JP2008211987A - 膨化食品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばお湯を注ぐことにより短時間で本来の食品と同等の好ましい形状や食感を有するものとなる膨化食品の製造方法を提供する。
【解決手段】下記のA群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ得られる成形物が膨化しないよう押出し成形し、成形物を乾燥した後、膨化処理した。
A群の食用粉:大麦粉、小麦粉、ライ麦粉、α化馬鈴薯粉、とうもろこし粉及び緑豆粉から選ばれる1種又は2種以上
【選択図】なし

Description

本発明は膨化食品の製造方法に関し、更に詳しくは例えばお湯を注ぐことにより短時間で本来の食品と同等の好ましい形状や食感等を有するものとなる膨化食品を製造する方法に関する。
従来、前記のような膨化食品の製造方法として、米粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ押出し成形すると同時に成形物を膨化することが行なわれている(例えば特許文献1〜3参照)。これらの従来法では、押出し成形した成形物を延伸したり、また食用粉類として米粉の他にこんにゃく精粉を含有するものを用いること等も行なわれているが、いずれも、米粉を含有する食用粉類と水との混練物を比較的高温高圧下のエクストルーダーから低圧雰囲気下へ押出すときの相応に激しい水分の気化により押出し成形物を多孔質状のものに膨化している。
しかし、かかる従来の製造方法には、押出し成形物の膨化品として得られる膨化食品に例えばお湯を注いで膨潤させると、形状が崩れ易く、また所謂へたった状態の食感の悪いものになってしまうという問題がある。
特開昭63−226246号公報 特開平5−123121号公報 特開2001−292730号公報
本発明が解決しようとする課題は、例えばお湯を注ぐことにより短時間で本来の食品と同等の好ましい形状や食感を有するものとなる膨化食品を製造する方法を提供する処にある。
前記の課題を解決する本発明は、下記のA群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ得られる成形物が膨化しないよう押出し成形し、成形物を乾燥した後、膨化処理することを特徴とする膨化食品の製造方法に係る。
A群の食用粉:大麦粉、小麦粉、ライ麦粉、α化馬鈴薯粉、とうもろこし粉及び緑豆粉から選ばれる1種又は2種以上
本発明では、A群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ押出し成形する。ここでA群の食用粉というのは、前記した通り、大麦粉、小麦粉、ライ麦粉、α化馬鈴薯粉、とうもろこし粉及び緑豆粉から選ばれる1種又は2種以上をいう。したがって、本発明において、A群の食用粉を含有する食用粉類としては、大麦粉、小麦粉、ライ麦粉、α化馬鈴薯粉、とうもろこし粉及び緑豆粉から選ばれる1種又は2種以上からなるA群の食用粉単独系の他に、かかるA群の食用粉とこんにゃく精粉や更には他の食材粉との混合系が挙げられ、かかる他の食材粉としては野菜粉末、海草粉末、香辛料粉末等が挙げられるが、A群の食用粉を含有する食用粉類としては、A群の食用粉を50質量%以上含有するものが好ましく、60質量%以上含有するものがより好ましく、70質量%以上含有するものが特に好ましい。A群の食用粉を含有する食用粉類としてA群の食用粉単独系又はA群の食用粉とこんにゃく精粉との混合系を用いる場合、A群の食用粉/こんにゃく精粉=100/0〜50/50(質量比)の割合で含有するものを用いるのが好ましく、なかでも95/5〜50/50(質量比)の割合で含有するものを用いるのがより好ましく、90/10〜70/30(質量比)の割合で含有するものを用いるのが特に好ましい。更に前記した他の食材粉をも用いるような場合には、(A群の食用粉とこんにゃく精粉との合計)/他の食材粉=100/0〜75/25(質量比)の割合で含有するものを用いるのが好ましく、95/5〜85/15(質量比)の割合で含有するものを用いるのがより好ましい。そしていずれの場合も、A群の食用粉としては、平均粒径50〜180μmのものを用いるのが好ましく、平均粒径70〜150μmのものを用いるのがより好ましい。尚、本発明において、α化馬鈴薯粉とは、馬鈴薯粉をα化度が10〜90となるように加工したものをいう。
また本発明において、A群の食用粉を含有する食用粉類と水とは、これらを別々にエクストルーダーに供することもできるが、これらを予め混練しておいてからエクストルーダーに供するのが好ましい。そして双方は、A群の食用粉を含有する食用粉類/水=85/15〜60/40(質量比)の割合でエクストルーダーに供するのが好ましく、80/20〜70/30(質量比)の割合でエクストルーダーに供するのがより好ましい。エクストルーダーとしては、一軸、二軸又は三軸以上の多軸、更には同方向回転又は異方向回転等、各種形式のものを用いることができるが、なかでも一軸エクストルーダーを用いるのが好ましく、一軸非膨化型エクストルーダーを用いるのが特に好ましい。
A群の食用粉を含有する食用粉類と水とを前記したようにエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理するときの加熱混練時の温度及び時間は通常30〜180℃で30〜180秒間、好ましくは90〜110℃で45〜75秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)は通常2〜15MPa、好ましくは4〜6MPaとする。かかる条件下で加圧加熱処理することによる押出し成形は押出しと成形とを分けて行なうこともできるが、同時に行なうのが好ましい。エクストルーダーから押出し成形して得られる成形物の形状としては、米粒状、球状、麺状、中実又は中空のショートパスタ状、シート状等、各種が挙げられる。かかる成形物の形状は、例えばエクストルーダーの押出し口に取付けるダイの形状によって変えることができる。
本発明では、以上説明したように、A群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ押出し成形するが、かかる押出し成形を得られる成形物が膨化しないように行なう。前記したように、従来の製造方法では、エクストルーダーから成形物を押出すと同時に該成形物を膨化している。従来の製造方法では、比較的高温高圧下のエクストルーダーから低圧雰囲気下へ成形物を押出し、このとき該成形物に相応に激しい水分の気化を起こさせて、該成形物を多孔質状のものに膨化しているが、本発明では得られる成形物が膨化しないように押出し成形するのである。本発明者らの知見によれば、得られる成形物の膨化には、成形物の押出し成形に用いる混練物の水分や該混練物の形成に用いる食用粉類の粒度等、またエクストルーダーから成形物を押出すときの圧力や温度等が影響するが、エクストルーダーによる加圧加熱処理を通常の条件下で行なう限り、エクストルーダーから成形物を押出すときの温度の影響が大きく、得られる成形物の膨化をできるだけ確実に抑えるためには、エクストルーダーから成形物を30〜100℃で押出すのが好ましく、65〜85℃で押出すのがより好ましい。
本発明では、以上説明したようにエクストルーダーから膨化することなく押出し成形した成形物を乾燥した後、膨化処理する。乾燥は60〜70℃で成形物の水分が10〜15質量%になるまで行なうのが好ましく、また膨化処理は乾燥した成形物を熱風雰囲気下にて160〜280℃で10〜180秒間加熱する処理が好ましく、170〜240℃で15〜75秒間加熱する処理がより好ましい。かくして乾燥し、膨化処理した成形物は適宜冷却する。
本発明では、以上説明した通り、A群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ得られる成形物が膨化しないよう押出し成形する。この段階で得られる成形物は澱粉間のつながりが密な網目構造体となる。かかる成形物を乾燥することにより澱粉質のα化を維持しつつ、更に膨化処理することにより澱粉間のつながりが密な網目構造のままで多孔質構造体とする。かくして得られる膨化食品は、多孔質構造体であるため例えば湯戻りが良く、また湯戻りしたときに澱粉間のつながりが密な網目構造であるため所謂へたり感はなく、歯ごたえが良い。
本発明によると、例えばお湯を注ぐことにより短時間で本来の食品と同等の好ましい形状や食感を有するものとなる膨化食品を製造することができる。
試験区分1(膨化食品の製造)
実施例1
A群の食用粉として平均粒径125μmの大麦粉を用い、この大麦粉75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、得られる成形物が膨化しないよう所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を100℃で60秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を5MPaとした。そして押出し成形部側(吐出部側)を冷却して押出し温度(吐出温度)を80℃とした。かくして押出し成形した成形物を多段乾燥機を用いて70℃で90分間乾燥し、水分を12質量%とした後、乾燥した成形物を熱風式オーブン(荒川製作所社製の商品名ジェットゾーンオーブン)を用いて230℃で20秒間熱風加熱することにより膨化処理し、室温まで冷却して、実施例1の膨化食品を製造した。
実施例2
A群の食用粉として平均粒径125μmの大麦粉を用い、この大麦粉95kgとこんにゃく精粉5kgとをミキサーで混合した後、その混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、得られる成形物が膨化しないよう所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を100℃で60秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を5MPaとした。そして押出し成形部側(吐出部側)を冷却して押出し温度(吐出温度)を80℃とした。かくして押出し成形した成形物を多段乾燥機を用いて70℃で90分間乾燥し、水分を12質量%とした後、乾燥した成形物を熱風式オーブン(荒川製作所社製の商品名ジェットゾーンオーブン)を用いて230℃で20秒間熱風加熱することにより膨化処理し、室温まで冷却して、実施例2の膨化食品を製造した。
実施例3〜21
A群の食用粉とこんにゃく精粉とを表1記載のように用い、製造条件を表1記載のように変えたこと以外は実施例1又は2と同様にして、実施例3〜21の膨化食品を製造した。尚、α化馬鈴薯粉はα化度70のものを用いた(以下同じ)。
比較例1
A群の食用粉として平均粒径125μmの大麦粉を用い、この大麦粉75kgとこんにゃく精粉25kgとをミキサーで混合した後、その混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形すると同時に成形物を膨化した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を150℃で45秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を7MPaとして、更に押出し温度(吐出温度)を加熱混練時の温度のままで150℃とした。かくして押出し成形すると同時に膨化した成形物を室温まで冷却して、比較例1の膨化食品を製造した。
比較例2〜6
A群の食用粉として表1記載のものを用いたこと以外は比較例1と同様にして、比較例2〜6の膨化食品を製造した。
実施例22
A群の食用粉として平均粒径125μmのα化馬鈴薯粉と大麦粉との等量混合物を用い、この等量混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、α化馬鈴薯粉及び大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、得られる成形物が膨化しないよう所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を100℃で60秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を5MPaとした。そして押出し成形部側(吐出部側)を冷却して押出し温度(吐出温度)を80℃とした。かくして押出し成形した成形物を多段乾燥機を用いて70℃で90分間乾燥し、水分を12質量%とした後、乾燥した成形物を熱風式オーブン(荒川製作所社製の商品名ジェットゾーンオーブン)を用いて230℃で20秒間熱風加熱することにより膨化処理し、室温まで冷却して、実施例22の膨化食品を製造した。
実施例23
A群の食用粉として平均粒径125μmのα化馬鈴薯粉と大麦粉との等量混合物を用い、この等量混合物75kgとこんにゃく精粉25kgとをミキサーで混合した後、その混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、α化馬鈴薯粉及び大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、得られる成形物が膨化しないよう所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を100℃で60秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を5MPaとした。そして押出し成形部側(吐出部側)を冷却して押出し温度(吐出温度)を80℃とした。かくして押出し成形した成形物を多段乾燥機を用いて70℃で90分間乾燥し、水分を12質量%とした後、乾燥した成形物を熱風式オーブン(荒川製作所社製の商品名ジェットゾーンオーブン)を用いて230℃で20秒間熱風加熱することにより膨化処理し、室温まで冷却して、実施例23の膨化食品を製造した。
実施例24〜27
A群の食用粉とこんにゃく精粉とを表1記載のように用いたこと以外は実施例18又は19と同様にして、実施例24〜27の膨化食品を製造した。
比較例7
A群の食用粉として平均粒径125μmのα化馬鈴薯粉と大麦粉との等量混合物を用い、この等量混合物75kgとこんにゃく精粉25kgとをミキサーで混合した後、その混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダー(エヌピー食品社製のMC−1102型)に供して加圧加熱処理することにより、α化馬鈴薯粉及び大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、所定形状のダイを介して米粒状に押出し成形すると同時に成形物を膨化した。エクストルーダーの条件は、加熱混練時の温度及び時間を150℃で45秒間とし、また押出し圧力(吐出圧力)を7MPaとして、更に押出し温度(吐出温度)を加熱混練時の温度のままで150℃とした。かくして押出し成形すると同時に膨化した成形物を室温まで冷却して、比較例7の膨化食品を製造した。
比較例8及び9
A群の食用粉として表1記載のものを用いたこと以外は比較例7と同様にして、比較例8及び9の膨化食品を製造した。
実施例28
実施例2と同様にして実施例28の膨化食品を製造した。但しここでは、A群の食用粉として平均粒径125μmの大麦粉を用い、この大麦粉75kgとこんにゃく精粉25kgとをミキサーで混合した後、その混合物75kgと水25kgとをミキサーで混練し、その混練物100kgを一軸エクストルーダーに供して加圧加熱処理することにより、大麦粉に含まれる澱粉質をα化しつつ、得られる成形物が膨化しないよう所定形状のダイを介して直径が1.6mmで長さが20cmの麺状に押出し成形した。
実施例29及び30
A群の食用粉として表1記載のものを用いたこと以外は実施例28と同様にして、実施例29及び30の膨化食品を製造した。
比較例10
比較例1と同様にして比較例10の膨化食品を製造した。但しここでは、一軸エクストルーダーに取付けた所定形状のダイを介して直径が1.6mmで長さが20cmの麺状に押出し成形すると同時にその成形物を膨化した。
比較例11及び12
A群の食用粉として表1記載のものを用いたこと以外は比較例10と同様にして、比較例11及び12の膨化食品を製造した。



















Figure 2008211987
試験区分2(評価)
試験区分1で製造した各例の膨化食品について、テクスチャ評価及び官能評価を次のように行ない、総合評価した。結果を表2にまとめて示した。
テクスチャ評価
各例の膨化食品15gに90℃のお湯200mlを加えてから3分後又は10分後のものについてテクスチャを全研社製の商品名TEXTUROMETER GTX−2(プランジャー:アクリル樹脂製の直径18mm、クリアランス0.3mm)を用いて測定した。
官能評価
各例の膨化食品15gに90℃のお湯200mlを加えてから3分後のものについて、男性10名及び女性10名の合計20名の官能評価員により、各実施例とこれらに対応する比較例との2点比較でどちらが好ましいかを評価した。具体的には、実施例1〜11対比較例1、実施例12及び13対比較例2、実施例14及び15対比較例3、実施例16及び17対比較例4、実施例18及び19対比較例5、実施例20及び21対比較例6、実施例22及び23対比較例7、実施例24及び25対比較例8、実施例26及び27対比較例9、実施例28対比較例10、実施例29対比較例11、実施例30対比較例12の関係で2点比較した。表2には、各実施例を好ましいとした人数を記載した。尚、**は1%の危険率で有意であることを示し、また*は5%の危険率で有意であることを示す。
総合評価
下記の基準で評価した。
◎:3分後及び10分後のテクスチャが2.5〜2.9kgの範囲内にあり、且つ官能評価の人数が18人以上。
○:3分後及び10分後のテクスチャが2.0〜2.4kg又は3.0〜3.4kgの範囲内にあり、且つ官能評価の人数が15〜17人。
△:3分後及び10分後のテクスチャが1.5〜1.9kg又は3.5kg以上。
×:3分後及び10分後のテクスチャが1.4kg以下。
























Figure 2008211987

Claims (6)

  1. 下記のA群の食用粉を含有する食用粉類と水とをエクストルーダーに供して、これらを加圧加熱処理することにより該食用粉類に含まれる澱粉質をα化しつつ得られる成形物が膨化しないよう押出し成形し、成形物を乾燥した後、膨化処理することを特徴とする膨化食品の製造方法。
    A群の食用粉:大麦粉、小麦粉、ライ麦粉、α化馬鈴薯粉、とうもろこし粉及び緑豆粉から選ばれる1種又は2種以上
  2. 食用粉類が、A群の食用粉/こんにゃく精粉=100/0〜50/50(質量比)の割合で含有するものである請求項1記載の膨化食品の製造方法。
  3. A群の食用粉が、平均粒径50〜180μmのものである請求項1又は2記載の膨化食品の製造方法。
  4. 食用粉類と水とを、食用粉類/水=85/15〜60/40(質量比)の割合でエクストルーダーに供する請求項1〜3のいずれか一つの項記載の膨化食品の製造方法。
  5. エクストルーダーから30〜100℃で成形物を押出す請求項1〜4のいずれか一つの項記載の膨化食品の製造方法。
  6. 膨化処理が、乾燥した成形物を熱風雰囲気下にて160〜280℃で10〜180秒間加熱する処理である請求項1〜5のいずれか一つの項記載の膨化食品の製造方法。
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