JP2001156488A - シールドケース付き電子部品及びその製造方法 - Google Patents

シールドケース付き電子部品及びその製造方法

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JP2001156488A
JP2001156488A JP33575199A JP33575199A JP2001156488A JP 2001156488 A JP2001156488 A JP 2001156488A JP 33575199 A JP33575199 A JP 33575199A JP 33575199 A JP33575199 A JP 33575199A JP 2001156488 A JP2001156488 A JP 2001156488A
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Tatsuya Kato
達也 加藤
Yasuo Yokoyama
康夫 横山
Kazuhiko Kitade
一彦 北出
Takamichi Takamori
隆学 高森
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はんだペーストを係合孔に充填する工程を必
要とせずに、シールドケースが確実に基板に固定された
信頼性の高いシールドケース付き電子部品の製造方法及
び該製造方法により製造される信頼性の高いシールドケ
ース付き電子部品を提供する。 【解決手段】 マザー基板11の係合孔2にシールドケ
ース5の係合爪6が挿入され、かつ、マザー基板11の
シールドケース5により覆われる部品搭載面とは逆側の
面(裏面)の、係合孔6の周囲又は、係合孔6の周囲及
び係合孔6の少なくとも一部を含む領域にはんだペース
ト7が塗布された状態でリフローはんだ付けを行い、シ
ールドケース5の係合爪6を、係合孔2の内周面に配設
されたケース固定用電極13にはんだ付けした後、個々
のシールドケース付き電子部品に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電子部品及びそ
の製造方法に関し、詳しくは、基板上に搭載された表面
実装部品が、シールドケース内に収容された構造を有す
るシールドケース付き電子部品及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品には、例えば、図17に示すよ
うに、表面実装部品64をシールドケース65内に収容
した構造を有するシールドケース付き電子部品60があ
る。> このようなシールドケース付き電子部品を製造
する方法の一つに、例えば、以下に述べるような方法が
ある。
【0003】図18に示すように、複数の部品搭載用
基板51を備えるシート基板(親基板)61に、スルー
ホール62を形成し、スルーホール62の内周面(側
面)にシールドケース取付電極63を形成する。 それから、シート基板(親基板)61上に表面実装部
品64を搭載し、シート基板61のランド電極(図示せ
ず)に、表面実装部品64をはんだ付けする。 次に、スルーホール62内にはんだペースト67を充
填する。 それから、複数のシールドケース65の係合爪66
を、はんだペースト67が充填されたスルーホール62
内に挿入する。 次いで、はんだペースト67中のはんだを溶融させて
複数のシールドケース65をシート基板61にはんだ付
けする。なお、シールドケース65は、図17に示すよ
うに、係合爪66が、スルーホール62内の固定用電極
(シールドケース取付電極)63(図18)にはんだ付
けされることにより、シート基板61に接続、固定され
る。 その後、ダイシングマシンなどでシート基板61を線
(切断線)A−Aに沿って切断することにより、図17
に示すような個々の電子部品60を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、上
述のように、スルーホール62内にはんだペースト67
を充填した後、スルーホール62にシールドケース65
の係合爪66を挿入し、はんだ付けを行うようにしてい
るため、スルーホール62内にはんだがほぼ充満した状
態で溶融固着されることになり、マザー基板を切断する
際に、はんだを切断することになり、はんだのバリによ
る製品の平坦度の悪化、製品へのはんだくずの付着によ
る特性の劣化、切断ブレードへのはんだ目詰りによる切
断不良などを生じるという問題点がある。
【0005】また、はんだペースト67をスルーホール
62に充填しようとすると、特殊なはんだペーストの充
填設備が必要になるとともに、はんだペーストの使用量
が多くなり、材料コストの増大を招くという問題点があ
る。
【0006】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、はんだペーストを係合孔に充填する工程が不要
で、基板上に搭載された表面実装部品が、シールドケー
ス内に収容された構造を有する電子部品を効率よく製造
することが可能なシールドケース付き電子部品の製造方
法及び該製造方法により製造される信頼性の高いシール
ドケース付き電子部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のシールドケース付き電子部品の製造方法
は、基板上に搭載された表面実装部品が、シールドケー
ス内に収容された構造を有するシールドケース付き電子
部品の製造方法であって、複数のシールドケースを取り
付けるための、内周面にケース固定用電極が配設された
複数の係合孔を備えるマザー基板の、前記係合孔に所定
のシールドケースの係合爪が挿入され、かつ、マザー基
板のシールドケースにより覆われる部品搭載面とは逆側
の面(裏面)の、前記係合孔の周囲又は、係合孔の周囲
及び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだペース
トが塗布された状態とするはんだ付け前処理工程と、前
記はんだ付け前処理工程においてシールドケースが搭載
されたマザー基板をリフロー炉に入れ、リフローはんだ
付けを行うことにより、シールドケースの係合爪をケー
ス固定用電極に固定するはんだ付け工程と、前記はんだ
付け工程において、シールドケースの係合爪がケース固
定用電極にはんだ付けされたマザー基板を、各シールド
ケースが搭載された領域ごとに切断して、シールドケー
ス内に表面実装部品が収容された個々のシールドケース
付き電子部品に分割する分割工程とを具備することを特
徴としている。
【0008】マザー基板の係合孔にシールドケースの係
合爪が挿入され、かつ、マザー基板のシールドケースに
より覆われる部品搭載面とは逆側の面(裏面)の、係合
孔の周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一
部を含む領域にはんだペーストが塗布された状態でリフ
ローはんだ付けを行うことにより、溶融したはんだが係
合孔内に達して、シールドケースの係合爪と係合孔内の
ケース固定用電極の間に回り込み、係合爪とケース固定
用電極がはんだにより接続、固定されることになる。し
たがって、はんだペーストを係合孔に充填することを必
要とせずに、シールドケースを基板(マザー基板)に確
実に取り付けることが可能になる。
【0009】また、はんだが係合孔内に充満せず、係合
孔内に少量のはんだが流れ込むだけであることから、マ
ザー基板を切断する工程でも、ほとんどはんだを切断す
ることがなく、はんだを切断することに起因して、はん
だのバリによる製品の平坦度の悪化、製品へのはんだく
ずの付着による特性の劣化、切断ブレードへのはんだ目
詰りによる切断不良などの問題が発生することを抑制、
防止することができる。
【0010】なお、本願発明において、「係合孔の周囲
又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む
領域にはんだペーストが塗布された」とは、はんだペ
ーストが係合孔の周囲のみに塗布されている場合と、
はんだペーストが係合孔の周囲のみではなく、平面的に
みて、係合孔の少なくとも一部を含む(覆う)領域にま
で塗布されている場合、のいずれかを意味する概念であ
る。なお、本願発明において、はんだペーストを塗布す
る方法に特別の制約はなく、スクリーン印刷による方
法、メタルマスクを用いて所定のパターンに塗布する方
法など、種々の方法を用いることが可能である。
【0011】また、請求項2のシールドケース付き電子
部品の製造方法は、前記シールドケースが、その係合爪
を前記マザー基板の係合孔に挿入したときに、係合爪の
内側面が、前記マザー基板の係合孔の内周面に略密着す
るように構成されていることを特徴としている。
【0012】シールドケースを、その係合爪がマザー基
板の係合孔に挿入されたときに、係合爪の内側面が、マ
ザー基板の係合孔の内周面に略密着するように構成した
場合、溶融はんだが、毛管現象により係合爪の内周面
と、ケース固定用電極の間に回り込みやすくなり、シー
ルドケースの取り付け信頼性を向上させることが可能に
なる。
【0013】また、請求項3のシールドケース付き電子
部品の製造方法は、前記はんだ付け前処理工程が、(a)
マザー基板の部品搭載面の表面実装部品が電気的、機械
的に接続される接続用ランド電極上にはんだペーストを
塗布するとともに、(b)マザー基板の裏面の前記係合孔
の周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部
を含む領域にはんだペーストを塗布し、(c)表面実装部
品を、マザー基板の部品搭載面に塗布されたはんだペー
ストを介して、接続用ランド電極上に搭載した後、(d)
前記係合孔にシールドケースの係合爪を挿入することに
よりシールドケースをマザー基板に搭載する工程であっ
て、前記はんだ付け工程においてリフローはんだ付けを
行うことにより、表面実装部品が接続用ランド電極に、
シールドケースの係合爪がケース固定用電極に、同時に
はんだ付けされるように構成されていることを特徴とし
ている。
【0014】はんだ付け前処理工程が、上述のように、
接続用ランド電極上にはんだペーストを塗布するととも
に、マザー基板の裏面の係合孔の周囲又は、係合孔の周
囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだペー
ストを塗布し、はんだペーストを介して接続用ランド電
極上に表面実装部品を搭載した後、係合孔にシールドケ
ースの係合爪を挿入するように構成されている場合に
は、はんだ付け工程においてリフローはんだ付けを行う
ことにより、表面実装部品を接続用ランド電極にはんだ
付けすると同時に、シールドケースの係合爪をケース固
定用電極にはんだ付けすることが可能になる。したがっ
て、リフローはんだ付けの工程を一回にすることが可能
になり、製造工程を簡略化することができるようになる
とともに、加熱回数が減ることから、表面実装部品の劣
化を防止することが可能になる。
【0015】また、請求項4のシールドケース付き電子
部品の製造方法は、前記はんだ付け前処理工程が、(a)
マザー基板の部品搭載面の表面実装部品が電気的、機械
的に接続される接続用ランド電極上にはんだペーストを
塗布した後、(b)表面実装部品を、マザー基板の部品搭
載面に塗布されたはんだペーストを介して、接続用ラン
ド電極上に搭載し、(c)前記係合孔にシールドケースの
係合爪を挿入することによりシールドケースをマザー基
板に搭載した後、(d)マザー基板の裏面の前記係合孔の
周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部を
含む領域にはんだペーストを塗布する工程であって、前
記はんだ付け工程においてリフローはんだ付けを行うこ
とにより、表面実装部品が接続用ランド電極に、シール
ドケースの係合爪がケース固定用電極に、同時にはんだ
付けされるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0016】はんだ付け前処理工程が、上述のように、
接続用ランド電極上にはんだペーストを塗布し、はんだ
ペーストを介して接続用ランド電極上に表面実装部品を
搭載した後、マザー基板の裏面の係合孔の周囲又は、係
合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領域には
んだペーストを塗布し、係合孔にシールドケースの係合
爪を挿入するように構成されている場合にも、はんだ付
け工程においてリフローはんだ付けを行うことにより、
表面実装部品を接続用ランド電極にはんだ付けすると同
時に、シールドケースの係合爪をケース固定用電極には
んだ付けすることが可能になる。したがって、リフロー
はんだ付けの工程を一回にすることが可能になり、製造
工程を簡略化することができるようになるとともに、加
熱回数が減ることから、表面実装部品の劣化を防止する
ことが可能になる。
【0017】また、請求項5のシールドケース付き電子
部品の製造方法は、前記はんだ付け前処理工程が、(a)
部品搭載面の接続用ランド電極に表面実装部品がはんだ
付けされたマザー基板の前記係合孔にシールドケースの
係合爪を挿入し、(b)マザー基板の裏面の前記係合孔の
周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部を
含む領域にはんだペーストを塗布する工程であって、前
記はんだ付け工程において、シールドケースの係合爪が
ケース固定用電極にはんだ付けされるように構成されて
いることを特徴としている。
【0018】はんだ付け前処理工程が、上述のように、
部品搭載面の接続用ランド電極に表面実装部品がはんだ
付けされたマザー基板の係合孔にシールドケースの係合
爪を挿入し、裏面の係合孔の周囲又は、係合孔の周囲及
び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだペースト
を塗布するように構成されている場合には、はんだ付け
工程において、シールドケースの係合爪がケース固定用
電極にはんだ付けされることになる。
【0019】すなわち、本願発明は、表面実装部品を接
続用ランド電極にはんだ付けする工程とは別の工程で、
シールドケースの係合爪をケース固定用電極にはんだ付
けするように構成することも可能であり、表面実装部品
の実装工程と、シールドケースの係合爪をケース固定用
電極にはんだ付けする工程との間に、他の工程を挿入す
ることが必要である場合や、印刷用メタルマスク作成上
の理由などにより、表面実装部品の接続用ランド電極へ
のはんだ付けと、シールドケースの係合爪のケース固定
用電極へのはんだ付けを同時に行うことができない場合
などにも、適用することが可能であり、その場合にも、
はんだペーストを係合孔に充填する工程を必要とするこ
となく、シールドケースを効率よく、しかも確実に取り
付けることが可能である。
【0020】また、本願発明(請求項6)のシールドケ
ース付き電子部品は、請求項1〜5のいずれかに記載の
方法により製造されたシールドケース付き電子部品であ
って、表面実装部品が基板上の接続用ランド電極にはん
だ付けされ、表面実装部品が収容されるシールドケース
の係合爪が、基板の裏面側から、基板の係合孔の内周面
に配設されたケース固定用電極にはんだ付けされた構造
を有していることを特徴としている。
【0021】本願発明のシールドケース付き電子部品
は、請求項1〜5のいずれかに記載の方法により製造さ
れ、表面実装部品が基板上の接続用ランド電極にはんだ
付けされ、表面実装部品が収容されるシールドケースの
係合爪が、基板の裏面側から、基板の係合孔の内周面に
配設されたケース固定用電極にはんだ付けされた構造を
有していることから、シールドケースが確実に基板に取
り付けられており、高い信頼性を備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0023】[実施形態1]本願発明の実施形態にかか
る電子部品(この実施形態では、例えば通信機器などに
使用されるVCOなどの高周波電子部品)の製造方法に
ついて、図1〜図7を参照しつつ説明する。
【0024】まず、図4,5などに示すように、表面
実装部品4及びシールドケース5が搭載されるマザー基
板11(図1)を用意する。なお、このマザー基板11
は、個々の製品を構成する基板(プリント基板)1の集
合体であり、そこから複数のシールドケース付き電子部
品が分割されることになる基板である。そして、このマ
ザー基板11(図1)の一方の面(この実施形態では、
上面)には、配線パターンの一部分を構成する、表面実
装部品4が電気的、機械的に接続される接続用ランド電
極12が形成されている。また、マザー基板11には、
例えば、図4,5に示すように、シールドケース5のマ
ザー基板11への係合部である係合爪6が挿入される係
合孔2が形成されている。そして、この係合孔2の内周
面には、シールドケース5の係合爪6がはんだ付けされ
るケース固定用電極13が形成されている。
【0025】それから次に、接続用ランド電極12上
と、マザー基板11の裏面の係合孔2の周囲及び係合孔
2の一部を含む領域にはんだペースト7を付与する(図
2)。なお、この実施形態1では、はんだペースト7
が、係合孔2の周辺部を覆うように配設されている。な
お、はんだペースト7は、塗布装置を用いて塗布した
り、スクリーン印刷機を用いて印刷したりすることによ
り付与することが可能であり、その付与方法に特別の制
約はない。
【0026】それから、図3に示すように、はんだペ
ースト7が付与された接続用ランド電極12上に表面実
装部品4を搭載する。このとき、表面実装部品4の外部
電極4aが接続用ランド電極12上に塗布されたはんだ
ペースト7と十分に接触するように搭載する。なお、表
面実装部品4は、通常、自動実装機を用いて実装され
る。
【0027】続いて、図4に示すように、複数のシー
ルドケース5を、所定の表面実装部品4が内部に収容さ
れるような態様で、マザー基板11に搭載する。なお、
この実施形態1では、シールドケース5として、図6,
図7に示すように、側面にマザー基板11の係合孔2と
の係合部である係合爪6が配設された構造を有するシー
ルドケースが用いられている。また、シールドケース5
は、その係合爪6をマザー基板11の係合孔2に挿入し
たときに、係合爪6の内側面が、マザー基板11の係合
孔2の内周面に形成されたケース固定用電極13と略密
着するように構成されている。また、係合爪6は、マザ
ー基板11のシールドケース5が搭載される面から係合
孔2を経て裏面側に突出することのない長さとされてい
る。そして、このシールドケース5をマザー基板11上
に搭載するにあたっては、係合爪6がマザー基板11の
係合孔2にはまり込むようにして搭載する。なお、図4
及び図5では、はんだ7a(図5)により、係合爪6が
ケース固定電極13に接続、固定されている状態がわか
りやすいように、係合爪6の内側面と、マザー基板11
の係合孔2の内周面に形成されたケース固定電極13と
の間にいくらか隙間が形成されている状態を示している
が、実際には、両者は、略密着した状態となっている。
【0028】それから、表面実装部品4及びシールド
ケース5が搭載されたマザー基板11をリフロー炉に入
れて、リフローはんだ付けすることにより、表面実装部
品4の外部電極4aを接続用ランド電極12に、シール
ドケース5の係合爪6をマザー基板11のケース固定用
電極13にはんだ付けする(図5)。なお、マザー基板
11の裏面に塗布されたはんだペースト7は、リフロー
炉に入れられて溶融し、係合爪6とケース固定用電極1
3の間に回り込むため、少量のはんだ7aにより係合爪
6がケース固定用電極13に確実に接合、固定される。
なお、図6は、複数のシールドケース5をマザー基板1
1に搭載した状態を示している。
【0029】その後、複数個の表面実装部品及びシー
ルドケースが搭載され、はんだ付けされたマザー基板
を、各シールドケースが搭載された領域ごとに切断して
分割することにより、図7に示すように、シールドケー
ス5内に表面実装部品(図示せず)が収容された個々の
電子部品10を得る。なお、図7においては、理解を容
易にするために、はんだを取り除いた状態を示してい
る。
【0030】上述の方法によれば、接続用ランド電極1
2と、マザー基板11の裏面の係合孔2の周囲及び係合
孔2の一部を含む領域の両方にはんだペースト7を付与
しておき、表面実装部品4及びシールドケース5を搭載
した後、マザー基板11をリフロー炉に入れて、表面実
装部品4を接続用ランド電極12に、シールドケース5
の係合爪6をケース固定用電極13にはんだ付けするよ
うにしているので、一つのはんだ付け工程で、表面実装
部品4とシールドケース5の両方を同時にマザー基板1
1に取り付けることが可能になり、電子部品を効率よく
製造することが可能になる。また、表面実装部品4がリ
フロー炉に一回しか投入されないため、リフロー炉の熱
による表面実装部品4の特性の変化を抑制、防止するこ
とが可能になり、特性の安定した電子部品を得ることが
できるようになる。
【0031】また、はんだ7a(図5)が係合孔2内に
充満せず、係合孔2内に少量のはんだが流れ込むだけで
あることから、マザー基板11を切断する工程でも、ほ
とんどはんだ7a(図5)を切断することがなく、はん
だを切断することに起因してはんだのバリによる製品の
平坦度の悪化、製品へのはんだくずの付着による特性の
劣化、切断ブレードへのはんだ目詰りによる切断不良な
どの問題が発生することを抑制、防止することができ
る。
【0032】また、複数個の電子部品が分割されること
になるマザー基板11の状態ではんだペースト7を付与
(供給)するようにしているので、はんだペースト7の
供給位置や供給量について精度を向上させることが可能
になり、個々の製品のサイズに制約されずに、効率よく
電子部品を製造することが可能になる。その結果、設備
の小規模化、作業空間の削減などを図ることが可能にな
る。
【0033】[実施形態2]図8〜図12は、本願発明
の他の実施形態にかかるシールドケース付き電子部品の
製造方法を示す図である。以下、この実施形態2のシー
ルドケースの製造方法を図8〜12を参照しつつ説明す
る。
【0034】上記実施形態1で用いたものと同じマザ
ー基板11の接続用ランド電極12上に、はんだペース
ト7を塗布する(図8)。
【0035】それから、図9に示すように、はんだペ
ースト7が付与された接続用ランド電極12上に表面実
装部品4を搭載する。
【0036】続いて、図10に示すように、複数のシ
ールドケース5を、所定の表面実装部品4が内部に収容
されるような態様で、マザー基板11に搭載する。な
お、シールドケース5としては、上記実施形態1で用い
られているものと同じものが用いられている。
【0037】次に、図11に示すように、マザー基板
11の裏面の係合孔2の周囲及び係合孔2の一部を含む
領域にはんだペースト7を付与する。
【0038】それから、表面実装部品4及びシールド
ケース5が搭載されたマザー基板11をリフロー炉に入
れて、はんだペースト7(中のはんだ7a(図12))
を溶融させた後、冷却して、表面実装部品4の外部電極
4aを接続用ランド電極12に、シールドケース5の係
合爪6をマザー基板11のケース固定用電極13にはん
だ付けする(図12)。なお、マザー基板11の裏面に
塗布されたはんだペースト7は、リフロー炉に入れられ
て溶融し、係合爪6とケース固定用電極13の間に回り
込むため、少量のはんだ7aにより係合爪6がケース固
定用電極13に確実に接合、固定される。
【0039】その後、複数個の表面実装部品及びシー
ルドケースが搭載され、はんだ付けされたマザー基板
を、各シールドケースが搭載された領域ごとに切断して
分割することにより、図7に示すように、シールドケー
ス5内に表面実装部品(図示せず)が収容された個々の
電子部品10が得られる。
【0040】なお、この実施形態2では、表面実装部品
4の外部電極4aを接続用ランド電極12にはんだ付け
するのと同時に、シールドケース5の係合爪6をマザー
基板11のケース固定用電極13にはんだ付けするよう
にしているが、表面実装部品4を搭載した時点で、リフ
ローはんだ付けを行って、先に表面実装部品4を接続用
ランド12にはんだ付けしてしまうように構成すること
も可能である。ただし、上記実施形態2のように、表面
実装部品4の外部電極4aを接続用ランド電極12には
んだ付けするのと同時に、シールドケース5の係合爪6
をマザー基板11のケース固定用電極13にはんだ付け
するほうが、一度のはんだ付けで済むため有利である。
【0041】[実施形態3]図13〜図16は、本願発
明のさらに他の実施形態にかかるシールドケース付き電
子部品の製造方法を示す図である。なお、この実施形態
3では、すでに表面実装部品が搭載され、はんだ付けさ
れたマザー基板に、シールドケースを搭載、固定し、分
割することによりシールドケース付き電子部品を製造す
る場合について説明する。
【0042】まず、図13に示すように、表面実装部
品4が搭載され、はんだ7aにより、接続用ランド電極
12上に接続、固定されたマザー基板11に、図14に
示すように、複数のシールドケース5を搭載し、係合爪
6をマザー基板11の係合孔2に挿入する。なお、シー
ルドケース5としては、上記実施形態1で用いられてい
るものと同じものが用いられている。
【0043】次に、図15に示すように、マザー基板
11の裏面の係合孔2の周囲及び係合孔2の一部を含む
領域にはんだペースト7を付与する。
【0044】それから、シールドケース5が搭載され
たマザー基板11をリフロー炉に入れて、はんだペース
ト7を溶融させることにより、図16に示すように、シ
ールドケース5の係合爪6をマザー基板11のケース固
定用電極13にはんだ付けする。なお、マザー基板11
の裏面に塗布されたはんだペースト7は、リフロー炉に
入れられて溶融し、係合爪6とケース固定用電極13の
間に回り込むため、少量のはんだ7aにより係合爪6が
ケース固定用電極13に確実に接合、固定される。
【0045】その後、複数個の表面実装部品及びシー
ルドケースが搭載され、はんだ付けされたマザー基板
を、各シールドケースが搭載された領域ごとに切断して
分割することにより、図7に示すように、シールドケー
ス5内に表面実装部品(図示せず)が収容された個々の
電子部品10が得られる。
【0046】この実施形態3のように、本願発明は、表
面実装部品4がすでに接続用ランド電極12にはんだ付
けされたマザー基板11に、シールドケース5を搭載
し、はんだ付けした後、マザー基板11を切断して個々
のシールドケース付き電子部品に分割するような場合に
も適用することが可能であり、表面実装部品の実装工程
と、シールドケースの係合爪をケース固定用電極にはん
だ付けする工程との間に、他の工程を挿入することが必
要である場合や、印刷用メタルマスク作成上の理由など
により、表面実装部品の接続用ランド電極へのはんだ付
けと、シールドケースの係合爪のケース固定用電極への
はんだ付けを同時に行うことができない場合などにも、
適用することが可能であり、その場合にも、はんだペー
ストを係合孔に充填する工程を必要とすることなく、シ
ールドケースを効率よく、しかも確実に取り付けること
ができて有意義である。
【0047】なお、上記実施形態1〜3では、通信機器
などに使用されるVCOなどの高周波電子部品を製造す
る場合を例にとって説明したが、本願発明は、さらにそ
の他の種類の電子部品を製造する場合にも適用すること
が可能である。
【0048】本願発明は、さらにその他の点においても
上記実施形態に限定されるものではなく、基板の形状、
接続用ランド電極及びケース固定用電極のパターン、シ
ールドケース及びその係合爪の具体的な形状や構造など
に関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変
形を加えることが可能である。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本願発明のシールドケー
ス付き電子部品の製造方法は、マザー基板の係合孔にシ
ールドケースの係合爪が挿入され、かつ、マザー基板の
シールドケースにより覆われる部品搭載面とは逆側の面
(裏面)の、係合孔の周囲又は、係合孔の周囲及び係合
孔の少なくとも一部を含む領域にはんだペーストが塗布
された状態でリフローはんだ付けを行うようにしている
ので、溶融したはんだが係合孔内に達して、シールドケ
ースの係合爪と係合孔内のケース固定用電極の間に回り
込み、係合爪とケース固定用電極がはんだにより接続、
固定されることになる。したがって、はんだペーストを
係合孔に充填することを必要とせずに、シールドケース
を基板(マザー基板)に確実に取り付けることが可能に
なる。
【0050】また、はんだが係合孔内に充満せず、係合
孔内に少量のはんだが流れ込むだけであることから、マ
ザー基板を切断する工程でも、ほとんどはんだを切断す
ることがなく、はんだを切断することに起因して、はん
だのバリによる製品の平坦度の悪化、製品へのはんだく
ずの付着による特性の劣化、切断ブレードへのはんだ目
詰りによる切断不良などの問題が発生することを抑制、
防止することができる。
【0051】また、請求項2のシールドケース付き電子
部品の製造方法のように、シールドケースを、その係合
爪がマザー基板の係合孔に挿入されたときに、係合爪の
内側面が、マザー基板の係合孔の内周面に略密着するよ
うに構成した場合、溶融はんだが、毛管現象により係合
爪の内周面と、ケース固定用電極の間に回り込みやすく
なり、シールドケースの取り付け信頼性を向上させるこ
とが可能になる。
【0052】また、請求項3のシールドケース付き電子
部品の製造方法のように、はんだ付け前処理工程が、上
述のように、接続用ランド電極上にはんだペーストを塗
布するとともに、マザー基板の裏面の係合孔の周囲又
は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領
域にはんだペーストを塗布し、部品搭載面に表面実装部
品を搭載した後、係合孔にシールドケースの係合爪を挿
入するように構成されている場合には、はんだ付け工程
においてリフローはんだ付けを行うことにより、表面実
装部品を接続用ランド電極にはんだ付けすると同時に、
シールドケースの係合爪をケース固定用電極にはんだ付
けすることが可能になる。したがって、リフローはんだ
付けの工程を一回にすることが可能になり、製造工程を
簡略化することができるようになるとともに、加熱回数
を減らして、表面実装部品の劣化を防止することができ
るようになる。
【0053】また、請求項4のシールドケース付き電子
部品の製造方法のように、はんだ付け前処理工程が、接
続用ランド電極上にはんだペーストを塗布し、部品搭載
面に表面実装部品を搭載した後、マザー基板の裏面の係
合孔の周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも
一部を含む領域にはんだペーストを塗布し、係合孔にシ
ールドケースの係合爪を挿入するように構成されている
場合にも、はんだ付け工程においてリフローはんだ付け
を行うことにより、表面実装部品を接続用ランド電極に
はんだ付けすると同時に、シールドケースの係合爪をケ
ース固定用電極にはんだ付けすることが可能になる。し
たがって、リフローはんだ付けの工程を一回にすること
が可能になり、製造工程を簡略化することができるよう
になるとともに、加熱回数を減らして、表面実装部品の
劣化を防止することができるようになる。
【0054】また、請求項5のシールドケース付き電子
部品の製造方法のように、はんだ付け前処理工程が、部
品搭載面の接続用ランド電極に表面実装部品がはんだ付
けされたマザー基板の係合孔にシールドケースの係合爪
を挿入し、裏面の係合孔の周囲又は、係合孔の周囲及び
係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだペーストを
塗布するように構成されている場合にも、はんだ付け工
程において、溶融したはんだが係合孔内に達して、シー
ルドケースの係合爪と係合孔内のケース固定用電極の間
に回り込み、係合爪とケース固定用電極がはんだにより
確実に接続、固定される。すなわち、本願発明は、表面
実装部品の実装工程と、シールドケースの係合爪をケー
ス固定用電極にはんだ付けする工程との間に、他の工程
を挿入することが必要である場合や、印刷用メタルマス
ク作成上の理由などにより、表面実装部品の接続用ラン
ド電極へのはんだ付けと、シールドケースの係合爪のケ
ース固定用電極へのはんだ付けを同時に行うことができ
ない場合などにも、適用することが可能であり、その場
合にも、はんだペーストを係合孔に充填する工程を必要
とすることなく、シールドケースを効率よく、しかも確
実に取り付けることができて有意義である。
【0055】また、本願発明(請求項6)のシールドケ
ース付き電子部品は、請求項1〜5のいずれかに記載の
方法により製造され、表面実装部品が基板上の接続用ラ
ンド電極にはんだ付けされ、表面実装部品が収容される
シールドケースの係合爪が、基板の裏面側から、基板の
係合孔の内周面に配設されたケース固定用電極にはんだ
付けされた構造を有していることから、シールドケース
が確実に基板に取り付けられており、高い信頼性を備え
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態(実施形態1)にかかる
シールドケース付き電子部品の製造方法の一工程を示す
図である。
【図2】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法の他の工程を示す図である。
【図3】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図であ
る。
【図4】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図であ
る。
【図5】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図であ
る。
【図6】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法において、マザー基板上に複数
のシールドケースを搭載した状態を示す斜視図である。
【図7】本願発明の実施形態1にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法において、表面実装部品及びシ
ールドケースがはんだ付けされたマザー基板を切断して
分割した電子部品を示す斜視図である。
【図8】本願発明の他の実施形態(実施形態2)にかか
るシールドケース付き電子部品の製造方法の一工程を示
す図である。
【図9】本願発明の実施形態2にかかるシールドケース
付き電子部品の製造方法の他の工程を示す図である。
【図10】本願発明の実施形態2にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図で
ある。
【図11】本願発明の実施形態2にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図で
ある。
【図12】本願発明の実施形態2にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図で
ある。
【図13】本願発明のさらに他の実施形態(実施形態
3)にかかるシールドケース付き電子部品の製造方法の
一工程を示す図である。
【図14】本願発明の実施形態3にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法の他の工程を示す図である。
【図15】本願発明の実施形態3にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図で
ある。
【図16】本願発明の実施形態3にかかるシールドケー
ス付き電子部品の製造方法のさらに他の工程を示す図で
ある。
【図17】従来のシールドケース付き電子部品を示す斜
視図である。
【図18】従来のシールドケース付き電子部品の製造方
法を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 係合孔 4 表面実装部品 4a 表面実装部品の外部電極 5 シールドケース 6 係合爪 7 はんだペースト 7a はんだ 10 電子部品 11 マザー基板 12 接続用ランド電極 13 ケース固定用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北出 一彦 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 高森 隆学 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E321 AA02 CC12 GG05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に搭載された表面実装部品が、シー
    ルドケース内に収容された構造を有するシールドケース
    付き電子部品の製造方法であって、 複数のシールドケースを取り付けるための、内周面にケ
    ース固定用電極が配設された複数の係合孔を備えるマザ
    ー基板の、前記係合孔に所定のシールドケースの係合爪
    が挿入され、かつ、マザー基板のシールドケースにより
    覆われる部品搭載面とは逆側の面(裏面)の、前記係合
    孔の周囲又は、係合孔の周囲及び係合孔の少なくとも一
    部を含む領域にはんだペーストが塗布された状態とする
    はんだ付け前処理工程と、 前記はんだ付け前処理工程においてシールドケースが搭
    載されたマザー基板をリフロー炉に入れ、リフローはん
    だ付けを行うことにより、シールドケースの係合爪をケ
    ース固定用電極に固定するはんだ付け工程と、 前記はんだ付け工程において、シールドケースの係合爪
    がケース固定用電極にはんだ付けされたマザー基板を、
    各シールドケースが搭載された領域ごとに切断して、シ
    ールドケース内に表面実装部品が収容された個々のシー
    ルドケース付き電子部品に分割する分割工程とを具備す
    ることを特徴とするシールドケース付き電子部品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記シールドケースが、その係合爪を前記
    マザー基板の係合孔に挿入したときに、係合爪の内側面
    が、前記マザー基板の係合孔の内周面に略密着するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載のシー
    ルドケース付き電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記はんだ付け前処理工程が、 (a)マザー基板の部品搭載面の表面実装部品が電気的、
    機械的に接続される接続用ランド電極上にはんだペース
    トを塗布するとともに、 (b)マザー基板の裏面の前記係合孔の周囲又は、係合孔
    の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだ
    ペーストを塗布し、 (c)表面実装部品を、マザー基板の部品搭載面に塗布さ
    れたはんだペーストを介して、接続用ランド電極上に搭
    載した後、 (d)前記係合孔にシールドケースの係合爪を挿入するこ
    とによりシールドケースをマザー基板に搭載する工程で
    あって、 前記はんだ付け工程においてリフローはんだ付けを行う
    ことにより、表面実装部品が接続用ランド電極に、シー
    ルドケースの係合爪がケース固定用電極に、同時にはん
    だ付けされるように構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のシールドケース付き電子部品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】前記はんだ付け前処理工程が、 (a)マザー基板の部品搭載面の表面実装部品が電気的、
    機械的に接続される接続用ランド電極上にはんだペース
    トを塗布した後、 (b)表面実装部品を、マザー基板の部品搭載面に塗布さ
    れたはんだペーストを介して、接続用ランド電極上に搭
    載し、 (c)前記係合孔にシールドケースの係合爪を挿入するこ
    とによりシールドケースをマザー基板に搭載した後、 (d)マザー基板の裏面の前記係合孔の周囲又は、係合孔
    の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだ
    ペーストを塗布する工程であって、 前記はんだ付け工程においてリフローはんだ付けを行う
    ことにより、表面実装部品が接続用ランド電極に、シー
    ルドケースの係合爪がケース固定用電極に、同時にはん
    だ付けされるように構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のシールドケース付き電子部品の製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記はんだ付け前処理工程が、 (a)部品搭載面の接続用ランド電極に表面実装部品がは
    んだ付けされたマザー基板の前記係合孔にシールドケー
    スの係合爪を挿入し、 (b)マザー基板の裏面の前記係合孔の周囲又は、係合孔
    の周囲及び係合孔の少なくとも一部を含む領域にはんだ
    ペーストを塗布する工程であって、 前記はんだ付け工程において、シールドケースの係合爪
    がケース固定用電極にはんだ付けされるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のシールド
    ケース付き電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の方法によ
    り製造されたシールドケース付き電子部品であって、表
    面実装部品が基板上の接続用ランド電極にはんだ付けさ
    れ、表面実装部品が収容されるシールドケースの係合爪
    が、基板の裏面側から、基板の係合孔の内周面に配設さ
    れたケース固定用電極にはんだ付けされた構造を有して
    いることを特徴とするシールドケース付き電子部品。
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