JP2008213405A - テープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺状のテープの切断時に、テープカセットの収納部を覆うカバー体が開けられた場合には、切断手段を瞬時に停止することが可能なテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】カッター駆動回路75とカッターモータ55とを接続する2本の配線のうち一方の配線111のカッター駆動回路75側の端子は、公知の2接点の機械的スイッチで構成されたノーマルA選択のカバースイッチ400の他方のB側の端子に接続されている。そして、この配線111のカッターモータ55側の端子は、カバースイッチ400のコモン端子(C側の端子である。)に接続されている。また、カッター駆動回路75とカッターモータ55とを接続する2本の配線のうち他方の配線112が接続されるカッターモータ55の端子は、ノーマルA選択のカバースイッチ400のA側の端子に接続されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、長尺状のテープを幅方向に切断する切断手段を備えたテープ印刷装置に関するものである。
従来より、長尺状の被記録媒体を幅方向に切断する切断手段を備えたテープ印刷装置等の各種印刷装置に関して種々提案されている。
例えば、プラテン上を移動して長尺状の被記録媒体を幅方向に切断するカッタユニットが待機位置に位置する場合にオンになり、このカッタユニットが待機位置に位置しない場合にはオフになる第1のセンサと、このカッタユニットが移動する範囲を覆うカバー体が用紙押さえ位置にある場合にオンになり、このカバー体が用紙押さえ位置にない場合にオフになる第2センサと、この第1のセンサと第2のセンサとが接続されるコントローラと、を備え、コントローラは、第1のセンサと第2のセンサとがオフになった場合には、被記録媒体の切断を停止するように制御する印刷装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−169888号公報(段落(0006)〜(0028)、図1〜図8)
しかしながら、上述した特許文献1に記載された印刷装置では、被記録媒体の切断中にカバー体が開放された際に、被記録媒体の切断を停止するためには、コントローラが第1のセンサと第2のセンサとがオフになったことを検出する必要がある。このため、用紙切断プログラムが停止するまでに、タイムラグが発生し、瞬時にカッタユニットの移動を停止させることができないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、長尺状のテープの切断時に、テープカセットの収納部を覆うカバー体が開けられた場合には、切断手段を瞬時に停止することが可能なテープ印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印刷装置は、装置本体内に形成されてテープカセットが収納されるカセット収納部と、前記カセット収納部を覆うように開閉可能に取り付けられるカバー体と、前記テープカセット内に収納された長尺状のテープを搬送する搬送手段と、前記カセット収納部に配置されて前記搬送手段を介して搬送されたテープを幅方向に切断する切断手段と、前記切断手段の駆動を制御する切断制御手段と、を備えたテープ印刷装置において、前記切断手段を駆動するカッター駆動モータと、前記カッター駆動モータを駆動するモータ駆動回路と、前記カバー体が閉じられた場合には、前記カッター駆動モータと前記モータ駆動回路とを電気的に接続し、該カバー体が開けられた場合には、該カッター駆動モータと該モータ駆動回路との電気的接続を遮断すると共に、該カッター駆動モータの端子間を短絡させるように前記切断制御手段を介さずに切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、電源スイッチと、前記切断手段に異常があることを報知する報知手段と、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまで前記切断手段が切断待機状態になっているか否かを判定する切断状態判定手段と、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまで前記切断手段が切断待機状態になっている場合には、前記報知手段を介して該切断手段に異常があることを報知後、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御する電源制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に係るテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、電源スイッチと、前記切断手段に異常があることを報知する報知手段と、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻ったか否かを判定する切断終了判定手段と、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻らない場合には、前記報知手段を介して該切断手段に異常があることを報知後、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御する電源制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係るテープ印刷装置は、請求項2又は請求項3に記載のテープ印刷装置において、前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっているか否かを判定する電源入力時判定手段と、前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっていない場合には、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻ったか否かを判定する復帰状態判定手段と、を備え、前記切断制御手段は、前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっていない場合には、前記カッター駆動モータの駆動を開始するように制御すると共に、該カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻った場合には、該カッター駆動モータの駆動を停止するように制御することを特徴とする。
また、請求項5に係るテープ印刷装置は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置において、印字データを入力又は編集する複数の入力キーを備え、前記電源制御手段は、前記報知手段を介して前記切断手段に異常があることを報知後、前記複数の入力キーのうちのいずれかの入力キーが押下された場合に、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御することを特徴とする。
また、請求項6に係るテープ印刷装置は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置において、前記電源制御手段は、前記報知手段を介して前記切断手段に異常があることを報知後、更に所定時間経過した後に、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御することを特徴とする。
更に、請求項7に係るテープ印刷装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテープ印刷装置において、前記切替手段は、2接点の機械的スイッチで構成されることを特徴とする。
請求項1に係るテープ印刷装置では、カバー体が、テープカセットが収納されるカセット収納部を覆うように開閉可能に取り付けられている。そして、このカバー体が閉じられた場合には、搬送されたテープを幅方向に切断する切断手段を駆動するカッター駆動モータと、このカッター駆動モータを駆動するモータ駆動回路とが、切断制御手段を介さずに切替手段によって電気的に接続される。また、このカバー体が開けられた場合には、該カッター駆動モータと該モータ駆動回路との電気的接続が、切断制御手段を介さずに切替手段によって遮断されると共に、該カッター駆動モータの端子間が、切断制御手段を介さずに切替手段によって短絡される。
これにより、カセット収納部を覆うようにカバー体を閉じることによって、カッター駆動モータを駆動することが可能となり、搬送手段を介して搬送されたテープを幅方向に切断することができる。また、テープの切断時に、このカバー体が開けられた場合には、カッター駆動モータと該モータ駆動回路との電気的接続が、切断制御手段を介さずに切替手段によって遮断される。それとともに、該カッター駆動モータの端子間が、切断制御手段を介さずに切替手段によって短絡される。このため、テープの切断時に、カバー体が開けられた場合には、切断手段を瞬時に停止することが可能となる。
また、請求項2に係るテープ印刷装置では、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまで、切断手段が切断待機状態になっている場合には、報知手段を介して該切断手段に異常があることが報知された後、電源スイッチを介して電源が遮断される。
これにより、カバー体が開けられた状態のままで、テープの切断を開始した場合には、切断手段が切断待機状態になっていても、カッター駆動モータとモータ駆動回路との電気的接続が遮断されている。このため、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過しても、切断手段が切断待機状態になっている場合には、報知手段を介して該切断手段に異常があることをユーザへ報知後、電源を遮断できる。即ち、カバー体が開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源を遮断できる。従って、ユーザに対してカバー体を閉じるように促した後、電源を遮断できる。
また、請求項3に係るテープ印刷装置では、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに、切断手段が切断待機状態に戻らない場合には、報知手段を介して該切断手段に異常があることを報知後、電源スイッチを介して電源が遮断される。
これにより、カバー体がテープ切断中に開けられたために、カッター駆動モータとモータ駆動回路との電気的接続が遮断されている。そして、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過しても、切断手段が切断待機状態に戻らない。このため、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに、切断手段が切断待機状態に戻らない場合には、報知手段を介して該切断手段に異常があることをユーザへ報知後、電源を遮断できる。即ち、カバー体がテープ切断中に開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源を遮断できる。従って、ユーザに対してカバー体を閉じるように促した後、電源を遮断できる。
また、請求項4に係るテープ印刷装置では、電源スイッチを介して電源が入力された時に、切断手段が切断待機状態になっていない場合には、切断制御手段は、カッター駆動モータの駆動を開始する。そして、切断制御手段は、カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに切断手段が切断待機状態に戻った場合には、該カッター駆動モータの駆動を停止する。
これにより、テープ切断中にカバー体が開けられた後、このカバー体が閉じられて電源スイッチを介して電源が入力された場合には、切断手段を確実に切断待機状態に戻すことが可能となる。
また、請求項5に係るテープ印刷装置では、報知手段を介して切断手段に異常があることが報知された後、印字データを入力又は編集する複数の入力キーのうちのいずれかの入力キーが押下された場合に、電源スイッチを介して電源が遮断される。
これにより、ユーザが、報知手段によって報知された切断手段に異常があることを認識したことを、いずれかの入力キーの押下によって確実に確認した後、電源を遮断することが可能となる。
また、請求項6に係るテープ印刷装置では、報知手段を介して切断手段に異常があることを報知後、更に所定時間経過した後に、電源スイッチを介して電源が遮断される。
これにより、ユーザが、報知手段によって報知された切断手段に異常があることを確認可能な時間を確実に確保した後、電源を遮断することが可能となる。
更に、請求項7に係るテープ印刷装置では、切替手段は、2接点の機械的スイッチで構成されている。これにより、切替手段を簡易に構成することができ、製造コストの削減化を図ることが可能となる。
以下、本発明に係るテープ印刷装置について、本発明を具体化した実施例1及び実施例2に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、実施例1に係るテープ印刷装置1の概略構成について図1乃至図10に基づいて説明する。
図1はテープ印刷装置1の概略平面図を示している。図1に示すように、本体1Aの上面一側には、後述するテープカセット2を収納するためのカセット収納部3を覆うカバー体4が開閉自在に設けられている。また、本体1Aの上面には、文字等を入力するためのキーボード5、各種操作用スイッチパネル6、及び入力された文字や操作指示を表示するための液晶表示器7等が配置され、本体1A内には後述する機械的機構部及び制御のための制御回路部等が内蔵されている。
図2は本発明のテープカセット2の蓋体を除いた平面図を示している。図2に示すように、テープカセット2には印字用テープ8とインクリボン9とが搭載されており、テープスプール10に巻回されたレセプタタイプの印字用テープ8は、後述するテープ搬送手段により4つのコロ11に案内されて放出部12からサーマルヘッド13A(図12参照)等の印字部13(図4参照)を経て搬送されるように構成されている。また、リボンスプール15に巻回されたインクリボン9は、テープカセット2のケース本体側に穿設した開口部18から臨むホトインタラプタ等の検出手段16(図4参照)に対する検出経路を経て前記放出部12から印字部13の箇所で印字用テープ8と略平行状に添設され、リボン巻取りスプール17にて巻き取られるように構成されている。
また、図3はテープカセット2に内蔵した印字用テープ8の種類等を検出する機構を示す断面図である。図3に示すように、テープカセット2には、これに搭載されるインクリボン9のインクの色、印字用テープ8の種類(正像印字するレセプタタイプと鏡像印字するラミネートタイプとがある)、印字用テープ8の幅寸法等により予め位置設定された6個の被検出部301a〜301fを備えたセンサパーツ301が取付けられ(図3参照)、本体1A側に設けた検出スイッチ300a〜300f(図3には、300a,300bを図示しない)にて検出できるよう構成されている。この場合、各検出スイッチ300a〜300fのONに対応する部分ではセンサパーツ301側の穴が塞がれており、OFFに対応する部分では穴が開いた状態であり、図3では、検出スイッチ300c,300fがON、300d,300eがOFFになっている。また、テープカセット2にはテープ搬送手段の一部品としてテープ送りローラ19が備えられている。
次に、図4、図5、図6を参照しながらテープ印刷装置1の本体1A側に設けたテープ搬送手段やインクリボンの巻き取り手段等の連動機構部の構成について説明する。
図4は本体1A内の機械的機構部の平面図である。図5はプラテンホルダをリリースした状態の平面図である。図6はカバー体4を開いた状態の側断面図である。
尚、レセプタタイプの印字用テープ8では、インクリボン9と対面する表面に印字され、印字用テープ8の裏面側には接着剤層が予め塗布され、この接着剤層に離型テープを仮接着している。
まず、印字用テープ8の搬送手段及びインクリボン9の巻取り手段の構成について説明する。本体1A内のフレーム20には、前記テープスプール10の内径部に嵌合できるテープ逆転駆動カム21と、リボン巻取りスプール17の内径部に嵌合するリボン駆動カム22と、テープ送りローラ19の内径部に嵌合するテープ駆動カム23と、サーマルヘッド13A等の印字部13が各々立設され、正逆回転可能なテープ駆動モータ24の回転力は、ギヤ列80、81、82、83、84、85、86、87、88を介してテープ駆動カム23に伝達される。
そして、テープカセット2を本体1Aに装着し、印字用テープ8をテープカセット2から放出する方向に搬送(順方向に搬送)しながら印字動作するときには、後述するプラテン25が印字用テープ8とインクリボン9とを挟むように印字部13に押圧し、且つ押圧ローラ26に印字済みの印字用テープ8を挟むようにテープ送りローラ19の表面に接近させ、テープ駆動モータ24を正回転(図4において時計方向、矢印A方向)させる。このとき、ギヤ列80〜88、89を介して後述するプラテンギヤ90に伝達される。同時に、ギヤ85が図4において反時計方向に回転するので、これに同心的に固着された揺動アーム91は反時計方向に回転し、該揺動アーム91に取付けられてギヤ85に噛み合う遊星ギヤ92がリボン駆動カム22にクラッチばね(図示せず)を介して連結されたリボン駆動ギヤ93を図4の反時計周りに回転させてインクリボン9をリボン巻取りスプール17に巻き取る。この場合、リボン巻取りスプール17に巻き取られる直径が増大するとインクリボン9の単位時間当たりの巻取り量が増大するが、早い速度で回転するリボン駆動ギヤ93からクラッチばねを介してスリップさせつつリボン駆動カム22を回転させることにより、インクリボン9の巻き緩みを防止している。また、押圧ローラ26の一側に設けた噛み合いギヤ96はギヤ88と噛み合い、テープ送りローラ19と押圧ローラ26とが同期して回転する。
他方、印字動作を一時中断して印字用テープ8を巻き戻すとき(逆搬送のとき)には、インクリボン9は非回転とし、且つ押圧ローラ26とテープ送りローラ19とで印字用テープ8を挟持した状態で逆搬送すべく、テープ駆動カム23及びテープ逆転駆動カム21を図5の反時計方向に回転させるため、テープ駆動モータ24を逆回転(図5において反時計方向、矢印B方向)させる。こうすると、ギヤ85は図5において反時計方向に回転するので、これに同心的に固着された揺動アーム91は時計方向に回転し、該揺動アーム91に取付けられてギヤ85に噛み合う遊星ギヤ92がアイドラギヤ94を介して逆転ギヤ95を時計方向に回転させ、これにクラッチばね(図示せず)を介して連結されたテープ逆転駆動カム21を逆回転させて印字用テープ8をテープスプール10に巻き取る(巻き戻す)。この場合、印字部13に対してプラテン25は離間させておくものである。
次に、図6乃至図9を参照して、前記テープカセット2を本体1Aに対して脱着するに際してのプラテン25及び押圧ローラ26の連動機構部について説明する。図7はカバー体4の動作とプラテンホルダ30及び押圧ホルダ31の連動機構部の平面図である。図8はカバー体4を閉じた状態の側断面図である。図9は図8のIX−IX矢視図である。
図6乃至図9に示すように、プラテン25を装着したプラテンホルダ30及び押圧ローラ26を装着した押圧ホルダ31はそれぞれフレーム20に枢支軸32、33に回動可能に連結されており、各プラテンホルダ30、押圧ホルダ31には、前記フレーム20の裏面(下面)に配設した断面L字状のプラテン用作動レバー34及びローラ用作動レバー35の立ち上がり先端部34a、35aがそれぞれ臨む開口穴30a、31aが穿設されている。また前記各開口穴30a、31a内には前記各先端部34a、35aの片面(押圧面側)に当接する突起30b、31bが一体的に形成されている。
前記プラテンホルダ30及び押圧ホルダ31は、フレーム20の裏面に平行状に移動可能となるように配置され、フレーム20に軸36を介して回動自在に枢支された連動レバー37の下端取付け部37aに引張りばね38、39を介して連結されている。前記テープカセット2のカセット収納部3を覆うカバー体4の閉じた状態において(図8参照)、当該カバー体4内面に突設した当接部4aに連動レバー37の背面が押されて直立状に規制されて、両作動レバー34、35により、プラテンホルダ30を介してプラテン25が印字部13の表面に押圧され、また、押圧ホルダ31を介して押圧ローラ26がテープ送りローラ19の表面に押圧される。
一方、カバー体4が蝶番ピン41の箇所を中心にして開くとき、当接部4aとの規制が解除された連動レバー37は図6のごとく回動し、前記引張りばね38、39による付勢力を緩める。一方、この連動レバー37は前記軸36に遊嵌させて係止したねじりコイルバネ40の付勢力にて図6の状態に回動するとき、下端取付け部37aの前面が両作動レバー34、35の他端34b、35b(図7参照)を押し、プラテンホルダ30及び押圧ホルダ31の各立ち上がり先端部34a、35aが開口穴30a、31aを押してプラテンホルダ30及び押圧ホルダ31が各々プラテン25、押圧ローラ26から離間する方向に強制的に回動するように構成されている。
また、図8に示すように、カバー体4の閉じた状態において、連動レバー37が直立状に規制された場合には、下端取付け部37aによって押下されるカバースイッチ400が本体1A側に配設されている。また、このカバースイッチ400は、公知の2接点の機械的スイッチで構成され、カバー体4が閉じられて、連動レバー37の下端取付け部37aにて押下された場合には、B選択状態(図12参照)になる。一方、このカバースイッチ400は、図6に示すように、カバー体4が開けられて、連動レバー37が図6の状態に回動した場合には、A選択状態(図12参照)になる。即ち、カバースイッチ400は、ノーマルA選択の2接点の機械的切り替えスイッチである。
そして、後述のように、カバースイッチ400がB選択状態の場合には、カッターモータ55が駆動可能な状態になり、カバースイッチ400がA選択状態の場合には、カッターモータ55の端子間が短絡されるように構成されている(図12参照)。
また、図4及び図5に示すように、プラテンホルダ30には、軸45を介してプラテン連動レバー46の一端が回動可能に軸支されている。このプラテン連動レバー46は、フレーム20の曲げ起こし部20aと、カム47とに挟まれて平行移動のみ可能となるように移動範囲が規制されている。このカム47はフレーム20に取り付くプラテン作動モータ48からギヤ列49を介して一方向(正面視反時計方向)に回転するものであり、カム47の端面に対して前記プラテン作動レバー46の他端を折曲げた当接部46aを臨ませ、該カム47の所定回動位相位置にてプラテン作動レバー46を図5の右方向に引張ってプラテンホルダ30が印字部13から離間するように構成されている。
また、カム47の回転位相は、リリーフスイッチ50(図11参照)のON・OFFにて検出されるように構成されている。即ち、図7に示すプラテンホルダ30の圧接状態では、カム47と一体的に回転するセンサ板51の端面がリリーフスイッチ50と当接せず、OFF状態である。一方向にのみ回転するプラテン作動モータ48が、正面視反時計方向に回転し、カム47が時計方向に回転するにつれて、当該カム47の端面にてプラテン作動レバー46の他端を図5の右方向に押圧して、プラテンホルダ30は印字部13から離間するのであり、このとき、リリーフスイッチ50がONとなって、プラテン作動モータ48を停止させる。
これにより、テープ印刷装置1を使用しない状態では、プラテン25が印字部13から離間した状態を保持して、ゴム製等の柔らかいプラテン25が印字部13の表面に押圧されて永久変形するのを防止している。逆に、プラテンホルダ30が離間状態から圧接状態に移る途中段階では、リリーフスイッチ50がON状態を保持し、完全に圧接状態となって初めてOFF状態となる。
従って、カム47の回転によりプラテンホルダ30を離間方向にのみ作動させる一方、カバー体4の開閉動作に応じて引張りばね38、39及びプラテン用作動レバー34、押圧用作動レバー35を介してプラテンホルダ30及び押圧ホルダ31を接離方向に回動させる構成であるから、プラテン作動モータ48の作動にてプラテンホルダ30が圧接状態または離間状態の如何に拘らず、カバー体4を開くと、プラテンホルダ30及び押圧ホルダ31は、優先的に離間状態に強制移動させられるので、使用者はカセット2の交換を随時実行することができる。
次に、図4及び図10を参照しながら、印字用テープ8の切断機構52について説明する。図10は印字用テープ8の切断機構の正面図である。
図4及び図10に示すように、切断機構52は固定刃53と可動刃54と、該可動刃54の駆動手段であるカッターモータ55とからなり、フレーム20の立ち上がり部20bに固定刃53を固定する一方、これに隣接して可動刃54を支軸56周りに回動可能に枢着し、バネ座金57にて固定刃53側面方向に付勢する。カッターモータ55にてギヤ列58を介して円盤状の作動板60を一方向に回転させる。この作動板60の片面に突出する係合ピン61を、前記可動刃54の基部から延びる連結片62の二股部に摺動自在に係合させ、作動板60の1回転にて可動刃54が開いた状態(図10の実線状態参照)から一旦閉じて(図10の二点鎖線参照)、再度開いた状態、即ち、再度原点位置に戻るように構成されており、作動板60の一側端の切欠き部60aに原点位置スイッチ63が当接する位置にてOFFとなり、可動刃54が開いた状態、即ち、可動刃54が原点位置で停止すべくカッターモータ55が停止する。
次に、上記のように構成されたテープ印刷装置1の回路構成について図11及び図12に基づき説明する。図11はテープ印刷装置1の制御構成を示すブロック図である。図12はカッターモータ55を駆動する回路構成を模式的に示す図である。
図11に示すように、テープ印刷装置1の制御回路部101は、CPU102、CG(キャラクタジェネレータ)ROM103、ROM104、フラッシュメモリ(EEPROM)105、RAM106、入出力インターフェース(I/F)107、及び、時間を計測するタイマ108等を備えている。また、CPU102、CGROM103、ROM104、フラッシュメモリ105、RAM106、入出力インターフェース(I/F)107、及びタイマ108は、バス線109により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM103には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されている。
また、ROM104は各種のプログラムを記憶させておくものであり、テープ印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。そして、CPU102はかかるROM104に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM104には、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータが印字バッファ106A上に展開される。
また、フラッシュメモリ(EEPROM)105は、キーボード5等によって入力した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、テープ印刷装置1の電源をOFFにしても記憶内容を保持している。
また、RAM106は、CPU102により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印字バッファ106A、ワーク領域106B等の各種のメモリが設けられている。また、印字バッファ106Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド13Aはかかる印字バッファ106Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力I/F107には、テープカセット2の種類を検出する各検出スイッチ300a〜300f、プラテン作動モータ48にて回転されるカム47の回転位相、即ち、プラテンホルダ30の作動位置を検出するリリーフスイッチ50、カッターモータ55にて回転される作動板60の原点位置、即ち、可動刃54の原点位置を検出する原点位置スイッチ63がそれぞれ接続されている。また、入出力I/F107には、サーマルヘッド13Aを駆動するためのヘッド駆動回路71、テープ駆動モータ24を駆動するためのテープ駆動回路73、カッターモータ55を駆動するためのカッター駆動回路75、プラテン作動モータ48を駆動するためのプラテン駆動回路77、液晶表示器(LCD)7、及び、電源スイッチ78がそれぞれ接続されている。
また、図12に示すように、CPU102は、電源に接続されるレギュレータ98を介して約DC5Vの電源が供給される。そして、CPU102からヘッド駆動回路71にドットパターンデータが出力され、ヘッド駆動回路71はかかるドットパターンデータに基づいてサーマルヘッド13Aを駆動する。
また、CPU102はカッター駆動回路75に対して、2ビットの信号を出力する。そして、カッター駆動回路75はかかる2ビットの信号に基づいてDCモータ等で構成されるカッターモータ55を駆動する。
例えば、CPU102からカッター駆動回路75に対して「00」の2ビットの信号が出力された場合には、カッター駆動回路75はカッターモータ55を待機状態、即ち、駆動しない。また、CPU102からカッター駆動回路75に対して「01」の2ビットの信号が出力された場合には、カッター駆動回路75はカッターモータ55を正回転させる。また、CPU102からカッター駆動回路75に対して「10」の2ビットの信号が出力された場合には、カッター駆動回路75はカッターモータ55を逆回転させる。更に、CPU102からカッター駆動回路75に対して「11」の2ビットの信号が出力された場合には、カッター駆動回路75はカッターモータ55にブレーキをかけて停止させる、即ち、駆動電圧の印加を停止し、カッターモータ55の端子間を短絡状態にする。
また、カッター駆動回路75とカッターモータ55とを接続する2本の配線のうち一方の配線111の途中には、公知の2接点の機械的スイッチで構成されたノーマルA選択のカバースイッチ400が配置されている。そして、この配線111のカッター駆動回路75側の端子は、カバースイッチ400のB側の端子に接続されている。また、この配線111のカッターモータ55側の端子は、カバースイッチ400のコモン端子(図12中、C側の端子である。)に接続されている。従って、配線111は、このカバースイッチ400を介してカッター駆動回路75端子とカッターモータ55の端子とを接続している。
また同時に、カッター駆動回路75とカッターモータ55とを接続する2本の配線のうち他方の配線112が接続されるカッターモータ55の端子は、このノーマルA選択のカバースイッチ400のA側の端子に接続されている。
そして、図12に示すように、このカバースイッチ400がB選択状態(矢印200方向である。)の場合、即ち、上記のように、カバー体4が閉じられて、連動レバー37の下端取付け部37aがカバースイッチ400を押下した場合には、カッター駆動回路75とカッターモータ55とが電気的に接続される。これにより、カバー体4が閉じられている場合には、CPU102からカッター駆動回路75に対して、2ビットの信号を出力することによって、カッターモータ55を駆動制御することが可能となる。
一方、上記のように、カバースイッチ400がA選択状態の場合、即ち、カバー体4が開けられて、連動レバー37が図6の状態に回動した場合には、A側の端子とコモン端子(図12中、C側の端子である。)とが接続される。このため、カッター駆動回路75とカッターモータ55との電気的接続、即ち配線111の電気的接続が遮断されると共に、カッターモータ55の両端子が短絡される。このため、カッターモータ55が駆動されている時、即ち、印字用テープ8の切断時に、カバー体4が開けられた場合には、逆起電力によってカッターモータ55の回転にブレーキがかかり、印字用テープ8を切断している可動刃54は、原点位置から動いた状態で瞬時に停止される。
次に、このように構成されたテープ印刷装置1の印字済みテープを切断する「切断処理」について図13に基づいて説明する。図13はテープ印刷装置1の印字済みテープを切断する「切断処理」を示すフローチャートである。
図13に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、テープ印刷装置1のCPU102は、印刷済みの印字用テープ8の切断位置が固定刃53に対向する位置まで搬送されたか否か、即ち、印字用テープ8の切断開始か否かを判定する判定処理を実行する。そして、印字用テープ8の切断開始でない場合には(S11:NO)、CPU102は、当該「切断処理」を終了する。
一方、印字用テープ8の切断開始の場合には(S11:YES)、CPU102は、S12の処理に移行する。S12において、CPU102は、タイマ108をリセット後、該タイマー108による時間の計測を開始する。また同時に、CPU102は、カッター駆動回路75に対してカッターモータ55の正回転駆動を指示する2ビットの信号を出力して、カッターモータ55の正回転駆動を開始する。
続いて、S13において、CPU102は、タイマ108の計測時間を読み込み、所定時間(例えば、約3秒である。)に達したか否か、即ち、タイムアウトになったか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、タイマ108の計測時間が所定時間に達した場合、即ち、タイムアウトになった場合には(S13:YES)、CPU102は、S14の処理に移行する。S14において、CPU102は、液晶表示器(LCD)7に「カッターエラー!」と表示して、可動刃54の状態が、カバー体4が印字用テープ8の切断中に何らかの理由で開けられた状態のままであることをユーザに報知する。
続いて、S15において、CPU102は、キーボード5又は各種操作用スイッチパネル6の何れかのキーが押下されるのを待つ(S15:NO)。
そして、キーボード5又は各種操作用スイッチパネル6の何れかのキーが押下された場合には(S15:YES)、CPU102は、S16の処理に移行する。S16において、CPU102は、当該「切断処理」を終了した後、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする。これにより、CPU102は、カバー体14が何らかの理由で開けられてカバースイッチ400がB選択状態(図12参照)になる等して、カッターモータ55を駆動できない、即ち、可動刃54が原点位置から動かないことを検出することが可能となる。
一方、タイマ108の計測時間が所定時間に達していない場合、即ち、タイムアウトになっていない場合には(S13:NO)、CPU102は、S17の処理に移行する。S17において、CPU102は、原点位置スイッチ63がOFFになっているか否かを判定する判定処理を実行する。これにより、CPU102は、可動刃54が原点位置から動いたか否かを判定することが可能となる。
そして、原点位置スイッチ63がOFFになっている場合、即ち、可動刃54が開いた状態、即ち、可動刃54が原点位置で停止している場合には(S17:YES)、CPU102は、再度、S13以降の処理を実行する。
一方、原点位置スイッチ63がONになっている場合、即ち、可動刃54が原点位置から動いている場合には(S17:NO)、CPU102は、S18の処理に移行する。S18において、CPU102は、タイマ108の計測時間を読み込み、所定時間(例えば、約3秒である。)に達したか否か、即ち、タイムアウトになったか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、タイマ108の計測時間が所定時間に達した場合、即ち、タイムアウトになった場合には(S18:YES)、CPU102は、上記S14の処理に移行して、該S14以降の処理を実行する。
また一方、タイマ108の計測時間が所定時間に達していない場合、即ち、タイムアウトになっていない場合には(S18:NO)、CPU102は、S19の処理に移行する。S19において、CPU102は、原点位置スイッチ63がOFFになっているか否かを判定する判定処理を実行する。これにより、CPU102は、可動刃54が原点位置に戻って開いた状態になったか否かを判定することが可能となる。
そして、原点位置スイッチ63がONになっている場合、即ち、可動刃54が原点位置から動いている場合には(S19:NO)、CPU102は、再度、S18以降の処理を実行する。
一方、原点位置スイッチ63がOFFになった場合、即ち、可動刃54が原点位置に戻って開いた状態になった場合には(S19:YES)、CPU102は、S20の処理に移行する。S20において、CPU102は、カッター駆動回路75に対してカッターモータ55にブレーキをかけて停止させることを指示する2ビットの信号を出力して、カッターモータ55の正回転駆動を停止した後、当該「切断処理」を終了する。
次に、テープ印刷装置1の電源入力時にCPU102が実行する「電源ON時処理」について図14に基づいて説明する。図14はテープ印刷装置1の電源入力時にCPU102が実行する「電源ON時処理」を示すフローチャートである。
図14に示すように、先ず、S31において、CPU102は、原点位置スイッチ63がOFFか否かを判定する判定処理を実行する。これにより、CPU102は、可動刃54が開いた状態で原点位置に位置しているか否かを判定することが可能となる。
そして、原点位置スイッチ63がOFFの場合、即ち、可動刃54が開いた状態で原点位置に位置している場合には(S31:YES)、CPU102は、当該「電源ON時処理」を終了する。
一方、原点位置スイッチ63がONの場合、即ち、可動刃54が原点位置から動いている場合には(S31:NO)、CPU102は、S32の処理に移行する。S32において、CPU102は、タイマ108をリセット後、該タイマー108による時間の計測を開始する。また同時に、CPU102は、カッター駆動回路75に対してカッターモータ55の正回転駆動を指示する2ビットの信号を出力して、カッターモータ55の正回転駆動を開始する。
続いて、S33において、CPU102は、タイマ108の計測時間を読み込み、所定時間(例えば、約3秒である。)に達したか否か、即ち、タイムアウトになったか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、タイマ108の計測時間が所定時間に達した場合、即ち、タイムアウトになった場合には(S33:YES)、CPU102は、S34の処理に移行する。S34において、CPU102は、液晶表示器(LCD)7に「カッターエラー!」、「カバーを閉じて電源ONし直して下さい」と表示して、カバー体4が印字用テープ8の切断中に開けられた状態のままであることをユーザに報知する。
続いて、S35において、CPU102は、キーボード5又は各種操作用スイッチパネル6の何れかのキーが押下されるのを待つ(S35:NO)。
そして、キーボード5又は各種操作用スイッチパネル6の何れかのキーが押下された場合には(S35:YES)、CPU102は、S36の処理に移行する。S36において、CPU102は、電源スイッチ78を介して電源をOFFにした後、当該「電源ON時処理」を終了する。
また一方、上記S33でタイマ108の計測時間が所定時間に達していない場合、即ち、タイムアウトになっていない場合には(S33:NO)、CPU102は、S37の処理に移行する。S37において、CPU102は、原点位置スイッチ63がOFFになっているか否かを判定する判定処理を実行する。これにより、CPU102は、可動刃54が原点位置に戻って開いた状態になったか否かを判定することが可能となる。
そして、原点位置スイッチ63がONになっている場合、即ち、可動刃54が原点位置から動いている場合には(S37:NO)、CPU102は、再度、S33以降の処理を実行する。
一方、原点位置スイッチ63がOFFになった場合、即ち、可動刃54が原点位置に戻って開いた状態になった場合には(S37:YES)、CPU102は、S38の処理に移行する。S38において、CPU102は、カッター駆動回路75に対してカッターモータ55にブレーキをかけて停止させることを指示する2ビットの信号を出力して、カッターモータ55の正回転駆動を停止した後、当該「電源ON時処理」を終了する。
ここで、テープ駆動モータ24、テープ駆動回路73、テープ駆動カム23、ギヤ列80〜89、プラテンギヤ90、押圧ローラ26、プラテン25は、搬送手段を構成する。また、カッターモータ55、カッター駆動回路75、固定刃53、可動刃54、作動板60、ギヤ列58、原点位置スイッチ63は、切断手段を構成する。また、カッターモータ55は、カッター駆動モータとして機能する。また、カッター駆動回路75は、モータ駆動回路として機能する。また、カバースイッチ400、連動レバー37は、切替手段を構成する。また、液晶表示器7は、報知手段として機能する。また、原点位置スイッチ63、CPU102、ROM104は、切断状態判定手段、切断終了判定手段を構成する。また、CPU102、ROM104、RAM106は、切断制御手段、電源制御手段を構成する。また、原点位置スイッチ63、電源スイッチ78、CPU102、ROM104は、電源入力時判定手段、復帰状態判定手段を構成する。
従って、実施例1に係るテープ印刷装置1では、カバー体4が、テープカセット2が収納されるカセット収納部3を覆うように開閉可能に取り付けられている。そして、このカバー体4が閉じられた場合には、カバースイッチ400へ連動レバー37の下端側が当接してB選択状態に設定される。このため、搬送された印字用テープ8を幅方向に切断する可動刃54を駆動するカッターモータ55と、このカッターモータ55を駆動するカッター駆動回路75とが、CPU102を介さずに、電気的に接続される。一方、このカバー体4が開けられた場合には、カバースイッチ400から連動レバー37が離間してA選択状態に設定される。このため、カッターモータ55とカッター駆動回路75とが、CPU102を介さずに、電気的に遮断されると共に、カッターモータ55の両端子間が短絡される。
これにより、カセット収納部3を覆うようにカバー体4を閉じることによって、カッターモータ55を駆動することが可能となり、テープ駆動モータ24やテープ送りローラ19等を介して搬送された印字用テープ8を幅方向に切断することができる。また、印字用テープ8の切断時に、このカバー体4が開けられた場合には、カバースイッチ400がA選択状態になり、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が、CPU102を介さずに遮断されると共に、カッターモータ55の両端子間が短絡される。このため、印字用テープ8の切断時に、カバー体4が何らかの理由で開けられた場合には、カッターモータ55を瞬時に停止する、即ち、可動刃54の回動を瞬時に停止することが可能となる。
また、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまで、可動刃54が原点位置に位置した切断待機状態になっている場合には(S11:YES〜S13:NO〜S17:YES〜S13:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」と表示して、カッターモータ55等に異常があることを報知後、何れかのキーが押下された場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S14〜S16)。
これにより、カバー体4が開けられた状態のままで、印字用テープ8の切断を開始した場合には、可動刃54が原点位置に位置して切断待機状態になっていても、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が遮断されている。このため、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過しても、可動刃54が切断待機状態になっている場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常がある、即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。従って、ユーザに対してカバー体4を閉じるように促した後、電源をOFFにできる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、印字用テープ8を切断できないことを認識したことを、何れかの入力キーの押下によって確実に確認した後、電源をOFFにすることが可能となる。
また、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が原点位置に位置しない、即ち、切断待機状態に戻らない場合には(S18:NO〜S19:NO〜S18:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」と表示して、カッターモータ55等に異常があることを報知後、何れかのキーが押下された場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S14〜S16)。
これにより、カバー体4が印字用テープ8の切断中に何らかの理由で開けられた場合には、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が途中で遮断されたため、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過しても、可動刃54は原点位置に戻らない、即ち、切断待機状態に戻らない。このため、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が切断待機状態に戻らない場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常があることをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、印字用テープ8を切断できないことを認識したことを、何れかの入力キーの押下によって確実に確認した後、電源をOFFにすることが可能となる。
また、電源スイッチ78を介して電源が入力された時に、可動刃54が原点位置に位置していない、即ち、可動刃54が切断待機状態になっていない場合には(S31:NO)、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始する(S32)。そして、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに可動刃54が原点位置に戻った場合には、該カッターモータ55の駆動を停止する(S33:NO〜S38)。
これにより、印字用テープ8の切断中にカバー体4が開けられた後、このカバー体4が閉じられて電源スイッチ78を介して電源が入力された場合には、可動刃54を確実に開いて切断待機状態に戻すことが可能となる。
また、電源スイッチ78を介して電源が入力された時に、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が原点位置に位置しない、即ち、切断待機状態に戻らない場合には(S33:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」、「カバーを閉じて電源ONし直して下さい」と表示して、カバー体4が開けられた状態のままであることを報知後、何れかのキーが押下された場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S34〜S36)。
これにより、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が切断待機状態に戻らない場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常があることをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため、可動刃54を切断待機状態に戻すことができないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、可動刃54を切断待機状態に戻すことができないことを認識したことを、何れかの入力キーの押下によって確実に確認した後、電源をOFFにすることが可能となる。
更に、カバースイッチ400を2接点の機械的スイッチで構成することによって、簡易な構成にすることができ、製造コストの削減化を図ることが可能となる。
次に、実施例2に係るテープ印刷装置500について図15及び図16に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図14の実施例1に係るテープ印刷装置1の構成等と同一符号は、該実施例1に係るテープ印刷装置1等の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
実施例2に係るテープ印刷装置500の概略構成は、実施例1に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、テープ印刷装置500の各種制御処理も実施例1に係るテープ印刷装置1とほぼ同じ制御処理である。
但し、上記「切断処理」(S11〜S20)に替えて「切断処理2」(図15参照)が実行される点で異なっている。また、上記「電源ON時処理」(S31〜S38)に替えて「電源ON時処理2」(図16参照)が実行される点で異なっている。
先ず、実施例2に係るテープ印刷装置500の印字済みテープを切断する「切断処理2」について図15に基づいて説明する。図15は実施例2に係るテープ印刷装置500の印字済みテープ8を切断する「切断処理2」を示すフローチャートである。
図15に示すように、S111乃至S113において、CPU102は、上記S11乃至S13の処理を実行する。
そして、タイマ108の計測時間が所定時間に達した場合、即ち、タイムアウトになった場合には(S113:YES)、CPU102は、S114の処理に移行する。S114において、CPU102は、上記S14の処理を実行する。
その後、、S115において、CPU102は、タイマ108をリセット後、該タイマー108による時間の計測を開始する。
続いて、S116において、CPU102は、タイマ108の計測時間を所定時間毎に(例えば、約100m秒毎である。)読み込み、この計測時間が所定時間に達するのを待つ(S116:NO)。即ち、CPU102は、液晶表示器(LCD)7に「カッターエラー!」と表示してから所定表示時間(例えば、約10秒である。)が経過するのを待つ。
そして、所定表示時間が経過した場合には(S116:YES)、S117において、CPU102は、上記S16の処理を実行後、当該「切断処理2」を終了する。
一方、上記S113でタイマ108の計測時間が所定時間に達していない場合、即ち、タイムアウトになっていない場合には(S113:NO)、CPU102は、S118の処理に移行する。
そして、S118乃至S121において、CPU102は、上記S17乃至S20の処理を実行後、当該「切断処理2」を終了する。
次に、テープ印刷装置500の電源入力時にCPU102が実行する「電源ON時処理2」について図16に基づいて説明する。図16は実施例2に係るテープ印刷装置500の電源入力時にCPU102が実行する「電源ON時処理2」を示すフローチャートである。
図16に示すように、S131乃至S133において、CPU102は、上記S31乃至S33の処理を実行する。そして、タイマ108の計測時間が所定時間(例えば、約3秒である。)に達した場合、即ち、タイムアウトになった場合には(S133:YES)、CPU102は、S134の処理に移行する。S134において、CPU102は、上記S34の処理を実行する。
その後、S135において、CPU102は、タイマ108をリセット後、該タイマー108による時間の計測を開始する。
続いて、S136において、CPU102は、タイマ108の計測時間を所定時間毎に(例えば、約100m秒毎である。)読み込み、この計測時間が所定時間に達するのを待つ(S136:NO)。即ち、CPU102は、液晶表示器(LCD)7に「カッターエラー!」」、「カバーを閉じて電源ONし直して下さい」と表示してから所定表示時間(例えば、約10秒である。)が経過するのを待つ。
そして、所定表示時間が経過した場合には(S136:YES)、S137において、CPU102は、上記S36の処理を実行後、当該「電源ON時処理2」を終了する。
また一方、上記S133でタイマ108の計測時間が所定時間に達していない場合、即ち、タイムアウトになっていない場合には(S133:NO)、CPU102は、S138の処理に移行する。
そして、S138及びS139において、CPU102は、上記S37及びS38の処理を実行後、当該「電源ON時処理2」を終了する。
従って、実施例2に係るテープ印刷装置500では、カバー体4が、テープカセット2が収納されるカセット収納部3を覆うように開閉可能に取り付けられている。そして、このカバー体4が閉じられた場合には、カバースイッチ400へ連動レバー37の下端側が当接してB選択状態に設定される。このため、搬送された印字用テープ8を幅方向に切断する可動刃54を駆動するカッターモータ55と、このカッターモータ55を駆動するカッター駆動回路75とが、CPU102を介さずに、電気的に接続される。一方、このカバー体4が開けられた場合には、カバースイッチ400から連動レバー37が離間してA選択状態に設定される。このため、カッターモータ55とカッター駆動回路75とが、CPU102を介さずに、電気的に遮断されると共に、カッターモータ55の両端子間が短絡される。
これにより、カセット収納部3を覆うようにカバー体4を閉じることによって、カッターモータ55を駆動することが可能となり、テープ駆動モータ24やテープ送りローラ19等を介して搬送された印字用テープ8を幅方向に切断することができる。また、印字用テープ8の切断時に、このカバー体4が開けられた場合には、カバースイッチ400がA選択状態になり、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が、CPU102を介さずに遮断されると共に、カッターモータ55の両端子間が短絡される。このため、印字用テープ8の切断時に、カバー体4が何らかの理由で開けられた場合には、カッターモータ55を瞬時に停止する、即ち、可動刃54の回動を瞬時に停止することが可能となる。
また、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまで、可動刃54が原点位置に位置した切断待機状態になっている場合には(S112〜S113:NO〜S118:YES〜S113:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」と表示して、カッターモータ55等に異常があることを報知後、所定表示時間が経過した場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S114〜S117)。
これにより、カバー体4が開けられた状態のままで、印字用テープ8の切断を開始した場合には、可動刃54が原点位置に位置して切断待機状態になっていても、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が遮断されている。このため、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過しても、可動刃54が切断待機状態になっている場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常がある、即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。従って、ユーザに対してカバー体4を閉じるように促した後、電源をOFFにできる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、印字用テープ8を切断できないことを確認可能な時間を確実に確保した後、電源をOFFにすることが可能となる。
また、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が原点位置に位置しない、即ち、切断待機状態に戻らない場合には(S119:NO〜S120:NO〜S119:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」と表示して、カッターモータ55等に異常があることを報知後、所定表示時間が経過した場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S114〜S117)。
これにより、カバー体4が印字用テープ8の切断中に開けられた場合には、カッターモータ55とカッター駆動回路75との電気的接続が途中で遮断されたため、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過しても、可動刃54は原点位置に戻らない、即ち、切断待機状態に戻らない。このため、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が切断待機状態に戻らない場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常がある、即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため切断できないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、印字用テープ8を切断できないことを確認可能な時間を確実に確保した後、電源をOFFにすることが可能となる。
また、電源スイッチ78を介して電源が入力された時に、可動刃54が原点位置に位置していない、即ち、可動刃54が切断待機状態になっていない場合には(S131:NO)、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始する(S132)。そして、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに可動刃54が原点位置に戻った場合には、該カッターモータ55の駆動を停止する(S133:NO〜S139)。
これにより、印字用テープ8の切断中にカバー体4が開けられた後、このカバー体4が閉じられて電源スイッチ78を介して電源が入力された場合には、可動刃54を確実に開いて切断待機状態に戻すことが可能となる。
また、電源スイッチ78を介して電源が入力された時に、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が原点位置に位置しない、即ち、切断待機状態に戻らない場合には(S133:YES)、CPU102は、液晶表示器7に「カッターエラー!」、「カバーを閉じて電源ONし直して下さい」と表示して、カバー体4が開けられた状態のままであることを報知後、所定表示時間が経過した場合には、電源スイッチ78を介して電源をOFFにする(S134〜S137)。
これにより、CPU102は、カッターモータ55の駆動を開始してから所定時間経過するまでに、可動刃54が切断待機状態に戻らない場合には、液晶表示器7を介して該カッターモータ55等に異常がある、即ち、カバー体4が開けられた状態のままであるため、可動刃54を切断待機状態に戻すことができないことをユーザへ報知後、電源をOFFにすることができる。また、CPU102は、ユーザが、カバー体4が開けられた状態のままであるため、可動刃54を切断待機状態に戻すことができないことを確認可能な時間を確実に確保した後、電源をOFFにすることが可能となる。
更に、カバースイッチ400を2接点の機械的スイッチで構成することによって、簡易な構成にすることができ、製造コストの削減化を図ることが可能となる。
尚、本発明は前記実施例1及び実施例2に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
実施例1に係るテープ印刷装置の概略平面図である。 蓋体を省略したカセットの正面図である。 テープカセットに内蔵した印字用テープの種類等を検出する機構を示す断面図である。 本体1A内の機械的機構部の平面図である。 プラテンホルダをリリースした状態の平面図である。 カバー体を開いた状態の側断面図である。 カバー体の動作とプラテンホルダ及び押圧ホルダの連動機構部の平面図である。 カバー体を閉じた状態の側断面図である。 図8のIX−IX矢視図である。 印字用テープの切断機構の正面図である。 実施例1に係るテープ印刷装置の制御構成を示すブロック図である。 カッターモータを駆動する回路構成を模式的に示す図である。 実施例1に係るテープ印刷装置の印字済みテープを切断する「切断処理」を示すフローチャートである。 実施例1に係るテープ印刷装置の電源入力時にCPUが実行する「電源ON時処理」を示すフローチャートである。 実施例2に係るテープ印刷装置の印字済みテープを切断する「切断処理2」を示すフローチャートである。 実施例2に係るテープ印刷装置の電源入力時にCPUが実行する「電源ON時処理2」を示すフローチャートである。
符号の説明
1、500 テープ印刷装置
2 テープカセット
3 カセット収納部
4 カバー体
5 キーボード
7 液晶表示器(LCD)
8 印字用テープ
13A サーマルヘッド
24 テープ駆動モータ
37 連動レバー
52 切断機構
53 固定刃
54 可動刃
55 カッターモータ
63 原点位置スイッチ
75 カッター駆動回路
78 電源スイッチ
101 制御回路部
102 CPU
104 ROM
106 RAM
108 タイマ
400 カバースイッチ

Claims (7)

  1. 装置本体内に形成されてテープカセットが収納されるカセット収納部と、
    前記カセット収納部を覆うように開閉可能に取り付けられるカバー体と、
    前記テープカセット内に収納された長尺状のテープを搬送する搬送手段と、
    前記カセット収納部に配置されて前記搬送手段を介して搬送されたテープを幅方向に切断する切断手段と、
    前記切断手段の駆動を制御する切断制御手段と、を備えたテープ印刷装置において、
    前記切断手段を駆動するカッター駆動モータと、
    前記カッター駆動モータを駆動するモータ駆動回路と、
    前記カバー体が閉じられた場合には、前記カッター駆動モータと前記モータ駆動回路とを電気的に接続し、該カバー体が開けられた場合には、該カッター駆動モータと該モータ駆動回路との電気的接続を遮断すると共に、該カッター駆動モータの端子間を短絡させるように前記切断制御手段を介さずに切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 電源スイッチと、
    前記切断手段に異常があることを報知する報知手段と、
    前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまで前記切断手段が切断待機状態になっているか否かを判定する切断状態判定手段と、
    前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまで前記切断手段が切断待機状態になっている場合には、前記報知手段を介して該切断手段に異常があることを報知後、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御する電源制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 電源スイッチと、
    前記切断手段に異常があることを報知する報知手段と、
    前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻ったか否かを判定する切断終了判定手段と、
    前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻らない場合には、前記報知手段を介して該切断手段に異常があることを報知後、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御する電源制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  4. 前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっているか否かを判定する電源入力時判定手段と、
    前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっていない場合には、前記カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻ったか否かを判定する復帰状態判定手段と、
    を備え、
    前記切断制御手段は、前記電源スイッチを介して電源が入力された時に前記切断手段が切断待機状態になっていない場合には、前記カッター駆動モータの駆動を開始するように制御すると共に、該カッター駆動モータの駆動を開始してから所定時間経過するまでに前記切断手段が切断待機状態に戻った場合には、該カッター駆動モータの駆動を停止するように制御することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のテープ印刷装置。
  5. 印字データを入力又は編集する複数の入力キーを備え、
    前記電源制御手段は、前記報知手段を介して前記切断手段に異常があることを報知後、前記複数の入力キーのうちのいずれかの入力キーが押下された場合に、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  6. 前記電源制御手段は、前記報知手段を介して前記切断手段に異常があることを報知後、更に所定時間経過した後に、前記電源スイッチを介して電源を遮断するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  7. 前記切替手段は、2接点の機械的スイッチで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテープ印刷装置。
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