JP2002023539A - 定着部材、定着部材の製造方法、及び定着装置 - Google Patents

定着部材、定着部材の製造方法、及び定着装置

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JP2002023539A
JP2002023539A JP2000209638A JP2000209638A JP2002023539A JP 2002023539 A JP2002023539 A JP 2002023539A JP 2000209638 A JP2000209638 A JP 2000209638A JP 2000209638 A JP2000209638 A JP 2000209638A JP 2002023539 A JP2002023539 A JP 2002023539A
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fluororesin
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Hiroshi Tamemasa
博史 為政
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性及び高画質適性が共に優れた定着部
材、その製造方法、及びそれを備えた定着装置を提供す
ること。 【解決手段】 少なくとも表面層が、酸素不在雰囲気下
で、且つ結晶融点以上に加熱された状態において、電離
性放射線を照射して架橋されたフッ素樹脂を含有してな
ることを特徴とする定着部材、その製造方法、及びそれ
を備えた定着装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙等に対する耐
摩耗性及びトナー等に対する非粘着性に優れた樹脂組成
物を用いた定着部材(特に定着ロール及び定着エンドレ
スベルト)に関する。また、本発明は、粉末トナー像を
形成した支持体に、熱と圧力を同時に作用させて、トナ
ー像を融着させる定着装置(例えば加熱ロール型定着装
置及び加熱ロール・ベルト型定着装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを利用した複写
機等においては、記録シート上に形成された未定着トナ
ー像を定着して永久画像にする必要があり、その定着法
として溶剤定着法、圧力定着法、および加熱定着法が知
られている。溶剤定着法は、溶剤蒸気が発散し、臭気や
衛生上の問題が多いという欠点を有しており、一方、圧
力定着法についても、他の定着法と比べて定着性が悪い
という欠点を有しており、いずれも広くは実用化されて
いないのが現状である。それゆえ、未定着トナー像の定
着には、一般に加熱によってトナーを溶融させ、記録シ
ート上に融着させる加熱定着法が広く採用されている。
【0003】従来、加熱定着法に用いる加熱定着装置と
しては、円筒状芯金の内部にヒーターランプを備え、そ
の外周面に耐熱性離型層を形成した加熱ロールと、この
加熱ロールに対し圧接配置され、円筒状芯金の外周面に
耐熱弾性体層を形成した加圧ロールとで構成され、これ
ら両ロール間に、1〜15kg/cm2、好ましくは3
〜10kg/cm2の圧力を印加し、未定着トナー像の
形成された普通紙等の支持体を挿通させて定着を行う加
熱定着ロール方式のものが知られている。この方式に使
用される加熱ロール型定着装置は、他の加熱定着法であ
る熱風定着方式やオーブン定着方式のものと比べて、熱
効率が高い為、低電力で、高速性に優れ、しかも、紙詰
まりによる火災の危険性も少ないこと等から、現在最も
広く利用されている。
【0004】加熱ロール方式に用いる加熱ロール型定着
装置の加熱ロールは、使用するロール材料により、主に
大きく2つに分けられる。即ち、アルミニウムや鉄等の
芯金ロールの上に、プライマーと呼ばれる接着剤を塗布
した後、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)や、
テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルコキシエチ
レンとの共重合体(PFA)等のフッ素樹脂を薄く被覆
したフッ素樹脂被覆ロールと、同様に芯金ロールの上に
プライマーを介してシリコーンゴム等の弾性層を形成し
たシリコーンゴム被覆ロール、さらにそのシリコーンゴ
ム弾性層の上に離型層としてフッ素ゴムやフッ素樹脂等
を薄く被覆したフッ素ゴム被覆ロールやフッ素樹脂被覆
ロールとに分けられる。
【0005】前者は、比較的硬いのでハードロールと呼
ばれ、後者は、柔らかく弾性を有するのでソフトロール
と呼ばれている。前者は、主に白黒用複写機およびプリ
ンターに使用され、そして後者は、主にカラー用複写機
およびプリンター、高画質用白黒複写機等に使用されて
いる。特にカラー画像を形成する場合には、高画質と離
型性が求められ、弾性を有するゴム被覆ロールは、トナ
ー画像を均一に定着させるのに優れているので、シリコ
ーンゴム被覆ロールやフッ素ゴム、フッ素樹脂等を被覆
したソフトロールが採用されている。
【0006】これらのソフトロールのうち、シリコーン
ゴム被覆ロールは、その材料内部にフリーオイルと呼ば
れるシリコーンオイルが含まれ、これらが離型性に対
し、多大な影響を持ち、フリーオイルの多いもの程、高
離型性を示す。シリコーンゴムのうち、RTV系と呼ば
れる室温加硫タイプのものは、このフリーオイルを多く
含み、その為に離型性の良い材料とされている。
【0007】しかしながら、一方でフリーオイルの存在
は、ゴム強度の低下や、また、フリーオイルが放出され
ることにより、ロール外径が小さくなること等の問題を
招く。従って、シリコーンゴム被覆ロールは、ロールラ
イフが比較的短くてもよい場合に利用されている。
【0008】一方、フッ素ゴムは、非常に丈夫で耐摩耗
性が高く、また弾性を有しているので高画質適性におい
て優れている。しかしながら、フッ素ゴムは、それ自体
が、離型剤オイルとして通常使用されるポリジメチルシ
ロキサンオイル(シリコーンオイル)を撥く性質を有す
るので、トナー像との間にオイルの離型層が形成されに
くい。そのため、ポリジメチルシロキサンオイル(シリ
コーンオイル)との組み合わせでは、カラートナーの様
な低融点、高発色トナーに対して離型性が悪く、使用す
ることができない。この点を改善するものとして、ポリ
ジメチルシロキサンオイルの一部をメルカプト基:−S
2またはアミノ基:−NH2で置換した変性シリコーン
オイルを使用することが提案されている。この場合、上
記の官能基が、フッ素ゴムの中に含まれる金属酸化物
(MgO,PbO等)や二重結合と反応し、シリコーン
オイルの分子レベルの膜がロール表面に形成され、これ
が離型層となって、高離型性表面に改質する(特開昭5
9−4699号公報および特開平4−230784号公
報)。
【0009】しかしながら、高離型表面改質性シリコー
ンオイルは、同時に複写シートや、両面コピー時の給紙
ロール表面をも高離型化してしまう為、得られる複写シ
ートに文房具テープ類を付着させることができなかった
り、給紙ロールにより円滑に給紙が行われなかったりす
るという問題点を有している。それ故に、使用するシリ
コーンオイルの量を減らしたり、または、殆ど使用しな
い条件においても高離型性表面を有するロールが求めら
れている。このような離型剤オイルを使用しない条件下
でフッ素ゴム被覆ロールは離型性が著しく低下する為、
使用できないという欠点を有している。
【0010】このような離型剤オイルを使用しない条件
下で用いられるロールとしたは、フッ素樹脂被覆ロール
がある。このフッ素樹脂被覆ロールとワックス含有トナ
ーとの組み合わせでオイルレス定着が可能にする技術
(特開昭49−65231号公報)やゴム弾性層の上に
フッ素樹脂を被覆した定着ロール(特公昭58−423
740号公報、特公昭58−21264号公報、特公平
1−24311号公報、特公平3−66149号公報、
特公平3−25787号公報、特公報−2652161
号公報、特公報−2850067号公報等)の提案がな
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のフッ素樹脂被覆定着ロールには、次の様な問題点があ
った。すなわち、カラートナー定着に必要なゴム弾性を
保つ為に離型層としてのフッ素樹脂層の厚みを薄くした
場合、定着時の離型層と用紙、トナーとの摩擦の為に離
型層が摩滅してしまうという問題があった。また、離型
層の摩滅を防ぐ為に、フッ素樹脂層の厚みを厚くした場
合、ゴム弾性の低下により、トナー像を均一に定着する
ことができず、特にカラートナー像では、高画質適性が
得られないという問題があった。
【0012】一方で、表面平滑化高分子成形体の製造方
法(特開平10−212360号公報)の提案がなされ
ている。この提案は、電離性放射線照射によって高分子
に起こる崩壊型と架橋型の反応の内、崩壊型の反応を利
用して、高分子表面を平滑化するといったものである。
この方法を利用して表面を平滑化したフッ素樹脂被覆定
着ロールは、トナーの剥離性が向上し、高画質適性を得
ることができるが、磨耗等の耐久性については、依然と
して十分ではなく改善が望まれている。
【0013】本発明は、前記従来における諸問題を解決
し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本
発明の目的は、耐久性及び高画質適性が共に優れた定着
部材、その製造方法、及びそれを備えた定着装置を提供
することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】上記課題は、以下の手段により解決され
る。即ち、本発明は、 <1>少なくとも表面層が、酸素不在雰囲気下で、且つ
結晶融点以上に加熱された状態において、電離性放射線
を照射して架橋されたフッ素樹脂を含有してなることを
特徴とする定着部材である。 <2>電離性放射線の照射線量が、1kGy以上である
ことを特徴とする前記<1>に記載の定着部材である。 <3>フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重
合体、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体、エチレン・テトラフルオロエ
チレン系共重合体から選ばれる少なくとも一種であるこ
とを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の定着部材
である。 <4>酸素不在雰囲気下で、且つ結晶融点以上に加熱さ
れた状態において、フッ素樹脂に電離性放射線を照射し
て表面層を形成することを特徴とする定着部材の製造方
法である。 <5>前記<1>〜<3>のいずれかに記載の定着部材
を備えることを特徴とする定着装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (定着部材、及びその製造方法)本発明の定着部材は、
少なくとも表面層が、酸素不在雰囲気下、且つ結晶融点
以上に加熱された状態において、電離性放射線を照射し
て架橋されたフッ素樹脂を含有してなる(以下、この表
面層を「フッ素樹脂よりなる表面層」ということがあ
る)。本発明の定着部材の製造方法と共に説明する。
【0016】本発明の定着部材は、酸素不在雰囲気下、
且つ樹脂の結晶融点以上に加熱された状態において、フ
ッ素樹脂に電離性放射線を照射することで、樹脂(高分
子)の崩壊反応を防ぎ、架橋反応を促進させることがで
きる。このように選択的に架橋反応を促進させることが
でき、架橋反応は条件にもよるが架橋反応:崩壊反応=
80:20(好ましくは90:10)の割合で生じてい
ると推定している。このため、このような処理をされた
フッ素樹脂を表面層とすることで、表面平滑化させトナ
ーの離型性等を向上させるだけではなく、高強度化して
耐摩耗性を向上させることができる。このため、本発明
の定着部材は、耐久性及び高画質適性が共に優れる。
【0017】なお、架橋反応の発生は、これによる架橋
密度の変化が、フッ素樹脂においては架橋反応の進行に
より分子量が高くなると結晶化熱は低下するという相関
関係があるので、架橋反応前後のサンプルの結晶化熱
を、走査型示差熱量計(DSC)により測定し、その変
化量により求めることができる。また、崩壊反応の発生
は、これにより放射線処理されたサンプルの重量は減少
してくるので、架橋反応前後のサンプルの重量変化を測
定することにより求めることができる。
【0018】本発明の定着部材において、電離性放射線
の照射は、酸素不在雰囲気下で行うが、これは放射線照
射雰囲気中に酸素が存在すると放射線のエネルギーが酸
素分子により吸収され、フッ素樹脂の架橋反応を阻害す
るという問題が発生することがあるためである。具体的
に酸素不在雰囲気としては、真空雰囲気、不活性ガス
(例えばAr、Ne等)雰囲気等、照射する電離性放射
線の種類に応じて適宜選択することができる。なお、酸
素不在といっても、完全に酸素が含まれない状態を示す
ものではなく、実質的に不在であれば十分であり、具体
的には酸素分圧が6666.1Pa(50mmHg)あ
ることが好ましく、より好ましくは2666.44Pa
(20mmHg)以下である。
【0019】本発明の定着部材において、電離性放射線
の照射は、フッ素樹脂をその結晶融点以上に加熱された
状態で行われるが、これはフッ素樹脂をその結晶融点以
上に加熱することで、電離性放射線による架橋効果を高
めることができ、常温では少ない照射線量での架橋反応
を促進することができず、架橋の効果を十分に発現でき
ないという問題が発生することを防止するためである。
【0020】本発明の定着部材において、照射する電離
性放射線は、γ線、電子線、X線、中性子線、高エネル
ギーイオン等が挙げられるが、その照射線量としては、
1kGy以上であることが好ましく、より好ましくは1
kGy〜1MGyであり、10MGyを超えると架橋反
応に加え分解反応が起こり易くなるため好ましくない。
この照射線量が、1kGy未満であると放射線による架
橋の効果が発現され難くなることがあるため好ましくな
い。また、電離性放射線の加速電圧(照射エネルギー)
は、1MeV以上であることが好ましく、より好ましく
は2Mev以上であるが、10MeVを超えると、照射
エネルギーが大きすぎて、架橋反応に加え分解反応が起
こり易くなるため好ましくない。この加速電圧(照射エ
ネルギー)が、1MeV未満であると、上述のように放
射線による架橋の効果が発現され難くなることがあるた
め好ましくない。
【0021】本発明の定着部材において、フッ素樹脂と
しては、従来公知のフッ素樹脂であれば如何なるもので
も使用することができる。具体的に例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE、結晶融点327℃)、テ
トラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP、結晶融点260℃)、テトラフルオロエ
チレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA、結晶融点310℃)、エチレン・テトラフル
オロエチレン系共重合体(PVdF、結晶融点156℃
またはETFE、結晶融点270℃)等が挙げられる。
【0022】本発明の定着部材において、電離性放射線
の照射は、フッ素樹脂をロール状の芯金或いはベルト表
面に被覆にした後に行ってもよいし、被覆前のチューブ
状のものに行ってもよい。
【0023】本発明の定着部材としては、定着ロールお
よび定着エンドレスベルトのみならず、定着に際して使
用されるゴムベルト、ゴムブレード、離型剤オイル供給
ブレード等に適用させることができる。
【0024】以下、本発明の定着部材を定着ロールに適
用させる場合を説明するが、本発明は、これに限定され
るわけではない。定着ロールは、芯金の外周面に、耐油
耐熱性弾性耐層を設け、さらに、その耐油耐熱性弾性耐
層の外周面に前記フッ素樹脂よりなる表面層が形成され
る。芯金としては、例えば、鉄、アルミニウム等が好適
に挙げられる。また、耐油耐熱性弾性耐層材料として
は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が挙げられるが、特
にシリコーンゴムが好ましい。耐油耐熱性弾性耐層の厚
さは、一般に0.5〜5mmの範囲が好ましい。前記フ
ッ素樹脂よりなる表面層の膜厚は、1〜300μmの範
囲に設定することが好ましい。なお、耐油耐熱性弾性耐
層を設けない、前記フッ素樹脂よりなる表面層のみの構
成であってもよい。
【0025】定着ロールにおいて、耐油耐熱性弾性耐層
及び表面層は、プライマーとよばれている接着層を介し
て、芯金或いは下層と接合されているのが一般的であ
る。このプライマーとしては、シラン化合物が代表的
で、中でもアルコキシシランが多用されている。さら
に、耐油耐熱性弾性耐層と表面層との界面の接合を強固
なものにする為に、接合前に接合面(芯金表面、耐熱弾
性層表面、或いは表面層裏面)に対し、表面処理がなさ
れることが一般的である。この表面処理としては、アル
カリ処理、超音波処理、エッチング処理等のウェット処
理やコロナ処理、プラズマ処理、紫外線(UV)照射処
理、電子線照射処理、レーザー照射処理等のドライ処理
が挙げられ、これらの処理は単独で、もしくは組み合わ
せて行ってもよい。
【0026】前記フッ素樹脂よりなる表面層有する本発
明の定着部材は、以下に示す(1)、(2)の様な種々
の分野で利用することができる。
【0027】(1)電子写真複写機を含む画像形成をそ
の目的とするあらゆる装置において、例えば、トナー、
インク等の画像形成材料がその表面に付着することによ
り機能、性能、商品価値が低下するゴム材料からなるゴ
ムロール、ゴムベルト、ゴムブレード等。
【0028】(2)電子写真複写機を含む一般の事務機
あるいはその他の分野において、撥水、撥油および耐久
性が問題となるあらゆるゴム製品、ゴム部品。
【0029】(定着装置)本発明の定着装置は、前記本
発明の定着部材を備える。前記本発明の定着部材を備え
る以外は、特に制限はなく、具体的には、加熱ロールと
前記加熱ロールに圧接する加圧ロールとからなる一対の
定着ロールを有し、該一対の定着ロールにより形成され
るニップ域に未定着トナー像を有する記録媒体を通過さ
せ、熱および圧力によって定着を行う加熱ロール型定着
装置や、加熱ロール型定着装置における加圧ロールを加
圧ベルトに代えた加熱ロール・ベルト型定着装置等、従
来公知の定着装置が挙げられる。これらの加熱ロール、
加圧ベルト、加圧ベルト等として前記本発明の定着部材
を搭載することができる。
【0030】図1は、本発明の定着装置の一例を示す概
略構成図である。図1に示す定着装置は、加熱ロール型
定着装置であり、一対の定着ロールとして、定着ロール
1及び加圧ロール2が対向して設けられ、圧接してニッ
プが形成されている。加熱ロール1は、内部にヒーター
ランプ1dを有する金属製の中空芯金コア1aに耐油耐
熱性弾性体層1b及びフッ素樹脂よりなる表面層1cが
順次形成された前記本発明の定着部材である。加熱ロー
ル1の外周には、加熱ロール1表面をクリーニングする
ためのクリーニング装置5と、加熱ロール1表面に補助
的な加熱を行う外部加熱装置6と、定着後の記録媒体3
を剥離するための剥離爪7と、加熱ロール1表面の温度
を制御するための温度センサー8が設けられている。加
圧ロール2は、内部にヒーターランプ2dを有する金属
製の中空芯金コア2aに耐油耐熱性弾性体層2bおよび
表面層2cが順次形成されてなる。加圧ロール2の外周
には、定着後の記録媒体3を剥離するための剥離爪7
と、加圧ロール2表面の温度を制御するための温度セン
サー8が設けられている。加熱ロール1と加圧ロール2
とが形成するニップ域に、未定着トナー4が形成された
記録媒体3を通過させることで、未定着トナー4を定着
させることができる。
【0031】図2は、本発明の定着装置の他の一例を示
す概略構成図である。図2に示す加熱ロール・ベルト型
定着装置であり、加熱ロール1および加圧ベルト10が
対向して設けられ、圧接してニップが形成されている。
加熱ロール1は、図1に示す定着装置と同様な構成とな
り、説明は省略する。加圧ベルト10は、3つの支持ロ
ール10a、10b、10cにより張架されており、圧
力パッド10dにより、定着ロール1に圧接されてい
る。加圧ロール2の外周には、定着後の記録媒体3を剥
離するための剥離爪7が設けられている。定着ロール1
と加圧ベルト10とが形成するニップ域に、未定着トナ
ー4が形成された記録媒体4を通過させることで、未定
着トナー4を定着させることができる。
【0032】図1に示す定着装置においては、加圧ロー
ル2を加熱ローラ1と同様の構成、即ち、上記フッ素樹
脂よりなる表面層を有する本発明の定着部材を適用させ
てた加圧ロールとしてもよい。同様に、図2に示す定着
装置においては、加圧ベルト10を上記フッ素樹脂より
なる表面層を有する本発明の定着部材を適用させた加圧
ベルトとしてもよい。また、加熱ローラ1はフッ素樹脂
よりなる表面層のみからなる構成でもよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明を、実施例を挙げてさらに具体
的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制
限するものではない。
【0034】本発明の実施例に用いられた定着部材(加
熱ロール、加圧ロール、加圧ベルト)は以下示す製法に
て作製された。 [加熱ロール]チューブ内面に接着用プライマーを塗布
した外径50mm、長さ340mm、厚さ30μmのフ
ッ素樹脂チューブと金属製の中空芯金コアを成形金型内
にセットし、フッ素樹脂チューブとコア間に液状シリコ
ーンゴム(層厚:3mm)を注入後、加熱処理(150
℃×2h)によりシリコーンゴムを加硫させゴム弾性を
有した加熱ロールを作製した。 [加圧ロール]チューブ内面に接着用プライマーを塗布
した外径50mm、長さ340mm、厚さ30μmのフ
ッ素樹脂チューブと金属製の中空芯金コアを成形金型内
にセットし、フッ素樹脂チューブとコア間に液状シリコ
ーンゴム(層厚:2mm)を注入後、加熱処理(150
℃×2h)によりシリコーンゴムを加硫させゴム弾性を
有した加圧ロールを作製した。 [加圧ベルト]外径68mm、長さ340mm、厚さ7
5μmのポリイミド製エンドレスベルトの表面にフッ素
樹脂ディスパージョン塗料をディップコートにより塗布
後、加熱処理(350℃×1h)によりフッ素樹脂を焼
き付けることにより加圧ベルトを作製した。
【0035】このように作製された加熱ロール、加圧ロ
ール、加圧ベルトを、図1或いは2に示す定着装置に、
加熱ロール1、加圧ロール2、加圧ベルト10として搭
載し、以下に示す実施例及び比較例を行う。
【0036】(実施例1)加熱ロールは、フッ素樹脂チ
ューブとして、Arガス雰囲気(酸素分圧666.61
Pa(5mmHg))において340℃に加熱して3M
eVの電子線を10kGyの線量で照射した外径50m
m、長さ340mm、厚さ30μmのPTFEチューブ
を用いて、前記加熱ロールの製法に準じて作製した。
【0037】加圧ロールは、フッ素樹脂チューブとし
て、Arガス雰囲気(酸素分圧666.61Pa(5m
mHg))において340℃に加熱して3MeVの電子
線を10kGyの線量で照射した外径50mm、長さ3
40mm、厚さ30μmのPTFEチューブを用いて、
前記加圧ロールの製法に準じて作製した。
【0038】これらのロール対は、それぞれ内部に80
0W、700Wのハロゲンランプが設けられており、加
熱ロールの表面温度は150℃、200mm/secの
スピード、8mmのニップ幅を有する様に設定した。ト
ナーとして富士ゼロックス社製オイルレス用カラートナ
ー(シアン色)を使用し、同様に富士ゼロックス社製J
紙上に形成された未定着トナー像を加熱ロールと加圧ロ
ールによって形成されるニップ域に通過させ、熱および
圧力によって定着さる連続定着テストを実施した。(な
お、その際の未定着トナー像のトナー密度は1.2mg
/cm2であった。)
【0039】その結果、100,000枚の連続定着テ
スト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロール、
加圧ロールのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ
10μm、6μmであった。
【0040】(実施例2)PTFEチューブへの電子線
の照射線量を300kGyに変えた以外は、実施例1と
同様に加熱ロール、加圧ロールを作製し、連続定着テス
トを実施した。その結果、100,000枚の連続定着
テスト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロー
ル、加圧ロールのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それ
ぞれ7μm、4μmであった。
【0041】(実施例3)PTFEチューブへの電子線
の照射線量を1MGyに変えた以外は、実施例1と同様
に加熱ロール、加圧ロールを作製し、連続定着テストを
実施した。その結果、100,000枚の連続定着テス
ト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロール、加
圧ロールのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ4
μm、3μmであった。
【0042】(実施例4)PTFEチューブへの電子線
の照射線量を5MGyに変えた以外は、実施例1と同様
に加熱ロール、加圧ロールを作製し、連続定着テストを
実施した。その結果、100,000枚の連続定着テス
ト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロール、加
圧ロールのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ3
μm、1μmであった。
【0043】(比較例1)PTFEチューブへ電子線を
照射しなかった以外は、実施例1と同様に加熱ロール、
加圧ロールを作製し、連続定着テストを実施した。その
結果、50,000枚の連続定着テスト中のコピー画像
グロスが低下し、テスト後の加熱ロール、加圧ロールの
ペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ24μm、1
8μmであった。
【0044】(実施例5)加熱ロールは、フッ素樹脂チ
ューブとして、Arガス雰囲気(酸素分圧1333.2
2Pa(10mmHg))において320℃に加熱して
3MeVの電子線を20kGyの線量で照射した外径5
0mm、長さ340mm、厚さ30μmのPFAチュー
ブを用い、前記加熱ロールの製法に準じて作製した。
【0045】加圧ベルトは、フッ素樹脂ディスパージョ
ン塗料として、PFAを用い、前記加圧ベルトの製法に
準じて、ポリイミド製エンドレスベルト上に30μmの
PFAコート層を形成した後、その表面をArガス雰囲
気(酸素分圧1333.22Pa(10mmHg))に
おいて320℃に加熱して3MeVの電子線を20kG
yの線量で照射して作製した。
【0046】これらのロール・ベルト対は、それぞれ内
部に800W、250Wのハロゲンランプが設けられて
おり、加熱ロールの表面温度は150℃、250mm/
secのスピード、12mmのニップ幅を有する様に設
定した。トナーとして富士ゼロックス社製オイルレス用
カラートナー(シアン色)を使用し、同様に富士ゼロッ
クス社製J紙上に形成された未定着トナー像を加熱ロー
ルと加圧ベルトによって形成されるニップ域に通過さ
せ、熱および圧力によって定着さる連続定着テストを実
施した。(なお、その際の未定着トナー像のトナー密度
は1.2mg/cm2であった。)
【0047】その結果、100,000枚の連続定着テ
スト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロール、
加圧ベルトのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ
8μm、5μmであった。
【0048】(実施例6)PFAチューブ及びPFAコ
ート層への電子線の照射線量を500kGyに変えた以
外は、実施例5と同様に加熱ロール、加圧ベルトを作製
し、連続定着テストを実施した。その結果、100,0
00枚の連続定着テスト中のコピー画質は良好で、テス
ト後の加熱ロール、加圧ベルトのペーパーエッジ部分の
摩耗量は、それぞれ5μm、4μmであった。
【0049】(実施例7)PFAチューブ及びPFAコ
ート層への電子線の照射線量を2MGyに変えた以外
は、実施例5と同様に加熱ロール、加圧ベルトを作製
し、連続定着テストを実施した。その結果、100,0
00枚の連続定着テスト中のコピー画質は良好で、テス
ト後の加熱ロール、加圧ベルトのペーパーエッジ部分の
摩耗量は、それぞれ4μm、3μmであった。
【0050】(実施例8)PFAチューブ及びPFAコ
ート層への電子線の照射線量を7MGyに変えた以外
は、実施例5と同様に加熱ロール、加圧ベルトを作製
し、連続定着テストを実施した。その結果、100,0
00枚の連続定着テスト中のコピー画質は良好で、テス
ト後の加熱ロール、加圧ベルトのペーパーエッジ部分の
摩耗量は、それぞれ3μm、1μmであった。
【0051】(比較例2)PTFEチューブ及びPFA
コート層への電子線の照射条件をArガス雰囲気(酸素
分圧666.61Pa(5mmHg))、常温において
線量500kGyに変えた以外は、実施例5と同様に加
熱ロール、加圧ベルトを作製し、連続定着テストを実施
した。その結果、50,000枚の連続定着テスト中の
コピー画像グロスが低下し、テスト後の加熱ロール、加
圧ベルトのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ2
1μm、15μmであった。
【0052】(実施例9)加熱ロールは、フッ素樹脂チ
ューブとして、真空中において280℃に加熱して3M
eVの電子線を200kGyの線量で照射した外径50
mm、長さ340mm、厚さ30μmのFEPチューブ
を用い、前記加熱ロールの製法に準じて作製した。
【0053】加圧ベルトは、フッ素樹脂ディスパージョ
ン塗料として、FEPを用い、前記加圧ベルトの製法に
準じて、ポリイミド製エンドレスベルト上に30μmの
FEPコート層を形成した後、その表面を真空中におい
て280℃に加熱して3MeVの電子線を200kGy
の線量で照射して作製した。
【0054】これらのロール・ベルト対は、それぞれ内
部に800W、250Wのハロゲンランプが設けられて
おり、加熱ロールの表面温度は150℃、250mm/
secのスピード、12mmのニップ幅を有する様に設
定した。トナーとして富士ゼロックス社製オイルレス用
カラートナー(シアン色)を使用し、同様に富士ゼロッ
クス社製J紙上に形成された未定着トナー像を加熱ロー
ル1と加圧ベルト3によって形成されるニップ域に導入
して通過させ、熱および圧力によって定着さる連続定着
テストを実施した。(なお、その際の未定着トナー像の
トナー密度は1.2mg/cm2であった。)
【0055】その結果、100,000枚の連続定着テ
スト中のコピー画質は良好で、テスト後の加熱ロール、
加圧ベルトのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ
9μm、6μmであった。
【0056】(実施例10)FEPチューブ及びFEP
コート層への電子線の照射線量を3MGyに変えた以外
は、実施例9と同様に加熱ロール、加圧ベルトを作製
し、連続定着テストを実施した。その結果、100,0
00枚の連続定着テスト中のコピー画質は良好で、テス
ト後の加熱ロール、加圧ベルトのペーパーエッジ部分の
摩耗量は、それぞれ4μm、2μmであった。
【0057】(比較例3)FEPチューブ及びFEPコ
ート層への電子線の照射条件を大気中、280℃におい
て線量200kGyに変えた以外は、実施例9と同様に
加熱ロール、加圧ベルトを作製し、連続定着テストを実
施した。その結果、50,000枚の連続定着テスト中
のコピー画像グロスが低下し、テスト後の加熱ロール、
加圧ベルトのペーパーエッジ部分の摩耗量は、それぞれ
17μm、14μmであった。
【0058】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、耐久性及
び高画質適性が共に優れた定着部材、その製造方法、及
びそれを備えた定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の定着装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図2】 本発明の定着装置の他の一例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 加熱ロール 2 加圧ロール 3 記録媒体 4 未定着トナー 5 クリーニング装置 6 外部加熱装置 7 剥離爪 8 温度センサー 10 加圧ベルト
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 27:12 C08L 27:12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面層が、酸素不在雰囲気下
    で、且つ結晶融点以上に加熱された状態において、電離
    性放射線を照射して架橋されたフッ素樹脂を含有してな
    ることを特徴とする定着部材。
  2. 【請求項2】 電離性放射線の照射線量が、1kGy以
    上であることを特徴とする請求項1に記載の定着部材。
  3. 【請求項3】 フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチ
    レン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピ
    レン共重合体、テトラフルオロエチレン・パーフルオロ
    アルキルビニルエーテル共重合体、エチレン・テトラフ
    ルオロエチレン系共重合体から選ばれる少なくとも一種
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着部
    材。
  4. 【請求項4】 酸素不在雰囲気下で、且つ結晶融点以上
    に加熱された状態において、フッ素樹脂に電離性放射線
    を照射して表面層を形成することを特徴とする定着部材
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の定着部
    材を備えることを特徴とする定着装置。
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