JP2008201064A - プリフォームの整列搬送装置およびその整列搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形が高速化されても十分な時間を確保して後工程に整列させて搬送することができるプリフォームの整列搬送装置およびその整列搬送方法を提供すること。
【解決手段】射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームP1,P2を、底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレット20を設け、このプリフォームパレット20に、2ショット分の射出成形プリフォームP1,P2の個数8列36個のプリフォーム支持部を設けるとともに、プリフォーム支持部の交差する列および行の2方向の配列のうち行方向を金型ピッチより拡大および収縮可能に設ける一方、2回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの2倍で間欠搬送可能に構成する。 配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることでコンパクト化を図り、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送できるようになる。
【選択図】図4B

Description

この発明は、プリフォームの整列搬送装置およびその整列搬送方法に関し、射出成形の高速化によるサイクルタイムの短縮化によってもプリフォームを整列させて搬送することができるようにしたもので、搬送途中で十分な冷却時間や操作時間を確保可能とするものである。
ポリエチレンテレフタレート(PET)等に代表される中空プラスチック容器の製造工程において、予め射出成形により有底筒状のプリフォームを成形することが行われている。
この射出成形工程では、金型へ溶融樹脂を充填する射出、金型内の樹脂に圧力を加えた状態で保持する保圧、金型内でのプリフォームの冷却、および金型の開放取り出しからなる成形サイクルが繰り返し行われている。
このような射出成形では、生産能率を高めるためサイクルタイムを短縮しようとする場合、金型の開閉時間や金型からのプリフォームの取り出し時間を短縮することが金型による射出成形の成形条件を変えることなく機械的な動作を速くすることだけで実現できるものであり、駆動系を高速化することで可能となる。
ところが、金型の開閉の高速化によって樹脂の充填サイクルが速くなるため、金型から取り出されるプリフォームの温度も高くなって、さらなる冷却が必要になる。
また、これまでは、金型からプリフォームを取り出すロボットに設けたプリフォーム搬送具にも水冷装置を設けてプリフォームの取り出し工程中にも接触冷却するようにしていたが、取り出し時間の短縮化のために可動部分の軽量化が必要となり、取り出しロボットに水冷装置を設けておくことができず、この点からも別工程でのプリフォームの冷却が必要になる。
そこで、特許文献1のプリフォームの冷却装置及びプリフォームの受け取り冷却方法では、射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレットを設け、射出成形のサイクルタイムに合わせて間欠的に搬送コンベアでプリフォームパレットを搬送するようにし、間欠停止位置でプリフォームを冷却するようにして、射出成形のサイクルタイムに合わせて効率良く冷却できるようにしている。
特開2001−105480号公報(特許第3761017号)
ところが、射出成形のサイクルタイムがさらに短く高速化されると、間欠停止時間が短く、整列させて搬送したり、十分な冷却時間を確保することが難しく、冷却ステージが多数必要となったり、プリフォームの受け渡しなどの操作時間の確保が難しく搬送が複雑かつ困難になるという問題がある。
この発明はかかる従来技術の有する問題点に鑑みてなされたもので、射出成形のサイクルタイムが短く高速化されても十分な時間を確保して後工程に整列させて搬送することができ、これにより、プリフォームの冷却時間や操作時間などを十分確保することができるプリフォームの整列搬送装置およびその整列搬送方法を提供しようとするものである。
上記従来技術が有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載のプリフォームの整列搬送装置は、 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを、底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレットを設け、このプリフォームパレットに、複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を設けるとともに、プリフォーム支持部の交差する2方向の配列のうちの1方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に設ける一方、複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送可能に構成したことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送装置によれば、プリフォームパレットに複数回分のプリフォーム支持部を設けて1方向の配列ピッチを拡大したり収縮させることができるようにし、複数回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載した後、配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることで、サイクルタイムの複数倍の時間を確保して後工程に搬送できるようにし、冷却時間や操作時間を確保して搬送できるようにしている。
また、この発明の請求項2記載のプリフォームの整列搬送装置は、請求項1記載の構成に加え、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に支持可能に構成し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送装置によれば、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に支持可能に構成し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成しており、2回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載できるようになり、この後配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることで、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送できるようにし、冷却時間や操作時間を確保して搬送できるようにしている。
さらに、この発明の請求項3記載のプリフォームの整列搬送装置は、請求項1または2記載の構成に加え、前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置に、先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機する冷却手段を設け、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡し可能に構成したことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送装置によれば、金型から複数回取り出されるプリフォームをプリフォームパレットへ受け渡す前の待機位置で、先に取り出したプリフォームを冷却手段で冷却して待機するようにしており、金型から取り出した後直ちにプリフォームの冷却を開始できるようにしている。
また、この発明の請求項4記載のプリフォームの整列搬送装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立した吸引系統を備えた吸引取り出し手段を設けたことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送装置によれば、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立した吸引系統を備えた吸引取り出し手段を設けており、複数回分搭載可能とされるプリフォームに搭載しない回分が歯抜け状態であってもその影響を受けることなく、搭載されたプリフォームを吸引して取り出すことができるようになる。
さらに、この発明の請求項5記載のプリフォームの整列搬送方法は、 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを底部を下方に突出させてプリフォームパレットのプリフォーム支持部に搭載して搬送するに際し、プリフォームパレットに複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を交差する2方向の配列のうちの一方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に形成し、当該プリフォーム支持部に複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送するようにしたことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送方法によれば、プリフォームパレットに複数回分のプリフォーム支持部を設けて1方向の配列ピッチを拡大したり収縮させることができるようにし、複数回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載できるようになり、この後、配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させてコンパクトに搬送できるようにし、サイクルタイムの複数倍の時間を確保して後工程に搬送できるようにし、冷却時間や操作時間を確保して搬送できるようにしている。
また、この発明の請求項6記載のプリフォームの整列搬送方法は、請求項5記載の構成に加え、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に搭載支持し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送方法によれば、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に搭載支持し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成しており、2回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載できるようになり、この後配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させコンパクトにでき、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送して、冷却時間や操作時間を確保して搬送できるようにしている。
さらに、この発明の請求項7記載のプリフォームの整列搬送方法は、請求項5または6記載の構成に加え、前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置で先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機し、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡すようにしたことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送方法によれば、金型から複数回取り出されるプリフォームをプリフォームパレットへ受け渡す前の待機位置で、先に取り出したプリフォームを冷却手段で冷却して待機するようにしており、金型から取り出した後直ちにプリフォームの冷却を開始できるようにしている。
また、この発明の請求項8記載のプリフォームの整列搬送方法は、請求項5〜7のいずれかに記載の構成に加え、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立して設けた吸引系統を備える吸引取り出し手段で取り出すようにしたことを特徴とするものである。
このプリフォームの整列搬送方法によれば、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立して設けた吸引系統を備える吸引取り出し手段で取り出すようにしており、複数回分搭載可能とされるプリフォームに搭載しない回分の支持部があってもその影響を受けることなく、搭載されたプリフォームを吸引して取り出すことができるようになる。
この発明の請求項1記載のプリフォームの整列搬送装置によれば、 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを、底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレットを設け、このプリフォームパレットに、複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を設けるとともに、プリフォーム支持部の交差する2方向の配列のうちの1方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に設ける一方、複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送可能に構成したので、複数回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載することができ、しかもこの後、配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることでコンパクト化を図ることができ、サイクルタイムの複数倍の時間を確保して後工程に搬送することで、冷却時間や操作時間を確保して搬送することができる。
また、この発明の請求項2記載のプリフォームの整列搬送装置によれば、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に支持可能に構成し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したので、2回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載することができるとともに、この後配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることで、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送することができ、冷却時間や操作時間を確保して搬送することができる。
さらに、この発明の請求項3記載のプリフォームの整列搬送装置によれば、前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置に、先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機する冷却手段を設け、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡し可能に構成したので、金型から複数回取り出されるプリフォームをプリフォームパレットへ受け渡す前の待機位置で、先に取り出したプリフォームを冷却手段で冷却して待機することができ、金型から取り出した後プリフォームを直ちに冷却することができる。
また、この発明の請求項4記載のプリフォームの整列搬送装置によれば、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立した吸引系統を備えた吸引取り出し手段を設けたので、複数回分搭載可能とされるプリフォームに搭載しない回分が歯抜け状態であってもその影響を受けることなく、搭載されたプリフォームを吸引して取り出すことができる。
さらに、この発明の請求項5記載のプリフォームの整列搬送方法によれば、 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを底部を下方に突出させてプリフォームパレットのプリフォーム支持部に搭載して搬送するに際し、プリフォームパレットに複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を交差する2方向の配列のうちの一方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に形成し、当該プリフォーム支持部に複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送するようにしたので、複数回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載することができ、この後、配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させてコンパクトに搬送することができ、しかもサイクルタイムの複数倍の時間を確保して後工程に搬送することができ、冷却時間や操作時間を確保して搬送することができる。
また、この発明の請求項6記載のプリフォームの整列搬送方法によれば、前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に搭載支持し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したので、2回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載することができるとともに、この後配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させコンパクトにでき、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送して、冷却時間や操作時間を確保して搬送することができる。
さらに、この発明の請求項7記載のプリフォームの整列搬送方法によれば、前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置で先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機し、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡すようにしたので、金型から複数回取り出されるプリフォームをプリフォームパレットへ受け渡す前の待機位置で、金型から取り出した後プリフォームの冷却を直ちに開始することができる。
また、この発明の請求項8記載のプリフォームの整列搬送方法によれば、前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立して設けた吸引系統を備える吸引取り出し手段で取り出すようにしたので、複数回分搭載可能とされるプリフォームに搭載しない回分の歯抜け状態の支持部が残ったままであってもその影響を受けることなく、搭載されたプリフォームを吸引して取り出すことができる。
以下、この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかり、図1は全体の概略正面図、図2は全体の概略側面図、図3は射出成形からプリフォームの排出までの整列搬送装置全体の概略説明図、図4A〜Cは射出成形機からプリフォームパレットへの受け渡しまでの装置の動作の概略説明図である。
このプリフォームの整列搬送装置が設置される射出成形機には、金型からプリフォームを取り出すための取り出しロボットが設けられ、2ショット分のプリフォームを取り出すことができるようになっており、この取り出しロボットで取り出された2ショット分のプリフォームを貯めて整列して後工程に搬送するためプリフォームの整列搬送装置が併設され、射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して整列搬送するようにし、冷却時間や操作時間を確保できるようにするものである。これにより、例えば射出成形機で、1ショット分の8列×18個の144個のプリフォームをサイクルタイム12秒で成形する場合でも、後工程でサイクルタイムの2倍の24秒の間欠停止時間を確保できることになる。
なお、以下、射出成形機での1ショットで、8列×18個=144個のプリフォームを12秒のサイクルタイムで成形する場合を例に説明する。
この射出成形機に併設された取り出しロボットRでは、短時間のサイクルタイム中に効率的に金型内からプリフォームを取り出すため、図4A(1)中に示すように、プリフォーム受け取り部R1の配列ピッチを、列方向は、金型の配列ピッチの列方向ピッチを半ピッチずらして2ショット分の16列を設け、これと交差する行方向ピッチは、金型ピッチと同一ピッチで18個分を形成してある。
したがって、取り出しロボットRでは、列方向に半ピッチずらした位置に交互に停止させることで、2ショット分のプリフォームP1,P2を列方向では交互に、行方向には並べて受け取ることができ、例えば1ショット分の8列×18行144個のプリフォームが取り出しロボットRでは、2ショット分の16列×18行の配列で288個を受け取ることができる。
このような取り出しロボットRからプリフォームP1,P2を受け取って後工程に整列して搬送する場合に、そのままの配列では、先に取り出されたプリフォームP1と後で取り出されたプリフォームP2が交互に混在しているために冷却状態に差が生じるとともに、従来の1ショット分、例えばサイクルタイムが20秒で、配列が6列×16行96個を搬送する搬送装置の仕様をできるだけ変更しないようにするためには、8列18行のまとまりを2つ連結した状態の8列36行に配列して搬送することで、搬送の最終工程で1列ずつ排出する際の時間を短縮(16回から8回に短縮)するようにしている。
そこで、このプリフォームの整列搬送装置10では、射出成形機から取り出しロボットRで先に取り出した1ショット分のプリフォームP1と後に取り出した1ショット分のプリフォームP2を冷却状態を均一にして受け取って搬送直角方向(搬送幅方向)Wに整列し直し、しかも搬送方向Lの長さをさらに短くして高密度化してコンパクトに整列して搬送できるようにしてある。
このためプリフォーム整列搬送装置10は、取り出しロボットR上の2ショット分のプリフォームP1、P2の冷却状態を均一にするための冷却手段として待機冷却装置50と、取り出しロボットRからワンショット分ずつプリフォームP1(P2)を受け取る主受取ヘッド100と、空のプリフォームパレットを搬送する空パレット搬送コンベア200と、空パレット搬送コンベア200上のプリフォームパレットを昇降して主受取ヘッド100からプリフォームパレットにプリフォームを載せる受取リフタ300と、受取リフタ300で受け取ったプリフォームが搭載されたプリフォームパレットを射出成形機のサイクルタイムの2倍の時間で間欠的に搬送する冷却搬送コンベア400と、冷却搬送コンベア400で搬送されるプリフォームを冷却するプリフォーム冷却装置500と、冷却されたプリフォームをプリフォームパレットごと上昇してプリフォームを受け渡し、空のプリフォームパレットを下降して空パレット搬送コンベア200に戻す搬出リフタ600と、搬出リフタ600からプリフォームを受け取って1列ずつ排出する排出装置700と、排出装置700から1列ずつ排出されるプリフォームを次工程に送り出す出口コンベア800とで構成される。
なお、このプリフォームの整列搬送装置10で使用するプリフォームパレット20は、図11などに示すように、アルミニウムなどの板材で作られた8列の短冊状のパレット本体21に射出成形機の金型(キャビティ)の2倍の数の36個のプリフォーム支持部22となる貫通孔が形成してあり、プリフォーム支持部22のピッチを金型ピッチより行方向の間隔を狭めた状態としてある。
このプリフォームパレット20は、短冊状のパレット本体21とすることでその間隔を拡縮可能とし、列方向のプリフォーム支持部22の間隔を等間隔に拡大して金型ピッチとしたり、縮小して密着させて金型ピッチより狭めて使用することができ、2ショット分のプリフォームの搭載後は、パレット本体21を密着させて高密度化した状態で整列搬送が行われる。
また、このプリフォームパレット20では、プリフォーム支持部22に底部を突き出すように支持されるプリフォームPを下からのエアで冷却することから、エアの流れを阻害しないように短冊状のプリフォーム本体21同士の隙間が通風路となるようにしている。
以下、このプリフォームの整列搬送装置10を構成する各装置について、図1〜図13に基づいて順に説明する。
待機冷却装置50は、射出成形機の取り出しロボットRの待機位置に対向して設けられ、9列の箱状の冷却チャンバ51が金型の列ピッチに対応して支持フレーム52に取り付けられ、各冷却チャンバ51にプリフォームの開口部に挿入できる冷却ノズル53が金型の行ピッチに対応して突き出すように取り付けてある。
さらに、支持フレーム52が装置フレーム11に取り付けられたガイドレール54を介して往復移動可能に取り付けられ、流体圧シリンダ55を介して前後に往復駆動可能とされ、取り出しロボットRの待機位置での停止中のプリフォームP1内に冷却ノズル53を挿入して冷却媒体供給装置から供給される冷却媒体を吹き出させて冷却し、取り出しロボットRが次のプリフォームP2を金型内に取りに行く場合には、冷却媒体を吹き出したまま後退させるようにしてある。
そして、このような待機冷却装置50に対して、取り出しロボットRは、金型の列ピッチに対して1/2ピッチずらした2つの停止位置を待機位置として有しており、図4A(1)〜(3)に示すように、金型から取り出して来たプリフォームP1を冷却するように停止され、次の取出しまでの待機中にこのプリフォームP1を冷却し、次にプリフォームP2が取り出されてくると、取り出されたプリフォームP2の冷却ができるように半ピッチずれた位置に停止することが繰り返され、9列の冷却チャンバ51のうち8列ずつを使用して冷却するようにしてある。
こうして取り付けロボットRで取り出された2ショット分のプリフォームP1,P2はそれぞれ次の取出しまでの間に待機冷却装置50で冷却され、冷却後のプリフォームP1,P2を交互に主受取ヘッド100で受け取って搬送用のプリフォームパレット20に搭載することで、同一の冷却状態にすることができる。
次に、主受取ヘッド100では、図1、図2、図5および図6に示すように、装置フレーム11の上下中間部に搬送方向(図5および図6の紙面垂直方向)に直交する方向(図5および図6の左右方向)に平行に2本のリニアガイド101が設けられ、このリニアガイド101に沿って横行可能に横行台102が載置され、装置フレーム11の両端のプーリに巻きかけられたタイミングベルトに横行台102が連結され、図示しないモータでプーリを駆動することで横行駆動され、取り出しロボットRの待機位置において、待機冷却装置50の9列の冷却チャンバ51の間で冷却後のプリフォームに対して前後に往復できるとともに、プリフォームパレット20への受け渡し位置に移動できるようになっている。
この横行台102の横行方向を挾む両側には、下方に突き出してヘッド支持フレーム106が設けられ、これらヘッド支持フレーム106は金型からのプリフォームPの取り出しロボット側である横行方向前方側が突き出すように形成してあり、横行方向先端でヘッド支持フレーム106の突出部分が装置フレーム11より外側に突き出るようになっている(図5参照)。
このヘッド支持フレーム106の突出部分には、旋回軸107が軸受を介して回動可能に支持され、この旋回軸107に一体に2つの平行な旋回フレーム108が取り付けられ、旋回軸107と同軸上に配置されてヘッド支持フレーム106に固定された固定ギヤ109と旋回フレーム108の一端部(図示状態では、上端部)に固定されたギヤドモータ110で駆動される旋回ピニオン111を噛み合わせることで旋回フレーム108を旋回軸107を中心に旋回できるようになっており、ギヤドモータ110ごと旋回フレーム108を旋回することで、ギヤドモータ110などがカウンタウエイトとして機能するようにしてある。
そして、この旋回フレーム108の他端部(図6での図示状態では、下端部)には、連結プレート112が取り付けられ、この連結プレート112の下面に2本のリニアガイド113が取り付けてあり、このリニアガイド113に沿って金型ピッチの行方向に対応して18個のプリフォーム受取バー114が移動可能に取り付けてある。
この18個のプリフォーム受取バー114は、図9に示すように、金型のキャビティの配列の列ピッチおよび行ピッチのままワンショット分のプリフォームを取り出しロボットRから受け取った後(図9中の左半分を参照)、その行ピッチを拡大して例えば1.4倍のピッチとしてプリフォーム同士が干渉せずにプリフォームパレット20のプリフォーム支持部22に交互に搭載できるようにするために行方向の配列を移動して変更可能に設けられており(図9中の右半分を参照)、ここでは、金型が8列×18個のキャビティを備えることから、各プリフォーム受け取りバー114には、8列の列方向ピッチの間隔のままにプリフォームの吸着部が設けられ、18個のプリフォーム受取バー114の行方向の間隔を、18個のキャビティに対応する縮小状態から、1.4倍の間隔の36個のキャビティに相当する行間隔に拡大することができるようにしてある。
なお、行方向の間隔のピッチの変更量は、1.4倍とする場合に限らず、プリフォーム同士が干渉しない最小量以上であれば良く、できるだけ小さくすることで、移動量を抑えることができる。
このプリフォーム受取バー114の配列を変更するため、エアシリンダ115が設けられ、一端部のプリフォーム受取バー114を固定状態とし、他端部のプリフォーム受取バー114にエアシリンダ115のロッドを連結するとともに、それぞれのプリフォーム受取バー114の間に拡大位置を制限する制限ブロック116を設けることで金型のキャビティに対応する配列にしたり、プリフォームパレット20の配列に変更できるようにしてある。
また、18個の各プリフォーム受取バー114には、プリフォームの吸着部として8個の真空吸着保持具117が下方に突き出すように取り付けられ、各プリフォーム受取バー114の端部に設けた真空吸引口に図示しないホースの一端を接続するともに、中空の旋回軸107の側壁部に接続し、旋回軸107の端部に設けたロータリジョイントを介して図示しないブロワーで真空吸引するようになっている。そして、18個のプリフォーム受取バー114の8個の真空吸着保持具117が並んだ8列の真空吸着保持具117が、図7および図8に示すように、取り出しロボットRの待機位置において、待機冷却装置50の9列の冷却チャンバ51の間に配置されて、冷却チャンバ51と干渉せずに冷却後のプリフォームに対して前後に往復して取り出しロボットRからプリフォームを取り出すことができるようになっている。
このように構成した主受取ヘッド100では、旋回フレーム108を、旋回軸107を中心に回動させてプリフォーム受取バー114が垂直となり、先端の真空吸着保持具117が水平に突き出すようにするとともに、各プリフォーム受取バー114を金型のキャビティに対応する間隔の縮小状態となるようにエアシリンダ115のロッドを短縮する。そして、横行台102を横行方向前方に移動し、取り出しロボットRに装着されている冷却後のプリフォームの開口から中空部に真空吸着保持具117を挿入し、真空吸着した後、取り出しロボットRの真空吸着を解除して冷却後の1ショット分のプリフォームP1を受け取る。
次いで、旋回フレーム108を回動してプリフォームP1の底部が下になるようにした後、横行台102を横行させて装置フレーム11内のプリフォームパレット20への受け渡し位置に移動するとともに、プリフォーム受取バー114の間隔をエアシリンダ115のロッドを伸ばすことで拡大し、プリフォームパレット20のプリフォーム支持部22の1.4倍の間隔に配列を変更した状態とする。
次いで、主受取ヘッド100からプリフォームパレット20にプリフォームを受け渡す。これにより、プリフォームパレット20には、搬送方向には2ショット分のプリフォーム支持部22が36個形成されているが、その1つおきにプリフォームP1が搭載され、搬送幅方向には、8個のプリフォームが並べた状態で搭載された状態になる。
そして、同様にして主受取ヘッド100で、取り出しロボットRで次に取り出されて待機中に待機冷却装置50で冷却された1ショット分のプリフォームP2が真空吸着保持具117で受け取られてプリフォームパレット20への受け渡し位置に移動される。この場合には、半ピッチずらしたプリフォーム支持部22と対向する位置に停止されるとともに、プリフォーム受取バー114の間隔をエアシリンダ115のロッドを伸ばすことで拡大し、プリフォームパレット20のプリフォーム支持部22の2倍の間隔に配列を変更した状態とする。
次いで、主受取ヘッド100からプリフォームパレット20にプリフォームP2を受け渡すと、図6に示すように、プリフォームパレット20の搬送方向には、既に1ショット分のプリフォームP1が36個のプリフォーム支持部22に1つおきに搭載されているが、ピッチをずらして受け渡すことで、空いている1つおきのプリフォーム支持部22にプリフォームP2を搭載することができる。
これにより、取り出しロボットRでは、16列×18個に配列された2ショット分のプリフォームP1,P2が主受取ヘッド100によってプリフォームパレット20には、搬送幅方向に8個、搬送方向に36個の配列に変更されるとともに、合計288個の2ショット分のプリフォームP1,P2を主受取ヘッド100の受け渡し位置を搬送方向にピッチをずらすだけで短時間に整列して搭載することができる。
また、プリフォームパレット20へのプリフォームP1,P2の搭載状態では、2回に分けて交互に搭載されるいずれのプリフォームP1,P2も射出成形の1サイクルタイム分の時間だけ待機冷却装置50で冷却された状態であり、プリフォームP1,P2が搬送方向に交互に搭載されても均一な冷却状態とすることができる。
次に、プリフォームの受け渡し位置に空のプリフォームパレット20を搬送するため空パレット搬送コンベア200が設けられる。この空パレット搬送コンベアは、これまでのものと同一の構成で、短冊状の8個のパレット本体21を密着した状態で搬送するパレット搬送台を備えており、パレット搬送台をタイミングベルト機構で往復駆動して搬送方向下流側で空となったプリフォームパレット20を受け取り、搬送方向上流側のプリフォームパレット20へのプリフォームの受け渡し位置に搬送することを繰り返すように構成してある。
次に、空パレット搬送コンベア200上のプリフォームパレット20を昇降して主受取ヘッド100からプリフォームパレット20にプリフォームを受け渡すための受取リフタ300は、図1〜図3および図5に示すように、これまでと同様に構成され、装置フレーム11の搬送方向上流側のプリフォームパレット20への受け渡し位置の下方に配置される。
この受取リフタ300では、装置フレーム11の下端部に上下方向に沿って2本のリニアガイド301が取り付けてあり、このリニアガイド301に沿って昇降台302が昇降可能に装着され、2本のリニアガイド301の間に取り付けたタイミングベルト機構で構成したタイミングベルト303が昇降台302に連結され、ギャドモータ304で昇降駆動されるようになっている。
そして、昇降台302上には、エアシリンダで構成した昇降調整シリンダを介してリフタが設けられ、リフタが空パレット搬送コンベア200のパレット搬送台の間を昇降でき、しかもプリフォームパレット20のプリフォームと干渉せずにプリフォームパレット20を下側から支えることができるようになっている。
さらに、このリフタ上方で空パレット搬送コンベア200のパレット受け渡し位置には、8列の短冊状のパレットを密着させた状態から金型ピッチに合わせて間隔を広げたり、密着状態に戻すプリフォームパレットの拡縮機構(図示せず)を備えた受台部350が設けてある。この受台部350は、図10に示すように、主受取ヘッド100の拡縮機構と同様に構成され、8個の各パレット本体21が載置される受台部本体を備え、エアシリンダを一端部の受台部本体に固定状態とし、他端部の受台部本体にエアシリンダのロッドを連結するとともに、それぞれの受台部本体の間に拡大位置を制限する制限ブロックを設けることで金型の列ピッチに対応する間隔に拡大したり、密着させた搬送状態にプリフォームパレット20の配列を変更できるようにしてある。
したがって、空パレット搬送コンベア200のパレット搬送台に載置されて搬送方向上流側の受け渡し位置に密着状態で8個のプリフォームパレット20が搬送された後、受台部350で受け取った8個の密着状態のプリフォームパレット20を、拡縮機構で各受台部本体の間隔を金型の列ピッチに合わせて広げるように拡大した状態とする。
この後、受取リフタ300のギャドモータ304で昇降台302を上昇させ、リフタを空パレット搬送コンベア200のパレット搬送台の間を上昇して受台部350に載置された列方向の間隔が広げられた空のプリフォームパレット20を掬い上げるようにして受け取る。
そして、昇降位置調整用の昇降調整シリンダで昇降台302をさらに上昇させてリフタを上昇させると、列方向のピッチが広げられた8個の空のパレット本体21が主受取ヘッド100の真空吸着保持具117に保持されたプリフォームに挿入され、プリフォームパレット20のプリフォーム支持部22にプリフォームの下端部が挿入された状態となる。
この後、主受取ヘッド100の真空吸着保持具117の真空吸引を解除することでプリフォームパレット20のプリフォーム支持部22にプリフォームが受け渡される。
こうしてプリフォームパレット20にプリフォームP1、P2が2ショット分受け渡されたのち、受取リフタ300が下降され、受台部350にプリフォームパレット20が載置され、この後受台部350で、列方向のピッチが拡大した状態から各パレット本体21を密着させるように拡縮機構を作動させる。
このような空のプリフォームパレットを受け取った後に列ピッチを拡大する機能と、パレットを2ショット分のプリフォームを主受取ヘッド100からプリフォームパレット20に受け取った後、プリフォームパレット20を密着状態としてプリフォームパレット20ごとプリフォームを冷却搬送コンベア400に載せるようにする機能との2つの機能を備えるのが受台部350である。
受取リフタ300からプリフォームパレット20ごと2ショトット分のプリフォームを受け取り搬送する冷却搬送コンベア400は、図1〜図3に示すように、これまでと同様に構成されており、空パレット搬送コンベア200の下方で、受取リフタ300の上方に配置され、装置フレーム11の搬送方向Lに沿って2本のタイミングベルトで構成されたコンベアベルトが配置され、2本のコンベアベルトの間隔が受取リフタ300は通過できるが、プリフォームパレット20は2本のコンベアベルトに搬送方向前後端部が支持載置され、搬送できるようにしてある。
それぞれのコンベアベルトは、例えば独立して駆動される2組のタイミングベルト機構で構成され、一端部のプーリを減速機付きサーボモータで左右を同期駆動することでプリフォームパレット20を平行に搬送できるようにしてある。
また、この冷却搬送コンベア400では、2ショット分のプリフォームが搭載されたプリフォームパレットを射出成形機のサイクルタイムの2倍の間欠時間で間欠駆動して搬送できるようにしてある。
このコンベアベルト上には、プリフォームパレット20を位置決めするための位置決め突起を備える支持バーがプリフォームパレット20の搬送方向の大きさに対応して一定間隔で取り付けてあり、ここでは、射出成形機の2倍のサイクルタイムの5箇所の間欠停止位置で冷却することで必要な冷却時間を確保することから、冷却搬送コンベア400による搬送距離を、両端部のプリフォームパレット20の受入れ位置、搬出位置の2位置のほか、中間部の冷却を行う5ゾーン分を備え、少なくともプリフォームパレット20の大きさの7倍分の長さを備えている。
このような冷却搬送コンベア400で搬送されるプリフォームパレット20に搭載されたプリフォームを冷却するプリフォーム冷却装置500は、図1および図3中に示すように、冷却搬送コンベア400の搬送方向両端部の受入位置および搬出位置の中間部に配置されており、ここでは、プリフォームパレット20の5位置分に対応して5つの冷却ゾーンが設けられる。
各冷却ゾーンには、プリフォームパレット20の下方に冷却チャンバ501が配置されて装置フレーム11に取り付けてある。この冷却チャンバ501は、これまでと同様に構成され、矩形の箱状に形成され、上面の大きさがプリフォームパレット20とほぼ同一とされており、この冷却チャンバ501の上面にプリフォームの列方向(搬送直角方向)に沿うスリット状の開口が形成されるとともに、開口の周囲に上部に突き出してスリット状の吹出ノズルが取り付けてある。
そして、冷却チャンバ501の搬送直角方向の端部には、エア供給口が設けられてエア供給ヘッダを介して各冷却チャンバ501にエアが供給されるようにしてある。
このエア供給ヘッダには、例えば工場設備から供給される冷水と熱交換して作られる冷却エアをブロワおよびダクトを介して供給するようにし、プリフォーム冷却後のエアは装置フレーム11の外側を必要な開口を残して覆うことで再びブロワで吸引して循環するようにしている。また、エア供給ヘッダに、冷却エアを供給する際には無菌フィルタを通すことが好ましい。
なお、エアは工場設備の冷水を用いる場合に限らず、他の冷熱源を利用するようにしたり、独立した冷却装置を設けて得るようにしても良い。
また、冷却チャンバ501内には、エア供給の基端側と先端側との間に斜めに孔空き板が取り付けてあり、孔の大きさを基端側を小さく、先端側を大きくするなど孔の大きさに分布を持たせることで、孔空き板の孔を通って吹出ノズルから吹き出すエアが各吹出ノズルの長さ方向において均一となるようにしてある。
さらに、吹出ノズルは、その先端部両側が円弧状に形成してあり、吹き出すエアが層流状態となってプリフォームの外壁面に沿って乱れること無く流れるようにし、冷却が効率的に行われるようにしてあり、例えばスリットの間隔を4mm、吹出風速を10〜20m/s としている。
そして、このような吹出ノズルとプリフォームパレット20のプリフォームの底部との距離が、例えば8mm程度となるように配置してある。
なお、ここでは、冷却搬送コンベア400を冷却ゾーンで間欠的に停止して冷却を行うことから、吹出ノズルのスリットを搬送直角方向に沿って形成したが、搬送方向に形成するようにしても良く、吹出し部分の形状もスリット状に限らず円形など他の形状であっても良い。
このような冷却チャンバ501と吹出ノズルによりプリフォーム冷却装置500を構成することで、プリフォームの表面積の大きい外側の底部にエアを吹き付けて外壁に沿って流れるエアで冷却することで、効率良く金型から取り出した後のプリフォームを冷却することができる。
このプリフォーム冷却装置500では、プリフォームの外側からのエアによる冷却に加え、内部からのエアによる冷却も行うようにしてあり、5つの冷却ゾーンのプリフォームパレット20の上方にパイプ状の冷却ノズルが搬送直角方向に8本配置されて装置フレーム11に取り付けてある。この冷却ノズルには、プリフォームの開口内側上端に向けてエアを吹き付けるノズル孔が形成してあり、ここでは、1本の冷却ノズルに18個のノズル孔が形成してある。
そして、8本の冷却ノズルの搬送直角方向の端部がエア供給チャンバに取り付けられ、図示しない上部エア供給ヘッダを介してエアが供給されるようにしてあり、この上部エア供給ヘッダには、エア供給ヘッダに供給されるエアの一部が供給されるようになっている。
この冷却ノズルに形成するノズル孔は、エアがプリフォームの開口内側上端が吹付位置となるようにしてあるが、8本の冷却ノズルごとに変えるようにしたり、5つの冷却ゾーンごとに変え、冷却に偏りが生じることがなく、均一な冷却ができるようにしてある。
そして、冷却ノズルのノズル孔とプリフォームの上端開口までの距離が、例えば4mmとなるように配置するとともに、ノズル孔の径を3mmとする。
このような冷却ノズルのノズル孔によりプリフォームの中空部の内壁側からも壁面に沿ってエアを吹き付けて冷却することで、細い筒状のプリフォームの中空部であっても円滑にエアを流して冷却することができ、外側からの冷却との組み合わせによって一層効率良く金型から取り出した後のプリフォームを冷却することができる。
そして、このような上下からエアを吹き付けて冷却するプリフォーム冷却装置500によれば、例えば温度110度で受け取ったプリフォームを5つの冷却ゾーンで冷却することで60度以下に冷却することができ、次工程に送ってもプリフォームに傷が付いたり損傷することがない。
こうして、このプリフォーム冷却装置500では、射出成形機のサイクルタイムの2倍のサイクルタイムに合わせて間欠停止している5つの冷却ゾーンでプリフォームの冷却が行われた後、搬出位置にプリフォームパレット20が搬送される。
この冷却搬送コンベア400の搬出位置には、搬出リフタ600が設けてあり、図12に示すように、冷却されたプリフォームをプリフォームパレット20ごと上昇してプリフォームを受け渡し、空のプリフォームパレット20を下降して空パレット搬送コンベア200に戻すようになっている。
この搬出リフタ600は、装置フレーム11の搬送方向下流側のプリフォームパレット20の搬出位置の下方に配置され、これまでと同様に構成されている。
この搬出リフタ600では、装置フレーム11の下端部に上下方向に沿って2本のリニアガイド601が取り付けてあり、このリニアガイド601に沿って昇降板602が昇降可能に装着され、2本のリニアガイド601の間に設けたベルト駆動式の昇降駆動機構のベルトと連結されて昇降駆動されるようになっている。このベルト駆動式の昇降駆動機構は、昇降方向両端にプーリが配置されて装置フレーム11に取り付けてあり、これらプーリ間にタイミングベルトが巻掛けられており、下端のプーリに減速機付きサーボモータが連結されて反転駆動することで昇降板602が昇降される。
そして、このタイミングベルトの途中に昇降板602が連結されるとともに、昇降板602と昇降が逆となる位置にカウンタウエイトが取り付けてある。この昇降板602には、2つのリフトフォークが間隔をあけて前方に突き出して取り付けてあり、冷却搬送コンベア400のコンベアベルト401の間および空パレット搬送コンベア200のパレット搬送台202の間を昇降でき、しかもプリフォームパレット20のプリフォームと干渉せずにプリフォームパレット20を下側から支えることができるようにしてある。
したがって、この搬出リフタ600では、冷却搬送コンベア400で搬送方向下流側の搬出位置に冷却後のプリフォームが載ったプリフォームパレット20が搬送された後、昇降駆動機構の減速機付きサーボモータでタイミングベルトを駆動し、昇降板602を上昇させ、リフトフォークでプリフォームパレット20を掬い上げるようにして冷却後のプリフォームが載ったプリフォームパレット20を上昇する。
そして、空パレット搬送コンベア200の間を上昇して排出装置700にプリフォームを受け渡し、空になったプリフォームパレット20を下降させて持ち帰り、搬出位置に位置させた空パレット搬送コンベア200のパレット搬送台202に空のプリフォームパレット20を載置してリフトフォークだけを下降端まで下降させる動作がこの搬出リフタ600によって行われる。
次に、搬出リフタ600からプリフォームを受け取って1列ずつ排出する排出装置700は、図12および図13に示すように、次工程での処理高さに合わせた装置フレーム11の上部に配置されており、冷却搬送コンベア400の搬出位置の上部に設けられる。
この排出装置700では、搬送直角方向に2本のリニアガイド701が水平に配置されて装置フレーム11に取り付けられ、これら2本のリニアガイド701に沿って排出移動台702が移動可能に載置されている。
この排出移動台702は、リニアガイド701の間に橋渡しされた2つの連結板の間に逆門型の水平の移動台本体703が吊り下げられた状態となっており、この移動台本体703の下側にプリフォームパレット20のプリフォームの配列に対応して8本のプリフォーム受取排出板704が配置され、それぞれのプリフォーム受取排出板704が移動台本体703に取り付けた2つのガイドロッド705で両端部が昇降可能に支持されるとともに、移動台本体703に取り付けたエアシリンダで構成した昇降排出シリンダ706のロッドが連結されて昇降駆動されるようになっている。
そして、各プリフォーム受取排出板704には、プリフォームパレット20のプリフォームの配列に対応した36個の真空吸着保持具707が下方に突き出して取り付けてあるが、プリフォームパレット20に2ショット分の36個のプリフォームを搭載して搬送するようにしているため、1ショット分のプリフォームしか搭載されず1個おきに18個だけ搬送される場合もあり、各プリフォーム受取排出板704を中空に形成したヘッダに18個ずつ2系統に独立させて真空吸着保持具707で真空吸引できるように構成されるとともに、各プリフォーム受け取り排出板704には、フレキシブルホースを介して移動台本体703の後部に取り付けた図示しないメインダクトの8個ずつ2系統のスライド式バルブと連通され、8個2系統のスライド式バルブをエアシリンダで開閉することで、各プリフォーム受取排出板704の2系統の真空吸着保持具707を独立して一つおきの16個の真空吸引状態を解除したり、同時に閉じて2系統36個の真空吸着保持具707を真空吸引状態にすることができ、さらに、8列の列ごとにプリフォーム受取排出板704の真空吸着保持具707を独立して真空吸引状態を解除したり、同時に閉じて8列の真空吸着保持具707を真空吸引状態にすることができるようにしてある。
このような排出移動台702は、一方のリニアガイド701の両端部に配置されたプーリ711間に巻掛けられたタイミングベルト712の途中に連結され、一方のプーリ711を反転駆動する減速機付きサーボモータ713によって往復駆動できるようにしてある。
このような排出装置700の移動方向先端部下方に次工程へプリフォームを排出する出口コンベア800が、これまでと同様に構成されて設けてある。
この出口コンベア800は、例えばプリフォームのネックリングを引掛けて吊り下げた状態で排出するものであり、2本のコンベアベルトの間隔がプリフォームの筒状部分の外径より広く、ネックリングより狭くしてある。
そして、この出口コンベア800が排出装置700の排出位置から装置フレーム11の外側の次工程の入口までの間に設置してある。
このような排出装置700および出口コンベア800によるプリフォームの排出は次のようにして行われる。
冷却ゾーンでの冷却後のプリフォームがプリフォームパレット20ごと搬出リフタ600で掬い上げるようにして上昇されると、排出装置700のプリフォーム受取排出板704の下方にプリフォームが位置することになり、この状態で昇降排出シリンダのロッドを伸長してプリフォーム受取排出板704を下降させ、真空吸着保持具707をプリフォームの開口から挿入し、メインダクトの8個×2系統のスライド式バルブをエアシリンダで同時に閉じて8列の36個の真空吸着保持具707を真空吸引状態にし、全てのプリフォームを排出装置700に受け取る。なお、プリフォームパレットに1ショット分しか搭載されていない場合には、1系統のスライド式バルブを閉じ、大気開放状態にならずに真空吸引できる状態としておく。
そして、各昇降排出シリンダ706のロッドを縮めてプリフォーム受取排出板704を上昇させ、プリフォームの受け取りが完了する。
次いで、排出移動台702の移動方向先端のプリフォーム受取排出板704が出口コンベア800の上方の排出位置となるよう減速機付きサーボモータ713を起動して排出移動台702を移動する。
そして、プリフォーム受取排出板704を昇降排出シリンダ706のロッドを伸長してプリフォーム受取排出板704を下降させ、プリフォームが出口コンベア800の2本のコンベアベルトの間に位置するようにした後、メインダクトの2系統×8個のスライド式バルブのうち、下降させた1つのプリフォーム受取排出板704の2系統36個のスライド式バルブのみをエアシリンダで開いて真空吸着保持具707の真空吸引状態を解放し、36個のプリフォームを僅かに落下させて出口コンベア800に載置し、装置10外に排出する。
プリフォーム排出後のプリフォーム受取排出板704を昇降排出シリンダ706のロッドを縮めて上昇し、出口コンベア800と干渉しないようにしておく。
こうして前方側のプリフォーム受取排出板704から順に排出位置に移動し、プリフォームを下降して出口コンベア800に落下することを繰り返し、1列ずつの36個のプリフォームの排出を8列に対して行う。
これにより、取り出しロボットから受け取った後のプリフォームの搬送および冷却が完了する。
このようなプリフォームの整列搬送装置10およびその方法によれば、 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームP1,P2を、底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレット20を設け、このプリフォームパレット20に、2ショット分の射出成形プリフォームP1,P2の個数8列36個のプリフォーム支持部22を設けるとともに、プリフォーム支持部22の交差する列および行の2方向の配列のうち行方向を金型ピッチより拡大および収縮可能に設ける一方、2回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの2倍で間欠搬送可能に構成したので、2回分のプリフォームを配列ピッチを拡大してずらして最短の移動量で搭載することができ、しかもこの後、配列ピッチを縮小して高密度化を図って整列させることでコンパクト化を図ることができ、サイクルタイムの2倍の時間を確保して後工程に搬送することで、冷却時間や操作時間を確保して搬送することができる。
さらに、このプリフォームの整列搬送装置10およびその方法によれば、金型から取り出される2回分のプリフォームのプリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置に、先に取り出したプリフォームを冷却して待機する冷却手段50を設け、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡し可能に構成したので、金型から2回分取り出されるプリフォームをプリフォームパレットへ受け渡す前の待機位置で、先に取り出したプリフォームを冷却手段で冷却して待機することができ、金型から取り出した後プリフォームを直ちに冷却することができる。
また、このプリフォームの整列搬送装置10およびその方法によれば、プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立した吸引系統を備えた吸引取り出し手段を設けたので、2回分搭載可能とされるプリフォームに搭載しない回分が歯抜け状態であってもその影響を受けることなく、搭載されたプリフォームを吸引して取り出すことができる。
なお、上記実施の形態では、射出成形のワンショットで18個8列の合計144個のプリフォームが射出され、2ショット分をプリフォームパレットに搭載して搬送する場合を例に説明したが、これに限らず金型のキャビティの配列に対応して変ることができるとともに、2ショット分に限らずさらに複数ショット分を搭載して搬送するようにしても良いことはいうまでもない。
また、各移動機構や昇降機構はタイミングベルト式や流体圧シリンダ式に限らず、他の機構を用いることも可能である。
この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる全体の概略正面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる全体の概略側面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる射出成形からプリフォームの排出までの整列搬送装置全体の概略説明図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる射出成形機からプリフォームパレットへの受け渡しまでの装置の前段部分の動作の概略説明図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる射出成形機からプリフォームパレットへの受け渡しまでの装置の中段部分の動作の概略説明図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置を射出成形の2倍のサイクルタイムを確保して後工程に搬送する場合に適用した一実施の形態にかかる射出成形機からプリフォームパレットへの受け渡しまでの装置の後段部分の動作の概略説明図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる主受取ヘッドおよび受取リフタの概略正面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる主受取ヘッドおよび待機冷却装置の概略正面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる主受取ヘッド、待機冷却装置および受取部の概略平面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる主受取ヘッドおよび待機冷却装置の概略側面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる主受取ヘッドを抽出した拡縮状態の概略側面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる受取部の拡縮状態の概略平面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかるプリフォームパレットの概略正面図、概略平面図および概略側面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる搬出リフタおよび排出装置の概略正面図および部分概略側面図である。 この発明のプリフォームの整列搬送装置の一実施の形態にかかる排出装置のプリフォーム受取排出板の概略正面図、概略平面図および概略側面図である。
符号の説明
10 プリフォームの整列搬送装置
11 装置フレーム
20 プリフォームパレット
21 パレット本体
22 プリフォーム支持部
50 待機冷却装置
51 冷却チャンバ
52 支持フレーム
53 冷却ノズル
54 ガイドレール
55 流体圧シリンダ
100 主受取ヘッド
101 リニアガイド
102 横行台
106 ヘッド支持フレーム
107 旋回軸
108 旋回フエーム
109 固定ギヤ
110 ギヤドモータ
111 旋回ピニオン
112 連結プレート
113 リニアガイド
114 プリフォーム受取バー
115 エアシリンダ
116 制限ブロック
117 真空吸着保持具
200 空パレット搬送コンベア
300 受取リフタ
301 リニアガイド
302 昇降台
303 タイミングベルト
304 ギヤドモータ
350 受台部
400 冷却搬送コンベア
500 プリフォーム冷却装置
501 冷却チャンバ
600 搬出リフタ
601 リニアガイド
602 昇降板
700 排出装置
701 リニアガイド
702 排出移動台
703 移動台本体
704 プリフォーム受取排出板
705 ガイドロッド
706 昇降排出シリンダ
707 真空吸着保持具
711 プーリ
712 タイミングベルト
713 減速機付きサーボモータ
800 出口コンベア
R 取り出しロボット
R1 プリフォーム受け取り部
L 搬送方向
W 搬送幅方向
P1、P2 プリフォーム

Claims (8)

  1. 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを、底部を下方に突出させて支持するプリフォームパレットを設け、このプリフォームパレットに、複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を設けるとともに、プリフォーム支持部の交差する2方向の配列のうちの一方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に設ける一方、複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送可能に構成したことを特徴とするプリフォームの整列搬送装置。
  2. 前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に支持可能に構成し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のプリフォームの整列搬送装置。
  3. 前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置に、先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機する冷却手段を設け、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡し可能に構成したことを特徴とする請求項1または2記載のプリフォームの整列搬送装置。
  4. 前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立した吸引系統を備えた吸引取り出し手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプリフォームの整列搬送装置。
  5. 射出成形用の金型から取り出された有底筒状のプリフォームを、底部を下方に突出させてプリフォームパレットのプリフォーム支持部に搭載して搬送するに際し、プリフォームパレットに複数回分の射出成形プリフォームの個数のプリフォーム支持部を交差する2方向の配列のうちの一方向の配列を金型ピッチより拡大および収縮可能に形成し、当該プリフォーム支持部に複数回分の射出成形プリフォームをずらして搭載して射出成形のサイクルタイムの複数倍で間欠搬送するようにしたことを特徴とするプリフォームの整列搬送方法。
  6. 前記プリフォームパレットの拡縮するプリフォーム支持部の配列ピッチを、金型ピッチの1.4倍として1回目の射出成形プリフォームと2回目の射出成形プリフォームをずらして交互に搭載支持し、射出成形の2倍のサイクルタイムで間欠搬送可能に構成したことを特徴とする請求項5記載のプリフォームの整列搬送方法。
  7. 前記金型から取り出される複数回のプリフォームの前記プリフォームパレットへの受け渡し前の待機位置で先に取り出した前記プリフォームを冷却して待機し、冷却したプリフォームからプリフォームパレットに受け渡すようにしたことを特徴とする請求項5または6記載のプリフォームの整列搬送方法。
  8. 前記プリフォームパレットに支持されたプリフォームの排出位置に、複数回の各射出成形プリフォームの支持位置に対応して独立して設けた吸引系統を備える吸引取り出し手段で取り出すようにしたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のプリフォームの整列搬送方法。
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