JP2021050794A - 緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡素化することが可能となる緩衝器を提供する。【解決手段】固定ピストン33は、シリンダ12に固定されると共に軸方向に沿って貫通する貫通孔145を有するベース部材131と、ピストンの伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように貫通孔145に挿通されるピン部材132と、を有し、ピン部材132は、ピストン側フランジ192と、フリーピストン側フランジ214と、これらの間の外周側に形成されて貫通孔145内を摺動する摺動部231と、摺動部231の内周側に設けられてベース部材131を軸方向に貫通可能な第1連通路241および第2連通路242と、を有し、ピン部材132の移動によって、伸び行程では第1連通路241および第2連通路242に共に作動液体が流通し、縮み行程では第1連通路241のみに作動液体が流通する。【選択図】図3

Description

本発明は、緩衝器に関する。
緩衝器には、ピストンアセンブリと浮動ピストンとの間に固定バルブアセンブリを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特表2016−528458号公報
緩衝器において構造の簡素化が求められている。
したがって、本発明は、構造を簡素化することが可能となる緩衝器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、固定ピストンが、シリンダに固定されると共に軸方向に沿って貫通する貫通孔を有するベース部材と、ピストンの伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように前記貫通孔に挿通されるピン部材と、を有し、前記ピン部材は、前記ピストンに対向する側に形成されるピストン側フランジと、フリーピストンに対向する側に形成されるフリーピストン側フランジと、前記ピストン側フランジおよび前記フリーピストン側フランジの間の外周側に形成されて前記貫通孔内を摺動する摺動部と、前記摺動部の内周側に設けられて前記ベース部材を軸方向に貫通可能な第1連通路および第2連通路と、を有し、前記ピン部材の移動によって、伸び行程では前記第1連通路および前記第2連通路に共に作動液体が流通し、縮み行程では前記第1連通路のみに作動液体が流通する、構成とした。
本発明によれば、構造を簡素化することが可能となる。
本発明に係る実施形態の緩衝器を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の緩衝器の要部を示す部分断面図である。 本発明に係る実施形態の緩衝器の固定ピストン周辺を示す部分断面図であって、(a)は縮み行程での状態を、(b)は伸び行程での状態を、それぞれ示すものである。
実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の緩衝器11は、自動車や鉄道車両等の車両のサスペンション装置に用いられる緩衝器11である。実施形態の緩衝器11は、いわゆるモノチューブ式の油圧緩衝器であり、作動流体としての油液が封入されるシリンダ12を備えている。
シリンダ12は、金属製の一部材からなる一体成形品であり、円筒状の胴部21と、胴部21の軸方向の一端部側を閉塞する底部22と、胴部21の底部22とは反対側の開口部23とを有する有底円筒状をなしている。
緩衝器11は、シリンダ12の胴部21の開口部23側に嵌合される円環状のロッドガイド31と、シリンダ12の胴部21のロッドガイド31よりも底部22とは反対側に嵌合される円環状のシール部材32と、シリンダ12の胴部21のロッドガイド31よりも底部22側に嵌合される円環状の固定ピストン33とを有している。ロッドガイド31、シール部材32および固定ピストン33は、胴部21に嵌合されてシリンダ12に対し径方向に位置決めされている。
胴部21の開口部23側には、胴部21を加締め加工によって径方向内方に塑性変形させることにより径方向内方に突出する開口側中間加締部41が形成されている。胴部21の開口側中間加締部41よりも開口部23側であって胴部21の開口部23側の端部には、胴部21を加締め加工によって径方向内方に塑性変形させることにより径方向内方に突出する開口端加締部42が形成されている。ロッドガイド31およびシール部材32は、軸方向に重ねられた状態で、開口側中間加締部41と開口端加締部42とに挟持されてシリンダ12に対し軸方向に位置決めされている。シール部材32は、シリンダ12の開口部23を閉塞するものである。
胴部21の開口側中間加締部41よりも底部22側には、胴部21を加締め加工によって径方向内方に塑性変形させることにより径方向内方に突出する中間加締部45が形成されている。固定ピストン33は、この中間加締部45によってシリンダ12に対し固定されて軸方向に位置決めされている。
シリンダ12の胴部21の開口部23側の端部にはシール部材32を覆うようにカバー51が取り付けられている。また、シリンダ12の胴部21の開口側中間加締部41と中間加締部45との間の位置には、図2に示すように、外周面から径方向内方に凹む環状溝52が形成されており、胴部21には、車体との間に介装されるスプリングを支持するためのスプリングシート53が、この環状溝52に嵌合されたリング状部材54で支持されている。図1に示すように、シリンダ12の底部22には、車輪側に連結される取付アイ55が外側に取り付けられている。
緩衝器11は、いずれもシリンダ12内に摺動可能に設けられる、ピストン61とフリーピストン62とを有している。ピストン61は、ロッドガイド31と固定ピストン33との間に設けられており、フリーピストン62は、固定ピストン33とシリンダ12の底部22との間に設けられている。
ピストン61は、シリンダ12内に、第1作動液体室71および第2作動液体室72の2つの作動液体室を画成している。第1作動液体室71は、ピストン61とロッドガイド31との間に設けられており、第2作動液体室72は、ピストン61と固定ピストン33との間に設けられている。よって、ピストン61は、シリンダ12内に摺動可能に嵌挿され、シリンダ12内を2つの第1作動液体室71と第2作動液体室72とに画成している。
固定ピストン33は、シリンダ12内に、第2作動液体室72および第3作動液体室73(中間室)の2つの作動液体室を画成している。第3作動液体室73は、固定ピストン33とフリーピストン62との間に設けられている。よって、固定ピストン33は、ピストン61とフリーピストン62との間の部位で、シリンダ12内に固定されて、シリンダ12内を2つの第2作動液体室72と第3作動液体室73とに画成している。
フリーピストン62は、シリンダ12内に、第3作動液体室73と作動気体室74とを画成している。作動気体室74は、フリーピストン62とシリンダ12の底部22との間に設けられている。よって、フリーピストン62は、シリンダ12内に摺動可能に嵌挿され、シリンダ12内を第3作動液体室73と作動気体室74とに画成している。
フリーピストン62は、外周側に環状溝81が形成されると共にシリンダ12に摺動可能に嵌合される略円板状の本体部材82と、環状溝81内に配置されて本体部材82とシリンダ12との隙間を閉塞する区画シール83とからなっている。
シリンダ12内には、第1作動液体室71、第2作動液体室72および第3作動液体室73に作動流体としての作動液体が充填され、作動気体室74に作動流体としての作動気体が充填されている。よって、シリンダ12には作動流体が封入されている。作動液体は、具体的には油液である。
図1に示すように、緩衝器11は、一端側がピストン61に連結され、他端側がシリンダ12から開口部23を介して外部に延出されるピストンロッド91を有している。ピストンロッド91には、ピストン61がナット92によって連結されている。ピストンロッド91は、ロッドガイド31およびシール部材32を通ってシリンダ12から外部へと延出している。ピストンロッド91は、ロッドガイド31に案内されて、シリンダ12に対して軸方向に移動する。よって、ピストンロッド91は、軸方向の一側がピストン61に取り付けられ、軸方向の他側がシリンダ12から伸縮可能に突出する。フリーピストン62は、ピストン61に対しピストンロッド91とは反対側に位置してシリンダ12内に摺動可能に嵌挿されている。
シール部材32は、シリンダ12の胴部21の開口部23側とピストンロッド91との間に設けられてこれらの間を閉塞する。シール部材32は、シリンダ12の第1作動液体室71内の作動液体が緩衝器11の外部に漏出するのを規制する。このようにシール部材32によって開口部23が閉塞されているシリンダ12には、内部に作動液体と作動気体とが封入されている。
ピストン61には、ピストン61を軸方向に貫通して設けられる縮み側通路101および伸び側通路102が形成されている。縮み側通路101および伸び側通路102は、第1作動液体室71と第2作動液体室72とを連通可能となっている。緩衝器11は、ピストン61に当接することで縮み側通路101を閉塞可能な円環状の複数のディスクからなる縮み側バルブ105を、ピストン61の軸方向のロッドガイド31側に有している。また、緩衝器11は、ピストン61に当接することで伸び側通路102を閉塞可能な円環状の複数のディスクからなる伸び側バルブ106を、ピストン61の軸方向の底部22側に有している。縮み側バルブ105および伸び側バルブ106は、ピストン61と共にピストンロッド91にナット92で連結されている。
縮み側通路101に設けられる縮み側バルブ105は、ピストンロッド91がシリンダ12内への進入量を増やす縮み側に移動しピストン61が第2作動液体室72を狭める方向に移動して第2作動液体室72の圧力が第1作動液体室71の圧力よりも所定値以上高くなると縮み側通路101を開いて第2作動液体室72の作動液体を第1作動液体室71に流すことになり、その際に減衰力を発生させる。
伸び側通路102に設けられる伸び側バルブ106は、ピストンロッド91がシリンダ12からの突出量を増やす伸び側に移動しピストン61が第1作動液体室71を狭める方向に移動して第1作動液体室71の圧力が第2作動液体室72の圧力よりも所定値以上高くなると伸び側通路102を開いて第1作動液体室71の作動液体を第2作動液体室72に流すことになり、その際に減衰力を発生させる。
ピストン61および縮み側バルブ105のうちの少なくとも一方には、縮み側バルブ105が縮み側通路101を最も閉塞した状態にあっても縮み側通路101を介して第1作動液体室71と第2作動液体室72とを連通させる図示略の固定オリフィスが形成されている。また、ピストン61および伸び側バルブ106のうちの少なくとも一方にも、伸び側バルブ106が伸び側通路102を最も閉塞した状態にあっても伸び側通路102を介して第1作動液体室71と第2作動液体室72とを連通させる図示略の固定オリフィスが形成されている。
ピストン61に形成された縮み側通路101と縮み側バルブ105と図示略の固定オリフィスとが、ピストン61に設けられ、ピストン61が軸方向に変位するときに減衰力を発生する縮み側の減衰力発生機構111を構成している。ピストン61に形成された伸び側通路102と伸び側バルブ106と図示略の固定オリフィスとが、ピストン61に設けられ、ピストン61が軸方向に変位するときに減衰力を発生する伸び側の減衰力発生機構112を構成している。
ピストンロッド91には、ピストン61とロッドガイド31との間に係止部材121が固定されており、係止部材121とロッドガイド31との間に緩衝部材122が設けられている。緩衝部材122は、係止部材121に当接しており、ピストンロッド91が伸び切り側の所定位置まで移動すると、ロッドガイド31に当接して衝撃を緩和する。
緩衝器11は、例えばピストンロッド91のシリンダ12からの突出部分が上部に配置されて車体により支持され、シリンダ12に固定された取付アイ55が下部に配置されて車輪側に連結される。これとは逆に、シリンダ12側が車体により支持され、ピストンロッド91が車輪側に連結されるようにしても良い。
図2に示すように、固定ピストン33は、シリンダ12に固定されるベース部材131と、ベース部材131に軸方向に移動可能に挿通されるピン部材132と、ピン部材132を付勢するバネ部材133とを有している。
ベース部材131は、略円板状であり、外周側の軸方向の中間部には、円筒面状の外周端面よりも径方向内方に凹む円環状の外周環状溝141が形成されている。ベース部材131は、この外周環状溝141内にシリンダ12の径方向内方に突出する中間加締部45が入り込んでいる。これにより、ベース部材131がシリンダ12に固定されている。
ベース部材131には、径方向の中央に、軸方向に沿って貫通する貫通孔145が形成されている。貫通孔145は、ストレートな円形穴である。
ベース部材131には、軸方向一端に軸直交方向に広がる平坦な端面151が形成されており、軸方向他端に軸直交方向に広がる平坦な端面152が形成されている。ベース部材131には、軸方向の端面151側の径方向内側に、端面151よりも軸方向の端面152側に凹む凹状部161が形成されている。凹状部161は、円環状の端面151の内周縁部から径方向内方に広がる、径方向内方ほど軸方向の端面152側に位置するテーパ面162と、テーパ面162の端面151とは反対側の端縁部から径方向内方にベース部材131の軸直交方向に広がる平坦な凹底面163とを有している。凹底面163は、貫通孔145まで広がっている。
ベース部材131には、軸方向の端面152側の径方向中間部に、端面152よりも軸方向の端面151側に凹む円環状の環状凹部171が形成されている。環状凹部171は、端面152の環状凹部171よりも径方向外側部分の内周縁部から径方向内方に広がる、径方向内方ほど軸方向の端面151側に位置する外側テーパ面172と、外側テーパ面172の軸方向の端面152とは反対側の端縁部から径方向内方に、ベース部材131の軸直交方向に広がる平坦な凹底面173と、凹底面173の外側テーパ面172とは反対側の端縁部から径方向内方に広がる、径方向内方ほど軸方向の端面152側に位置する内側テーパ面174と、を有している。内側テーパ面174は、凹底面173とは反対側の端縁部が、端面152の環状凹部171よりも径方向内側部分に繋がっている。環状凹部171は、端面152における貫通孔145よりも径方向外側の中間範囲で円環状に形成されている。
ピン部材132は、ピン部材本体181とナット部材182とからなっている。ピン部材本体181は、円筒状の筒状部191と、筒状部191の軸方向の一端から径方向外方に広がる外側フランジ部192(ピストン側フランジ)と、筒状部191の軸方向の一端側から径方向内方に広がる内側フランジ部193と、筒状部191の軸方向の外側フランジ部192とは反対側の外周部に形成されたオネジ部194とを有している。
筒状部191は、貫通孔145よりも軸方向に長い。外側フランジ部192は外周部が円形状であり、外径が貫通孔145の内径よりも大径である。内側フランジ部193は、内周部が円形状であり、外側フランジ部192よりも軸方向のオネジ部194側にずれて形成されている。内側フランジ部193は、径方向の内側が通路穴201となっており、通路穴201は、内側フランジ部193を軸方向に貫通している。
筒状部191の内周側には、内側フランジ部193よりも軸方向の外側フランジ部192側の通路穴203と、内側フランジ部193よりも軸方向の外側フランジ部192とは反対側の通路穴204とが、いずれも筒状部191の軸方向に延びて形成されている。言い換えれば、通路穴203と通路穴204との間に、内側フランジ部193が形成されている。通路穴203と通路穴204とは、内径が同径であり、通路穴201よりも大径の内径となっている。通路穴201と通路穴203と通路穴204とは同軸状に形成されている。筒状部191には、内側フランジ部193よりも軸方向の外側フランジ部192とは反対側に、筒状部191を、通路穴204を介して径方向に貫通する通路穴206が形成されている。通路穴206は、内側フランジ部193に隣接して形成されており、筒状部191における外側フランジ部192の近傍に形成されている。通路穴206も通路穴201よりも大径の内径となっている。
ナット部材182は、円環状であり、内周部にメネジ211が形成されている。ナット部材182の外周部は、軸方向一側が六角形状の工具係合部213となっており、軸方向他側が工具係合部213よりも大径のフランジ部214(フリーピストン側フランジ)となっている。フランジ部214は外周部が円形状であり、外径が貫通孔145の内径よりも大径である。
バネ部材133は、図3に示すように、有孔円形平板状の基部221と、基部221の外周縁部から延出する脚部222とを有している。脚部222は、基部221の周方向に間隔をあけて複数設けられている。脚部222は、基部221から基部221の軸方向一側に、この軸方向一側ほど基部221の径方向外側に位置するように傾斜して延出する脚部本体部225と、脚部本体部225の基部221とは反対側の端縁部から基部221の径方向における外側に延出する足部226とを有している。よって、バネ部材133は、基部221から斜め放射状に延出する複数の脚部222を有している。
図2に示すように、ベース部材131は、凹状部161が軸方向のピストン61側に、環状凹部171が軸方向のフリーピストン62側に位置する向きでシリンダ12に固定されている。
ピン部材132は、ピン部材本体181が、外側フランジ部192をベース部材131に対しピストン61側に位置させる向きで、筒状部191をベース部材131の貫通孔145に嵌合させている。筒状部191は貫通孔145に対して軸方向に摺動可能となっている。
ピン部材132は、ナット部材182が、ピン部材本体181のベース部材131に対しフリーピストン62側に位置するオネジ部194に螺合されている。ナット部材182は、フランジ部214が工具係合部213よりもベース部材131側に位置する向きとされている。
よって、ピン部材132には、ピストン61に対向する側に外側フランジ部192が形成されており、フリーピストン62に対向する側にフランジ部214が形成されている。ピン部材132には、外側フランジ部192とフランジ部214との間の筒状部191の外周側が、貫通孔145内を摺動する摺動部231となっている。通路穴206は、この摺動部231に開口している。ピン部材132は、外側フランジ部192とフランジ部214との距離が、ベース部材131の凹底面163と端面152との距離よりも長い。よって、ピン部材132は、ベース部材131に対し、外側フランジ部192を凹底面163に当接させたり、外側フランジ部192を凹底面163から離間させたりするように軸方向に移動可能となっている。
図3に示すように、バネ部材133は、基部221の内側にピン部材本体181の筒状部191を挿通させている。バネ部材133は、基部221がナット部材182側に位置し脚部222が基部221からベース部材131側に延出する向きでナット部材182とベース部材131との間に介装されている。バネ部材133は、基部221がナット部材182に当接すると共に脚部222の足部226がベース部材131の環状凹部171の凹底面173に当接することで、外側フランジ部192をベース部材131の凹底面163に当接させるようにピン部材132を付勢することになる。言い換えれば、バネ部材133は、ピン部材132をピストン61とは反対方向に付勢する。
図3(a)に示すように、ピン部材132の外側フランジ部192がベース部材131の凹底面163に当接するとき、ナット部材182に当接するバネ部材133の基部221は、ベース部材131から軸方向に離間している。バネ部材133は、外力が加わらないとき、外側フランジ部192をベース部材131の凹底面163の径方向の内側テーパ面174側に当接させている。このとき、ピン部材132の通路穴206は、ベース部材131の貫通孔145内に位置している。言い換えれば、このとき、ベース部材131の貫通孔145の軸方向の範囲内に、ピン部材132の通路穴206の全体が位置している。これにより、ピン部材132の通路穴206は、ベース部材131によって閉塞されている。
この状態から、軸方向の図2に示すピストン61側に向けた外力が加わると、ピン部材132は、図3(a)から図3(b)に示すように、筒状部191の摺動部231を貫通孔145で摺動させながら、バネ部材133の付勢力に抗して、軸方向のピストン61側に移動することになる。このように移動すると、ピン部材132は、外側フランジ部192がベース部材131の凹底面163から離れ、ナット部材182がベース部材131に近づくことになる。ピン部材132は、図3(b)に示すように最大限ピストン61側に移動すると、ナット部材182がバネ部材133の基部221をベース部材131の端面152とで挟持する。このとき、バネ部材133は、脚部222の足部226が環状凹部171の凹底面173内で外側テーパ面172に近づくように弾性変形する。なお、ピン部材132は、最大限ピストン61側に移動して停止する前に、通路穴206をベース部材131の貫通孔145よりも外に位置させる。ピン部材132は、最大限ピストン61側に移動して停止すると、通路穴206の全体をベース部材131の貫通孔145よりも外に位置させる。
固定ピストン33は、ピン部材132の通路穴203が、通路穴201とは反対側の端部において第2作動液体室72内に開口しており、ピン部材132の通路穴204が、通路穴201とは反対側の端部において第3作動液体室73内に開口している。
ピン部材132の摺動部231を含む筒状部191の内周側に設けられている通路穴201内、通路穴203内および通路穴204内の通路が、ベース部材131を軸方向に常時貫通する第1連通路241となっている。また、ピン部材132の摺動部231を含む筒状部191の内周側に設けられている通路穴204内および通路穴206内の通路が、ベース部材131を軸方向に貫通可能な第2連通路242となっている。第2連通路242の一端は、固定ピストン33とフリーピストン62との間の第3作動液体室73に開口し、第2連通路242の他端は、外側フランジ部192近傍の摺動部231に開口している。
伸び行程においては、図2に示すピストン61が第1作動液体室71側に移動することで第1作動液体室71の圧力が高くなり、第2作動液体室72の圧力が低くなる。すると、伸び側の減衰力発生機構112は、ピストン速度が遅ければ、図示略の固定オリフィスを介して、第1作動液体室71から第2作動液体室72に作動液体を流すことになり、オリフィス特性の減衰力を発生させる。また、減衰力発生機構112は、ピストン速度が速ければ、伸び側バルブ106を開いて、伸び側通路102を介して、第1作動液体室71から第2作動液体室72に作動液体を流すことになり、バルブ特性の減衰力を発生させる。
伸び行程において、上記のように低下する第2作動液体室72の圧力は、第3作動液体室73の圧力よりも低くなり、圧力の関係は、第1作動液体室71が最も高く、第2作動液体室72が最も低く、第3作動液体室73がこれらの中間の圧力になる。このため、第3作動液体室73の作動液体は、固定ピストン33のピン部材132に形成された第1連通路241を介して第2作動液体室72に流れることになる。しかも、固定ピストン33のピン部材132は、圧力差で第3作動液体室73から第2作動液体室72の方向に力が加わり、バネ部材133の付勢力に抗して、ベース部材131の貫通孔145を摺動しながら、ベース部材131に対し第2作動液体室72側に移動する。すると、ピン部材132は、図3(b)に示すように通路穴206が第2作動液体室72内に開口する。よって、第3作動液体室73の作動液体は、第2連通路242をも介して第2作動液体室72に流れることになる。すなわち、伸び行程では第1連通路241および第2連通路242に共に作動液体が流通することになる。
よって、第3作動液体室73から第2作動液体室72に流れる作動液体の流量が比較的大きいため、ピストン61が第1作動液体室71側に移動し易くなる。これにより、伸び行程での減衰力は、固定ピストン33がない場合と比べて、あまり上がらない。ここで、ピン部材132の第1連通路241および第2連通路242の合計の絞り面積を、ピストン61の伸び側の減衰力発生機構112の絞り面積よりも大きくすることで、伸び側の減衰力に対する固定ピストン33の影響を少なくすることができる。このように第3作動液体室73の作動液体が第2作動液体室72に流れることよって、フリーピストン62は、底部22から離れる方向に移動する。
伸び行程から縮み工程に切り替わる際に、第1作動液体室71と第2作動液体室72との圧力差が小さくなると、固定ピストン33のピン部材132はバネ部材133の付勢力で、通路穴206を貫通孔145内に配置して第2連通路242を閉塞した後、外側フランジ部192をベース部材131の凹底面163に当接させることになる。
縮み行程においては、図2に示すピストン61が第2作動液体室72側に移動することで第2作動液体室72の圧力が高くなり、第1作動液体室71の圧力が低くなる。すると、縮み側の減衰力発生機構111は、ピストン速度が遅ければ、図示略の固定オリフィスを介して、第2作動液体室72から第1作動液体室71に作動液体を流すことになり、オリフィス特性の減衰力を発生させる。また、減衰力発生機構111は、ピストン速度が速ければ、縮み側バルブ105を開いて、縮み側通路101を介して、第2作動液体室72から第1作動液体室71に作動液体を流すことになり、バルブ特性の減衰力を発生させる。
縮み行程において、上記のように上昇する第2作動液体室72の圧力は、第3作動液体室73の圧力よりも高くなり、圧力の関係は、第2作動液体室72が最も高く、第1作動液体室71が最も低く、第3作動液体室73がこれらの中間の圧力になる。このため、第2作動液体室72の作動液体は、縮み側の減衰力発生機構111を介して第1作動液体室71に流れると共に、固定ピストン33のピン部材132に形成された第1連通路241を介して第3作動液体室73に流れることになる。この時、固定ピストン33のピン部材132には、圧力差で第2作動液体室72から第3作動液体室73の方向に力が加わるため、図3(a)に示すように外側フランジ部192をベース部材131の凹底面163に当接させて第2連通路242を閉塞した状態を維持する。よって、第2作動液体室72の作動液体が、第2連通路242を介して第3作動液体室73に流れることはない。すなわち、縮み行程では第1連通路241のみに作動液体が流通する。
よって、第2作動液体室72から第3作動液体室73に流れる作動液体の流量が、伸び行程での第3作動液体室73から第2作動液体室72に流れる作動液体の流量と比べて絞られるため、ピストン61が第2作動液体室72側に移動しにくくなる。これにより、縮み工程での減衰力が、固定ピストン33がない場合と比べて上がる。このとき、ピストン61の縮み側の減衰力発生機構111の絞り面積よりも、ピン部材132の第1連通路241の面積を絞ることで、固定ピストン33がない状態よりも減衰力を増加させることができる。第2作動液体室72の作動液体が、第3作動液体室73に流れることよって、フリーピストン62は、底部22に近づく方向に移動する。
以上のように、固定ピストン33を設けることで、固定ピストン33がない場合と比べて、伸び側は減衰力を極力変化させず、縮み側の減衰力を上げることができる。固定ピストン33では、ピン部材132が、ピストン61の伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように貫通孔145に挿通されている。
上記した特許文献1には、ピストンアセンブリと浮動ピストンとの間に固定バルブアセンブリを有するモノチューブショックアブソーバが記載されている。このモノチューブショックアブソーバは、高い圧縮減衰力を有する一方で、低圧で作動するようになっている。ところで、緩衝器において、構造を簡素化することが望まれている。また、緩衝器において、伸び側減衰力を極力変化させず、縮み側減衰力を高くするという要望がある。
実施形態の緩衝器11は、固定ピストン33が、シリンダ12に固定されると共に軸方向に沿って貫通する貫通孔145を有するベース部材131と、ピストン61の伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように貫通孔145に挿通されるピン部材132と、を有している。そして、ピン部材132は、ピストン61に対向する側に形成される外側フランジ部192と、フリーピストン62に対向する側に形成されるフランジ部214と、外側フランジ部192およびフランジ部214の間の外周側に形成されて貫通孔145内を摺動する摺動部231と、摺動部231の内周側に設けられてベース部材131を軸方向に貫通可能な第1連通路241および第2連通路242と、を有している。これにより、固定ピストン33の構造を簡素化することができ、言い換えれば、緩衝器11の構造を簡素化することができる。
また、ピン部材132の移動によって、伸び行程では第1連通路241および第2連通路242に共に作動液体が流通し、縮み行程では第1連通路241のみに作動液体が流通するため、伸び側減衰力を極力変化させず、縮み側減衰力を高くすることが可能となる。
また、ピン部材132に設けられた第2連通路242の一端は、固定ピストン33とフリーピストン62との間の第3作動液体室73に開口し、第2連通路242の他端は、外側フランジ部192近傍の摺動部231に開口している。このため、第2連通路242を、ピン部材132のベース部材131に対する位置によって、ベース部材131で閉塞したり、開放したりすることができる。よって、簡素な構造で、縮み行程での第2連通路242の閉塞および伸び行程での第2連通路242の開放が可能になる。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、シリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内を2つの作動液体室に画成するピストンと、軸方向の一側が前記ピストンに取り付けられ、軸方向の他側が前記シリンダから伸縮可能に突出するピストンロッドと、前記ピストンに設けられ、該ピストンが軸方向に変位するときに減衰力を発生する減衰力発生機構と、前記ピストンに対し前記ピストンロッドとは反対側に位置して前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内を作動液体室と作動気体室とに画成するフリーピストンと、前記ピストンと前記フリーピストンとの間の部位で、前記シリンダに固定される固定ピストンと、を有する緩衝器において、前記減衰力発生機構は、前記ピストンを軸方向に貫通して設けられる伸び側通路および縮み側通路と、前記伸び側通路に設けられる伸び側バルブと、前記縮み側通路に設けられる縮み側バルブと、を有し、前記固定ピストンは、前記シリンダに固定されると共に軸方向に沿って貫通する貫通孔を有するベース部材と、前記ピストンの伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように前記貫通孔に挿通されるピン部材と、を有し、前記ピン部材は、前記ピストンに対向する側に形成されるピストン側フランジと、前記フリーピストンに対向する側に形成されるフリーピストン側フランジと、前記ピストン側フランジおよび前記フリーピストン側フランジの間の外周側に形成されて前記貫通孔内を摺動する摺動部と、前記摺動部の内周側に設けられて前記ベース部材を軸方向に貫通可能な第1連通路および第2連通路と、を有し、前記ピン部材の移動によって、伸び行程では前記第1連通路および前記第2連通路に共に作動液体が流通し、縮み行程では前記第1連通路のみに作動液体が流通する。これにより、構造を簡素化することが可能となる。
第2の態様は、第1の態様において、前記第2連通路の一端は、前記固定ピストンと前記フリーピストンとの間の中間室に開口し、前記第2連通路の他端は、前記ピストン側フランジ近傍の前記摺動部に開口している。
11 緩衝器
12 シリンダ
33 固定ピストン
61 ピストン
62 フリーピストン
71 第1作動液体室
72 第2作動液体室
73 第3作動液体室(中間室)
74 作動気体室
91 ピストンロッド
101 縮み側通路
102 伸び側通路
105 縮み側バルブ
106 伸び側バルブ
111,112 減衰力発生機構
131 ベース部材
132 ピン部材
145 貫通孔
192 外側フランジ部(ピストン側フランジ)
214 フランジ部(フリーピストン側フランジ)
231 摺動部
241 第1連通路
242 第2連通路

Claims (2)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内を2つの作動液体室に画成するピストンと、
    軸方向の一側が前記ピストンに取り付けられ、軸方向の他側が前記シリンダから伸縮可能に突出するピストンロッドと、
    前記ピストンに設けられ、該ピストンが軸方向に変位するときに減衰力を発生する減衰力発生機構と、
    前記ピストンに対し前記ピストンロッドとは反対側に位置して前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内を作動液体室と作動気体室とに画成するフリーピストンと、
    前記ピストンと前記フリーピストンとの間の部位で、前記シリンダに固定される固定ピストンと、
    を有する緩衝器において、
    前記減衰力発生機構は、
    前記ピストンを軸方向に貫通して設けられる伸び側通路および縮み側通路と、
    前記伸び側通路に設けられる伸び側バルブと、
    前記縮み側通路に設けられる縮み側バルブと、
    を有し、
    前記固定ピストンは、
    前記シリンダに固定されると共に軸方向に沿って貫通する貫通孔を有するベース部材と、
    前記ピストンの伸び行程および縮み行程に応じて異なる方向に移動可能となるように前記貫通孔に挿通されるピン部材と、
    を有し、
    前記ピン部材は、
    前記ピストンに対向する側に形成されるピストン側フランジと、
    前記フリーピストンに対向する側に形成されるフリーピストン側フランジと、
    前記ピストン側フランジおよび前記フリーピストン側フランジの間の外周側に形成されて前記貫通孔内を摺動する摺動部と、
    前記摺動部の内周側に設けられて前記ベース部材を軸方向に貫通可能な第1連通路および第2連通路と、
    を有し、
    前記ピン部材の移動によって、伸び行程では前記第1連通路および前記第2連通路に共に作動液体が流通し、縮み行程では前記第1連通路のみに作動液体が流通することを特徴とする緩衝器。
  2. 前記第2連通路の一端は、前記固定ピストンと前記フリーピストンとの間の中間室に開口し、
    前記第2連通路の他端は、前記ピストン側フランジ近傍の前記摺動部に開口していることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
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