JP2004155374A - アクセルペダル装置 - Google Patents

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Akihiro Sanpei
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Abstract

【課題】アクセルペダルの踏み込み量を検出する磁気式センサを備えたアクセルペダル装置において、外乱磁界の影響を防止する。
【解決手段】アクセルペダル35を有するペダルアーム30、ペダルアームを揺動自在に支持する本体10,20、ペダルアームを休止位置に戻すリターンスプリング40、ペダルアーム30の角度位置を検出する非接触の磁気式センサ60を備える構成において、磁気式センサ60に影響を及ぼす外乱磁界を遮断する遮磁板81,82等を設けた。これにより、本体の外側に強力な外乱磁界を生じる部品等が配置されあるいは不注意に近づけられても、遮磁板81,82が侵入する外乱磁界を遮断する。その結果、磁気式センサは誤検出することなくペダルアームの角度位置を高精度に検出することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライブバイワイヤシステムを採用した車両等に適用されるアクセルペダル装置に関し、特にアクセルペダルの踏み込み量を検出する位置センサを備えたアクセルペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に搭載されるエンジンを制御する電子制御スロットルシステム(ドライブバイワイヤシステム)に適用されるアクセルペダル装置には、アクセルペダルの踏み込み量を検出する位置センサが一体的に設けられており、この位置センサが検出した信号に基づいて、エンジンの出力制御を行なうようになっている。
【0003】
例えば、従来のアクセルペダル装置における位置センサとしては、アクセルペダルの回転軸と同軸に回転するセンサロータ等を設け、このロータの角度位置に応じた電圧信号を出力する接触式の位置センサが採用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−326754号公報
【特許文献2】
特開2001−180326号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のアクセルペダル装置においては、装置の近傍に強力な磁界を発生する部品等を配置しても、位置センサそのものが磁界の影響を受けないあるいは受け難いものであるため、誤検出を生じることはない。
一方、位置センサとして、磁束密度の変化に応じた電圧信号を出力するホール素子、所定の磁界を生じる永久磁石片等を含む磁気式センサを採用する場合には、装置の近傍に他の強力な磁界(外乱磁界)があると、磁気式センサがその外乱磁界の影響を受けて誤検出を招く虞がある。
また、それ故に、磁気式センサを用いたアクセルペダル装置を搭載する車両においては、このアクセルペダル装置の近傍に、他の強力な磁界を発生する部品を配置できないという問題も生じる。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、ペダルアームの踏み込み量を検出する磁気式の位置センサ等を備える構成において、位置センサの誤検出を防止でき、又、位置センサに対して外乱磁界を発生するその他の部品等を装置の近傍に配置することも許容するアクセルペダル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のアクセルペダル装置は、踏力を加えるアクセルペダルを有するペダルアームと、ペダルアームを揺動自在に支持する本体と、ペダルアームを休止位置に戻すように付勢するリターンスプリングと、ペダルアームの角度位置を検出する位置センサと、を備えたアクセルペダル装置であって、上記位置センサは、非接触式の磁気式センサからなり、上記本体は、磁気式センサに影響を及ぼす外部の磁界を遮断する遮磁手段を有する、構成となっている。
この構成によれば、例えば、本体の外側に強力な磁界を生じる部品等が配置された場合、本体に設けられた遮磁手段が、この部品が発生する磁界(外乱磁界)を遮断して磁気式センサに影響を及ぼすのを防止する。これにより、磁気式センサは、誤検出することなく、ペダルアームの角度位置を高精度に検出することができる。
【0008】
上記構成において、遮磁手段は、所定の距離を隔てて磁気式センサの周りに配置された磁性材料からなる遮磁板を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、外乱磁界を生じる部品等が本体の周りに配置されると、外乱磁界の磁力線は遮磁板を通って発生源(部品)との間に磁気回路を形成し、外乱磁界の磁力線が磁気式センサに流れ込むのを防止できる。
【0009】
上記構成において、遮磁板は、磁気式センサの周りにおいて本体の内部に配置された筒状遮磁板と、磁気式センサが配置された領域において本体の表面に固定された外側遮磁板と、を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、遮磁板が、筒状遮磁板と外側遮磁板とを含むため、磁気式センサを効率良く取り囲むことができ、外乱磁界の影響を効率良く遮断することができる。
【0010】
上記構成において、ペダルアームは、外側遮磁板と協働して磁気式センサを挟む領域に位置する磁性材料からなる平板状のアームプレートを含み、遮磁板は、筒状遮磁板及び外側遮磁板の他に、このアームプレートを含む、構成を採用できる。
この構成によれば、遮磁板として、外側遮磁板と協働して磁気式センサは挟み込むアームプレートが追加されるため、磁気式センサをさらに効率良く取り囲むことができ、外乱磁界の影響をさらに効率良く遮断することができる。また、遮磁板として、ペダルアームの一部を兼用するため、その分だけ部品点数を削減でき、構造の簡略化、低コスト化を行なえる。
【0011】
上記構成において、外側遮磁板は、外側に向けて凸状に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、本体の表面に取り付けられる外側遮磁板が、外側に向けて凸状に形成されているため、外側遮磁板の軽量化を図りつつ、外乱磁界を生じる部品等が、所定の距離を越えて不注意に本体に近づけられるのを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本発明に係るアクセルペダル装置の一実施形態を示すものである。このアクセルペダル装置は、図1ないし図3に示すように、自動車等の車体に固定される本体としてのハウジング10及びカバー20、本体により回動自在に支持されたペダルアーム30、ペダルアーム30を休止位置に戻すリターンスプリング40、本体10に収容され踏力にヒステリシス荷重を生じさせるヒステリシス発生機構50、ペダルアーム30の回転角度位置を検出する位置センサとしての磁気式センサ60、本体に設けられて外部からの外乱磁界の影響を遮断する遮磁手段80等を備えている。
【0013】
ハウジング10は、樹脂材料により成形され、図1ないし図3に示すように、後述するペダル軸31を支持する軸受穴11、リターンスプリング40を収容する環状凹部12、ヒステリシス発生機構50を収容する凹部13、車体に接合して固定するための接合面をもつフランジ部14,15、カバー20との連結のための嵌合突起16及び爪17等を備えている。
【0014】
フランジ部14,15には、締結ボルト(あるいは締結ネジ)を通す孔及び座面を画定する金属製のスリーブ14a,15aが一体的にモールドされている。
ここで、スリーブ14aは、図2に示すように、その一部が略直角に折り曲げられた屈曲片14a´を有する。
屈曲片14a´には、一端71がリターンスプリング40(後述する他端42)に接触させられた導電配線70の他端72が電気的に接続されている。
【0015】
カバー20は、樹脂材料により成形され、図1、図2、図5に示すように、ペダル軸31を支持する軸受穴21、軸受穴21を画定する円柱部22、円柱部22の周りに形成された環状凹部23、環状凹部23の周りにおいて同軸に形成された環状溝24、磁気式センサ60の配線を接続するためのコネクタ25、ハウジング10との連結のための嵌合溝26及び掛止片27等を備えている。
【0016】
ペダルアーム30は、図1ないし図3に示すように、ハウジング10及びカバー20の軸受穴11,21に嵌合されて回動自在に支持されるペダル軸31、ペダル軸31に固着された平板状のアームプレート32、アームプレート32の上端に固着され水平方向に突出するピン33、アームプレート32の下端に固着されたアームロッド34、アームロッド34に取り付けられたアクセルペダル35等により形成されている。
ここで、ペダル軸31、アームプレート32、ピン33、及びアームロッド34は、全て導電性及び磁性を有する金属材料により形成されており、アクセルペダル35は樹脂材料により形成されている。
【0017】
また、ペダルアーム30(アームプレート32)は、図3に示すように、ハウジング10に対して所定の角度範囲を回動し得るように規制されている。すなわち、ハウジング10には、ペダルアーム30を休止位置に位置決めして停止させるストッパ18、ペダルアーム30を最大踏み込み位置に位置決めして停止させるストッパ19a,19bが設けられている。
【0018】
ストッパ18は、突起部18a及び平坦部18bを有するように樹脂材料により成形されて、凹部13の側壁に取り付けられている。突起部18aは、平坦部18bに比べて若干弾性変形可能で柔軟性を有し、衝撃力等を吸収すると共に所定位置に弾性復帰できるようになっている。ストッパ19a,19bは、ハウジング10に一体的に堅固に形成されかつペダル軸31に対して点対称の位置に位置付けられている。
【0019】
すなわち、ペダルアーム30が休止位置に停止する際に、戻りの衝撃力が小さい場合にはピン33が突起部18aに当接して停止する。一方、戻りの衝撃力が大きい場合はピン33が突起部18aに当接し続いて縁部32aが平坦部18bに当接し、その後、突起部18aが弾性復帰して縁部32aを平坦部18bから離脱させ停止する。
これにより、衝撃力が効率良く吸収される。ここで、ペダルアーム30が休止位置にあるとき、縁部32aと平坦部18bとの間には、初期設定の状態で、所定の隙間(例えば、0.5mm程度)が形成されるようになっている。
【0020】
一方、ペダルアーム30が最大踏み込み位置に停止する際において、踏力がそれ程大きくない場合には縁部32bがストッパ19aに当接して停止する。一方、踏力が所定レベルを超える場合には先ず縁部32bがストッパ19aに当接した後、縁部32cがストッパ19bに当接して停止する。ここで、縁部32cとストッパ19bとの間には、縁部19bがストッパ19aに当接した時点で、所定の隙間(例えば、0.5mm程度)が形成されるようになっている。
これにより、過度の踏力が加わっても、ペダルアーム30は、ペダル軸31に対して点対称の位置にあるストッパ19a,19bにより保持されるため、ストッパ19aを支点としてペダルアーム30が回転するのを防止でき、ペダル軸31の位置ずれ、ペダル軸31周りに配置された部品のずれ等を防止できる。
【0021】
リターンスプリング40は、図2、図3、図4に示すように、導電性のばね鋼(金属材料)により形成され捩り変形により付勢力を発生するコイルスプリングであり、ハウジング10の環状凹部12に収容され、その外側から取り付けられたスペーサリング45により所定位置に保持されている。
そして、組付け時に所定の付勢力を生じるように、その一端41がペダルアーム30(アームプレート32)の切り欠き部(一部)32dに掛止され、その他端42が環状凹部12を画定する円柱部に形成された掛止溝12aに掛止されて、ペダルアーム30を休止位置に戻すように付勢力を発生する。
【0022】
ヒステリシス発生機構50は、図2及び図3に示すように、ハウジング10の凹部13に収容されており、第1スライダ51、第2スライダ52、小径スプリング53、大径スプリング54等により形成されている。
第1スライダ51は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、凹部13の壁面13aを摺動する摺動面51a、傾斜面51b、小径スプリング53を位置決めする突起51c、座面51d等を有する。
第2スライダ52は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、凹部13の壁面13bを摺動する摺動面52a、傾斜面52b、大径スプリング54を位置決めする突起52c、座面52d等を有する。
小径スプリング53及び大径スプリング54は、それらの一端が第1スライダ51及び第2スライダ52の座面51d,52dに当接され、それらの他端が凹部13の壁面に形成された座面13c,13dに当接されている。
【0023】
すなわち、ペダルアーム30の踏み込み動作の場合には、小径スプリング53及び大径スプリング54の付勢力に抗して、ピン33が第1スライダ51を図3中の左向きに押すことで、傾斜面51b,52bのくさび作用により、摺動面51a,52aがそれぞれ壁面13a,13bに押し付けられつつ移動することで摩擦力を生じる。
また、ペダルアーム30の戻し動作の場合には、小径スプリング53及び大径スプリング54の付勢力により第1スライダ51及び第2スライダ52が元の位置に戻され、この際には踏み込み動作のときよりも小さい摩擦力を生じる。
これらの摩擦力が、リターンスプリング40の付勢力に対して加減されることにより、踏力にヒステリシス荷重を生じることになる。
【0024】
磁気式センサ60は、図2、図3、図5に示すように、ペダルアーム30と一体的に回動するロータ61、カバー20の円柱部22に埋設された第1ステータ62及び第2ステータ63、第1ステータ62と第2ステータ63との間に埋設されたホール素子64等により形成され、その他に関連する部品として、コネクタ25内に露出する端子65、カバー20内に埋設され種々の電子部品が実装された回路基板(不図示)等が設けられている。
【0025】
ロータ61は、図2及び図3に示すように、アームプレート32に形成された扇状の開口部32eを通して第1ステータ62に対向するように形成され、円弧状のアーマチャ61a及び永久磁石片61bを保持している。
永久磁石片61bは、図2に示すように、第1ステータ62と所定の間隔をあけて非接触の状態で回動するように形成されている。第2ステータ63は、図2に示すように、ペダル軸31と所定の間隔をあけて非接触の状態に配置されている。したがって、ロータ61(永久磁石片61b)が回動することにより、第1ステータ62と第2ステータ63との間を通過する磁束密度が変化し、この変化をホール素子64が検出して電圧信号として出力する。これにより、ペダルアーム30の角度位置が検出されることになる。
【0026】
遮磁手段80は、図1、図2、図5ないし図7に示すように、カバー20の表面に取り付けられた外側遮磁板81、カバー20の内部に形成された環状溝24に挿入された筒状遮磁板82、ペダルアーム30のアームプレート32等により形成されている。
【0027】
外側遮磁板81は、図2及び図6(a),(b)に示すように、磁性材料の金属板により、外側に向けて凸状にすなわち寸法Dの高さをなす複数の突条部81aをもつように形成されている。したがって、外側遮磁板81が、ネジ等によりカバー20の表面に取り付けられた状態では、他の部品(例えば、強力な外乱磁界を生じる部品等)が不注意に装置に近づけられても、この寸法Dを越えて、内側にある磁気式センサ60に近づくことができないようになっている。ここで、寸法Dとしては、装置の小型化を図りつつも、外乱磁界の影響を遮断し得るに十分な寸法とするのが好ましい。すなわち、外側遮磁板81によれば、カバー20の外側から侵入する外乱磁界を遮断することができる。
【0028】
筒状遮磁板82は、図2、図5、図7(a),(b)に示すように、磁性材料の金属板により略円筒状に形成され、その一部にスリットを入れて4つの屈曲片82aが形成され、又、切り欠き82bが設けられて周方向において切断されている。したがって、図7(b)に示すように、切り欠き82bの縁同士が接触するように弾性変形可能となっている。
【0029】
筒状遮磁板82を嵌め込むカバー20の環状溝24には、図5に示すように、径方向外側に突出しかつ円弧状に伸びる4つの凹部24aが形成されている。この凹部24aは、ハウジング10に形成された嵌合突起16を受け入れる嵌合溝の役割もなす。
そして、筒状遮磁板82は、屈曲片82aを凹部24aに嵌合させかつ切り欠き82bの縁を近づけるように弾性変形(縮径)させた状態で、環状溝24に挿入され、その後、変形状態が開放される。すると、筒状遮磁板82は、弾性復帰して径方向外側に拡がり、環状溝24内に確実に固定される。
さらに、カバー20がハウジング10に対して嵌合により結合される際に、4つの屈曲片82aは、図4に示す円弧状の4つの嵌合突起16により押圧されて堅固に位置決めされる。
【0030】
このように、磁気式センサ60の外周領域を囲繞するように筒状遮磁板82が設けられているため、外周方向から侵入する外乱磁界を遮断することができる。
また、筒状遮磁板82は、締結ネジ、接着剤等の特別な固定手段を用いることなく、嵌合作用のみによりカバー20の所定位置(環状溝24)に固定される。したがって、締結ネジ等を用いる場合に比べて、取り付け工程が簡略化され、部品点数を削減でき、低コスト化を行なえる。
【0031】
さらに、ペダルアーム30のアームプレート32は、磁性材料により形成されており、図2及び図3に示すように、外側遮磁板81と協働して磁気式センサ60を挟む領域に配置され、かつ、磁気式センサ60と対向する領域において平板状となっている。したがって、このアームプレート32は、図2中の左側から侵入する外乱磁界を遮断することができる。
【0032】
上記のように、遮磁手段80(外側遮磁板81、筒状遮磁板82、アームプレート32)は、所定の間隔を隔てて磁気式センサ60の周囲を囲繞するように配置されているため、装置の外部から侵入する外乱磁界を、全域において効率良くかつ確実に遮断することができる。これにより、磁気式センサ60は、誤検出を招くことなく、ペダルアーム30の角度位置を高精度に検出することができる。
【0033】
上記実施形態においては、遮磁手段として、外側遮磁板81、筒状遮磁板82、さらにペダルアーム30のアームプレート32を含める構成を示したが、これに限定されるものではなく、外乱磁界を遮断できる限りにおいて、外側遮磁板81又は筒状遮磁板82の一方だけ、あるいは、外側遮磁板81及び筒状遮磁板82だけからなる構成を採用してもよい。
【0034】
また、上記実施形態においては、遮磁手段として、磁性材料により形成された金属製の遮磁板を採用したが、金属板のものに限らず、外乱磁界を遮断できるものであればその他の材料、形状、構造等を採用することができる。
【0035】
さらに、上記実施形態においては、位置センサとしてホール素子64を含む非接触式の磁気式センサ60を示したが、これに限定されるものではなく、磁束密度の変化を検出するその他の素子を含む磁気式センサを備えた構成において、本発明に係る遮磁手段を採用してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のアクセルペダル装置によれば、ペダルアームの角度位置を検出する位置センサとして非接触式の磁気式センサを備える構成において、この磁気式センサの周りに外乱磁界を遮断する遮磁手段を設けたことにより、磁気式センサに影響を及ぼす外乱磁界を遮断することができる。これにより、磁気式センサは、誤検出することなく、ペダルアームの角度位置を高精度に検出することができる。
遮磁手段として、磁性材料からなる遮磁板、特に、磁気式センサの外周を囲繞する筒状遮磁板、磁気式センサの外側面領域を覆う外側遮磁板を採用することにより、磁気式センサを効率良く取り囲むことができ、外乱磁界の影響を効率良く遮断することができる。
さらに、遮磁板として、ペダルアームの一部をなす平板状のアームプレートを含めることにより、外乱磁界の影響をさらに効率良く遮断することができると共に、ペダルアームの一部を遮磁板として兼用するため、その分だけ部品点数を削減でき、構造の簡略化、低コスト化を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクセルペダル装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】アクセルペダル装置の内部構造を示す断面図である。
【図3】アクセルペダル装置の内部構造を示す断面図である。
【図4】ペダルアーム及びリターンスプリングを示す側面図である。
【図5】磁気式センサ及び筒状遮磁板を示す側面図である。
【図6】遮磁手段の一部をなす外側遮磁板を示すものであり、(a)はその側面図、(b)は(a)中のE−E部における断面図である。
【図7】遮磁手段の一部をなす筒状遮磁板を示すものであり、(a)はその斜視図、(b)はその端面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング(本体)
11 軸受穴
16 嵌合突起
20 カバー(本体)
21 軸受穴
22 円柱部
24 環状溝
24a 凹部
25 コネクタ
30 ペダルアーム
31 ペダル軸
32 アームプレート(遮磁手段)
35 アクセルペダル
40 リターンスプリング
50 ヒステリシス発生機構
60 磁気式センサ(位置センサ)
61 ロータ
61a アーマチャ
61b 永久磁石片
62 第1ステータ
63 第2ステータ
64 ホール素子
65 端子
70 導電配線
80 遮磁手段
81 外側遮磁板(遮磁手段)
81a 突条部
82 筒状遮磁板(遮磁手段)
82a 屈曲片
82b 切り欠き

Claims (5)

  1. 踏力を加えるアクセルペダルを有するペダルアームと、前記ペダルアームを揺動自在に支持する本体と、前記ペダルアームを休止位置に戻すように付勢するリターンスプリングと、前記ペダルアームの角度位置を検出する位置センサと、を備えたアクセルペダル装置であって、
    前記位置センサは、非接触式の磁気式センサからなり、
    前記本体は、前記磁気式センサに影響を及ぼす外部の磁界を遮断する遮磁手段を有する、
    ことを特徴とするアクセルペダル装置。
  2. 前記遮磁手段は、所定の距離を隔てて前記磁気式センサの周りに配置された磁性材料からなる遮磁板を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のアクセルペダル装置。
  3. 前記遮磁板は、前記磁気式センサの周りにおいて前記本体の内部に配置された筒状遮磁板と、前記磁気式センサが配置された領域において前記本体の表面に固定された外側遮磁板と、を含む、
    ことを特徴とする請求項2記載のアクセルペダル装置。
  4. 前記ペダルアームは、前記外側遮磁板と協働して前記磁気式センサを挟む領域に位置する磁性材料からなる平板状のアームプレートを含み、
    前記遮磁板は、前記アームプレートを含む、
    ことを特徴とする請求項3記載のアクセルペダル装置。
  5. 前記外側遮磁板は、外側に向けて凸状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のアクセルペダル装置。
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