JP2008213960A - エレベーターの乗りかご上手摺り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性と作業性に優れたエレベーターの乗りかご上手摺り装置の提供。
【解決手段】上記課題は、通常時には乗りかごの上面に倒伏形態状態に保持され、かつ、保守作業時には乗りかごの上面の両側の外周部に沿って起立形態状態に保持されるところの一対の第1手摺り部3と、これら一対の第1手摺り部3にそれぞれに回動可能に支持されて一対の第1手摺り部3の起立形態状態時に乗りかごの上面の背面側に沿って設置される第2手摺り部4とを備え、第1手摺り部3の倒伏形態状態から起立形態状態になるに亘ってその第1手摺り部3に対する第2手摺り部4の回動を規制し、かつ、第1手摺り部3の起立形態状態時にその第1手摺り部3に対する第2手摺り部4の乗りかご上面の背面側への回動を可能にする回動規制部材5を、一対の第1手摺り部3にそれぞれ設け、この回動規制部材5を、保守用具の掛け具兼用の構成としたことで、達成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗りかご上面からの保守員の転落を阻止するのに好適なエレベーターの乗りかご上手摺り装置に関するものである。
従来、エレベーターの乗りかご上手摺り装置としては、通常時には乗りかごの上面に倒伏形態状態に保持され、かつ、保守作業時には乗りかごの上面の両側の外周部に沿って起立形態状態に保持されるところの一対の第1手摺り部と、これら一対の第1手摺り部にそれぞれに回動可能に支持されて前記一対の第1手摺り部の起立形態状態時に乗りかごの上面の背面側に沿って設置される第2手摺り部とを少なくとも備えたものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。また、乗りかご上面での保守点検作業時に用いられる点検灯などの保守用具を、一時的に掛けておく掛け具となるところの点検灯取り付け支柱を、別途、乗りかご上面に取り付けるようにしたエレベーターの乗りかごが知られていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−132547公報 実開平1−149377号公報
しかしながら、上述した特開2005−132547号公報に記載されたエレベーターの乗りかご上手摺り装置では、第1手摺り部を倒伏形態状態から起立形態状態にした場合、第2手摺り部が、第1手摺り部より外方に大きく回動して隣接するエレベーターの乗りかご等に衝突してしまうことがあり、危険であること及び乗りかご上面での保守点検作業時に用いられる点検灯などの保守用具を設置するための配慮がなされていないという問題があった。また、上述した実開平1−149377号公報に記載された点検灯取り付け支柱は、大形であるとともに、長さが伸縮自在となる複雑な構成となっており、高価格なものになってしまうという問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、第1手摺り部を倒伏形態状態から起立形態状態にする作業及び第1手摺り部を起立形態状態から倒伏形態状態にする作業を、円滑に、かつ、安全に行うことのできるエレベーターの乗りかご上手摺り装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、通常時には乗りかご上面に倒伏形態状態に保持され、かつ、保守作業時には乗りかご上面の両側面側の外周部に沿って起立形態状態に保持されるところの一対の第1手摺り部と、これら一対の第1手摺り部にそれぞれに回動可能に支持されて前記一対の第1手摺り部の起立形態状態時に乗りかごの上面の背面側に沿って設置される第2手摺り部とを少なくとも備えたエレベーターの乗りかご上手摺り装置において、少なくとも前記第1手摺り部の倒伏形態状態から起立形態状態になるに亘ってその第1手摺り部に対する前記第2手摺り部の回動を規制し、かつ、前記第1手摺り部の起立形態状態時にその第1手摺り部に対する前記第2手摺り部の前記乗りかご上面の背面側への回動を可能にする回動規制部材を、前記一対の第1手摺り部にそれぞれ設け、この回動規制部材を、保守用具の掛け具兼用の構成としたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記第1手摺り部及び前記第2手摺り部を、複数個の横桟を有する構成とし、しかも、前記回動規制部材を、前記第1手摺り部の倒伏形態状態時に前記第1手摺り部の横桟と前記第2手摺り部の横桟と一緒に保持し、かつ、前記第1手摺り部の起立形態状態時に前記第1手摺り部の横桟に対し前記第2手摺り部の横桟を前記乗りかごの上面の背面側への回動を可能にする構成としたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記回動規制部材を、縦長リング状であって、その縦長リング状の一部に、前記第1手摺り部の横桟の通り抜けを阻止し、かつ、前記第2手摺り部の横桟の通り抜けを可能にする大きさの開き部を有する形状としたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記回動規制部材を、前記第1手摺り部の横桟に沿って左右に移動可能に設けたことを特徴としている。
本発明によれば、回動規制部材によって、第1手摺り部の倒伏形態状態から起立形態状態に移行する間は、第2手摺り部が第1手摺り部と一緒に移行して、第1手摺り部に対して第2手摺り部が大きく回動することがないため、乗りかご上で、安全に、かつ、円滑に組み立て作業を行うことのできるエレベーターの乗りかご上手摺り装置が得られる。また、本発明によれば、回動規制部材に、保守用具を掛けることができるようにすることで、特別な保守用具の掛け具を別途設置しなくともよくなるため、低廉化を可能にした使い勝手のよいエレベーターの乗りかご上手摺り装置が得られる。
以下、本発明に係るエレベーターの乗りかご上手摺り装置の実施形態を、図1〜図8に、基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第1手摺り部及び第2手摺り部が一緒に起立した状態における要部斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置における図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。図3は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た状態を示す図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。図4は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た後、その回動規制部材が下方に移動した状態を示す図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。図5は、本発明の一実施形態に係り、乗りかご上に組み立てられた乗りかご上手摺り装置の回動規制部材に保守用具を引っ掛けた状態を示す要部斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の回動規制部材を第1手摺り部の横桟に沿って移動させた状態を示す要部拡大斜視図である。図7は、本発明の他実施形態その1に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た後、その回動規制部材が下方に移動した状態を示す要部拡大図である。図8は、本発明の他実施形態その2に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の回動規制部材を第1手摺り部の横桟に沿って第2手摺り部から離れた位置に移動させることでその回動規制部材が下方に移動した状態を示す要部拡大図である。
図1に示す本発明の一実施形態に係るエレベーターの乗りかご上手摺り装置1は、通常時には乗りかご2の上面2Aに倒伏形態状態に保持され、かつ、保守作業時には乗りかご2の上面2Aの両側面側の外周部に沿って起立形態状態に保持されるところの一対の第1手摺り部3と、これら一対の第1手摺り部3にそれぞれに回動可能に支持されて一対の第1手摺り部3の起立形態状態時に乗りかご2の上面2Aの背面側に沿って設置される第2手摺り部4と、第1手摺り部3の倒伏形態状態から起立形態状態になるに亘ってその第1手摺り部3に対する第2手摺り部4の回動を規制するとともに、第1手摺り部3の起立形態状態時にその第1手摺り部3に対する第2手摺り部4の乗りかご2上面2Aの背面側への回動を可能にする回動規制部材(ストッパー)5を、少なくとも備えた構成になっている。
第1手摺り部3は、図1示すように、少なくとも角材からなる2個の横桟3A、3Bと、少なくとも角材からなる2個の縦桟3C、3Dとからなっている。第1手摺り部3は、乗りかご2の上面2Aに設けた支持脚6、6Aに縦桟3C、3Dの下端部を回動可能に支持することで、乗りかご2の上面2Aに倒伏形態状態に保持したり、乗りかご2の上面2Aの側面側の外周部に沿って起立形態状態に保持したりすることができるようにしてある。第2手摺り部4は、図1示すように、少なくとも角材からなる2個の横桟4A、4Bからなっている。横桟4Aは、横桟3Aの上面に回動軸4Cを軸として回動可能に設けることで、乗りかご2の上面2Aの背面側に沿って水平方向に延在するように設置することが可能となるようにしてある。横桟4Bは、横桟3Bの端面に回動軸4Dを軸として回動可能に設けて、起立形態状態時に垂直方向から水平方向に乗りかご2の上面2Aの背面側に沿って延在するように設置することが可能となるようにしてある。
回動規制部材5は、図1〜図6示すように、縦長リング状であって、その縦長リング状の一部に、第1手摺り部3の横桟3Aの通り抜けを阻止し、かつ、第2手摺り部4の横桟4Aの通り抜けを可能にする大きさの開き部(切り欠き部)5Aを有する形状としてある。すなわち、回動規制部材5は、図2示すように、高さ寸法H1を有する横桟3Aと高さ寸法H2を有する横桟4Aを包み込むように縦長リング状とし、上部折り返し寸法S2を有する上部折り返し部5Bと、下部折り返し寸法S3を有する下部折り返し部5Cと、上部折り返し部5Bと下部折り返し5Cとの間に位置して開口高さ寸法Kを有する開き部(切り欠き部)5Aと、ストローク寸法S1を有する移動空間Zとを備えた構成としてある。そして、ストローク寸法S1は、上部折り返し寸法S2より大きくなるように、開口高さ寸法Kは、横桟4Aの高さ寸法H2よりも大きく、かつ、横桟3Aの高さ寸法H1よりも小さくなるように、下部折り返し寸法S3は、横桟3Aの高さ寸法H1よりも小さくなるように、それぞれ設定されている。
回動規制部材5は、帯状金属板を折り曲げることで成形されており、図5に示すように、ストローク寸法S1を有する移動空間Zに点検灯などの保守用具7の引っ掛け具7Aを挿入することで、あるいは開き部5Aを介して移動空間Zに点検灯などの保守用具7の引っ掛け具7Aを挿入することで、その回動規制部材5の下端側にその引っ掛け具7Aを掛けることができる構成、すなわち、保守用具7の掛け具兼用の構成としてある。回動規制部材5の第1手摺り部3の横桟3Aへの取り付けは、第1手摺り部3における横桟3A、3Bと縦桟3C、3Dを組み立てる前に、回動規制部材31を予め横桟3Aに挿入しておくようにすることにより、あるいは、開き部(切り欠き部)5Aを手で強制的に広げることで、第1手摺り部3の横桟3Aに嵌め込むことが可能となるようにすることにより、行えるようにしてもよい。
回動規制部材5は、図3に示すように、その回動規制部材5を上方(矢印P方向)にストローク寸法S1分持ち上げた状態で、第2手摺り部4の横桟4Aを、回動軸4Cを軸として回動させると、その横桟4Aが開き部5Aから回動規制部材5の外に抜け出る(図3の点線参照)ようにしてある。また、横桟4Aが開き部5Aから回動規制部材5の外に抜け出た後は、図4に示すように、回動規制部材5を下方(矢印Q方向)に落下させることで、回動規制部材5の開き部5Aを介して保守用具7の引っ掛け具7Aを回動規制部材5の下部折り返し5C内方に掛けることができるようにしてある。
回動規制部材5は、第1手摺り部3の横桟3Aに沿って左右に移動可能な構成になっており、回動規制部材5を上方(図3の矢印P方向)にストローク寸法S1分持ち上げなくとも、図6に示す矢印X方向に回動規制部材5を移動させた状態(図6の点線参照)とすることで、第2手摺り部4の横桟4Aを、回動軸4Cを軸として回動させることができるようにしてある。
次に、乗りかご2の上面2Aに倒伏形態状態に保持されている乗りかご上手摺り装置1を、起立形態状態に組み立てる作業手順を説明する。
まず、倒伏形態状態の第1手摺り部3を掴んで、支持脚6、6Aを軸に回動させて乗りかご2の上面2Aの側面側の外周部に沿って、図1に示すように、起立させる。なお、第1手摺り部3と対をなす第1手摺り部3が起立する乗りかご2の上面2Aの側面に対向する乗りかご2の上面2Aの側面側に設置されるところの第1手摺り部(図示せず)も、第1手摺り部3と同様に、起立させる。
次いで、回動規制部材5を上方(図3の矢印P方向)にストローク寸法S1分持ち上げて、回動規制部材5の開き部5Aから第2手摺り部4の横桟4Aを水平に回動させて乗りかご2の上面2Aの背面側に沿うように、横桟4Aを位置させる。なお、第1手摺り部3と対をなす乗りかご2の上面2Aの側面側に設置されるところの第1手摺り部に設けた第2手摺り部の横桟(図示せず)も、第2手摺り部4の横桟4Aと同様に、乗りかご2の上面2Aの背面側に沿うように位置させる。
その後、第1手摺り部3の横桟3Bの端面に設けた第2手摺り部4の横桟4Bを、略90度回動させて、略水平に延在させるように、設置する。同様に、第1手摺り部3と対をなす第1手摺り部の端面に設けた第2手摺り部の横桟(図示せず)を回動させて、略水平に延在させるように、設置する。
さらに、その後、第1手摺り部3に設けた第2手摺り部4の横桟4Aと、第1手摺り部3と対をなすところの第1手摺り部の上面に設けた第2手摺り部の横桟(図示せず)とを、及び第2手摺り部4の横桟4Bと第1手摺り部3と対をなすところの第1手摺り部の端面に設けた第2手摺り部の横桟(図示せず)とを、連結部材(図示せず)によって、連結することにより、乗りかご上手摺り装置1の組み立て作業が完了する。組み立て作業完了後、点検灯などの保守用具7の引っ掛け具7Aを、回動規制部材5の下部折り返し5C内方に引っ掛けることで、乗りかご2の上面2Aでの保守作業準備が完了する。
次に、乗りかご2の上面2Aでの保守作業が終了した後、乗りかご上手摺り装置1を乗りかご2の上面2A上に倒伏形態状態に収納するには、第1手摺り部3に設けた第2手摺り部4の横桟4A、4Bと、第1手摺り部3と対をなすところの第1手摺り部の上面に設けた第2手摺り部の横桟(図示せず)との連結部材(図示せず)による連結状態を開放した後、第2手摺り部4の横桟4A、4Bを略90度回動させて、図1に示す状態に戻す。その際、回動規制部材5を上方に持ち上げた状態にして、開き部5Aから回動規制部材5内に、第2手摺り部4の横桟4Aを挿入させた後、回動規制部材5を下方に降下させることで、第2手摺り部4の横桟4Aが回動規制部材5から外れないようにする。この状態で、第1手摺り部3を掴んで、支持脚6、6Aを軸に乗りかご2の上面2Aに向って約90度回動させることで、乗りかご2の上面2A上に、乗りかご上手摺り装置1が倒伏形態状態で、収納させられる。この場合も、回動規制部材5によって、第2手摺り部4の横桟4Aが大きく左右に振れることがない。
上記構成のエレベーターの乗りかご上手摺り装置1によれば、倒伏形態状態の第1手摺り部3を掴んで、支持脚6、6Aを軸に回動させて乗りかご2の上面2Aの側面側の外周部に沿って起立させる際、その第1手摺り部3と一緒に第2手摺り部4が、図1に示すように、移行させられて、第1手摺り部3に対して第2手摺り部4の横桟4Aが左右に大きく回動することがないので、その乗りかご上手摺り装置1の乗りかご2の上面2Aでの組み立て作業を、安全に、かつ、円滑よく行うことができる。しかも、上記構成のエレベーターの乗りかご上手摺り装置1によれば、起立形態状態の第1手摺り部3を掴んで、乗りかご2の上面2Aに向って回動させた場合、回動規制部材5によって、第2手摺り部4の横桟4Aが大きく左右に振れることがないので、乗りかご上手摺り装置1の収納作業を、安全に、かつ、円滑よく行うことができる。
さらに、上記構成の乗りかご上手摺り装置1によれば、回動規制部材5を、保守用具7の掛け具として利用することができるので、特別な保守用具の掛け具を別途設置しなくともよく、しかも、回動規制部材5を、第1手摺り部3の横桟3Aに沿って移動させることで、横桟3Aの任意の位置に保守用具7を保持させることができるので、低価格化及び使い勝手の向上が図られる。
さらに、上記構成の乗りかご上手摺り装置1によれば、帯状金属板を折り曲げることで、回動規制部材5を作ることができるので、生産性を向上させることができる。
さらに、上記構成の乗りかご上手摺り装置1によれば、回動規制部材5の開き部5Aの開口高さ寸法Kを、横桟4Aの高さ寸法H2よりも大きく、かつ、横桟3Aの高さ寸法H1よりも小さくなるように設定してあるので、第1手摺り部3の横桟3Aから回動規制部材5が外れて落下することがなく、安全である。
次に、本発明に係るエレベーターの乗りかご上手摺り装置の他実施形態その1〜その2を、図7〜図8によって説明する。図7〜図8において、図1〜図6と同一符号は、同一内容を表している。
図7に示す他実施形態その1に係るエレベーターの乗りかご上手摺り装置20の回動規制部材21は、その回動規制部材21の下端側21Aの形状を湾曲状に成形したものであり、他の点は、上記一実施形態の回動規制部材5と同一としてある。回動規制部材21には、下部折り返し21Bと上部折り返し部21Cとの間に、上記一実施形態の回動規制部材5の開き部(切り欠き部)5Aと同様の開き部(切り欠き部)21Dが形成されている。他実施形態その1の回動規制部材21によれば、点検灯などの保守用具7の引っ掛け具7Aを、回動規制部材21の下部折り返し21Bから回動規制部材21の下端側21Aの中央に円滑に案内して取り付けることができる。
図8に示す他実施形態その2に係るエレベーターの乗りかご上手摺り装置30の回動規制部材31は、開き部(切り欠き部)のない縦長リング状としたものであり、他の点は、上記一実施形態の回動規制部材5と同一としてある。他実施形態その2の回動規制部材31の場合には、開き部(切り欠き部)がなくとも、図6に示すように、矢印X方向に回動規制部材31を移動させた状態とすることにより、第2手摺り部4の横桟4Aを、回動軸4Cを軸として回動させることができる。しかも、点検灯などの保守用具7の引っ掛け具7Aを、開き部(切り欠き部)がなくとも、回動規制部材31の移動空間Zを利用して、下端側31Aに取り付けることができる。なお、他実施形態その2の回動規制部材31の場合は、第1手摺り部3における横桟3A、3Bと縦桟3C、3Dを組み立てる前に、回動規制部材31を予め横桟3Aに挿入しておくようにする。
上記実施形態例では、第1手摺り部3の横桟3A、3B及び縦桟3C、3D並びに第2手摺り部4の横桟4A、4Bを角材状としてあるが、これに限定されない。第1手摺り部3の横桟3A、3B及び縦桟3C、3D並ぶに第2手摺り部4の横桟4A、4Bをパイプ管状あるいは丸棒状とするようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態例では、回動規制部材5を、帯状金属板を折り曲げることで成形するようにしているが、これに限定されない。回動規制部材5を、断面が円形状の鋼線を折り曲げることで、成形するようにしてもよい。また、回動規制部材5の外観形状を、略C形状としてもよい。
本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第1手摺り部及び第2手摺り部が一緒に起立した状態における要部斜視図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置における図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た状態を示す図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た後、その回動規制部材が下方に移動した状態を示す図1の矢印R方向から見た場合の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係り、乗りかご上に組み立てられた乗りかご上手摺り装置の回動規制部材に保守用具を引っ掛けた状態を示す要部斜視図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の回動規制部材を第1手摺り部の横桟に沿って移動させた状態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の他実施形態その1に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の第2手摺り部が回動規制部材から抜け出た後、その回動規制部材が下方に移動した状態を示す要部拡大図である。 本発明の他実施形態その2に係り、エレベーターの乗りかご上手摺り装置の回動規制部材を第1手摺り部の横桟に沿って第2手摺り部から離れた位置に移動させることでその回動規制部材が下方に移動した状態を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 エレベーターの乗りかご上手摺り装置
2 乗りかご
2A 乗りかごの上面
3 一対の第1手摺り部
3A、3B 横桟
3C、3D 縦桟
4 第2手摺り部
4A、4B 横桟
4C、4D 回転軸
5 回動規制部材
5A 開き部(切り欠き部)
5B 上部折り返し部
5C 下部折り返し
6、6A 支持脚
7 保守用具
7A 引っ掛け具

Claims (4)

  1. 通常時には乗りかご上面に倒伏形態状態に保持され、かつ、保守作業時には乗りかご上面の両側面側の外周部に沿って起立形態状態に保持されるところの一対の第1手摺り部と、これら一対の第1手摺り部にそれぞれに回動可能に支持されて前記一対の第1手摺り部の起立形態状態時に乗りかごの上面の背面側に沿って設置される第2手摺り部とを少なくとも備えたエレベーターの乗りかご上手摺り装置において、少なくとも前記第1手摺り部の倒伏形態状態から起立形態状態になるに亘ってその第1手摺り部に対する前記第2手摺り部の回動を規制し、かつ、前記第1手摺り部の起立形態状態時にその第1手摺り部に対する前記第2手摺り部の前記乗りかご上面の背面側への回動を可能にする回動規制部材を、前記一対の第1手摺り部にそれぞれ設け、この回動規制部材を、保守用具の掛け具兼用の構成としたことを特徴とするエレベーターの乗りかご上手摺り装置。
  2. 前記第1手摺り部及び前記第2手摺り部を、複数個の横桟を有する構成とし、しかも、前記回動規制部材を、前記第1手摺り部の倒伏形態状態時に前記第1手摺り部の横桟と前記第2手摺り部の横桟と一緒に保持し、かつ、前記第1手摺り部の起立形態状態時に前記第1手摺り部の横桟に対し前記第2手摺り部の横桟を前記乗りかごの上面の背面側への回動を可能にする構成としたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの乗りかご上手摺り装置。
  3. 前記回動規制部材を、縦長リング状であって、その縦長リング状の一部に、前記第1手摺り部の横桟の通り抜けを阻止し、かつ、前記第2手摺り部の横桟の通り抜けを可能にする大きさの開き部を有する形状としたことを特徴とする請求項2記載のエレベーターの乗りかご上手摺り装置。
  4. 前記回動規制部材を、前記第1手摺り部の横桟に沿って左右に移動可能に設けたことを特徴とする請求項2若しくは3記載のエレベーターの乗り乗りかご上手摺り装置。
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