合体をシート状に成形した。得られた芯材の内部に含まれる水分等を除去するために、110℃で1時間乾燥させた。0.1Torrの圧力で真空引きをしたときのシート状繊維集合体の嵩密度は、219(kg/m3)であった。
従来の真空断熱材に用いる芯材として、ガラスウール繊維を用いた芯材を作成した。ガラスウール繊維の繊維集合体をシート状に成形した。得られた芯材の内部に含まれる水分等を除去するために、110℃で1時間乾燥させた。0.1Torrの圧力で真空引きをしたときのシート状繊維集合体の嵩密度は、219(kg/m3)であった。
真空度を0.025Torrから1Torrまで変化させながら芯材の熱伝導率を測定したところ、熱伝導率は、0.025Torrでは2.9(mW/mK)、0.03Torrでは3.0(mW/mK)、0.05Torrでは3.3(mW/mK)、0.1Torrでは4.0(mW/mK)、0.5Torrでは8.6(mW/ mK)、1Torrでは12.3(mW/mK)の測定データとなった。
図7は、芯材Aと、芯材Bと、比較例1と比較例2の芯材について、真空度と熱伝導率との関係を示す図である。
図7に示すように、0.025Torrから1Torrまでの真空度について計測した熱伝導率に基づいて、真空断熱材で主に使用される外包材内の真空度である0.01Torr付近での熱伝導率を予測すると、芯材A、芯材B、比較例1の芯材、比較例2の芯材のいずれも2.5〜3.1(mW/mK)の範囲内になると予測される。最も熱伝導率が高い芯材と、最も熱伝導率が低い芯材との熱伝導率の差は、0.6(mW/mK)の範囲内になると予測される。
真空度が低くなるにつれて、それぞれの芯材の熱伝導率が高くなったが、比較例1と比較例2の芯材に比べて、芯材Aと芯材Bの熱伝導率は上昇しにくかった。例えば、0.5Torrの真空度においては、比較例1と比較例2の芯材の熱伝導率と、芯材Aと芯材Bの熱伝導率との差は、3(mW/mK)以上であった。また、1Torrの真空度においては、比較例1と比較例2の芯材の熱伝導率と、芯材Aと芯材Bの熱伝導率との差は、4(mW/mK)以上であった。
このように、高真空度においては、比較例の芯材でも、芯材A、芯材Bでも、熱伝導率が低いが、真空度が低くなると、芯材Aと芯材Bは、比較例1と比較例2の芯材よりも、熱伝導率を低く抑えることができることがわかった。
芯材Aと芯材Bでは、繊維層の延伸によって繊維が密に配列し、芯材内の空隙径が小さい。そのため、0.5〜1Torrのような真空度が比較的低い状態でも、空気分子の平均自由行程よりも空隙径の方が小さいと予想される。空気分子の平均自由行程よりも空隙径の方が小さいことによって、空気分子同士の衝突が妨げられて、空気による熱伝導を抑制することができる。
また、芯材Aと芯材Bでは、一枚の不織布内で繊維と繊維が交差する角度が約95%以上の割合で1°〜89°であることによって、繊維と繊維の交差角度が約90°となる場合に比べて、不織布内での繊維層間における繊維同士の接触点数を小さくすることができ、繊維による熱伝導を抑えることができた。
また、芯材Aと芯材Bでは、分子配向するように延伸しているため、繊維の強度が大きくなり、繊維同士の接触面積が小さくなっている。このようにすることにより、積層された繊維層間の繊維同士の接触抵抗が大きくなることにより、比較例の芯材に比べて熱伝導率値を小さく抑えることができたと考えられる。
このように、芯材A、芯材Bを真空断熱材の芯材として使用することによって、これまで主に真空断熱材の芯材として使用されてきた比較例1、比較例2の芯材を使用した場合と比べて、なんらかの外部原因で真空断熱材内の真空度が下がった場合でも、従来使用されてきた真空断熱材と比較して断熱性の低下を抑えることができる。
真空断熱材の内部を減圧してから10年経過後の真空断熱材内部真空度は、1Torr程度となっていることが予測される。芯材A、芯材Bでは、このような真空度においての熱伝導率が従来使用される芯材(コア材)のガラスウール繊維、ポリエステル繊維に比べて小さい値となっており、断熱性能の長期信頼性を保証することができる真空断熱材を提供することが可能になるとともに、断熱性能及び省エネルギーに優れた冷蔵庫等の機器を提供することが可能になる。
以上に開示された実施の形態と実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態と実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
1:真空断熱材、100:芯材、200:外包材、110:不織布、111:縦繊維層、111a:繊維、112:横繊維層、112a:繊維。
Claims (4)
- 外包材と、
前記外包材の内部に収容される芯材とを備え、
前記外包材は、内部を減圧状態に保つことが可能であるように構成され、
前記芯材は、複数の不織布が積層されて構成され、
前記不織布は、第一の繊維層と第二の繊維層とが積層接合されて形成され、
前記第一の繊維層と前記第二の繊維層は、前記第一と第二の各々の繊維層を構成する繊維が分子配向するように、それぞれ一方向に延伸または圧延され、
前記不織布においては、前記第一の繊維層と前記第二の繊維層の延伸または圧延の方向が互いに平行にならないように前記第一の繊維層と前記第二の繊維層が積層されている、真空断熱材。 - 前記繊維は、有機繊維である、請求項1に記載の真空断熱材。
- 前記不織布においては、引っ張り強度が、一の方向とその方向に垂直な方向とについて異なる、請求項1または請求項2に記載の真空断熱材。
- 前記第一と第二の繊維層の各々の厚みは、前記繊維の厚みとほぼ等しい、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の真空断熱材。
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