JP2004155375A - アクセルペダル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダルアームを休止位置に戻す場合に、衝突音等の発生を防止し、無理な力が加わっても確実に休止位置に停止できるようにする。
【解決手段】アクセルペダル35を有するペダルアーム30、ペダルアーム30を揺動自在に支持する本体10,20、ペダルアーム30を休止位置に戻すリターンスプリング40、ペダルアーム30を休止位置に停止させる休止ストッパ18を備え、休止ストッパ18として、弾性変形可能でかつペダルアームが最初に当接する第1ストッパ18a、第1ストッパ18aへの当接後にペダルアームが当接し得る第2ストッパ18bを採用する。これにより、衝突音等を防止でき、ペダルアームを休止位置に確実に停止させることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライブバイワイヤシステムを採用した車両等に適用されるアクセルペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に搭載のエンジンを制御する電子制御スロットルシステム(ドライブバイワイヤシステム)に適用されるアクセルペダル装置には、アクセルペダル(ペダルアーム)の踏み込み量を検出する位置センサが一体的に設けられており、この位置センサが検出した信号に基づいて、エンジンの出力制御を行なうようになっている。したがって、アクセルペダル(ペダルアーム)の休止位置は、位置センサが出力する信号の基準位置となるものである。
【0003】
従来のアクセルペダル装置において、アクセルペダル(ペダルアーム)を休止位置に停止させる機構としては、ペダルアームを回動自在に支持する本体に対して一つの休止ストッパを設け、リターンスプリングにより戻さるペダルアームの端部がこの休止ストッパに当接することで、休止位置に停止させるようになっている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−326754号公報
【特許文献2】
特開2001−180326号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の装置では、一つの休止ストッパだけでペダルアームを休止位置に停止させるため、休止ストッパの擦り減り等による経時劣化で休止位置が許容されるバラツキの範囲から逸脱し、位置センサの基準位置が変化する虞がある。
また、運転者が踏み込んでいた状態から突然踏み込み力を解放する(足を離す)と、リターンスプリングの付勢力によりペダルアームが素早く戻って、休止ストッパとの間に衝突音を生じる場合がある。
さらに、ペダルアームの回動中心から運転者が足を載せる踏込み部分までの長さは、回動中心から休止ストッパに当接する端部までの長さよりもかなり長いため、運転者が踏込み部分の裏側につま先を引っ掛けて、ペダルアームを逆向き(戻し側)に移動させるような無理な力を及ぼすと、その力に休止ストッパが耐えきれず、休止ストッパの変形、破損、あるいは休止位置の位置ずれ等を招く虞があった。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、アクセルペダル(ペダルアーム)を所定の休止位置に安定して停止させることができ、衝突音等を防止でき、経時変化等を招いても休止位置のずれを許容範囲に抑えることができ、位置センサによる角度位置の検出が高精度に行なえるアクセルペダル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のアクセルペダル装置は、踏力を加えるアクセルペダルを有するペダルアームと、ペダルアームを揺動自在に支持する本体と、ペダルアームを休止位置に戻すように付勢するリターンスプリングと、ペダルアームを休止位置に停止させるべく本体に設けられた休止ストッパと、を備えたアクセルペダル装置であって、上記休止ストッパは、弾性変形可能でかつペダルアームが最初に当接する第1ストッパと、第1ストッパへの当接後にペダルアームが当接し得る第2ストッパと、を含む構成となっている。
【0008】
この構成によれば、ペダルアームが緩やかに戻される場合は、その一部が第1ストッパに当接して休止位置に停止する。一方、ペダルアームが素早く戻される場合は、その一部が第1ストッパに当接し、第1ストッパを若干弾性変形させつつ、続けて第2ストッパに当接する。これにより、衝突音等を生じることなく、ペダルアームを所定の休止位置に確実に停止させることができる。また、第1ストッパが経時劣化等により擦り減った場合には、第2ストッパが主として停止させる役割をなし、ペダルアームを許容されるバラツキ範囲内の休止位置に確実に停止させることができる。さらに、逆向きの無理な力が加えられた場合には、第1ストッパ及び第2ストッパが、同時に当接してその力に拮抗し、ペダルアームを休止位置に確実に停止させることができる。
【0009】
上記構成において、第1ストッパ及び第2ストッパは、樹脂材料により一体的に形成されて本体に固定されている、構成を採用できる。
この構成によれば、休止ストッパの取り扱い、製造、組み付け、成形、材料の選択等が容易になる。
【0010】
上記構成において、第1ストッパは、第2ストッパよりも弾性変形し易い形状に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、ペダルアームが第1ストッパに当接し、続けて第2ストッパに当接するような場合に、第1ストッパで衝撃力を吸収し、第2ストッパで確実に停止させることができる。すなわち、衝撃力の緩和作用と休止位置への位置決め作用とを両立させることができる。
【0011】
上記構成において、第2ストッパは平坦形状に形成され、第1ストッパは、第2ストッパから突出する凸状に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、簡略な構造にて、第1ストッパに停止作用及び衝撃力緩和作用をもたせ、第2ストッパに主として停止作用をもたせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図6は、本発明に係るアクセルペダル装置の一実施形態を示すものである。このアクセルペダル装置は、図1ないし図3に示すように、自動車等の車体に固定される本体としてのハウジング10及びカバー20、本体により回動自在に支持されたペダルアーム30、ペダルアーム30を休止位置に戻すリターンスプリング40、本体10に収容され踏力にヒステリシス荷重を生じさせるヒステリシス発生機構50、ペダルアーム30の回転角度位置を検出する位置センサとしての磁気式センサ60等を備えている。
【0013】
ハウジング10は、樹脂材料により成形され、図1ないし図3に示すように、後述するペダル軸31を支持する軸受穴11、リターンスプリング40を収容する環状凹部12、ヒステリシス発生機構50を収容する凹部13、車体に接合して固定するための接合面をもつフランジ部14,15、カバー20との連結のための嵌合突起16及び爪17等を備えている。
【0014】
フランジ部14,15には、締結ボルト(あるいは締結ネジ)を通す孔及び座面を画定する金属製のスリーブ14a,15aが一体的にモールドされている。
ここで、スリーブ14aは、図2に示すように、その一部が略直角に折り曲げられた屈曲片14a´を有する。屈曲片14a´には、一端71がリターンスプリング40(後述する他端42)に接触させられた導電配線70の他端72が電気的に接続されている。
【0015】
カバー20は、樹脂材料により成形され、図1及び図2に示すように、ペダル軸31を支持する軸受穴21、軸受穴21を画定する円柱部22、円柱部22の周りに形成された環状凹部23、環状凹部23の周りにおいて同軸に形成された環状溝24、磁気式センサ60の配線を接続するためのコネクタ25、ハウジング10との連結のための嵌合溝26及び掛止片27等を備えている。
【0016】
ペダルアーム30は、図1ないし図4に示すように、ハウジング10及びカバー20の軸受穴11,21に嵌合されて回動自在に支持されるペダル軸31、ペダル軸31に固着された平板状のアームプレート32、アームプレート32の上端に固着され水平方向に突出するピン33、アームプレート32の下端に固着されたアームロッド34、アームロッド34に取り付けられたアクセルペダル35等により形成されている。ここで、ペダル軸31、アームプレート32、ピン33、及びアームロッド34は、全て導電性及び磁性を有する金属材料により形成されており、アクセルペダル35は樹脂材料により形成されている。
【0017】
リターンスプリング40は、図2、図3、図4に示すように、導電性のばね鋼(金属材料)により形成され捩り変形により付勢力を発生するコイルスプリングであり、ハウジング10の環状凹部12に収容され、その外側から取り付けられたスペーサリング45により所定位置に保持されている。
そして、組付け時に所定の付勢力を生じるように、その一端41がペダルアーム30(アームプレート32)の切り欠き部(一部)32dに掛止され、その他端42が環状凹部12を画定する円柱部に形成された掛止溝12aに掛止されて、ペダルアーム30を休止位置に戻すように付勢力を発生する。
【0018】
上記リターンスプリング40により付勢されるペダルアーム30(アームプレート32)は、図3に示すように、ハウジング10に対して所定の角度範囲を回動し得るように規制されている。すなわち、ハウジング10には、ペダルアーム30を休止位置に位置決めして停止させる休止ストッパ18、ペダルアーム30を最大踏み込み位置(全開位置)に位置決めして停止させる全開ストッパ19a,19bが設けられている。
【0019】
休止ストッパ18は、図3ないし図5に示すように、第1ストッパ18a及び第2ストッパ18bを有するように、樹脂材料により一体的に成形されている。
ここで、樹脂材料としては、衝撃吸収特性等を考慮して適宜選択される。
第1ストッパ18aは、第2ストッパ18bに比べて若干弾性変形し易いように裏側が肉抜きされた凸状に形成されている。これにより、弾性変形して衝撃力等を吸収すると共に元の位置に弾性復帰できるようになっている。
第2ストッパ18bは、第1ストッパ18aを保持すると共に弾性変形し難くいように平坦に形成されている。これにより、ペダルアーム30を所定の位置に確実にかつ高精度に位置決めして停止させるようになっている。
【0020】
そして、休止ストッパ18は、図3に示すように、ハウジング10の凹部13内において、側壁に形成された嵌合凸部13eにその嵌合凹部18cが嵌合されて固定されている。
また、ペダルアーム30がリターンスプリング40により付勢されて休止位置に戻され、ピン33が第1ストッパ18aに当接し外部から何ら力が加わっていない状態において、図3に示すように、ペダルアーム30(アームプレート32)の縁部32aは、第2ストッパ18bと所定の間隔をあけて非接触の状態に保持されるようになっている。
ここで、所定の間隔としては、ペダルアーム30が停止する際に休止位置として許容される角度範囲内で停止するように、例えば、0.5mm程度が設定される。
【0021】
すなわち、ペダルアーム30がリターンスプリング40の付勢力により付勢されて休止位置に戻される戻し動作において、例えば運転者が踏み込み力を徐々に弱めて緩やかに戻し動作を行なう場合は、戻りの衝撃力は小さく、図6(a)に示すように、ピン33は第1ストッパ18aにのみ当接して停止する。
一方、運転者が踏み込み力を突然解放した場合は、戻りの衝撃力が大きく、ピン33は、図6 (a)に示すように先ず第1ストッパ18aに当接し、第1ストッパ18aを弾性変形させつつ、図6(b)に示すように続いて縁部32aが第2ストッパ18bに当接する。この過程において、衝撃力等が吸収される。
その後、第1ストッパ18aが弾性復帰して縁部32aを第2ストッパ18bから離脱させ、所定の休止位置に停止する。
これにより、衝撃力が効率良く吸収されると共に、ペダルアーム30が所定の休止位置に確実にかつ高精度に停止させられて位置決めされる。
【0022】
また、経時的な劣化により第1ストッパ18aの表面が摩耗して擦り減った場合には、第2ストッパ18bが主として停止作用を担うことになり、同様にペダルアーム30が許容される角度範囲内にある休止位置に確実にかつ高精度に停止させられて位置決めされる。
【0023】
さらに、運転者が、図6(a)に示すように休止位置にあるペダルアーム30に対して、アクセルペダル35の裏側につま先を引っ掛けて逆向きに無理な力を及ぼすような場合には、図6(b)に示すように、ピン33が第1ストッパ18aを弾性変形させつつ縁部32aが第2ストッパ18bに当接して、第1ストッパ18aと第2ストッパ18bとが同時にその逆向きの力に拮抗して、ペダルアーム30の過度な移動を防止する。これにより、ペダルアーム30は休止位置に確実に保持される。
【0024】
全開ストッパ19a,19bは、ハウジング10に一体的に堅固に形成されかつペダル軸31に対して点対称の位置に位置付けられている。
そして、ペダルアーム30が最大踏み込み位置(全開位置)に停止する際において、踏力がそれ程大きくない場合には縁部32bがストッパ19aに当接して停止する。一方、踏力が所定レベルを超える場合には先ず縁部32bがストッパ19aに当接した後、縁部32cがストッパ19bに当接して停止する。
ここで、縁部32cとストッパ19bとの間には、縁部19bがストッパ19aに当接した時点で、所定の隙間(例えば、0.5mm程度)が形成されるようになっている。
これにより、過度の踏力が加わっても、ペダルアーム30は、ペダル軸31に対して点対称の位置にあるストッパ19a,19bにより保持されるため、ストッパ19aを支点としてペダルアーム30が回転するのを防止でき、ペダル軸31の位置ずれ、ペダル軸31周りに配置された部品のずれ等を防止できる。
【0025】
ヒステリシス発生機構50は、図2及び図3に示すように、ハウジング10の凹部13に収容されており、第1スライダ51、第2スライダ52、小径スプリング53、大径スプリング54等により形成されている。
第1スライダ51は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、凹部13の壁面13aを摺動する摺動面51a、傾斜面51b、小径スプリング53を位置決めする突起51c、座面51d等を有する。
第2スライダ52は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、凹部13の壁面13bを摺動する摺動面52a、傾斜面52b、大径スプリング54を位置決めする突起52c、座面52d等を有する。
小径スプリング53及び大径スプリング54は、それらの一端が第1スライダ51及び第2スライダ52の座面51d,52dに当接され、それらの他端が凹部13の壁面に形成された座面13c,13dに当接されている。
【0026】
すなわち、ペダルアーム30の踏み込み動作の場合には、小径スプリング53及び大径スプリング54の付勢力に抗して、ピン33が第1スライダ51を図3中の左向きに押すことで、傾斜面51b,52bのくさび作用により、摺動面51a,52aがそれぞれ壁面13a,13bに押し付けられつつ移動することで摩擦力を生じる。
また、ペダルアーム30の戻し動作の場合には、小径スプリング53及び大径スプリング54の付勢力により第1スライダ51及び第2スライダ52が元の位置に戻され、この際には踏み込み動作のときよりも小さい摩擦力を生じる。
これらの摩擦力が、リターンスプリング40の付勢力に対して加減されることにより、踏力にヒステリシス荷重を生じることになる。
【0027】
磁気式センサ60は、図2及び図3に示すように、ペダルアーム30と一体的に回動するロータ61、カバー20の円柱部22に埋設された第1ステータ62及び第2ステータ63、第1ステータ62と第2ステータ63との間に埋設されたホール素子64等により形成され、その他に関連する部品として、コネクタ25内に露出する端子65、カバー20内に埋設され種々の電子部品が実装された回路基板(不図示)等が設けられている。
【0028】
ロータ61は、図2及び図3に示すように、アームプレート32に形成された扇状の開口部32eを通して第1ステータ62に対向するように形成され、円弧状のアーマチャ61a及び永久磁石片61bを保持している。
永久磁石片61bは、図2に示すように、第1ステータ62と所定の間隔をあけて非接触の状態で回動するように形成されている。第2ステータ63は、図2に示すように、ペダル軸31と所定の間隔をあけて非接触の状態に配置されている。したがって、ロータ61(永久磁石片61b)が回動することにより、第1ステータ62と第2ステータ63との間を通過する磁束密度が変化し、この変化をホール素子64が検出して電圧信号として出力する。これにより、ペダルアーム30の角度位置が検出されることになる。
【0029】
また、図2に示すように、カバー20の表面には外側遮磁板81が固定され、カバー20の内部に形成された環状溝24には筒状遮磁板82が嵌合により固定されている。このように、磁気式センサ60の外周領域を囲繞するように外側遮磁板81、筒状遮磁板82が設けられているため、外部から侵入する外乱磁界を遮断することができる。さらに、ペダルアーム30のアームプレート32も磁性材料により形成されているため、図2中の左側から侵入する外乱磁界を遮断することができる。
【0030】
上記実施形態においては、第1ストッパ18a及び第2ストッパ18bを備える休止ストッパ18として、ハウジング10とは別体に形成された後に取り付けられるものを示したが、これに限定されるものではなく、ハウジング10に一体的に成形されたものを採用してもよい。
また、第1ストッパ18a、第2ストッパ18bとして、一体的に成形された休止ストッパ18を示したが、これに限定されるものではなく、別々に形成されたものをハウジング10に取り付けるようにしてもよい。
【0031】
また、上記実施形態においては、第1ストッパ18aと第2ストッパ18bに当接するペダルアーム30の部分として、ピン33及び縁部32aを採用したが、これに限定されるものではなく、ピン33の部分が二段階に分けて第1ストッパと第2ストッパとに当接するようにしてもよく、縁部32aの部分が二段階に分けて第1ストッパと第2ストッパとに当接するようにしてもよく、あるいは、第1ストッパと第2ストッパとを離れた位置に設け、ペダルアーム30のお互いに離れた位置にある部分をそれぞれ当接させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、第1ストッパ18aは第2ストッパ18bよりも弾性変形し易い形状を示したが、これに限定されるものではなく、第1ストッパは弾性変形し易い材質で形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のアクセルペダル装置によれば、ペダルアームを休止位置に停止させる休止ストッパとして、弾性変形可能でかつペダルアームが最初に当接する第1ストッパと第1ストッパへの当接後にペダルアームが当接し得る第2ストッパとを設けたことにより、ペダルアームが急激に戻されたような場合でも衝突音等を防止でき、又、無理な力が加えられた場合でも、ペダルアームを休止位置に確実に停止させることができる。
特に、第1ストッパ及び第2ストッパを樹脂材料により一体的に形成することで、休止ストッパの取り扱い、製造、組み付け、成形、材料の選択等が容易になる。また、第1ストッパを第2ストッパよりも弾性変形し易い形状に形成することにより、衝撃力の緩和作用と休止位置への位置決め作用とを容易に両立させることができる。さらに、第2ストッパを平坦形状かつ第1ストッパを第2ストッパから突出する凸状に形成することにより、簡略な構造にて、第1ストッパに停止作用及び衝撃力緩和作用をもたせ、第2ストッパに主として停止作用をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクセルペダル装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】アクセルペダル装置の内部構造を示す断面図である。
【図3】アクセルペダル装置の内部構造を示す断面図である。
【図4】ペダルアーム及びリターンスプリングを示す側面図である。
【図5】休止ストッパを示すものであり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のE−E部における断面図である。
【図6】ペダルアームが休止位置に停止させられるときに休止ストッパの作用を説明する側面図であり、(a)はペダルアームが第1ストッパに当接した状態を示す側面図、(b)はペダルアームが第1ストッパ及び第2ストッパに当接した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング(本体)
11 軸受穴
13 凹部
13e 嵌合凸部
18 休止ストッパ
18a 第1ストッパ
18b 第2ストッパ
18c 嵌合凹部
19a,19b 全開ストッパ
20 カバー(本体)
21 軸受穴
30 ペダルアーム
31 ペダル軸
32 アームプレート
32a 縁部
33 ピン
34 アームロッド
35 アクセルペダル
40 リターンスプリング
50 ヒステリシス発生機構
60 磁気式センサ

Claims (4)

  1. 踏力を加えるアクセルペダルを有するペダルアームと、前記ペダルアームを揺動自在に支持する本体と、前記ペダルアームを休止位置に戻すように付勢するリターンスプリングと、前記ペダルアームを休止位置に停止させるべく前記本体に設けられた休止ストッパと、を備えたアクセルペダル装置であって、
    前記休止ストッパは、弾性変形可能でかつ前記ペダルアームが最初に当接する第1ストッパと、前記第1ストッパへの当接後に前記ペダルアームが当接し得る第2ストッパと、を含む、
    ことを特徴とするアクセルペダル装置。
  2. 前記第1ストッパ及び第2ストッパは、樹脂材料により一体的に形成されて、前記本体に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のアクセルペダル装置。
  3. 前記第1ストッパは、前記第2ストッパよりも弾性変形し易い形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクセルペダル装置。
  4. 前記第2ストッパは平坦形状に形成され、前記第1ストッパは、前記第2ストッパから突出する凸状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のアクセルペダル装置。
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