JP2008204579A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読出し/書込み動作を遅延させることなく、消費電流が低くかつ回路規模の小さい半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、フローティングボディ内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルMCと、メモリセルのゲートに接続されたワード線WLと、メモリセルのデータを伝達するビット線対BLL、bBLLと、ビット線対に接続され、メモリセルのデータを伝達するセンスノード対SN、bSNと、ビット線対とセンスノード対との間に接続された複数のトランスファゲートTGLと、センスノード対の一方に第1のハイレベル電位VBLH1をラッチし、その他方にロウレベル電位VSSをラッチするラッチ回路と、書込み時または書戻し時に、センスノード対にラッチされた電位に応じて、第1のハイレベル電位よりも高い第2のハイレベル電位VBLH2をビット線対の一方へ印加するレベルシフタLSLとを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体記憶装置に係り、例えば、フローティングボディに格納された多数キャリアの数によってデータを記憶する半導体記憶装置に関する。
近年、DRAMに代わるメモリと期待されている半導体記憶装置として、FBC(Floating Body Cell)メモリがある。FBCメモリは、SOI(Silicon On Insulator)基板上にフローティングボディ(以下、ボディ領域ともいう)を備えたN型MOSトランジスタを有する。FBCメモリは、このボディ領域に蓄積されている多数キャリアの数によってデータ“1”またはデータ“0”を記憶する。
例えば、ボディ領域内のホール数が多い状態をデータ“1”とし、ホール数が少ない状態をデータ“0”とする。この場合、データ“1”を格納するメモリセル(以下、“1”セルともいう)の閾値電圧は、データ“0”を格納するメモリセル(以下、“0”セルともいう)の閾値電圧よりも低くなる。従って、メモリセルからデータを読み出すときに、“1”セルに接続されたビット線の電位は、“0”セルに接続されたビット線の電位よりも低くなる。よって、読出しデータと同一データをメモリセルへ書き戻す場合、センスアンプは、読み出したデータを論理反転したデータに対応する電位をメモリセルへ印加する必要がある。そのため、従来のFBCメモリにおいて、センスアンプは、読出しデータをセンスノードに保持するためのラッチ回路の他に、読出し時に接続されたビット線とは異なるビット線にセンスノードを接続するためにトランスファゲートを具備する必要があった。
しかし、データをメモリセルへ書き戻す際に、書込み用の電源電圧は、トランスファゲートおよびラッチ回路を構成するトランジスタを介してビット線へ伝達される。このトランジスタおよびトランスファゲートによって電源電圧は降下する。これにより、メモリセルにデータを書き込むために十分な電流を流すことができなくなり、あるいは、データの書込み時間が長くなる。これは、データの書き込み不良の原因となり得る。従来、この電圧降下を抑制するために、ラッチ回路のトランジスタおよびトランスファゲートのそれぞれのサイズ(W(チャネル幅)/L(チャネル長))を大きく設計しなければならなかった。
また、ラッチ回路は、データの読出し/書込み時に、読出し/書込みデータを一時的に格納するDQバッファとセンスアンプとを接続するDQ線をも駆動する必要がある。このため、ラッチ回路のトランジスタのサイズ(W/L)は、充分に大きくなければならない。もし、そのサイズが小さい場合には、結果として、読出し/書込み時間を長期化させる。ラッチ回路のトランジスタおよびトランスファゲートのそれぞれのサイズが大きいと、センスアンプの回路規模が大きくなる。センスアンプはビット線対ごとに設けられているので、その回路規模が大きいことは、FBCメモリ装置全体を大きくする原因となる。
さらに、データをラッチしているセンスノード対の電位差は、データ“1”の書込みBL電位 (VBLH)とデータ“0”の書込みBL電位 (VBLL)である。リフレッシュ動作では、本来、“0”セルのみの書き戻しが必要であるが、従来のセンスアンプでは、“1”セルにも書戻し動作を行っていた。これは、消費電流の増大を招致する。
特開2005−302234号公報
読出し/書込み動作を遅延させることなく、消費電流が低くかつ回路規模の小さい半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルと、前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルのデータを伝達するビット線対と、前記ビット線対に接続され、前記メモリセルのデータを伝達するセンスノード対と、前記ビット線対と前記センスノード対との間に接続された複数のトランスファゲートと、前記センスノード対の一方に第1のハイレベル電位をラッチし、前記センスノード対の他方にロウレベル電位をラッチするラッチ回路と、データの書込み時またはデータの書戻し時に、前記センスノード対にラッチされた電位に応じて、前記第1のハイレベル電位よりも高い第2のハイレベル電位を前記ビット線対の一方へ印加するレベルシフタとを備えている。
本発明による半導体記憶装置は、読出し/書込み動作を遅延させることなく、消費電流を低くかつ回路規模を小さくすることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に従ったFBCメモリの構成を示す回路図である。FBCメモリは、メモリセルMCと、センスアンプS/Ai(iは整数)(以下、S/Aともいう)と、ワード線WLLi、WLRi(以下、WLL、WLRともいう)と、ビット線BLLi、BLRi(以下、BLL、BLRともいう)と、ビット線bBLLi、bBLRi(以下、bBLL、bBLRともいう)と、イコライジング線EQLと、イコライジングトランジスタTEQL、TEQR(以下、TEQともいう)とを備えている。
本実施形態によるFBCメモリは、2セル/ビット方式を採用している。2セル/ビット方式とは、ビット線対BLL、bBLLまたはビット線対BLR、bBLRに接続され、同一ワード線上で隣り合う2つのメモリセルMCに逆極性のデータを書き込むことによって1ビットデータを格納する方式である。逆極性のデータとは、データ“0”とデータ“1”との関係のように相補の関係を有するデータである。データの読出しでは、逆極性のデータの一方のデータを他方のデータの基準とし、かつ、他方のデータを一方のデータの基準とする。従って、ビット線対BLL、bBLLまたはビット線対BLR、bBLRは、互いに逆極性のデータを伝達する。これにより、センスアンプS/Aは、センスノードSN、bSNに流れる電流差によって、データ“1”とデータ“0”とを検出している。
メモリセルMCは、マトリクス状に配列され、メモリセルアレイMCAL、MCAR(以下、MCAともいう)を構成している。ワード線WLL、WLRは、ロウ(row)方向に延伸し、メモリセルMCのゲートに接続されている。本実施形態において、ワード線WL、WLRは、センスアンプS/Aの左右に256本ずつ設けられており、図1では、WLL0〜WLL255およびWLR0〜WLR255で示されている。ビット線BLL、BLRは、カラム方向に延伸し、メモリセルMCのソースまたはドレインに接続されている。ビット線BLL、BLRは、センスアンプS/Aの左右に512本ずつ設けられている。図1では、BLL0〜BLL511およびBLR0〜BLR511で示されている。ワード線とビット線とは、互いに直交しており、その各交点にメモリセルMCが設けられている。尚、ロウ方向とカラム方向とは互いに入れ替えても差し支えない。
イコライジング線EQLは、イコライジングトランジスタTEQのゲートに接続されている。イコライジングトランジスタTEQは、ビット線BLL、BLRとグランドとの間に接続されている。イコライジングでは、ビット線BLL、BLRをグランドに接続することによって各ビット線BLL、BLRの電位を接地電位に等しくする。
図2は、メモリセルMCの構造を示す断面図である。メモリセルMCは、支持基板10、BOX層20およびSOI層30を含むSOI基板上に設けられている。SOI層30内に、ソース60およびドレイン40が設けられている。フローティングボディ50は、ソース60とドレイン40との間のSOI層30に形成される。フローティングボディ50は、ソース60およびドレイン40とは逆導電型の半導体である。フローティングボディ50は、ソース60、ドレイン40、BOX層20、ゲート絶縁膜70およびSTI(Shallow Trench Isolation)(図示せず)によって囲まれることによって電気的に浮遊状態である。FBCメモリは、フローティングボディ50内の多数キャリアの数によってデータを記憶することができる。
本実施形態では、メモリセルMCはN型MISFETである。ボディ50に蓄積されたホールが多い状態をデータ“1”とし、ホールが少ない状態をデータ“0”と定義する。
データ“1”をメモリセルMCに書き込むためには、メモリセルMCを飽和状態で動作させる。例えば、ワード線WLを1.5Vにバイアスし、ビット線BLを1.5Vにバイアスする。ソースはグランドGND(0V)である。これにより、ドレイン近傍においてインパクトイオン化が生じ、電子−ホール対が大量に発生する。インパクトイオン化により生じた電子は、ドレインに流れ、ホールはポテンシャルの低いボディに蓄えられる。インパクトイオン化でホールが発生するときに流れる電流と、ボディ−ソース間のpn接合におけるフォワード電流が釣り合ったときに、ボディ電圧は平衡状態に達する。このボディ電圧は、約0.7Vである。
データ“0”を書き込むときには、ビット線BLを負の電圧に低下させる。例えば、ビット線BLの電位を−1.5Vに低下させる。この動作により、ボディ50−ドレイン40間のpn接合が大きく順方向にバイアスされる。ボディ50に蓄積されていたホールはドレイン40へ排出され、データ“0”がメモリセルMCに記憶される。
データの読出し動作では、ワード線WLをデータ書込み時と同様に活性にするが、ビット線BLをデータ“1”の書込み時と比べて低く設定する。例えば、ワード線WLを1.5Vとし、ビット線BLを0.2Vにする。メモリセルMCを線形領域で動作させる。データ“0”を記憶するメモリセルMCとデータ“1”を記憶するメモリセルMCとは、ボディ50に蓄積されたホール数の違いにより、メモリセルMCの閾値電圧において相違する。この閾値電圧の差を検知することによって、データ“1”とデータ“0”とを識別する。読み出し時にビット線BLを低電圧にする理由は、ビット線BLの電圧を高くしてメモリセルMCを飽和状態にバイアスしてしまうと、データ“0”を読み出す場合にインパクトイオン化によりデータ“0”がデータ“1”に変化してしまうからである。
図3は、センスアンプS/Aの構成を示す回路図である。センスアンプS/Aは、左右に設けられたビット線対BLL、bBLLおよびビット線対BLR、bBLRに接続されており、2つのビット線対に対応して設けられている。実際のデータ読出し/書込み動作では、センスアンプS/Aは、いずれか一方のビット線対からデータを受け取り、あるいは、そのビット線対へデータを送る。このとき、他方のビット線対は、トランスファゲートによってセンスノード対から切断されている。
センスアンプS/Aは、一対のセンスノードSN、bSNを含む。センスノードSNは、トランスファゲートTGL1を介してビット線BLLに接続され、トランスファゲートTGR1を介してビット線BLRに接続されている。センスノードbSNは、トランスファゲートTGL2を介してビット線bBLLに接続され、トランスファゲートTGR2を介してビット線bBLRに接続されている。トランスファゲートTGL1、TGL2、TGR2およびTGR2はN型FETで構成されている。
トランスファゲートTGL1およびTGL2は、それぞれセンスノードSNとビット線BLLとの間、センスノードbSNとビット線bBLLとの間に接続されており、信号ΦtLによってオン/オフ制御される。トランスファゲートTGR1およびTGR2は、それぞれセンスノードSNとビット線BLRとの間、センスノードbSNとビット線bBLRとの間に接続されており、ΦtRによってオン/オフ制御される。読出し/書込み動作時において、信号ΦtLまたはΦtRのいずれか一方のみが活性化され、他方は不活性である。
ここで、活性化とは素子または回路をオンまたは駆動させることを意味し、不活性化とは素子または回路をオフまたは停止させることを意味する。従って、HIGH(高電位レベル)の信号が活性信号である場合もあり、LOW(低電位レベル)の信号が活性信号である場合もあることに注意されたい。例えば、NMOSトランジスタは、ゲートをHIGHにすることによって活性化する。一方、PMOSトランジスタは、ゲートをLOWにすることによって活性化する。
センスアンプS/Aは、クロスカップル型ダイナミックラッチ回路(以下、ラッチ回路という)LC1およびLC2を含む。ラッチ回路LC1は、センスノードSNLとSNRとの間に直列に接続された2つのp型トランジスタTP1およびTP2からなる。トランジスタTP1のゲートはセンスノードbSNに接続され、トランジスタTP2のゲートはセンスノードSNに接続されている。即ち、トランジスタTP1およびTP2の各ゲートは、センスノードSNおよびbSNに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路LC2は、センスノードSNとbSNとの間に直列に接続された2つのn型トランジスタTN1およびTN2からなる。トランジスタTN1のゲートはセンスノードbSNに接続され、トランジスタTN2のゲートはセンスノードSNに接続されている。即ち、トランジスタTN1およびTN2の各ゲートも、センスノードSNおよびbSNに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路LC1およびLC2は、信号SAPおよびbSANの活性化によってそれぞれ駆動される。ラッチ回路LC1およびLC2は、センスノード対SAとbSNとの電位差を増幅し、ラッチする。
短絡スイッチとしてのn型トランジスタTN3は、センスノードSNとbSNとの間に接続されており、信号SHORTによって制御される。トランジスタTN3は、読出し/書込み動作前にセンスノードSNとbSNとを短絡することによってセンスノードSNとbSNとをイコライジングする。
n型トランジスタTN4は、DQ線とセンスノードSNとの間に接続され、n型トランジスタTN5はbDQ線とセンスノードbSNとの間に接続されている。トランジスタTN4およびTN5の各ゲートは、カラム選択線CSLに接続されている。DQ線およびbDQ線は、DQバッファ(図示せず)に接続されている。DQバッファは、データの読出し時にはメモリセルMCからのデータを外部へ出力するために一時的に格納し、また、データの書込み時には外部からのデータをセンスアンプS/Aへ伝達するために一時的に格納する。従って、カラム選択線CSLは、外部へデータを読み出し、あるいは、外部からデータを書き込むときに活性化され、センスノードSNおよびbSNがDQバッファに接続することを可能とする。
センスアンプS/Aは、メモリセルMCへのデータ書込み時あるいは書戻し時に活性化されるフィードバック信号線FBL、FBR、bFBLおよびbFBRと、レベルシフタLSL、LSRとを備えている。第1の信号線としての信号線FBL、FBRは、メモリセルMCへデータを書き込む際に、第2のハイレベル電位VBLH2を供給する信号線である。即ち、信号線FBL、FBRは、データ“1”の書込みに用いられる信号線である。信号線FBL、FBRのハイレベル電位VBLH2は、信号線SAPのハイレベル電位VBLH1よりも高電位である。例えば、VBLH2は2.5Vであり、VBLH1は1.2Vである。
第2の信号線としての信号線bFBL、bFBRは、メモリセルMCへデータを書き込む際に、ロウレベル電位VSSを供給する信号線である。即ち、信号線bFBL、bFBRは、データ“0”の書込みに用いられる信号線である。信号線bFBL、bFBRのロウレベル電位VSSは、データを検出する際に用いられる信号線bSANのロウレベル電位と等電位(例えば、0V)でよい。
レベルシフタLSLは、p型トランジスタTP4、TP5、および、n型トランジスタTN6、TN7を備えている。トランジスタTP4およびTN6は、信号線FBLとbFBLとの間に直列に接続されている。トランジスタTP4とTN6との間の接続ノードN1は、ビット線対の一方であるビット線BLLに接続されている。トランジスタTP4のゲートは、トランジスタTP5とトランジスタTN7との間のノードN2に接続されている。ノードN2は、ビット線対の他方であるビット線bBLLに接続されている。換言すると、第1のトランジスタとしてのトランジスタTP4は、信号線FBLとノードN1(ビット線BLL)との間に接続され、ビット線bBLL(ノードN2)の電位に応じて、信号線FBLをビット線BLLに接続することができるように構成されている。第3のトランジスタとしてのトランジスタTN6は、信号線bFBLとノードN1との間に接続されている。トランジスタTN6のゲートは、センスノードbSNに接続されている。従って、トランジスタTN6は、センスノードbSNの電位に応じて、信号線bFBLをビット線BLLに接続することができるように構成されている。
トランジスタTP5およびTN7も、信号線FBLとbFBLとの間に直列に接続されている。トランジスタTP5とTN7との間の接続ノードN2は、ビット線対の他方であるビット線bBLLに接続されている。トランジスタTP5のゲートは、ノードN1に接続されている。ノードN1は、ビット線対の一方であるビット線BLLに接続されている。換言すると、第2のトランジスタとしてのトランジスタTP5は、信号線FBLとノードN2(ビット線bBLL)との間に接続され、ビット線BLL(ノードN1)の電位に応じて、信号線FBLをビット線bBLLに接続することができるように構成されている。第4のトランジスタとしてのトランジスタTN7は、信号線bFBLとノードN2との間に接続されている。トランジスタTN7のゲートは、センスノードSNに接続されている。従って、トランジスタTN7は、センスノードSNの電位に応じて、信号線bFBLをビット線bBLLに接続することができるように構成されている。このように、トランジスタTN6およびTN7の各ゲートは、ノードN1、N2に対してクロスカップリングされている。
ビット線BLLを介してデータ“1”をメモリセルMCへ書き込む場合、信号線FBLのハイレベル電位VBLH2は、トランジスタTP4を介してビット線BLLに伝達される。また、ビット線BLLを介してデータ“0”をメモリセルMCへ書き込む場合、信号線bFBLのロウレベル電位VSSは、トランジスタTN6を介してビット線BLLに伝達される。同様に、ビット線bBLLを介してデータ“1”をメモリセルMCへ書き込む場合、信号線FBLのハイレベル電位VBLH2は、トランジスタTP5を介してビット線bBLLに伝達される。また、ビット線bBLLを介してデータ“0”をメモリセルMCへ書き込む場合、信号線bFBLのロウレベル電位VSSは、トランジスタTN7を介してビット線BLLに伝達される。
このように、本実施形態では、データの書込みまたはデータの書戻し時に、信号線FBLまたはbFBLは、1つのトランジスタを介してビット線BLまたはbBLへ接続される。よって、トランジスタTP4、TP5、TN6、TN7のそれぞれのサイズ(W/L)は、従来のラッチ回路のトランジスタおよびトランスファゲートのサイズよりも小さくてよい。この時、ラッチ回路LC1、LC2内のトランジスタTP1、TP2、TN1、TN2は介在していない。よって、トランジスタTP1、TP2、TN1、TN2のサイズ(W/L)も、従来のラッチ回路のトランジスタおよびトランスファゲートのサイズよりも小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、データの書込み時またはデータの書戻し時には、レベルシフタLSLがセンスノード対SN、bSNにラッチされた電位に応じて、第1のハイレベル電位VBLH1よりも高い第1のハイレベル電位VBLH2をビット線BLLまたはbBLLへ印加する。このように、本実施形態では、ビット線対とセンスノード対とに異なる電位差を印加することができる。即ち、メモリセルMCへの書込み電圧と、データの検出およびデータのラッチに用いられる電圧とを独立に設定することができる。これは、レベルシフタLSLを設けることによってデータ検出用トランジスタTP1〜TP3、TN1〜TN5および電源電圧(SAP,bSAN)がデータ書込み用トランジスタTP4〜TP7、TN6〜TN9および電源電圧(FBL,bFBL)から分離されているからである。トランジスタTP1〜TP3、TN1〜TN5がトランジスタTP4〜TP7、TN6〜TN9から分離されているので、トランジスタTP1〜TP3、TN1〜TN5のサイズ(W/L)が小さくても、データの書込みまたはデータの書戻しの速度の低下を抑制することができる。
本実施形態では、ラッチ回路LC1、LC2がデータを検出するときに用いる電位差(SAPとbSANとの電位差)は、書込み時にビット線対BLL,bBLLに印加される電位の差(FBLとbFBLとの電位差)よりも小さく設定されている。これにより、センスアンプS/Aは、充分に高い電圧でデータ“1”をメモリセルMCに書き込み、あるいは、書き戻すことができ、尚且つ、センスノードSNとbSNとの間に設けられたトランジスタを低耐圧トランジスタにすることができる。即ち、トランスファゲートよりセンスノード側に設けられたトランジスタTP1〜TP3、TN1〜TN5のそれぞれの耐圧は、トランスファゲートよりビット線側に設けられたトランジスタTP4〜TP7、TN6〜TN9のそれぞれの耐圧よりも低くてよい。これにより、トランジスタTP1、TP2、TN1〜TN5のゲート絶縁膜は、トランジスタTP4〜TP7、TN6〜TN9のゲート絶縁膜よりも薄くてよい。ゲート絶縁膜が薄いと、トランジスタのサイズ(W(ゲート幅/L(ゲート長))を小さくすることができる。
レベルシフタLSRも、レベルシフタLSLと同様に構成され、ビット線対BLR、bBLRに対して同様に動作する。従って、ここでは、レベルシフタLSRの構成および動作についての説明は省略する。尚、トランジスタTP4、TP5、TN6、TN7は、それぞれトランジスタTP6、TP7、TN8、TN9に対応し、ノードN1、N2は、それぞれノードN3、N4に対応する。
次に、本実施形態によるFBCメモリの動作を説明する。
図4(A)から図4(F)は、データ読出し動作およびデータ書込み動作におけるデータ書込み(書戻し)動作を示すタイミング図である。
図4(F)に示すように、t1において、信号EQLをロウレベルVSSにすることによって、図1に示すイコライジングトランジスタTEQL、TEQRを閉じる。VSSは、例えば、0Vである。これにより、グランドに短絡していたビット線BLLおよびBLRを全て高インピーダンス状態にする。これと同時に、信号SHORTをロウレベルにすることによってセンスノード対SNとbSNとの間を切断する。これにより、メモリセルアレイMCAL内のビット線BLLが相互に分離される。
当初、信号ΦTL、ΦTRは、ともに不活性(ロウレベル)であり、トランスファゲートTGL1、TGL2、TGR1、TGR2は、センスノード対とビット線対との間を切断している。信号ΦTRを不活性状態のまま、図4(D)に示すように信号ΦTLをハイレベルに活性化させる。これにより、トランスファゲートTGL1、TGL2が、ビット線対BLL、bBLLをセンスノード対SN、bSNにそれぞれ接続する。尚、ΦTRは、ロウレベルを維持するため、ここでは図示していない。
図4(C)に示すように、信号bSANはロウレベル(VSS)に維持されている。従って、図3に示すラッチ回路LC2はセンスノード対SN、bSNの電位によって駆動され得る。t1において信号SAPもロウレベル(VSS)である。従って、ラッチ回路LC1は不活性状態にある。
t2において、図4(F)に示すようにワード線WLLが選択的に活性化される。これにより、選択ワード線に接続されたメモリセルMCが選択される。ラッチ回路LC2は、VSSに接続されており、選択メモリセルMCのソースはVSLに接続されている。VSLは、例えば、0.8Vであり、VSS(例えば、0V)よりも高い電位に設定されている。VSSとVSLとの電位差は、トランジスタTN1、TN2の閾値電圧よりも大きい。従って、ラッチ回路LC2が駆動され、メモリセルMCからの電流がラッチ回路LC2へ流れ込む。即ち、本実施形態では、ラッチ回路LC2は電流負荷回路として機能する。
ビット線対BLL、bBLLに接続された2つのメモリセルMCは、互いに逆極性のデータを格納する。従って、図4(A)に示すように、センスノード対SN,bSNに逆極性の信号が発展する。本実施形態では、センスノードSNがデータ“0”をセンスし、センスノードbSNがデータ“1”をセンスしている。
本実施形態では、メモリセルMCのソース電位VSLは、ラッチ回路LC2の電源電圧VSSよりも高いので、メモリセルMCからの電流がラッチ回路LC2へ流れ込む。従って、センスノードSN,bSNおよびビット線BLL、bBLLの電位差は、VSLからVSSへ向かって低下しながら広がっていく(発展していく)。
センスノード対SN,bSNに充分な信号差(電位差)が生じた時点(t3)で、図4(D)に示すように信号ΦTLをロウレベル電位にし、センスノード対SN、bSNをビット線対BLL,bBLLから切断する。それと同時に、図4(C)に示すように、信号SAPを第1のハイレベル電位VBLH1に活性化する。これにより、ラッチ回路LC1が駆動され、図4(A)に示すように、センスノードSNとbSNとの間の信号差が増幅される。本実施形態では、センスノードSNの電位はVBLH1(例えば、1.1V)であり、センスノードbSNの電位はVSS(例えば、0V)である。センスノードSNとbSNとの間の電位差Vseは、例えば、1.1Vである。ラッチ回路LC1、LC2は、センスノードSN、bSNに、この信号差(電位差)を保持する。
次に、データの書込み(書戻し)を実行する。図4(E)に示すように、t4において、信号線bFBLがロウレベル電位VBLLに活性化される。VBLLは、データ“0”の書込み電位であり、例えば、0Vである。本実施形態では、VBLLは、VSSに等しい。これにより、トランジスタTN6はオフ状態を維持するが、トランジスタTN7はオンになる。なぜならば、トランジスタTN6のゲートはロウレベル電位VSSを保持するセンスノードbSNに接続されており、トランジスタTN7のゲートは第1のハイレベル電位VBLH1を保持するセンスノードSNに接続されているからである。トランジスタTN7がオンになることによって、信号線bFBLは、ノードN2を介してビット線bBLLに接続される。その結果、データ“0”が選択ワード線WLLおよびビット線bBLLに接続された選択メモリセルMCに書き込まれる。
その後、図4(E)に示すように、t5において、信号線FBLが第2のハイレベル電位(VBLH2)に活性化される。このとき、トランジスタTP4のゲート電位は、ロウレベル電位(VSS)であり、トランジスタTP5のゲート電位は、第1のハイレベル電位(VBLH1)である。よって、トランジスタTP5はオフ状態のまま、トランジスタTP4のみがオンになる。従って、信号線FBLは、ノードN1を介してビット線BLLに接続される。これにより、選択ワード線WLLおよびビット線BLLに接続された選択メモリセルMCにデータ“1”が書き込まれる。
第2のハイレベル電位VBLH2は、第1のハイレベル電位VBLH1よりも高い電位であり、例えば、2.5Vである。
本実施形態では、データ書込み時またはデータ書戻し時のビット線BLLの電位は、VBLH2(例えば、2.5V)であり、ビット線bBLLの電位はVSS(例えば、0V)である。このときのビット線BLLとbBLLとの間の電位差Vwrは、例えば、2.5Vである。
データのラッチ時のセンスノード対SN、bSNの電位差Vse(1.1V)は、データ書込み時またはデータ書戻し時のビット線BLLとbBLLとの間の電位差Vwr(2.5V)よりも小さい。このようにVBLH2は、VBLH1よりも高く、かつ、データ書込み時またはデータ書戻し時にトランジスタTN4、TN5のいずれか一方がオン状態、他方がオフ状態となるように設定される。
本実施形態では、信号線bFBLをロウレベル電位VSSへ活性化した後に、信号線FBLをハイレベル電位VBLH2へ活性化している。これは、ゲートがセンスノード対SN、bSNに接続されたトランジスタTN6、TN7を、ゲートがビット線対BLL、bBLLに接続されたトランジスタTP4、TP5よりも先に駆動させるためである。これにより、ビット線BLL、bBLLに接続されたメモリセルMCにデータを正しく書き込むことができる。より詳細には、図4(B)に示すように、t4において、ビット線bBLLがVSSに立ち下がっている。これにより、ビット線BLLとbBLLとの間に或る程度の電位差が生じる。その後、t5において、信号FBLを活性化させることによって、クロスカップルされたトランジスタTP4、TP5が駆動される。これにより、ビット線BLLとbBLLとの間の電位差が拡大される。その結果、ビット線BLL,bBLLに接続されたメモリセルMCにデータを正しく書き込むことができる。もし、信号線bFBLを活性化する前に、信号線FBLを活性化した場合、データ検出時のビット線対の信号差(電位差)は小さいので、トランジスタTP4、TP5がビット線BLLまたはbBLLに逆論理のデータを書き込んでしまう可能性がある。
以上、ビット線対BLL、bBLLおよびレベルシフタLSLの動作について説明したが、ビット線対BLR、bBLRおよびレベルシフタLSRの動作についても同様のことが言える。ビット線対BLR、bBLRおよびレベルシフタLSRのリフレッシュ動作は、上記記載から容易に推測できるので、ここでは省略する。
また、データをセンスアンプS/Aの外部へ読み出す動作では、カラム選択線CSLを活性化し、DQ線を駆動させる。この動作は、“1”をリストアする動作と同時に実行しても、ラッチ回路LC1に過大な電流は流れない。
尚、データ読出し動作では、センスアンプS/Aは、データ検出後、DQ線を介して外部へそのデータを読み出し、それとともに、検出したデータをメモリセルMCへ書き戻す動作も実行する。データ書込み動作では、センスアンプS/Aは、メモリセルMCのデータを一旦検出し、そのデータを外部からのデータで更新し、更新後のデータをメモリセルMCへ書き込む。従って、図4(A)から図4(F)に示す動作は、外部へのデータの読出し動作および外部からのデータの書込み動作の両方に用いられる。
図5(A)から図5(F)は、リフレッシュ動作を示すタイミング図である。リフレッシュ動作とは、一旦、読み出したデータをセンスノード対SA、bSAにラッチし、これと同一論理データをメモリセルMCへ書き戻す(リストアする)動作である。リフレッシュ動作は、チャージポンピング現象でデータ“1”が“0”に変化してしまうこと、並びに、リーク電流やGIDLによってデータ“0”が“1”に変化してしまうことを抑制する。
チャージポンピング現象とは以下の通りである。メモリセルをオン状態にしたときに反転層内の電子の一部がゲート酸化膜とボディ領域との界面にある界面準位にトラップされる。ボディ領域に蓄積されていた正孔はこの電子と再結合して消滅する。通常、ワード線が活性化された場合、非選択のメモリセルにはデータは書き戻されない。よって、選択メモリセルのデータの読出し/書込み時に非選択メモリセルのオン/オフが繰り返されると、データ“1”を記憶する非選択メモリセルのボディ領域に蓄積されていた正孔が徐々に減少してしまう。その結果、非選択メモリセルのデータ“1”の状態はデータ “0”に変化してしまう。この現象をチャージポンピング現象という。
本実施形態におけるリフレッシュ動作では、データ“1”を書き戻すために用いられるハイレベル電位がVBLH1である点で図4(A)から図4(F)に示す動作と異なる。図5(A)から図5(F)に示すリフレッシュ動作のその他の電位および動作は、図4(A)から図4(F)に示す動作と同様でよい。ここでは、リフレッシュ動作と通常のデータ読出し動作またはデータ書込み動作との相違のみを説明する。
図5(E)に示すように、フィードバック信号線FBL、bFBLのハイレベル電位は、VBLH1である。その結果、図5(B)に示すように、データ“1”がリストアされるとき(t5の後)、ビット線BLLの電位は、VBLH2(2.5V)よりも低いVBLH1(1.1V)である。即ち、レベルシフタLSLは、リフレッシュ動作におけるデータ書戻し時には、第1のハイレベル電位VBLH1をビット線BLLへ印加する。
データ“1”のリフレッシュ動作は、データ“1”の書込みと異なり、上述のチャージポンピング現象に対処するために実行される。このため、データ“1”のリフレッシュ動作は、チャージポンピング現象によって消滅したホールを補充するに足りる程度のホールを生成すればよい。従って、データ“1”を書き込むために用いられる高電位VBLH2は、データ“1”のリフレッシュ動作には過剰に大きな電位である。データ“1”のリフレッシュ動作は、VBLH2よりも低いVBLH1をビット線へ印加すれば充分である。VBLH1は、センスノードSNまたはbSNにデータ“1”を保持するために用いられるハイレベル電位である。もし、データ“1”のリフレッシュ動作にVBLH2を用いた場合、消費電力を増大させる原因ともなり得る。
以上、ビット線対BLL、bBLLおよびレベルシフタLSLの動作について説明したが、ビット線対BLR、bBLRおよびレベルシフタLSRの動作についても上記説明と同様のことが言える。ビット線対BLR、bBLRおよびレベルシフタLSRの動作は、上記記載から容易に推測できるので、ここでは省略する。
本実施形態において、一般的には、センスアンプS/Aは、メモリセルMCと同様に、SOI基板上に形成される。この場合、図3に示すトランジスタTN1〜TN9、TP1〜TP7、TGL1、TGL2、TGR1、TGR2の各ボディは、フローティング状態となる。ここで、データ検出(初期センス)に関わるトランジスタTP1、TP2、TN1、TN2、トランスファゲートTGL1、TGL2、TGR1、TGR2は、閾値のばらつきに敏感である、よって、これらのトランジスタおよびトランスファゲートでは、ボディコンタクト(図示せず)を形成し、ボディを所定の電位に固定することによって、その閾値を安定させることが必要である。一方、データ検出に関係しないトランジスタTP4〜TP7、TN4〜TN9は、閾値のばらつきにさほど敏感ではない。従って、トランジスタTP4〜TP7、TN4〜TN9については、電流駆動能力の向上およびチップ面積の削減の観点から、ボディコンタクトを設けないことが好ましい。これにより、センスアンプS/Aは、高速かつ正確にデータを検出することができ、かつ、実装面積を小さくすることができる。
上記実施形態のセンスアンプS/Aを構成するトランジスタおよびトランスファゲートの導電型は論理的に逆であってもよい。即ち、センスアンプS/A内のP型トランジスタTP1〜TP7に代えてN型トランジスタを採用し、かつ、N型トランジスタTN1〜TN9、TGL1、TGL2、TGR1、TGR2に代えてP型トランジスタを採用してもよい。この場合、これらのトランジスタおよびトランスファゲートの制御信号の電位レベルも論理的に逆にする。
また、メモリセルは、NMOSに代えてPMOSであってもよい。この場合、電源の電位レベル(VBLH1、VBLH2、VSS)は、論理的に反転させる必要がある。例えば、メモリセルがPMOSの場合、VSSに代えて高レベル電位VBLHを採用する、VBLH1、VBLH2に代えて、それぞれ低レベル電位VSS1、VSS2(|VSS2|≧|VSS1|)を採用してもよい。
本発明に係る実施形態に従ったFBCメモリの構成を示す回路図。 メモリセルMCの構造を示す断面図。 センスアンプS/Aの構成を示す回路図。 データ読出し動作およびデータ書込み動作におけるデータの書戻し(リストア)動作を示すタイミング図。 リフレッシュ動作を示すタイミング図。
符号の説明
MC…メモリセル
S/A…センスアンプ
WL…ワード線
BLL、bBLL…ビット線
SN、bSN…センスノード
TGL…トランスファゲート
VBLH1…第1のハイレベル電位
VBLH2…第2のハイレベル電位
VSS…ロウレベル電位
LC1、LC2…ラッチ回路
LSL…レベルシフタ

Claims (5)

  1. 電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルと、
    前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルのデータを伝達するビット線対と、
    前記ビット線対に接続され、前記メモリセルのデータを伝達するセンスノード対と、
    前記ビット線対と前記センスノード対との間に接続された複数のトランスファゲートと、
    前記センスノード対の一方に第1のハイレベル電位をラッチし、前記センスノード対の他方にロウレベル電位をラッチするラッチ回路と、
    データの書込み時またはデータの書戻し時に、前記センスノード対にラッチされた電位に応じて、前記第1のハイレベル電位よりも高い第2のハイレベル電位を前記ビット線対の一方へ印加するレベルシフタとを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記レベルシフタは、
    データの書込み時またはデータの書戻し時に前記第2のハイレベル電位を供給する第1の信号線と前記ビット線対のうち第1のビット線との間に接続された第1導電型の第1のトランジスタであって、該第1のトランジスタのゲートは、前記ビット線対のうち第2のビット線に接続されている第1のトランジスタと、
    前記第1の信号線と前記第2のビット線との間に接続された第1導電型の第2のトランジスタであって、該第2のトランジスタのゲートは、前記第1のビット線に接続されている第2のトランジスタと、
    データの書込み時またはデータの書戻し時に前記ロウレベル電位を供給する第2の信号線と前記第1のビット線との間に接続された第2導電型の第3のトランジスタであって、該第3のトランジスタのゲートは、前記第2のビット線に対応するセンスノードに接続されている第3のトランジスタと、
    前記第2の信号線と前記第2のビット線との間に接続された第2導電型の第4のトランジスタであって、該第4のトランジスタのゲートは、前記第1のビット線に対応するセンスノードに接続されている第4のトランジスタとを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. データの書込み時またはデータの書戻し時に、前記第2の信号線を前記ロウレベル電位へ活性化した後に、前記第1の信号線を前記第2のハイレベル電位へ活性化することを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルから読み出したデータを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作におけるデータ書戻し時には、前記レベルシフタは、前記第1のハイレベル電位を前記ビット線対の一方へ印加することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ラッチ回路は、前記第1から第4のトランジスタよりもゲート絶縁膜の膜厚が薄い複数のトランジスタで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
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