JP2002279275A - 顧客対応型特典情報・サービス提供システム - Google Patents

顧客対応型特典情報・サービス提供システム

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JP2002279275A
JP2002279275A JP2001080116A JP2001080116A JP2002279275A JP 2002279275 A JP2002279275 A JP 2002279275A JP 2001080116 A JP2001080116 A JP 2001080116A JP 2001080116 A JP2001080116 A JP 2001080116A JP 2002279275 A JP2002279275 A JP 2002279275A
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Yoshihisa Sasaki
善寿 佐々木
Taisei Asakura
大成 朝倉
Kenichi Chiba
謙一 千葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の個人データや購買データに応じた各種
情報やサービスを、情報端末機を利用して顧客ごとに迅
速かつ安価に供給でき、有効な顧客囲い込み手段として
機能する顧客対応型特典情報・サービス提供システムを
実現する。 【解決手段】 顧客管理サーバから各顧客の個人データ
および購買履歴データを入力し、指定された特典情報・
サービスメニューに応じて各顧客の個人データおよび購
買履歴データを照合し、各顧客にそれぞれ対応する特典
情報・サービスを組み立てる特典情報・サービス処理サ
ーバと、顧客が携帯するIDカードの読み取りによって
得られる顧客コードと、顧客が指定する特典情報・サー
ビスメニューとを特典情報・サービス処理サーバに通知
し、その顧客に対応する特典情報・サービスを情報・サ
ービス処理サーバから取得して出力する情報端末機とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、来店した顧客に商
品を販売する小売業(例えば小売店、スーパーマーケッ
ト、デパートなど)や、来店した顧客にサービスを提供
するサービス業(例えば美容院、ゴルフ練習場など)に
おいて、各店舗または商店街などに配置した情報端末機
を用い、各顧客に応じた情報およびサービスを各顧客に
個別に提供する顧客対応型特典情報・サービス提供シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】小売業やサービス業では、売上増加のた
めには、まず顧客に来店してもらうことが必要であり、
さらに繰り返し来店してくれる顧客を確保することが必
要である。
【0003】そのために行われている従来の手法に「広
告」がある。しかし、例えばテレビ、ラジオ、新聞など
のマスメディアを使った広告は、不特定多数を対象とせ
ざるをえず、せいぜい広告対象となる視聴者や読者の層
に応じて広告媒体や時間帯を選ぶことでその効果を高め
ることができる程度である。したがって、メーカーなど
が行う広範囲な販売促進には有効であっても、個々の小
売店などが利用するには費用対効果の点で割りがあわな
い。
【0004】一方、個々の小売店などが利用しやすい広
告手法としては、新聞の折り込みチラシ、街頭や店頭で
のポスター掲示やチラシ配布などがあるが、地域はある
程度限定されるものの、不特定多数を対象としている点
ではマスメディアを使った広告と同様である。なお、街
頭などで特定の人を対象にチラシやクーポン券などを配
布する広告手法もあるが、性別や年齢などの外見的要因
に基づいて選別しているだけで対象者特定の第一段階に
過ぎない。
【0005】ところで、新規の顧客に来店してもらう新
規顧客開拓では、ある程度不特定多数を対象とした「広
告」に頼らざるをえないが、1度来店してくれた顧客に
繰り返し来店してもらう「顧客囲い込み」には必ずしも
「広告」が有効な手段になっていない。特に、「顧客囲
い込み」では、例えば購買額が多いなどの優良顧客を如
何にして囲い込むかが課題になっており、「広告」では
ない個別の対応が求められている。
【0006】その一つに、顧客リストに基づき、各顧客
に適した内容の広告をダイレクトメールや電話により行
う方法がある。そのためには、顧客の個人データをでき
るだけ詳細に集めた顧客リストが不可欠であり、販売店
などはそのためにいろいろな工夫をしている。しかし、
いくら詳細な個人データに基づく顧客リストが作成され
たとしても、ダイレクトメールや電話はいわば販売店側
からの一方的な広告であって、必ずしも「顧客囲い込
み」に有効であるとは言いにくい。
【0007】そこで、「顧客囲い込み」に有効な方法と
して、顧客の来店回数や購買額に応じた特典を付与する
仕組みを作り、顧客に自店での購買を促す方法がいろい
ろ考えられている。その一つにポイントカードシステム
がある。これは、小売店が顧客にIDカードを発行し、
来店の度や商品購入の際にそのIDカードの提示を受
け、来店回数や購買額などに応じて特典ポイントを加算
し、ポイント数が一定数になったときに割引券を発行し
たり、次の購入時の代金充当などに利用できるシステム
である。なお、ポイント数は、IDカードに表示された
り、レシートに記入されていたり、専用の端末にIDカ
ードを挿入することにより画面上で確認できるようにな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のポイントカード
システムは、小売店などにとって「顧客囲い込み」には
有効な方法であり広く普及している。しかし、ポイント
カードシステム自体には、従来の広告などがもっている
来店を促したり購買意欲を喚起する機能はほとんど望め
ない。すなわち、来店を促したり購買意欲を喚起するに
は、従来通りの広告などの情報提供手段が別途必要にな
る。
【0009】ここで、ポイントカードシステムなどで得
た顧客ごとの購買データを基に、各顧客ごとに個別の情
報やサービスの提供ができれば、その効果はかなり期待
できる。しかし、情報提供手段として、例えば郵便を利
用したダイレクトメールなどは顧客当たりのコストが高
く、また情報の伝達に時間がかかり、今のインターネッ
ト時代にそぐわない。しかも、例えば顧客の購買額に応
じたサービス券(例えば商品割引券)や、購入商品に応
じた各種案内などをダイレクトメールに添えようとする
と、煩雑な作業に伴うコストと時間がかかる。
【0010】本発明は、顧客の個人データや購買データ
に応じた各種情報やサービスを、情報端末機を利用して
顧客ごとに迅速かつ安価に供給することができ、有効な
顧客囲い込み手段として機能させることができる顧客対
応型特典情報・サービス提供システムを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、顧客の個人デ
ータと、顧客の商品およびサービスの購買履歴データを
蓄積する顧客管理サーバの蓄積データを利用し、各顧客
に対応する特典情報・サービスを個別に提供する顧客対
応型特典情報・サービス提供システムにおいて、顧客管
理サーバから各顧客の個人データおよび購買履歴データ
を入力し、指定された特典情報・サービスメニューに応
じて各顧客の個人データおよび購買履歴データを照合
し、各顧客にそれぞれ対応する特典情報・サービスを組
み立てる特典情報・サービス処理サーバと、顧客が携帯
するIDカードの読み取りによって得られる顧客コード
と、顧客が指定する特典情報・サービスメニューとを特
典情報・サービス処理サーバに通知し、その顧客に対応
する特典情報・サービスを特典情報・サービス処理サー
バから取得して出力する情報端末機とを備える。
【0012】また、本発明の顧客対応型特典情報・サー
ビス提供システムの情報端末機と特典情報・サービス処
理サーバは、所定の通信回線を介して接続され、特典情
報・サービス処理サーバは、情報端末機で読み取ったI
Dカードの認証処理を行い、その認証後に特典情報・サ
ービスメニューの指定を受け付ける構成とする。
【0013】また、本発明の顧客対応型特典情報・サー
ビス提供システムの情報端末機は、情報・サービス処理
サーバから取得した特典情報・サービスを表示する手段
と、顧客の操作により印刷出力する手段を備える。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の顧客対応型特典
情報・サービス提供システムの構成例を示す。
【0015】図において、本システムは、顧客が携帯す
るIDカード1と、IDカード1を読み取り、購入した
商品のデータを入力するPOSレジスタ2と、POSレ
ジスタ2で取得した各顧客ごとの購買履歴データを収集
して蓄積する顧客管理サーバ3と、顧客管理サーバ3か
ら各顧客の個人データおよび購買履歴データを入力し、
それに対応する特典情報・サービスを組み立てる特典情
報・サービス処理サーバ4と、IDカード1を読み取
り、その顧客コードに対応する特典情報・サービスを特
典情報・サービス処理サーバ4から通信網5を介して受
信して提供する情報端末機6により構成される。なお、
情報端末機6は、各店舗または商店街や駅前などの配置
される。
【0016】また、POSレジスタ2および顧客管理サ
ーバ3は、既存の顧客管理システムの一部を利用するこ
とができる。ただし、既存のシステムを利用しない場合
には、顧客管理サーバ3と特典情報・サービス処理サー
バ4を一体のものとして構成することも可能である。
【0017】IDカード1は、顧客のそれぞれに貸与さ
れており、小売店などで支払いの際に提示するとPOS
レジスタ2などによって顧客コードが読み取られ、購入
した商品・サービスの種類、金額、日時、支払い場所な
どの購買データと共に顧客管理サーバ3に吸い上げられ
る。また、IDカード1は、情報端末機6から特典情報
・サービスの提供を受ける際にも使用する。
【0018】なお、本システムに用いるIDカード1
は、顧客囲い込みを主目的として業者(店舗)ごとにハ
ウスカードとして発行されるものである。ただし、それ
にクレジット機能を付加し、一般的なクレジットカード
として利用できるものでもかまわないし、単純にポイン
トカード的なものでもよい。
【0019】顧客管理サーバ3は、IDカード1を貸与
している顧客の個人データ(生年月日、年収、職業な
ど)を保持する顧客データベース31と、POSレジス
タ2から入力する各顧客の購買額・来店頻度・購入商品
・来店日時などの購買データを保持する購買履歴データ
ベース32を有し、これらのデータベースの管理、PO
Sレジスタ2および特典情報・サービス処理サーバ4と
の通信制御を行う構成である。
【0020】特典情報・サービス処理サーバ4の構成例
を図2に示す。図2において、通信制御部41は、顧客
管理サーバ3との通信制御を行い、顧客管理サーバ3か
らバッチ転送される顧客データベース31および購買履
歴データベース32のデータを顧客データベース42お
よび購買履歴データベース43に保持する。通信制御部
44は、情報端末機6との通信制御を行う。認証処理部
45は、通信制御部44を介して情報端末機6から送信
された顧客コードおよびパスワードを入力し、通信制御
部41を介して顧客データベース42にアクセスして認
証処理を行う。特典情報・サービスデータベース46
は、顧客に提供するあらゆる情報およびサービス内容を
保持する。
【0021】照合部47は、認証処理部45で認証され
た顧客コードを入力し、通信制御部44を介して情報端
末機6から指定されたメニューを入力し、顧客データベ
ース42、購買履歴データベース43および特典情報・
サービスデータベース46から顧客および指定されたメ
ニューに対応する最適な特典情報・サービスを組み立
て、通信制御部44を介して情報端末機6に送信する。
【0022】情報端末機6は、IDカード1を読み取る
カードリーダ61と、特典情報・サービス処理サーバ4
との通信制御を行う通信制御部62と、提供を希望する
特典情報・サービスを指定する入力部63と、IDカー
ドの顧客コードに対応し、かつ入力部63から指定した
特典情報・サービスを特典情報・サービス処理サーバ4
から取得して出力する出力部64により構成される。な
お、情報端末機6の外観構成は図3に示すようになって
おり、タッチパネルを含むディスプレイ65は入力部6
3および出力部64の一部を構成し、スピーカ66およ
び割引券等の印刷出力部67は出力部64の一部を構成
する。
【0023】通信網5は、電話回線、専用回線、インタ
ーネットなどが用いられる。また、ワイドエリアネット
ワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LA
N)などを構成してもよい。
【0024】以下、顧客の購買データの収集、情報端末
機6の操作手順、特典情報・サービス処理サーバ4で行
われる顧客に対応する最適な特典情報・サービスの組み
立て例について説明する。
【0025】顧客は、小売店などで支払いの際にIDカ
ード1を提示すると、POSレジスタ2で顧客コードが
読み取られて購買データとともに顧客管理サーバ3に転
送され、購買履歴データベース32に蓄積される。
【0026】一方、顧客が例えば店舗に設置された情報
端末機6のカードリーダ61にIDカード1を挿入する
と、図4(1) の待機画面から図4(2) の顧客認証画面に
移行する。ここで、暗証番号(パスワード)を入力する
と、顧客コードおよびパスワードが特典情報・サービス
処理サーバ4の認証処理部45に転送され、認証処理が
行われる。なお、パスワードの入力が省略されるシステ
ムとしてもよい。
【0027】この認証が済むと、図4(3) のメニュー選
択画面に移行する。メニュー例としては、ポイント残高
の確認、割引券の発券、サービス商品のご案内、催事の
ご案内、ご購買履歴ご照会、その他の特典ご案内などが
ある。情報端末機6でいずれかのメニューを選択する
と、特典情報・サービス処理サーバ4の認証によって起
動された照合部47に指定メニューが通知され、顧客お
よび指定されたメニューに対応する最適な特典情報・サ
ービスの組み立てが行われ、情報端末機6に送信され
る。
【0028】情報端末機6に受信した特典情報・サービ
スは、ディスプレイ65に表示されると共に必要な情報
は印刷出力部67から印刷出力される。情報端末機6に
は入力部63と兼ねるタッチパネルのディスプレイを搭
載しているので、顧客が自分の意思でタッチパネルを操
作し、必要な特典だけを印刷出力させるようにしてもよ
い。
【0029】ここで、顧客データおよび購買データから
最適な特典情報・サービスを選別するための要素には次
のようなものがある。
【0030】(1) 前月の購入額(購入額分布に応じたラ
ンク分け) (2) 前月の来店頻度(来店回数分布に応じたランク分
け) (3) 購入額の時系列推移 (3-1) ランクダウン例:先々月5万円購入、先月1万円
購入。
【0031】(3-2) ランクアップ例:先々月1万円購
入、先月5万円購入。
【0032】(4) 来店頻度の時系列推移 (4-1) ランクダウン例:先々月15回来店、先月5回来
店。
【0033】(4-2) ランクアップ例:先々月5回来店、
先月15回来店。
【0034】(5) 新規の来店客(最終購入日、購入回
数、購入総額で分析) (6) 購入商品(購買履歴より分析) (6-1) 肉をよく買う顧客。
【0035】(6-2) パスタをよく買う顧客。
【0036】(6-3) ペット用品をよく買う顧客。
【0037】(6-4) ○○をよく買う顧客。
【0038】(7) 来店日(購買履歴より分析) (7-1) 休日に来店する顧客。
【0039】(7-2) 休日に来店しない顧客。
【0040】これらの要素を組み合わせて、上記メニュ
ーに示された割引券の発券、サービス商品のご案内、催
事のご案内、購買履歴情報の提供、その他の特典の提供
などにおいて、最適な特典情報・サービスの組み立てが
行われる。以下、それぞれの具体例について図5〜図1
3を参照して説明する。
【0041】(1) 割引券の発行 顧客の購買履歴(月間購入額、来店頻度、高額商品の購
入など)に応じた数の割引券を発行する。その一例を図
5に示す。ここでは、購買履歴データとして、先月の購
入額および来店回数、先々月の購入額および来店回数を
用い、次のようなテーブルを用意する。
【0042】テーブル1では、先月の購入額が6万円以
上の場合は割引券を3枚発券し、4万円以上6万円未満
の場合は2枚発券し、2万円以上4万円未満の場合は1
枚発券する。テーブル2では、先々月の購入額に対する
先月の購入額の増減率を算出し、+30%以上の場合に
は割引券を1枚増しとし、−30%以下の場合には割引
券を1枚減とし、その間は増減なしとする。例えば、先
々月の購入額が5万円で、先月の購入額が7万円の場合
には、増減率は+40%となり、割引券は3枚のところ
1枚増となって4枚の発券となる。
【0043】テーブル3では、先月の来店回数が15回
以上の場合は割引券を3枚発券し、10〜14回の場合
は2枚発券し、5〜9回の場合は1枚発券する。テーブ
ル4では、先々月の来店回数に対する先月の来店回数の
増減率を算出し、+30%以上の場合には割引券を1枚
増しとし、−30%以下の場合には割引券を1枚減と
し、その間は増減なしとする。例えば、先々月の来店回
数が20回で、先月の来店回数が12回の場合には、増
減率は−40%となり、割引券は2枚のところ1枚減と
なって1枚の発券となる。
【0044】したがって、以上の先月の購入額および来
店回数、先々月の購入額および来店回数のデータから、
今回発券される割引券は合計5枚となる。この割引券の
発行例を図6(1) に示す。
【0045】また、先月以前のデータがない新規の来店
客には、図6(2) に示すように無条件で割引券を2枚発
行するようにしてもよい。なお、新規の来店客に割引券
を発行した場合には、付加情報としてその旨を記録して
再発行を防止する。
【0046】(2) サービス商品の提供 顧客の購買履歴により、値引きできるサービス商品の種
類・価格・数量を指定した特典のあるクーポン券を発行
する。その一例を図7に示す。ここでは、購買履歴デー
タとして、先月の購入額および来店回数を用い、次のよ
うなテーブルを用意する。
【0047】テーブル1では、先月の購入額が6万円以
上の場合には3ポイント、4万円以上6万円未満の場合
は2ポイント、2万円以上4万円未満の場合は1ポイン
トとする。テーブル2では、先月の来店回数が15回以
上の場合は3ポイント、10〜14回の場合は2ポイン
ト、5〜9回の場合は1ポイントとする。
【0048】テーブル3では、合計ポイントに応じたサ
ービス商品の種類・価格・数量を指定した特典のあるク
ーポン券を設定する。合計ポイントが6ポイントの場合
には、ギフト商品を全て3割引で提供するクーポン券を
発行する。そのクーポン券の発行例を図8に示す。5ポ
イントの場合には、肉類を3割引で提供するクーポン券
を発行する。4ポイントの場合には、飲料品を2割引で
提供するクーポン券を発行する。3ポイントの場合に
は、ラーメン10袋を300円で提供するクーポン券を
発行する。2ポイントの場合には、コーヒーを100円
で2個まで提供するクーポン券を発行する。
【0049】(3) 催事の案内 顧客の購買履歴により、特定の商品を購入する傾向にあ
ったり、特定のサービスをいつも受けている顧客のみが
関心のある催事をその顧客のみに案内する。この場合、
顧客データベースと購買履歴データベースから、顧客の
属性と購買実績でどの催事にするかを判断し、顧客に応
じた案内を行う。その一例を図9に示す。ここでは、次
のようなテーブルを用意する。
【0050】(a) 料理教室 女性で料理の本を買う顧客へは、無料料理教室開催の案
内。
【0051】女性でケーキ材料を月2回以上買う顧客へ
は、お菓子作り教室へ招待。
【0052】(b) 特別の商談の情報 女性で着物を買う顧客へは、着物ショーの案内。
【0053】男性で毎週洗車に来る顧客へは、外車の新
車発表会の案内。
【0054】(c) 試食会 男性でコーヒーを月2回以上買う顧客へは、新商品試飲
会へ招待。
【0055】(d) 店頭抽選会 来店頻度が月5回以下の顧客へは、イベント案内(来店
機会を与える)。
【0056】(e) 試供品のプレゼント 女性で20代の○○化粧品を買う顧客へは、新製品のサ
ンプル提供。
【0057】(f) イベントの案内 特定のレコードを買う顧客へは、歌手のイベント案内。
【0058】このようなテーブルにより、顧客コードで
顧客データベースを検索し、20代の女性というデータ
が得られ、購買履歴データベースから料理の本を買って
いる購買履歴が得られた場合には、無料料理教室開催の
案内を行う。その案内の発行例を図10に示す。
【0059】(4) 購買履歴情報の提供 認証した顧客コードをもとに、購買履歴データベースに
保有している購買履歴情報(年間や先月分の総買上額)
を印字して提供する。この履歴では、例えば、月間の総
購買額、指定期間(催事期間など)における購買額、買
上明細(月日・商品・数量・金額)などの情報が引き渡
される。その購買履歴情報の発行例を図11に示す。
【0060】(5) その他の特典の提供 顧客データベースと購買履歴データベースから、割引き
やサービス商品以外の各種の特典を提供する。その一例
を図12に示す。ここでは、次のようなテーブルを用意
する。
【0061】(a) 毎月15回以上来店する顧客へは、映
画試写会へご招待。
【0062】(b) 毎月20回以上来店する顧客へは、試
食会へご招待。 (c) 毎月10万円以上購入する顧客へは、食器のプレゼ
ント。 (d) 毎月20万円以上購入する顧客へは、空くじ無しの
抽選券。
【0063】(e) 来店日が誕生日の顧客へは、バラの花
束プレゼント。
【0064】このようなテーブルにより、顧客コードで
購買履歴データベースを検索し、来店回数データとして
月18回の来店履歴が得られた場合には、映画試写会へ
ご招待の案内を行う。その案内の発行例を図13(1) に
示す。また、顧客データベースから来店日が誕生日の場
合には、バラの花束プレゼントの案内を行う。その案内
の発行例を図13(2) に示す。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、通信網
と情報端末機を利用して、各顧客にそれぞれ対応する最
適な情報を個別に提供することができるので、小売業や
サービス業の店舗に来店する顧客吸引力を増加させるこ
とができる。
【0066】従来では、不特定多数の顧客にまんべんな
く同じ情報をマスメディアを利用して伝達していたが、
本発明にあっては、多数の特定顧客に対してそれぞれ固
有の特典情報やサービスを提供することができる。これ
により、優良顧客にはそれなりの満足度を与えることが
でき、リピート率を向上させることができる。また、そ
の顧客に最適な特典情報やサービスのみを提供できるの
で、一般的な標準化された情報よりも満足度が高くな
る。そして、この情報はダイレクトメール、電話などの
経費のかかる伝達方式でないため、迅速にかつ低コスト
でそれぞれの顧客ごとに加工された情報として提供する
ことかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顧客対応型特典情報・サービス提供シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】特典情報・サービス処理サーバ4の構成例をブ
ロック図である。
【図3】情報端末機6の外観構成例を示す図である。
【図4】情報端末機6の表示画面の一例を示す図であ
る。
【図5】割引券の発行手順を説明する図である。
【図6】割引券の発行例を示す図である。
【図7】サービス商品の提供手順を説明する図である。
【図8】クーポン券の発行例を示す図である。
【図9】催事案内の提供手順を説明する図である。
【図10】催事案内の発行例を示す図である。
【図11】購買履歴情報の発行例を示す図である。
【図12】その他の特典案内の提供手順を説明する図で
ある。
【図13】その他の特典案内の発行例を示す図である。
【符号の説明】
1 IDカード 2 POSレジスタ 3 顧客管理サーバ 31 顧客データベース 32 購買履歴データベース 4 特典情報・サービス処理サーバ 41 通信制御部 42 顧客データベース 43 購買履歴データベース 44 通信制御部 45 認証処理部 46 特典情報・サービスデータベース 47 照合部 5 通信網 6 情報端末機 61 カードリーダ 62 通信制御部 63 入力部 64 出力部 65 ディスプレイ 66 スピーカ 67 印刷出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 謙一 福島県郡山市大町1丁目3番13号 株式会 社プロダクト・ワン内 Fターム(参考) 3E042 CC04 5B075 ND02 PQ03 PR03 UU08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の個人データと、顧客の商品および
    サービスの購買履歴データを蓄積する顧客管理サーバの
    蓄積データを利用し、各顧客に対応する特典情報・サー
    ビスを個別に提供する顧客対応型特典情報・サービス提
    供システムにおいて、 前記顧客管理サーバから各顧客の個人データおよび購買
    履歴データを入力し、指定された特典情報・サービスメ
    ニューに応じて前記各顧客の個人データおよび購買履歴
    データを照合し、各顧客にそれぞれ対応する特典情報・
    サービスを組み立てる特典情報・サービス処理サーバ
    と、 前記顧客が携帯するIDカードの読み取りによって得ら
    れる顧客コードと、前記顧客が指定する前記特典情報・
    サービスメニューとを前記特典情報・サービス処理サー
    バに通知し、その顧客に対応する特典情報・サービスを
    前記特典情報・サービス処理サーバから取得して出力す
    る情報端末機と を備えたことを特徴とする顧客対応型特典情報・サービ
    ス提供システム。
  2. 【請求項2】 前記情報端末機と前記特典情報・サービ
    ス処理サーバは、所定の通信回線を介して接続され、 前記特典情報・サービス処理サーバは、前記情報端末機
    で読み取ったIDカードの認証処理を行い、その認証後
    に前記特典情報・サービスメニューの指定を受け付ける
    構成であることを特徴とする請求項1に記載の顧客対応
    型特典情報・サービス提供システム。
  3. 【請求項3】 前記情報端末機は、前記情報・サービス
    処理サーバから取得した特典情報・サービスを表示する
    手段と、前記顧客の操作により印刷出力する手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の顧客対応型特典情
    報・サービス提供システム。
  4. 【請求項4】 前記特典情報・サービス処理サーバは、
    前記各顧客の購買履歴データのうち、購入額と購入額の
    時系列推移に対応する所定のテーブルを参照して特典情
    報・サービスを組み立てる構成であることを特徴とする
    請求項1に記載の顧客対応型特典情報・サービス提供シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記特典情報・サービス処理サーバは、
    前記各顧客の購買履歴データのうち、来店回数と来店回
    数の時系列推移に対応する所定のテーブルを参照して特
    典情報・サービスを組み立てる構成であることを特徴と
    する請求項1に記載の顧客対応型特典情報・サービス提
    供システム。
  6. 【請求項6】 前記特典情報・サービス処理サーバは、
    前記各顧客の購買履歴データのうち、購入額と来店回数
    に対応する所定のテーブルを参照して特典情報・サービ
    スを組み立てる構成であることを特徴とする請求項1に
    記載の顧客対応型特典情報・サービス提供システム。
  7. 【請求項7】 前記特典情報・サービス処理サーバは、
    前記各顧客の個人データと購買履歴データのうち、顧客
    の属性と購買実績に対応する所定のテーブルを参照して
    特典情報・サービスを組み立てる構成であることを特徴
    とする請求項1に記載の顧客対応型特典情報・サービス
    提供システム。
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