JP2008200954A - Pfa被覆ポリイミドチューブ、その製造方法、及び該pfa被覆ポリイミドチューブからなる加圧ベルト - Google Patents

Pfa被覆ポリイミドチューブ、その製造方法、及び該pfa被覆ポリイミドチューブからなる加圧ベルト Download PDF

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Abstract

【課題】熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、熱収縮性PFAチューブが熱融着した2層構造を有し、層間密着性、耐久性、耐摩耗性などに優れたPFA被覆ポリイミドチューブとその製造方法を提供すること。
【解決手段】表面粗さRaが0.1〜2.0μmの熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%の熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブとその製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンドレスベルト状の熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、接着剤層を介することなく、熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブとその製造方法に関する。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、電子写真方式の画像形成装置における感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして好適に用いることができる。これらの機能性ベルトの中でも、本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、電子写真方式の画像形成装置の定着部において、定着ベルトに対向して配置される加圧ベルトとして特に好適である。
電子写真方式(静電記録方式を含む)の複写機、ファクシミリ、レーザービームプリンタなどの画像形成装置において、感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして、エンドレスベルト状の熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、コーティング法によりPFA層を形成したPFA被覆ポリイミドチューブが知られている。しかし、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面にコーティングによりPFA層を形成する方法は、作業性に劣り、厚くかつ均一な厚みPFA層を形成することが困難であることに加えて、PFA層の耐久性や耐摩耗性が不十分である。さらに、コーティング法により形成したPFA層は、熱硬化型ポリイミドチューブ外周面との密着性が乏しく、剥離しやすい。
従来、特許第3112335号公報(特許文献1)には、熱硬化型ポリイミドチューブに代えて熱可塑性ポリイミドチューブを使用し、該熱可塑性ポリイミドチューブとフッ素樹脂チューブとを熱融着により複合化したチューブ状複合フィルムが提案されている。該チューブ状複合フィルムは、熱可塑性ポリイミドとフッ素樹脂とを共押出して複合フィルムを製膜した後、延伸により該複合フィルムに熱収縮性を付与し、次いで、得られた熱収縮性の複合フィルムを芯材に被覆して、加熱することにより熱融着させる方法によって製造されている。
特許文献1には、上記以外の製造方法として、熱収縮性を付与した熱可塑性ポリイミドチューブを芯材上に熱収縮被覆し、該熱可塑性ポリイミドチューブの上に熱収縮性フッ素樹脂チューブを被せて熱収縮被覆し、次いで、両チューブを熱融着させる方法が記載されている。熱融着後、芯材を除去してチューブ状複合フィルムを得る。
他方、特公平8−15758号公報(特許文献2)には、減圧容器を用いて、外周面に接着剤を塗布したゴムロールをPFAチューブ内へ挿入し、密着かつ一体化させるPFAチューブ嵌め込み法が提案されている。該ゴムロールとして、芯金の表面にシリコーンゴム層を形成したゴムロールが用いられている。この嵌め込み法では、PFAチューブの一端部から、該PFAチューブの内径よりわずかに大きい外径を有するゴムロールをその外周面に接着剤を塗布した状態で挿入している。
特開平10−244590号公報(特許文献3)には、加圧容器内にPFAチューブの一端部を保持し、該PFAチューブより僅かに大きな外径を有し、その外周面に接着剤を塗布したゴムローラを、加圧力を利用して該PFAチューブ内に挿入し、次いで、該接着剤を硬化させる工程を含むPFAチューブ被覆ロールの製造方法が提案されている。
特開2004−276290号公報(特許文献4)には、ローラ基材の外径より小さな内径を有するフッ素樹脂チューブの内周面及び/または該ローラ基材の外周面に低粘度の接着剤を塗布し、そして、該フッ素樹脂チューブの一端でその径を拡げながら該ローラ基材を被覆し、この被覆時に該接着剤を潤滑剤として利用するフッ素樹脂被覆ローラの製造方法が提案されている。
特許第3112335号公報 特公平8−15758号公報 特開平10−244590号公報 特開2004−276290号公報
特許文献1で使用している熱可塑性ポリイミドは、熱硬化型ポリイミドに比べて、比較的低温での溶融成形加工ができる反面、得られる熱可塑性ポリイミドチューブの耐熱性や機械的強度などが不十分である。そのため、特許文献1に記載の該チューブ状複合フィルムは、耐熱性や耐久性が十分ではない。また、特許文献1に記載の方法では、熱可塑性ポリイミドチューブ及びチューブ状複合フィルムの熱収縮率を制御することが困難であり、チューブ状複合フィルムの高温での使用時に、直径などの形状を保持することが困難となるおそれもある。
特許文献2及び3に記載の方法をPFA被覆ポリイミドチューブの製造方法として適用するには、接着剤の使用が必要であること、被覆に特殊な装置を必要とすること、作業が煩雑であることなどの問題がある。そのため、これらの方法では、低コスト化が困難であり、被覆性、作業性なども十分ではない。
特許文献4に記載の方法を、PFA被覆ポリイミドチューブの製造方法として適用すると、接着剤の使用が必要であること、接着剤の粘度を精密に制御する必要があること、接着剤による接着性を高めるためにフッ素樹脂チューブの内周面をエッチング処理またはプラズマ処理を施す必要があること、被覆時にフッ素樹脂チューブの拡径工程を必要とすることなど、被覆性、作業性に劣り、コストも嵩むという問題がある。さらに、特許文献4に記載の方法では、フッ素樹脂チューブの内径がローラ基材の外径よりも小さいため、フッ素樹脂チューブの拡径時とローラ基材挿入時に傷が発生しないように、十分な防止対策を必要とする。
本発明の課題は、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、接着剤層を介することなく、熱収縮性PFAチューブが熱融着した2層構造を有し、層間密着性、耐久性、耐摩耗性などに優れたPFA被覆ポリイミドチューブを提供することにある。
本発明の他の課題は、接着剤を使用することなく、被覆性や作業性に優れた方法により、低コストで、層間密着性、耐久性、耐摩耗性などに優れた2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブを製造する方法を提供することにある。
本発明のさらなる課題は、該PFA被覆ポリイミドチューブからなる、電子写真方式による画像形成装置における加圧ベルトなどの各種機能性ベルトを提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究した結果、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を研磨して、その表面粗さRaが0.1〜2.0μmとなるように粗面化することにより、該ポリイミドチューブの外径より少し大きい外径を有する特定の熱収縮性PFAチューブを被覆すると、粗面化により該ポリイミドチューブの外周面の摩擦が低下しているため、円滑に被覆できることを見出した。該熱収縮性PFAチューブ被覆ポリイミドチューブを加熱して、該熱収縮性PFAチューブを該ポリイミドチューブの外周面に熱収縮により密着させ、その際、350〜400℃の温度にまで加熱する段階を配置することにより、該熱収縮性PFAチューブを該ポリイミドチューブの外周面に強固に熱融着させることができる。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、接着剤層を介することなく、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に熱収縮PFAチューブが熱融着した2層構造を有しており、層構成が簡単な上、各種用途への適用時に、両者がその界面で剥離することがない。本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を研磨して粗面化するため、作業が比較的簡単であり、外周面の表面粗さの調整も容易である。本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、使用する熱収縮性PFAチューブ内面をエッチング処理やプラズマ処理などにより改質する必要がない。熱収縮性PFAチューブは、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面への被覆時に拡径する必要がなく、予め所定の大きさの内径に形成したものを使用することができる。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、電子写真方式による画像形成装置における加圧ベルト、感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして好適に使用することができる。これらの機能性ベルトの中でも、本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、電子写真方式の画像形成装置の定着部において、定着ベルトに対向して配置される加圧ベルトとして特に好ましく使用することができる。本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
本発明によれば、表面粗さRaが0.1〜2.0μmの熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%の熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブが提供される。
また、本発明によれば、電子写真方式の画像形成装置の定着部において、定着ベルトに対向して配置される加圧ベルトであって、前記のPFA被覆ポリイミドチューブからなることを特徴とする加圧ベルトが提供される。
さらに、本発明によれば、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を研磨して、その表面粗さRaが0.1〜2.0μmとなるように粗面化する工程1;該ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%であり、該ポリイミドチューブの外径に対して0.5〜5%大きい内径を有する熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブを被覆する工程2;及び該熱収縮性PFAチューブ被覆ポリイミドチューブを加熱して、該熱収縮性PFAチューブを熱収縮させ、その際、350〜400℃の温度にまで加熱する段階を配置して、該熱収縮性PFAチューブを該ポリイミドチューブの外周面に熱融着させる工程3;を含む、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に熱収縮性PFAチューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブの製造方法が提供される。
本発明によれば、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に熱収縮性PFAチューブが熱融着した2層構造を有し、層間密着性、耐久性、耐摩耗性などに優れたPFA被覆ポリイミドチューブを低コストで提供することができる。
本発明によれば、接着剤を使用することなく、被覆性や作業性に優れた方法により、低コストで、層間密着性、耐久性、耐摩耗性などに優れた2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブを製造する方法が提供される。さらに、本発明によれば、該PFA被覆ポリイミドチューブからなる、電子写真方式による画像形成装置における加圧ベルトなどの各種機能性ベルトが提供される。
本発明で使用する熱硬化型ポリイミドチューブは、縮合型ポリイミドチューブとも呼ばれるものであって、ポリイミド前駆体(「ポリアミド酸」または「ポリアミック酸」ともいう)ワニスを円柱状金型または円筒状金型の外面に塗布し、乾燥後、加熱して硬化させることにより得ることができる。ポリイミド前駆体ワニスを円筒状金型の内面に塗布して、チューブを形成してもよい。塗布法としては、特に限定されず、例えば、金型の外面にポリイミド前駆体ワニスを塗布した後、金型の外側に金型の外径よりも大きな内径を有するダイスを通過させて、所望の膜厚の被膜を形成する方法が挙げられる。
ポリイミド前駆体ワニスを乾燥後、ポリイミド前駆体チューブを金型表面に付着した状態で加熱硬化するか、あるいは管状物としての構造を保持し得る強度となった時点で、金型からポリイミド前駆体チューブを取り外し、加熱硬化する。ポリイミド前駆体は、最高温度350℃から450℃まで加熱すると、ポリアミド酸が脱水閉環してポリイミド化する。
熱硬化型ポリイミドとしては、耐熱性や機械的強度などの観点から縮合型の全芳香族ポリイミドが好ましい。熱硬化型ポリイミドチューブとしては、例えば、ピロメリット酸二無水物、3,3′,4,4′−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物、オキシジフタル酸二無水物などの酸二無水物と、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、p−フェニレンジアミン、4,4′−ジアミノベンズアニリドなどのジアミンとを有機溶媒中で重合反応させてポリイミド前駆体を合成し、このポリイミド前駆体の有機溶媒溶液(ワニス)を用いてチューブの形状に賦形した後、加熱して脱水閉環したものを挙げることができる。このようなポリイミドワニスとしては、独自に合成したものの他、市販品を用いることができる。
熱硬化型ポリイミドチューブの厚み、外径、長さなどは、用途に応じて適宜選択することができる。本発明のPFA被覆ポリイミドチューブを電子写真方式の画像形成装置における加圧ベルト、感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして使用する場合には、熱硬化型ポリイミドチューブの厚みを、通常30〜150μm、好ましくは50〜80μmとし、その外径を、通常15〜80mm、好ましくは15〜40mmとする。熱硬化型ポリイミドチューブの長さは、例えば、コピー用紙などの被転写材の大きさに応じて、適宜設定することができる。
熱硬化型ポリイミドチューブには、必要に応じて、無機フィラーを含有させることができる。無機フィラーとしては、例えば、シリカ、アルミナ、炭化ケイ素、炭化ホウ素、チタンカーバイド、タングステンカーバイド、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、マイカ、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、タルクが挙げられる。これらの中でも、高熱伝導率を有する点で、アルミナ、炭化ケイ素、炭化ホウ素、及び窒化ホウ素が好ましい、無機フィラーは、通常50容量%以下、多くの場合40容量%以下の割合で使用される。無機フィラーを含有させる場合、その下限値は、多くの場合、5容量%である。無機フィラー含有熱硬化型ポリイミドチューブを作製するには、無機フィラーを分散させたポリイミド前駆体ワニスを使用する。
本発明で使用する熱硬化型ポリイミドチューブは、その外周面を研磨して、表面粗さRaが0.1〜2.0μm、好ましくは0.3〜1.5μm、より好ましくは0.5〜1.3μmとなるように粗面化する。熱硬化型ポリイミドチューブの外周面の表面粗さRaを上記範囲内に制御するには、該外周面を研磨紙、研磨粒子などを用いて研磨する方法を採用することが好ましい。
熱硬化型ポリイミドチューブの外周面の表面粗さRaが小さすぎると、熱収縮性PFAチューブの被覆時における摩擦を十分に小さくすることができず、円滑な被覆を行うことが困難になる。また、この表面粗さRaが小さすぎると、熱収縮性PFAチューブの熱融着による界面密着性が低下する。他方、この表面粗さRaが大きすぎると、摩擦低下の効果が飽和することに加えて、熱硬化型ポリイミドチューブに亀裂や破れ、強度低下などが生じるおそれがある。また、表面粗さRaが大きすぎると、被覆し熱収縮した熱収縮性PFAチューブの表面に微細な凹凸が生じるおそれがあり、機能性ベルトとしての機能を十分に発揮することが困難になることがある。
本発明で使用する熱収縮性PFAチューブは、環状ダイスを備えた押出成形機により、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)をチューブ状に押出成形し、次いで、得られたチューブを拡径する方法により得ることができる。チューブの拡径方法としては、特に限定されず、例えば、押出成形後に冷却したチューブを所定の引取り速度で引き取りながら、その内部に空気を吹き込んで、縦方向及び横方向に二軸延伸させる方法を採用することができる。延伸倍率は、所望の熱収縮率に応じて適宜設定することができるが、縦方向及び横方向とも通常1.1〜2.0倍、好ましくは1.2〜1.5倍である。
PFAとしては、独自に合成したものを使用することができるが、例えば、デュポン社製451HP、351HP、950HPなどのHPシリーズ;旭硝子社製802UPなどの各種市販品を使用することができる。また、熱収縮性PFAチューブについても、市販品を用いることもできる。
熱収縮性PFAチューブの厚みは、通常15〜50μm、好ましくは15〜45μ、多くの場合20〜40μmであり、その内径は、通常15〜80mm、好ましくは15〜40mmである。熱収縮性PFAチューブの長さは、熱硬化型ポリイミドチューブの長さに応じて適宜設定することができる。多くの場合、熱収縮性チューブの長さは、熱硬化型ポリイミドチューブの両端部が5〜10mm程度の長さで露出する長さとすることが好ましい。PFA被覆ポリイミドチューブは、この両端部を支持体で支持して用いられる。
熱収縮性PFAチューブの内径は、被覆する熱硬化型ポリイミドチューブの外径に対して、通常0.5〜5%、好ましくは1〜3%大きくなるように調整する。熱硬化型ポリイミドチューブの外径に対する熱収縮性PFAチューブの内径の大きさの割合が小さすぎると、熱収縮性PFAチューブを熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に円滑に被覆することが困難になる。熱硬化型ポリイミドチューブの外径に対する熱収縮性PFAチューブの内径の割合が大きすぎると、被覆作業性が比較的良好となるものの、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に対する融着性が低下したり、熱収縮と融着後のPFA被覆層に凹凸やシワなどの乱れが発生しやすくなる。
熱収縮性PFAチューブの熱収縮率は、試料を150℃の恒温槽中(乾熱雰囲気中)に30分間放置して測定したとき、通常3〜15%、好ましくは5〜10%である。測定試料としては、熱収縮性PFAチューブを縦方向(機械方向)と横方向に沿って10cm四方の大きさに切り取ったものを用いる。縦方向及び横方向の熱収縮率が共に上記範囲内となる熱収縮性PFAチューブを使用する。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、下記工程1〜3により製造することができる。これらの各工程の前後や工程間には、付加的な工程が配置されていてもよい。
(1)熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を研磨して、その表面粗さRaが0.1〜2.0μmとなるように粗面化する工程1;
(2)該ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%であり、該ポリイミドチューブの外径に対して0.5〜5%大きい内径を有する熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブを被覆する工程2;及び
(3)該熱収縮性PFAチューブ被覆ポリイミドチューブを加熱して、該熱収縮性PFAチューブを熱収縮させ、その際、350〜400℃の温度にまで加熱する段階を配置して、該熱収縮性PFAチューブを該ポリイミドチューブの外周面に熱融着させる工程3。
前記工程1では、研磨紙や研磨粒子を用いて、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を粗面化することができる。粗面化工程では、熱硬化型ポリイミドチューブを、その内部に挿入したアルミニウムやステンレスなどの円柱状または円筒状の芯材により支持した状態で粗面化することもできる。
前記工程2において、外周面を粗面化した熱硬化型ポリイミドチューブを、その内部に挿入したアルミニウムやステンレスなどの円柱状または円筒状の芯材により支持した状態で、熱収縮性PFAチューブを被覆してもよい。この場合、工程3においても、芯材で支持した状態で加熱処理を行ってもよい。芯材を用いた場合には、各工程後または全工程後に、芯材を除去する。
前記工程3では、熱収縮性PFAチューブが熱収縮する温度にまで熱収縮性PFAチューブ被覆ポリイミドチューブを加熱する。この際、加熱温度をさらに上昇させて、最高温度が350〜400℃になるまで加熱し、その温度で通常5〜30分間、好ましくは10〜20分間程度加熱を継続すると、熱収縮性PFAチューブが熱硬化型ポリイミドチューブの外周面との界面で熱融着する。熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を粗面化しているため、界面で溶融した熱収縮性PFAチューブがアンカー効果により熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に強固に密着する。
図1に本発明のPFA被覆ポリイミドチューブの断面図を示す。本発明のPFA被覆ポリイミドチューブ1は、熱硬化型ポリイミドチューブ11の外周面に、接着剤層を介することなく、熱収縮性PFAチューブ12が直接熱融着した2層構造を有している。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、様々な用途に用いることができるが、特に、電子写真方式の画像形成装置における感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして好適に用いることができる。これらの機能性ベルトの中でも、本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、電子写真方式の画像形成装置の定着部において、定着ベルトに対向して配置される加圧ベルトとして特に好ましい。
電子写真方式(静電記録方式を含む)の複写機、ファクシミリ、レーザービームプリンタなどの画像形成装置においては、一般に、感光体ドラムを一様かつ均一に帯電する帯電工程;像露光を行って感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程;静電潜像にトナー(現像剤)を付着させてトナー像(可視像)を形成する現像工程;感光体ドラム上のトナー像を複写紙やオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)シートなどの被転写材上に転写する転写工程;転写材上の未定着トナー像を定着する定着工程;感光体上の残留トナーを除去するクリーニング工程;を含む一連の工程によって画像を形成している。
これら各工程では、ローラ部材やベルト部材が用いられている。例えば、帯電工程における帯電ローラやベルト、転写工程における転写ローラやベルト、定着工程における定着ローラやベルトなどである。
例えば、定着工程では、一般に、被転写材上の未定着トナー像を加熱・加圧することによって、被転写材上に定着させている。従来の加熱・加圧方式の定着ユニット(定着部)では、円筒状の定着ローラと加圧ローラとが対向して配置されており、両ローラ間に未定着のトナー像を載せた被転写材を通過させ、未定着トナー像を加熱・加圧して被転写材上に定着させている。定着ローラは、その内部に電熱ヒータなどの加熱手段を内蔵しており、それによって、定着ローラ表面の温度を制御している。しかし、定着ローラは、内蔵する加熱手段によって表面温度を定着温度にまで上昇させるのに時間がかかり、電源投入から運転可能となるまでの待ち時間が長いという欠点を有している。
これに対して、近年、図3に断面図を示すように、加熱手段32を、回転可能に支持した薄い定着ベルト31を介して、加圧ローラ36と対向させる定着ユニットが開発されている。定着ベルト31と加圧ローラ36との間を未定着のトナー像33を載せた被転写材34を通過させると、薄い定着ベルト31を介して、加熱手段32による熱が実質的に直接未定着トナー像33に加わるため、電源投入後、極めて僅かの待ち時間を必要とするだけで定着トナー像35を形成することができる。
定着ベルトとしては、エンドレスベルト状のポリイミドチューブや金属チューブからなるベルト基材の表面に、薄いゴム層を介して、フッ素樹脂層を配置した構造のものが用いられている。加圧ローラとしては、円柱状または円筒状の芯金からなるローラ基材上に比較的厚いゴム層を形成し、該ゴム層の上にフッ素樹脂層を形成したものが用いられている。
上記の如き定着ユニットを小型化または軽量化し、さらには加圧ローラによる蓄熱を防ぐために、図2に断面図を示すように、定着ベルト21内の加熱手段22に対向して、小さな径の棒状の加圧ローラ27を、加圧ベルト26を介して配置した構造の定着ユニットが開発されている。定着ベルト21と加圧ベルト26を回転可能なように支持し、その間を未定着トナー像23を載せた被転写材24を通過させると、加熱手段22と加圧ローラ27によって、加熱・加圧されて、効率よく定着トナー像25が形成される。本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、上記加圧ベルトとして特に優れた機能を発揮することができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。各物性及び特性の評価方法は、次のとおりである。
(1)表面粗さRa
熱硬化型ポリイミドチューブの表面粗さRaは、該熱硬化型ポリイミドチューブから10cm四方の試料を切り取り、表面粗さ計を用いて、JIS−B−0601に基づいて測定した。
(2)熱収縮性PFAチューブの熱収縮率
熱収縮性PFAチューブから縦方向(機械方向;MD)及び横方向(TD)に沿って10cm四方の試料を切り取り、該試料を150℃の恒温槽中に30分間放置して、縦方向及び横方向の収縮量を測定し、測定前の試料の縦方向及び横方向の長さと比べて収縮率を算出した。
(3)被覆性
熱硬化型ポリイミドチューブに熱収縮性PFAチューブを被覆し、その際、以下の基準で被覆性を評価した。
A:円滑に被覆して、均一な厚みの被覆層を形成することができる、
B:被覆作業を円滑に行うために、特別の工夫が必要である、
C:被覆層の表面外観が悪い、
D:均一な厚みの被覆層を形成することが困難である。
(4)作業性
熱硬化型ポリイミドチューブに熱収縮性PFAチューブを被覆し、その際、以下の基準で作業性を評価した。
A:簡単な作業で円滑に被覆することができる、
B:円滑な被覆が困難である、
C:接着剤の塗布や熱収縮性ポリイミドチューブの内面処理が必要である、
D:PFAの塗布作業が必要であり、均一で厚みの厚い塗膜を形成することが困難である。
(5)耐久性
市販の電子写真複写機(1分間の印字枚数15枚)の定着ユニットに、定着ベルトと加圧ベルトからなる定着ユニットを組み込んだ。定着ベルトとしては、厚み50μm、内径26mm、長さ24cmのポリイミドチューブの外周面に、厚み0.4mmのシリコーンゴム層を設け、該ゴム層の上に厚み20μmのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)層を設けた構造の被覆ポリイミドチューブを用いた。加圧ベルトとしては、実施例及び比較例で作成した被覆ポリイミドチューブを用いた。3万枚の連続印字を行い、以下の基準で耐久性を評価した。
A:加圧ベルトに異常なし、
B:加圧ベルトのPFA層に部分的な剥離が見られる、
C:加圧ベルトのPFA層に摩耗が観察され、部分的な剥離も生じている。
(6)コスト
以下の基準で全体のコストを評価した。
A:接着剤や特別の装置を必要としない、
B:接着剤や特別の装置を必要とする。
[実施例1]
宇部興産株式会社製の熱硬化型ポリイミドワニス(U−ワニス−S)360gに、他の熱硬化型ポリイミドワニス(U−ワニス−A)40gを加え、30分間混合した。このワニスを円柱状金型上にディッピング法により付着させた。100〜200℃の段階的加熱により溶媒を除去した。被膜を焼成した後、円柱状金型を除去することにより、外径24mm、厚み50μm、長さ24cmの熱硬化型ポリイミドチューブを得た。#1000の研磨紙を用いて、該熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を粗面化し、外周面の表面粗さRaが1.0μmの熱硬化型ポリイミドチューブを調製した。この粗面化した熱硬化型ポリイミドチューブ内にSUS製の円柱状芯材を挿入した。
他方、内径が24.5mm、厚みが30μm、長さが22cmで、熱収縮率が縦方向及び横方向ともに7%の熱収縮性PFAチューブを用意した。この熱収縮性PFAチューブを前記の熱硬化型ポリイミドチューブに被覆したところ、円滑に被覆することができた。結果を表1に示す。
[実施例2]
熱硬化型ポリイミドチューブの外周面の表面粗さRaを0.5μmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[実施例3]
熱硬化型ポリイミドチューブの外周面の表面粗さRaを1.3μmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[実施例4]
熱収縮性PFAチューブの内径を24.2mmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[実施例5]
熱収縮性PFAチューブの内径を24.7mmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[実施例6]
熱収縮性PFAチューブの縦方向及び横方向の熱収縮率を5%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[実施例7]
熱収縮性PFAチューブの縦方向及び横方向の熱収縮率を10%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1で調製した熱硬化型ポリイミドチューブを、その外周面を粗面化することなく用いたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1で調製した熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を粗面化して、表面粗さRaを2.2μmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例3]
熱収縮性PFAチューブとして、縦方向及び横方向の熱収縮率が2%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例4]
熱収縮性PFAチューブとして、縦方向及び横方向の熱収縮率が20%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例5]
熱収縮性PFAチューブとして、内径が24.1mmで、縦方向及び横方向の熱収縮率が2%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例6]
熱収縮性PFAチューブとして、内径が25.5mmで、縦方向及び横方向の熱収縮率が20%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてPFA被覆ポリイミドチューブを作製した。結果を表1に示す。
[比較例7]
実施例1で調製した熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、25℃での粘度が3000cpsの接着剤を塗布した。他方、内径が23mm、厚みが30μm、長さが22cmのPFAチューブを用意した。該PFAチューブの内面をエッチング処理した。このPFAチューブの一端部を特許文献4(特開2004−276290号公報)に示されている方法により24.5mmに拡径しながら、外周面に接着剤を塗布した熱硬化型ポリイミドチューブを挿入した。結果を表1に示す。
[比較例8]
実施例1で調製した熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、PFAワニスを塗布し、乾燥する作業を繰り返して、厚み30μmのPFA層を形成した。結果を表1に示す。
Figure 2008200954
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブは、例えば、電子写真方式の画像形成装置における加圧ベルト、感光ベルト、転写ベルトなどの各種機能性ベルトとして利用することができる。
本発明のPFA被覆ポリイミドチューブの断面図である。 定着ベルトと加圧ベルトを用いた定着ユニットの断面図である。 定着ベルトと加圧ローラを用いた定着ユニットの断面図である。
符号の説明
1 PFA被覆ポリイミドチューブ
11 熱硬化型ポリイミドチューブ
12 熱収縮性PFAチューブ
21 定着ベルト
22 加熱手段
23 未定着トナー像
24 被転写材
25 定着トナー像
26 加圧ベルト
27 棒状の加圧ローラ
31 定着ベルト
32 加熱手段
33 未定着トナー像
34 被転写材
35 定着トナー像
36 加圧ローラ

Claims (3)

  1. 表面粗さRaが0.1〜2.0μmの熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%の熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブ。
  2. 電子写真方式の画像形成装置の定着部において、定着ベルトに対向して配置される加圧ベルトであって、請求項1記載のPFA被覆ポリイミドチューブからなることを特徴とする加圧ベルト。
  3. 熱硬化型ポリイミドチューブの外周面を研磨して、その表面粗さRaが0.1〜2.0μmとなるように粗面化する工程1;
    該ポリイミドチューブの外周面に、厚みが15〜50μmで、150℃の恒温槽中に30分間放置して測定した熱収縮率が3〜15%であり、該ポリイミドチューブの外径に対して0.5〜5%大きい内径を有する熱収縮性テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブを被覆する工程2;及び
    該熱収縮性PFAチューブ被覆ポリイミドチューブを加熱して、該熱収縮性PFAチューブを熱収縮させ、その際、350〜400℃の温度にまで加熱する段階を配置して、該熱収縮性PFAチューブを該ポリイミドチューブの外周面に熱融着させる工程3;
    を含む、熱硬化型ポリイミドチューブの外周面に熱収縮性PFAチューブが熱融着した2層構造を有するPFA被覆ポリイミドチューブの製造方法。
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