JP2008223849A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝器を、その自由状態で常時伸長動作させるように付勢する付勢力(R´)の大きさを容易に調整できるようにして、緩衝器の適用の自由度を向上させるようにする。
【解決手段】緩衝器1は、緩衝対象体2の一部3に連結可能とされるシリンダチューブ7と、ピストン11から延出して、その延出端部12aが緩衝対象体2の他部4に連結可能とされる主ピストンロッド12と、ピストン11から延出する副ピストンロッド13と、作動油8を常時加圧する油室加圧手段15と、第1、第2油室9,10の間を流動する作動油8により減衰力を発生する減衰力発生部33,37とを備える。副ピストンロッド13の延出端部13aを収容する密閉空間46を形成する。大気圧よりも大きく、かつ、油室加圧手段15により作動油8に生じる圧力よりも小さい圧力のガス47を密閉空間46に封入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝対象体が例えば自動車の懸架装置であるような場合において、この緩衝対象体の一部である車輪側と他部である車体側とに架設されてこの緩衝対象体に与えられる衝撃力を緩和可能とする油圧緩衝器に関するものである。
油圧緩衝器には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、緩衝器は、シングルロッド型のもので、自動車の懸架装置である緩衝対象体の一部に連結可能とされるシリンダチューブと、このシリンダチューブに軸方向に摺動可能となるよう嵌入され、このシリンダチューブ内を作動油が充填される油室、および高圧ガスが封入されるガス室に仕切るフリーピストンと、上記油室に軸方向に摺動可能となるよう嵌入されて上記油室を第1、第2油室に仕切るピストンと、このピストンから突出して上記ガス室とは反対の第1油室を通り上記シリンダチューブの外部にまで延出し、その延出端部が上記緩衝対象体の他部に連結可能とされるピストンロッドと、上記第1、第2油室の間を流動する作動油により減衰力を発生する減衰力発生部とを備えている。
上記の場合、ガス室、およびこのガス室に封入されるガスは、上記第1、第2油室の作動油をガスの圧力により常時加圧する油室加圧手段とされている。そして、この油室加圧手段によれば、上記緩衝器の作動時や、作動油の温度変化による体積変化時に、上記第1、第2油室内が負圧になって作動油の内部に気泡が生じる、という不都合の発生が防止される。これにより、緩衝器の減衰力特性が良好に保たれることとされる。
自動車の懸架装置に適用される緩衝器は、通常、次のように設置される。即ち、上記シリンダチューブは車輪側に連結され、ピストンロッドの延出端部は車体側にゴムマウントを介し連結される。また、上記シリンダチューブと車体側との間に介設され、上記緩衝器を伸長動作させるよう付勢するサスペンションばねが設けられる。
ここで、上記ピストンの軸方向各端面は作動油の圧力を受ける受圧面とされるが、上記したシングルロッド型の緩衝器では、上記両受圧面のうち、ピストンロッドが突出する側の一方の受圧面の受圧面積よりも、他方の受圧面のそれが上記ピストンロッドの断面積分だけ大きくなる。このため、上記したように、油室加圧手段のガスの圧力により作動油を常時加圧すると、この油室加圧手段に基づく作動油の圧力と上記した受圧面積の差分とで生じる加圧反力である付勢力(R)により、上記ピストンは上記ピストンロッドの延出側に向かって付勢される。この結果として、上記シングルロッド型の緩衝器は、その自由状態で常時伸長動作しようとする「特性」を有している。
このため、上記自動車において、上記緩衝器に対応する車体側の重量(W)は、上記サスペンションばねのばね反力(F)により車輪側に支持されると共に、上記緩衝器におけるピストン、ピストンロッド、およびゴムマウントを介し、上記油室加圧手段による上記付勢力(R)によっても車輪側に支持される(W=F+R)。この場合、この付勢力(R)は上記ゴムマウントを上方に向かって付勢する。このため、例えば、自動車の静止状態において、上記付勢力(R)により、上記ゴムマウントには上方に向かう引張方向での初期弾性変形が生じる。
ここで、上記した条件下において、自動車の走行中に緩衝器が衝撃力を与えられて、圧縮、伸長動作する場合、いずれの動作においても、上記ゴムマウントができるだけ同じような柔らかさで弾性変形(「所望の弾性変形」)をすることが望ましい。
そこで、上記緩衝器が取り付けられていない状態で、上記ゴムマウントを単体としてみた場合に、このゴムマウントに対し上方に向かう荷重が与えられたとき、このゴムマウントが引張方向で柔らかく弾性変形し、一方、下方に向かう荷重が与えられたとき、圧縮方向で硬く弾性変形するというゴムマウント特性が得られるようゴムマウントが設計される。このようにして、上記付勢力(R)により自動車の静止状態でゴムマウントに初期弾性変形が生じる、という条件下での上記した緩衝器の圧縮、伸長の各動作においても、上記ゴムマウントに前記「所望の弾性変形」が得られるよう鋭意努力されている。
一方、油圧緩衝器には、従来、下記特許文献2に示されるものがある。この公報のものによれば、緩衝器は、ダブルロッド型のもので、緩衝対象体の一部に連結可能とされるシリンダチューブと、このシリンダチューブに軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ内を第1、第2油室に仕切るピストンと、このピストンから上記第1油室を通りこの第1油室の外部にまで延出して、その延出端部が上記緩衝対象体の他部に連結可能とされる主ピストンロッドと、上記ピストンから上記第2油室を通りこの第2油室の外部にまで延出する副ピストンロッドと、上記第1、第2油室内の作動油をガスの圧力で常時加圧する油室加圧手段と、上記第1、第2油室の間を流動する作動油により減衰力を発生する減衰力発生部とを備えている。
特開2004−232845号公報 特開平11−165521号公報
ところで、前記特許文献1にて説明の自動車の懸架装置に適用されたシングルロッド型の緩衝器において、近時、容量や強度上などの理由により、この緩衝器におけるピストンロッドの直径を、より大きく変更することが求められる場合がある。そして、このようにピストンロッドの直径を大きくするよう変更したとすると、その面積の増大分だけ、上記付勢力(R)が大きくなるよう変化する。
しかし、このように緩衝器における付勢力(R)が大きく変化した場合においても、上記ゴムマウントに前記「所望の弾性変形」が得られるよう、所望のゴムマウント特性を得る、ということは、このゴムマウントの構造や強度上などに限度があって、容易ではない。よって、上記状況下にあって、前記した「所望の弾性変形」を得るということは極めて難しいというのが実情である。
一方、同上特許文献1にて説明の自動車の懸架装置に適用されたシングルロッド型の緩衝器において、上記ゴムマウントをそのままにして、緩衝器を、前記特許文献2にて説明のダブルロッド型の緩衝器に変更したい場合が考えられる。
しかし、上記ダブルロッド型の緩衝器におけるピストンはその軸方向各端面からシリンダチューブの外部に至るまでそれぞれピストンロッドが延出している。このため、上記ピストンの各受圧面の受圧面積は互いにほぼ等しくなる。このため、前記油室加圧手段は作動油を常時加圧してはいるが、前記のようなガスの加圧反力である付勢力(R)は発生せず、上記ピストンが各ピストンロッドと共に軸方向のいずれか一方に付勢される、ということはない。つまり、上記ダブルロッド型の緩衝器は、その自由状態で伸長動作するという「特性」は有していない。
このため、前記したように、シングルロッド型の緩衝器を適用すべく構成された自動車の懸架装置に対し、ダブルロッド型の緩衝器を適用したとすると、車体側の重量(W)は、上記サスペンションばねのばね反力(F)のみによって車輪側に支持されることとなり(W=F)、前記ゴムマウントには上記シングルロッド型の緩衝器におけるような付勢力(R)は何ら与えられない。このため、上記ゴムマウントは自由状態のままであって、このシングルロッド型の緩衝器を適用したことにより生じる前記初期弾性変形は発生しないままに保たれる。
この結果、例えば、上記自動車が平坦路を走行しているときにその軸方向に衝撃力が与えられて、緩衝器が圧縮動作させられるときには、上記ゴムマウントは、まず、その自由状態から弾性変形を開始し、この弾性変形が進行して上記初期弾性変形状態に達し、その後、初めて上記シングルロッド型の緩衝器と同様の減衰力特性を発揮することとなる。
よって、前記ゴムマウントをそのままにして、シングルロッド型の緩衝器に代え、上記ダブルロッド型の緩衝器を適用した場合には、減衰力の発生にタイムラグが生じるなど、ゴムマウント特性が不適合となり、これは、自動車への乗り心地を低下させるおそれを生じるものであって、好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、緩衝器を、その自由状態で常時伸長動作させるように付勢する付勢力の大きさを容易に調整できるようにして、緩衝器の適用の自由度を向上させるようにし、例えば、自動車の懸架装置におけるシングルロッド型の緩衝器に適したゴムマウント特性を有するゴムマウントを始め、あらゆるゴムマウント特性のゴムマウントにも容易に適合させることができる油圧緩衝器を提供することである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、緩衝対象体2の一部3に連結可能とされるシリンダチューブ7と、このシリンダチューブ7に軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ7内を第1、第2油室9,10に仕切るピストン11と、このピストン11から上記第1油室9を通りこの第1油室9の外部にまで延出して、その延出端部12aが上記緩衝対象体2の他部4に連結可能とされる主ピストンロッド12と、上記ピストン11から上記第2油室10を通りこの第2油室10の外部にまで延出する副ピストンロッド13と、上記第1、第2油室9,10内の作動油8を常時加圧する油室加圧手段15と、上記第1、第2油室9,10の間を流動する作動油8により減衰力を発生する減衰力発生部33,37とを備えた油圧緩衝器において、
上記副ピストンロッド13の延出端部13aを収容する密閉空間46を形成し、大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段15により上記作動油8に生じる圧力よりも小さい圧力のガス47を上記密閉空間46に封入したことを特徴とする油圧緩衝器である。
請求項2の発明は、全図に例示するように、上記密閉空間46に対する上記ガス47の注入、排出を可能とする注入弁54を設けたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器である。
請求項3の発明は、図1−4に例示するように、上記シリンダチューブ7が、その軸方向に延びるチューブ本体16と、上記第1油室9における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に固定されると共に、上記主ピストンロッド12を摺動可能に貫通させる固定ロッドガイド17と、上記第2油室10における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に軸方向に摺動可能に嵌入されると共に、上記副ピストンロッド13を摺動可能に貫通させる可動ロッドガイド18とを備え、上記油室加圧手段15として上記可動ロッドガイド18を上記第1、第2油室9,10側に向けて常時付勢する固体ばね58を上記密閉空間46に設けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の油圧緩衝器である。
請求項4の発明は、図5に例示するように、上記シリンダチューブ7が、その軸方向に延びるチューブ本体16と、上記第1油室9における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に固定されると共に、上記主ピストンロッド12を摺動可能に貫通させる固定ロッドガイド17と、上記第2油室10における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に固定されると共に、上記副ピストンロッド13を摺動可能に貫通させる他の固定ロッドガイド17´とを備え、上記油室加圧手段15として上記第1、第2油室9,10内の作動油8を他のガス66の圧力によって常時加圧する蓄圧器67を設けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の油圧緩衝器である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、緩衝対象体の一部に連結可能とされるシリンダチューブと、このシリンダチューブに軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ内を第1、第2油室に仕切るピストンと、このピストンから上記第1油室を通りこの第1油室の外部にまで延出して、その延出端部が上記緩衝対象体の他部に連結可能とされる主ピストンロッドと、上記ピストンから上記第2油室を通りこの第2油室の外部にまで延出する副ピストンロッドと、上記第1、第2油室内の作動油を常時加圧する油室加圧手段と、上記第1、第2油室の間を流動する作動油により減衰力を発生する減衰力発生部とを備えた油圧緩衝器において、
上記副ピストンロッドの延出端部を収容する密閉空間を形成し、大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段により上記作動油に生じる圧力よりも小さい圧力のガスを上記密閉空間に封入している。
このため、上記密閉空間に収容された副ピストンロッドの延出端部には、この副ピストンロッドの断面積と上記ガスの圧力との各値に基づき付勢力が与えられる。よって、例えば、緩衝器の容量や強度を変えようとして、上記主、副ピストンロッドの直径を大きくしたとしても、その一方で、上記ガスの圧力を小さくしてやれば、上記付勢力を比較的小さい値に調整することができる。つまり、上記発明によれば、緩衝器を、その自由状態で常時伸長動作させるように付勢する付勢力の大きさは、単に密閉空間のガスの圧力を調整する、ということによって容易にすることができ、上記緩衝器の適用の自由度が向上して有益である。
また、上記したように、密閉空間に封入したガスは、油室加圧手段により上記作動油に生じる圧力よりも小さいため、その分、上記ガスの圧力を変更することによる上記付勢力の大きさの微調整が容易にできる。
この結果、上記緩衝器によれば、例えば、自動車の懸架装置におけるシングルロッド型の緩衝器に適したゴムマウント特性を有するゴムマウントを始め、あらゆるゴムマウント特性のゴムマウントにも容易に適合させることができる。
請求項2の発明は、上記密閉空間に対する上記ガスの注入、排出を可能とする注入弁を設けている。
このため、上記注入弁により、密閉空間に対するガスの注入、排出が容易にでき、上記密閉空間におけるガスの圧力の調整が更に容易にできる。よって、上記緩衝器を常時伸長動作させるように付勢する付勢力の微調整が容易にできて、緩衝器の適用の自由度が更に向上する。
請求項3の発明は、上記シリンダチューブが、その軸方向に延びるチューブ本体と、上記第1油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記主ピストンロッドを摺動可能に貫通させる固定ロッドガイドと、上記第2油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に軸方向に摺動可能に嵌入されると共に、上記副ピストンロッドを摺動可能に貫通させる可動ロッドガイドとを備え、上記油室加圧手段として上記可動ロッドガイドを上記第1、第2油室側に向けて常時付勢する固体ばねを上記密閉空間に設けている。
このため、上記油室加圧手段として、簡単な構成、かつ、流体漏れのおそれのない固定ばねを用いたことにより、上記緩衝器の構成を簡単にできる。
また、上記したようにばねを密閉空間に設けている。
このため、上記ガスを封入するための密閉空間が上記ばねの設置に利用された分、上記緩衝器をコンパクトにできる。
請求項4の発明は、上記シリンダチューブが、その軸方向に延びるチューブ本体と、上記第1油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記主ピストンロッドを摺動可能に貫通させる固定ロッドガイドと、上記第2油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記副ピストンロッドを摺動可能に貫通させる他の固定ロッドガイドとを備え、上記油室加圧手段として上記第1、第2油室内の作動油を他のガスの圧力によって常時加圧する蓄圧器を設けている。
このため、上記作動油を常時加圧する圧力の大きさは、上記蓄圧器における他のガスの圧力の調整によって容易にすることができ、適正な緩衝器を得ることが容易にできる。
本発明の油圧緩衝器に関し、緩衝器を、その自由状態で常時伸長動作させるように付勢する付勢力の大きさを容易に調整できるようにして、緩衝器の適用の自由度を向上させるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、油圧緩衝器は、緩衝対象体の一部に連結可能とされるシリンダチューブと、このシリンダチューブに軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ内を第1、第2油室に仕切るピストンと、このピストンから上記第1油室を通りこの第1油室の外部にまで延出して、その延出端部が上記緩衝対象体の他部に連結可能とされる主ピストンロッドと、上記ピストンから上記第2油室を通りこの第2油室の外部にまで延出する副ピストンロッドと、上記第1、第2油室内の作動油を常時加圧する油室加圧手段と、上記第1、第2油室を流動する作動油により減衰力を発生する減衰力発生部とを備えている。上記副ピストンロッドの延出端部を収容する密閉空間が形成される。大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段により上記作動油に生じる圧力よりも小さい圧力のガスが上記密閉空間に封入されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1に従って説明する。
図1において、符号1はダブルロッド型の油圧緩衝器である。この緩衝器1は、緩衝対象体2の一部3と他部4とに架設される。この緩衝対象体2は、例えば、自動車や自動二輪車など車両の懸架装置であって、上記一部3は車輪側、他部4は車体側とされ、上記緩衝器1と他部4とは、これら両者1,4の間に介設されるゴムマウント5によって互いに連結されている。
上記緩衝器1は、軸心6が縦方向に延びて上記緩衝対象体2の一部3に連結されるシリンダチューブ7と、このシリンダチューブ7の一端部(上部)側に軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ7内を作動油8が充填される第1、第2油室9,10に仕切るピストン11と、このピストン11から突出し上記第1油室9を通りこの第1油室9の外部にまで延出して、その延出端部12aが上記緩衝対象体2の他部4に連結される主ピストンロッド12と、上記ピストン11から突出し、上記第2油室10を通りこの第2油室10の外部にまで延出する副ピストンロッド13と、この副ピストンロッド13の基部側を上記ピストン11に着脱可能に固着させる締結具14と、上記第1、第2油室9,10内の作動油8を常時加圧する油室加圧手段15と、を備えている。
上記主、副ピストンロッド12,13は互いにほぼ同径とされている。これにより、上記ピストン11の軸方向各端面が上記第1、第2油室9,10の作動油8から圧力を受けるとき、上記ピストン11の各端面における上記作動油8についての各受圧面積は互いにほぼ等しくされている。
上記シリンダチューブ7は、その軸方向に延びる円筒形状のチューブ本体16と、上記軸方向で上記第1油室9における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に固定されると共に、上記主ピストンロッド12を摺動可能に貫通させる固定ロッドガイド17と、上記軸方向で上記第2油室10における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に軸方向に摺動可能に嵌入されると共に、上記副ピストンロッド13を摺動可能に貫通させる可動ロッドガイド18とを備えている。
上記シリンダチューブ7の下端部は上記緩衝対象体2の一部3に連結具21により枢支されている。この連結具21は、上記チューブ本体16の下端部に形成された雄ねじ22に着脱可能に螺合により固着される連結具本体23と、この連結具本体23に形成された円形孔に圧入される公知の緩衝体26と、この緩衝体26に挿通され、上記緩衝対象体2の一部3とシリンダチューブ7とを互いに枢支させる枢支軸27とを備えている。
一方、上記主ピストンロッド12の延出端部12aは、前記ゴムマウント5を介し締結具29により上記緩衝対象体2の他部4に連結されている。上記緩衝器1が取り付けられていない状態で、上記ゴムマウント5を単体としてみたとき、このゴムマウント5に対し上方に向かう荷重が与えられたとき、このゴムマウント5は引張方向で柔らかく弾性変形することとされ、一方、下方に向かう荷重が与えられたときには圧縮方向で硬く弾性変形するというゴムマウント特性が上記ゴムマウント5に与えられている。
上記緩衝器1は、上記シリンダチューブ7に対するピストン11の摺動により伸長、圧縮動作A,B可能とされ、この緩衝器1を伸長動作Aさせるよう上記緩衝対象体2の他部4とシリンダチューブ7との間に介設されるサスペンションばね30が設けられている。
上記緩衝器1が伸長動作Aしたとき、上記第1油室9から第2油室10に作動油8を流動させて減衰力を発生する伸側減衰力発生部33が設けられている。この伸側減衰力発生部33は、上記第1油室9と第2油室10とを互いに連通させるよう上記ピストン11に形成される伸側油路34と、上記ピストン11に取り付けられ、上記伸側油路34を上記第2油室10側から弾性的に開閉可能に閉じるリーフ弁である伸側減衰弁35とを備えている。
一方、上記緩衝器1が圧縮動作Bしたとき、上記第2油室10から第1油室9に作動油8を流動させて減衰力を発生する圧側減衰力発生部37が設けられている。この圧側減衰力発生部37は、上記第1油室9と第2油室10とを互いに連通させるよう上記ピストン11に形成される圧側油路38と、上記ピストン11に取り付けられ、上記圧側油路38を上記第1油室9側から弾性的に開閉可能に閉じるリーフ弁である圧側減衰弁39とを備えている。
また、上記伸側減衰力発生部33と圧側減衰力発生部37とは、共通の構成として、上記第1油室9と第2油室10とを互いに連通させるよう上記ピストン11および主ピストンロッド12に跨って形成される他の油路40と、上記主ピストンロッド12の軸心6上に形成された孔に嵌入され、この主ピストンロッド12における上記他の油路40の部分の開度を調整可能とするニードル弁である調整弁41と、上記主ピストンロッド12の延出端部12aに螺合されて工具と係合可能とされるプラグ形状の係合操作部42と、上記主ピストンロッド12の軸心6上に形成された上記孔に挿入される操作軸43とを備えている。そして、上記係合操作部42への工具による操作により、上記操作軸43を介し上記調整弁41が連動して、上記他の油路40の開度が調整可能とされている。
上記副ピストンロッド13の延出端部13aを収容する密閉空間46が形成されている。そして、大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段15により上記作動油8に生じる圧力(約2メガパスカル)よりも小さい圧力(0.5−0.8メガパスカル)の窒素ガス47が封入されている。このガス47の封入とその圧力調整は、通常、緩衝器1の工場組立ラインにおいて、緩衝器1を組み立てる過程で行われるが、緩衝器1の組み立て後において、下記するように、上記緩衝器1の各構成部品を分解することなく、その構造のままで調整可能としてもよい。
具体的には、上記副ピストンロッド13の延出端部13aは、上記シリンダチューブ7の下部内に配置されている。このシリンダチューブ7の下端部に径小の筒形状をなす蓋体48が固着されている。上記軸心6上における上記蓋体48の開口にプラグ49が螺合されて、上記蓋体48の開口が開閉可能に閉じられている。また、上記蓋体48の開口の内面とプラグ49との間はOリング50によりシールされている。これにより、上記シリンダチューブ7の下部内に上記密閉空間46が形成されている。
上記軸心6上で、上記プラグ49には貫通孔53が形成されている。また、上記密閉空間46側から上記貫通孔53を閉じるゴムブロック製の注入弁54が固着されている。この注入弁54は、上記密閉空間46に対する上記ガス47の注入、排出を可能とさせるものである。
上記密閉空間46に対するガス47の注入、排出は、上記注入弁54に突き刺し可能とされる針状の注入器55を通し達成される。このガス47の注入、排出作業は、上記シリンダチューブ7と連結具21とを互いに分離させた状態で行われる。また、上記注入器55におけるガス47の圧力が圧力計で検出可能とされており、この検出により、上記密閉空間46におけるガス47の圧力が所望圧力に調整可能とされる。
上記油室加圧手段15として、上記可動ロッドガイド18を上記第1、第2油室9,10側に向けて常時付勢する固体ばね58と、上記シリンダチューブ7の軸方向で、上記可動ロッドガイド18とばね58との間に介設され、上記副ピストンロッド13を貫通させる円柱形上の摺動体59とが設けられている。上記ばね58は金属もしくは樹脂製のコイルスプリングで、上記軸心6上に位置し、上記蓋体48と摺動体59との間に介設されている。
上記摺動体59は、上記チューブ本体16に対し軸方向に摺動可能となるようがたつきなく嵌入されている。上記摺動体59の上記可動ロッドガイド18側の一端面は、上記軸心6に直交するよう形成されて、上記可動ロッドガイド18の軸方向端面に面接触している。
このため、上記摺動体59の他端面に圧接する上記ばね58の軸方向の端面が、このばね58の自由状態で、その軸心に対する直交面から多少傾斜しているとしても、このばね58の付勢力に影響されて上記摺動体59が上記軸心6に対し傾斜しようとすることは防止される。よって、上記摺動体59の一端面と面接触している上記可動ロッドガイド18も、上記ばね58の付勢力に影響されて上記軸心6に対し傾斜しようとすることは防止される。この結果、上記チューブ本体16に対する上記可動ロッドガイド18の円滑な摺動が確保される。
車両の走行時に、上記緩衝器1にその軸方向の外部から衝撃力が与えられる場合において、この緩衝器1がサスペンションばね30の付勢力により伸長動作Aしたとする。すると、上記第1油室9の作動油8が上記伸側減衰力発生部33の伸側油路34を通って第2油室10に向けて流動しようとする。この際、上記伸側減衰弁35の弾性的な付勢力に勝る上記第1油室9内の作動油8の油圧により、上記伸側減衰弁35は弾性変形して開弁動作する。すると、このように開弁された伸側油路34を通り、作動油8が上記伸側減衰弁35からの弾性的な抵抗力を受けながら流動する。そして、この流動により、減衰力が発生して上記衝撃力が緩和される。
一方、上記衝撃力により緩衝器1がサスペンションばね30の付勢力に対抗して圧縮動作Bしたとする。すると、上記第2油室10の作動油8が上記圧側減衰力発生部37の圧側油路38を通って第1油室9に向け流動しようとする。この際、上記圧側減衰弁39の弾性的な付勢力に勝る上記第2油室10内の作動油8の油圧により、上記圧側減衰弁39は弾性変形して開弁動作する。すると、このように開弁された圧側油路38を通り、作動油8が上記圧側減衰弁39からの弾性的な抵抗力を受けながら流動する。そして、この流動により、減衰力が発生して上記衝撃力が緩和される。
また、上記のように緩衝器1が伸長動作Aや圧縮動作Bした時には、上記他の油路40を通って上記第1、第2油室9,10の間で作動油8が流動する。そして、これら各流動によっても、減衰力が発生して上記衝撃力が緩和される。この場合、上記係合操作部42を操作して、上記調整弁41により上記他の油路40の開度を調整すれば、上記緩衝器1が伸長動作Aや圧縮動作Bする時の減衰力が調整可能とされる。
一方、上記ばね58の付勢力により、可動ロッドガイド18を介し第1、第2油室9,10の作動油8は常時加圧されている。このため、上記緩衝器1の作動時や、作動油8の温度変化による体積変化時に、上記第1、第2油室9,10内が負圧になって作動油8の内部に気泡が生じる、という不都合の発生が防止される。これにより、緩衝器1の減衰力特性が良好に保たれる。
上記構成によれば、副ピストンロッド13の延出端部13aを収容する密閉空間46を形成し、大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段15により上記作動油8に生じる圧力よりも小さい圧力のガス47を上記密閉空間46に封入している。
このため、上記密閉空間46に収容された副ピストンロッド13の延出端部13aには、この副ピストンロッド13の断面積Sと上記ガス47の圧力との各値に基づき付勢力(R´)が与えられる。よって、例えば、緩衝器1の容量や強度を変えようとして、上記主、副ピストンロッド12,13の直径を大きくしたとしても、その一方で、上記ガス47の圧力を小さくしてやれば、上記付勢力(R´)を比較的小さい値に調整することができる。つまり、上記実施例によれば、緩衝器1を、その自由状態で常時伸長動作させるように付勢する付勢力(R´)の大きさは、単に密閉空間46のガス47の圧力を調整する、ということによって容易にすることができ、上記緩衝器1の適用の自由度が向上して有益である。
また、上記したように、密閉空間46に封入したガス47は、油室加圧手段15により上記作動油8に生じる圧力よりも小さいため、その分、上記ガス47の圧力を変更することによる上記付勢力(R´)の大きさの微調整が容易にできる。
そして、上記緩衝器1によれば、上記自動車において、上記緩衝器1に対応する他部4である車体側の重量(W)は、上記サスペンションばね30のばね反力(F)により自動車における一部3である車輪側に支持されると共に、上記緩衝器1におけるピストン11、主ピストンロッド12、およびゴムマウント5を介し、上記ガス47の圧力による付勢力(R´)(R´<前記R)によっても車輪側に支持される(W=F+R´)。この場合、この付勢力(R´)は上記ゴムマウント5を上方に向かって付勢する。このため、例えば、自動車の静止状態において、上記付勢力(R´)により、上記ゴムマウント5には上方に向かう引張方向での初期弾性変形が生じる。
上記した自動車の走行時に、上記緩衝器1にその軸方向に衝撃力が与えられると、上記した条件下において、緩衝器1が伸長、圧縮動作A,Bする。例えば、上記自動車が平坦路を走行しているときにその軸方向に衝撃力が与えられて、緩衝器1が圧縮動作Bさせられるとき、上記ゴムマウント5には上記付勢力(R´)により初期弾性変形が生じている。このため、このゴムマウント5のばね反力が上記圧縮動作Bに直ちに対抗し、ピストン11は応答性よくシリンダチューブ7内を摺動する。このため、上記第1、第2油室9,10の間で応答性よく上記減衰力発生部33,37を通り作動油8が流動し、この流動により前記したように減衰力が発生して、上記衝撃力が緩和される。そして、これは、前記シングルロッド型の緩衝器を適用した場合の作用と同様のものである。
この結果、上記緩衝器1によれば、例えば、自動車の懸架装置におけるシングルロッド型の緩衝器1に適したゴムマウント特性を有するゴムマウント5を始め、あらゆるゴムマウント特性のゴムマウント5にも容易に適合させることができる。
また、前記したように、密閉空間46に対する上記ガス47の注入、排出を可能とする注入弁54を設けている。
このため、上記注入弁54により、密閉空間46に対するガス47の注入、排出が容易にでき、上記密閉空間46におけるガス47の圧力の調整が更に容易にできる。よって、上記緩衝器1を常時伸長動作させるように付勢する付勢力の微調整が容易にできて、緩衝器1の適用の自由度が更に向上する。
また、前記したように、シリンダチューブ7が、その軸方向に延びるチューブ本体16と、上記第1油室9における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に固定されると共に、上記主ピストンロッド12を摺動可能に貫通させる固定ロッドガイド17と、上記第2油室10における上記ピストン11とは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体16に軸方向に摺動可能に嵌入されると共に、上記副ピストンロッド13を摺動可能に貫通させる可動ロッドガイド18とを備え、上記油室加圧手段15として上記可動ロッドガイド18を上記第1、第2油室9,10側に向けて常時付勢する固体ばね58を上記密閉空間46に設けている。
このため、上記油室加圧手段15として、簡単な構成、かつ、流体漏れのおそれのない固定ばね58を用いたことにより、上記緩衝器1の構成を簡単にできる。
また、上記したようにばね58を密閉空間46に設けている。
このため、上記ガス47を封入するための密閉空間46が上記ばね58の設置に利用された分、上記緩衝器1をコンパクトにできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記緩衝器1は上下が逆であってもよく、水平や傾斜するよう設置してもよい。また、上記減衰力発生部はシリンダチューブ7の外部側に設けられる固定オリフィスなどであってもよい。また、上記密閉空間46はシリンダチューブ7とは個別に形成してもよい。また、上記密閉空間46に対するガス47の注入、排出は、工場組立ラインでのみ可能とし、例えば、注入弁54を設けないで、ユーザーではできないようにしてもよい。
以下の図2−5は、実施例2−5を示している。これら各実施例は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図2に従って説明する。
図2において、上記蓋体48は、上記シリンダチューブ7の下端部の開口を閉じるようこの下端部に固着されている。上記蓋体48に上記連結具21の連結具本体23が固着されている。上記蓋体48には、上記密閉空間46の内外を連通させるガス通路62が形成されている。
上記ガス通路62における上記密閉空間46の外部側の端部に上記注入弁54が圧入され、上記ガス通路62の端部開口は上記貫通孔53が形成されたプラグ63が着脱可能に螺合させられている。上記貫通孔53の孔芯は、上記軸心6にほぼ直交している。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図3に従って説明する。
図3において、上記密閉空間46を形成している上記シリンダチューブ7の下部壁部に孔が形成され、この孔に連通するよう上記下部側壁にソケット64が固着され、このソケット64に、上記注入弁54が圧入されると共に、上記貫通孔53が形成されたプラグ49が螺合されている。上記貫通孔53の孔芯は、上記軸心6にほぼ直交している。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例4を添付の図4に従って説明する。
図4において、上記貫通孔53は上記連結具本体23に形成され、上記蓋体48と連結具21の連結具本体23との間に上記注入弁54が挟み付けられている。この注入弁54は、上記蓋体48と連結具本体23との間をシールしている。上記貫通孔53の孔芯は、上記注入弁54に向かって斜め上方に延びている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例5を添付の図5に従って説明する。
図5において、上記チューブ本体16は上、下チューブに分断され、これら分断端は互いに螺合されて締結具65により固着されている。前記実施例1の可動ロッドガイド18は、これに代えて上記チューブ本体16に固定される他の固定ロッドガイド17´とされている。上記油室加圧手段15として、上記第1、第2油室9,10内の作動油8を他のガス66によって常時加圧する蓄圧器67が設けられ、この蓄圧器67は、上記シリンダチューブ7に締結具68により固着されている。
上記蓄圧器67は、上記シリンダチューブ7の外部に設けられる他のシリンダチューブ69と、この他のシリンダチューブ69に軸方向に摺動可能となるよう嵌入されて、上記他のシリンダチューブ69内を油室70とガス室71とに仕切るフリーピストン72とを備えている。上記油室70に作動油8が充填され、この油室70は上記締結具68のボルトに形成された油路74を通し上記第2油室10に連通している。上記ガス室71に高圧(約2メガパスカル)の窒素ガスである上記他のガス66が封入され、この他のガス66は上記フリーピストン72を介し上記第1、第2油室9,10の作動油8を加圧する。
上記構成によれば、上記作動油8を常時加圧する圧力の大きさは、上記蓄圧器67における他のガス66の圧力の調整によって容易にすることができ、適正な緩衝器1を得ることが容易にできる。
実施例1を示し、緩衝器の側面断面部分破断図である。 実施例2を示し、図1に相当する図である。 実施例3を示し、図1に相当する図である。 実施例4を示し、図1に相当する図である。 実施例5を示し、図1に相当する図である。
符号の説明
1 緩衝器
2 緩衝対象体
3 一部
4 他部
5 ゴムマウント
6 軸心
7 シリンダチューブ
8 作動油
9 第1油室
10 第2油室
11 ピストン
12 主ピストンロッド
12a 延出端部
13 副ピストンロッド
13a 延出端部
14 締結具
15 油室加圧手段
16 チューブ本体
17 固定ロッドガイド
18 可動ロッドガイド
21 連結具
30 サスペンションばね
33 伸側減衰力発生部
37 圧側減衰力発生部
46 密閉空間
47 ガス
48 蓋体
49 プラグ
50 Oリング
53 貫通孔
54 注入弁
58 ばね
59 摺動体
66 他のガス
67 蓄圧器
A 伸長動作
B 圧縮動作
S 断面積
W 車体側の重量
F ばね反力
R´ 付勢力

Claims (4)

  1. 緩衝対象体の一部に連結可能とされるシリンダチューブと、このシリンダチューブに軸方向に摺動可能となるよう嵌入されてこのシリンダチューブ内を第1、第2油室に仕切るピストンと、このピストンから上記第1油室を通りこの第1油室の外部にまで延出して、その延出端部が上記緩衝対象体の他部に連結可能とされる主ピストンロッドと、上記ピストンから上記第2油室を通りこの第2油室の外部にまで延出する副ピストンロッドと、上記第1、第2油室内の作動油を常時加圧する油室加圧手段と、上記第1、第2油室の間を流動する作動油により減衰力を発生する減衰力発生部とを備えた油圧緩衝器において、
    上記副ピストンロッドの延出端部を収容する密閉空間を形成し、大気圧よりも大きく、かつ、上記油室加圧手段により上記作動油に生じる圧力よりも小さい圧力のガスを上記密閉空間に封入したことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 上記密閉空間に対する上記ガスの注入、排出を可能とする注入弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 上記シリンダチューブが、その軸方向に延びるチューブ本体と、上記第1油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記主ピストンロッドを摺動可能に貫通させる固定ロッドガイドと、上記第2油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に軸方向に摺動可能に嵌入されると共に、上記副ピストンロッドを摺動可能に貫通させる可動ロッドガイドとを備え、上記油室加圧手段として上記可動ロッドガイドを上記第1、第2油室側に向けて常時付勢する固体ばねを上記密閉空間に設けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の油圧緩衝器。
  4. 上記シリンダチューブが、その軸方向に延びるチューブ本体と、上記第1油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記主ピストンロッドを摺動可能に貫通させる固定ロッドガイドと、上記第2油室における上記ピストンとは反対側の端部開口を閉じるよう上記チューブ本体に固定されると共に、上記副ピストンロッドを摺動可能に貫通させる他の固定ロッドガイドとを備え、上記油室加圧手段として上記第1、第2油室内の作動油を他のガスの圧力によって常時加圧する蓄圧器を設けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の油圧緩衝器。
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