JP2008217222A - 販売促進システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】来店した顧客に対し楽しみや喜びをより効果的に提供することで、販売促進を実現し得る販売促進システムを提供する。
【解決手段】顧客の商品買上時に店舗内に設置されたPOS端末から取得された商品買上情報を顧客別に管理する機能を備えた販売促進システムにおいて、顧客毎に、上記商品買上情報とともに、顧客の属性をあらわす顧客属性情報を管理する情報管理手段と、上記管理手段により管理される顧客属性情報及び商品買上情報に関する複数の条件に基づき、上記顧客を抽出する顧客抽出手段と、上記顧客抽出手段により抽出される顧客の各々に対応して、所定の販売促進企画を設定する販促企画設定手段と、上記顧客抽出手段により抽出された顧客の次回商品買上時に、上記POS端末又はその周辺機器を介して、上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画を実施する販促企画実施手段と、を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、顧客別に商品買上情報を管理しつつ、これを利用して販売促進を行う販売促進システムに関する。
近年、ポイントカードを配布し、商品買上に伴いポイントを付与することで来店訴求を行なうシステムを採用する小売業が増加しており、かかる状況のなかでは、ポイント付与のみで他の業者との差別化を図ることが困難になっているというのが現状である。そこで、従来、顧客の貢献度に応じて、提供するサービスの内容を変更することにより、販売促進を図る方法が提案されている。例えば下記特許文献1には、顧客管理サーバが、各店舗内のPOS端末から収集された顧客の商品買上データに基づき顧客別の貢献度を評価し、各店舗内の上位機が、顧客管理サーバから受信した顧客別の貢献度を当該各商品ファイルに反映させることで、商品単価の変更等を可能とする等して、顧客別の貢献度を客観的かつ公平に評価かつ差別化サービスに反映することができるシステムが開示されている。
特開2000−207644号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されるシステムでは、サービスが価格低減サービスに限定され、また、価格低減を実施する上では、顧客の貢献度のみしか評価がなされない。近年では、顧客ニーズの多様化により、価格低減サービスのみが最も歓迎されるサービスではなくなりつつあり、販売促進を図る上では、顧客が来店時に楽しみや喜びを感じ得るような工夫をすることが必要である。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、来店した顧客に対し楽しみや喜びをより効果的に提供することで、販売促進を実現し得る販売促進システム及びプログラムを提供することを目的とする。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、顧客の商品買上時に店舗内に設置されたPOS端末から取得された商品買上情報を顧客別に管理する機能を備えた販売促進システムにおいて、顧客毎に、上記商品買上情報とともに、顧客の属性をあらわす顧客属性情報を管理する情報管理手段と、上記情報管理手段により管理される顧客属性情報及び商品買上情報に関する複数の条件に基づき、上記顧客を抽出する顧客抽出手段と、該顧客抽出手段により抽出される顧客の各々に対応して、所定の販売促進企画を設定する販促企画設定手段と、上記顧客抽出手段により抽出された顧客の次回商品買上時に、上記POS端末又はその周辺機器を介して、上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画を実施する販促企画実施手段と、を有している、ことを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、くじ引きの実施,特定の顧客のみへの特典付与,アンケート発行,抽選券発行,駐車券発行のいずれか1つであり、上記POS端末により発行されるレシートへの印字形態で実施される、ことを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る発明において、上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、顧客情報表示,プロモーションのいずれか1つであり、上記POS端末に装備されるオペレータ用のPOSディスプレイ上での表示形態で実施される、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3に係る発明のいずれかにおいて、上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、商品推薦,プロモーションのいずれか1つであり、上記POS端末に接続される顧客用のカスタマディスプレイ上の表示形態で実施される、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4に係る発明のいずれかにおいて、上記販売促進企画設定手段により設定される販売促進企画毎に、該販売促進企画の内容のグレードが可変である、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項6に係る発明は、上記請求項2に係る発明において、上記アンケートの結果が、携帯電話を利用してアクセスできる専用のWebサイトを介して回収可能である、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項7に係る発明は、上記請求項2〜6に係る発明のいずれかにおいて、上記販売促進企画実施以降の顧客の商品買上情報及び上記アンケートの結果を集計し分析した上で、商品メーカーに提供可能である、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項8に係る発明は、上記請求項1〜7に係る発明のいずれかにおいて、上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報を取得し保持する情報保持手段が上記POS端末と同じ店舗内に設けられており、顧客の商品買上に伴い、上記POS端末が商品買上情報を取得し、上記情報保持手段に対して検索を行い、商品買上中の顧客が上記顧客抽出手段により抽出された顧客であるか否かを判定する、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項9に係る発明は、上記請求項8に係る発明において、上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報の上記情報保持手段側での取得が、上記店舗の閉店から次回開店までの間に実行される、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項10に係る発明は、上記請求項1〜9に係る発明のいずれかにおいて、上記顧客属性情報は、年齢層,性別,居住エリア,誕生月,顧客が会員登録を行った入会月のうちの少なくとも1つである、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項11に係る発明は、上記請求項1〜10に係る発明のいずれかにおいて、上記商品買上情報は、商品買上総額,来店日数,最新買上日,ポイント残高のうちの少なくとも1つである、ことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項12に係る発明は、顧客の商品買上時に店舗内に設置されたPOS端末から取得された商品買上情報を顧客別に管理する機能を備えた販売促進システムに、顧客毎に、上記商品買上情報とともに、顧客の属性をあらわす顧客属性情報を管理するステップと、管理される顧客属性情報及び商品買上情報に関する複数の条件に基づき、上記顧客を抽出するステップと、抽出される顧客の各々に対応して、所定の販売促進企画を設定するステップと、抽出された顧客の次回商品買上時に、上記POS端末又はその周辺機器を介して、顧客に対応して設定された販売促進企画を実施するステップと、を実行させる販売促進プログラムである。
本願の請求項1に係る発明によれば、店舗内に設置されたPOS端末により取得される商品買上情報が管理され、顧客の買上総額,来店日数等の貢献度のみならず、例えば購買商品の種類,年齢,性別,居住エリア,ポイント残高等の複数の顧客属性情報に基づき、顧客が抽出され、抽出された顧客に特定して、例えば「くじ引き」,「もれなく特典」,「アンケート」,「宝探し」,「顧客情報表示」,「プロモーション」,「リコメンデーション」等の販売促進企画を適宜実施することで、顧客のニーズに一層見合い、かつ、来店訴求,店舗改善,接客対応向上,顧客満足度向上,購買促進を目的とした企画を実施することができる。それにより、来店した顧客に対して楽しみや喜びをより効果的に提供することができ、その結果、次回来店を強力に訴求することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、販売促進企画がPOS端末により発行されるレシートへの印字形態で安価に実施され得る。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、販売促進企画がPOS端末に装備されるオペレータ用のPOSディスプレイ上での表示形態で実施され得る。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、上記顧客抽出手段は、販売促進企画がPOS端末に接続される顧客用のカスタマディスプレイ上での表示形態で実施され得る。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、顧客の貢献度に応じたより公正でかつ差別化された販売促進企画を提供することができる。
また、更に、本願の請求項6に係る発明によれば、顧客自らがアンケート結果を登録することが可能となり、店舗側でのアンケート結果入力の作業量を省略することができる。
また、更に、本願の請求項7に係る発明によれば、商品メーカーは、顧客の商品買上情報及びアンケートの結果を集計及び分析結果を参考として、それ以降、より有効な販売促進企画を設定することができる。
また、更に、本願の請求項8に係る発明によれば、上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販売企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報が、POS端末と同じ店舗内に保持されるため、商品買上中の顧客が上記顧客抽出手段により抽出された顧客であるか否かを判定する上で、店舗外に検索を行う必要がなく、POS端末側で、処理速度の低下を伴わずに、商品買上情報の取得に際して販売促進企画を実施することが可能である。また、店舗外の通信ネットワークの回線障害時にも支障なく、販売促進企画の実施が可能である。
また、更に、本願の請求項9に係る発明によれば、上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販売促進企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報など、POS端末側で販売促進企画の実施に必要とされる情報が、店舗の閉店から次回開店までの間に、同じ店舗内における情報保持手段により取得されるため、店舗外の通信ネットワークの回線障害時にも支障なく、販売促進企画の実施が可能である。
また、更に、本願の請求項10に係る発明によれば、上記顧客抽出手段は、顧客属性情報に基づき顧客を種々に選別し抽出することができる。
また、更に、本願の請求項11に係る発明によれば、上記顧客抽出手段は、商品買上情報に基づき顧客を種々に選別し抽出することができる。
また、更に、本願の請求項12に係る発明によれば、店舗内に設置されたPOS端末により取得される商品買上情報が管理され、顧客の買上総額,来店日数等の貢献度のみならず、例えば購買商品の種類,年齢,性別,居住エリア,ポイント残高等の複数の顧客属性情報に基づき、顧客が抽出され、抽出された顧客に特定して、例えば「くじ引き」,「もれなく特典」,「アンケート」,「宝探し」,「顧客情報表示」,「プロモーション」,「リコメンデーション」等の販売促進企画を適宜実施することで、顧客のニーズに一層見合い、かつ、来店訴求,店舗改善,接客対応向上,顧客満足度向上,購買促進を目的とした企画を実施することができる。それにより、来店した顧客に対して楽しみや喜びをより効果的に提供することができ、その結果、次回来店を強力に訴求することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る販売促進システムの構成を示す図である。この販売促進システム1は、基本的に、店舗毎に構築されるローカルネットワーク(以下、「店舗LAN」と称す)10,20,30と、本部に設置されるとともに、店舗LAN10,20,30と通信ネットワーク50を介して接続され、会員登録済みの顧客に関する属性データ(以下、「顧客属性データ」と称す)及び各店舗LAN10,20,30で取得された商品買上データ等のデータを収集し一括に管理する管理サーバ40と、から構成されている。そして、店舗LAN10は、複数のPOS端末2と、各種設定操作用のPC5と、各POS端末2を管理するPOSサーバ6と、から構築されている。各POS端末2は、商品買上時にレシートを発行するレシートジャーナルプリンタ2aとPOS端末2のオペレータが視認可能である各種情報を表示するPOSディスプレイ2bとを装備しており、また、各POS端末2には、精算中の顧客が視認可能である各種情報を表示するカスタマディスプレイ3が接続されている。
なお、図1では、店舗LAN20,30の内部構成は、店舗LAN10のそれと同様であるため、省略されており、また、以下では、店舗LAN10のみを取り上げて説明するが、店舗LAN20,30の動作,機能も店舗LAN10のそれと同様である。
販売促進システム1においては、顧客が、例えば会員登録時に割り当てられた識別番号で識別されるようになっており、店舗LAN10内のPOS端末2では、商品買上時に、例えば会員カード4に磁気情報として付された識別番号がスキャンされ、商品買上データが、識別番号に基づき特定される顧客に関連付けられつつ作成される。POS端末2により取得された商品買上データは、同じ店舗LAN10内のPOSサーバ6に収集される。その後、POSサーバ6で管理される顧客の商品買上データは、通信ネットワーク50を介して、管理サーバ40へリアルタイムで送信される。管理サーバ40側では、商品買上データの受信に伴い、適時データが更新され、顧客別に顧客属性データ,商品買上データ及び各種の分析データが蓄積され管理される。
顧客の商品買上げ時には、店舗LAN10内の各POS端末2において、レシートジャーナルプリンタ2aからレシートが発行されたり、POSディスプレイ2bにオペレータ用の各種情報が表示されたり、あるいは、各POS端末2に接続されたカスタマディスプレイ3に顧客用の各種情報が表示されたりするが、本実施形態では、管理サーバ40側で顧客別に管理される顧客属性データ,商品買上データ及び各種の分析データに基づき、顧客が事前に抽出され、それ以降、抽出された顧客を対象として、レシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b及びカスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介し、販売促進を目的とする所定のFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)企画が実施される。詳しくは後述するが、本実施形態では、買上総額,来店日数等により判断された貢献度のみならず、買上商品やそのカテゴリ,年齢,性別,居住エリア,ポイント残高等の様々な要因で顧客が抽出されることで、価格,割引,値引,ポイント倍率,ボーナスポイント等のサービス、若しくは、顧客別に適時自由自在に変更可能なプロモーション情報,メッセージといった様々なFSP企画を、レシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b及びカスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介して実施することが可能となっている。
図2は、販売促進システム1におけるレシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b及びカスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介した所定のFSP企画の実施の流れを説明する図である。まず、店舗LAN10内のPOS端末2で取得され、POSサーバ6に蓄積された商品買上データが、通信ネットワーク50を介して、管理サーバ40へ送信される(S1)。管理サーバ40では、POSサーバ6からの商品買上データの受信に伴い、各種分析用のデータとして顧客別に管理される商品買上データが更新登録される(S2)。
なお、本実施形態では、管理サーバ40においては、顧客管理用プログラム(具体的には本願出願人が市場に提供する“Satisfa”)が組み込まれており、顧客属性データや商品買上データの管理又は分析は、このプログラムに基づいて実行される。
次に、例えば店舗管理者が店舗LAN10内のPC5を介して設定操作を行うのに応じて、管理サーバ40で管理される顧客属性データや商品買上データに基づき、分析が行われる。これにより、例えば、買上総額や来店日数等により判断された貢献度に基づく顧客ランクをあらわす顧客ランクデータ,デシル分析結果をあらわすデシルデータ,RFM(Recency:前回購買日/Frequency:購買頻度/Monetary:購買金額)分析結果をあらわすRFMデータ,その他の各種分析データが取得される。これら分析データは、顧客属性データ及び商品買上データとともに、管理サーバ40により管理される。また、POS端末2側でのFSP企画の実施対象となる顧客(以下、「FSP企画対象者」と称す)が抽出されるとともに、抽出されたFSP企画対象者に関連して、FSP企画を実施する条件(以下、「FSP企画実施条件」と称す)と、例えばくじ引き,アンケート,プロモーション等の企画の種類及び内容(以下、「FSP企画内容」と称す)とが設定され、更に、ヘッダメッセージやフッターメッセージ等、レシートに含まれるメッセージ内容,或いは、POSディスプレイ2bやカスタマディスプレイ3に表示されるメッセージ内容(以下、「メッセージ内容」と称す)が登録される(S3)。
なお、以下では、FSP企画対象者,FSP企画実施条件,FSP企画内容及びメッセージ内容を含むFSP企画に関する情報を総称して「FSP企画情報」という。また、FSP企画情報を設定する上では、これらに限定されることなく、例えばメッセージに用いる文字の種類など、より細かな設定が可能とされてもよい。
更に、特に図示しないが、本実施形態では、店舗LAN10内のPC5を介した設定操作に際して、Webブラウザが利用されるようになっており、管理サーバ40側の顧客管理用プログラムに関連して予め設定されたWebページにPC5からアクセスされると、Webブラウザ上に、FSP企画実施条件,FSP企画内容を設定し、メッセージ内容を登録するための画面が表示され、これらの画面を介して設定された各種の条件や内容に基づき、管理サーバ40側で、顧客分析,抽出,登録処理が実行されることとなる。
続いて、管理サーバ40から、S3で登録されたFSP企画情報が、店舗LAN10に対する配信用のデータに変換された上で、店舗LAN10内のPOSサーバ6へ送信され、POSサーバ6側で保持される(S4)。その後、顧客の商品買上に伴い、店舗LAN10内のPOS端末2で顧客が提示したカード4がスキャンされ、顧客の識別番号が取得されると、POSサーバ6に対する検索が行われ、取得された識別番号及びPOSサーバ6にて保持されたFSP企画情報に基づき、FSP企画対象者であるか否かの判別がPOS端末2側で行われる(S5)。FSP企画対象者である場合には、更に、FSP企画実施条件との適合が確認され、適合する場合には、レシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b及びカスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介して、FSP企画が実施される(S6)。
FSP企画実施以降、顧客の商品買上時には、S1と同様に、商品買上データが、店舗LAN10内のPOS端末2で作成され、POSサーバ6に蓄積された後、通信ネットワーク50を介して、管理サーバ40へ送信されるが、かかる商品買上データは、管理サーバ40側で、各FSP企画の販売促進効果を分析するための情報として利用される。また、FSP企画の販売促進効果を分析するための情報として、レシートRに印字されるように実施されたアンケートの結果(以下、「アンケート結果」という)が用いられる。なお、このアンケート結果は、顧客から回収したレシートRに記入されたアンケート結果を例えば店舗側の従業員が店舗LAN10内のPC5から手入力することで、通信ネットワーク50を介して、管理サーバ40側に登録される、若しくは、顧客が携帯電話を利用し携帯用Webサイト60にアクセスした上でアンケート結果を入力することで、通信ネットワークを介して、管理サーバ40側に登録される(S7)。そして、商品買上データ及びアンケート結果が集計され、各FSP企画の販売促進効果が分析された上で、関連する情報が商品メーカーへ提供される(S8)。
なお、本実施形態では、例えば夜間など店舗閉店から次回開店までの間に、S3で登録されたFSP企画情報が、S4で配信用データに変換され、店舗LAN10内のPOSサーバ6に、店舗開店に伴う起動時に取り込まれる。かかる態様によれば、店舗開店時には、POS端末2側でのFSP企画の実施に必要とされる情報がPOSサーバ6により確保されるため、通信ネットワーク50の回線障害時にも支障なしに、FSP企画の実施が可能である。また、商品買上時に、FSP企画対象者であるか否かの判別が、POS端末2からPOSサーバ6に対する検索により行われるため、POS端末2側では、処理負担の増大が回避され、処理速度の低下を伴わずに、商品買上データを取得しつつFSP企画を実施することが可能である。
図3は、店舗LAN10内のPC5を介した設定操作に応じて管理サーバ40側で実行されるFSP企画対象者の抽出例をあらわす図である。
この例では、まず、購買対象を指定すべく、店舗全体の顧客を対象とする「店計」,事前に指定された大分類商品を購入した顧客を対象とする「大分類」,事前に指定された中分類商品を購入した顧客を対象とする「中分類」,事前に指定された小分類商品を購入した顧客を対象とする「小分類」のうちのいずれかが設定される。具体的に、「大分類」とは、衣料,食品,住生活等のカテゴリをあらわし、「中分類」とは、例えば「大分類」に該当する食品のうちの精肉,鮮魚,青果等、「大分類」を構成する各分類カテゴリを更に分類するカテゴリをあらわし、また、「小分類」とは、例えば「中分類」に該当する精肉のうちの豚肉,牛肉,鶏肉等、「中分類」を構成する各分類カテゴリを更に分類するカテゴリをあらわしている。すなわち、店計,大分類,中分類,小分類の順に一層細分化しつつ、顧客を絞り込むことができる。
次に、顧客ランクが設定される。顧客は、管理サーバ40側で、商品買上総額や来店日数等による貢献度に基づきランク付けされており、例えば「上位30%」の顧客ランクの設定により、店計,大分類,中分類,小分類で抽出された顧客のうちの上位30%を抽出することができる。なお、顧客ランクが指定されない場合には、店計,大分類,中分類,小分類で抽出された顧客がそのまま選択される。
更に、必要に応じて、FSP企画対象者を絞り込むために、1つ又は複数の抽出条件が設定される。本実施形態では、かかる抽出条件として、例えば、顧客が属する年齢層(10代,20代,30代等)をあらわす「年齢層」,店舗から顧客の居住場所までの距離を、店舗を中心とした距離圏であらわす「居住エリア」,顧客の誕生月をあらわす「誕生月」,顧客の性別をあらわす「性別」,顧客の最新の買上日をあらわす「最新買上日」,顧客が会員登録した月をあらわす「入会月」,所定期間における顧客の来店日数をあらわす「期間来店日数」,所定期間における顧客の買上総額をあらわす「期間買上総額」,ポイントサービスに関連した顧客のポイント残高をあらわす「ポイント残高」等が用いられる。
図3には、顧客の抽出条件として、「年齢層」及び「居住エリア」が設定される例、及び、「居住エリア」及び「誕生月」が設定される例が示されている。また、「性別」,「誕生月」,「入会月」,「居住エリア」,「期間来店日数」,「期間買上総額」,「ポイント残高」,「最新買上日」,「購買商品」等のうちの複数の条件が任意の組合せで設定される例が示されている。
具体的に、抽出条件として、「店計」及び「顧客ランク:上位10%」が設定された場合には、店舗全体で上位10%の顧客をFSP企画対象者とすることができる。また、「大分類:食品」,「顧客ランク:上位30%」,「年齢層:30代」及び「居住エリア:10km超」が設定された場合には、食品を購買した顧客の上位30%の中で年齢が30歳代、居住エリアが10km商圏外の顧客をFSP企画対象者とすることができる。
更に、抽出条件として、「店計」,「誕生月:8月」及び「性別:女性」が設定された場合には、店舗全体で8月生まれの女性の顧客をFSP企画対象者とすることができる。また、更に、「店計」,「年齢層:10代」及び「入会月:先月」が設定された場合には、先月入会した10代の顧客をFSP企画対象者とすることができる。また、更に、「店計」,「月間来店日数:4日以上」及び「月間買上総額:10,000円以上」が設定された場合に、店舗全体で月間の来店日数が4日以上で買上総額が10,000円以上である顧客をFSP企画対象者とすることができる。
かかる顧客の抽出方法によれば、商品買上総額が徐々に上昇している顧客,反対に商品買上総額が下降している顧客,買上単価の低い顧客,来店日数は少ないが買上単価の高い顧客,会員ではあるが買上のない顧客等、様々な観点からFSP企画対象者を容易に特定することができる。
図4の(a)〜(d)は、それぞれ、管理サーバ40側で管理される各種データ構造の一例をあらわすものである。
まず、図4の(a)には、企画マスタのデータ構造が示されており、このデータ構造は、FSP企画の管理番号をあらわす「企画No」と、FSP企画による販売促進期間をあらわす「販促期間」と、FSP企画の種類をあらわす「企画区分」と、FSP企画を実施する上で使用される出力媒体をあらわす「出力区分」と、顧客の誕生月,顧客ランク,購買商品,顧客ランク別に設定された当選率等のFSP企画を実施する条件をあらわす「企画出力条件」とにより構成されている。なお、本実施形態では、FSP企画の内容のグレードが顧客ランクに応じて可変であり、例えば後述する「くじ引き」の当選率に関しては、顧客ランクが高いほど、当選率を高く設定することができる。また、場合によっては、全顧客ランクに対して、同一の当選率を設定することもできる。
また、図4の(b)には、図3を参照して説明したように抽出されたFSP企画対象者のデータ構造が示されており、このデータ構造は、FSP企画の管理番号をあらわす「企画No」と、そのFSP企画対象者となる顧客の識別番号をあらわす「顧客No」とにより構成されている。
更に、図4の(c)には、FSP企画の1つとしての「特典」に関する実施条件をあらわすデータ構造が示されており、このデータ構造は、FSP企画の管理番号をあらわす「企画No」と、顧客が特典を利用できる期間をあらわす「利用可能期間」と、特典の種類をあらわす「特典区分」と、特典により顧客が取得し得る特典値をあらわす「特典値」と、特典の具体的な内容をあらわす「特典コンテンツ」とにより構成されている。
また、更に、図4の(d)には、顧客マスタのデータ構造が示されており、このデータ構造は、会員カード4に付された識別番号をあらわす「カードNo」と、顧客の識別番号をあらわす「顧客No」と、顧客の氏名をあらわす「顧客氏名」と、顧客の生年月日をあらわす「生年月日」と、顧客ランクをあらわす「ランク」とにより構成されている。
また、更に、管理サーバ40では、新規のFSP企画の設定に伴い、図4の(a)〜(d)に示すようなデータ構造を有するデータが作成されると同時に、FSP企画毎に、販促効果をあらわす販促データが作成される。図4の(e)には、販促データのデータ構造が示されており、ここでは、「企画No」,FSP企画が実施された期間をあらわす「FSP企画実施期間」,FSP企画対象者の総数をあらわす「対象者数」,FSP企画に反応した顧客の総数をあらわす「反応者数」が含まれる。FSP企画実施期間中に、そのFSP企画対象者がFSP企画に反応すると、「反応者数」が逐次更新される。「対象者数」に対する「利用者数」の割合に基づき、各FSP企画の顧客反応率が算出されて、販促効果が分析される。
図5は、店舗LAN10内のPC5を介した設定操作に応じて、PC5と管理サーバ40との間で実行されるFSP企画情報作成処理についてのフローチャートである。
この処理では、まず、管理サーバ40側で、顧客別に管理される顧客属性データ及び商品買上データに基づき各種の顧客分析が行われ(#11)、これにより、前述したような顧客ランクデータ,デシルデータ,RFMデータ,その他の各種分析データが取得される。
続いて、店舗LAN10内のPC5側で、管理サーバ40から提供される各種分析画面が参照されつつ、特定の顧客に対して実施されるFSP企画が設定され(#12)、また、併せて、設定されたFSP企画用のコンテンツが作成される(#13)。
その後、店舗LAN10内のPC5側で、例えば、購買対象,月間買上総額,月間来店日数,顧客の年齢層,居住エリア,入会月,誕生月,性別,FSP企画実施期間,買上総額,期間中のFSP企画実施回数の上限,例えば1日1回等の発行パターン,商品分類/商品/メーカー,クーポン又はメッセージ等の種類,有効期限,単価,値引,割引率,ポイント倍率,ボーナス等の特典内容が指定されたり、FSP企画に関連したメッセージ情報が入力されたりして、FSP企画を実施する条件が設定される(#14)。
続いて、店舗LAN10内のPC5側で行われたステップ#12〜#14にて設定された内容が管理サーバ40へ送信され、管理サーバ40側で、FSP企画情報が登録される(#15)。その後、管理サーバ40側で、登録されたFSP企画情報に基づき、店舗LAN10への配信用のFSP企画情報が作成される(#16)。以上で、処理が終了される。
図6は、店舗LAN10内のPOSサーバ6により起動時に実行されるFSP企画情報取得及び更新処理についてのフローチャートである。この処理については、まず、POSサーバ6が起動させられる(#21)。次に、POSサーバ6が起動後通信可能な状態になると、管理サーバ40から配信されてきたFSP企画情報が取得される(#22)。そして、FSP企画情報の取得に伴い、FSP企画情報に関するデータベースが更新される(#23)。以上で、処理が終了される。
なお、本実施形態では、前述したように、POSサーバ6が、店舗開店に先立って、起動させられ、FSP企画情報が取得され更新される。
また、図7は、POS端末2により商品買上時に実行されるFSP企画実施処理及び商品買上データ作成処理についてのフローチャートである。
この処理では、まず、顧客による商品買上時に、会員カード4がスキャンされ、識別番号が取得される(#31)。その後、商品買上情報が登録される(#32)とともに、#31で取得された識別番号及び登録された商品買上情報に基づき、FSP企画実施条件に適合するか否かが判断される(#33)。
ステップ#33の結果、適合しないと判断された場合には直接にステップ#35へ進み、他方、適合すると判断された場合には、レシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b又はカスタマディスプレイ3を介して、FSP企画が実施され(#34)、その上で、ステップ#35へ進む。
ステップ#35では、商品買上データが作成され、更に、商品買上データが同じ店舗LAN10内のPOSサーバ6へ送信される(#36)。以上で、処理が終了される。
更に、図8は、店舗LAN10からの商品買上データの受信に伴い、管理サーバ40により実行される販促効果分析処理についてのフローチャートである。
この処理では、まず、店舗LAN10から商品買上データが受信されたか否かが判定される(#41)。その結果、商品買上データが受信されていないと判断された場合には、再度ステップ#41が繰り返され、他方、商品買上データが受信されたと判断された場合には、続いて、店舗LAN10側のPC5より入力され通信ネットワーク50を通じて取得された若しくは顧客が携帯用Webサイト60にアクセスして登録されたアンケート結果が読み出される(#42)。
その後、商品買上データ及びアンケート結果に基づき、集計及び販促効果の分析が行われる(#43)。具体的には、例えば、図4の(e)を参照しながら説明したように、FSP企画対象者数に対するFSP企画反応者数の割合に基づき、各FSP企画の顧客反応率が算出される。そして、メーカー向けの情報が作成される(#44)。以上で、処理が終了される。
なお、本実施形態では、管理サーバ40側での処理が店舗閉店中の夜間に行われ、管理サーバ40にて管理される販促データに対して買上人数の更新登録が行われる。これにより、翌日の店舗開店時には、前日までの販促効果の反応情報の検索が可能となる。
図9には、本実施形態に係る販売促進システム1において、各出力媒体を介して実施されるFSP企画の種類,内容及び概要並びに効果をあらわすテーブルである。このテーブルに示されるように、レシートジャーナルプリンタ(R/Jプリンタ)2aを介して、顧客ランクに応じて設定される当選率で特典を付与する「くじ引き」,誕生日の近い顧客に対して特典を付与する「もれなく特典」,市場調査,店舗改善を目的とした顧客満足度調査を行う「アンケート」,特定の商品が精算時に無料になる「宝探し」,抽選券や駐車券等の特典を付与する「その他」が実施される。
図10及び11には、レシートジャーナルプリンタ2aを介して発行されるサービスレシートのサンプル例を示す。まず、図10の(a)及び(b)に示すサービスレシートは、共に、「くじ引き」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタ2aより発行されるものである。図10の(a)に示すサービスレシートは、景品交換券として利用され、他方、図10の(b)に示すサービスレシートは500円引特典券として利用されることが可能である。
また、図10の(c)及び(d)に示すサービスレシートは、共に、「もれなく特典」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタ2aより発行されるものである。図10の(c)に示すサービスレシートは、誕生日のお祝いメッセージがプリントされたもので、他方、図10の(d)に示すサービスレシートは、誕生日のお祝いメッセージがプリントされるとともに景品交換券として利用可能であるレシートである。
更に、図11の(a)〜(d)に示すサービスレシートは、共に、「アンケート」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタ2aより発行されるものである。図10の(a)に示すサービスレシートは、市場調査用のアンケートがプリントされたもので、また、図10の(b)に示すサービスレシートは、店舗改善を目的とした顧客満足度調査用のアンケートがプリントされたもので、更に、図10の(c)に示すサービスレシートは、アンケート実施を告知するメッセージがプリントされたもので、また、更に、図10の(d)に示すサービスレシートは、携帯用Webサイトへのアクセス用QRコードがプリントされたものである。
図11の(a)〜(c)に示すサービスレシートでは、顧客から回収したレシート又はアンケート用紙に記入されたアンケート結果が、例えば店舗側の従業員が店舗LAN10内のPC5から手入力されることで管理サーバ40側に登録される。また、本実施形態では、図11の(a)及び(b)に示すサービスレシートには、顧客の識別番号及びアンケートポイントに対応したバーコードがプリントされており、これらがスキャナで読み取られることで、アンケートに回答した顧客に対してサービスポイントが加算されるようになっている。なお、図11の(c)に示すように、バーコードのないサービスレシートに関しては、管理サーバ40側でのアンケート結果の登録に伴い、サービスポイントの加算が自動的に行われてもよい。
他方、図11の(d)に示すサービスレシートでは、アンケート結果が、顧客が携帯電話を利用して携帯用Webサイト60へアクセスした上でアンケートに答えることで管理サーバ40側に登録される。なお、この場合には、管理サーバ40側でのアンケート結果の登録に伴い、サービスポイントの加算が自動的に行われる。
続いて、図9のテーブルに示されるように、POSディスプレイ2bを介しては、顧客の属性,ランク若しくは購買情報を表示する「顧客情報表示」,接客メッセージやくじ引きに関するメッセージを表示する「プロモーション」が実施される。これらFSP企画の実施によって、POS管理ソフトウェア端末2のオペレータは、POSディスプレイ2bに表示された各種情報を確認することができ、その結果、一層親切な接客対応を行うことができる。
図12の(a)〜(c)には、共に、POSディスプレイ2bに表示される情報のサンプル例を示す。まず、図12の(a)には、「くじ引き」の実施に伴い「大当たり!」のメッセージが表示され、また、図12の(b)には、「接客」の実施に伴い接客メッセージが表示され、更に、図12の(c)には、「顧客情報表示」の実施に伴い指定カテゴリの購買明細が表示されている。
更に、カスタマディスプレイ3を介しては、商品情報やメッセージを表示する「リコメンデーション」,くじ引きに関するメッセージを表示する「プロモーション」が実施される。これらFSP企画の実施によって、精算中の顧客が、カスタマディスプレイ3に表示された各種情報及び商品メッセージを確認することで、購買促進,顧客満足度向上,来店訴求が実現可能である。
図13の(a)〜(c)には、共に、カスタマディスプレイ3に表示される情報のサンプル例を示す。まず、図13の(a)には、「くじ引き」の実施に伴い「大当たり!」のメッセージが表示され、また、図13の(b)には、「リコメンデーション」の実施に伴い商品情報が表示され、更に、図13の(c)には、「リコメンデーション」の実施に伴い感謝の言葉が表示されている。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、顧客の買上総額,来店日数等の貢献度のみならず、例えば購買商品の種類,年齢,性別,居住エリア,ポイント残高等の顧客属性情報に基づき顧客分析を行い、FSP企画対象となる顧客を抽出する、すなわち、特定の顧客に対してどのような買上状況が発生した場合に、どのようなFSP企画をレシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b及びカスタマディスプレイ3を介して実施するのかを事前に登録しておき、抽出された顧客に対して、「くじ引き」,「もれなく特典」,「アンケート」,「宝探し」,「顧客情報表示」,「プロモーション」,「リコメンデーション」等のFSP企画を適宜実施することで、顧客のニーズに一層見合った、かつ、来店訴求,店舗改善,接客対応向上,顧客満足度向上、購買促進を目的としたFSP企画を実施することができる。それにより、来店した顧客に対して楽しみや喜びをより効果的に提供することができ、その結果、販売促進を実現することができる。また、この場合には、FSP企画がPOS端末におけるレシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b,カスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介して安価に実施され得る。
また、本実施形態によれば、商品買上時に、FSP企画対象者であるか否かの判別が、POS端末2から同じ店舗内に設置されたPOSサーバ6に対する検索により行われるため、管理サーバ40に対する検索の必要もなく、また、管理サーバ40側での配信負荷を軽減しつつ、POS端末2側で、処理速度の低下を伴わずに、商品買上情報の取得に際してFSP企画を実施することが可能である。また、この場合には、管理サーバ40との間に構成される店舗外の通信ネットワークの回線障害時にも支障なく、FSP企画が実施可能である。更に、POSサーバ6にてFSP企画情報が一元管理されるため、複数のPOS端末2間で同一の情報を保持する必要がなく、データ整合性を実現するとともに、作業効率化を図ることができる。
また、更に、抽出された顧客及びFSP企画に関する情報など、POS端末2でレシートジャーナルプリンタ2a,POSディスプレイ2b,カスタマディスプレイ3の少なくとも1つを介したFSP企画の実施に必要とされる情報が、店舗の閉店から次回開店までの間に、同じ店舗内におけるPOSサーバ6により確保されるため、店舗外の通信ネットワーク50の回線障害時にも支障なく、FSP企画の実施が可能である。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、店舗内に複数設置されるPOS端末2に対して、POSサーバ6が設置されたが、POS端末2の設置台数が少ない店舗では、POSサーバ6を別途設置する代わりに、POS端末2自体に、管理サーバ40からFSP企画情報を取得し保持する機能を組み込むことも可能である。
本発明の実施形態に係る販売促進システムの構成を示す図である。 上記販売促進システムにおけるFSP企画実施の流れを説明する図である。 店舗LAN内のPCより取得された顧客情報に基づき、管理サーバ側で実行されるFSP企画対象者の抽出処理の手順をあらわす説明図である。 (a)企画マスタのデータ構造を示す図である。 (b)企画対象者のデータ構造を示す図である。 (c)特典設定のデータ構造を示す図である。 (d)顧客マスタのデータ構造を示す図である。 (e)販促データのデータ構造を示す図である。 店舗LAN内のPCを介した設定操作に応じて、PCと管理サーバとの間で実行されるFSP企画設定処理についてのフローチャートである。 店舗LAN内のPOSサーバにより起動時に実行されるFSP企画情報取得及び更新処理についてのフローチャートである。 POS端末のレシートジャーナルプリンタ,POSディスプレイ,カスタマディスプレイを介して精算時に実行されるFSP企画実施処理及び商品買上データ作成処理についてのフローチャートである。 店舗LANからの商品買上データ受信及びアンケート結果読出しに伴い管理サーバにより実行される販促効果分析処理についてのフローチャートである。 各出力媒体を介して実施されるFSP企画の種類,内容及び概要並びに効果をあらわすテーブルである。 (a)FSP企画「くじ引き」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される景品交換券としてのサービスレシートを示す図である。 (b)FSP企画「くじ引き」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される500円引特典券としてのサービスレシートを示す図である。 (c)FSP企画「もれなく特典」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される誕生日のお祝いメッセージがプリントされたサービスレシートを示す図である。 (d)FSP企画「もれなく特典」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される誕生日のお祝いメッセージがプリントされた景品交換券としてのサービスレシートを示す図である。 (a)FSP企画「アンケート」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される市場調査用のアンケートがプリントされたサービスレシートを示す図である。 (b)FSP企画「アンケート」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される顧客満足度調査用のアンケートがプリントされたサービスレシートを示す図である。 (c)FSP企画「アンケート」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される特典付きアンケートがプリントされたサービスレシートを示す図である。 (d)FSP企画「アンケート」の実施に伴いレシートジャーナルプリンタより発行される携帯用Webサイトへのアクセス用QRコードがプリントされたサービスレシートを示す図である。 (a)FSP企画「くじ引き」の実施に伴いPOSディスプレイに表示される「大当たり!」のメッセージを示す図である。 (b)FSP企画「接客」の実施に伴いPOSディスプレイに表示される接客メッセージを示す図である。 (c)FSP企画「顧客情報表示」の実施に伴いPOSディスプレイに表示される指定カテゴリの購買明細を示す図である。 (a)FSP企画「くじ引き」の実施に伴いカスタマディスプレイに表示される「大当たり!」のメッセージを示す図である。 (b)FSP企画「リコメンデーション」の実施に伴いカスタマディスプレイに表示される商品情報を示す図である。 (c)FSP企画「リコメンデーション」の実施に伴いカスタマディスプレイに表示される感謝の言葉を示す図である。
符号の説明
1…販売促進システム,2…POS端末,2a…レシートジャーナルプリンタ,2b…POSディスプレイ,3…カスタマディスプレイ,4…会員カード,5…PC,6…POSサーバ,10,20,30…店舗LAN,40…管理サーバ,50…通信ネットワーク,60…携帯用Webサイト。

Claims (12)

  1. 顧客の商品買上時に店舗内に設置されたPOS端末から取得された商品買上情報を顧客別に管理する機能を備えた販売促進システムにおいて、
    顧客毎に、上記商品買上情報とともに、顧客の属性をあらわす顧客属性情報を管理する情報管理手段と、
    上記情報管理手段により管理される顧客属性情報及び商品買上情報に関する複数の条件に基づき、上記顧客を抽出する顧客抽出手段と、
    上記顧客抽出手段により抽出される顧客の各々に対応して、所定の販売促進企画を設定する販促企画設定手段と、
    上記顧客抽出手段により抽出された顧客の次回商品買上時に、上記POS端末又はその周辺機器を介して、上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画を実施する販促企画実施手段と、を有している、ことを特徴とする販売促進システム。
  2. 上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、くじ引きの実施,特定の顧客のみへの特典付与,アンケート発行,抽選券発行,駐車券発行のいずれか1つであり、上記POS端末により発行されるレシートへの印字形態で実施される、ことを特徴とする請求項1記載の販売促進システム。
  3. 上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、顧客情報表示,プロモーションのいずれか1つであり、上記POS端末に装備されるオペレータ用のPOSディスプレイ上での表示形態で実施される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の販売促進システム。
  4. 上記販促企画実行手段により実行される販売促進企画が、商品推薦,プロモーションのいずれか1つであり、上記POS端末に接続される顧客用のカスタマディスプレイ上の表示形態で実施される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の販売促進システム。
  5. 上記販売促進企画設定手段により設定される販売促進企画毎に、該販売促進企画の内容のグレードが可変である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の販売促進システム。
  6. 上記アンケートの結果が、携帯電話を利用してアクセスできる専用のWebサイトを介して回収可能である、ことを特徴とする請求項2記載の販売促進システム。
  7. 上記販売促進企画実施以降の顧客の商品買上情報及びアンケートの結果を集計し分析した上で、商品メーカーに提供可能である、ことを特徴とする請求項2〜6記載の販売促進システム。
  8. 上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報を取得し保持する情報保持手段が上記POS端末と同じ店舗内に設けられており、
    顧客の商品買上に伴い、上記POS端末が商品買上情報を取得し、上記情報保持手段に対して検索を行い、商品買上中の顧客が上記顧客抽出手段により抽出された顧客であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記載の販売促進システム。
  9. 上記顧客抽出手段により抽出された顧客及び上記販促企画設定手段により設定された販売促進企画に関する情報の上記情報保持手段側での取得が、上記店舗の閉店から次回開店までの間に実行される、ことを特徴とする請求項8記載の販売促進システム。
  10. 上記顧客属性情報は、年齢層,性別,居住エリア,誕生月,顧客が会員登録を行った入会月のうちの少なくとも1つである、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一に記載の販売促進システム。
  11. 上記商品買上情報は、商品買上総額,来店日数,最新買上日,ポイント残高のうちの少なくとも1つである、ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一に記載の販売促進システム。
  12. 顧客の商品買上時に店舗内に設置されたPOS端末から取得された商品買上情報を顧客別に管理する機能を備えた販売促進システムに、
    顧客毎に、上記商品買上情報とともに、顧客の属性をあらわす顧客属性情報を管理するステップと、
    管理される顧客属性情報及び商品買上情報に関する複数の条件に基づき、上記顧客を抽出するステップと、
    抽出される顧客の各々に対応して、所定の販売促進企画を設定するステップと、
    抽出された顧客の次回商品買上時に、上記POS端末又はその周辺機器を介して、顧客に対応して設定された販売促進企画を実施するステップと、を実行させる販売促進プログラム。
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