JP2008208882A - 活管分岐用継手および分岐管の切断・撤去工法 - Google Patents

活管分岐用継手および分岐管の切断・撤去工法 Download PDF

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喜彦 榎堀
Yuji Kishimoto
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Abstract

【課題】不使用の分岐管の遮断作業効率の向上を図れ、しかも分岐管を活管分岐用継手のすぐそばで短く切断できて他の水道工事等に障害を来すことのない活管分岐用継手を提供する。
【解決手段】元管1の軸方向一部を抱合する分割継手4の穿孔操作口9内に穿孔ピストン11が内蔵される。穿孔ピストン11は軸方向先端に下降に伴い元管1の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔31を形成する刃先部12を形成し、かつ軸方向中間部に貫通孔13を形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって貫通孔13より偏した箇所に、偏心穿孔31を閉塞可能な円弧シール面14を形成している。穿孔操作口9内に対し穿孔ピストン11は貫通孔13を分岐管接続口8に合致させる位置と円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞する位置の二位置にわたって軸心回りに回転可能に内蔵されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、埋設ガス配管や消火配管等において、元管に偏心穿孔を加工するとともに該元管と分岐管を前記偏心穿孔を介して連通状に接続する活管分岐用継手および分岐管の切断・撤去工法に関する。
この種の活管分岐用継手として、図10に示すような活管分岐用継手(分岐サドル)が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この活管分岐用継手は、元管41の分岐位置にサドル本体42の元管当接面43とクランプ44の元管当接面45を当接し、両者をボルト46で固着している。サドル本体42の元管当接面43には分岐路47に連通する連通口48を形成する。サドル本体42のボディ49の内部には、元管41と交叉する方向に強制移動により駆動する穿孔機構50を設ける。穿孔機構50は、ボディ49内に、途中に貫通孔51と先端に刃先部52を有する穿孔ピストン53を内蔵し、ボディ49に螺着したキャップ54に火薬55を爆発させるピン56を設け、このピン56をキャップ54にあけたキャップ孔57に打ち込みピン(図示せず)を差し込んで、ハンマ等でワンショットすることにより爆発させ穿孔ピストン53を駆動させるように設けている。かくして、穿孔ピストン53を火薬55の爆発力で駆動させると、穿孔ピストン53の刃先部52で元管41の円周一部を削ぎ落として偏心穿孔(分岐孔)58が形成される。
上記活管分岐用継手によれば、穿孔ピストン53の刃先部52を回転させることなく元管41の円周一部を削ぎ落とすので切粉を発生させず、また偏心穿孔58の形成により発生する切削片59は、元管41の偏心穿孔58から分岐路47への流体の流れに何ら支障のない穿孔ピストン53の刃先部52とサドル本体42内との間に収納されるため、これを取出す必要がなくなる等の利点がある。
ところで、上記のような活管分岐用継手を用いて元管41と分岐路47に接続される分岐管(図示せず)とを偏心穿孔58を介して連通状に接続してなる埋設ガス配管において、家屋の解体等により発生する不使用の分岐管(図示せず)を切断・撤去しなければならに場合がある。
従来、こうした不使用の分岐管を切断・撤去する工法としては、たとえば、遮断用バッグを使用して分岐管を閉塞する工法やスクイズオフ工具を用いて分岐管を閉塞する工法などがある。
遮断用バッグを使用する工法は、図11(a)のように、分岐管60の活管分岐用継手61側にバッグ挿入穴62をあけ、このバッグ挿入穴62から収縮状態の遮断用バッグ63を分岐管60内に挿入し、該遮断用バッグ63を図外の加圧器により膨張させることにより分岐管60内のガス流通状態を遮断する。次いで、この遮断状態の下で、図11(b)のように分岐管60のバッグ挿入穴62より家屋側を切断して撤去する。分岐管60の切断口60aは、図11(c)のようにキャップ64で閉塞する。
スクイズオフ工具を用いる工法は、図12(a)のように、分岐管60の活管分岐用継手61側をスクイズオフ工具65で分岐管60を偏平閉塞させてガス流通状態を遮断する。次いで、この遮断状態の下で、図12(b)のように分岐管60の偏平閉塞部より家屋側を切断して撤去する。分岐管60の切断口60aは、図12(c)のようにキャップ64で閉塞する。
特許第2646019号公報
しかしながら、上記したいずれの不使用分岐管の切断・撤去工法においても、分岐管60を閉塞するに際し、遮断用バッグ63やスクイズオフ工具65を用いる必要があり、またそれらを使用して分岐管60のガス流通状態を遮断する作業は甚だ手間取るという問題があるばかりか、分岐管60の活管分岐用継手61のすぐそばで切断することが不可能であるため、分岐管60の残存長さが長くなり、このため当該箇所での近傍で他の水道工事等に障害を来すという問題もあった。
そこで本発明は、上記のような、穿孔ピストンによる穿孔機構を備えた活管分岐用継手において、穿孔ピストンを利用しこの穿孔ピストンに分岐管への流体流通状態を遮断できる機能を備えることにより不使用分岐管の遮断作業効率の向上を図れ、また不使用分岐管を活管分岐用継手のすぐ近くでごく短く切断することを可能にして他の水道工事等に障害を来すことなく安全性を確保できる活管分岐用継手および分岐管の切断・撤去工法を提供することを目的とする。
本発明の活管分岐用継手は、請求項1に記載のように、発明の内容の理解を助けるために図1〜図9に付した符号を参照して説明すると、元管1の軸方向一部の円周一部に偏心穿孔31を形成するとともに該元管1と分岐管2とを偏心穿孔31を介して連通状に接続する活管分岐用継手において、元管1の軸方向一部を抱合する一対の第1,2分割継手4,5を備え、第1分割継手4は、これの一側端に元管1の軸方向一部の円周一側部に密封状に当接する元管当接口7を、他側端に分岐管接続口8をそれぞれ有するとともに、元管当接口7と分岐管接続口8間の中間部に穿孔操作口9を元管当接口7及び分岐管接続口8と交差して連通するよう垂直に形成しており、穿孔操作口9内には穿孔ピストン11が元管1の垂直中立面HCLより偏心した位置で該垂直中立面HCLに平行に下降するように内蔵され、この穿孔ピストン11はこれの軸方向先端に前記下降に伴い元管1の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔31を形成する刃先部12を形成し、かつ軸方向中間部に偏心穿孔31と分岐管接続口8とを連通させる貫通孔13を軸方向と直交するよう形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって貫通孔13より偏した箇所に、偏心穿孔31を閉塞可能な円弧シール面14を形成しており、前記穿孔操作口9内に対し穿孔ピストン11は貫通孔13を分岐管接続口8に合致させる連通位置と円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞する遮断位置の二位置にわたって軸心回りに回転可能に内蔵されていることに特徴を有するものである。
上記構成のように、穿孔操作口9内に内蔵されている穿孔ピストン11の軸方向中間部の外周一部であって貫通孔13より偏した箇所に円弧シール面14を形成し、そして穿孔ピストン11は穿孔操作口9内に対し貫通孔13を分岐管接続口8に合致させる連通位置と円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞する遮断位置の二位置にわたって軸心回りに回転可能に内蔵していると、不使用の分岐管2を切断・撤去する際に穿孔ピストン11を回転させて円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞することにより分岐管2を遮断することができる。
また、そのように穿孔ピストン11の円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞することで分岐管2を遮断できることにより、分岐管2を分岐管接続口8のすぐそばで切断することができて分岐管2の残存長さを非常に短くすることができる。
本発明の分岐管の切断・撤去工法は、請求項2に記載のように、発明の内容の理解を助けるために図1〜図9に付した符号を参照して説明すると、元管1の軸方向一部が第1,2分割継手4,5で抱合されており、第1分割継手4は、これの一側端に元管1の軸方向一部の円周一側部に密封状に当接する元管当接口7を、他側端に分岐管接続口8をそれぞれ有するとともに、元管当接口7と分岐管接続口8間の中間部に穿孔操作口9を元管当接口7及び分岐管接続口8と交差して連通するよう垂直に形成しており、穿孔操作口内9には穿孔ピストン11が元管1の垂直中立面HCLより偏心した位置で垂直中立面HCLに平行に下降するように内蔵され、この穿孔ピストン11はこれの軸方向先端に前記下降に伴い元管1の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔31を形成する刃先部12を形成し、かつ軸方向中間部に偏心穿孔31と分岐管接続口8とを連通させる貫通孔13を軸方向と直交するよう形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって貫通孔13より偏した箇所に、偏心穿孔31を閉塞可能な円弧シール面14を形成しており、前記分岐管接続口8に分岐管2を接続しており、前記穿孔操作口9の開口端部9aはプラグ33で密封している、活管分岐状態において、
上記活管分岐状態から分岐管2を切断・撤去するに際し、
前記プラグ33を穿孔操作口9の開口端部9aから取り外す工程と、次いで、穿孔ピストン11を軸心回りに回転させて円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞する工程と、次いで、分岐管2を分岐管接続口8の直近箇所で切断する工程と、最後に、分岐管2の切断口2aをキャップ36で閉塞するとともに、穿孔操作口9の開口端部9aを前記プラグ33で再密封する工程と、を含むことに特徴を有するものである。
このような構成によれば、活管分岐状態から分岐管2を切断・撤去する際、穿孔ピストン11を回転させるだけの簡単な作業で偏心穿孔31を円弧シール面14で閉塞できて分岐管2を遮断することができる。また、そのように穿孔ピストン11の円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞することにより、分岐管2を分岐管接続口8のすぐそばで切断することができて分岐管2の残存長さを非常に短くすることができる。
本発明の活管分岐用継手および分岐管の切断・撤去工法によれば、不使用の分岐管を切断・撤去するときには穿孔ピストンを回転させるだけの簡単な手段で偏心穿孔を円弧シール面で閉塞することができるので、分岐管の遮断作業効率の向上を図ることができる。
しかも、分岐管を分岐管接続口のすぐそばで切断できて分岐管の残存長さを非常に短くすることができるため、当該箇所の近傍においても他の水道工事等を安全に行うことができる。
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例の活管分岐用継手を、元管に偏心穿孔を形成した後の活管分岐状態で示す縦断正面図、図2は同活管分岐用継手を、元管に偏心穿孔を形成した後の活管分岐状態で示す横断平面図、図3は同活管分岐用継手を、穿孔ピストンで偏心穿孔を閉塞した状態で示す縦断正面図、図4は同活管分岐用継手を、穿孔ピストンで偏心穿孔を閉塞した状態で示す横断平面図、図5は穿孔ピストンの平面図、図6は穿孔ピストンの側面図、図7は穿孔ピストンの半欠截縦断面図、図8は同活管分岐用継手を、分岐管を切断した状態で示す縦断正面図、図9は同活管分岐用継手を、穿孔操作口をプラグで、また分岐管の切断口をキャップでそれぞれ塞いだ状態で示す縦断正面図である。
図1、図2において、1は鉄管又は鋳鉄管などによる元管、2はポリエチレン管などによる分岐管、3は活管分岐用継手である。
活管分岐用継手3は、元管1の軸方向一部の円周一部に偏心穿孔31を形成するとともに元管1と分岐管2とを偏心穿孔31を介して連通状に接続するものであって、元管1の軸方向一部(分岐位置)を抱合する一対の第1,2分割継手4,5と、この第1,2分割継手4,5同士を結合するボルト・ナット等の締結部材6を備える。
第1分割継手4は全体が略逆T字管状に形成されて、その一側端に元管1の軸方向一部の円周一側部に当接する凹円弧状の元管当接口7を、他側端に分岐管接続口8をそれぞれ開口するとともに、元管当接口7と分岐管接続口8間の中間部に穿孔操作口9を元管当接口7及び分岐管接続口8と交差して連通するよう垂直に形成している。一方、第2分割継手5は元管1の軸方向一部の円周他側部に当接する凹円弧状の元管当接面10を形成している。第1分割継手4の元管当接口7の内面と元管1の円周一部との当接面間にはゴム等によるシール材27を介在させて密封状に当接させることにより流体漏れを防止している。
第1分割継手4の穿孔操作口9内には穿孔ピストン11が元管1の垂直中立面HCLより偏心した位置で且つ穿孔操作口9内の上部位置(仮想線Fで示す位置)から下部位置(実線Gで示す位置)まで図外の適宜駆動源(油圧シリンダーあるいは図10の火薬55の爆発力等)で垂直中立面HCLに平行に下降駆動するように内蔵される。
図1、図2、図5〜図7に示すように、その穿孔ピストン11はこれの軸方向先端部(下端部)に下降に伴い元管1の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔31を形成する刃先部12を形成し、かつ軸方向中間部に偏心穿孔31と分岐管接続口8とを連通させる貫通孔13を軸方向と直交するよう形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって貫通孔13より円周方向に90°程偏した箇所に、偏心穿孔31を閉塞可能な円弧シール面14を形成している。穿孔ピストン11の貫通孔13より後方部位11aの外周の周溝15にはシール材16が嵌め込まれている。なお、穿孔ピストン11は穿孔操作口9内の下部位置(実線Gで示す位置)では貫通孔13が分岐管接続口8に合致し且つ貫通孔13より後方部位11aで穿孔操作口9を封口する。
第1分割継手4の分岐管接続口8には分岐管2のスティフナー28を内嵌した管端がOリング29を介して挿入されることで接続されている。この場合、分岐管接続口8の内周に設けてある食込歯30が分岐管2の管端の外周に抜止め状に食込むようにしている。
穿孔操作口9の開口端部9aはこれの外周の雄ねじ34にプラグ33をねじ込むことにより密封している。図示例では、プラグ33に防水キャップ35を被せているが、防水キャップ35は必ずしも必要とするものではない。なお、図1中、32は、偏心穿孔31の形成により発生した切削片である。
本発明は、上記のような構成の活管分岐用継手3において、上述のように穿孔ピストン11に円弧シール面14を形成していることに加えて、穿孔操作口9内に対し穿孔ピストン11が貫通孔13を分岐管接続口8に合致させる連通位置と円弧シール面14で偏心穿孔31を閉塞する遮断位置の二位置にわたって軸心回りに回転可能に内蔵されていることに特徴を有する。
穿孔操作口9内での穿孔ピストン11の下降および回転手段の具体例について説明する。
図6に示すように、穿孔ピストン11の外周一部にセットボルト等による突起17を突出させる一方、図1、図2に示すように穿孔操作口9の内周一部に突起17が摺動する案内縦溝18を垂直方向に設けるとともに、該案内縦溝18の下端に略1/4周長の案内横溝19を直角に連通するように設ける。かくして、穿孔ピストン11は元管1の垂直中立面HCLより偏心した位置で且つ穿孔操作口9内の上部位置(仮想線Fで示す位置)から貫通孔13が分岐管接続口8に合致する下部位置(実線Gで示す位置)まで突起17を案内縦溝18に沿って摺動させることにより図外の適宜駆動源(油圧シリンダーあるいは図10の火薬55の爆発力等)で垂直中立面HCLに平行に下降させることができる。この穿孔ピストン11の下降により図1、図2のように刃先部12で元管1の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔31を形成する活管分岐状態(分岐取出し状態)が得られる。
この活管分岐状態の下で、図外の工具を穿孔操作口9の開口端部9aから差し込んで該工具の先端部を穿孔ピストン11の上端面中央に設けた四角形の凹部20に嵌合させ、該工具を回して穿孔ピストン11を軸心回りに90度回転させると、図3、図4に示すように、突起17が案内横溝19に沿って摺動して該案内横溝19の端部19aに達する時点で偏心穿孔31が円弧シール面14で閉塞される遮断状態が得られる。
なお、穿孔ピストン11の上端面中央に設ける四角形の凹部20は長方形に形成し、その凹部20の長辺側の向きと短辺側の向きが偏心穿孔31の「開」又は「閉」にそれぞれ合致するように設定しておくと、穿孔操作口9の上方からその凹部20の長辺側と短辺側の向きを確認することにより偏心穿孔31が「開」であるか「閉」であるかを容易に確認することができる。
次に、上記のように活管分岐用継手3により元管1の軸方向一部の円周一部に偏心穿孔31を形成するとともに元管1と分岐管2とを偏心穿孔31を介して連通状に接続した活管分岐状態から、家屋の解体等により発生する不使用の分岐管2を切断・撤去する工法について説明する。
まず、図3、図4に示すように、プラグ33及び防水キャップ35を穿孔操作口9の開口端部9aから取り外す。次いで、図外の工具を穿孔操作口9の開口端部9aから差し込み、該工具の先端部を穿孔ピストン11の上端面中央の凹部20に嵌合させて前記工具を回して穿孔ピストン11を軸心回りに90度回転させることにより、図3、図4のように偏心穿孔31を円弧シール面14で閉塞する遮断状態を得る。これにより分岐管2内の流体流通状態を遮断することができる。かかる分岐管2の遮断作業は穿孔操作口9の開口端部9aを開放して穿孔ピストン11を回転させるだけの簡単かつ迅速な操作で行うことができ、図11の遮断用バッグを使用する工法や図12のスクイズオフ工具を用いる工法に比べて、作業効率を向上させることできる。
次いで、図8に示すように、分岐管2を分岐管接続口8のすぐそばで切断して撤去する。このように分岐管2を分岐管接続口8のすぐそばで切断することにより分岐管2の残存長さを非常に短くすることができるため、当該箇所の近傍においても他の水道工事等を残存分岐管に邪魔されること無く安全に行うことができる。
最後に、図9に示すように、分岐管2の切断口2aをキャップ36で閉塞するとともに、穿孔操作口9の開口端部9aをプラグ33で再密封する。必要に応じて、プラグ33に防水キャップ35を被せる。
本発明の一実施例の活管分岐用継手を、元管に偏心穿孔を形成した後の状態で示す縦断正面図である。 同活管分岐用継手を、元管に偏心穿孔を形成した後の状態で示す横断平面図である。 同活管分岐用継手を、穿孔ピストンで偏心穿孔を閉塞した状態で示す縦断正面図である。 同活管分岐用継手を、穿孔ピストンで偏心穿孔を閉塞した状態で示す横断平面図である。 穿孔ピストンの平面図である。 穿孔ピストンの側面図である。 穿孔ピストンの半欠截縦断面図である。 同活管分岐用継手を、分岐管を切断した状態で示す縦断正面図である。 同活管分岐用継手を、穿孔操作口をプラグで、また分岐管の切断口をキャップでそれぞれ塞いだ状態で示す縦断正面図である。 従来例の活管分岐用継手の一部切り欠き斜視図である。 従来例の遮断用バッグを使用して分岐管を閉塞する工程図である。 従来例のスクイズオフ工具を用いて分岐管を閉塞する工程図である。
符号の説明
1 元管
2 分岐管
2a 切断口
3 活管分岐用継手
4 第1分割継手
5 第2分割継手
7 元管当接口
8 分岐管接続口
9 穿孔操作口
10 元管当接面
11 穿孔ピストン
12 刃先部
13 貫通孔
14 円弧シール面
31 偏心穿孔
33 プラグ
36 キャップ
HCL 垂直中立面
LCL 水平中立面

Claims (2)

  1. 元管の軸方向一部の円周一部に偏心穿孔を形成するとともに該元管と分岐管とを前記偏心穿孔を介して連通状に接続する活管分岐用継手において、
    前記元管の軸方向一部を抱合する一対の第1,2分割継手を備えており、
    前記第1分割継手は、これの一側端に前記元管の軸方向一部の円周一側部に密封状に当接する元管当接口を、他側端に分岐管接続口をそれぞれ有するとともに、前記元管当接口と分岐管接続口間の中間部に穿孔操作口を前記元管当接口及び分岐管接続口と交差して連通するよう垂直に形成しており、
    前記穿孔操作口内には穿孔ピストンが前記元管の垂直中立面より偏心した位置で該垂直中立面に平行に下降するように内蔵され、この穿孔ピストンはこれの軸方向先端に前記下降に伴い前記元管の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔を形成する刃先部を形成し、かつ軸方向中間部に前記偏心穿孔と前記分岐管接続口とを連通させる貫通孔を軸方向と直交するよう形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって前記貫通孔より偏した箇所に、前記偏心穿孔を閉塞可能な円弧シール面を形成しており、
    前記穿孔操作口内に対し前記穿孔ピストンは前記貫通孔を前記分岐管接続口に合致させる連通位置と前記円弧シール面で前記偏心穿孔を閉塞する遮断位置の二位置にわたって軸心回りに回転可能に内蔵されていることを特徴とする、活管分岐用継手。
  2. 元管の軸方向一部が第1,2分割継手で抱合されており、
    前記第1分割継手は、これの一側端に前記元管の軸方向一部の円周一側部に密封状に当接する元管当接口を、他側端に分岐管接続口をそれぞれ有するとともに、前記元管当接口と分岐管接続口間の中間部に穿孔操作口を前記元管当接口及び分岐管接続口と交差して連通するよう垂直に形成しており、
    前記穿孔操作口内には穿孔ピストンが前記元管の垂直中立面より偏心した位置で該垂直中立面に平行に下降するように内蔵され、この穿孔ピストンはこれの軸方向先端に前記下降に伴い前記元管の周壁一部を削ぎ落として偏心穿孔を形成する刃先部を形成し、かつ軸方向中間部に前記偏心穿孔と前記分岐管接続口とを連通させる貫通孔を軸方向と直交するよう形成するとともに、軸方向中間部の外周一部であって前記貫通孔より偏した箇所に、前記偏心穿孔を閉塞可能な円弧シール面を形成しており、
    前記分岐管接続口に分岐管を接続しており、
    前記穿孔操作口の開口端部はプラグで密封している、活管分岐状態において、
    上記活管分岐状態から前記分岐管を切断・撤去するに際し、
    前記プラグを前記穿孔操作口の開口端部から取り外す工程と、
    次いで、前記穿孔ピストンを軸心回りに回転させて前記円弧シール面で前記偏心穿孔を閉塞する工程と、
    次いで、前記分岐管を前記分岐管接続口の直近箇所で切断する工程と、
    最後に、前記分岐管の切断口をキャップで閉塞するとともに、前記穿孔操作口の開口端部を前記プラグで再密封する工程と、
    を含むことを特徴とする、分岐管の切断・撤去工法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624283A (en) * 1979-07-20 1981-03-07 Goetaverken Ab Fitting metal of ttjoint
JP2006258256A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tokyo Gas Co Ltd 樹脂製分岐管の撤去方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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