JP2008208491A - 保湿不織布 - Google Patents

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Abstract

【課題】肌ざわりや拭取り性などの使用感、吸水性や保水性など機能性に優れた保湿不織布を提供する。さらに、保湿液転移性、肌の保湿作用など機能性に優れた保湿不織布を提供する。
【解決手段】不織布原紙の重量に対して水溶性成分を1%以上含有する保湿不織布であって、当該保湿不織布の平衡水分率と当該保湿不織布から水溶性成分を除去した際の平衡水分率とを比較した場合の平衡水分率増加率が0.5%以上であるものとしている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、保湿成分を含有させることで保湿性を付与した保湿不織布に関し、詳しくは拭き取りや介護用途、化粧用途などに利用され、吸水性や保水性、拭き取り性や肌ざわりを良くして、肌の保湿や、乾燥肌や冬季の肌の乾燥時に拭き取りなどに好ましく用いられるようにした保湿不織布に関する。
従来のウェットティシュとしては、不織布に200〜500%程度の水、アルコールを主成分とする液を染み込ませたものが存在する(特許文献1)。
さらに、従来の保湿ティシュとしては、ティシュペーパーに各種の保湿成分を含浸させたものが存在する(特許文献2)。
また、従来のドライ不織布としては、木綿などのセルロース繊維と熱可塑性繊維を含有するスパンレース不織布で繊維密度をコントロールすることで風合いを良くした清拭用スパンレース不織布が存在する(特許文献3)。
特開2005−287710号公報 特開平5−156596号公報 特許第3578859号公報
ところが、従来のウェットティシュは、1)使用時に冷たく、2)皮膚を刺激し、3)防腐剤が必須であり、4)乾燥を防ぐための包装容器が必要である、という問題点を有し、肌の刺激に対して弱者である赤ちゃんや老人に使用すると、皮膚トラブルの原因になることがあった。
さらに、従来の保湿ティシュでは、1)強度が弱く、2)保水性が少なく、3)肌への保湿効果を高めるために保湿成分の含浸量を多くしようとすると強度が弱くなる、という問題点を有し、鼻かみ用などに用途が限定されていた。
また、従来のドライ不織布では、製造法を工夫することにより柔らかさにおいては多少の改善は見られるが、滑らかさ、しなやかさ、しっとり感などは不十分であった。
そこで、本発明は、従来のウェットティシュや保湿ティシュが有する問題点を解消し、肌ざわりや拭取り性などの使用感、吸水性や保水性など機能性に優れた保湿不織布を提供することである。さらに、本発明は、保湿液転移性、肌の保湿作用など機能性に優れた保湿不織布を提供することである。
本発明にかかる保湿不織布は、不織布原紙の重量に対して水溶性成分を1%以上含有し、当該保湿不織布の平衡水分率と当該保湿不織布から水溶性成分を除去した際の平衡水分率とを比較した場合の平衡水分率増加率が0.5%以上としている。保湿不織布とは保湿成分を含有する不織布である。水溶性成分とは保湿不織布を60℃の蒸留水で洗浄したときに流失する成分(脱落繊維は除く)とする。水溶性成分には、保湿成分、保湿成分が大気と平衡状態にあるときに保持する水分、親油性物質を界面活性剤で可溶化や乳化するなどして水溶性や水分散性とした成分などが含まれる。
水溶性成分含有量は、不織布原紙の重量に対して1〜250%、好ましくは5〜150%、更に好ましくは10〜100%である。水溶性成分含有量は不織布原紙に塗布する保湿液の塗工量によりコントロールすることができる。水溶性成分含有量が1%より少ないと不織布が硬く感じられる。250%より多いとべたつき感がある。保湿不織布に柔らかさ、サラッとした滑らかな肌触りの良さを求める場合には10〜50%が最も好ましい。保湿不織布にしっとり感や肌への保湿効果を求める場合には50〜100%が最も好ましい。
保湿不織布の平衡水分率と当該保湿不織布から水溶性成分を除去した際の平衡水分率とを比較した場合の平衡水分率増加率は好ましくは0.5〜40%、更に好ましくは1.0〜20%である。保湿不織布に柔らかさ、サラッとした滑らかな肌触りの良さを求める場合には1.0〜3.0%が最も好ましい。保湿不織布にしっとり感や肌への保湿効果を求める場合には3.0〜10%が最も好ましい。平衡水分率増加率が0.5%以下であると、保湿不織布の柔らかさ、しっとり感等の特性の発現が不十分となる。平衡水分率増加率が40%以上であるとベタツキ感が強くなり好ましくない。
さらに、本発明にかかる保湿不織布は、最も強い方向の単位目付あたりのF5値が0.40N・m2 /g以下で、最も弱い方向の強度が1.0N以上であるものとしている。この条件を満たす保湿不織布は触感が柔らかく、使用時に手に馴染んで変形するため使用感が良いが、使用に耐えられる十分な強度をもつ。
最も強い方向の単位目付あたりのF5値は0.40N・m2 /g以下、好ましくは0.20N・m2 /g以下、更に好ましくは0.15N・m2 /g以下である。最も強い方向の単位目付あたりのF5値が0.40N・m2 /g以上であると、保湿不織布が硬く感じられ、ゴワゴワ感があり、使い心地が悪い。
最も弱い方向の強度は1.0N以上、好ましくは2.0N以上、さらに好ましくは3.0N以上である。最も弱い方向の強度が1.0N以上でないと、使用時に破れてしまい、使い勝手が悪い。
さらに、本発明にかかる保湿不織布は、ラローズ法における測定開始から5秒経過時における保湿不織布1gあたりの吸水量が0.03〜2.50ml/gで、保水率が3.0以上であるものとしている。この条件を満たす不織布を使用して濡れた肌を拭くと、肌にある水分によって保湿不織布に含まれる保湿成分が溶け出し、適度な量の保湿成分が水分とともに肌に残るため、肌にしっとり感、保湿感が強く感じられる。
ラローズ法における測定開始から5秒経過時における保湿不織布1gあたりの吸水量は0.03〜2.50ml/gである。使用時の肌への保湿性を重視する場合には0.03〜0.30ml/gが好ましく、使用時の吸水性を重視する場合には0.30〜2.50ml/gが好ましい。吸水量が0.03ml/g以下であると、濡れた肌を拭くときに拭き残しが多く、使用感が悪い。吸水量が2.50ml/g以上であると、拭き残しが少なくなりすぎて、保湿不織布の保持する保湿成分が肌に転写しにくくなり、肌にしっとり感、保湿感が残らない。
保水率は好ましくは3.0以上、更に好ましくは4.0以上である。保水率が3.0以下であると、濡れた肌を拭くとすぐに水分が飽和状態になり、拭き取りシートとしての役目を果たさなくなる。
さらに、本発明にかかる保湿不織布は、ハンドルOメーターにおける最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度が5.0mN・m2 /g以下であるものとしている。また、カンチレバー法における最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度が1.5mm・m2 /g以下であるものとしている。この条件を満たす保湿不織布はしなやかで、曲げ柔らかく、ドレープ性が良い。
ハンドルOメーターにおける最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度は5.0mN・m2 /g以下、好ましくは4.0mN・m2 /g以下である。カンチレバー法における最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度は好ましくは1.5mm・m2 /g以下である。これらの条件を満たさない保湿不織布は曲げ硬く、使用時にゴワゴワ感を感じる。
ドレープ係数は68%以下、好ましくは65%以下、更に好ましくは60%以下であることが望ましい。ドレープ係数が68%以下であるとしなやかで、肌沿い性が良く、ワイパーとして使用すると手に沿って変形しやすいため、細かい部分を拭くときに好適に用いられる。
KES曲げ剛性B値は最もB値が大きい方向の値が0.20gf・cm/cm以下、好ましくは0.15gf・cm/cm以下、更に好ましくは0.10gf・cm/cm以下であることが望ましい。最も大きい方向のKES曲げ剛性B値が0.20gf・cm/cm以下であると、保湿不織布が曲げ柔らかく感じる。ワイパーとして使用した場合にもゴワゴワ感を感じることがない。
KESせん断剛性G値は最もG値が大きい方向の値が2.00g/cm・degree以下、好ましくは1.50g/cm・degree以下、さらに好ましくは1.30g/cm・degree以下である。KESせん断剛性G値は不織布にずりの力が加わったときの応力を示す値であり、G値が小さいと曲げ柔らかさ、肌沿い性の良さにつながる。最も大きい方向のKESせん断剛性G値が2.00g/cm・degree以下であると、保湿不織布が柔らかく感じ、ワイパーとして使用した場合にもゴワゴワ感を感じることがない。
さらに、本発明にかかる保湿不織布は、摩擦感テスターによるMIU値が0.45以下であるものとしている。この条件を満たす保湿不織布に触ると滑らかさを感じる。MIU値が0.45以上である保湿不織布は表面を触った時に滑らかさを感じない。
さらに、本発明にかかる保湿不織布は、初期熱流束最大値Qmaxが0.08〜0.30J/cm2 /secであるものとしている。
初期熱流束最大値Qmaxは好ましくは0.09〜0.20J/cm2 /secである。保湿不織布に柔らかさ、サラッとした滑らかな肌触りの良さを求める場合には0.09〜0.115J/cm2 /secが最も好ましい。保湿不織布にしっとり感や肌への保湿効果を求める場合には0.115〜0.20が最も好ましい。Qmaxが0.08J/cm2 /sec以下であるとしっとり感を感じない。Qmaxが0.30J/cm2 /sec以上であると触れたときに冷たく感じる。
水溶性成分を担持させる前の不織布、すなわち、不織布原紙の製造は、通常の不織布製造技術を採用することができる。
具体的には、スパンレース法、スパンボンド法、湿式法、エアーレイド法、ケミカルボンド法、メルトブロー法などが挙げられる。これらの製造法を組み合わせて製造することもできる。水流で繊維を交絡して、繊維がルーズに結合しているスパンレース法が好ましい製造技術である。なかでもパルプやレーヨンなどのセルロース系繊維を含有するスパンレース不織布は吸水性がよく、しっとり感が増すためより好ましい。
不織布原紙の目付を20〜100g/m2 に設定できる。目の周りなど細かい部分を拭く用途など、しなやかさ、ドレープ性などが重視される場合は好ましくは30〜60g/m2 、さらに好ましくは40〜50g/m2 である。一方、体全体を拭く用途など大きな吸水量、強度などが重視される場合は40〜100g/m2 、さらに好ましくは50〜80g/m2 である。
水溶性成分は不織布原紙に保湿液を塗工することにより不織布に担持させることができる。保湿液は保湿成分、水、油類、油類を保湿液に分散させるための界面活性剤などを含むことができる。保湿液中の水分量を保湿液の平衡水分率付近に調整した状態で塗工すると、塗工後の乾燥や調湿工程を省略することができ、経済的である。
保湿成分とは水分の保持能力が高い物質で、その具体例としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビット、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、ラクチトール、オリゴ糖アルコール、マルチトール、還元澱粉加水分解物、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、トレハロース、グリシンベタイン、ピロリドンカルボン酸、ピロリドンカルボン酸塩、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸塩、乳酸、乳酸塩、尿素などが挙げられる。
グリセリンは、吸湿力、コスト、安全性の面で好適である。また、ソルビトールは、グリセリンより吸湿力は低いが、一旦取り込んだ水分を保持する能力が高く、グリセリンと併用することにより環境湿度の変化に伴う保湿不織布の水分の変化を緩衝する効果が得られる。
油類の具体例としては、流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素類、オリーブ油、ツバキ油、ヒマシ油、大豆油、やし油、牛脂、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、トリカプリル酸グリセリンなどの油脂類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸セチルなどのエステル油類が挙げられる。
油類が多くなれば、肌への転移性に優れたものとなる。
保湿不織布に含まれる水分は、保湿成分や不織布原紙の吸湿力により保持されている水分である。すなわち保湿不織布が置かれている環境の空気中に含まれる水分と平衡状態にある水分である。ウェットティシュのような不織布重量に対し200%以上の水分を含み、乾燥を防止する包装が必須である製品とは本質的に異なる。ただし、衛生的に保つ目的や、よりしっとり感が高い状態を保つ目的のために、密封した包装をすることや、さらには水分率が高い状態または低い状態で包装することもできる。この包装された保湿不織布の水分率は、23℃50%RHにおける平衡水分率+40%以下であることが好ましく、23℃50%RHにおける平衡水分率+20%以下であることがさらに好ましく、23℃50%RHにおける平衡水分率+10%以下であることが最も好ましい。
保湿液の不織布原紙への塗工方法はグラビア塗工、スプレー塗工、ダイ塗工、ディッピング法など通常の塗工方法から選ぶことができる。片面塗工だけでもよいが、不織布の表裏の肌触りを揃えるためには両面塗工が好ましい。
本発明にかかる保湿不織布は、肌ざわりや拭取り性などの使用感、吸水性や保水性など機能性に優れたものとなった。さらに、本発明にかかる保湿不織布は、保湿液転移性、肌の保湿作用など機能性に優れたものとなった。
以下、本発明にかかる保湿不織布を実施例に基づいて詳細に説明する。
〔実施例1〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)をパルパーで離解し、円網式抄紙機により坪量約30g/m2 のパルプ紙を作製した。レーヨン繊維(1.1dtex38mm)を2台のカード機で解繊し、目付約10g/m2 の1対の繊維ウェブを作製した。上記のパルプ紙を1対の繊維ウェブの間に挟み、搬送ベルトに供給した。搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付52.4g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径80μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧4.5MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にスプレー塗工法により、保湿液を塗布した。保湿液の塗布量を変えたサンプルを3種類作製した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定するとそれぞれ68.4(実施例1−1とする)、74.4(実施例1−2とする)、107.5g/m2 (実施例1−3とする)であった。
保湿液はグリセリン60重量%、ソルビトール10重量%、デカグリセリンモノステアリン酸エステル1重量%、流動パラフィン5重量%、ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタンモノステアレート1重量%、ソルビタンモノステアレート0.4重量%、水22.6重量%の配合処方であった。
保湿加工を行う前の不織布を比較例1とした。
実施例1−1、1−2、1−3、比較例1の性能試験の結果および官能試験の評価を表1に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験および官能試験は、以下に述べるようにして行った。
Figure 2008208491
〔実施例2〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)をパルパーで離解し、円網式抄紙機により坪量約30g/m2 のパルプ紙を作製した。レーヨン繊維(1.1dtex38mm)を50重量%、PET繊維(1.1dtex38mm)を50重量%配合した繊維を2台のカード機で解繊し、目付約10g/m2 の1対の繊維ウェブを作製した。上記のパルプ紙を1対の繊維ウェブの間に挟み、搬送ベルトに供給した。搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付50.2g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径80μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧4.5MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にスプレー塗工法により、保湿液を塗布した。保湿液の塗布量を変えたサンプルを3種類作製した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定するとそれぞれ58.2(実施例2−1とする)、71.6(実施例2−2とする)、103.7g/m2 (実施例2−3とする)であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例2とした。
実施例2−1、2−2、2−3、比較例2の性能試験の結果および官能試験の評価を表2に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験および官能試験は、以下に述べるようにして行った。
Figure 2008208491
〔実施例3〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)をパルパーで離解し、円網式抄紙機により坪量約25g/m2 のパルプ紙を作製した。レーヨン繊維(1.7dtex40mm)を2台のカード機で解繊し、目付約13g/m2 の1対の繊維ウェブを作製した。上記のパルプ紙を1対の繊維ウェブの間に挟み、搬送ベルトに供給した。搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付51.7g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径100μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧5.0MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると70.1g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例3とした。
実施例3、比較例3の性能試験の結果および官能試験の評価を表3に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
〔実施例4〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)をパルパーで離解し、円網式抄紙機により坪量約32g/m2 のパルプ紙を作製した。レーヨン繊維(1.7dtex40mm)を50重量%、PET繊維(1.6dtex44mm)を50重量%配合した繊維を1台のカード機で解繊し、目付約14g/m2 の繊維ウェブを作製した。上記のパルプ紙を繊維ウェブの上に重ね、搬送ベルトに供給した。搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付45.5g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径100μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧3.5MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると57.0g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例4とした。
実施例4、比較例4の性能試験の結果および官能試験の評価を表3に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
Figure 2008208491
〔実施例5〕
レーヨン繊維(1.7dtex40mm)を2台のカード機で解繊し、搬送ベルトに供給した。搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付46.0g/m2 のスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径100μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧5.0MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると64.4g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例5とした。
実施例5、比較例5の性能試験の結果および官能試験の評価を表4に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
〔実施例6〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)を50重量%、レーヨン繊維(1.7dtex10mm)を50重量%配合した原料を使用して、短網式抄紙機によりパルプ紙を作製した。このパルプ紙を搬送ベルトに供給し、搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付43.2g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径100μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧4MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると56.4g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例6とした。
実施例6、比較例6の性能試験の結果および官能試験の評価を表4に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
Figure 2008208491
〔実施例7〕
針葉樹クラフトパルプ(キャンフォー社製ハウサンド400)を50重量%、レーヨン繊維(1.7dtex10mm)を50重量%配合した原料を使用して、短網式抄紙機によりパルプ紙を作製した。このパルプ紙を搬送ベルトに供給し、搬送ベルトの走行経路に配置されたウォータージェット処理装置で交絡一体化処理を行い、目付51.1g/m2 のパルプ入りスパンレース不織布を得た。ウォータージェット処理は孔径100μm、1mmピッチのノズルを使用し、水圧4MPaで処理した。
こうして得られた不織布に保湿加工を施した。不織布にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると74.3g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例7とした。
実施例7、比較例7の性能試験の結果および官能試験の評価を表5に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
〔実施例8〕
市販のリード クッキングペーパー(目付38.1g/m2 )にグラビア塗工法により、保湿液を塗布した。風乾、調湿後、保湿不織布の目付を測定すると55.6g/m2 であった。保湿液は実施例1と同じ保湿液を使用した。
保湿加工を行う前の不織布を比較例8とした。
実施例8、比較例8の性能試験の結果および官能試験の評価を表5に示した。なお、前記実施例、比較例の性能試験、官能試験は、以下に述べるようにして行った。
Figure 2008208491
<性能試験>
サンプルはJIS P8111(紙、板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態)に従って23℃、50%RHの環境で調湿して試験を行った。
(目付)
JIS L1913(一般短繊維不織布試験方法)単位面積あたりの質量を目付とした。
(水溶性成分含有率)
以下の手順により測定した。
100mm×100mmの大きさに裁断したサンプル5枚を標準状態(23℃、50%)で調湿して重量を測定する(その重量をAとする。すなわち、A=(不織布繊維の重量)+(不織布繊維の平衡水分重量)+(保湿成分重量)+(保湿成分の平衡水分重量)となる)。そのサンプルを60℃の蒸留水2L中で攪拌しながら10分間洗浄し、サンプルの水を充分に切る(脱落繊維があるときはろ紙を用いてろ過し、得られた脱落繊維を不織布サンプルと同様に操作して不織布サンプルの重量Bに加える)。105℃の熱風乾燥器を用いて3時間乾燥させ、再び標準状態(23℃、50%)で調湿して重量を測定する(その重量をBとする。すなわち、B=(不織布繊維の重量)+(不織布繊維の平衡水分重量)となる)。このとき次式により水溶性成分含有率を計算する。
水溶性成分含有率(%)=(A−B)÷B×100
(平衡水分率)
JIS P8127(紙及び板紙−水分試験方法−乾燥器による方法)を参考に、以下の手順により測定した。
100mm×100mmの大きさに裁断したサンプル5枚を標準状態(23℃、50%)で調湿して重量を測定する(その重量をAとする)。そのサンプルを秤量瓶(筒型で胴径60mm、高さ80mmの大きさの秤量瓶を使用)に入れふたを閉じて重量を測定する(その重量をBとする)。秤量瓶のふたを開けて105℃の熱風乾燥器に3時間入れて乾燥させ、秤量瓶のふたを閉めてデシケーター中で、23℃になるまで冷却して重量を測定する(その重量をCとする)。このとき次式により平衡水分率を計算する。
平衡水分率(%)=(B−C)÷A×100
(平衡水分率増加率)
上記の方法で、保湿不織布の平衡水分率と保湿不織布から水溶性成分を除去した際の不織布(保湿加工前の不織布)の平衡水分率を測定し、その差を取って平衡水分率増加率とした。
平衡水分率増加率(%)=(保湿不織布の平衡水分率)−(保湿不織布から水溶性成分を除去した際の平衡水分率)
(強伸度測定)
JIS L1913(一般短繊維不織布試験方法)に従って測定した。ただし、サンプル幅50mm、つかみ間隔を100mm、引張速度300mm/minで試験を行った。F5値は、サンプルが5%伸張した時点の応力を測定した。
(吸水量)
ラローズ法により試験開始より5秒時点、10秒時点、飽和時点の吸水量を測定した。サンプル重量で吸水量を割ることによりサンプル1gあたりの吸水量を計算した。
(保水率)
保水率は次の方法で測定した。
100mm×100mmの大きさに裁断したサンプルを標準状態(23℃、50%)で調湿したあとの重量を測定する(その重量をAとする)。そのサンプルをバットに入れた蒸留水の中に60秒間浸漬した後、傾斜角度30°の金網上に60秒間放置し、すばやくはかりにのせて重量を測定する(その重量をBとする)。このとき次式により保水率を計算する。
保水率=(B−A)÷A
(剛軟度)
JIS L1096(一般織物試験方法)剛軟性 A法(45°カンチレバー法)、E法(ハンドルOメーター法)、G法(ドレープ係数)のそれぞれに従って測定した。ただし、E法においては、サンプルサイズを100mm×100mmとし、サンプルの中央位置で測定した。スリット幅は10mmとした。
(KES 表面試験)
カトーテック株式会社KES SE摩擦感テスターにより測定した。摩擦子表面にシリコーンラバーを貼った摩擦子(カトーテック株式会社製KES SE用シリコーンセンサー)を使用した。摩擦子接触面積1cm2 、荷重25gf/cm2 、試料台移動速度1mm/secで測定した。各試料の裏面と表面について、たて方向、よこ方向の測定を行い、すべてのデータを平均した。
(KES 純曲げ試験)
カトーテック株式会社KES FB2純曲げ試験機により曲げ剛性B、曲げヒステリシス幅2HBを測定した。試料幅200mm、標準高感度条件で測定した。試料の大きさが200mmよりも小さいときには試料幅100mmで測定しても良い。
(KES せん断試験)
カトーテック株式会社KES FB1せん断試験機によりせん断剛性G、せん断0.5°におけるヒステリシス幅2HGを測定した。試料幅200mm、標準高感度条件で測定した。
(初期熱流束最大値Qmax)
カトーテック株式会社KES F7 THERMO LABO によりQmaxを測定した。サンプル温度は20℃、銅板初期温度は30℃、接触圧は10gf/cm2 で測定した。測定は表面と裏面について測定を行い、データを平均した。
<官能試験>
パネラー10名が、各試料を手で触り、以下の項目を評価した。
(柔らかさ)
大変に柔らかい:4点、柔らかい:3点、やや柔らかい:2点、柔らかくない:1点
パネラー10名の評価点を集計した合計点について、以下の表記を行った。
36〜40点:◎、26〜35点:○、16〜25点:△、10〜15点:×
以下の評価項目についても同様にして合計点を求め、同様の表記を行った。
(滑らかさ)
大変に滑らか:4点、滑らか:3点、やや滑らか:2点、滑らかでない:1点
(しっとり感)
大変にしっとり:4点、しっとり:3点、ややしっとり:2点、しっとりしていない: 1点
(肌の保湿性)
手を水で洗ったあと各試料で手を拭いたとき、肌に感じる潤いを評価した。
肌に潤いを強く感じる:4点、肌に潤いを感じる:3点、肌に潤いをやや感じる:2点、肌に潤いを感じない:1点
(汚れの拭き取り性)
目の周りの汚れを目に刺激を与えないように拭く場面を想定して実験を行った。手のひらの中央に目を想定した直径1cmの円をマジックで描き、手のひら全面にケチャップを塗った。円の中のケチャップには触れないように注意しながら、円の外側のケチャップを試料で拭ったときの拭き取りやすさを評価した。
非常に拭き取り性が良い:4点、拭き取り性が良い:3点、拭き取り性がやや良い:2点、拭き取り性が悪い:1点
〔試験結果〕
いずれの不織布においても、保湿加工していない比較例と較べ、保湿加工してある実施例は、柔らかさ、滑らかさ、しっとり感、肌の保湿性のいずれにおいても大きく向上する。肌の汚れの拭き取り性においては比較例の不織布でも汚れはとれるが、滑らかさ、柔らかさに劣るため、ゴワゴワして細かい作業がしにくい。また肌に対する物理的刺激が大きい。
実施例1および実施例2においては保湿液塗布量を変えたサンプルを作製した。保湿液塗布量の少ない実施例1−1や実施例2−1においても十分柔らかい。しっとりというより、サラッとした感触であった。保湿液塗布量が増えるとともにしっとり感が増してくる。実施例1−3や実施例2−3においては肌が保湿される感じがはっきりと分かる。
実施例3のように強い水流交絡処理を行った不織布においても保湿加工を行うと、触感に優れた保湿不織布となる。
実施例4のようにパルプの配合量の多い不織布において保湿加工を行うと、特にしっとり感に優れた柔らかい不織布が得られる。また、優れた吸水性を示す。
実施例5のようにパルプを配合していない不織布においても保湿加工を行うと、元より柔らかい不織布がさらに柔らかくなり、しっとり感も付与できる。
実施例6や7のような湿式不織布においても保湿加工を行うと、触感に優れた保湿不織布となる。
実施例8のようなエアーレイド法で作製した不織布においても保湿加工を行うと、柔らかさ、しっとり感、肌の保湿性が向上する。

Claims (7)

  1. 不織布原紙の重量に対して水溶性成分を1%以上含有する保湿不織布であって、当該保湿不織布の平衡水分率と当該保湿不織布から水溶性成分を除去した際の平衡水分率とを比較した場合の平衡水分率増加率が0.5%以上であることを特徴とする保湿不織布。
  2. 最も強い方向の単位目付あたりのF5値が0.40N・m2 /g以下で、最も弱い方向の強度が1.0N以上であることを特徴とする請求項1記載の保湿不織布。
  3. ラローズ法における測定開始から5秒経過時における保湿不織布1gあたりの吸水量が0.03〜2.50ml/gで、保水率が3.0以上であることを特徴とする請求項1または2記載の保湿不織布。
  4. ハンドルOメーターにおける最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度が5.0mN・m2 /g以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の保湿不織布。
  5. カンチレバー法における最も剛軟度が大きい方向の単位目付あたりの剛軟度が1.5mm・m2 /g以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の保湿不織布。
  6. 摩擦感テスターによるMIU値が0.45以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の保湿不織布。
  7. 初期熱流束最大値Qmaxが0.08〜0.30J/cm2 /secであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の保湿不織布。

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