JP2001035309A - 回転操作型電気部品 - Google Patents

回転操作型電気部品

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JP2001035309A
JP2001035309A JP11208784A JP20878499A JP2001035309A JP 2001035309 A JP2001035309 A JP 2001035309A JP 11208784 A JP11208784 A JP 11208784A JP 20878499 A JP20878499 A JP 20878499A JP 2001035309 A JP2001035309 A JP 2001035309A
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shaped rotor
disc
moderation
disk
rotor
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JP11208784A
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Kazunori Yamada
和徳 山田
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SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節度ボール(10)を用いて、仮停止させた
円板状ロータ(9)が簡単に回転することがなく、しか
も、仮停止した位置で、円板状ロータ(9)ががたつく
ことのない回転操作型電気部品を提供する。 【解決手段】 円板状ロータ(9)とケース本体(5)
との間に節度ボール(10)と節度溝(16)と節度機
構を設けるとともに、円板状ロータ(9)に、板バネ片
(18)が係脱する複数の位置決め溝(17)を凹設
し、節度ボール(10)と節度溝(16)が係合する円
板状ロータ(9)の各回転位置で、板バネ片(18)を
位置決め溝(17)に係合させて、円板状ロータ(9)
を位置決めする。板バネ片(18)と位置決め溝(1
7)が係合することによって、円板状ロータ(9)は、
節度ボール(10)と節度溝(16)が係合している際
にも、がたつかない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作軸を回転操作
し、可動接点を選択接点へ接触させる毎に、節度感を発
生させるとともに、その回転位置で操作軸の回転を仮停
止させる回転操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリースイッチ、ロータリーボリュ
ーム等の回転操作型電気部品は、操作軸を回転操作する
ことによって、可動接点を順次異なる選択接点へ接触さ
せ、回転位置によって異なるデータを出力するものであ
る。一般の回転操作型電機部品には、この可動接点が異
なる選択接点へ接触する毎に、操作軸の回転を一時停止
させるとともに、選択接点への切換を操作者へ操作軸か
ら伝達させるための節度機構が備えられている。
【0003】図9と図10は、この節度機構を備えた従
来のロータリースイッチ100を示すもので、図9は、
カバー101を取り除いて示すロータリースイッチ10
0の平面図、図10は、ロータリースイッチ100の縦
断面図である。
【0004】図に示すように、絶縁ケース102には、
上方に開口する円筒収容凹部105が形成され、その中
心に上方に向けて支軸106が突設されている。この支
軸106は、円板状ロータ107の底面側中心に凹設さ
れたガイド穴107aに遊嵌するもので、これによっ
て、円板状ロータ107は、支軸106を中心として回
転自在で円筒収容凹部105内に収容される。円板状ロ
ータ107は、上面の中心から上方に一体に突出する操
作軸108を回転操作することによって、操作軸108
と一体に回転する。
【0005】円板状ロータ107を収容した円筒収容凹
部105の開口は、この操作軸108を挿通させたカバ
ー101を、絶縁ケース102の上方から係合させるこ
とによって覆われる。
【0006】また、絶縁ケース102側には、コモン端
子103と複数の切換端子104がインサート成形によ
り一体に取り付けられている。コモン端子103の中央
部は、支軸106を中心としたリング状で円筒収容凹部
105の内底面に露出したコモン接点103aとなり、
各切換端子104の一端は、そのコモン接点103aの
更に外側の円周上で互いに所定の絶縁間隔を隔てて円筒
収容凹部105の内底面に露出した選択接点104aと
なっている。
【0007】一方、この内底面と対向する円板状ロータ
107の底面には、金属板をプレス加工して、一端側を
常接点109aと可動接点109bとしたスイッチ片1
09が取り付けられている。円板状ロータ107を、円
筒収容凹部105に収容すると、常接点109aが、リ
ング状のコモン接点103aに常時弾性接触し、可動接
点109bが、その外側の円周上の位置に弾性接触す
る。従って、円板状ロータ107の回転に伴って、可動
接点109bは、異なる選択接点104aに接離し、ス
イッチ片109を介してコモン端子103と各切換端子
104が接離することによって、複数種類のスイッチデ
ータが生成される。
【0008】図に示すように、円板状ロータ107に
は、押圧バネ110により付勢された一対の節度ボール
111が当接している。この節度ボール111は、円筒
収容凹部105の中心から放射状に絶縁ケース102に
凹設されたガイド溝112内に収容され、円板状ロータ
107の中心方向に進退自在となっている。
【0009】一方、この節度ボール111が当接する円
板状ロータ107の円周面には、複数の節度溝113が
凹設され、円板状ロータ107の回転にともなって、節
度ボール111が係脱するようになっている。節度溝1
13は、上述の可動接点109bが選択接点104aと
接触する際に、節度ボール111と対向する円板状ロー
タ107の円周面に凹設されるもので、これによって、
可動接点109bが選択接点104aとが接触した状態
で円板状ロータ107の回転を仮停止させるとともに、
節度感を発生させ操作軸108へ伝達させる。
【0010】従って、この従来の回転操作型電気部品1
00によれば、回転操作の切換位置で、操作軸108の
回転を仮停止させることができるので、その操作状態を
維持することができ、また、節度感(回転操作における
負荷の変化)が操作者に伝わり、切換操作の操作感覚が
得られるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回転操
作型電気部品100は、節度ボール111をガイド溝1
12に収容するものであるが、球体である節度ボール1
11を円滑に節度溝113へ係脱自在とするように、ガ
イド溝112の幅を節度ボール111の直径よりわずか
に広い幅としている。
【0012】しかしながら、節度溝113に節度ボール
111が嵌入すると、図11に示すように、ガイド溝1
12には節度ボール111の一部が残されるだけであ
り、ガイド溝112と上記設計値以上の隙間が生じる。
【0013】このため、図11に示すように、本来、同
図(b)の位置で節度ボール111を節度溝113へ係
合させ、円板状ロータ107の回転を仮停止させるべき
ものであるのに、係合する節度ボール111自体が、上
記ガイド溝112との隙間で移動し、同図(a)若しく
は(c)に示すように、その前後でわずかに円板状ロー
タ107が回転し、がたつくものであった。このがたつ
きが生じることによって、回転操作型電機部品を移動さ
せる際に、異常音が発生したり、回転操作における切換
操作位置を操作者に明瞭に伝達できないという問題が生
じていた。
【0014】これに対し、厳密にガイド溝112の幅を
節度ボール111の直径に近づけても、上述の問題は残
され、しかも、製造精度をあげることによって、コスト
上昇の原因ともなるものであった。
【0015】一方、節度ボール111に代えて、断面く
の字状に形成した板バネ片を節度溝113に係脱させ、
節度感を発生させる節度機構も知られているが、板バネ
片による弾力には限界があり、円板状ロータ107に大
きな負荷の変化を与えることができずに、簡単に節度溝
113から板バネ片が抜け出てしまうものであった。従
って、節度ボール111を用いる節度機構の代用とはな
らないものであった。
【0016】本発明はこのような従来技術の問題点を考
慮してなされたものであり、節度ボールを用いて、仮停
止させた円板状ロータが簡単に回転することがなく、し
かも、仮停止した位置で、円板状ロータががたつくこと
のない回転操作型電気部品を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の回転操作型電気部品は、可動接点が配置され
た円板状ロータと、円板状ロータの中心軸に沿って一体
に突設された操作軸と、操作軸を突出させて、円板状ロ
ータを回転自在に収容するケース本体と、円板状ロータ
の異なる回転位置で、それぞれ可動接点と接触するよう
に、ケース本体内に配置された複数の選択接点と、ケー
ス本体内に配置され、円板状ロータに凹設された複数の
節度溝に係脱するように、弾性バネにより付勢された節
度ボールとを備え、可動接点がいずれかの選択接点へ接
触する毎に、節度ボールを節度溝に係合させ節度感を操
作軸へ伝達させる回転型電機部品において、ケース本体
に、円板状ロータに弾性接触する板バネ片を取り付ける
とともに、円板状ロータに板バネ片が係脱する複数の位
置決め溝を凹設し、節度ボールと節度溝が係合する円板
状ロータの各回転位置で、板バネ片を位置決め溝に係合
させて、円板状ロータを位置決めすることを特徴とす
る。
【0018】この構造では、可動接点がいずれかの選択
接点と接触する毎に、節度ボールが節度溝へ係合する。
節度ボールは、押圧バネ、コイルスプリングなどを用い
て、大きい弾力で円板状ロータの円周面に当接するの
で、節度溝から簡単に脱出することがなく、円板状ロー
タの仮停止位置を維持できる。
【0019】また、節度ボールと節度溝が係合する円板
状ロータの回転位置で、板バネ片が位置決め溝に係合す
るので、円板状ロータは、がたつかない。
【0020】請求項2の回転操作型電気部品は、ケース
本体が、円板状ロータを収容する円筒収容凹部が凹設さ
れた絶縁ケースと、円筒収容凹部の開口面を覆うカバー
からなり、カバーから円筒収容凹部の方向に切り起こし
て板バネ片を形成するとともに、円板状ロータのカバー
との対向面に位置決め溝を凹設することを特徴とする。
【0021】カバーから切り起こして板バネ片を形成す
るので、新たに別の部品を用意する必要がなく、組み立
て工程も増加させずに、請求項1の発明に係る回転操作
型電気部品を製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る回転操作型電気部品であるロータリースイッチ1を、
図1乃至図8を用いて説明する。
【0023】このロータリースイッチ1は、図3に示す
ように、絶縁ケース2とカバー7で構成されるケース本
体5に、スイッチ片6を取り付けた円板状ロータ9と、
2個の節度ボール10と、2枚の押圧バネ11を収容し
てなるものである。
【0024】絶縁ケース2は、絶縁性の合成樹脂により
全体が外形が直方体に成形されたもので、その上面に
は、上方に開口する円筒収容凹部8が形成されている。
円筒収容凹部8の内底面中心位置には、円板状ロータ9
を回転自在に支持する円柱状の支軸12が一体に立設さ
れ、また、絶縁ケース2の図4において左右の位置に
は、円筒収容凹部8に連続する一対のガイド溝13が上
方に開口して凹設されている。このガイド溝13は、節
度ボール10を円板状ロータ9の円周面に対して進退自
在に移動可能とするように、円筒収容凹部8の中心から
放射状に延び、その横幅は、節度ボール10の直径より
僅かに広く形成されている。ガイド溝13の更に外側に
は、細長の板バネで構成された押圧バネ11を収容する
バネ収容部14が、ガイド溝13に連続して形成されて
いる。
【0025】従って、円筒収容凹部8に円板状ロータ9
を収容し、左右のガイド溝13とバネ収容部14にそれ
ぞれ、節度ボール10と押圧バネ11を収容すると、図
1に示すように、節度ボール10が押圧バネ11に付勢
されて、円板状ロータ9の円周面に当接する。このと
き、円板状ロータ9には、中心軸方向へ左右からほぼ等
しい押圧力が加わるので、偏った力を受けることはな
い。
【0026】絶縁ケース2の成形の際には、図4に示す
ように、1組のコモン端子3と10組の切換端子4がイ
ンサート成形により、絶縁ケース2に固着される。コモ
ン端子3と切換端子4は、それぞれ導電性の金属板をプ
レスにより細長板状に打ち抜いたものである。
【0027】コモン端子3は、絶縁ケース2に取り付け
られた状態で、その中間のコモン接点3aが、円筒収容
凹部8の内底面に、支軸12を中心にその周囲にリング
状に露出し、両端が、絶縁ケース2の図4において上下
の側面から導出された脚部となっている。また、10組
の切換端子4は、一端が、円筒収容凹部8の内底面で、
コモン接点3aの更に外側の円周上で互いに所定の絶縁
間隔を隔てて露出する選択接点4aとなり、他端が、コ
モン端子3と同様に、絶縁ケース2の上下から導出され
た脚部となっている。この実施の形態では、10組の切
換端子4全体で、円周上で36度間隔に10カ所の選択
接点4aを露出させている。
【0028】円板状ロータ9は、底面の中心に支軸12
を遊嵌するガイド穴9aが凹設されている。このガイド
穴9aは、めくら穴であり、支軸12を遊嵌すると、円
板状ロータ9の底面は、円筒収容凹部8の内底面との間
で、スイッチ片6を収容するわずかな隙間を残して平行
に配置される。
【0029】スイッチ片6は、図6に示すように、導電
性の薄板金属板を扇状に打ち抜いて形成したもので、そ
の一側が、それぞれ、細長で斜め下方に折り曲げられた
常接点6aと可動接点6bとなっている。スイッチ片6
は、円板状ロータ9の底面から垂設される図示しないボ
スを取り付け孔に挿通させた後、加熱溶着し、円板状ロ
ータ9の底面に取り付けられるもので、図2に示すよう
に、取り付けられた状態で、常接点6aが、コモン接点
3aに弾性接触し、可動接点6bが、選択接点4aが露
出する円周上に弾性接触する。従って、円板状ロータ9
の回転により、コモン接点3aと異なる選択接点4aが
スイッチ片6によって橋絡する。
【0030】また、円板状ロータ9の上面の中心には、
ガイド穴9aと同一鉛直線上に、操作軸15が一体に立
設されている。これにより、操作軸15を回転操作する
と、円板状ロータ9が支軸12を中心に、操作軸15と
一体に回転する。
【0031】節度ボール10が当接する円板状ロータ9
の円周面には、複数の節度溝16が凹設され、円板状ロ
ータ9の回転にともなって、節度ボール10が係脱する
ようになっている。節度溝16は、上述の可動接点6b
が選択接点4aと接触する際に、節度ボール10と対向
する円板状ロータ9の円周面に凹設されるもので、36
度間隔で露出する可動接点6bに対応さし、円周面上で
36度間隔の10カ所の位置に形成されている。
【0032】この節度溝16に節度ボール10が嵌入
し、両者が係合することによって、可動接点6bが選択
接点4aと接触した状態で、円板状ロータ9の回転を仮
停止させるとともに、円板状ロータ9の回転トルクがそ
の前後で大きく変化する節度感が、操作軸15の回転操
作に伝えられる。
【0033】図5に示すように、円板状ロータ9の上面
には、操作軸15を中心とした円周上で、節度溝16が
凹設された位置に応じた36度間隔の10カ所の位置
に、位置決め溝17が凹設されている。この位置決め溝
17に、カバー7の板バネ片18が係脱するものであ
り、節度溝16に節度ボール10が係合する円板状ロー
タ9の回転位置で、両者を係合させるため、位置決め溝
17の凹設位置は、後述するように、板バネ片18の取
付位置によって定められる。
【0034】図7に示すように、カバー7は、長方形の
金属板からプレス加工で形成されたもので、長手方向両
側が下方に折り曲げられて係止片7aが形成され、中央
に、操作軸15を挿通させる挿通孔7bが穿設されてい
る。挿通孔7bの周囲には、一対の板バネ片18が切り
起こされている。この板バネ片18は、円板状ロータ9
の回転とともに、前述の複数の位置決め溝17に係脱す
るように、予め斜め下方に折り曲げられて片持ち支持さ
れ、その先端部は、長手方向に沿って断面U字状に折り
曲げられている(図8参照)。
【0035】このカバー7は、図3に示すように、挿通
孔7bに操作軸15を挿通させながら、係止片7aを絶
縁ケース2の係止突起へ係止させて、絶縁ケース2の上
面に取り付ける。絶縁ケース2にカバー7を取り付ける
と、円筒収容凹部8、ガイド溝13、バネ収容部14の
各上面が覆われ、円板状ロータ9、節度ボール10、押
圧バネ11のそれぞれが、ケース本体5に収容される。
【0036】又、この取り付けによって、一対の板バネ
片18の先端部が円板状ロータ9の上面に弾性接触す
る。前述の位置決め溝17は、節度溝16に節度ボール
10が係合する円板状ロータ9の回転位置で、この板バ
ネ片18の先端部が弾性接触する位置に凹設される。従
って、節度溝16に節度ボール10が係合すると、板バ
ネ片18と位置決め溝17も係合し、円板状ロータ9
は、がたつきなく位置決めされる。
【0037】図8は、このように構成されたロータリー
スイッチ1の動作を説明するものである。例えば、操作
軸15を回転操作して、図中反時計回りで円板状ロータ
9を回転させるものとすると、同図(a)から(c)の
回転位置で、スイッチ片6の可動接点6bは、いずれか
の選択接点4aに接触し、節度ボール10が節度溝16
に嵌入する。節度ボール10が節度溝16に係合してい
る間は、押圧バネ11による強い弾力で節度ボール10
が付勢されるので、大きいトルクで操作軸15を回転操
作しない限り、両者の係合は外れれず、前記スイッチの
接触状態が保持される。また、強い弾力で節度ボール1
0を付勢できるので、節度ボール10と節度溝16の係
脱の際に、円板状ロータ9に加わる負荷は、大きく変化
し、強い節度感として操作軸15に伝達される。
【0038】節度ボール10と節度溝16との係合のみ
では、前述の従来例と同様に、円板状ロータ9は、同図
(a)から(c)まで回転可能であるが、このうち、
(b)に示す回転位置に達すると、板バネ片18の先端
部が位置決め溝17に入り込み、両者が係合する。従っ
て、円板状ロータ9は、(b)に示す回転位置で、がた
つきなく位置決めされる。
【0039】本発明は以上の実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能であり、例えば、回転操作型電
気部品としては、操作軸15を回転操作して、その回転
位置により異なる出力が得られるものであれば、ロータ
リースイッチ1の他、ロータリーボリューム、電圧切替
器などいずれの電気部品であってもよい。
【0040】また、選択接点4aの位置と数は、任意で
あり、上述の実施の形態に限らない。
【0041】更に、板バネ片18は、必ずしもカバー7
から切り起こして形成する必要はなく、絶縁ケース2と
一体に形成してもよく、また別部品で形成してもよい。
この場合に、板バネ片18が弾性接触する円板状ロータ
9の位置は、必ずしも円板状ロータ9の上面とならず、
位置決め溝17の位置、数も、上述の実施の形態に限ら
ない。
【0042】更に、押圧バネ11は、板バネとしたが、
コイルスプリング等他の付勢手段であってもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、節度ボール10を用い
るので、仮停止させた円板状ロータ9が簡単に回転する
ことがなく、しかも、仮停止した位置で、板バネ片18
が位置決め溝17に係合するので、円板状ロータ9がが
たつくことがない。
【0044】請求項2に発明は、部品点数を増加させ
ず、組立工程を増加させずに、板バネ片18を用いて円
板状ロータ9を位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る回転操作型電気部
品であるロータリースイッチ1を、カバー7を除いて示
す平面図である。
【図2】ロータリースイッチ1の縦断面図である。
【図3】ロータリースイッチ1の分解縦断面図である。
【図4】絶縁ケース2の平面図である。
【図5】操作軸15を備えた円板状ロータ9の平面図で
ある。
【図6】スイッチ片6の平面図である。
【図7】カバー7の平面図である。
【図8】節度ボール10が節度溝16に係合する際の、
(a)は、円板状ロータ9が、時計方向に僅かに回転し
た状態を、(b)は、円板状ロータ9が位置決めされた
状態を、(c)は、円板状ロータ9が、反時計方向に僅
かに回転した状態を、それぞれ示す説明図である。
【図9】従来の回転操作型電気部品100を、カバー1
01を取り除いて示す平面図である。
【図10】従来の回転操作型電気部品100の縦断面図
である。
【図11】円板状ロータ9を仮停止させるべき回転位置
に対し、(a)は、円板状ロータ9が、時計方向に僅か
に回転した状態を、(b)は、仮停止位置させるべき回
転位置にある状態を、(c)は、円板状ロータ9が、反
時計方向に僅かに回転した状態を、それぞれ示す、図9
の部分平面図である。
【符号の説明】
1 回転操作型電気部品(ロータリースイッチ) 2 絶縁ケース 4a 選択接点 5 ケース本体 6b 可動接点 7 カバー 8 円筒収容凹部 9 円板状ロータ 10 節度ボール 15 操作軸 16 節度溝 17 位置決め溝 18 板バネ片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接点(6b)が配置された円板状ロ
    ータ(9)と、 円板状ロータ(9)の中心軸に沿って一体に突設された
    操作軸(15)と、 操作軸(15)を突出させて、円板状ロータ(9)を回
    転自在に収容するケース本体(5)と、 円板状ロータ(9)の異なる回転位置で、それぞれ可動
    接点(6b)と接触するように、ケース本体(5)内に
    配置された複数の選択接点(4a)と、 ケース本体(5)内に配置され、円板状ロータ(9)に
    凹設された複数の節度溝(16)に係脱するように、弾
    性バネにより付勢された節度ボール(10)とを備え、 可動接点(6b)がいずれかの選択接点(4a)へ接触
    する毎に、節度ボール(10)を節度溝(16)に係合
    させ節度感を操作軸(15)へ伝達させる回転型電機部
    品において、 ケース本体(5)に、円板状ロータ(9)に弾性接触す
    る板バネ片(18)を取り付けるとともに、 円板状ロータ(9)に板バネ片(18)が係脱する複数
    の位置決め溝(17)を凹設し、 節度ボール(10)と節度溝(16)が係合する円板状
    ロータ(9)の各回転位置で、板バネ片(18)を位置
    決め溝(17)に係合させて、円板状ロータ(9)を位
    置決めすることを特徴とする回転操作型電気部品。
  2. 【請求項2】 ケース本体(5)は、円板状ロータ
    (9)を収容する円筒収容凹部(8)が凹設された絶縁
    ケース(2)と、円筒収容凹部(8)の開口面を覆うカ
    バー(7)からなり、 カバー(7)から円筒収容凹部(8)の方向に切り起こ
    して板バネ片(18)を形成するとともに、 円板状ロータ(9)のカバーとの対向面に位置決め溝
    (17)を凹設することを特徴とする請求項1記載の回
    転操作型電気部品。
JP11208784A 1999-07-23 1999-07-23 回転操作型電気部品 Pending JP2001035309A (ja)

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