JP2008210925A - 電子部品実装装置および電子部品吸着用の吸着ノズル - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品吸着用の吸着ノズル Download PDF

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Abstract

【課題】孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象として、吸着ノズルの有無検出を安定して適正に行うことができる電子部品実装装置および電子部品吸着用の吸着ノズルを提供することを目的とする。
【解決手段】電子部品を真空吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実装装置のノズル装着部に交換自在に装着される電子部品吸着用の吸着ノズルにおいて、流量センサによって計測された真空吸引回路の流量値を判定用のしきい値と比較することによりノズル装着部における吸着ノズル112の有無を検出するノズル有無検出に際し、ノズル装着部に吸着ノズルが装着されていない状態における流量値と当該吸着ノズルが装着された状態における流量値とをしきい値によって切り分けが可能となるように、吸着ノズル112の内部流路孔112fに当該内部流路孔の孔径よりも小さい絞り径の絞り部112gを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置および電子部品を真空吸着により保持する電子部品吸着用の吸着ノズルに関するものである。
電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において電子部品を保持する方法として、真空吸着による方法が広く用いられており、電子部品実装装置の搭載ヘッドには、実装の対象となる電子部品の形状・サイズに応じた各種の吸着ノズルが交換自在に装着される。このノズル交換は、電子部品の種類に応じて各種の吸着ノズルを保持したノズルステーションに搭載ヘッドをアクセスさせ、この搭載ヘッドにノズル交換動作を行わせることにより、自動的に行うことができるようになっている。
このノズル交換動作を簡便・迅速に行うことができるよう、吸着ノズルの搭載ヘッドへの装着はスプリングなどの付勢力を利用したワンタッチ式の着脱機構によって行われる場合が多い。このため、ノズル交換動作時の誤動作や電子部品吸着動作時における何らかの外力によって、吸着ノズルが搭載ヘッドに正常に装着されずにノズル装着異常が発生する場合がある。このようなノズル装着異常を検出するため、従来より電子部品実装装置に搭載ヘッドにおける吸着ノズルの装着有無を検出するための手段を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この特許文献例においては、吸着ノズルから真空吸引源に至る管路に接続された真空センサの計測結果を予め定められた基準データと比較することにより、吸着ノズルの有無を判定するようにしている。
特開2001−230599号公報
しかしながら上述先行技術例においては、内部流路孔の孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象とする場合には、以下に述べるように吸着ノズルの有無の検出を確実に行うことが困難であるという課題があった。すなわち大型の電子部品を対象とする内部流路孔の孔径が大きい吸着ノズルが対象となる場合には、孔径が大きくなるに伴い搭載ヘッドのノズル装着部に吸着ノズルが装着されている場合と装着されていない場合との間で真空センサの計測結果に顕著な差が生じない傾向にある。このため、孔径が大きい大径ノズルを対象とする場合には、ノズル有無検出のためのしきい値の設定が困難で、吸着ノズルの有無の誤検出が発生する場合があり、このような大径ノズルについても安定して適正な有無検出結果を得るための方策が望まれていた。
そこで本発明は、孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象として、吸着ノズルの有無検出を安定して適正に行うことができる電子部品実装装置および電子部品吸着用の吸着ノズルを提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を真空吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実装装置であって、前記搭載ヘッドのノズル装着部に前記電子部品の種類に応じて交換自在に装着され、前記電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口と連通する内部流路孔の孔径が異なる複数種類の吸着ノズルと、前記内部流路孔と真空吸引源とを接続する真空吸引回路と、前記吸着ノズルの交換作業後に前記真空吸引回路における空気の流れの状態の指標値を検出し、検出された指標値を予め設定された判定用のしきい値と比較することにより、前記ノズル装着部における当該
吸着ノズルの有無を検出するノズル有無検出手段とを備え、前記複数種類の吸着ノズルのうち、少なくとも前記孔径が最も大きい吸着ノズルを含む大径ノズル群に属する吸着ノズルの前記内部流路孔には、当該内部流路孔の孔径よりも絞り径の小さい絞り部が設けられており、前記ノズル有無検出手段は、前記孔径が最も大きい吸着ノズルが装着されている状態における前記指標値に基づいて設定されたしきい値を用いる。
本発明の電子部品吸着用の吸着ノズルは、部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を真空吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実装装置において、前記搭載ヘッドのノズル装着部に交換自在に装着される電子部品吸着用の吸着ノズルであって、前記電子部品実装装置は、前記電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口と連通する内部流路孔と真空吸引源とを接続する真空吸引回路と、前記吸着ノズルの交換作業後に前記真空吸引回路における空気の流れの状態の指標値を検出し検出された指標値を予め設定された判定用のしきい値と比較することにより前記ノズル装着部における当該吸着ノズルの有無を検出するノズル有無検出手段とを備え、前記ノズル装着部に吸着ノズルが装着されていない状態における前記指標値と当該吸着ノズルが装着された状態における前記指標値とを前記しきい値によって切り分けが可能となるように、前記内部流路孔に当該内部流路孔の孔径よりも小さい絞り径の絞り部が設けられている。
本発明によれば、少なくとも孔径が最も大きい吸着ノズルを含む大径ノズル群に属する吸着ノズルの内部流路孔に、この内部流路孔の孔径よりも絞り径の小さい絞り部を設け、真空吸引回路の流れの状態の指標値に基づいて行われるノズル有無検出において、孔径が最も大きい吸着ノズルが装着されている状態における指標値に基づいて設定されたしきい値を用いることにより、孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象として、吸着ノズルの有無検出を安定して正しく行うことができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の搭載ヘッドの構成を示す図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真空吸引系および制御系の構成を示すブロック図、図4、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に用いられる吸着ノズルの断面図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における吸着ノズルの有無検出に用いられる判定用のしきい値の説明図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真空吸引系および制御系の構成を示すブロック図、図8は本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における吸着ノズルの有無検出に用いられる判定用のしきい値の説明図である。
まず図1を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図1において基台1の中央には、X方向に搬送路2が配設されている。搬送路2は基板3を搬送し、搬送路2に設定された部品実装ステージに基板3を位置決めする。搬送路2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には多数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5はテープに保持された電子部品を収納し、このテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8および搭載ヘッド8と一体的に移動するカメラ9が装着されてい
る。基板3上に移動したカメラ9は、基板3を撮像して認識する。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル12(図2参照)によって真空吸着によりピックアップし、搬送路2の部品実装ステージに位置決めされた基板3上に実装する。Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bおよび搭載ヘッド8は、基板3に電子部品を搭載する部品搭載機構を構成する。
部品供給部4から搬送路2に至る経路には、ラインカメラ10、ノズルストッカ11が配設されている。ノズルストッカ11は、異なる種類の電子部品に対応した吸着ノズル12を収納保持しており、搭載ヘッド8がノズルストッカ11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド8に既装着の吸着ノズル12を他の吸着ノズルと交換することができる。
ラインカメラ10は、それぞれの搭載ヘッド8に保持された状態の電子部品を下方から撮像する。この撮像結果を画像認識部(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル12に保持された状態の電子部品を認識することができる。これにより、吸着ノズル12に保持された電子部品の姿勢を検査する。すなわち電子部品の吸着ノズル12に対するXY方向、回転方向の位置ずれを検出する。そして搭載ヘッド8によって電子部品を基板3に移送搭載する際には、この検査結果に基づいて電子部品の姿勢を補正して基板に実装する。ラインカメラ10および画像認識部21は、吸着ノズル12に保持された電子部品を撮像して認識する部品認識手段となっている。
次に図2を参照して搭載ヘッド8について説明する。図2に示すように、搭載ヘッドはマルチタイプであり、部品保持手段としての単位搭載ヘッド8aを複数備えた構成となっている。これらの単位搭載ヘッド8aはそれぞれ下端部に電子部品を吸着して保持する吸着ノズル12を備え、個別に昇降動作が可能となっている。ここで吸着ノズル12は単位搭載ヘッド8aの下部に設けられたノズル装着部8b(図3参照)に、電子部品の種類に応じて交換自在に装着されるようになっている。
ここで図3を参照して、吸着ノズル12から真空吸引する真空吸引系および真空吸引系を制御する制御系の構成について説明する。図3に示すように、単位搭載ヘッド8aにおいて吸着ノズル12が装着されるノズル装着部8bには、真空バルブ13が接続されている。真空バルブ13の一方側のポートには、流量センサ14を介して真空吸引源である真空ポンプ15が接続されている。
ノズル装着部8bに吸着ノズル12が装着され、真空バルブ13を開にした状態で真空ポンプ15を駆動することにより、吸着ノズル12の内部流路孔を介して電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口より真空吸引する。吸着ノズル12から真空吸引源である真空ポンプ15に至る回路は、吸着ノズル12の内部流路孔と真空ポンプ15とを接続する真空吸引回路となっている。この真空吸引動作において、真空バルブ13と真空ポンプ15との間の真空吸引回路に介設された流量センサ14は、真空吸引によって単位時間当たりに真空吸引回路内を流れる空気の量を、流量の経時的な変化を示す流量パターン(図6参照)として計測する。流量センサ14の計測結果は、判定部17および制御部16に送られる。
判定部17は、吸着ノズル12の交換作業後に流量センサ14の流量計測結果を記憶部18に記憶されている判定用のしきい値データと比較することにより、ノズル有無すなわち吸着ノズル12がノズル装着部8bに正常に装着されているか否かを検出する。したが
って、流量センサ14および判定部17は、吸着ノズル12の交換作業後に真空吸引回路における空気の流れの状態の指標値(ここでは流量)を検出し、検出された指標値を予め設定されたしきい値と比較することにより、ノズル装着部8bにおける当該吸着ノズル12の有無を検出するノズル有無検出手段となっている。検出結果は制御部16に伝達され、制御部16はこの検出結果に基づいて部品実装機構を制御することにより、必要な場合には搭載ヘッド8の動作を停止するとともに報知部19によってその旨報知する。
次に図4を参照して、吸着ノズル12の構成およびノズル装着部8bへの吸着ノズル12の装着について説明する。図4(a)に示すように、ノズル装着部8bには吸着ノズル12を装着するための装着孔8cが設けられており、装着孔8cには真空吸引回路の1部を構成する流路孔8dが連通している。吸着ノズル12は、装着孔8cが嵌合する形状の嵌合部12aの下部に円板状のフランジ部12bを設け、さらにフランジ部12bから下方にノズル軸12cを延出させた形状となっている。嵌合部12a、ノズル軸12cには、内部流路孔12fが上下に貫通して設けられており、内部流路孔12fはノズル軸12cの下端部の吸着面12dに設けられた吸着口12eと連通している。ここで内部流路孔12fの孔径は上部と下部とで異なっており、嵌合部12aの内部を貫通する部分の孔径d2は、流路抵抗を少なくするために吸着口12eの孔径d1よりも大きく、流路孔8dの孔径d3と略等しいサイズに設定されている。
フランジ部12bの下面には、反射板21、フィルタ22が積層して装着されている。反射板21は下方から照射された照明光を下方に反射する機能を有しており、フィルタ22は下方から照射される照明光を選択的に透過させる機能を有している。反射板21,フィルタ22をフランジ部12bの下面に積層して貼着することにより、フランジ部12bの下面は、吸着面12dに吸着保持された電子部品Pを透過認識または反射認識の2通りの認識方法で認識するための撮像において、共通の照明反射板として機能する。
嵌合部12aを装着孔8cに嵌合させることにより、図4(b)に示すように吸着ノズル12はノズル装着部8bに装着され、この状態では内部流路孔12fは流路孔8dと連通する。そして吸着面12dを電子部品Pに当接させた状態で図3に示す真空吸引回路を作動させることにより、流路孔8dおよび内部流路孔12fを介して吸着口12eから真空吸引し、電子部品Pは吸着面12dに吸着保持される。
ここで電子部品実装装置における吸着ノズルの種類について説明する。一般に同一の基板3に実装される電子部品の種類は様々であり、チップ型部品などの小型部品からコネクタなどの大型部品までの様々な形状・サイズを有する電子部品が、同一の搭載ヘッド8による実装対象となる。そして実装対象の電子部品の形状・サイズに応じて、複数種類の吸着ノズル12が使い分けられる。この吸着ノズルの使い分けは、吸着面12dおよび吸着口12eのサイズによってなされ、対象とする電子部品のサイズに適合した吸着面12dおよび吸着口12eを有するものが選定して用いられる。
例えば、対象となる電子部品が図4に示すチップ型の電子部品P1のように小型部品である場合には、図4に示す吸着ノズル12,すなわち電子部品P1のサイズに適合した吸着面12dおよび吸着口12eを有するものが選定される。これに対し、図5に示すように、コネクタ類など大型の電子部品P2を対象とする場合には、この電子部品P2のサイズに適合した吸着面112dおよび吸着口112eを有する吸着ノズル112が選定され、共通のノズル装着部8bに吸着ノズル12と装着互換性を以て交換自在に装着される。
吸着ノズル112は、吸着ノズル12における嵌合部12a、フランジ部12bと同様の嵌合部112a、フランジ部112bを有しており、フランジ部112bから下方に延出したノズル軸112cは、対象とする部品の形状・サイズに応じた大きさの吸着口11
2eが設けられた吸着面112dを有している。吸着口112eには、吸着ノズル112の内部にノズル軸112c、嵌合部112aを貫通して設けられた内部流路孔112fが連通している。内部流路孔112fの孔径d11は、吸着口112eの開口サイズが吸着口12eよりも大きいことに対応して、図4に示す内部流路孔12fの孔径d1よりも大きく設定されている。
内部流路孔112fの略中間位置には、孔径d11よりも小さい絞り径d12の絞り部112gが設けられている。絞り部112gは、搭載ヘッド8において、ノズル装着部8bに吸着ノズル12が装着されているか否かを検出するノズル有無検出の検出結果を安定させることを目的として設けられるものである。なお絞り部112gの位置は、図5(a)の例に限定されず、図5(b)に示すように、絞り部112gを内部流路孔112fの上端部または加工の便宜上都合の良い他の位置に設けるようにしてもよい。
図4,図5においては、形状・サイズの異なる2種類の電子部品P1,P2をそれぞれ対象とする2つの吸着ノズル12,112を示したが、電子部品実装装置において対象とする電子部品の種類はさらに多く、実際には多数種類(例えば10を超える種類)の吸着ノズルを使い分けるのが普通である。そして、これらの吸着ノズルにおいては、吸着口12eと連通する内部流路孔12fの孔径は、それぞれ異なったものとなっている。すなわち、この電子部品実装装置は、搭載ヘッド8のノズル装着部8bに電子部品の種類に応じて交換自在に装着され、電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口と連通する内部流路孔の孔径が異なる複数種類の吸着ノズルを備えている。
ここで、これらの複数種類の吸着ノズルを内部流路孔の孔径に基づいて区分する分類法について説明する。この分類法は、流量センサ14による流量計測結果を判定部17が記憶部18に記憶されたしきい値と比較することにより行われるノズル有無検出において適正な検出結果を導くために、当該電子部品実装装置において用いられる複数の吸着ノズルを、内部流路孔の孔径に基づいて便宜的に分類するものである。
すなわち、本実施の形態においては、これら内部流路孔の孔径が異なる複数種類の吸着ノズルのうち、少なくとも内部流路孔の孔径が最も大きい吸着ノズル(前述例では吸着ノズル112)を含み、内部流路孔の孔径が他の吸着ノズルと比較して大きい1群の吸着ノズルを大径ノズル群として定義する。ここで、他と比較して内部流路孔の孔径が大きい吸着ノズルが1つのみである場合も、この定義に含まれるものとする。すなわち、本実施の形態に示す吸着ノズル12,112の2種類しか用いない場合には、吸着ノズル112が大径ノズル群に該当する。そして、内部流路孔の孔径が他の吸着ノズルと比較して大きいか否かは、以下に説明するノズル有無検出に用いられる判定用のしきい値の設定の難易度に基づいて決定される。
以下、ノズル有無検出に用いられる判定方法について図6を参照して説明する。図6(a)は、真空バルブ13を開にした状態で真空ポンプ15を作動させたときの流量センサ14の計測値の経時変化を示すグラフであり、曲線L1はノズル装着部8bに何も装着されていない「ノズル無し」の状態、曲線L2はノズル装着部8bに孔径が大きい大径ノズルが装着されている状態、曲線L3はノズル装着部8bに孔径が小さい小径ノズルが装着されている状態における真空流量の経時変化をそれぞれ示している。ここで大径ノズルは吸着ノズル112において絞り部112gが設けられていないものに相当し、小径ノズルは図4に示す吸着ノズル12に相当する。いずれの場合においても、真空吸引をONしたタイミングから真空流量は増加し始め、ある時間が経過した後にはそれぞれの真空吸引状態に応じた定常流量値に収束する。
定常流量値は、真空ポンプ15から吸着ノズル12の吸着口12eに至る流路の流路抵
抗に依存しており、同一の流路長の場合には流路を構成する各流路孔の孔径が小さい程流路抵抗が大きく、したがって定常流量値は小さくなる。すなわち、図6(a)に示す例では、小径ノズルが装着されて小さい孔径の部分を流路に有する曲線L3が最も小さい流量値Q3を示し、ノズルが装着されてなく流路の孔径が最も大きい曲線L1が最も大きい流量値Q1を示す。そして大径ノズルが装着された曲線L2の場合には、この大径ノズルに起因する流路抵抗の増大分だけ流量が流量値Q1よりも減少した流量値Q2を示す。
ここで、大径ノズルを装着する場合、図5に示す吸着ノズル112のように、流路孔8dの孔径d3と内部流路孔112fの孔径d11とが略等しいかもしくは差が小さい場合には、吸着ノズル112を装着することによる流路抵抗の増加は顕著ではなく、したがって図6(a)に示すように、流量値Q1と流量値Q2との差は僅かとなる。このため、流量センサ14によって計測された定常流量値によってノズル有無を検出する場合において、流量値Q1と流量値Q2とを切り分けるしきい値を設定することが難しく、僅かな計測誤差によって誤検出を招く結果となる。
そこで本実施の形態に示す吸着ノズルにおいては、このような状態を改善することを目的として、吸着ノズル112のような大径ノズルの内部流路孔112fに、孔径d11よりも小さい絞り経d12の絞り部112gを設けるようにしている。これにより絞り部112gの存在によって流路抵抗が増加し、流量を示す曲線L2は流量が減少する方向に移動して図6(b)に示す曲線L2*に変化し、したがって流量値Q2は流量値Q2*に減少する。すなわち内部流路孔112fに絞り部112gを追加して設けることにより、流量値Q1と流量値Q2*との差を大きくすることができ、ノズル有無検出におけるしきい値Qthの設定が容易となる。このようにして設定されたしきい値Qthを用いることにより、流量値Q1と流量値Q2*との切り分けを常に適正に行うことができ、ノズル有無検出の安定性が向上する。
ここで絞り径d12は、絞り径を変えながら実際にノズル有無検出を行った試行結果に基づいて決定される。すなわち「ノズル無し」状態の流量値Q1をベースとして、流量計測値に幾分か計測誤差や変動が存在する場合においても、流量値Q2*を安定して切り分ける判定用のしきい値の設定が可能であることを確認しながら、絞り径d12を設定する。そしてこの試行結果に基づき、ノズル有無検出に用いられる判定用のしきい値Qthが決定されるとともに、複数の吸着ノズルのうち、どの範囲の吸着ノズルを大径ノズル群に属させるべきか、換言すればどのような吸着ノズルが内部流路孔の孔径が他の吸着ノズルと比較して大きい大径ノズルに該当するかが決定される。
すなわち、内部流路孔の孔径そのままで得られる流量値と「ノズル無し」状態の流量値Q1とを、上述のしきい値Qthによって安定して切り分けることが可能であるような吸着ノズルは、前述の定義による大径ノズル群には属さず、したがって吸着ノズル112における絞り部112gを設ける必要がない。これに対し、内部流路孔の孔径そのままで得られる流量値と「ノズル無し」状態の流量値Q1とを、上述のしきい値Qthによって安定して切り分けることができない場合には、この吸着ノズルは大径ノズル群に属する吸着ノズルである。この場合には、当該吸着ノズルの内部流路孔の孔径よりも絞り径の小さい絞り部を設けて流量値を低下させ、しきい値Qthによって安定した切り分けができるようにする。
上述のように、本実施の形態の電子部品実装装置に備えられたノズル有無検出手段によるノズル有無検出においては、当該電子部品実装装置の使用対象となる複数種類の吸着ノズルのうち、少なくとも内部流路孔の孔径が最も大きい吸着ノズルを含む上述の大径ノズル群に属する吸着ノズルの内部流路孔に、当該内部流路孔の孔径よりも絞り径の小さい絞り部を設けるようにしている。さらにノズル有無検出手段は、内部流路孔の孔径が最も大
きい吸着ノズルが装着されている状態における流量値に基づいて設定された判定用のしきい値を用いるようにしている。これにより、内部流路孔の孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象として、吸着ノズルの有無検出を安定して適正に行うことができる。
なお上述例では、真空吸引回路における空気の流れの状態を示す指標値として、流量センサ14によって検出される流量を用いるようにしているが、この指標値として真空吸引回路内の真空度を用いるようにしてもよい。この構成においては、図8に示すように、ノズル装着部8bから真空吸引する真空吸引回路に真空センサ20を接続し、真空センサ20によって得られた真空度の検出結果を判定部17によって判定することにより、ノズル装着部8bにおけるノズル装着有無を検出する。この場合においても、吸着ノズル112の内部流路孔112fに絞り部112gを設けることにより、ノズル有無検出における判定用のしきい値の設定が容易となる。
以下、図9を参照してこの効果について説明する。図9は、真空バルブ13を開にした状態で真空ポンプ15を作動させたときの真空センサ20の計測値の経時変化を示すものであり、絶対圧が低下する方向を真空度が上昇する方向と定義して図示している。ここで曲線L11、L12、L13は、図6における曲線L1、L2、L3にそれぞれ対応した状態における真空度の経時変化を示している。
この場合においても、真空吸引をONしたタイミングから真空度は上昇し始め、ある時間が経過した後には真空度は真空吸引状態に応じた定常値に収束する。この収束値も真空吸引回路の流路抵抗に依存しているが、この場合には真空吸引回路を構成する流路孔の孔径が小さい程、収束値は大きくなる。図9(a)に示す例では、小径ノズルが装置された状態に対応した曲線L13が最も高い真空度V3を示し、ノズルが装着されていない状態に対応した曲線L11が最も低い真空度V1を示す。そして大径ノズルが装着された状態に対応した曲線L12の場合には、この大径ノズルの流路抵抗に相当する分だけ真空度が増加した真空度V2を示す。
ここで図6に示す場合と同様に、真空度V1と真空度V2との差は顕著ではなく、真空度V1と真空度V2とを切り分けるしきい値の設定が難しく同様に誤検出を招くおそれがある。このような場合にあっても、内部流路孔112fに絞り部112gを設けることにより、図9(b)に示すように、曲線L12を上方に移動させて曲線L12*に変化させることができ、したがって真空度V2*と真空度V1との差を大きくすることが可能となる。これにより、ノズル無し状態と大径ノズル装着時との間での真空度の差が大きくなり、これらの状態を切り分けるしきい値Vthの設定を容易にすることができる。
本発明の電子部品実装装置および電子部品実装方法は、内部流路孔の孔径の異なる複数種類の吸着ノズルを対象として、吸着ノズルの有無検出を安定して適正に行うことができるという効果を有し、電子部品を吸着保持によって基板に実装する電子部品実装の分野に利用可能である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の搭載ヘッドの構成を示す図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真空吸引系および制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に用いられる吸着ノズルの断面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に用いられる吸着ノズルの断面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における吸着ノズルの有無検出に用いられる判定用のしきい値の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真空吸引系および制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における吸着ノズルの有無検出に用いられる判定用のしきい値の説明図
符号の説明
3 基板
4 部品供給部
8 搭載ヘッド
8a 単位搭載ヘッド
8b ノズル装着部
12、112 吸着ノズル
12d、112d 吸着面
12e、112e 吸着口
12f、112f 内部流路孔
112g 絞り部

Claims (2)

  1. 部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を真空吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記搭載ヘッドのノズル装着部に前記電子部品の種類に応じて交換自在に装着され、前記電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口と連通する内部流路孔の孔径が異なる複数種類の吸着ノズルと、前記内部流路孔と真空吸引源とを接続する真空吸引回路と、
    前記吸着ノズルの交換作業後に前記真空吸引回路における空気の流れの状態の指標値を検出し、検出された指標値を予め設定された判定用のしきい値と比較することにより、前記ノズル装着部における当該吸着ノズルの有無を検出するノズル有無検出手段とを備え、
    前記複数種類の吸着ノズルのうち、少なくとも前記孔径が最も大きい吸着ノズルを含む大径ノズル群に属する吸着ノズルの前記内部流路孔には、当該内部流路孔の孔径よりも絞り径の小さい絞り部が設けられており、
    前記ノズル有無検出手段は、前記孔径が最も大きい吸着ノズルが装着されている状態における前記指標値に基づいて設定されたしきい値を用いることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を真空吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実装装置において、前記搭載ヘッドのノズル装着部に交換自在に装着される電子部品吸着用の吸着ノズルであって、
    前記電子部品実装装置は、前記電子部品に当接する吸着面に設けられた吸着口と連通する内部流路孔と真空吸引源とを接続する真空吸引回路と、前記吸着ノズルの交換作業後に前記真空吸引回路における空気の流れの状態の指標値を検出し検出された指標値を予め設定された判定用のしきい値と比較することにより前記ノズル装着部における当該吸着ノズルの有無を検出するノズル有無検出手段とを備え、
    前記ノズル装着部に吸着ノズルが装着されていない状態における前記指標値と当該吸着ノズルが装着された状態における前記指標値とを前記しきい値によって切り分けが可能となるように、前記内部流路孔に当該内部流路孔の孔径よりも小さい絞り径の絞り部が設けられていることを特徴とする電子部品吸着用の吸着ノズル。
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