JP2008201312A - 磁気式位置センサ及びアクセルペダル装置 - Google Patents

磁気式位置センサ及びアクセルペダル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気式位置センサにおいて、組付け作業性、センサ精度の向上を図る。
【解決手段】環状のアマチャ61、アマチャに接合されたマグネット62、磁路を形成するステータ63,64、磁束を検出するセンサ素子65、アマチャを嵌合して固定する凹状ホルダ32、ステータ及びセンサ素子を一緒に固定して凹状ホルダの内側に非接触にて相対的に回動自在に配置される凸状ホルダ23を備え、凹状ホルダ32は、アマチャの外周面61aを対向又は接触させるように受け入れる内周面32b、内周面から内側に突出すると共にアマチャを嵌め込む際にその外周縁により削られ又は潰され得るクラッシュリブ32cを含む。これにより、専用の部品を用いず、簡単な構造で、凹状ホルダの変形を招くことなく、所定の装着位置にアマチャを確実にかつ容易に取付けることができ、センサ精度を向上させることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、ホール素子等のセンサ素子を用いた磁気式位置センサ及びこの磁気式位置センサを備えたアクセルペダル装置に関し、特に、ドライブバイワイヤシステムを採用した車両等に適用されるアクセルペダルの揺動軸周りに配置されてアクセル開度を検出する磁気式位置センサ及びこれを用いたアクセルペダル装置に関する。
自動車等に搭載のエンジンにおいて、電子制御スロットルシステム(ドライブバイワイヤシステム)に適用されるアクセルペダル装置としては、アクセルペダルを一体的に有しハウジングに対して揺動自在に支持されたペダルアーム、ペダルアームを揺動自在に支持する揺動支軸、ペダルアームを休止位置に戻す復帰バネ、揺動支軸の周りに配置されてペダルアームの角度位置を検出する位置センサ等を備え、位置センサによりアクセルペダル(ペダルアーム)の踏み込み量(角度位置)を検出し、その検出信号に基づいて、エンジンの出力制御を行なうようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
したがって、このアクセルペダル装置において、ペダルアーム及び揺動支軸の位置ずれは位置センサの出力信号に影響を及ぼすことになるため、アクセル開度を高精度に制御するためにも、揺動支軸の振れがないように高精度に支持しつつ、ペダルアームを休止位置と最大踏み込み位置の間で揺動させることが要求される。
また、このアクセルペダル装置に設けられた位置センサは、ペダルアームと一体的に回転するロータに設けられたアマチャ及びマグネット、ハウジングに固定された2つのステータ及びホール素子により形成されている。
しかしながら、この位置センサにおいては、樹脂材料を用いてロータ(あるいはロータを含むペダルアーム)を成型する際に、アマチャ及びマグネットをインサート成型し、ロータ(あるいはロータを含むペダルアーム)の成型後に、着磁及び熱からし等の処理を施していたため、着磁装置あるいは熱処理装置の大型化、設備費の増加を招き、又、着磁する際に複数個処理することができず、作業性が悪く、生産コストの増加を招くという問題があった。
一方、予めマグネットに着磁処理及び熱処理(熱からし)を施した後に、ロータ(あるいはロータを含むペダルアーム)の成型と同時にインサート成型を行うと、成型時に高温に曝されることにより、予め着磁した磁気力が低減(減磁)させられるという問題が生じる。そこで、インサート成型に替えて、予め着磁処理及び熱処理(熱からし)を施したマグネットをアマチャに接合し、成型したロータ(あるいはロータを含むペダルアーム)に対して圧入により固定すると、圧入領域が変形(軸径が変化)して、揺動軸線の位置ずれを生じ、安定した揺動動作が得られなくなる虞がある。この圧入領域の変形及び位置ずれは、樹脂材料に限らず比較的剛性の低い金属材料を用いて形成した場合でも、同様に生じる得る問題である。
そして、このような位置ずれは、揺動支軸の周りに非接触式の位置センサが配置された場合、その位置センサによる出力の再現性が悪くなり、位置検出を高精度に行うことが困難になる虞がある。
また、マグネットを固定する他の手法として、円筒状フレーム(ホルダ)の内周面に段付部を設け、環状のマグネットをフレーム内に嵌め込んでその端面を段付部に当接させ、マグネットの反対側の端面を、爪の付いた板バネをフレームに嵌め込んで押さえ込むようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この手法では、爪付きの板バネという専用の部品が必要になり、部品点数の増加及び高コスト化を招くことになる。
特開2004−155375号公報 実開平5−11753号公報(実願平3−65875号)
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減、組付け作業性の向上、設備費の低減、低コスト化、生産性の向上、センサ精度の向上等を図ることができ、又、アクセルペダル(ペダルアーム)を所定の揺動軸線回りに安定して揺動させることができ、アクセルペダル(ペダルアーム)の角度位置を高精度に検出することができる磁気式位置センサ及びこれを用いたアクセルペダル装置を提供することにある。
本発明の磁気式位置センサは、環状のアマチャと、アマチャに接合されたマグネットと、磁路を形成するステータと、磁束を検出するセンサ素子と、アマチャを嵌合して固定する凹状ホルダと、ステータ及びセンサ素子を一緒に固定して凹状ホルダの内側に非接触にて相対的に回動自在に配置される凸状ホルダを備えた磁気式位置センサであって、凹状ホルダは、アマチャの外周面を対向又は接触させるように受け入れる内周面と、内周面から内側に突出すると共にアマチャを嵌め込む際にその外周縁により削られ又は潰され得るクラッシュリブを含む、構成となっている。
この構成によれば、環状のアマチャを固定した凹状ホルダの内側に非接触にて、ステータ及びセンサ素子を固定した凸状ホルダが配置され、凹状ホルダと凸状ホルダが相対的に回動することで、その回動による角度位置が検出されるようになっている。
ここで、環状のアマチャは、その外周面が凹状ホルダの内周面に嵌め込まれる際に、その外周縁が凹状ホルダの内周面から突出したクラッシュリブを削るかあるいは潰すようにして取付けられるため、専用の部品を用いることなく、簡単な構造で、凹状ホルダの変形を招くことなく、所定の装着位置に確実にかつ容易に取付けることができる。
すなわち、予め着磁及び熱処理されたマグネットを適用できるため、多数のマグネットに対して一度に着磁処理及び熱処理(熱からし)工程を施すことができる(多数個取りが可能である)ため、設備費を低減でき、処理工程のサイクルタイムを短縮でき、生産性を向上させることができる。
また、マグネットの着磁処理後にインサート成型時等の熱処理を受けないため、所定レベルの磁気力を維持でき、安定した高精度な検出性能を確保することができる。
さらに、凹状ホルダの変形(軸径の変化)等を生じないため、環状のアマチャ(及びマグネット)を所定位置に固定でき、センサ精度を向上させることができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、クラッシュリブは、周方向に等間隔にて複数形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、環状のアマチャを凹状ホルダの内周面に挿入して固定する際に、周方向に等間隔に配置された複数のクラッシュリブにより調芯作用が得られて、アマチャを所定位置に高精度に位置決めして固定することができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、クラッシュリブは、アマチャを受け入れる方向に向けて、内周面に滑らかに続くように傾斜して形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを凹状ホルダの内周面に挿入する際に、複数のクラッシュリブの傾斜した領域により、凹状ホルダの中心軸線に向けて円滑に案内されて位置付けられるため、アマチャを所定位置により高精度に位置決めして固定することができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、凹状ホルダは、アマチャの端面を当接させる環状当接部と、環状当接部の周りに形成された環状溝を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、環状のアマチャを凹状ホルダの内周面に対して、クラッシュリブを削りつつ挿入して嵌め込む際に、発生した削り屑は環状溝内に入り込み、アマチャの端面が環状当接部に当接して環状溝を塞ぐことにより、削り屑が環状溝内に閉じ込められる。これにより、発生した削り屑の廃棄処理等が不要になり、生産工程の簡素化、生産コストの低減等を達成することができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、凹状ホルダ及びアマチャは、相互の位置決めをするための位置決め部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを凹状ホルダに装着するだけで、位置決め工程を要することなく、アマチャに接合されたマグネットを所定位置に位置決めすることができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、凹状ホルダは、内周面に装着されたアマチャを固定するべく、アマチャの端面に当接するように変形されるカシメ部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを凹状ホルダの内周面の所定位置まで挿入した後に、カシメ部をカシメ処理するだけで、アマチャの抜け落ちを規制でき、アマチャを凹状ホルダに堅固に固定することができる。
上記構成の磁気式位置センサにおいて、凹状ホルダは、樹脂材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、凹状ホルダが変形し易い樹脂材料を用いて形成された場合であっても、凹状ホルダの変形(軸径の変化)等を生じることなく、所定位置に(所定の中心軸線に一致するように)環状のアマチャを位置決めして固定することができ、センサ精度を向上させることができる。
本発明のアクセルペダル装置は、アクセルペダルを有するペダルアームと、ペダルアームを休止位置と最大踏込み位置の間で所定の揺動軸線回りに揺動自在に支持するハウジングと、ペダルアームを休止位置に戻す付勢力を及ぼす復帰バネと、ペダルアームの角度位置を検出する磁気式位置センサを備えたアクセルペダル装置であって、ペダルアームは、揺動軸線を中心とする円筒部を有し、ハウジングは、円筒部を揺動軸線回りに摺動自在に嵌合させる嵌合部と、円筒部の内側に非接触にて配置される突出部を有し、磁気式位置センサは、円筒部に嵌合して固定された環状のアマチャと、アマチャに接合されたマグネットと、突出部に一緒に固定された磁路を形成するステータ及び磁束を検出するセンサ素子を含み、円筒部は、アマチャの外周面を対向又は接触させるように受け入れる内周面と、内周面から内側に突出すると共にアマチャを嵌め込む際にその外周縁により削られ又は潰され得るクラッシュリブを含む、構成となっている。
この構成によれば、ペダルアームの円筒部がハウジングの嵌合部(例えば、円筒部の内周面に嵌合する凸状嵌合部、円筒部の外周面に嵌合する凹状嵌合部)により揺動自在に支持され、ペダルアームの円筒部に環状のアマチャが固定され、ハウジングの突出部にステータ及びセンサ素子が固定され、ペダルアームの円筒部がハウジングの突出部に対して相対的に回動することで、アクセルペダル(ペダルアーム)の角度位置が検出されるようになっている。
ここで、環状のアマチャは、その外周面が円筒部の内周面に嵌め込まれる際に、その外周縁が円筒部の内周面から突出したクラッシュリブを削るかあるいは潰すようにして取付けられるため、専用の部品を用いることなく、簡単な構造で、円筒部の変形を招くことなく、所定の装着位置に確実にかつ容易に取付けることができる。
すなわち、予め着磁及び熱処理されたマグネットを適用できるため、多数のマグネットに対して一度に着磁処理及び熱処理(熱からし)工程を施すことができる(多数個取りが可能である)ため、設備費を低減でき、処理工程のサイクルタイムを短縮でき、生産性を向上させることができる。
また、マグネットの着磁処理後にインサート成型時等の熱処理を受けないため、所定レベルの磁気力を維持でき、安定した高精度な検出性能を確保することができる。
さらに、円筒部の変形(軸径の変化)等を生じないため、環状のアマチャ(及びマグネット)を所定位置に固定でき、センサ精度を向上させることができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、クラッシュリブは、周方向に等間隔にて複数形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、環状のアマチャを円筒部の内周面に挿入して固定する際に、周方向に等間隔に配置された複数のクラッシュリブにより調芯作用が得られて、アマチャを所定位置に高精度に位置決めして固定することができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、クラッシュリブは、アマチャを受け入れる方向に向けて、内周面に滑らかに続くように傾斜して形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを円筒部の内周面に挿入する際に、複数のクラッシュリブの傾斜した領域により、円筒部の揺動軸線(中心軸線)に向けて円滑に案内されて位置付けられるため、アマチャを所定位置により高精度に位置決めして固定することができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、円筒部は、アマチャの端面を当接させる環状当接部と、環状当接部の周りに形成された環状溝を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、環状のアマチャを円筒部の内周面に対して、クラッシュリブを削りつつ挿入して嵌め込む際に、発生した削り屑は環状溝内に入り込み、アマチャの端面が環状当接部に当接して環状溝を塞ぐことにより、削り屑が環状溝内に閉じ込められる。これにより、発生した削り屑の廃棄処理等が不要になり、生産工程の簡素化、生産コストの低減等を達成することができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、円筒部及びアマチャは、相互の位置決めをするための位置決め部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを円筒部に装着するだけで、位置決め工程を要することなく、アマチャに接合されたマグネットを所定位置に位置決めすることができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、円筒部は、内周面に装着されたアマチャを固定するべく、アマチャの端面に当接するように変形されるカシメ部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、アマチャを円筒部の内周面の所定位置まで挿入した後に、カシメ部をカシメ処理するだけで、アマチャの抜け落ちを規制でき、アマチャを円筒部に堅固に固定することができる。
上記構成のアクセルペダル装置において、ハウジング及びペダルアームは、樹脂材料によりそれぞれ形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、円筒部をもつペダルアーム及び揺動軸線を規定すると共に突出部をもつハウジングが、変形し易い樹脂材料を用いて形成された場合であっても、円筒部の変形(軸径の変化)等を生じることなく、所定位置に(所定の揺動軸線上に一致するように)環状のアマチャを位置決めして固定することができ、センサ精度を向上させることができる。
上記構成をなす磁気式位置センサによれば、構造の簡素化、部品点数の削減、組付け作業性の向上、設備費の低減、低コスト化、生産性の向上、センサ精度の向上等を達成することができ、又、上記構成なすアクセルペダル装置によれば、構造の簡素化、部品点数の削減、組付け作業性の向上、設備費の低減、低コスト化、生産性の向上、センサ精度の向上等を達成しつつ、アクセルペダル(ペダルアーム)を所定の揺動軸線回りに安定して揺動させることができ、その角度位置を高精度に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図12は、本発明に係る磁気式位置センサを備えたアクセルペダル装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の側面図、図2は装置の正面図、図3は装置の内部を示す断面図、図4は装置の内部を示す側面図、図5は装置の一部をなすハウジング本体を示す側面図、図6は装置の一部をなすハウジングカバーを示す側面図、図7は装置の一部をなすペダルアームを示す側面図、図8及び図9はペダルアーム(の円筒部)の部分拡大図、図10はペダルアーム(の円筒部)の断面図及び拡大断面図、図11はペダルアーム(の円筒部)の部分斜視断面図、図12は装置の一部をなすペダルアームの円筒部にアマチャを装着する工程を示す工程図である。
このアクセルペダル装置は、図1ないし図4に示すように、自動車等の車体Mに固定されるハウジングとしてのハウジング本体10及びハウジングカバー20、アクセルペダル30aを有しハウジング(ハウジング本体10及びハウジングカバー20)により規定される所定の揺動軸線Lを中心として揺動自在に支持されたペダルアーム30、ペダルアーム30を休止位置に戻す復帰バネ40、踏力(ペダル荷重)にヒステリシスを生じさせるべく第1スライダ51,第2スライダ52,及び復帰バネ53を含むヒステリシス発生機構50、ペダルアーム30の回転角度位置を検出するべく環状のアマチャ61,アマチャ61に接合された一対のマグネット62,ステータ63,64,磁束(の変化)を検出するセンサ素子65を含む磁気式位置センサ60等を備えている。
磁気式位置センサ60は、非接触式の磁気式センサであり、図3に示すように、後述するペダルアーム30の凹状ホルダとしての第2円筒部32の内周面32bに固定された環状のアマチャ61、アマチャ61の内周面に接合された円弧状の一対のマグネット62、後述するハウジングカバー20の凸状ホルダとしての突出部23に埋設して固定されたステータ63,64、ステータ63,64の間に配置された(ホール素子等の)2つのセンサ素子65等により形成され、その他に関連する部品として、ハウジングカバー20内に埋設された端子66及び種々の電子部品が実装された回路基板67等を備えている。
環状のアマチャ61は、磁性材料により形成され、図8及び図10(a),(b)に示すように、外周面61a、端面61b,61c,位置決め部としての凹部61dを画定している。
マグネット62は、予め着磁及び熱処理(熱からし)され、その後、アマチャ61の内周面に接合されている。尚、マグネット62は一度に複数個着磁処理及び熱処理される。
そして、マグネット62は、突出部23の外周面(すなわちステータ63)と所定の間隔をあけて非接触の状態で回動するように形成されている。
ステータ63,64は、磁性材料により形成され、マグネット62から発せられた磁束を積極的に通す磁路を画定するものである。
センサ素子65は、ホール素子等であり、通過する磁束密度の変化に応じた電圧信号を出力するものである。
したがって、ペダルアーム30(第2円筒部32)すなわちアマチャ61及びマグネット62が回動することにより、ステータ63とステータ64との間を通過する磁束密度が変化し、この変化をセンサ素子65が検出して電圧信号として出力する。これにより、磁気式位置センサ60は、ペダルアーム30の回転角度位置を検出するようになっている。
ハウジング本体10は、全体が樹脂材料により成形されており、図1ないし図5に示すように、後述するペダルアーム30の第1円筒部31に摺動自在に嵌合(内嵌)される凸状嵌合部11、第1円筒部31を揺動軸線L方向において支持するスラスト受部12、復帰バネ40を収容する凹部13、ヒステリシス発生機構50を収容する凹部14、ペダルアーム30を休止位置に停止させる休止ストッパ15、ペダルアーム30を全開位置(最大踏込み位置)に停止させる全開ストッパ16、車体M等に固定するためのフランジ部17、ハウジングカバー20を結合するための結合部18a及び掛止爪18b並びにネジ穴18c等を備えている。
凸状嵌合部11は、図3及び図5に示すように、へダルアーム30の揺動軸線Lを中心とする円柱状に形成され、外周面11aが(ペダルアーム30の)第1円筒部31の内周面31aに、揺動軸線L回りに摺動自在に嵌合(内嵌)されるように形成されている。
スラスト受部12は、図3及び図5に示すように、円環状の平坦面に形成され、第1円筒部31の端面31bを当接させてスラスト方向(揺動軸線L方向)の位置決めを行うように形成されている。
凹部13は、図3及び図6に示すように、復帰バネ40を所定の圧縮代に圧縮した状態で収容するように形成され、復帰バネ40の一端41を当接させて保持する座部13aを画定している。座部13aは、後述するペダルアーム30の座部37と協働して復帰バネ40を所定の圧縮代に圧縮して嵌め込んだ状態で伸縮自在に保持するようになっている。
凹部14は、図3ないし図5に示すように、ヒステリシス発生機構50(第1スライダ51,第2スライダ52,及び復帰バネ53)を収容するように形成され、第1スライダ51の下面51aを摺動自在にガイドする下部摺動面14a、第2スライダ52の上面52aを摺動自在にガイドする上部摺動面14b、第1スライダ51及び第2スライダ52の左側面51b,52bを摺動自在にガイドする側部摺動面14c、復帰バネ53の一端53aを当接させて保持する座部14d、ペダルアーム30の揺動(休止位置から最大踏込み位置までの移動)を許容する切り欠き部14e等を画定している。
ハウジングカバー20は、全体が樹脂材料により成形されており、図1ないし図3、図6に示すように、後述するペダルアーム30の第2円筒部32を摺動自在に嵌合(外嵌)させる凹状嵌合部21、第2円筒部32を揺動軸線L方向において支持するスラスト受部21b、凹状嵌合部21の内側において同軸上に形成された凸状ホルダとしての突出部23、ヒステリシス発生機構50の第1スライダ51及び第2スライダ52の右側面51c、52cを摺動自在にガイドする側部摺動面24、復帰バネ40が側方へずれるのを規制する規制突起25、後述する復帰バネ53が側方へずれるのを規制する規制突起26、後述する位置センサ60の配線を接続するためのコネクタ27、ハウジング本体10に結合するための結合部28a及び掛止片28b並びにネジB(図1参照)を通す貫通孔28c等を備えている。
凹状嵌合部21は、図3及び図6に示すように、ペダルアーム30の揺動軸線Lを中心とする円筒状に形成され、その内周面21aが(ペダルアーム30の)第2円筒部32の外周面32aに対して、揺動軸線L回りに摺動自在に嵌合(外嵌)されるように形成されている。また、凹状嵌合部21は、図3及び図6に示すように、円環状の平坦面に形成されたその端面において、第2円筒部32の付根周りの環状端面32a´を当接させてスラスト方向(揺動軸線L方向)の位置決めを行うスラスト受部21bを画定するように形成されている。
凸状ホルダとしての突出部23は、図3及び図6に示すように、ペダルアーム30の揺動軸線Lを中心とする円柱状に形成され、その内部に磁気式位置センサ60の一部(ステータ63,64、及びセンサ素子65)を埋設(固定)している。そして、突出部23は、後述するペダルアーム30の(凹状ホルダとしての)第2円筒部32の内側領域に非接触にて配置されるようになっている。
ペダルアーム30は、全体が樹脂材料により成形されており、図3、図4、図7に示すように、ハウジング(10,20)に組み付けた状態で揺動軸線Lを中心とする円筒状に形成された第1円筒部31及び凹状ホルダとしての第2円筒部32、第1円筒部31及び第2円筒部32から下方に伸長してアクセルペダル30aを画定する下側アーム33、第1円筒部31及び第2円筒部32から上方に伸長する上側アーム34、上側アーム34においてハウジング本体10の休止ストッパ15に離脱自在に当接する当接部35、上側アーム34においてヒステリシス発生機構50の第1スライダ51に離脱自在に係合する上端部36、第1円筒部31及び第2円筒部32の上側に形成されて復帰バネ40の他端42を当接させて保持する座部37、下側アーム33においてハウジング本体10の全開ストッパ16に離脱自在に当接する当接部38等を備えている。
第1円筒部31は、図3に示すように、その内周面31aがハウジング本体10の凸状嵌合部11(の外周面11a)に対して揺動軸線L回りに摺動自在に嵌合(外嵌)されるように形成されている。
凹状ホルダとしての第2円筒部32は、図3に示すように、その外周面32aがハウジングカバー20の凹状嵌合部21(内周面21a)に対して揺動軸線L回りに摺動自在に嵌合(内嵌)されるように形成されている。
また、第2円筒部32は、図7ないし図11に示すように、外周面32aの他に、内周面32b、内周面32bから内側に突出すると共に揺動軸線Lと平行に伸長する3つのクラッシュリブ32c、アマチャ61の端面61bを当接させる環状当接部32d、環状当接部32dの周りに形成された環状溝32e、内周面32bから内側に突出する位置決め部としての突起32f、内周面32bの縁領域に沿って形成されたカシメ部32g等を備えている。
内周面32bは、アマチャ61の外周面61aを対向して接触させるように受け入れる寸法に形成されている。
3つのクラッシュリブ32cは、図9、図10(b)、図11に示すように、周方向に等間隔に(120度ごとに)設けられており、組付け時にアマチャ61を受け入れる方向に向けて内周面32bに滑らかに続くように先端側が傾斜して(傾斜面を画定するように)テーパ状に形成されている。
この3つのクラッシュリブ32cは、アマチャ61を嵌め込む際に、その外周縁により削られるか又は潰されるように形成されている。
また、3つのクラッシュリブ32cは、アマチャ61を内周面32bに挿入する際に、その傾斜した領域により、アマチャ61を揺動軸線L(中心軸線)に芯合わせするように円滑に案内して位置付けることができる。
環状当接部32dは、アマチャ61の端面61bを当接させて揺動軸線Lの方向において位置決めするようになっている。
環状溝32eは、環状当接部32dの周りでかつ内周面32bに沿う領域に形成されており、クラッシュリブ32cの削り屑32c´(又は押し潰された破片)を受け止めて収容するように形成されている。
突起32fは、内周面32bから内側に突出するように形成されて、アマチャ61の凹部61dに嵌合するように形成されている。
カシメ部32gは、内周面32bに装着されたアマチャ61の端面61cに当接するように、熱を加えつつ塑性変形させる熱カシメ処理を施すことにより、アマチャ61を堅固に固定するように形成されている。
すなわち、凹状ホルダとしての第2円筒部32に環状のアマチャ61を組み付ける場合、予め着磁処理及び熱処理(熱からし)を施したマグネット62をアマチャ61に接合する。そして、このマグネット62を接合したアマチャ61を、凹部61dに突起32fを嵌め込むようにして、図12(a)に示すように、第2円筒部32の内周面32bに挿入すると、3つのクラッシュリブ32cにより調芯作用を受けつつ内周面32bの奥に向けて案内される。ここでは、凹部61dに突起32fを嵌め込むだけで、特別な位置決め工程を要することなく、第2円筒部32の周方向に対してマグネット62を所定位置に位置決めすることができる。
そして、アマチャ61の外周縁が、図12(b)に示すように、3つのクラッシュリブ32cを削りつつ(あるいは押し潰しつつ)さらに挿入されると、削られた削り屑32c´(あるいは押し潰された破片)が環状溝32eに落とし込まれる。
そして、図12(c)に示すように、アマチャ61の端面61bが、環状当接部32dに当接して位置決めされると共に、端面61bが環状溝32eを塞いで削り屑32c´(あるいは押し潰された破片)を閉じ込める。これにより、発生した削り屑32c´の廃棄処理等が不要になり、生産工程の簡素化、生産コストの低減等を達成することができる。
その後、カシメ部32gが熱カシメ処理されて、アマチャ61の端面61cに当接するように屈曲して塑性変形され、環状当接部32dと協働して、アマチャ61を揺動軸線L方向(スラスト方向)において位置決めする。このように、カシメ部32gをカシメ処理するだけで、アマチャ61の抜け落ちを規制でき、アマチャ61を第2円筒部32に堅固に固定することができる。
このように、環状のアマチャ61は、その外周面61aが第2円筒部32の内周面32bに嵌め込まれる際に、その外周縁がクラッシュリブ32cを削る(あるいは潰す)ようにして取付けられるため、専用の部品を用いることなく、簡単な構造で、第2円筒部32の変形を招くことなく、所定の装着位置に確実にかつ容易に取付けることができる。
また、予め着磁及び熱処理されたマグネット62を適用できるため、多数のマグネット62に対して一度に着磁処理及び熱処理(熱からし)工程を施すことができ(多数個取りが可能であり)、設備費を低減でき、処理工程のサイクルタイムを短縮でき、生産性を向上させることができる。
また、マグネット62の着磁処理後にインサート成型時等の熱処理を受けないため、所定レベルの磁気力を維持でき、安定した高精度な検出性能を確保することができる。
さらに、第2円筒部32の変形(軸径の変化)等を生じないため、環状のアマチャ61(及びマグネット62)を所定位置に固定でき、センサ精度を向上させることができる。
復帰バネ40は、図3及び図4に示すように、バネ鋼等により形成された圧縮型のコイルバネであり、その一端41がハウジング本体10の座部13aに当接され、その他端42がペダルアーム30の座部37に当接され、所定の圧縮代に圧縮された状態で、ハウジング10の凹部13に嵌め込まれ(収容され)て、ペダルアーム30を休止位置に戻す付勢力を発生する。
ヒステリシス発生機構50は、図3及び図4に示すように、ハウジング10の凹部14に収容されており、第1スライダ51、第2スライダ52、復帰バネ53により形成されている。
第1スライダ51は、樹脂材料(例えば、含油ポリアセタール等の高摺動性材料)により形成されており、図3及び図4に示すように、凹部14の下部摺動面14aに接触して摺動する下面51a、凹部14の側部摺動面14cに接触して摺動する左側面51b、ハウジングカバー20の側部摺動面24に接触して摺動する右側面51c、第2スライダ52の傾斜面52dと接触する傾斜面51d、ペダルアーム30の上端部36と離脱可能に係合する係合部51e等を備えている。
第2スライダ52は、樹脂材料(例えば、含油ポリアセタール等の高摺動性材料)により形成されており、図3及び図4に示すように、凹部14の上部摺動面14bに接触して摺動する上面52a、凹部14の側部摺動面14cに接触して摺動する左側面52b、側部摺動面24に接触して摺動する右側面52c、第1スライダ51の傾斜面51dと接触する傾斜面52d、復帰バネ53の他端53bを当接させて保持する環状の座部52e等を備えている。
復帰バネ53は、図3及び図4に示すように、バネ鋼等により形成された圧縮型のコイルバネであり、その一端53aがハウジング本体10(の凹部14)の座部14dに当接され、その他端53bが第2スライダ52の座部52eに当接され、所定の圧縮代に圧縮された状態で嵌め込まれて、第2スライダ53の傾斜面52dを第1スライダ51の傾斜面51dに押し付けて、第1スライダ51の下面51aを下部摺動面14aに押圧しかつ第2スライダ52の上面52aを上部摺動面14bに押圧するくさび作用を及ぼすと共に、上端部36を介して、ペダルアーム30を休止位置に戻す付勢力を発生するようになっている。
したがって、復帰バネ40,53の付勢力に抗して、ペダルアーム30を最大踏込み位置(全開位置)に向けて踏み込む場合は、上端部36が復帰バネ53の付勢力に抗して第1スライダ51を図4中の左向きに押し、傾斜面51b,52dのくさび作用により、下面51a及び上面52aがそれぞれ下部摺動面14a及び上部摺動面14bに押し付けられつつ移動し、復帰バネ53の付勢力の増加に伴って直線的に増加する摩擦力を生じる。
一方、復帰バネ40,53の付勢力に応じて、ペダルアーム30を休止位置に向けて戻す場合は、傾斜面51b,52dのくさび作用により下面51a及び上面52aがそれぞれ下部摺動面14a及び上部摺動面14bに押し付けられる力も弱くなりつつ、復帰バネ53の付勢力により第1スライダ51及び第2スライダ52が、元の位置に向けて図4中の右向きに移動し、復帰バネ53の付勢力の減少に伴って直線的に減少する摩擦力を生じる。ここで、戻り動作の際の摩擦力は、踏込み動作の際の摩擦力よりも小さくなるため、踏込み動作から戻し動作までの全体の踏力(ペダル荷重)を、ヒステリシス荷重とすることができる。
尚、戻り動作の途中において、第1スライダ51がスティックして停止したときは、復帰バネ40の付勢力により、上端部36が係合部51eから離脱することで、ペダルアーム30は所定の休止位置に戻るようになっている。
次に、このアクセルペダル装置の動作について説明する。
先ず、操作者(運転者)がアクセルペダル30aを踏み込まない休止位置にあるとき、復帰バネ40,53の付勢力により、当接部35が休止ストッパ15に当接して、ペダルアーム30は図1中の実線で示す位置に停止している。このとき、ペダルアーム30の上端部36は、第1スライダ51の係合部51eと離脱可能に係合した状態にある。
この状態から、操作者(運転者)がアクセルペダル30aを踏み込むと、ペダルアーム30は、復帰バネ40,53の付勢力に抗して図4中の反時計回りに回転し、ヒステリシス発生機構50が発生する抵抗荷重(押返し荷重)を増しながら、図1中の二点差線にて示す最大踏込み位置(全開位置)まで回転して、その当接部38がハウジング本体10の全開ストッパ16に当接して停止する。
一方、操作者(運転者)が踏力を緩めると、踏込み時の抵抗荷重(ペダル荷重)よりも小さい抵抗荷重(ペダル荷重)を操作者(運転者)に及ぼしながら、ペダルアーム30は復帰バネ40,53の付勢力により休止位置に向けて移動し、そのペダルアーム30の当接部35がハウジング本体10の休止ストッパ15に当接して停止する。
上記のように、操作者(運転者)がアクセルペダル30aを操作して、ペダルアーム30を休止位置と最大踏み込み位置の間で揺動させる際に、ペダルアーム30はガタツキを生じることなく安定して揺動し、又、休止する際にも再現性よく所定の休止位置に位置付けられ、磁気式位置センサ60は、ペダルアーム30の角度位置を再現性よく高精度に検出(出力)することができる。
上記実施形態においては、磁気式位置センサ60のアマチャ61を固定する凹状ホルダとして、ペダルアーム30の第2円筒部32、ステータ63,64及びセンサ素子65を固定する凸状ホルダとしてハウジングカバー20の突出部23を示したが、これに限定されるものではなく、その他の凹状ホルダ及び凸状ホルダを採用することができる。
上記実施形態においては、ハウジング10,20及びペダルアーム30の全てが樹脂材料により形成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、その他の金属材料等により形成される場合においても、本発明に係る磁気式位置センサを適用することができる。
以上述べたように、本発明の磁気式位置センサは、構造の簡素化、部品点数の削減、組付け作業性の向上、設備費の低減、低コスト化、生産性の向上、センサ精度の向上等を達成できるため、アクセルペダル(ペダルアーム)の回転角度位置を検出するのに適用できるのは勿論のこと、その他の角度位置を検出する必要のある機械機器、電子機器等にも有用である。
本発明に係る磁気式位置センサを備えたアクセルペダル装置の一実施形態を示す側面図である。 図1に示すアクセルペダル装置の正面図である。 アクセルペダル装置の内部構造を示す断面図である。 アクセルペダル装置の内部構造を示す側面図である。 アクセルペダル装置の一部をなすハウジング本体の内部を示す側面図である。 アクセルペダル装置の一部をなすハウジングカバーの内部を示す側面図である。 アクセルペダル装置の一部をなすペダルアームを示す側面図である。 ペダルアームの一部(アマチャを装着した第2円筒部)を拡大した拡大側面図である。 ペダルアームの一部(アマチャを取り除いた第2円筒部)を拡大した拡大側面図である。 ペダルアームの一部(アマチャを装着した第2円筒部)を拡大したものであり、(a)はその拡大断面図、(b)はその部分拡大断面図である。 ペダルアームの一部(アマチャを取り除いた第2円筒部)を拡大した斜視断面図である。 (a)〜(d)は、アマチャを第2円筒部に装着する工程を示す工程図である。
符号の説明
L 揺動軸線
10 ハウジング本体(ハウジング)
11 凸状嵌合部
12 スラスト受部
13,14 凹部
13a,14d 座部
15 休止ストッパ
16 全開ストッパ
17 フランジ部
18a 結合部
18b 掛止爪
18c ネジ穴
20 ハウジングカバー(ハウジング)
21 凹状嵌合部
23 突出部(凸状ホルダ)
27 コネクタ
28a 結合部
28b 掛止片
28c 貫通孔
30 ペダルアーム
30a アクセルペダル
31 第1円筒部
32 第2円筒部(凹状ホルダ)
32a 外周面
32b 内周面
32c クラッシュリブ
32d 環状当接部
32e 環状溝
32f 突起(位置決め部)
32g カシメ部
35 当接部
36 上端部
37 座部
38 当接部
40 復帰バネ
50 ヒステリシス発生機構
51 第1スライダ
52 第2スライダ
53 復帰バネ
60 磁気式位置センサ
61 アマチャ
61a 外周面
61b,61c 端面
61d 凹部(位置決め部)
62 マグネット
63,64 ステータ
65 センサ素子

Claims (14)

  1. 環状のアマチャと、前記アマチャに接合されたマグネットと、磁路を形成するステータと、磁束を検出するセンサ素子と、前記アマチャを嵌合して固定する凹状ホルダと、前記ステータ及びセンサ素子を一緒に固定して前記凹状ホルダの内側に非接触にて相対的に回動自在に配置される凸状ホルダを備えた磁気式位置センサであって、
    前記凹状ホルダは、前記アマチャの外周面を対向又は接触させるように受け入れる内周面と、前記内周面から内側に突出すると共に前記アマチャを嵌め込む際にその外周縁により削られ又は潰され得るクラッシュリブを含む、
    ことを特徴とする磁気式位置センサ。
  2. 前記クラッシュリブは、周方向に等間隔にて複数形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気式位置センサ。
  3. 前記クラッシュリブは、前記アマチャを受け入れる方向に向けて、前記内周面に滑らかに続くように傾斜して形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気式位置センサ。
  4. 前記凹状ホルダは、前記アマチャの端面を当接させる環状当接部と、前記環状当接部の周りに形成された環状溝を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の磁気式位置センサ。
  5. 前記凹状ホルダ及びアマチャは、相互の位置決めをするための位置決め部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の磁気式位置センサ。
  6. 前記凹状ホルダは、前記内周面に装着された前記アマチャを固定するべく、前記アマチャの端面に当接するように変形されるカシメ部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の磁気式位置センサ。
  7. 前記凹状ホルダは、樹脂材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の磁気式位置センサ。
  8. アクセルペダルを有するペダルアームと、ペダルアームを休止位置と最大踏込み位置の間で所定の揺動軸線回りに揺動自在に支持するハウジングと、前記ペダルアームを休止位置に戻す付勢力を及ぼす復帰バネと、前記ペダルアームの角度位置を検出する磁気式位置センサを備えたアクセルペダル装置であって、
    前記ペダルアームは、前記揺動軸線を中心とする円筒部を有し、
    前記ハウジングは、前記円筒部を前記揺動軸線回りに摺動自在に嵌合させる嵌合部と、前記円筒部の内側に非接触にて配置される突出部を有し、
    前記磁気式位置センサは、前記円筒部に嵌合して固定された環状のアマチャと、前記アマチャに接合されたマグネットと、前記突出部に一緒に固定された磁路を形成するステータ及び磁束を検出するセンサ素子を含み、
    前記円筒部は、前記アマチャの外周面を対向又は接触させるように受け入れる内周面と、前記内周面から内側に突出すると共に前記アマチャを嵌め込む際にその外周縁により削られ又は潰され得るクラッシュリブを含む、
    ことを特徴とするアクセルペダル装置。
  9. 前記クラッシュリブは、周方向に等間隔にて複数形成されている、
    ことを特徴とする請求項8記載のアクセルペダル装置。
  10. 前記クラッシュリブは、前記アマチャを受け入れる方向に向けて、前記内周面に滑らかに続くように傾斜して形成されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載のアクセルペダル装置。
  11. 前記円筒部は、前記アマチャの端面を当接させる環状当接部と、前記環状当接部の周りに形成された環状溝を含む、
    ことを特徴とする請求項8ないし10いずれかに記載のアクセルペダル装置。
  12. 前記円筒部及びアマチャは、相互の位置決めをするための位置決め部を有する、
    ことを特徴とする請求項8ないし11いずれかに記載のアクセルペダル装置。
  13. 前記円筒部は、前記内周面に装着された前記アマチャを固定するべく、前記アマチャの端面に当接するように変形されるカシメ部を有する、
    ことを特徴とする請求項8ないし12いずれかに記載のアクセルペダル装置。
  14. 前記ハウジング及び前記ペダルアームは、樹脂材料によりそれぞれ形成されている、
    ことを特徴とする請求項8ないし13いずれかに記載のアクセルペダル装置。
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