JP2008205208A - 電子回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランドの形状を変更する必要なく、はんだ付けの際に後付け用の挿入穴がはんだで塞がれることを防ぐことができる電子回路基板を提供する。
【解決手段】プリント配線板1にリード挿入用の挿入穴2と、この挿入穴2の周囲にてプリント配線板1の表面にランド3を設けた電子回路基板に関する。プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、ランド3の表面の一部に、はんだ広がり防止用に塗布する。はんだ付けの際にランド3の表面に付着したはんだ7が挿入穴2の全周を囲むように広がることを、実装部品4を仮接着するための接着剤6を利用して防ぐことができ、挿入穴2の内周にはんだ7の膜が張って、後付け用の挿入穴2がはんだ7で塞がれることを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板に電子部品などの実装部品をはんだ付けして実装する電子回路基板に関するものである。
プリント配線板1に電子部品などの実装部品4を実装するにあたっては、プリント配線板1に設けた挿入穴2に実装部品4のリード5を挿入し、挿入穴2の周囲のランド3にリード5をはんだ7で接合固定することによって、行なわれている。そして実装部品4がはんだ付けの際にプリント配線板1から脱落することを防止するために、実装部品4をプリント配線板1に接着剤6で仮固定することが行なわれている。
図10はその一例を示すものであり、プリント配線板1に貫通する挿入穴2を設け、実装部品4の実装側と反対側のプリント配線板1の表面において挿入穴2の周囲にランド3が設けてある。そして図10(a)のように、プリント配線板1の表面に接着剤6を塗布し、挿入穴2にリード5を挿入した実装部品4をこの接着剤6で仮固定する。このように実装部品4をプリント配線板1に接着剤6で仮固定してセットした後、プリント配線板1のランド3を形成した面を溶融はんだ浴の表面に接触させるフローはんだを行なうことによって、図10(b)のようにランド3とリード5の間をはんだ7で接合固定する。溶融したはんだ7は、金属のランド3やリード5には濡れ易いが、樹脂材料で形成されるプリント配線板1の絶縁基板11には濡れ難いので、はんだ7はランド3とリード5のみに付着し、リード5をランド3にはんだ付けすることができるものである(例えば特許文献1等参照)。
上記のようにフローはんだ付けしてプリント配線板1に実装部品4を実装するにあたって、プリント配線板1にはこのフローはんだ付けの後の工程で他の実装部品4を後付け実装するための挿入穴2が設けられていることがある(図10の挿入穴2b)。
このような後付け用の挿入穴2bを設けたプリント配線板1に上記のようにフローはんだを施すと、図10(b)に示すようにこの後付け用の挿入穴2bがはんだ7で塞がれるおそれがあり、後付けの実装部品4をこの挿入穴2bによって実装することができなくなることがある。
これは、図10(c)のようにランド3は挿入穴2の全周を囲むように円形に形成されているので、フローはんだの際に溶融したはんだ7は挿入穴2の全周を囲むようにランド3の表面に付着し(図10(c)にはんだ7の付着を斜線で示す)、挿入穴2の全周を囲むはんだ7の矢印のような表面張力で、挿入穴2の内周にはんだ7の膜が形成され、このはんだ7の膜で挿入穴2が塞がれるものである。
そこで、挿入穴2がはんだ7で塞がれることを防止するために、図10(d)のように後付け用の挿入穴2bのランド3を、一部に切欠部12が形成されたC字状に形成することが行なわれている。このようにランド3をC字状に形成すると、ランド3に付着したはんだ7で挿入穴2bの全周が囲まれることがなくなり、切欠部12で表面張力が途切れて、はんだ7の膜が挿入穴2bの内周に形成されないようにすることができるものである。
しかし、ランド3は銅箔等のパターン加工で形成されるものであり、このように一部のランド3の形状をC字状に変更する場合、パターン版の変更などが必要となり、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じるものであった。
また、挿入穴2に挿入したリード5が抜け落ちることを防止するために、図11(a)のように、挿入穴2から突き出たリード5の先部を折り曲げてリードクリンチをすることが行われている。そして上記のようにフローはんだ付けをする際に、溶融したはんだ7はこのリード折り曲げ部5aに付着するが、はんだ7はリード5を折り曲げた方向すなわちクリンチ方向へとリード折り曲げ部5aに沿って流れ、図11(a)の矢印のようにランド3の外側へと流れ易い。このようにはんだ7がクリンチ方向に流れると、リード折り曲げ部5aへのはんだ7の付着量が少なくなって、低フィレットのはんだ切れとなり、はんだ7による固定強度が低下するおそれがある。
そこで、例えば図11(b)のように、ランド3の形状をリード5のクリンチ方向に長く突出する形状に形成することによって、はんだ7がランド3の外側へ流れることを防止し、はんだ7によるリード折り曲げ部5aの固定強度を確保することが行なわれている(特許文献2参照)。しかしこの場合も、ランド3の形状を変更するためには、パターン版の変更などが必要となり、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じるものであった。
特開平7−235762号公報 特開平11−87895号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ランドの形状を変更する必要なく、はんだ付けの際に後付け用の挿入穴がはんだで塞がれることを防ぐことができ、またリードクリンチ部へのはんだの付着量を確保してはんだ強度を高く得ることができる電子回路基板を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る電子回路基板は、プリント配線板1にリード挿入用の挿入穴2と、この挿入穴2の周囲にてプリント配線板1の表面にランド3を設けた電子回路基板において、プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、ランド3の表面の一部に、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る電子回路基板は、プリント配線板1にリード挿入用の挿入穴2と、この挿入穴2の周囲にてプリント配線板1の表面にランド3を設けた電子回路基板において、プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、挿入穴2に挿入されるリード5のクリンチ方向でのランド3の近傍のプリント配線板1の表面に、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、隣り合うランド3の間の位置に、プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とするものである。
また請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、接着剤6をランド3の厚み以上の高さで塗布して成ることを特徴とするものである。
また請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、はんだ広がり防止用に塗布される接着剤6は、一回塗りで塗布されていることを特徴とするものである。
また請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、はんだ広がり防止用に塗布される接着剤6は、複数回の塗り重ねで塗布されていることを特徴とするものである。
また請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかにおいて、はんだ広がり防止用に塗布される接着剤6は、集合した複数のドットとして塗布されていることを特徴とするものである。
また請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかにおいて、プリント配線板1の表面に複数のランド3を設け、プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、複数のランド3のうち一部のランド3の表面の全面に、ランド3の覆い隠し用に塗布して成ることを特徴とするものである。
また請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかにおいて、プリント配線板1の表面に複数の情報表示8を記載し、プリント配線板1に実装部品4を仮接着するための接着剤6を、複数の情報表示8のうち一部の情報表示8を指示する指示用に塗布して成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、実装部品4の仮接着用の接着剤6をランド3の表面の一部に塗布することによって、はんだ付けを行なう際に、ランド3の表面に付着したはんだ7が挿入穴2の全周を囲むように広がることを、実装部品4の仮接着用の接着剤6を利用して防ぐことができ、挿入穴2の内周にはんだ7の膜が張ることを防止できるものであり、ランド3の形状を変更する必要なく、後付け用の挿入穴2がはんだ7で塞がれることを防ぐことができるものである。
請求項2の発明によれば、実装部品4の仮接着用の接着剤6をリード5のクリンチ方向においてランド3の近傍に塗布することによって、はんだ7がリードクリンチ方向に広がることを、実装部品4の仮接着用の接着剤6を利用して堰き止めて防ぐことができるものであり、ランド3の形状を変更する必要なく、リードクリンチ部3aへのはんだ7の付着量を確保してはんだ強度を高く得ることができるものである。
また請求項3の発明によれば、隣り合うランド3に施したはんだ7が繋がるはんだブリッジの発生を、接着剤6ではんだ7の流れを堰き止めて防ぐことができるものであり、ランド3の間隔を小さくして高密度実装を可能にすることができるものである。
また請求項4の発明によれば、接着剤6ではんだ7の流れを堰き止めてはんだブリッジの発生を防ぐ効果を高く得ることができるものである。
また請求項5の発明によれば、接着剤6の塗布工数が少なくなり、生産性に優れるものである。
また請求項6の発明によれば、接着剤6を厚く塗布することができ、はんだ7の広がり防止の効果を高く得ることができるものである。
また請求項7の発明によれば、はんだ7の広がりを防止するのに適した塗布エリアで接着剤6を塗布することができ、はんだ7の広がり防止の効果を高く得ることができるものである。
また請求項8の発明によれば、複数のランド3をプリント配線板1に共通した配置で形成しておいて、一部のランド3を接着剤6で覆い隠すことによって、個々の品種に対応した配置のランド3を有するプリント配線板1として使用することができるものであり、プリント配線板1を多品種に共用することが可能になるものである。
また請求項9の発明によれば、プリント配線板1に複数の品種の情報を表示する複数の情報表示8を記載しておいて、接着剤6を利用して一部の情報表示8を指示することによって、指示した情報表示8で個々の品種に応じた情報を表示することができるものであり、プリント配線板1を多品種に共用することが可能になるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
プリント配線板1は絶縁基材11に電子回路(図示省略)を設けて形成されるものであり、既述の図1(a)のように、半導体装置その他の電子部品など実装部品4を実装する位置において表裏に貫通する挿入穴2が穿設してある。この挿入穴2の周囲には、プリント配線板1の実装部品4を実装する面と反対側の面において、電子回路に接続されたランド3が形成してある。ランド3は挿入穴2の全周を囲むように円形に形成されるものである。プリント配線板1に複数形成される挿入穴2には、先付けで実装部品4を実装するための挿入穴2aと、この先付けで実装部品4を実装した後に、後付けで実装部品4を実装するための挿入穴2bとがあるが、先付け用の挿入穴2aのランド3も、後付け用の挿入穴2bのランド3も、同じ形状に形成することができるものである。従って、ランド3を銅箔等のパターン加工で形成するにあたって、一部のランド3の形状をC字状などに変更するような必要がなく、パターン版の変更などは不要であって、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じることはないものである。
そしてプリント配線板1に実装する実装部品4がはんだ付けの際に脱落するのを防止するために、実装部品4をプリント配線板1に接着剤6で仮固定することが行なわれているが、本発明では、プリント配線板1に設けたランド3のうち、後付け用の挿入穴2のランド3の表面にこの仮固定用の接着剤6を塗布するようにしてある。ランド3の表面への接着剤6の塗布は、図1(c)に示すように、ランド3の一箇所に内周から外周へと至るように行なわれるものであり、ディスペンサーなどで接着剤6をドット状に塗布する場合には、接着剤6のドットをランド3の内周から外周へと一列に連なって並ぶ配置で塗布するものである。
この接着剤6としては、特に限定されるものではないが、エポキシ樹脂系接着剤を用いることができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂などをエポキシ樹脂成分として含有し、メルカプタン系硬化剤、アミン系硬化剤などを硬化剤成分として含有する接着剤を使用することができるものである。
上記のように後付け用の挿入穴2bのランド3に接着剤6を塗布したプリント配線板1において、先付け用の挿入穴2aで実装部品4を実装するにあたっては、まず、先付け用の挿入穴2aに実装部品4のリード5を挿入する。このとき、図1(a)のように、実装部品4がプリント配線板1から脱落するのを防止するために、プリント配線板1の絶縁基材11に接着剤6を塗布し、実装部品4をこの接着剤6で仮固定する。ランド3への接着剤6の塗布はこの仮固定のための接着剤6の塗布と同時におこなうようにしてもよい。このように実装部品4をプリント配線板1に接着剤6で仮固定してセットした後、プリント配線板1のランド3を形成した面を溶融はんだ浴の表面に接触させるフローはんだを行なうことによって、図1(b)のように先付け用の挿入穴2cに挿入したリード5とランド3にはんだ7を付着させ、ランド3にリード5をはんだ7で接合固定して、実装部品4をランド3に電気的に接続した状態で実装することができるものである。
このように先付け用の挿入穴2aで実装部品4を実装する際には、後付け用の挿入穴2bには実装部品4のリード5を挿入されていないが、フローはんだを行なうときに、この後付け用の挿入穴2bのランド3にも溶融したはんだ7が付着する。しかし、溶融したはんだ7は金属のランド3の表面には濡れて広がるが、ランド3の一部に塗布されている接着剤6の樹脂には濡れ難いので、はんだ7はこの接着剤6を塗布した部分には濡れ広がらず、挿入穴2bの全周を囲むようにはんだ7がランド3の表面を広がることを防ぐことができる(図1(d)に濡れ広がったはんだ7を斜線で示す)。従って、溶融したはんだ7の挿入穴2bの内周での表面張力は、接着剤6を塗布した箇所で途切れることになり、挿入穴2bの内周にはんだ7の膜が張ることを防ぐことができ、後付け用の挿入穴2bがはんだ7で塞がれることを防ぐことができるものである。このように、実装部品4を仮接着するための接着剤6を利用して、後付け用の挿入穴2bがはんだ7で塞がれることを防ぐことができるものであり、後付け用の挿入穴2bのランド3をC字形などの異形に形成するような必要はなくなるものである。
図2は接着剤6の塗布の他の態様を示すものであり、接着剤6を複数のドットが連続して集合するように塗布する場合、接着剤6のドットの配置を縦横方向で並列させたりランダムにしたりすることによって、任意のエリアで接着剤6を塗布することができるものである。図2(a)はランド3の内周から外周へと接着剤6のドットの数を増やすことによって、接着剤6の塗布エリアがランド3の内周から外周へと広がるようにしたものであり、はんだ7の広がりを防止する範囲がランド3の内周から外周へと広がるようにすることができる。図2(b)はランド3の内周から外周へと接着剤6のドットを同じ複数個にして接着剤6の塗布エリアがランド3の内周から外周へと同じ広い幅で形成されるようにしたものであり、はんだ7の広がりを防止する範囲を広くすることができる。図2(c)はランド3の2ヶ所において接着剤6のドットをランド3の内周から外周へと一列に連なる配置で塗布するようにしたものであり、ランド3の2ヶ所ではんだ7の広がりを防止することができる。接着剤6のドットの配置は図2に示すものに限定されるものではなく、はんだ7の広がりを防止するのに適した任意の配置で接着剤6を塗布することができるものである。
図3は本発明の他の実施の形態を示すものであり、実装部品4のリード5を挿入穴2に挿入してはんだ付けするにあたって、挿入穴2から突き出たリード5の先部を折り曲げて折り曲げ部5aでプリント配線板1を挟むことによって、リード5が挿入穴2から抜け落ちることを防止するリードクリンチをした場合の発明である。すなわち、実装部品5のリード5を挿入穴2に差し込んで、ランド3を設けた側のプリント配線板1の表面から突出させ、このリード5の突出した先部をプリント配線板1の側に折り曲げて、リード5の折り曲げ部5aでリードクリンチを行なうにあたって、リード折り曲げ部5aの折り曲げ方向、つまりリード5のクリンチ方向において、ランド3に近接する位置の絶縁基材11の表面に接着剤6を塗布するようにしてある。従って接着剤6は図3(a)に示すように、挿入穴2にリード5を挿入してリード5の先部を折り曲げた際に、リード折り曲げ部5aの先端部が対応することになる位置において、ランド3の近傍位置の絶縁基材11の表面に塗布されることになる。
そしてこのようにランド3の近傍に接着剤6を塗布したプリント配線板1に実装部品4を実装するにあたっては、実装部品4を接着剤6でプリント配線板1に仮接着すると共に実装部品4のリード5を挿入穴2に差し込み、挿入穴2から突き出たリード5の先部を折り曲げて折り曲げ部5aでリードクリンチを行なう。この状態で、既述のようにプリント配線板1のランド3を形成した面を溶融はんだ浴の表面に接触させるフローはんだを行なうことによって、ランド3とリード5にはんだ7を付着させて接合固定し、実装部品4を実装することができるものである。このとき、溶融したはんだ7はリード折り曲げ部5aに付着し、リード折り曲げ部5aの折り曲げた方向すなわちクリンチ方向へとリード折り曲げ部5aに沿って流れ、図3(b)の矢印のようにランド3の外側へと流れ易いが、リード5のクリンチ方向においてランド3の近傍に接着剤6が塗布してあるので、はんだ7の流れはこの接着剤6で堰き止められてこれ以上広がることが防止される。従って、はんだ7がランド3の外側へ流れ広がることを接着剤6で防ぐことができ、リード折り曲げ部5aへのはんだ7の付着量が少なくなることがなくなるものであり、低フィレットのはんだ切れとなることがなく、はんだ7による固定強度の低下を防止することができるものである。このように、実装部品4を仮接着するための接着剤6を利用して、リードクリンチしたリード5へのはんだ7の付着量が少なくなることを防ぐことができるものであり、図11(b)のような異形にランド3を形成するような必要がなくなり、パターン版の変更などが不要になって、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じることがなくなるものである。
尚、図3のリードクリンチ方向でのランド3の近傍に接着剤6を塗布する実施の形態は、先付け用の挿入穴2aのランド3と、後付け用の挿入穴2bのランド3の、いずれにも適用することができるものである。
図4及び図5は本発明の他の実施の形態を示すものであり、プリント配線板1に複数設けたランド3のうち、近接して配置される隣り合うランド3の間に接着剤6を塗布するようにしたものである。
プリント配線板1に複数設けられる各ランド3に実装部品6をはんだ接合して実装するにあたって、ランド3が近接して配置されていると、ランド3からはみ出して流れ出たはんだ7が繋がって、はんだブリッジが形成され、隣り合うランド3がはんだ7で短絡する絶縁不良が発生するおそれがある。このため従来は、ランド3の間隔をハンダブリッジが生じない大きな距離となるように、ランド3の配置パターンを変更して対応するようにしているが、ランド3を銅箔等のパターン加工で形成するにあたって、パターン版の変更などが必要となって、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じるものであり、また高密度実装をすることができなくなるという問題が生じる。
そこで図4の実施の形態では、挿入穴2の周囲に設けたランド3のうち、近接して配置される隣り合うランド3の間の位置において、図4(a)のように絶縁基材11の表面に接着剤6を塗布するようにしてある。そして実装部品4を接着剤6でプリント配線板1に仮接着すると共に実装部品4のリード5を挿入穴2に差し込み、既述のようにプリント配線板1のランド3を形成した面を溶融はんだ浴の表面に接触させるフローはんだを行なうことによって、ランド3とリード5にはんだ7を付着させて接合固定し、図4(b)のように実装部品4をプリント配線板1に実装するにあたって、溶融したはんだ7がランド3からはみ出して流れても、はんだ7の流れは近接するランド3間に設けた接着剤6で堰き止められてこれ以上広がることを防止できるものであり、近接するランド3間においてはんだ7が繋がってはんだブリッジが形成されることを防ぐことができるものである。
図5は、表面実装用の実装部品4を実装する場合の形態を示すものであり、パッドとしてランド3が形成してある。このものにあっても、近接して配置される隣り合うランド3の間の位置において、図5(a)のように絶縁基材11の表面に接着剤6を塗布するようにしてある。そして実装部品4を接着剤6でプリント配線板1に仮接着すると共に、リフローハンダリングなどを行なうことによって、ランド3に実装部品4をはんだ7で接合固定し、図5(b)のように実装部品4をプリント配線板1に表面実装するにあたって、溶融したはんだ7がランド3からはみ出して流れても、はんだ7の流れは近接するランド3間に設けた接着剤6で堰き止められてこれ以上広がることを防止できるものであり、近接するランド3間においてはんだ7が繋がってはんだブリッジが形成されることを防ぐことができるものである。
このように、実装部品4を仮接着するための接着剤6を利用して、近接したランド3間ではんだブリッジが生じることを防ぐことができるものであり、ランド3の配置パターンを変更してランド3の間隔を広くするような必要がなくなり、パターン版の変更などが不要になって、改版費用の発生や、納期の遅れなどの問題が生じることがなくなるものである。また近接した配置のパターンでランド3を形成することができるので、高密度実装を行なうことができるものである。
上記の各実施の形態のように、実装部品4を仮接着するための接着剤6をはんだ広がり防止用に塗布するにあたって、図6(a)の実施の形態では、接着剤6を一回の一段塗りで塗布するようにしてある。この場合には、接着剤6の塗布工数が少なくなるので、生産性の上で有利になるものである。
また図6(b)の実施の形態では、接着剤6を複数回繰り返して塗布して、複数段に塗り重ねるようにしてある。この場合には、接着剤6の塗り厚みが厚くなり、溶融したはんだ7の流れを堰き止めてはんだ7が広がることを防止する効果を高く得ることができるものである。またこのように接着剤6を塗り厚み厚く塗布するにあたって、特に図4や図5のように近接するランド3間に塗布した接着剤6ではんだ7を堰き止めてはんだ広がりを防止する場合、接着剤6の塗り厚みの高さがランド3の厚みよりも高くなるように設定するのが好ましい。
図7及び図8は本発明の他の実施の形態を示すものである。プリント配線板1の表面には縦横に所定のパターンで複数のランド3が設けてある。図7(a)はリード挿入実装用の実装部品4を実装するための挿入穴2付のランド3を所定のパターンで設けた態様を示し、図8(a)は表面実装用の実装部品4を実装するためのランド3を所定のパターンで設けた態様を示す。ここでプリント配線板1には、電子回路基板の各種の製品品種に共通して使用することができるように、総ての製品品種に対応できる共通した配置で複数のランド3が形成されているものである。そして特定の製品品種の電子回路基板では、複数のランド3のうち、特定の一部のランド3は実装に使用されず不要になる。そこで、図7(b)や図8(b)のように実装部品4の実装に使用されるランド3を残し、実装に使用されないランド3の表面の全面に接着剤6を塗布し、実装に使用されないランド3を接着剤6で覆い隠すようにしてあり、実装部品4の実装に使用されるランド3のみを露出させたプリント配線板1を特定品種の電子回路基板に使用することができるものである。このように複数のランド3をプリント配線板1に共通した配置で形成して、一部のランド3を接着剤6で覆い隠すことによって、個々の製品品種に対応した配置のランド3を有するプリント配線板1として使用することができるものであり、プリント配線板1を多品種に共用することが可能になるものである。従って、プリント配線板1にランド3をパターン加工して形成するにあたって、パターン版は一種類のもので済み、製造コストを低減することが可能になるものである。
図9は本発明の他の実施の形態を示すものである。図9(a)に示すように、プリント配線板1の表面に複数の情報表示8がシルクスクリーン印刷などで記載してある。この情報表示8は、例えば電子回路基板の製品品種を示す品番等の品種識別記号などであり、電子回路基板の各種の製品品種の品種識別記号を総て列挙するものとして複数の情報表示8が記載してある。そして図9(b)の実施の形態では、複数の情報表示8のうち、使用される製品品種を示す識別記号などを表わす情報表示8の近傍に接着剤6を塗布することによって、この情報表示8を指示するようにしてある。すなわち「AAA」という製品品種の識別記号の情報表示8を接着剤6の塗布で指示することによって、製品品種の識別記号を表示することができるものである。また図9(c)の実施の形態では、複数の情報表示8のうち、使用される製品品種に応じた情報表示8以外の情報表示8を接着剤6の塗布で塗り潰して隠すことによって、製品品種を示す識別記号などを表わす情報表示8を露出させて指示するようにしてある。すなわち他の情報表示8を接着剤6で隠して「BBB」という製品品種の識別記号の情報表示8を指示することによって、製品品種の識別記号を表示することができるものである。このようにプリント配線板1に製品品種などの情報を表示する複数の情報表示8を記載しておき、接着剤6を利用して一部の情報表示8を指示することによって、指示した情報表示8で個々の製品品種に応じた情報を表示することができるものであり、プリント配線板1を多品種に共用することが可能になるものである。従って、プリント配線板1ごとに製品品種などの情報表示8を個々に印刷する必要がなくなり、総ての製品品種の情報を列挙して情報表示8を印刷しておけばよいものであって、シルクスクリーン版などの印刷版は一種類のもので済み、製造コストを低減することが可能になるものである。尚、図9の実施の形態に用いる接着剤6としては、情報表示8を指示したり隠蔽したりすることができるように、着色しておくのが好ましい。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)ははんだ付けの前の断面図、(b)ははんだ付け後の断面図、(c)ははんだ付けの前のランドの拡大図、(d)ははんだ付け後のランドの拡大図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)(b)(c)はそれぞれランドの拡大図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)はランドの部分の拡大図、(b)ははんだ付け後の一部の拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)ははんだ付けの前のプリント配線板の平面図、(b)ははんだ付け後の断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)ははんだ付けの前のプリント配線板の平面図、(b)ははんだ付け後の断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)は接着剤を一段塗りした状態の正面図、(b)は接着剤を複数段塗り重ねした状態の正面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)はプリント配線板の平面図、(b)は一部のランドに接着剤を塗布して隠した状態の平面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)はプリント配線板の平面図、(b)は一部のランドに接着剤を塗布して隠した状態の平面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)は複数の情報表示を記載したプリント配線板の一部の平面図、(b)(c)はそれぞれ一部の情報表示を接着剤で指示した状態のプリント配線板の一部の平面図である。 従来例を示すものであり、(a)ははんだ付けの前の断面図、(b)ははんだ付け後の断面図、(c)ははんだ付けの後のランドの拡大図、(d)は切欠部を設けたC字状のランドの拡大図である。 従来例を示すものであり、(a)ははんだ付け後の一部の拡大した断面図、(b)はランドの拡大図である。
符号の説明
1 プリント配線板
2 挿入穴
3 ランド
4 実装部品
5 リード
6 接着剤
7 はんだ
8 情報表示

Claims (9)

  1. プリント配線板にリード挿入用の挿入穴と、この挿入穴の周囲にてプリント配線板の表面にランドを設けた電子回路基板において、プリント配線板に実装部品を仮接着するための接着剤を、ランドの表面の一部に、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とする電子回路基板。
  2. プリント配線板にリード挿入用の挿入穴と、この挿入穴の周囲にてプリント配線板の表面にランドを設けた電子回路基板において、プリント配線板に実装部品を仮接着するための接着剤を、挿入穴に挿入されるリードのクリンチ方向でのランドの近傍のプリント配線板の表面に、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とする電子回路基板。
  3. 隣り合うランドの間の位置に、プリント配線板に実装部品を仮接着するための接着剤を、はんだ広がり防止用に塗布して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子回路基板。
  4. 接着剤をランドの厚み以上の高さで塗布して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子回路基板。
  5. はんだ広がり防止用に塗布される接着剤は、一回塗りで塗布されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子回路基板。
  6. はんだ広がり防止用に塗布される接着剤は、複数回の塗り重ねで塗布されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子回路基板。
  7. はんだ広がり防止用に塗布される接着剤は、集合した複数のドットとして塗布されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子回路基板。
  8. プリント配線板の表面に複数のランドを設け、プリント配線板に実装部品を仮接着するための接着剤を、複数のランドのうち一部のランドの表面の全面に、ランドの覆い隠し用に塗布して成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子回路基板。
  9. プリント配線板の表面に複数の情報表示を記載し、プリント配線板に実装部品を仮接着するための接着剤を、複数の情報表示のうち一部の情報表示を指示する指示用に塗布して成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子回路基板。
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