JP2000292116A - 回転角度センサ - Google Patents

回転角度センサ

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JP2000292116A
JP2000292116A JP11101366A JP10136699A JP2000292116A JP 2000292116 A JP2000292116 A JP 2000292116A JP 11101366 A JP11101366 A JP 11101366A JP 10136699 A JP10136699 A JP 10136699A JP 2000292116 A JP2000292116 A JP 2000292116A
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hole
terminal
angle sensor
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JP11101366A
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Ryuji Mukoyama
竜司 向山
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線と端子との接続を迅速に行うことが
でき、回転軸の軸方向の寸法を小型化できる回転角度セ
ンサを提供する。 【解決手段】 開口部5aが形成された収納部5を有
し、絶縁材料からなる筒状のハウジング1と、このハウ
ジング1に回転自在に支持された回転軸8と、複数の端
子29を有し、回転軸8の回転量を検出する回転量検出
手段24と、回転量検出手段24から端子29を介して
出力される検出信号をハウジング1外へ導出するリード
線16とを備え、ハウジング1の外壁に一体にリード線
挿入部10を突設し、このリード線挿入部10内におい
て、ハウジング1には、収納部5とリード線導出部10
とを連通させる孔部3aを設け、収納部5の内壁に当接
させた端子29を孔部3aと対向させるとともに、リー
ド線挿入部10に挿入したリード線16の一端部を孔部
3aから収納部5内に位置させて、端子29とリード線
16の一端部とを開口部5aの近傍にて接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両等に備
えられ、ステアリングの操舵に応じ、ステアリングに生
ずるトルクを検出するのに使用される回転角度センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】図21に示す従来の回転角度センサは、
絶縁合成樹脂製で両端部を開放した円筒状のハウジング
41を備え、ハウジング41の外壁には環状の段部41
aが形成されている。また、このハウジング41内は区
画壁42により収納部43と収容部44とに仕切られて
おり、区画壁42には軸受45がインサート成形によっ
て取り付けられている。そして、この軸受45には回転
軸46が回転自在に挿通されており、この回転軸46の
両端部は各々収納部43内とハウジング41外とに位置
し、収納部43内に位置する回転軸46の一端部には摺
動子47を支持した回転体48が取り付けられていると
ともに、回転軸46の他端部にはハウジング41外にお
いてレバー49がかしめ付けられている。また、収容部
44内には、収納部43内を密封にするためのリング状
の封止部材50が圧入されている。
【0003】また、収納部43内には、回路基板51が
固定されたホルダ52が、ハウジング41の開放端から
圧入されて、回路基板51に形成された図示せぬ抵抗体
パターン及び集電体パターンに摺動子47を摺接させた
状態で取り付けられている。そして、回路基板51に
は、上記図示せぬ抵抗体パターン及び集電体パターンに
接続させた端子53が支持されており、この端子53の
一端部は、ホルダ52に穿設された孔52aを通ってホ
ルダ52の裏面側に導出され、ハウジング41に穿設さ
れた孔41bから挿入されたリード線54に半田付けに
より接続されている。また、収納部43内には、ホルダ
52の裏面側に絶縁性接着剤55が充填されて端子53
とリード線54との接続部が埋め込まれている。
【0004】次に、この従来の回転角度センサの組立方
法を説明すると、先ず、摺動子47を支持した回転体4
8を収納部43内にハウジング41の開放端から挿入す
る。次に、回転軸46を収容部44側から軸受45に挿
通し、回転軸46の一端部に回転体48を圧入やかしめ
等の適宜手段によって取り付け、回転軸46と回転体4
8とを一体化する。次に、ハウジング41の収容部44
に封止部材50を圧入する。
【0005】次に、端子53の一端部を孔52aからホ
ルダ52の裏面側に導出させた状態で、端子53が支持
された回路基板51をホルダ52に固定する。次いで、
このホルダ52をハウジング41の開放端から収納部4
3内に圧入してハウジング41に取り付ける。次に、リ
ード線54をハウジング41に穿設された孔41bから
収納部43内に挿入し、リード線54を端子53の一端
部に半田付けして接続する。そして、収納部43に絶縁
性接着剤55を充填して、この絶縁性接着剤55を硬化
させた後、回転軸46の他端部にレバー49をかしめ付
ける。
【0006】このようにして従来の回転角度センサの組
立は完了するが、組立後においては、回路基板51が回
転軸46の軸方向(矢印A方向)への動きを規制された
状態で、回転軸46と一体に回転体48が回転し、回転
体48の回転に伴って摺動子47が前記図示せぬ抵抗体
パターン及び集電体パターン上を摺動するようになって
おり、また、絶縁性接着剤55が、端子53とリード線
54との半田付け部を外部から絶縁し、かつ封止部材5
0と協力して収納部43内を密封して、収納部43内に
塵や湿気等の侵入を防ぐとともに、リード線54を固定
して引っ張りに対してリード線54を十分に保護してい
る。
【0007】しかして、このように構成・組み立てられ
た従来の回転角度センサは、例えば車両に搭載されて、
ステアリング(不図示)の操舵時に車両の車輪と路面と
の間の摩擦力に応じてステアリングに生ずる抵抗力を直
線運動に変換する変換部が備わった図示せぬ変換機構の
ケーシング内に、段部41aよりレバー49側の部分を
位置させて、前記変換部にレバー49を係合させるとと
もに、ステアリングに連結された図示せぬ電動モータを
制御する制御回路(不図示)にリード線55を接続し、
この制御回路から前記図示せぬ抵抗体パターン及び集電
体パターンに所定電圧を印加した状態で使用される。
【0008】そして、かかるステアリングを操縦者が操
舵すると、ステアリングには抵抗力が生じるが、この抵
抗力を前記変換部が直線運動に変換してレバー49を介
して回転軸46を回転させ、この回転に伴い摺動子47
が前記図示せぬ抵抗体パターン及び集電体パターン上を
摺動することにより、これらパターン上における摺動子
47の位置に応じた電圧が端子53及びリード線54を
介して出力され、こうして得られた前記抵抗力の検出信
号に基き、前記制御回路は前記抵抗力が減少するように
前記電源モータを駆動制御する。すると、ステアリング
に操舵補助トルクが付与されたことになるから、前記抵
抗力が減少し、ステアリング操舵における操縦者の負担
を軽減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回転角度センサでは、端子53の一端部がハウ
ジング41の孔41bから距離Lをもって離れて配置さ
れているため、孔41bから収納部43内に挿入したリ
ード線54を更に端子53の一端部まで導く作業を必要
とし、端子53とリード線54との接続作業が極めて煩
雑なものとなっていた。
【0010】また、リード線54と端子53との接続部
分には極めて大きな引っ張り強度が要求されることか
ら、リード線54を絶縁性接着剤55内に十分埋め込む
必要があり、したがって、従来の回転角度センサにあっ
ては、回転軸46の軸方向(矢印A方向)の長さが長く
なる。その結果、この従来の回転角度センサには、段部
41aよりリード線54側の部分が前記図示せぬ変換機
構のケーシングから大きく突出し、車両内にこれを収容
するための大きなスペースを要するという課題があっ
た。
【0011】本発明は上記した従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、その目的は、リード線と端子との接続
を迅速に行うことができ、回転軸の軸方向における寸法
を小型化できる回転角度センサを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、開口部が形成された収納部を有し、絶縁
材料からなる筒状のハウジングと、このハウジングに回
転自在に支持された回転軸と、複数の端子を有し、前記
収納部に収納されて前記回転軸の回転量を検出する回転
量検出手段と、前記回転量検出手段から前記端子を介し
て出力される検出信号を前記ハウジング外へ導出するリ
ード線とを備え、前記ハウジングの外壁に一体にリード
線挿入部を突設し、このリード線挿入部内において、前
記ハウジングには、前記収納部と前記リード線導出部と
を連通させる孔部を設け、前記収納部の内壁に当接させ
た前記端子を前記孔部と対向させるとともに、前記リー
ド線挿入部に挿入した前記リード線の一端部を前記孔部
から前記収納部内に位置させて、前記端子と前記リード
線の一端部とを前記開口部の近傍にて接続したことを最
も主要な特徴としている。
【0013】また、上記構成において、前記回転量検出
手段は、前記回転軸に支持されて前記収納部に収納され
た回転体と、この回転体に支持された摺動子と、前記収
納部内に支持されて前記摺動子が摺接する抵抗体パター
ン及び集電体パターンとが形成された回路基板とを備え
てなり、前記複数の端子は前記回路基板に支持され、前
記回路基板は前記回転軸の軸方向に対して垂直に設けら
れ、前記開口部から前記収納部の奥に向けて、前記回転
体と前記摺動子と前記回路基板とを順次この順に配置し
た。
【0014】また、上記構成において、前記複数の端子
の各々は、前記回転軸の軸方向に対して垂直に延設され
た基部と、前記回転軸の軸方向に前記基部の一端部から
折り曲げ形成された接続部とからなり、この接続部を前
記収納部の内壁に当接させて前記孔部と対向させ、前記
接続部と前記リード線の一端部とを接続するとともに、
前記複数の端子の前記接続部間において、前記収納部の
内壁に絶縁壁を設けた。
【0015】また、上記構成において、前記収納部内で
前記回転体と前記摺動子と前記回路基板とが前記回転軸
の軸方向に占めるスペースの範囲で、前記端子の接続部
と前記リード線の一端部とを接続した。
【0016】さらに、上記構成において、前記収納部の
内壁に形成された環状の段部に載置されるパッキンと、
このパッキンに当接して前記開口部を蓋閉するカバー
と、弾性を有し、前記リード線が貫通された前記孔部を
塞ぐシール部材とを備え、前記ハウジングに前記開口部
の周縁部を圧潰して圧潰部を形成し、この圧潰部と前記
環状の段部とで前記カバーを挟持して前記パッキンを圧
縮させるとともに、前記シール部材を前記リード線挿入
部内に圧入して前記収納部を密封した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転角度センサの
一実施形態を図1乃至図20を用いて説明する。
【0018】この回転角度センサは、PBT(ポリブチ
レンテレフタレート)等の絶縁合成樹脂材料から形成さ
れたハウジング1と、このハウジング1に回転自在に支
持される回転軸8と、この回転軸8が挿通される封止部
材11と、回転軸8に固定されるロータ13と、このロ
ータ13を付勢するコイルばね12と、ハウジング1の
収納部5内に収納されて回転軸8の回転量を検出する回
転量検出手段24と、この回転量検出手段24から出力
される検出信号をハウジング1外へ導出するリード線1
5〜18と、回転量検出手段24の回路基板25をハウ
ジング1の収納部5内に保持する板ばね21と、ハウジ
ング1の収納部5の開口部5aを蓋閉するカバー22と
から主に構成されている。
【0019】ハウジング1は、小径部2及び大径部3が
階段状に一体に構成された径の異なる内部中空の円筒体
からなり、図4乃至図7に示すように、小径部2内が区
画壁4により仕切られて、大径部3側に形成された収納
部5と、区画壁4を介して収納部5と対向するように形
成された収容部6とが設けられており、収納部5には区
画壁4と反対側に開口部5aが形成され、収容部6には
区画壁4と反対側に開放部6aが形成されている。
【0020】そして、区画壁4の中央部には孔4aが穿
設されて、この孔4aに金属製の軸受7が収納部5内に
延びるようにインサート成形によって取り付けられてお
り、図1に示すように、この軸受7にステンレス製の回
転軸8が孔4aを貫通して回転自在に支持されている。
また、収容部6内には、この軸受7を囲むように区画壁
4に環状部4bが形成され、この環状部4bの外部と小
径部2との間、及び環状部4b内部に第1,第2の空隙
部6b,6cが各々設けられおり、第1の空隙部6bに
は係合孔6dが形成されている。
【0021】大径部3の外壁には、円弧状の取付孔9a
を有する一対の取付部9と、筒状のリード線挿入部10
とが突設されており、このリード線挿入部10内におい
て大径部3に4つの孔部3aが穿設され、これら孔部3
aがリード線挿入部10内と収納部5内とを連通させて
いる。また、収納部5の内壁には、開口部5aの周縁に
沿って環状の山形の突出部を有する環状の段部5bが形
成されているとともに、この環状の段部5bの内側に後
述する回路基板25を受ける受け面5cが形成されてお
り、この受け面5cには、回路基板25に係合する一対
の係合突起5eと、板ばね21が挿入される矩形孔5f
と、一段低くなった面に等間隔に配設された5つの突部
5dとが形成されている。
【0022】そして、この受け面5cと環状の段部5b
との間における収納部5の内壁には、3つの角形の絶縁
壁5gが隣接する孔部3a間に各々位置して形成されて
おり、これら絶縁壁5gが前記突部5dと対向配置され
ている。また更に、大径部3には、開口部5aの周縁部
を熱かしめ法で内側に圧潰することにより、図1に示す
ように、圧潰部5hが形成されており、また、開放部6
aの周縁部において小径部2の一部が切り欠かれ、この
切欠部2aの両端が一対のストッパ部2b,2cとされ
いる。
【0023】封止部材11は、ゴム材に金属薄板を埋設
してドーナツ状に形成され、図1に示すように、第2の
空隙部6cに圧入により収容されて回転軸8が挿通され
ている。そして、この封止材11は、その内周面が回転
軸8に密着し、区画壁4の孔4aを塞いだ状態となって
いる。
【0024】コイルばね12は、金属線材を巻回して形
成され、図1に示すように、巻回部12a内に環状部4
bを位置させて第1の空隙部6bに収容されており、そ
の一端部12bを係合孔6dに係合させている。
【0025】ロータ13は、鋼製の平板から円板状に形
成され、図20に示すように、中央部に小判状の取付孔
13aが穿設されているとともに、この取付孔13aか
ら半径方向に離間した位置に係合ピン13bが固着され
ており、また、縁部の2カ所に切欠部13cを形成する
ことにより一対の係止部13d,13eが設けられてい
る。そして、図1,図2に示すように、このロータ13
は、取付孔13aに貫通された回転軸8の一端部がかし
められて、開放部6aを塞いだ形で円板状の金属プレー
ト14を介して回転軸8に固定されており、切欠部13
cにコイルばね12の他端部12cが係合されて、この
コイルばね12の付勢力により係止部13dをストッパ
部2bに当接せしめ、係止部13eがストッパ部2cと
所定間隔をもって対応し当接可能な状態で、回転軸8の
回転角度範囲を制限するストッパ機構を構成している。
【0026】リード線15〜18は、図1,図2に示す
ように、導電線材19をその両端部を残して絶縁材で被
覆して構成され、ゴム等の弾性材から矩形状に形成され
たシール部材20に一端側を差し込んで一体化されてい
る。そして、このリード線15〜18は、一端側がハウ
ジング1のリード線挿入部10に挿入されて、導線線材
19が孔部3aを通って収納部5内に位置しており、リ
ード線挿入部10に圧入されたシール部材20がその弾
性力によってリード線挿入部10の内面に密着し、孔部
3aを塞いだ状態となっている。
【0027】板ばね21は、ステンレス製の矩形薄板か
らなり、図12〜図14に示すように、その中央部21
aで折り曲げることによりVの字状に形成され、両端部
には曲折部21bが設けられている。そして、この板ば
ね21は、後述する回路基板25を押圧する押圧手段と
して用いられ、ハウジング1の矩形孔5fに中央部21
aから挿入されて収納部5内に収納されている。
【0028】カバー22は、PBT(ポリブチレンテレ
フタレート)等の絶縁合成樹脂材料から平板状に形成さ
れ、図15〜図17に示すように、その縁部には全周に
わたって山形の突出部を有する段部22aが設けられて
いるとともに、中央部には円形の凹部22bが形成され
ており、また、段部22aと凹部22bとの間には、保
持突起22cと3つの規制突起22dとが凹部22bと
同心円状に立設されている。そして、図1に示すよう
に、このカバー22は、ハウジング1の環状の段部5b
に載置されたリング状のパッキン23に段部22aを当
接させ収納部5内に位置して開口部5aを塞ぎ、圧潰部
5hによってかしめ付けられて、対向配置された段部2
2aと環状の段部5bとの山形の突出部でパッキン23
を圧縮させた状態でハウジング1に固定されており、こ
れにより封止部材11及びシール部材20と協力して収
納部5内を気密に密封し、また、保持突起22cと規制
突起22dとが収納部5内を回転軸8の軸方向(図1中
矢印A方向)へ延びるように設けられ、図3中点線で示
す保持突起22cが板ばね21の曲折部21bに当接し
て矩形孔5fから脱落しないように板ばね21を収納部
5内に保持した状態となっている。
【0029】回転量検出手段24は、ハウジング1の収
納部5内に支持される回路基板25と、回転軸8に支持
されてハウジング1の収納部5内に収納される回転体3
1と、回路基板25に支持される4つの端子29と、回
転体31に支持される2つの摺動子32とで構成されて
いる。
【0030】回路基板25は、セラミック等の絶縁材料
を角形に成形してなるもので、図8に示すように、その
一角が切り落とされてテーパ部25aが形成され、中心
部に円形の挿通孔25bが穿設されている。また、この
回路基板25には、一側部に切欠部25cが形成され、
他側部に突片25dが一体に設けられており、また、こ
の回路基板25の一端縁には、間隔を空けて等間隔に切
欠部25eを設けることにより5つの突部25fが形成
されている。また、回路基板25の表面には、抵抗体パ
ターン26a,26bと集電体パターン27a,27b
とが挿通孔25bと同心円状に印刷にて形成されている
とともに、これら抵抗体パターン26a,26b及び集
電体パターン27a,27bに連設された導電パターン
28a〜28dが回路基板25の一端縁部に至るように
延設されて、切欠部25eと対向した状態となってい
る。
【0031】そして、図1,図3に示すように、この回
路基板25は、その裏面をハウジング1の受け面5cに
当接させ、挿通孔25bに回転軸8及び軸受7が挿通さ
れるとともに、テーパ部25aが板ばね21に矢印B方
向に押圧されることにより、切欠部25cと突片25d
とを図3中左側の係合突起5eの2側面に設けた突部と
図3中右側の係合突起5eの一側面に設けた突部に弾接
させて収納部5内に位置決めされて支持されており、図
3中点線で示す3つの規制突起22dが回路基板25の
表面に数十ミクロン程度のクリアランスをもって対向
し、回路基板25の収納部5内における回転軸8の軸方
向(矢印A方向)への動きを規制している(尚、図3,
図8では抵抗体パターン26a,26bに対し斜線帯を
付した)。
【0032】4つの端子29は、何れも同一に構成さ
れ、図9〜図11に示すように、導電薄板からなる長尺
状の基部29aと、基部29aの一端部から直角に折り
曲げ形成された接続部29bと、基部29aの他端部か
らUの字状に折り曲げ形成されたクリップ部29cとを
有しおり、接続部29bには孔29dが形成されてい
る。そして、図1,図3に示すように、この4つの端子
29は、各々クリップ部29cで回路基板25の一端縁
部を挟持することにより導体パターン28a〜28dと
導通した状態で回路基板25に支持されて、この回路基
板25とともにハウジング1の収納部5に収納されてお
り、基部29aが突部5d間に位置して接続部29bが
収納部5の内壁に当接し、ハウジング1の孔部3aに接
続部29bの孔29dが対向して、この孔29dに挿入
されたリード線15〜18の導電線材19の一端部が接
続部29bと開口部5aの近傍にて半田30により接続
され、隣接する接続部29b間に絶縁壁5gが位置した
状態となっている。
【0033】回転体31は、PBT(ポリブチレンテレ
フタレート)等の絶縁合成樹脂材料から円板状に形成さ
れ、図18に示すように、その中心部には軸孔31aが
穿設されており、この軸孔31aの周囲には突起31b
が設けられている。そして、図1に示すように、この回
転体31は、軸孔31aに貫通された回転軸8の他端部
をかしめることにより、回転軸8に固定されて収納部5
内に収納されており、回路基板25と所定間隔をもって
対向した状態となっている。
【0034】2つの摺動子32は、洋白やリン青銅等の
導電薄板に切り曲げ加工を施してなるもので、何れも同
一に構成され、図18,図19に示すように、略矩形状
の取付部32aと、この取付部32aに延設された一対
の摺動片32b,32cとを有し、取付部32aには取
付孔32dが形成されている。そして、この2つの摺動
子32は、取付孔32dを突起31bに圧入することに
より回転体31に支持されて、この回転体31とともに
ハウジング1の収納部5内に収納されており、一方の摺
動子32が、一対の摺動片32b,32cを抵抗体パタ
ーン26aと集電体パターン27aに各々摺接させ、抵
抗体パターン26aと集電体パターン27aとを導通さ
せているとともに、他方の摺動子32が、一対の摺動片
32b,32cを抵抗体パターン26bと集電体パター
ン27bに各々摺接させ、抵抗体パターン26bと集電
体パターン27bとを導通させた状態となっている。
【0035】次に、このように構成された回転角度セン
サの組立方法を説明すると、先ず、ハウジング1の軸受
7に回転軸8を挿入し、次いで、第2の空隙部6cに封
止部材11を圧入する。次に、金属プレート14を回転
軸8の一端部に挿通し、次いで、一端部12bを係合孔
6dに係合させてコイルばね12を第1の空隙部6bに
収容する。次に、コイルばね12の他端部12cを切欠
部13cに係合させてコイルばね12を巻き縮めなが
ら、係合ピン13bが固着されたロータ13を取付孔1
3aから回転軸8の一端部に挿通し、この回転軸8の一
端部をかしめ付けてロータ13を固定する。
【0036】次に、挿通孔25bに回転軸8及び軸受7
を挿通させて、4本の端子29を支持した回路基板25
の裏面を受け面5cに当接させて、回路基板25を収納
部5内に収納する。次に、板ばね21を中央部21a側
からハウジング1の矩形孔5fに挿入し、板ばね21が
回路基板25のテーパ部25aを押圧し切欠部25cと
突片25dとを各々一対の係合突起5eに押し付けて係
合させた状態で、突部5dを熱溶融して4つの端子29
の基部29aを受け面5cにかしめ付ける。次に、シー
ル部材20により一体化されたリード線15〜18の一
端部をシール部材20とともにリード線挿入部10に圧
入すると、シール部材20がリード線挿入部10の内面
にガイドされて、リード線15〜18の一端部が孔部3
a内に位置し、各々の導電線材19が4本の端子29の
接続部29bの孔29dを貫通した状態となり、この状
態で、導電部材19と接続部29bとを半田30により
接続する。このとき、隣接する接続部29b間に絶縁壁
5gが位置しているので、絶縁壁5gが半田30の流れ
をくい止め、半田30により隣接する接続部29bが接
続されることを防止している。
【0037】次に、軸孔31aに回転軸8の他端部を貫
通させて、2つの摺動子32を支持した回転体31を収
納部5内に収納し、この回転軸8の他端部をかしめ付け
て回転体31を固定する。しかる後、環状の段部5bに
パッキン23を載置し、カバー22を開口部5aから収
納部5内に収納すると、段部22aがパッキン23に当
接するとともに、保持突起22cが板ばね21の曲折部
21bに当接し、この状態で開口部5aの周縁部を熱か
しめ法で内側に圧潰して圧潰部5hを形成し、この圧潰
部5hでかしめ付けてカバー22をハウジング1に固定
する。
【0038】このようにして回転角度センサの組立は完
了するが、組立後においては、図1に示すように、回路
基板25は、回転軸8の軸方向(矢印A方向)に対して
垂直に設けられ、また、この回路基板25からは端子2
9の基部29aが回転軸8の軸方向に対して垂直に延設
され、端子29の接続部29bが回転軸8の軸方向に平
行に立ち上がった状態となっている。また、開口部5a
から収納部5の奥に向けて、回転体31と摺動子32と
回路基板25とが順次この順に配置されており、これら
回転体31と摺動子32と回路基板25とが収納部5内
で回転軸8の軸方向に占めるスペースH1の範囲で、4
本の端子29の接続部29bとリード線15〜18の導
電線材19の一端部とが半田30により接続されてお
り、この接続部分はカバー22の規制突起22dが回転
軸8の軸方向(矢印A方向)に占めるスペースH2にオ
ーバーラップした状態となっている。
【0039】また、図2に示すように、ロータ13は、
切欠部13cにコイルばね12の他端部12cが係合さ
れて、このコイルばねの12の付勢力により係止部13
dをストッパ2bに当接させ、係止部13eとストッパ
部2cとが所定間隔をもって対向し、このとき、一方の
摺動子32は、一対の摺動片32b,32cを抵抗体パ
ターン26aの一端部と集電体パターン27aに各々摺
接させ、抵抗体パターン26aと集電体パターン27a
とを導通させているとともに、他方の摺動子32は、一
対の摺動片32b,32cを抵抗体パターン26bの一
端部と集電体パターン27bに各々摺接させ、抵抗体パ
ターン26bと集電体パターン27bとを導通させた状
態となっている。
【0040】しかして、このように構成・組み立てられ
た本発明の回転角度センサは、例えば車両に搭載され
て、ステアリング(不図示)の操舵時に車両の車輪と路
面との間の摩擦力に応じてステアリングに生ずる抵抗力
を直線運動に変換する変換部33が収納された変換機構
のケーシング34内に、小径部2を位置させて、変換部
33に係合ピン13bを係合させるとともに、ステアリ
ングに連結された図示せぬ電動モータを制御する制御回
路(不図示)にリード線15〜18を接続して、一対の
取付部9の取付孔29aに図示せぬねじをねじ込んでハ
ウジング1をケーシング34に固定し、この図示せぬ制
御回路からリード線16,18及び端子29を介して導
電パターン28a,28c間に所定電圧を印加した状態
で使用される。
【0041】そして、かかるステアリングを操縦者が操
舵すると、ステアリングには抵抗力が生じるが、この抵
抗力を変換部33が直線運動に変換し、コイルばね12
の付勢力に打ち勝ってロータ13を介して回転軸8を回
転(図2では矢印C方向の回転)させ、この回転に伴い
回転体31とともに一方の摺動子32が回転し、その一
対の摺動片32b,32cが抵抗体パターン26a及び
集電体パターン27a上を一端部から他端部に向けて摺
動することにより、一方の摺動子32による抵抗体パタ
ーン26aと集電体パターン27aとの導通位置が変化
して回転軸8の回転量が検出され、この回転軸8の回転
量に応じた電圧が前記抵抗力の検出信号として端子29
及びリード線17を介して出力され、この検出信号に基
づいて、前記制御回路は前記抵抗力が減少するように前
記電源モータを駆動制御する。すると、ステアリングに
操舵補助トルクが付与されたことになるから、前記抵抗
力が減少し、ステアリング操舵における操縦者の負担を
軽減することができる。
【0042】また、回転軸8の回転に伴って回転体31
と一体に他方の摺動子32も回転し、その一対の摺動片
32b,32cが、抵抗体パターン26b及び集電体パ
ターン27b上を一端部から他端部に向けて摺動するこ
とにより、これらパターン26b,27b上における他
方の摺動子32の導通位置に応じた電圧が監視信号とし
て端子29及びリード線15を介して前記制御回路に出
力される。したがって、前記制御回路は、この監視信号
と前記検出信号とを演算比較することにより、本回転角
度センサの出力に異常がないか駆動状態を常に監視でき
る。
【0043】また、ステアリングが可動範囲の全領域に
わたって略4回転されたときには、上述したストッパ機
構が機能し、ロータ13の係止部13eがストッパ部2
cに当接して回転軸8の回転を停止させ、2つの摺動子
32の摺動片32b,32bを各々抵抗体パターン26
a,26bの他端部で停止させるようになっており、摺
動片32b,32bの導電パターン28c,28aへの
はみ出しを確実に防止する。また、ステアリングが4回
転された状態からニュートラル位置に戻すように反転操
舵されたときに、コイルばね12は、その付勢力により
ロータ13を変換部33の動きに追従させ、ロータ13
が矢印C方向に回転したときと矢印Cの反対方向に回転
したときとで、前記検出信号及び前記監視信号に差(所
謂ヒステリシス)が生じないように機能する。
【0044】尚、この実施形態では、リード線15〜1
8と端子29とを接続するために、端子29の接続部2
9bに孔29dを設けたもので説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、接続部29bの一部を切
り欠いて、この切欠部を孔29dに代替する等種々変更
が可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】開口部が形成された収納部を有し、絶縁材
料からなる筒状のハウジングと、このハウジングに回転
自在に支持された回転軸と、複数の端子を有し、前記収
納部に収納されて前記回転軸の回転量を検出する回転量
検出手段と、前記回転量検出手段から前記端子を介して
出力される検出信号を前記ハウジング外へ導出するリー
ド線とを備え、前記ハウジングの外壁に一体にリード線
挿入部を突設し、このリード線挿入部内において、前記
ハウジングには、前記収納部と前記リード線導出部とを
連通させる孔部を設け、前記収納部の内壁に当接させた
前記端子を前記孔部と対向させるとともに、前記リード
線挿入部に挿入した前記リード線の一端部を前記孔部か
ら前記収納部内に位置させて、前記端子と前記リード線
の一端部とを前記開口部の近傍にて接続したので、前記
リード線を前記リード線挿入部に挿入し、前記リード線
の一端部を前記孔部から前記収納部内に位置させるだけ
で、前記リード線が前記端子に導かれた状態となるた
め、前記端子と前記リード線との接続作業が極めて簡単
となり、前記リード線と前記端子との接続を迅速に行う
ことができる。また、前記端子が前記収納部の内壁に当
接した状態で前記リード線と接続されるため、前記リー
ド線の引っ張りに対して前記リード線と前記端子の接続
を十分に保護できる。
【0047】また、前記回転量検出手段は、前記回転軸
に支持されて前記収納部に収納された回転体と、この回
転体に支持された摺動子と、前記収納部内に支持されて
前記摺動子が摺接する抵抗体パターン及び集電体パター
ンとが形成された回路基板とを備えてなり、前記複数の
端子は前記回路基板に支持され、前記回路基板は前記回
転軸の軸方向に対して垂直に設けられ、前記開口部から
前記収納部の奥に向けて、前記回転体と前記摺動子と前
記回路基板とが順次この順に配置されているので、前記
回転量検出手段を簡単な構成で実現することができる。
【0048】また、前記複数の端子の各々は、前記回転
軸の軸方向に対して垂直に延設された基部と、前記回転
軸の軸方向に前記基部の一端部から折り曲げ形成された
接続部とからなり、この接続部を前記収納部の内壁に当
接させて前記孔部と対向させ、前記接続部と前記リード
線の一端部とを接続するとともに、前記複数の端子の前
記接続部間において、前記収納部の内壁に絶縁壁を設け
たので、前記接続部と前記リード線の一端部とを半田に
より接続する際に、この半田が前記絶縁壁によってくい
止められ、前記半田により隣接する前記接続部が接続さ
れることを防止できる。
【0049】前記収納部内で前記回転体と前記摺動子と
前記回路基板とが前記回転軸の軸方向に占めるスペース
の範囲で、前記端子の接続部と前記リード線の一端部と
を接続したので、その分、回転軸の軸方向において回転
角度センサのコンパクト化を図ることができる。
【0050】前記収納部の内壁に形成された環状の段部
に載置されるパッキンと、このパッキンに当接して前記
開口部を蓋閉するカバーと、弾性を有し、前記リード線
が貫通された前記孔部を塞ぐシール部材とを備え、前記
ハウジングに前記開口部の周縁部を圧潰して圧潰部を形
成し、この圧潰部と前記環状の段部とで前記カバーを挟
持して前記パッキンを圧縮させるとともに、前記シール
部材を前記リード線挿入部内に圧入して前記収納部を密
封したので、前記収納部内に塵や湿気等の侵入を防ぎ、
これら侵入物が原因となって発生する前記回転量検出手
段の異常出力を防止し、前記回転量検出手段の寿命を増
加させることができる。また、絶縁性接着剤を使用しな
いで前記収納部を密封できるので、絶縁性接着剤の充填
・乾燥等の手数を省略でき、全体として製造工程を簡単
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転角度センサの断面図。
【図2】本発明の回転角度センサの平面図。
【図3】本発明の回転角度センサのカバーを取り除いて
示す底面図。
【図4】本発明の回転角度センサに係るハウジングの平
面図。
【図5】図4の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明の回転角度センサに係るハウジングの一
部を切り欠いて示す正面図。
【図7】本発明の回転角度センサに係るハウジングの底
面図。
【図8】本発明の回転角度センサに係る回路基板の平面
図。
【図9】本発明の回転角度センサに係る端子の平面図。
【図10】本発明の回転角度センサに係る端子の側面
図。
【図11】本発明の回転角度センサに係る端子の底面
図。
【図12】本発明の回転角度センサに係る板ばねの平面
図。
【図13】本発明の回転角度センサに係る板ばねの正面
図。
【図14】本発明の回転角度センサに係る板ばねの側面
図。
【図15】本発明の回転角度センサに係るカバーの平面
図。
【図16】図15の16−16線に沿う断面図。
【図17】本発明の回転角度センサに係るカバーの底面
図。
【図18】本発明の回転角度センサに係る回転体の平面
図。
【図19】本発明の回転角度センサに係る摺動子の側面
図。
【図20】本発明の回転角度センサに係るロータの平面
図。
【図21】従来の回転角度センサの断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 小径部 2a 切欠部 2b ストッパ部 2c ストッパ部 3 大径部 3a 孔部 4 区画壁 4a 孔 4b 環状部 5 収納部 5a 開口部 5b 環状の段部 5c 受け面 5d 突部 5e 係合突起 5f 矩形孔 5g 絶縁壁 5h 圧潰部 6 収容部 6a 開放部 6b 第1の空隙部 6c 第2の空隙部 6d 係合孔 7 軸受 8 回転軸 9 取付部 9a 取付孔 10 リード線挿入部 11 封止部材 12 コイルばね 12a 巻回部 12b 一端部 12c 他端部 13 ロータ 13a 取付孔 13b 係合ピン 13c 切欠部 13d 係止部 13e 係止部 14 金属プレート 15 リード線 16 リード線 17 リード線 18 リード線 19 導電線材 20 シール部材 21 板ばね 21a 中央部 21b 曲折部 22 カバー 22a 段部 22b 凹部 22c 保持突起 22d 規制突起 23 パッキン 24 回転量検出手段 25 回路基板 25a テーパ部 25b 挿通孔 25c 切欠部 25d 突片 25e 切欠部 25f 突部 26a 抵抗体パターン 26b 抵抗体パターン 27a 集電体パターン 27b 集電体パターン 28a 導電パターン 28b 導電パターン 28c 導電パターン 28d 導電パターン 29 端子 29a 基部 29b 接続部 29c クリップ部 29d 孔 30 半田 31 回転体 31a 軸孔 31b 突起 32 摺動子 32a 取付部 32b 摺動片 32c 摺動片 32d 取付孔 33 変換部 34 ケーシング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が形成された収納部を有し、絶縁
    材料からなる筒状のハウジングと、このハウジングに回
    転自在に支持された回転軸と、複数の端子を有し、前記
    収納部に収納されて前記回転軸の回転量を検出する回転
    量検出手段と、前記回転量検出手段から前記端子を介し
    て出力される検出信号を前記ハウジング外へ導出するリ
    ード線とを備え、前記ハウジングの外壁に一体にリード
    線挿入部を突設し、このリード線挿入部内において、前
    記ハウジングには、前記収納部と前記リード線導出部と
    を連通させる孔部を設け、前記収納部の内壁に当接させ
    た前記端子を前記孔部と対向させるとともに、前記リー
    ド線挿入部に挿入した前記リード線の一端部を前記孔部
    から前記収納部内に位置させて、前記端子と前記リード
    線の一端部とを前記開口部の近傍にて接続したことを特
    徴とする回転角度センサ。
  2. 【請求項2】 前記回転量検出手段は、前記回転軸に支
    持されて前記収納部に収納された回転体と、この回転体
    に支持された摺動子と、前記収納部内に支持されて前記
    摺動子が摺接する抵抗体パターン及び集電体パターンと
    が形成された回路基板とを備えてなり、前記複数の端子
    は前記回路基板に支持され、前記回路基板は前記回転軸
    の軸方向に対して垂直に設けられ、前記開口部から前記
    収納部の奥に向けて、前記回転体と前記摺動子と前記回
    路基板とが順次この順に配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の回転角度センサ。
  3. 【請求項3】 前記複数の端子の各々は、前記回転軸の
    軸方向に対して垂直に延設された基部と、前記回転軸の
    軸方向に前記基部の一端部から折り曲げ形成された接続
    部とからなり、この接続部を前記収納部の内壁に当接さ
    せて前記孔部と対向させ、前記接続部と前記リード線の
    一端部とを接続するとともに、前記複数の端子の前記接
    続部間において、前記収納部の内壁に絶縁壁を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の回転角度センサ。
  4. 【請求項4】 前記収納部内で前記回転体と前記摺動子
    と前記回路基板とが前記回転軸の軸方向に占めるスペー
    スの範囲で、前記端子の接続部と前記リード線の一端部
    とを接続したことを特徴とする請求項3に記載の回転角
    度センサ。
  5. 【請求項5】 前記収納部の内壁に形成された環状の段
    部に載置されるパッキンと、このパッキンに当接して前
    記開口部を蓋閉するカバーと、弾性を有し、前記リード
    線が貫通された前記孔部を塞ぐシール部材とを備え、前
    記ハウジングに前記開口部の周縁部を圧潰して圧潰部を
    形成し、この圧潰部と前記環状の段部とで前記カバーを
    挟持して前記パッキンを圧縮させるとともに、前記シー
    ル部材を前記リード線挿入部内に圧入して前記収納部を
    密封したことを特徴とする請求項4に記載の回転角度セ
    ンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1659376A2 (en) 2004-11-22 2006-05-24 Alps Electric Co., Ltd. Rotary electrical component
JP2008201312A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Mikuni Corp 磁気式位置センサ及びアクセルペダル装置

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EP1659376A2 (en) 2004-11-22 2006-05-24 Alps Electric Co., Ltd. Rotary electrical component
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