JP2007198548A - 油圧緩衝器の減衰力発生装置 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 油圧緩衝器の減衰力発生装置において、簡易な構成により、圧縮側と伸長側の減衰力を個別に設定でき、両方の減衰力の大きさを大きく異ならせることを可能にすること。
【解決手段】 隔壁部材61にオリフィス70を設け、圧縮側と伸長側の両方向の油の流れを同一のオリフィス70に通し、該オリフィス70で圧縮側と伸長側の減衰力を発生する油圧緩衝器10の減衰力発生装置において、前記オリフィス70における油の一方向の流れが流入する第1の開口71に、外方に向けて拡開する拡開面71Aを形成するとともに、該オリフィス70における油の他方向の流れが流入する第2の開口72の周囲に、外方に向けて突出する突出部72Aを形成してなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は油圧緩衝器の減衰力発生装置に関する。
油圧緩衝器の減衰力発生装置として、特許文献1に記載の如く、シリンダ内を摺動するピストンの上面と下面に開口するオリフィスを設け、圧縮側と伸長側の両方向の油の流れを同一のオリフィスに通し、該オリフィスで圧縮側と伸長側の減衰力を発生するものがある。
特許文献1では、ピストンの上下一方の面に斜面を有する凹部を設け、この凹部の底にオリフィスを形成している。凹部のある面の方向にピストンが摺動する、例えば伸長行程では、オリフィスに流入する油の流れが凹部の底のオリフィスに集中するようにガイドされ、オリフィスへの流入抵抗が低く、結果としてオリフィスにより得られる減衰力は小さくなる。他方、凹部のない面(平面である)の方向にピストンが摺動する、オリフィスへの流入抵抗は低くならず、このときの減衰力は小さくならない。
実開昭61-66238
特許文献1の減衰力発生装置によれば、ピストンの上下一方の面に凹部を設け、他方の面は平面に保つものであるから、上下一方の面に設ける凹部の斜面形状を調整し、例えば伸長行程での減衰力を小さく設定したとしても、圧縮行程での減衰力を設定替えすることはできない。また、伸長行程での減衰力と圧縮行程での減衰力の大きさを異ならせることはできるものの、伸長行程での減衰力と圧縮行程での減衰力の大きさをより大きく異ならせるには、上下一方の面に設ける凹部の斜面形状をより急峻、複雑にする必要があるし、限界がある。
本発明の課題は、油圧緩衝器の減衰力発生装置において、簡易な構成により、圧縮側と伸長側の減衰力を個別に設定でき、両方の減衰力の大きさを大きく異ならせることを可能にすることにある。
請求項1の発明は、隔壁部材にオリフィスを設け、圧縮側と伸長側の両方向の油の流れを同一のオリフィスに通し、該オリフィスで圧縮側と伸長側の減衰力を発生する油圧緩衝器の減衰力発生装置において、前記オリフィスにおける油の一方向の流れが流入する第1の開口に、外方に向けて拡開する拡開面を形成するとともに、該オリフィスにおける油の他方向の流れが流入する第2の開口の周囲に、外方に向けて突出する突出部を形成してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記隔壁部材のオリフィスにおける第1と第2の開口に形成される拡開面と突出部をプレス成形してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)オリフィスにおける油の一方向の流れが流入する第1の開口に、外方に向けて拡開する拡開面を形成することにより、この一方向の流れを第1の開口に集中するようにスムースに導入し、第1の開口への流入抵抗を低くし、オリフィスにより得られる減衰力を小さく設定できる。
他方、オリフィスにおける油の他方向の流れが流入する第2の開口の周囲に、外方に向けて突出する突出部を形成することにより、この他方向の流れを第2の開口に入りにくくし、第2の開口への流入抵抗を高くし、オリフィスにより得られる減衰力を大きく設定できる。
(b)上述(a)により、一方向(例えば伸長側)の流れに対する減衰力の大きさを第1の開口に形成する拡開面の形状の変更、選定により適宜の大きさに設定できる。また、他方向(例えば圧縮側)の流れに対する減衰力の大きさを第2の開口の周囲に形成する突出部の形状の変更、選定により適宜の大きさに設定できる。従って、圧縮側と伸長側の減衰力を個別に設定できる。
(c)上述(a)により、一方向(例えば伸長側)の流れに対する減衰力の大きさを第1の開口に形成した拡開面の存在により小さくし、他方向(例えば圧縮側)の流れに対する減衰力の大きさを第2の開口の周囲に形成した突出部の存在により大きくできる。従って、両方の減衰力の大きさを大きく異ならせることができる。
(d)隔壁部材に例えば2個のオリフィスを設け、一方のオリフィスにチェック弁を設けることにより、圧縮側と伸長側の減衰力の大きさを個別に設定するものに比し、構造を簡易にでき、コスト低減できる。
(請求項2)
(e)隔壁部材のオリフィスにおける第1と第2の開口に形成される拡開面と突出部をプレス成形することにより、オリフィスの第1と第2をなす両端の開口の形状を簡易に成形して拡開面と突出部を得ることができ、コスト低減できる。
図1は油圧緩衝器を示す断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は隔壁部材を示す断面図、図4はオリフィスの開口形状による流入抵抗の相違を示す模式図である。
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、シリンダ11に中空ピストンロッド12を挿入し、シリンダ11とピストンロッド12の外側部に懸架スプリング13を介装する。
シリンダ11は車体側取付部材14を備え、ピストンロッド12にロックナット15Aとともに車軸側取付部材15を備える。シリンダ11の外周部にはばね受け17が固定され、ピストンロッド12にはばね受け18が固定されており、ばね受け17とばね受け18のシート18Aの間に懸架スプリング13を介装している。懸架スプリング13の弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。19はダストカバーである。
シリンダ11はピストンロッド12が貫通するロッドガイド21を備える。ロッドガイド21は、Oリング22を介してシリンダ11に液密に挿着されるとともに、オイルシール23、ブッシュ24、ダストシール25を備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在としている。尚、シリンダ11は、ロッドガイド21の外側に圧側バンパ26を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12が備えるバンパストッパ27にこの圧側バンパ26を衝合して最圧縮ストロークを規制可能としている。また、シリンダ11は、ロッドガイド21の内側にワッシャ28A、伸側バンプラバー28を備えている。
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置(圧側及び伸側減衰力発生装置)30を有している。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30が発生する減衰力により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴うシリンダ11とピストンロッド12の伸縮振動を抑制する。
ピストンバルブ装置30は、シリンダ11に挿入されたピストンロッド12の先端部にバルブストッパ31、圧側減衰バルブ32、ピストン33、伸側減衰バルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定してある。
ピストン33は、外周部に備えたピストンリング37Aを介してシリンダ11の内部を液密に摺接し、シリンダ11の内部をピストンロッド12が収容されないピストン側油室38Aと、ピストンロッド12が収容されるピストンロッド側油室38Bとに区画する。ピストン33は、圧側減衰バルブ32を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室37Aとを連通可能とする圧側流路32A(不図示)と、伸側減衰バルブ34を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室37Aとを連通可能とする伸側流路34Aとを備える。
また、ピストンバルブ装置30は、減衰力調整装置40を有している。
減衰力調整装置40は、ピルトンロッド12の中空部により、ピストン33をバイパスしてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bを連通可能とするバイパス油路41を形成し、このバイパス油路41をピストン側油室38Aに開口する縦孔41Aとピストンロッド側油室38Bに開口する横孔41Bにより形成している。減衰力調整装置40は、バイパス油路41の縦孔41Aの開放端に弁シート42を設け、弁シート42に臨むニードル弁43Aを先端に形成したコントロールロッド43を、ピストンロッド12の中空部に軸方向進退自在に、且つOリング44を介して液密に挿入し、ニードル弁43Aにより弁シート42の開口面積を調整可能とする。
コントロールロッド43は、その基端部45をピストンロッド12から取付部材15の側に延在している。そして、コントロールロッド43は、ピストン側油室38Aの油圧に基づくスラスト力により、その基端部45をアジャストロッド51に当接する方向に突出せしめられている。
アジャストロッド51は、ピストンロッド12の外端部に固定されている取付部材15に設けられ、コントロールロッド43の軸方向に交差する方向に穿設された装着孔52に螺着されて外部から螺動操作可能に支持され、コントロールロッド43の基端部45に直接当接して該コントロールロッド43を軸方向に進退させ、コントロールロッド43のニードル弁43Aによりバイパス油路41の弁シート42の開口面積を調整し、伸び側減衰力を調整可能とする。
また、油圧緩衝器10は、図1に示す如く、シリンダ11のピストン側油室38Aに対し体積補償室60を区画する隔壁部材61を備える。隔壁部材61は、シリンダ11の内径に設けた突条部62に固定的に保持される。体積補償室60は、油溜室60Aと、この油溜室60Aとフリーピストン64(ダイヤフラムでも可)により区画される気体室60Bとからなり、ピストン側油室38Aと油溜室60Aとを連通するオリフィス70が隔壁部材61の中心軸上に穿設されている。油圧緩衝器10は、圧縮時と伸長時に、シリンダ11に進入/退出するピストンロッド12の体積を補償するため、ピストン側油室38Aの油を体積補償室60の油溜室60Aに対し給排するように、圧縮側と伸長側の両方向の油の流れを同一のオリフィス70に通し、該オリフィス70が油に付与する絞り抵抗に基づく、圧縮側と伸長側の減衰力を発生する。
従って、油圧緩衝器10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮時)
ピストン側油室38Aの油が圧側流路32Aを通ってロッド側油室38Bに流れ、この油が圧側バルブ32を撓み変形させて圧側の減衰力を得る。これに続き、シリンダ11に進入したピストンロッド12の進入容積分の油が余剰になり、この余剰油がピストン側油室38Aから隔壁部材61のオリフィス70を通って、圧側減衰力を発生させるとともに、体積補償室60の油溜室60Aに排出されるものとなる。
(伸長時)
シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が低速のとき、ロッド側油室38Bの油がコントロールロッド43のニードル弁43Aにより開度調整されているバイバス油路41の弁シート42を通ってピストン側油室38Aに流れ、この間の弁シート42の絞り抵抗により伸側減衰力を得る。また、シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が中高速のとき、ロッド側油室38Bの油が伸側流路34Aを通り、伸側バルブ34を撓み変形させてピストン側油室38Aへ流れ、伸側の減衰力を得る。そしてこのとき、シリンダ11から退出するピストンロッド12の退出体積分の油が不足し、この不足油が体積補償室60の油溜室60Aから隔壁部材61のオリフィス70を通って、伸側減衰力を発生させるとともに、ピストン側油室38Aへ速やかに補給される。
これらの圧縮側と伸長側の減衰力により、油圧緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
尚、油圧緩衝器10の最圧縮時には、シリンダ11の側のバンパ26とピストンロッド12の側のバンパストッパ27との衝合により最圧縮時の緩衝作用を果たす。また、油圧緩衝器10の最伸長時には、シリンダ11の側のバンプラバー28とピストンロッド12の側のバルブストッパ31との衝合により、伸び切り時の緩衝作用を果たす。
しかるに、油圧緩衝器10は、隔壁部材61に設けたオリフィス70が発生する圧縮側と伸長側の減衰力を個別に設定するため、図2、図3(A)に示す如くに、以下の構成を具備する。
(1)オリフィス70における油の一方向の流れ、本実施例では伸長時の流れが流入する第1の開口71に、外方(油溜室60Aの方)に向けて拡開するテーパ面状(又はC面取状)の拡開面71Aを形成する。
(2)オリフィス70における油の他方向の流れ、本実施例では圧縮時の流れが流入する第2の開口72の周囲に、外方(ピストン側油室38Aの方)に向けて突出する円筒状の突出部72Aを形成する。
即ち、隔壁部材61は、概ね平板状をなす中央部にオリフィス70のストレート孔70A(ストレートでなくても可)を穿設し、ストレート孔70Aを通る油に一定の絞り抵抗を付与可能にする。同時に、ストレート孔70Aの一端側の第1の開口71に油溜室60Aの方に向けて拡開する拡開面71Aを形成し、ストレート孔70Aの他端側の第2の開口72の周囲にピストン側油室38Aの方に向けて突出する突出部72Aを形成する。
図4は平板状の隔壁部材61にオリフィス70のストレート孔70Aを穿設し、ストレート孔70Aの一端側の第1の開口71に拡開面71Aを形成し、他端側の第2の開口72はストレート孔70Aのまま隔壁部材61の平面上に開口したもの(図4(A))、ストレート孔70Aの他端側の第2の開口72の周囲に突出部72Aを形成し、一端側の第1の開口71はストレート孔70Aのまま隔壁部材61の平面上に開口したもの(図4(B))、ストレート孔70Aの両端の第1と第2の開口71、72のそれぞれに拡開面71A、突出部72Aのそれぞれを形成したもの(図4(C))について、それらの開口71、72への油の流入抵抗(標準抵抗M、標準抵抗Mより小なる小抵抗S、標準抵抗Mより大なる大抵抗L)を比較して示したものである。図4(A)にあっては、第1の開口71への油の流れが拡開面71Aによりスムースに導入されて流入抵抗を小抵抗Sとされ、第2の開口72への油の流入抵抗は標準抵抗Mとされる。図4(B)にあっては、第1の開口71への油の流入抵抗は標準抵抗Mとされ、第2の開口72への油の流れが突出部72Aにより入りにくくされて流入抵抗を大抵抗Lとされる。図4(C)にあっては、第1の開口71への油の流れが拡開面71Aによりスムースに導入されて流入抵抗を小抵抗Sとされ、第2の開口72への油の流れが突出部72Aにより入りにくくされて流入抵抗を大抵抗Lとされる。本実施例の隔壁部材61は、図4(C)を採用したものであり、オリフィス70の第1の開口71に流入する伸長時の油に対する流入抵抗を小抵抗Sにして得られる減衰力を小さく設定し、オリフィス70の第2の開口72に流入する圧縮時の油に対する流入抵抗を大抵抗Lにして得られる減衰力を大きく設定するようにしたものである。
尚、隔壁部材61はプレス加工により製造でき、隔壁部材61のオリフィス70における第1と第2の開口71、72に形成される拡開面71Aと突出部72Aをプレス成形できる。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)オリフィス70における油の一方向の流れが流入する第1の開口71に、外方に向けて拡開する拡開面71Aを形成することにより、この一方向の流れを第1の開口71に集中するようにスムースに導入し、第1の開口71への流入抵抗を低くし、オリフィス70により得られる減衰力を小さく設定できる。
他方、オリフィス70における油の他方向の流れが流入する第2の開口72の周囲に、外方に向けて突出する突出部72Aを形成することにより、この他方向の流れを第2の開口72に入りにくくし、第2の開口72への流入抵抗を高くし、オリフィス70により得られる減衰力を大きく設定できる。
(b)上述(a)により、一方向(例えば伸長側)の流れに対する減衰力の大きさを第1の開口71に形成する拡開面71Aの形状の変更、選定により適宜の大きさに設定できる。また、他方向(例えば圧縮側)の流れに対する減衰力の大きさを第2の開口72の周囲に形成する突出部72Aの形状の変更、選定により適宜の大きさに設定できる。従って、圧縮側と伸長側の減衰力を個別に設定できる。
(c)上述(a)により、一方向(例えば伸長側)の流れに対する減衰力の大きさを第1の開口71に形成した拡開面71Aの存在により小さくし、他方向(例えば圧縮側)の流れに対する減衰力の大きさを第2の開口72の周囲に形成した突出部72Aの存在により大きくできる。従って、両方の減衰力の大きさを大きく異ならせることができる。
(d)隔壁部材61に例えば2個のオリフィスを設け、一方のオリフィスにチェック弁を設けることにより、圧縮側と伸長側の減衰力の大きさを個別に設定するものに比し、構造を簡易にでき、コスト低減できる。
(e)隔壁部材61のオリフィス70における第1と第2の開口71、72に形成される拡開面71Aと突出部72Aをプレス成形することにより、オリフィス70の第1と第2をなす両端の開口71、72の形状を簡易に成形して拡開面71Aと突出部72Aを得ることができ、コスト低減できる。
図3(B)の隔壁部材61は、オリフィス70の第1の開口71に形成する拡開面71Aをアール面状(丸味面状)にしたものである。
図3(C)の隔壁部材61は、オリフィス70の第1の開口71に形成する拡開面71Aをベルマウス状(朝顔の花弁状)にしたものである。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明はシリンダに固定される固定隔壁部材に設けられるオリフィスに限らず、シリンダに摺動する可動ピストン(可動隔壁部材)に設けられるオリフィスに適用するものでも良い。
図1は油圧緩衝器を示す断面図である。 図2は図1の要部拡大図である。 図3は隔壁部材を示す断面図である。 図4はオリフィスの開口形状による流入抵抗の相違を示す模式図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
61 隔壁部材
70 オリフィス
71 第1の開口
71A 拡開面
72 第2の開口
72A 突出部

Claims (2)

  1. 隔壁部材にオリフィスを設け、圧縮側と伸長側の両方向の油の流れを同一のオリフィスに通し、該オリフィスで圧縮側と伸長側の減衰力を発生する油圧緩衝器の減衰力発生装置において、
    前記オリフィスにおける油の一方向の流れが流入する第1の開口に、外方に向けて拡開する拡開面を形成するとともに、
    該オリフィスにおける油の他方向の流れが流入する第2の開口の周囲に、外方に向けて突出する突出部を形成してなることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生装置。
  2. 前記隔壁部材のオリフィスにおける第1と第2の開口に形成される拡開面と突出部をプレス成形してなる請求項1に記載の油圧緩衝器の減衰力発生装置。
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