JP2007120675A - 油圧緩衝器のばね受け装置 - Google Patents

油圧緩衝器のばね受け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 油圧緩衝器のばね受け装置において、ピストンロッドまわりへの懸架スプリングの着脱性を向上とともに、懸架スプリングを安定的に支持すること。
【解決手段】 油圧緩衝器10のばね受け装置において、ピストンロッド12側に設けられるばね受け18が、直径に沿って2分割された分割体61、62からなり、両分割体61、62をピストンロッド12側の支持面上にて合体させてなるストッパ60と、ストッパ60の外周に嵌着される筒状大径部71を備えるとともに、大径部71の一端側につながってストッパ60の表面上に支持される懸架スプリング13のための着座部72を備えてなるスプリングシート70と、スプリングシート70の大径部71の他端側に設けられ、ストッパ60の裏面に係合し得る係合手段74とを有してなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は油圧緩衝器のばね受け装置に関する。
油圧緩衝器のばね受け装置として、特許文献1に記載の如く、シリンダにピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ側に設けたばね受けとピストンロッド側に設けたばね受けの間に懸架スプリングを介装するものがある。
特開2003-21187
従来のばね受け装置において、ピストンロッドまわりへの懸架スプリングの着脱性を向上するため、ピストンロッド側の支持面上に2個の分割体を合体させたストッパを設け、このストッパの外周にスプリングシートの筒状大径部を嵌着してストッパの合体状態を維持し、ストッパの表面上に支持したスプリングシートの着座部に懸架スプリングを着座させることが考えられる。このようなばね受け装置が適用された車両では、走行中の何らかの外力が作用しても、ストッパの2個の分割体の合体状態を確実に維持し、懸架スプリングを安定的に支持する必要がある。
本発明の課題は、油圧緩衝器のばね受け装置において、ピストンロッドまわりへの懸架スプリングの着脱性を向上とともに、懸架スプリングを安定的に支持することにある。
請求項1の発明は、シリンダにピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ側に設けたばね受けとピストンロッド側に設けたばね受けの間に懸架スプリングを介装してなる油圧緩衝器のばね受け装置において、ピストンロッド側に設けられるばね受けが、直径に沿って2分割された分割体からなり、両分割体をピストンロッド側の支持面上にて合体させてなるストッパと、ストッパの外周に嵌着される筒状大径部を備えるとともに、大径部の一端側につながってストッパの表面上に支持される懸架スプリングのための着座部を備えてなるスプリングシートと、スプリングシートの大径部の他端側に設けられ、ストッパの裏面に係合し得る係合手段とを有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記係合手段がスプリングシートの大径部の内周に着脱される係合リングであるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において更に、前記係合手段がスプリングシートの大径部を加締めた係合部であるようにしたものである。
(請求項1)
(a)懸架スプリングをピストンロッドまわりに挿着した状態で、ピストンロッド側の支持面上に2個の分割体を合体させたストッパを設け、このストッパの外周にスプリングシートの筒状大径部を嵌着してストッパの合体状態を維持し、ストッパの表面上に支持したスプリングシートの着座部に懸架スプリングを着座させることができる。懸架スプリングをスプリングシートの着座部から離すように縮めた状態で、スプリングシートの大径部をストッパの外周から持ち上げ、ストッパの合体状態を解いて該ストッパをピストンロッドの支持面から外せば、スプリングシート及び懸架スプリングをピストンロッドまわりから容易に取外しできる。これにより、ピストンロッドまわりへの懸架スプリングの着脱性を向上できる。
(b)スプリングシートがストッパの外周に筒状大径部を嵌着し、ストッパの表面上に着座部を設け、ストッパの裏面に係合手段を係合させるものとした。従って、スプリングシートがストッパの外周に嵌着する状態で、係合手段の係合を解除しない限り、ストッパを表面側と裏面側の双方から挟み込むものになる。これにより、ストッパの2個の分割体の合体状態を確実に維持し、懸架スプリングを安定的に支持する。
(請求項2)
(c)係合手段がスプリングシートの大径部の内周に着脱される係合リングであるものとすることにより、スプリングシートをストッパに対して容易に着脱でき、ピストンロッドまわりへの懸架スプリングの着脱性を一層向上できる。
(請求項3)
(d)係合手段がスプリングシートの大径部を加締めた係合部であるものとすることにより、スプリングシートを簡易にストッパに係着できる。
図1は実施例1の油圧緩衝器を示す断面図、図2はばね受け装置を示す断面図、図3は図2の底面図、図4はストッパの分割体を示す平面図、図5はスプリングシートを示す断面図、図6は係合リングを示す平面図、図7は実施例2のばね受け装置を示す断面図、図8は図7の底面図、図9はスプリングシートを示す半断面図、図10は係合リングを示す平面図、図11は実施例3のばね受け装置を示す断面図である。
(実施例1)(図1〜図6)
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、シリンダ11に中空ピストンロッド12を挿入し、シリンダ11とピストンロッド12の外側部に懸架スプリング13を介装している。
シリンダ11は車体側取付部材14を備え、ピストンロッド12にロックナット16とともに車軸側取付部材15を備える。シリンダ11の外周部にはばね受け17が設けられ、ピストンロッド12の側にはばね受け18が設けられ、ばね受け17とばね受け18の間に懸架スプリング13を介装している。懸架スプリング13の弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。ばね受け17は、シリンダ11の外周に螺着されるナット状スプリングシート17Aと、シリンダ11の外周に螺着されてスプリングシート17Aを背面支持するロックナット17Bとから構成される。ばね受け18については後述する。
油圧緩衝器10は、車軸側取付部材15の側からシリンダ11の外周に向けて起立し、懸架スプリング13の内径をガイドする筒状のスプリングガイド19を有する。スプリングガイド19は基端フランジ部19Aを後述する如くに車軸側取付部材15の側に取付け、先端ダストシール19Bをシリンダ11の外周に摺接する。19Cは空気抜き窓である。
シリンダ11はピストンロッド12が貫通するロッドガイド21を備える。ロッドガイド21は、Oリング22を介してシリンダ11に液密に装着されるとともに、オイルシール23、ブッシュ24、ダストシール25を備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在としている。尚、シリンダ11は、ロッドガイド21の外側に圧側バンパ26を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12が備えるバンパストッパ27にこの圧側バンパ26を衝合して最圧縮ストロークを規制可能としている。また、シリンダ11は、ロッドガイド21の内側にワッシャ28A、伸側バンプスプリング28を備えている。
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置(圧側及び伸側減衰力発生装置)30とベースバルブ装置(圧側)減衰力発生装置)50を有している。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30とベースバルブ装置50が発生する減衰力により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴うシリンダ11とピストンロッド12の伸縮振動を抑制する。
ピストンバルブ装置30は、シリンダ11に挿入されたピストンロッド12の端部にバルブストッパ31、圧側バルブ32、ピストン33、伸側バルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定してある。
ピストン33は、シリンダ11の内部を液密に摺接し、シリンダ11の内部をピストンロッド12が収容されないピストン側油室38Aと、ピストンロッド12が収容されるロッド側油室38Bとに区画する。ピストン33は、圧側バルブ32を備えてピストン側油室38Aとロッド側油室38Bとを連通可能とする圧側流路39と、伸側バルブ34を備えてピストン側油室38Aとロッド側油室38Bとを連通可能とする伸側流路40(不図示)とを備える。
また、ピストンバルブ装置30は、減衰力調整装置41を有している。
減衰力調整装置41は、ピルトンロッド12にピストン側油室38Aとロッド側油室38Bを連通可能とするバイパス油路42を形成し、このバイパス油路42をピストン側油室38Aに開口する縦孔とロッド側油室38Bに開口する横孔により形成している。減衰力調整装置41は、バイパス油路42の縦孔の開放端に弁シートを設け、弁シートに臨むニードル弁43Aを先端に形成したプッシュロッド43を、ピストンロッド12の中空部に軸方向進退自在に、且つOリングを介して液密に挿入し、ニードル弁43Aにより弁シートの開口面積を調整可能とする。
プッシュロッド43は、その基端部をピストンロッド12から取付部材15の側に延在している。そして、プッシュロッド43は、ピストン側油室38Aの油圧に基づくスラスト力により、その基端部をアジャストロッド44に当接する方向に突出せしめられている。
アジャストロッド44は、ピストンロッド12の外端部に固定されている取付部材15に設けられ、プッシュロッド43の軸方向に交差する方向に穿設された装着孔に螺着されて外部から螺動操作可能に支持され、プッシュロッド43の基端部に直接当接して該プッシュロッド43を軸方向に進退させ、プッシュロッド43のニードル弁43Aによりバイパス油路42の弁シートの開口面積を調整し、伸び側減衰力を調整可能とする。
ベースバルブ装置50は、シリンダ11にリザーバ51を連結し、リザーバ51の内部を隔壁部材52によって加圧ガス室53と油室54に区画し、シリンダ11のピストン側油室38Aとリザーバ51の油室54との間の連通領域に圧側減衰力発生機構部を設けている。
従って、油圧緩衝器10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮時)
ピストン側油室38Aの油が圧側流路39を通ってロッド側油室38Bに流れ、この油が圧側バルブ32を撓み変形させて圧側の減衰力を得る。同時に、シリンダ11に進入したピストンロッド12の進入体積分の油がピストン側油室38Aからリザーバ51の油室54に排出され、ピストン側油室38Aとリザーバ51の油室54との間に設けられている圧側減衰力発生機構部が圧側の減衰力を発生する。
(伸長時)
シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が低速のとき、ロッド側油室38Bの油が調整ロッド43のニードル弁43Aにより開度調整されているピストンロッド12のバイバス流路42を通ってピストン側油室38Aに流れ、この間のニードル弁43Aによる絞り抵抗により伸側減衰力を得る。また、シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が中高速のとき、ロッド側油室38Bの油が伸側流路40を通り、伸側バルブ34を撓み変形させてピストン側油室38Aへ流れ、伸側の減衰力を得る。そしてこのとき、シリンダ11から退出するピストンロッド12の退出体積分の油が不足し、この不足油がリザーバ51の油室からピストン側油室38Aへ速やかに補給される。
これらの圧側と伸側の減衰力により、油圧緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
尚、油圧緩衝器10の最圧縮時には、シリンダ11の側のバンパ26とピストンロッド12の側のバンパストッパ27との衝合により最圧縮時の緩衝作用を果たす。また、油圧緩衝器10の最伸長時には、シリンダ11の側のバンプスプリング28とピストンロッド12の側のバルブストッパ31との衝合により、伸び切り時の緩衝作用を果たす。
以下、油圧緩衝器10において懸架スプリング13のために、ピストンロッド12の側に設けられるばね受け18について説明する。ばね受け18は、図2、図3に示す如く、ストッパ60とスプリングシート70を有する。
ストッパ60は、図2〜図4に示す如く、円板の直径に沿って2分割された分割体61、62からなり、両分割体61、62をピストンロッド12(本実施例ではピストンロッド12のロックナット16)の両側からピストンロッド12の側の車軸側取付部材15の上端支持面15A上にて合体させてなる。合体した2つの分割体61、62は支持面15Aの上に支持される。
スプリングシート70は、図2、図3、図5に示す如く、薄板の筒状成形体からなり、2つの分割体61、62を合体させたストッパ60の外周に嵌着される筒状大径部71を備えるとともに、大径部71の一端側につながって段差状をなすように絞られ、ストッパ60の表面(上面)上に支持される孔あき板状着座部72を備える。懸架スプリング13がスプリングシート70の着座部72に着座するものになる。本実施例において、スプリングシート70の着座部72は、スプリングガイド19のフランジ部19Aを挟んでストッパ60の表面上に支持される。また、本実施例において、スプリングシート70は、着座部72の内周部から立上る筒状小径部73を備え、懸架スプリング13の内径を小径部73によりガイドする。スプリングシート70は、スプリングガイド19のフランジ部19Aを着座部72とストッパ60の表面との間に挟持するとともに、スプリングガイド19の窓19Cをもつ基端側外周を小径部73により保持する。
スプリングシート70は、筒状大径部71の他端部をストッパ60の裏面(下面)よりも下方に突出し、大径部71の他端突出部を一部曲げ成形してその内周(ストッパ60の直径より大径をなす)に環状溝71Aを形成し、この環状溝71Aに係合リング74(係合手段)を着脱する。係合リング74は、図6に示す如く、有端状の線材を概ねC字リング状に成形し、拡径部と縮径部を周方向交互に備え(1つの拡径部に線材両端部を配置)、拡径部を環状溝71Aに弾発的に係着する係止部74Aとし、縮径部をストッパ60の裏面に係合する係合部74Bとする。
油圧緩衝器10において、ばね受け18の取付手順は以下の如くになる。
(1)車軸側取付部材15を備えたピストンロッド12等をシリンダ11に組込む。シリンダ11は予めばね受け17を備える。
(2)車軸側取付部材15まわりからシリンダ11の周囲に対し、懸架スプリング13、スプリングシート70、スプリングガイド19を順に挿着する。懸架スプリング13の端部とスプリングガイド19のフランジ部19Aとの間にスプリングシート70の着座部72を挟む。
(3)懸架スプリング13を縮め、スプリングシート70及びスプリングガイド19を車軸側取付部材15の側からシリンダ11の側に持ち上げる状態で、2個の分割体61、62をピストンロッド12のロックナット16の両側から車軸側取付部材15の支持面15A上にて合体させてストッパ60を形成する。
(4)スプリングシート70の着座部72が、スプリングガイド19のフランジ部19Aを挟む状態で、ストッパ60の表面(上面)上に支持される。このとき、スプリングシート70の筒状大径部71はストッパ60の外周に嵌着し、大径部71の端部がストッパ60の裏面(下面)より下方に突出する。
(5)ストッパ60の裏面より下方に突出しているスプリングシート70の筒状大径部71が備える環状溝71Aに、係合リング74の係止部74Aが弾発的に係着される。係合リング74の係合部74Bがストッパ60の裏面に係合する。ピストンロッド12のまわりで合体せしめられたストッパ60を形成する2個の分割体61、62の合体状態がスプリングシート70及び係合リング74により維持される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)懸架スプリング13をピストンロッド12まわりに挿着した状態で、ピストンロッド12側の支持面15A上に2個の分割体61、62を合体させたストッパ60を設け、このストッパ60の外周にスプリングシート70の筒状大径部71を嵌着してストッパ60の合体状態を維持し、ストッパ60の表面上に支持したスプリングシート70の着座部72に懸架スプリング13を着座させることができる。懸架スプリング13をスプリングシート70の着座部72から離すように縮めた状態で、スプリングシート70の大径部71をストッパ60の外周から持ち上げ、ストッパ60の合体状態を解いて該ストッパ60をピストンロッド12の支持面15Aから外せば、スプリングシート70及び懸架スプリング13をピストンロッド12まわりから容易に取外しできる。これにより、ピストンロッド12まわりへの懸架スプリング13の着脱性を向上できる。
(b)スプリングシート70がストッパ60の外周に筒状大径部71を嵌着し、ストッパ60の表面上に着座部72を設け、ストッパ60の裏面に係合リング74を係合させるものとした。従って、スプリングシート70がストッパ60の外周に嵌着する状態で、係合リング74の係合を解除しない限り、ストッパ60を表面側と裏面側の双方から挟み込むものになる。これにより、ストッパ60の2個の分割体61、62の合体状態を確実に維持し、懸架スプリング13を安定的に支持する。
(c)係合リング74を用いることにより、スプリングシート70をストッパ60に対して容易に着脱でき、ピストンロッド12まわりへの懸架スプリング13の着脱性を一層向上できる。
(実施例2)(図7〜図10)
実施例2は実施例1と異なる点は、スプリングシート70の形状を一部変更したことと、係合リング74に代わる係合リング75(係合手段)を用いたことにある。
実施例2のスプリングシート70は、図7〜図9に示す如く、筒状大径部71の全長をストレート状にし、ストッパ60の外周に嵌着されて該ストッパ60の裏面(下面)よりも下方に突出した突出部の内周の周方向複数位置(本実施例では4位置)に、周方向に沿う貫通溝71Bを形成する。係合リング75は、図10に示す如く、有端状の線材を概ね多角形状(本実施例では四角形状)に成形し(1辺に線材両端部を配置)、4つの角のそれぞれを貫通溝71Bに弾発的に係着する係止部75Aとし、4辺のそれぞれをストッパ60の裏面に係合する係合部75Bとする。従って、ストッパ60の外周に係着したスプリングシート70の筒状大径部71が備える貫通溝71Bに、係合リング75の係止部75Aを弾発的に係着することにより、係合リング75の係合部75Bがストッパ60の裏面に係合し、ストッパ60を構成する2個の分割体61、62の合体状態を実施例1におけると同様に維持できる。
(実施例3)(図11)
実施例3が実施例1と異なる点は、スプリングシート70の筒状大径部71において、ストッパ60の外周に嵌着されて該ストッパ60の裏面(下面)よりも下方に突出した突出部を内周側に折曲げるように加締めた係合部76とし、この係合部76をストッパ60の裏面に係合させるようにしたことにある。スプリングシート70を簡易にストッパ60に係着し、ストッパ60を構成する分割体61、62の合体状態を維持できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は実施例1の油圧緩衝器を示す断面図である。 図2はばね受け装置を示す断面図である。 図3は図2の底面図である。 図4はストッパの分割体を示す平面図である。 図5はスプリングシートを示す断面図である。 図6は係合リングを示す平面図である。 図7は実施例2のばね受け装置を示す断面図である。 図8は図7の底面図である。 図9はスプリングシートを示す半断面図である。 図10は係合リングを示す平面図である。 図11は実施例3のばね受け装置を示す断面図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
11 シリンダ
12 ピストンロッド
13 懸架スプリング
15A 支持面
17、18 ばね受け
60 ストッパ
61、62 分割体
70 スプリングシート
71 筒状大径部
72 着座部
74 係合リング(係合手段)
75 係合リング(係合手段)
76 係合部(係合手段)

Claims (3)

  1. シリンダにピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ側に設けたばね受けとピストンロッド側に設けたばね受けの間に懸架スプリングを介装してなる油圧緩衝器のばね受け装置において、
    ピストンロッド側に設けられるばね受けが、
    直径に沿って2分割された分割体からなり、両分割体をピストンロッド側の支持面上にて合体させてなるストッパと、
    ストッパの外周に嵌着される筒状大径部を備えるとともに、大径部の一端側につながってストッパの表面上に支持される懸架スプリングのための着座部を備えてなるスプリングシートと、
    スプリングシートの大径部の他端側に設けられ、ストッパの裏面に係合し得る係合手段とを有してなることを特徴とする油圧緩衝器のばね受け装置。
  2. 前記係合手段がスプリングシートの大径部の内周に着脱される係合リングである請求項1に記載の油圧緩衝器のばね受け装置。
  3. 前記係合手段がスプリングシートの大径部を加締めた係合部である請求項1に記載の油圧緩衝器のばね受け装置。
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