JPH07235762A - プリント配線板のはんだ付け方法 - Google Patents
プリント配線板のはんだ付け方法Info
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- JPH07235762A JPH07235762A JP2452394A JP2452394A JPH07235762A JP H07235762 A JPH07235762 A JP H07235762A JP 2452394 A JP2452394 A JP 2452394A JP 2452394 A JP2452394 A JP 2452394A JP H07235762 A JPH07235762 A JP H07235762A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/0094—Filling or covering plated through-holes or blind plated vias, e.g. for masking or for mechanical reinforcement
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/303—Surface mounted components, e.g. affixing before soldering, aligning means, spacing means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3415—Surface mounted components on both sides of the substrate or combined with lead-in-hole components
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリント配線板の生産性の低下を招くことな
しに、はんだブリッジの発生を防止することができるプ
リント配線板のはんだ付け方法を提供する。 【構成】 プリント配線板1上にあってはんだブリッジ
が発生しやすい領域R1に、表面実装部品であるチップ
部品10の仮固定用の接着剤13を塗布する。この状態
でフローソルダリングにより溶融はんだ16を供給し、
はんだ付けを行う。
しに、はんだブリッジの発生を防止することができるプ
リント配線板のはんだ付け方法を提供する。 【構成】 プリント配線板1上にあってはんだブリッジ
が発生しやすい領域R1に、表面実装部品であるチップ
部品10の仮固定用の接着剤13を塗布する。この状態
でフローソルダリングにより溶融はんだ16を供給し、
はんだ付けを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板に対し
て電子部品をはんだ付けする方法に関するものである。
て電子部品をはんだ付けする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器の軽薄短小化や高機能化等を実
現する場合、LSIや抵抗器等の電子部品をプリント配
線板上に高密度に実装することが重要な課題となる。
現する場合、LSIや抵抗器等の電子部品をプリント配
線板上に高密度に実装することが重要な課題となる。
【0003】このため、近年においては、今までの主流
であったリード挿入実装部品(THD:Through-hole mount
device)を用いた実装方式から、徐々に表面実装部品
(SMD: Surface mount device )を併用した混在実装方
式へと移行しつつある。
であったリード挿入実装部品(THD:Through-hole mount
device)を用いた実装方式から、徐々に表面実装部品
(SMD: Surface mount device )を併用した混在実装方
式へと移行しつつある。
【0004】基本的に、プリント配線板への混在実装
は、片面リフロープロセス(Single sided reflow proc
ess )によって行われる。片面リフロープロセスとは、
プリント配線板の一方の面(フロント面)をリフローソ
ルダリングし、次いで他方の面(バック面)をフローソ
ルダリングする方法である。
は、片面リフロープロセス(Single sided reflow proc
ess )によって行われる。片面リフロープロセスとは、
プリント配線板の一方の面(フロント面)をリフローソ
ルダリングし、次いで他方の面(バック面)をフローソ
ルダリングする方法である。
【0005】詳細には、フロント面へのはんだペースト
の印刷、同面へのSMDの搭載、リフローソルダリン
グ、反転、バック面への接着剤の塗布、SMDの仮固
定、接着剤の硬化、反転、めっきスルーホール内へのT
HDの挿入、フローソルダリング、という一連の工程か
らなる方法である。
の印刷、同面へのSMDの搭載、リフローソルダリン
グ、反転、バック面への接着剤の塗布、SMDの仮固
定、接着剤の硬化、反転、めっきスルーホール内へのT
HDの挿入、フローソルダリング、という一連の工程か
らなる方法である。
【0006】また、この種の混在実装に供されるプリン
ト配線板では、配線密度を高めるために、めっきスルー
ホール、貫通バイアホールの小径化や狭ピッチ化などが
進められている。それに加えて、1ボード当たりの貫通
バイアホールの数も近年ますます増加する傾向にある。
ト配線板では、配線密度を高めるために、めっきスルー
ホール、貫通バイアホールの小径化や狭ピッチ化などが
進められている。それに加えて、1ボード当たりの貫通
バイアホールの数も近年ますます増加する傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリント配
線板のアッセンブリ工程では、貫通バイアホール等のラ
ンドをテストパッドとして利用して、インサーキットテ
ストやファンクションテスト等を行うことがある。その
ためには、プリント配線板においてはんだ付けの必要な
導体部のみならず、貫通バイアホールのランド部分につ
いてもソルダーレジストを施さないという構成を採るこ
とがある。
線板のアッセンブリ工程では、貫通バイアホール等のラ
ンドをテストパッドとして利用して、インサーキットテ
ストやファンクションテスト等を行うことがある。その
ためには、プリント配線板においてはんだ付けの必要な
導体部のみならず、貫通バイアホールのランド部分につ
いてもソルダーレジストを施さないという構成を採るこ
とがある。
【0008】しかし、上記のプリント配線板30に対し
てフローソルダリングを行うと、図7(a),(b)に
示されるように、近接する貫通バイアホール31のラン
ド32間に、いわゆるはんだブリッジ33が生じやすか
った。即ち、両ランド32間の距離が最短となる部分
で、ランド32同士が溶融はんだを介してつながりやす
かった。ゆえに、従来においてはフローソルダリングの
後工程にて、はんだブリッジ33を除去する作業(修正
作業)を行う必要があった。このようなはんだブリッジ
33は、通常、ランド32の間隔が0.3mm以下になる
と顕在化し、0.2mm以下になるといっそう顕著になる
傾向があった。
てフローソルダリングを行うと、図7(a),(b)に
示されるように、近接する貫通バイアホール31のラン
ド32間に、いわゆるはんだブリッジ33が生じやすか
った。即ち、両ランド32間の距離が最短となる部分
で、ランド32同士が溶融はんだを介してつながりやす
かった。ゆえに、従来においてはフローソルダリングの
後工程にて、はんだブリッジ33を除去する作業(修正
作業)を行う必要があった。このようなはんだブリッジ
33は、通常、ランド32の間隔が0.3mm以下になる
と顕在化し、0.2mm以下になるといっそう顕著になる
傾向があった。
【0009】ところが、糸状のはんだブリッジ33を目
視検査によって発見することは容易でなかったため、修
正作業において修正モレが生じ易く、不良品発生率が高
くなるという問題があった。また、修正作業自体も煩雑
なものであり、生産性やコスト性の観点からも不利であ
った。
視検査によって発見することは容易でなかったため、修
正作業において修正モレが生じ易く、不良品発生率が高
くなるという問題があった。また、修正作業自体も煩雑
なものであり、生産性やコスト性の観点からも不利であ
った。
【0010】また、この問題を解消するために近接した
ランド32間にソルダーレジストによるダムを設けよう
としても、狭い部分への形成精度に問題があり、実施が
極めて困難であった。また、その分だけ工程数が増える
ことになり、生産性の低下につながるという問題があっ
た。
ランド32間にソルダーレジストによるダムを設けよう
としても、狭い部分への形成精度に問題があり、実施が
極めて困難であった。また、その分だけ工程数が増える
ことになり、生産性の低下につながるという問題があっ
た。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、プリント配線板の生産性の低下を
招くことなしに、はんだブリッジの発生を防止すること
ができるプリント配線板のはんだ付け方法を提供するこ
とにある。
であり、その目的は、プリント配線板の生産性の低下を
招くことなしに、はんだブリッジの発生を防止すること
ができるプリント配線板のはんだ付け方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、プリント配線板上に
あってはんだブリッジが発生しやすい領域に、表面実装
部品の仮固定用の接着剤を塗布した状態で、溶融はんだ
を供給することをその要旨としている。
めに、請求項1に記載の発明では、プリント配線板上に
あってはんだブリッジが発生しやすい領域に、表面実装
部品の仮固定用の接着剤を塗布した状態で、溶融はんだ
を供給することをその要旨としている。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記プリント配線板は貫通バイアホールを備え、
前記接着剤は、少なくとも貫通バイアホールとそれに近
接している他の導体パターンとの間、または近接してい
る貫通バイアホール同士の間に塗布されることをその要
旨としている。
いて、前記プリント配線板は貫通バイアホールを備え、
前記接着剤は、少なくとも貫通バイアホールとそれに近
接している他の導体パターンとの間、または近接してい
る貫通バイアホール同士の間に塗布されることをその要
旨としている。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、前記接着剤は、前記近接している貫通バイアホー
ルのうちの少なくとも一方のランド全体を被覆するよう
に塗布されることをその要旨としている。
いて、前記接着剤は、前記近接している貫通バイアホー
ルのうちの少なくとも一方のランド全体を被覆するよう
に塗布されることをその要旨としている。
【0015】
【作用】請求項1〜3に記載の発明によると、はんだブ
リッジが発生しやすい領域にあらかじめ絶縁体である接
着剤が設けられるため、近接する導体間における溶融は
んだのつながりが阻止される。また、前記発明による
と、表面実装部品の仮固定用の接着剤を塗布するとき一
緒に、はんだブリッジが発生しやすい領域にも接着剤を
塗布することができる。
リッジが発生しやすい領域にあらかじめ絶縁体である接
着剤が設けられるため、近接する導体間における溶融は
んだのつながりが阻止される。また、前記発明による
と、表面実装部品の仮固定用の接着剤を塗布するとき一
緒に、はんだブリッジが発生しやすい領域にも接着剤を
塗布することができる。
【0016】特に請求項2に記載の発明によると、貫通
バイアホールとそれに近接している他の導体パターンと
の間に接着剤を塗布することによって、溶融はんだのつ
ながりができない程度の距離が両者間に確保される。同
じく近接している貫通バイアホール同士の間に接着剤を
塗布することによって、溶融はんだのつながりができな
い程度の距離が両者間に確保される。
バイアホールとそれに近接している他の導体パターンと
の間に接着剤を塗布することによって、溶融はんだのつ
ながりができない程度の距離が両者間に確保される。同
じく近接している貫通バイアホール同士の間に接着剤を
塗布することによって、溶融はんだのつながりができな
い程度の距離が両者間に確保される。
【0017】また、請求項3に記載の発明によると、貫
通バイアホールのうちの少なくとも一方のランド全体が
接着剤によって被覆されるため、溶融はんだのつながる
経路が完全に絶たれた状態になる。
通バイアホールのうちの少なくとも一方のランド全体が
接着剤によって被覆されるため、溶融はんだのつながる
経路が完全に絶たれた状態になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図1〜図
3に基づき詳細に説明する。この実施例では、両面板で
あるプリント配線板1に対する片面リフロープロセスが
行われる。
3に基づき詳細に説明する。この実施例では、両面板で
あるプリント配線板1に対する片面リフロープロセスが
行われる。
【0019】図1に示されるように、プリント配線板1
は貫通バイアホール2,3,4,5及びめっきスルーホ
ール6を備えている。ここで「貫通バイアホール」2〜
5とは、プリント配線板1の表裏の導通を図るためのス
ルーホールをいう。よって、THD14のリード15が
挿入される通常の「めっきスルーホール」6とは区別さ
れる。
は貫通バイアホール2,3,4,5及びめっきスルーホ
ール6を備えている。ここで「貫通バイアホール」2〜
5とは、プリント配線板1の表裏の導通を図るためのス
ルーホールをいう。よって、THD14のリード15が
挿入される通常の「めっきスルーホール」6とは区別さ
れる。
【0020】プリント配線板1のバック面S2 には、貫
通バイアホール2〜5のランド2a〜5a,めっきスル
ーホール6のランド6a、チップ部品用パッド7、SO
P用パッド8等(即ち各種の導体パターン)が形成され
ている。なお、プリント配線板1のフロント面S1 に
は、バック面S2 と同様に各種の導体パターンが形成さ
れている。
通バイアホール2〜5のランド2a〜5a,めっきスル
ーホール6のランド6a、チップ部品用パッド7、SO
P用パッド8等(即ち各種の導体パターン)が形成され
ている。なお、プリント配線板1のフロント面S1 に
は、バック面S2 と同様に各種の導体パターンが形成さ
れている。
【0021】貫通バイアホール2〜5のうちのいくつか
は互いに非常に近接し合っている。従って、かかる部分
にはんだブリッジが発生しやすくなっている。図1で
は、「はんだブリッジが発生しやすい領域」R1 〜R4
が点線によって示されている。フローソルダリング時に
図1の矢印A1 の方向にプリント配線板1を移動させる
と仮定すると、近接する貫通バイアホール2〜5のピッ
チが等しければ、領域R1 に最もはんだブリッジが発生
しやすいことがわかっている。また、前記領域R1 に次
いで領域R2 にはんだブリッジが発生しやすく、前記領
域R2 に次いで領域R3 ,R4 にははんだブリッジが発
生しやすくなる。つまり、矢印A1 の方向に対して直列
に配置されているもののほうが、並列に配置されている
ものよりもはんだブリッジが発生しやすい傾向がある。
は互いに非常に近接し合っている。従って、かかる部分
にはんだブリッジが発生しやすくなっている。図1で
は、「はんだブリッジが発生しやすい領域」R1 〜R4
が点線によって示されている。フローソルダリング時に
図1の矢印A1 の方向にプリント配線板1を移動させる
と仮定すると、近接する貫通バイアホール2〜5のピッ
チが等しければ、領域R1 に最もはんだブリッジが発生
しやすいことがわかっている。また、前記領域R1 に次
いで領域R2 にはんだブリッジが発生しやすく、前記領
域R2 に次いで領域R3 ,R4 にははんだブリッジが発
生しやすくなる。つまり、矢印A1 の方向に対して直列
に配置されているもののほうが、並列に配置されている
ものよりもはんだブリッジが発生しやすい傾向がある。
【0022】以下、図1のX−X線上にある貫通バイア
ホール2,3を代表例として説明する。上記のように、
貫通バイアホール2,3は矢印A1 で示される移動方向
に対して直列に配置されている。また、このプリント配
線板1の場合、貫通バイアホール2,3のランド2a,
3a間の最短距離は0.3mmである。ちなみに、貫通バ
イアホール3,4のランド3a,4a間の最短距離は
0.6mmである。従って、貫通バイアホール3,4の間
には、特にはんだブリッジが発生するというようなこと
はない。
ホール2,3を代表例として説明する。上記のように、
貫通バイアホール2,3は矢印A1 で示される移動方向
に対して直列に配置されている。また、このプリント配
線板1の場合、貫通バイアホール2,3のランド2a,
3a間の最短距離は0.3mmである。ちなみに、貫通バ
イアホール3,4のランド3a,4a間の最短距離は
0.6mmである。従って、貫通バイアホール3,4の間
には、特にはんだブリッジが発生するというようなこと
はない。
【0023】次に、図2,図3に基づきプリント配線板
1に電子部品を混在実装する手順を説明する。まず、ス
クリーン印刷機を用いて、プリント配線板1のフロント
面S1 にはんだペースト9を印刷する。この工程によっ
て、フロント面S1 のチップ部品用パッド7上に所定量
のはんだペースト9が印刷される。次に、プリント配線
板1を部品搭載装置に移送する。そこで、チップ部品用
パッド7上に、表面実装部品(SMD)としてのチップ
部品10を搭載する。次に、プリント配線板1をリフロ
ー炉に移送して、リフローソルダリングを行う。する
と、はんだペースト9が溶融し、フロント面S1 に搭載
されたチップ部品10がはんだ付けされる。次に反転機
でプリント配線板1を反転させることによって、プリン
ト配線板1のバック面S2 を上側にする。この後、同プ
リント配線板1を接着剤塗布装置に移送する。
1に電子部品を混在実装する手順を説明する。まず、ス
クリーン印刷機を用いて、プリント配線板1のフロント
面S1 にはんだペースト9を印刷する。この工程によっ
て、フロント面S1 のチップ部品用パッド7上に所定量
のはんだペースト9が印刷される。次に、プリント配線
板1を部品搭載装置に移送する。そこで、チップ部品用
パッド7上に、表面実装部品(SMD)としてのチップ
部品10を搭載する。次に、プリント配線板1をリフロ
ー炉に移送して、リフローソルダリングを行う。する
と、はんだペースト9が溶融し、フロント面S1 に搭載
されたチップ部品10がはんだ付けされる。次に反転機
でプリント配線板1を反転させることによって、プリン
ト配線板1のバック面S2 を上側にする。この後、同プ
リント配線板1を接着剤塗布装置に移送する。
【0024】接着剤塗布装置は大小2つのノズル11,
12を備えている。前記ノズル11,12からは熱硬化
型の接着剤(本実施例では具体的には一液型エポキシ系
接着剤)13が供給されるようになっている。この実施
例では、小さいほうのノズル11を用いて、チップ部品
用パッド7間への接着剤13の塗布が行われる。また、
大きいほうのノズル12を用いて、はんだブリッジが発
生しやすい領域R1 〜R4 への接着剤13の塗布が行わ
れる。即ち、図2(a),図3に示されるように、接着
剤13は、近接している貫通バイアホール2,3のうち
一方の貫通バイアホール3のランド3a全体を被覆する
ように塗布される。
12を備えている。前記ノズル11,12からは熱硬化
型の接着剤(本実施例では具体的には一液型エポキシ系
接着剤)13が供給されるようになっている。この実施
例では、小さいほうのノズル11を用いて、チップ部品
用パッド7間への接着剤13の塗布が行われる。また、
大きいほうのノズル12を用いて、はんだブリッジが発
生しやすい領域R1 〜R4 への接着剤13の塗布が行わ
れる。即ち、図2(a),図3に示されるように、接着
剤13は、近接している貫通バイアホール2,3のうち
一方の貫通バイアホール3のランド3a全体を被覆する
ように塗布される。
【0025】なお、この塗布装置は、チップ部品10を
仮固定すべき位置を示すデータと、はんだブリッジの発
生を防止すべき位置を示すデータとからなる接着剤塗布
データを保持している。そして、前記塗布装置は、この
接着剤塗布データに基づいて所定部分への接着剤13の
塗布作業を行うようになっている。ここで、はんだブリ
ッジの発生を防止すべき位置は、導体パターン間の最短
距離の大小に基づいて容易に特定される。即ち、この実
施例では、前記最短距離が0.3mm以下となる部分をは
んだブリッジを防止すべき位置として特定することとし
ている。また、この塗布装置は、接着剤13を塗布すべ
き領域の広狭に応じて、使用すべきノズル11,12を
適宜選択するようにあらかじめプログラムされている。
仮固定すべき位置を示すデータと、はんだブリッジの発
生を防止すべき位置を示すデータとからなる接着剤塗布
データを保持している。そして、前記塗布装置は、この
接着剤塗布データに基づいて所定部分への接着剤13の
塗布作業を行うようになっている。ここで、はんだブリ
ッジの発生を防止すべき位置は、導体パターン間の最短
距離の大小に基づいて容易に特定される。即ち、この実
施例では、前記最短距離が0.3mm以下となる部分をは
んだブリッジを防止すべき位置として特定することとし
ている。また、この塗布装置は、接着剤13を塗布すべ
き領域の広狭に応じて、使用すべきノズル11,12を
適宜選択するようにあらかじめプログラムされている。
【0026】次に、接着剤13が塗布されたプリント配
線板1を部品搭載装置に移送する。そこで、図2(b)
に示されるように、バック面S2 上の所定位置にチップ
部品10を搭載し、前記接着剤13によってチップ部品
10を仮固定させる。次にプリント配線板1をリフロー
炉に移送し、熱によって接着剤13を硬化させる。次に
反転機でプリント配線板1を反転させることによって、
再びフロント面S1 を上側にする。この後、プリント配
線板1をリード部品挿入装置に移送し、THD14のリ
ード15をめっきスルーホール7内に挿入する。次に、
プリント配線板1をダブルウェーブフローソルダリング
装置に移送する。ここで、プリント配線板1を前記矢印
A1 の方向に移動させながら、バック面S2 に対して溶
融はんだ16を供給する。すると、プリント配線板1の
金属部分、即ち貫通バイアホール2〜5のランド2a〜
5a及び内壁面、めっきスルーホール6の内壁面等に溶
融はんだ16が付着する。以上の一連の工程を経てプリ
ント配線板1上への電子部品のはんだ付けが完了する。
線板1を部品搭載装置に移送する。そこで、図2(b)
に示されるように、バック面S2 上の所定位置にチップ
部品10を搭載し、前記接着剤13によってチップ部品
10を仮固定させる。次にプリント配線板1をリフロー
炉に移送し、熱によって接着剤13を硬化させる。次に
反転機でプリント配線板1を反転させることによって、
再びフロント面S1 を上側にする。この後、プリント配
線板1をリード部品挿入装置に移送し、THD14のリ
ード15をめっきスルーホール7内に挿入する。次に、
プリント配線板1をダブルウェーブフローソルダリング
装置に移送する。ここで、プリント配線板1を前記矢印
A1 の方向に移動させながら、バック面S2 に対して溶
融はんだ16を供給する。すると、プリント配線板1の
金属部分、即ち貫通バイアホール2〜5のランド2a〜
5a及び内壁面、めっきスルーホール6の内壁面等に溶
融はんだ16が付着する。以上の一連の工程を経てプリ
ント配線板1上への電子部品のはんだ付けが完了する。
【0027】さて、次に本実施例のプリント配線板1の
はんだ付け方法の作用効果について説明する。この方法
によると、はんだブリッジが発生しやすい領域R1 〜R
4 にあらかじめ絶縁体である接着剤13が設けられる。
このため、近接するランド2a,3a間での溶融はんだ
16のつながりを阻止することができる。より詳細にい
うと、本実施例の場合、貫通バイアホール3のランド3
a全体が接着剤13によって被覆されているため、溶融
はんだ16のつながる経路が完全に絶たれた状態になっ
ている。つまり、バック面S2 側のランド3a上には溶
融はんだ16が付着し得ない状態になっている。従っ
て、ランド2a,3a間の最短距離が0.3mm以下と極
めて小さくても、それらの間にはんだブリッジが発生す
るということはない。
はんだ付け方法の作用効果について説明する。この方法
によると、はんだブリッジが発生しやすい領域R1 〜R
4 にあらかじめ絶縁体である接着剤13が設けられる。
このため、近接するランド2a,3a間での溶融はんだ
16のつながりを阻止することができる。より詳細にい
うと、本実施例の場合、貫通バイアホール3のランド3
a全体が接着剤13によって被覆されているため、溶融
はんだ16のつながる経路が完全に絶たれた状態になっ
ている。つまり、バック面S2 側のランド3a上には溶
融はんだ16が付着し得ない状態になっている。従っ
て、ランド2a,3a間の最短距離が0.3mm以下と極
めて小さくても、それらの間にはんだブリッジが発生す
るということはない。
【0028】ゆえに、従来の方法とは異なり、はんだブ
リッジの発生に伴う不都合(即ち後工程における修正作
業の必要性、修正モレによる不良品の頻発等)もない。
また、従来までの修正作業が不要になることによって、
プリント配線板1の生産性やコスト性も向上する。
リッジの発生に伴う不都合(即ち後工程における修正作
業の必要性、修正モレによる不良品の頻発等)もない。
また、従来までの修正作業が不要になることによって、
プリント配線板1の生産性やコスト性も向上する。
【0029】また、この方法によると、チップ部品10
の仮固定用の接着剤13を塗布するとき一緒に、はんだ
ブリッジが発生しやすい領域R1 〜R4 にも接着剤13
を塗布することができる。つまり、特別の工程や設備が
不要であるにもかかわらず、はんだブリッジの発生を確
実に防止することができる。従って、前記領域R1 〜R
4 への接着剤13の塗布によってプリント配線板1の生
産性が低下するということもない。
の仮固定用の接着剤13を塗布するとき一緒に、はんだ
ブリッジが発生しやすい領域R1 〜R4 にも接着剤13
を塗布することができる。つまり、特別の工程や設備が
不要であるにもかかわらず、はんだブリッジの発生を確
実に防止することができる。従って、前記領域R1 〜R
4 への接着剤13の塗布によってプリント配線板1の生
産性が低下するということもない。
【0030】さらに、この実施例の方法では、貫通バイ
アホール3のランド3aを中心として略円形状かつ同ラ
ンド3aよりもひとまわり大きく塗布されることを特徴
としている。この場合、接着剤13の一部が貫通バイア
ホール3の孔内に入り込んだ状態となるため、接着剤1
3が剥がれにくくなる。なお、実施例のように貫通バイ
アホール3のバック面S2 のランド3a全体を被覆した
としても、フロント面S1 のランド3aは依然露出した
ままの状態になっている。そして、インサーキットテス
ト等のときには前記フロント面S1 のランド3aをテス
トパッドとして使用することが可能である。このため、
検査のときでも特に支障はない。
アホール3のランド3aを中心として略円形状かつ同ラ
ンド3aよりもひとまわり大きく塗布されることを特徴
としている。この場合、接着剤13の一部が貫通バイア
ホール3の孔内に入り込んだ状態となるため、接着剤1
3が剥がれにくくなる。なお、実施例のように貫通バイ
アホール3のバック面S2 のランド3a全体を被覆した
としても、フロント面S1 のランド3aは依然露出した
ままの状態になっている。そして、インサーキットテス
ト等のときには前記フロント面S1 のランド3aをテス
トパッドとして使用することが可能である。このため、
検査のときでも特に支障はない。
【0031】加えて、この方法では、熱硬化型の接着剤
13を使用することを特徴としている。従って、塗布時
に糸引きすることがなく、塗布作業が容易である。ま
た、接着強度にも優れているため、接着剤13が剥がれ
にくいという利点がある。
13を使用することを特徴としている。従って、塗布時
に糸引きすることがなく、塗布作業が容易である。ま
た、接着強度にも優れているため、接着剤13が剥がれ
にくいという利点がある。
【0032】そして、この方法によると、例えば一種の
ダムとしてソルダーレジスト上に別のソルダーレジスト
を形成する従来方法とは異なり、接着剤13を塗布する
ときに高い形成精度が要求されることがない。従って、
実施が容易であり、生産性の観点からみても好ましい。
ダムとしてソルダーレジスト上に別のソルダーレジスト
を形成する従来方法とは異なり、接着剤13を塗布する
ときに高い形成精度が要求されることがない。従って、
実施が容易であり、生産性の観点からみても好ましい。
【0033】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、次のように変更することが可能である。
例えば、 (1) 図4(a),(b)に示される別例1のように
してもよい。即ち、図1において示した領域R3 のよう
に、複数の貫通バイアホール5が連続している場合に
は、接着剤13を一つおきに塗布することとしてもよ
い。この方法であると、例えば全部の貫通バイアホール
5に対して接着剤13を塗布する場合に比較して、塗布
時間を短縮することができる。よって、生産性の向上に
つながる結果となる。
ることはなく、次のように変更することが可能である。
例えば、 (1) 図4(a),(b)に示される別例1のように
してもよい。即ち、図1において示した領域R3 のよう
に、複数の貫通バイアホール5が連続している場合に
は、接着剤13を一つおきに塗布することとしてもよ
い。この方法であると、例えば全部の貫通バイアホール
5に対して接着剤13を塗布する場合に比較して、塗布
時間を短縮することができる。よって、生産性の向上に
つながる結果となる。
【0034】(2) 上記のような接着剤13の塗布
は、実施例のように近接する貫通バイアホール2,3の
ランド2a,3a間でのはんだブリッジ防止対策を目的
とする場合のみに限られない。即ち、貫通バイアホール
2〜5とそれに近接している他の導体パターンとの間で
のはんだブリッジ防止対策を目的とするものでもよい。
例えば、図5(a)に示される別例2では、めっきスル
ーホール6のランド6aと貫通バイアホール3のランド
3aとの間でのはんだブリッジ防止が図られている。そ
のため、はんだブリッジが発生しやすい領域R5 に、詳
細にはランド3a上に略円形状に接着剤13が塗布され
ている。図5(b)に示される別例3では、チップ部品
用パッド7と貫通バイアホール3のランド3aとの間で
のはんだブリッジ防止のため、同じくランド3a上に接
着剤13が塗布されている。
は、実施例のように近接する貫通バイアホール2,3の
ランド2a,3a間でのはんだブリッジ防止対策を目的
とする場合のみに限られない。即ち、貫通バイアホール
2〜5とそれに近接している他の導体パターンとの間で
のはんだブリッジ防止対策を目的とするものでもよい。
例えば、図5(a)に示される別例2では、めっきスル
ーホール6のランド6aと貫通バイアホール3のランド
3aとの間でのはんだブリッジ防止が図られている。そ
のため、はんだブリッジが発生しやすい領域R5 に、詳
細にはランド3a上に略円形状に接着剤13が塗布され
ている。図5(b)に示される別例3では、チップ部品
用パッド7と貫通バイアホール3のランド3aとの間で
のはんだブリッジ防止のため、同じくランド3a上に接
着剤13が塗布されている。
【0035】なお、めっきスルーホール6のランド6a
同士が近接している場合、チップ部品用パッド7同士が
近接している場合などについても、上記のような対策は
有効である。
同士が近接している場合、チップ部品用パッド7同士が
近接している場合などについても、上記のような対策は
有効である。
【0036】(3) また、図6(a)〜(e)に示さ
れる別例4〜9のようにしてもよい。図6(a)の別例
4では、貫通バイアホール2,3のランド2a,3a間
に略一直線状に接着剤20が塗布されている。このよう
な塗布方法であると、接着剤20の存在によって、ラン
ド2a,3a間に溶融はんだ16のつながりができない
程度の距離が確保される。従って、はんだブリッジが発
生しやすい領域R6 があったとしても、その部分におけ
るはんだブリッジを確実に防止することできる。
れる別例4〜9のようにしてもよい。図6(a)の別例
4では、貫通バイアホール2,3のランド2a,3a間
に略一直線状に接着剤20が塗布されている。このよう
な塗布方法であると、接着剤20の存在によって、ラン
ド2a,3a間に溶融はんだ16のつながりができない
程度の距離が確保される。従って、はんだブリッジが発
生しやすい領域R6 があったとしても、その部分におけ
るはんだブリッジを確実に防止することできる。
【0037】図6(b)の別例5では、両ランド2a,
3a間の中間点において、略円形状にかつ両ランド2
a,3aの一部を被覆するように接着剤21が塗布され
ている。この塗布方法であると、別例4の場合よりもさ
らに確実にはんだブリッジの防止を図ることができる。
3a間の中間点において、略円形状にかつ両ランド2
a,3aの一部を被覆するように接着剤21が塗布され
ている。この塗布方法であると、別例4の場合よりもさ
らに確実にはんだブリッジの防止を図ることができる。
【0038】図6(c)の別例6では、両方のランド2
a,3aを完全に被覆するように略楕円形状に接着剤2
2が塗布されている。この塗布方法であると、溶融はん
だ16がいずれのランド2a,3a上にも付着すること
ができないため、はんだブリッジが発生し得ない。
a,3aを完全に被覆するように略楕円形状に接着剤2
2が塗布されている。この塗布方法であると、溶融はん
だ16がいずれのランド2a,3a上にも付着すること
ができないため、はんだブリッジが発生し得ない。
【0039】図6(d)の別例7では、少なくともはん
だブリッジが発生しやすい領域R6内かつフローソルダ
リング時に移動方向(即ち矢印A1 の方向)前方となる
部分に、接着剤23が塗布されている。図6(e)の別
例8についても同様の部分に接着剤24が塗布されてい
る。このように接着剤23,24を塗布しておくと、余
分な溶融はんだ16の付着を免れることができるため、
溶融はんだ16のダレを回避することができる。その結
果として、ランド2a,3a間でのはんだブリッジが防
止される。図6(f)の別例9では、ランド2a,3a
全体を包囲するような接着剤25を塗布することとして
いる。
だブリッジが発生しやすい領域R6内かつフローソルダ
リング時に移動方向(即ち矢印A1 の方向)前方となる
部分に、接着剤23が塗布されている。図6(e)の別
例8についても同様の部分に接着剤24が塗布されてい
る。このように接着剤23,24を塗布しておくと、余
分な溶融はんだ16の付着を免れることができるため、
溶融はんだ16のダレを回避することができる。その結
果として、ランド2a,3a間でのはんだブリッジが防
止される。図6(f)の別例9では、ランド2a,3a
全体を包囲するような接着剤25を塗布することとして
いる。
【0040】なお、別例7,8,9の場合、接着剤2
3,24,25の高さをある程度高くするほうが効果的
である。例えば、高さを100μm〜500μmに、さ
らには200μm〜300μmにすることが好ましい。
3,24,25の高さをある程度高くするほうが効果的
である。例えば、高さを100μm〜500μmに、さ
らには200μm〜300μmにすることが好ましい。
【0041】(4) フローソルダリングの方法は、実
施例にて例示したダブルウェーブ・ソルダリングに限定
されることはない。例えば、シングルウェーブ・ソルダ
リングやディップ・ソルダリングを採用してもよい。
施例にて例示したダブルウェーブ・ソルダリングに限定
されることはない。例えば、シングルウェーブ・ソルダ
リングやディップ・ソルダリングを採用してもよい。
【0042】(5) 実施例では、チップ部品10の仮
固定用の接着剤13、及びはんだブリッジ防止用の接着
剤13として同種の接着剤13を使用している。ただ
し、これらの接着剤13は必ずしも完全に同一でなくて
もよく、仮固定用の接着剤13として使用可能な接着剤
13であればどのようなものでもよい。なお、はんだブ
リッジ防止用の接着剤13も、フローソルダリング時に
おいて溶融はんだ16に触れることになる。従って、は
んだブリッジ防止用の接着剤13についても、少なくと
も一定の時間、溶融はんだ16の熱に耐え得る程度の耐
熱性、及びその熱によって剥離しない程度の接着性を備
えていることが要求される。
固定用の接着剤13、及びはんだブリッジ防止用の接着
剤13として同種の接着剤13を使用している。ただ
し、これらの接着剤13は必ずしも完全に同一でなくて
もよく、仮固定用の接着剤13として使用可能な接着剤
13であればどのようなものでもよい。なお、はんだブ
リッジ防止用の接着剤13も、フローソルダリング時に
おいて溶融はんだ16に触れることになる。従って、は
んだブリッジ防止用の接着剤13についても、少なくと
も一定の時間、溶融はんだ16の熱に耐え得る程度の耐
熱性、及びその熱によって剥離しない程度の接着性を備
えていることが要求される。
【0043】(6) はんだブリッジ防止用の接着剤1
3を塗布する工程は、仮固定用の接着剤13の塗布工程
と必ずしも同時に実施しなくてもよく、どちらを先に実
施してもよい。即ち、少なくともフローソルダリング前
にはんだブリッジ防止用の接着剤13が塗布されていれ
ば足りるということである。
3を塗布する工程は、仮固定用の接着剤13の塗布工程
と必ずしも同時に実施しなくてもよく、どちらを先に実
施してもよい。即ち、少なくともフローソルダリング前
にはんだブリッジ防止用の接着剤13が塗布されていれ
ば足りるということである。
【0044】(7) 本発明は、実施例のプリント配線
板1のような混在実装方式のときのみに限定されること
はなく、例えば表面実装方式のときでも同様に具体化す
るこができる。
板1のような混在実装方式のときのみに限定されること
はなく、例えば表面実装方式のときでも同様に具体化す
るこができる。
【0045】(8) プリント配線板1は実施例のよう
な両面板のみに限定されることはなく、片面板や多層板
であってもよい。ここで、特許請求の範囲に記載された
技術的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって
把握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙す
る。
な両面板のみに限定されることはなく、片面板や多層板
であってもよい。ここで、特許請求の範囲に記載された
技術的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって
把握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙す
る。
【0046】(1) 請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記接着剤は熱硬化型の接着剤であること。この接
着剤であると、糸引きがなく接着強度にも優れている。 (2) 請求項1において、プリント配線板を一定方向
に移動させながらフローソルダリングを行うとともに、
その際にあらかじめはんだブリッジが発生しやすい領域
における少なくとも移動方向前方となる部分に接着剤を
塗布しておくこと。この方法であると、溶融はんだのダ
レが回避されることによって、はんだブリッジの発生が
防止される。
て、前記接着剤は熱硬化型の接着剤であること。この接
着剤であると、糸引きがなく接着強度にも優れている。 (2) 請求項1において、プリント配線板を一定方向
に移動させながらフローソルダリングを行うとともに、
その際にあらかじめはんだブリッジが発生しやすい領域
における少なくとも移動方向前方となる部分に接着剤を
塗布しておくこと。この方法であると、溶融はんだのダ
レが回避されることによって、はんだブリッジの発生が
防止される。
【0047】(3) 請求項1〜3の方法を実施するた
めの接着剤塗布装置において、前記装置は、表面実装部
品を仮固定すべき位置を示すデータと、はんだブリッジ
の発生を防止すべき位置を示すデータとからなる接着剤
塗布データを保持すること。この装置によると、自動的
にかつ効率良くはんだブリッジの発生を防止することが
できる。
めの接着剤塗布装置において、前記装置は、表面実装部
品を仮固定すべき位置を示すデータと、はんだブリッジ
の発生を防止すべき位置を示すデータとからなる接着剤
塗布データを保持すること。この装置によると、自動的
にかつ効率良くはんだブリッジの発生を防止することが
できる。
【0048】なお、本明細書中において使用した技術用
語,を次のように定義する。 「仮固定用の接着剤: チップ部品等を仮固定するた
めの熱硬化型の接着剤(例えばエポキシ系接着剤)、紫
外線・熱併用型接着剤(例えばエポキシアクリレート)
等の接着剤をいう。」 「プリント配線板: プラスティック、金属、セラミ
ックス、ガラスまたはこれらの複合材料からなる基板上
に導体パターンが形成された配線板をいい、片面板、両
面板、多層板のいずれをもいう。」
語,を次のように定義する。 「仮固定用の接着剤: チップ部品等を仮固定するた
めの熱硬化型の接着剤(例えばエポキシ系接着剤)、紫
外線・熱併用型接着剤(例えばエポキシアクリレート)
等の接着剤をいう。」 「プリント配線板: プラスティック、金属、セラミ
ックス、ガラスまたはこれらの複合材料からなる基板上
に導体パターンが形成された配線板をいい、片面板、両
面板、多層板のいずれをもいう。」
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載のプリント配線板のはんだ付け方法によれば、プリン
ト配線板の生産性の低下を招くことなしに、はんだブリ
ッジの発生を防止することができる。
載のプリント配線板のはんだ付け方法によれば、プリン
ト配線板の生産性の低下を招くことなしに、はんだブリ
ッジの発生を防止することができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、溶
融はんだのつながりができない程度の距離が確保される
ため、いっそう確実にはんだブリッジの発生を防止する
ことができる。そして、請求項3に記載の発明によれ
ば、溶融はんだのつながる経路が完全に絶たれた状態に
なるため、はんだブリッジの発生を完全に防止すること
ができる。
融はんだのつながりができない程度の距離が確保される
ため、いっそう確実にはんだブリッジの発生を防止する
ことができる。そして、請求項3に記載の発明によれ
ば、溶融はんだのつながる経路が完全に絶たれた状態に
なるため、はんだブリッジの発生を完全に防止すること
ができる。
【図1】プリント配線板を示す部分概略斜視図である。
【図2】(a)〜(c)は、図1のプリント配線板のは
んだ付け方法を説明するためのX−X断面図である。
んだ付け方法を説明するためのX−X断面図である。
【図3】貫通スルーホールのランド上に接着剤を塗布し
た状態を示す部分概略平面図である。
た状態を示す部分概略平面図である。
【図4】(a)は別例1を示す部分概略平面図であり、
(b)はその概略断面図である。
(b)はその概略断面図である。
【図5】(a)は別例2を示す部分概略平面図であり、
(b)は別例3を示す部分概略平面図である。
(b)は別例3を示す部分概略平面図である。
【図6】(a)〜(f)は、別例4〜別例9を示す部分
概略平面図である。
概略平面図である。
【図7】(a)は従来の問題点を説明するためのプリン
ト配線板の部分概略平面図であり、(b)はその概略断
面図である。
ト配線板の部分概略平面図であり、(b)はその概略断
面図である。
1…プリント配線板、2〜5…貫通バイアホール、2a
〜5a…ランド、6a…他の導体パターンとしてのめっ
きスルーホールのランド、7…他の導体パターンとして
のチップ部品用ランド、10…表面実装部品(=SM
D)としてのチップ部品、13,20,21,22,2
3,24,25…接着剤、16…溶融はんだ、R1 〜R
6 …はんだブリッジが発生しやすい領域。
〜5a…ランド、6a…他の導体パターンとしてのめっ
きスルーホールのランド、7…他の導体パターンとして
のチップ部品用ランド、10…表面実装部品(=SM
D)としてのチップ部品、13,20,21,22,2
3,24,25…接着剤、16…溶融はんだ、R1 〜R
6 …はんだブリッジが発生しやすい領域。
Claims (3)
- 【請求項1】プリント配線板上にあってはんだブリッジ
が発生しやすい領域に、表面実装部品の仮固定用の接着
剤を塗布した状態で、溶融はんだを供給するプリント配
線板のはんだ付け方法。 - 【請求項2】前記プリント配線板は貫通バイアホールを
備え、前記接着剤は、少なくとも貫通バイアホールとそ
れに近接している他の導体パターンとの間、または近接
している貫通バイアホール同士の間に塗布される請求項
1に記載のプリント配線板のはんだ付け方法。 - 【請求項3】前記接着剤は、前記近接している貫通バイ
アホールのうちの少なくとも一方のランド全体を被覆す
るように塗布される請求項2に記載のプリント配線板の
はんだ付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2452394A JPH07235762A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | プリント配線板のはんだ付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2452394A JPH07235762A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | プリント配線板のはんだ付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235762A true JPH07235762A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12140526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2452394A Pending JPH07235762A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | プリント配線板のはんだ付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07235762A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997046060A1 (fr) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Rohm Co., Ltd. | Procede de montage d'une borne sur une plaquette de circuit et plaquette de circuit |
US6175086B1 (en) | 1996-05-29 | 2001-01-16 | Rohm Co., Ltd. | Method for mounting terminal on circuit board and circuit board |
JP2008205208A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子回路基板 |
JP2010003726A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Juki Corp | 電子部品実装方法 |
JP2010219411A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 電子回路基板およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP2452394A patent/JPH07235762A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6175086B1 (en) | 1996-05-29 | 2001-01-16 | Rohm Co., Ltd. | Method for mounting terminal on circuit board and circuit board |
WO1997046060A1 (fr) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Rohm Co., Ltd. | Procede de montage d'une borne sur une plaquette de circuit et plaquette de circuit |
US6225573B1 (en) | 1996-05-31 | 2001-05-01 | Rohm Co., Ltd. | Method for mounting terminal on circuit board and circuit board |
JP2008205208A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子回路基板 |
JP2010003726A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Juki Corp | 電子部品実装方法 |
JP2010219411A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 電子回路基板およびその製造方法 |
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