JP2003140494A - 定着ロール及び定着装置 - Google Patents

定着ロール及び定着装置

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JP2003140494A
JP2003140494A JP2001339381A JP2001339381A JP2003140494A JP 2003140494 A JP2003140494 A JP 2003140494A JP 2001339381 A JP2001339381 A JP 2001339381A JP 2001339381 A JP2001339381 A JP 2001339381A JP 2003140494 A JP2003140494 A JP 2003140494A
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heating
pressure
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Akira Shimada
島田  昭
Akiko Oikawa
亜紀子 及川
Akira Setogawa
晃 瀬戸川
Yasuaki Yamamoto
康彰 山本
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒状コアロール上に設けた弾性体層上に耐熱
性と離型性が優れ、更に耐磨耗性にも優れた離型層を簡
易に作製できる定着ロールの実現、及び定着装置の長寿
命化を図る。 【解決手段】融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰囲
気中で電離性放射線を照射して架橋させたPTFEを含
むフッ素樹脂で離型層25を構成することにより、離型
性と耐熱特性に優れ、更に耐磨耗性に優れた定着ロール
21Aを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタやファクシミリ及び複写機などの画像形成装置に
適用される定着ロール及び定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを利用した複写
機等においては、記録シート上に形成された未定着トナ
ー像を定着して永久画像にする必要があり、その定着法
として溶剤定着法、圧力定着法、及び加熱定着法が知ら
れている。
【0003】しかし、溶剤定着法は、溶剤蒸気が発散
し、臭気や衛生上の問題が多いという欠点を有してお
り、また、圧力定着法については他の定着法と較べて定
着性が悪いという欠点を有しており、共に広く実用化さ
れてはいないのが現状である。このため、未定着トナー
像の定着には、一般に加熱によってトナーを溶融させ、
記録シート上に融着させる加熱定着法が広く採用されて
来た。
【0004】この加熱定着法による定着装置の一般的な
構成例(後述のソフトロールの例)を図1に示す。図1
に示す定着装置は、円筒状芯金10aの外周面に弾性体
層10bが形成され、更にその上層に耐熱性離型層10
cが形成された加熱ロール10とを有し、該加熱ロール
10に対し加圧ロール11が圧接配置され、加圧ロール
11は円筒状芯金11aの外周面に弾性体層11bが形
成され、更にその上層に耐熱性離型層11cが形成され
た加圧ロール11が構成され、両ロール10及び11の
内部には、それぞれヒータランプ12及び13が内蔵さ
れている。
【0005】加熱ロール10と加圧ロール11との間に
は、1〜15kg/cm2程度の圧力が加えられたニッ
プ部が形成される。未定着トナー像14の形成された記
録シート15は、前記ニップ部を通ることにより定着さ
れる。
【0006】このような加熱ロール10を用いて定着を
行うヒートロール定着方式は、他の加熱定着法である熱
風定着方式やオーブン定着方式と較べて熱効率が高く、
低電力化が図られ、かつ高速性に優れ、しかも、紙詰ま
りによる火災の危険性等の問題もないことなどから、現
在最も広く利用されている。
【0007】ヒートロール定着方式は、使用する加熱ロ
ールの材料により、主に大きく2つに分けられる。アル
ミニウムや鉄のコアロールの上にプライマーと呼ばれる
接着剤をコートした後、デュポン社の商品名でテフロン
と称されるポリテトラフルオロエチレン(以下、PTF
Eと略す)やテトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFAと略す)
などのフッ素樹脂を薄く形成したフッ素樹脂ロールと、
やはりプライマーを介してシリコーンゴムやフッ素ゴム
等を薄く形成したシリコーンゴムロールやフッ素ゴムロ
ールに分けられる。
【0008】前者は、金属コアロールの上に直接コート
層があるため固いのでハードロール、後者は柔軟性と弾
性体を有するのでソフトロールと呼ばれる。ハードロー
ルは、主に白黒用複写機、プリンタに、一方ソフトロー
ルは、主にカラー用複写機やカラープリンタ、高画質用
白黒機等に使用されている。特にカラー用の場合には、
高画質と高離型性が求められ、弾性体を有するためトナ
ー画像を均一に定着させるのに優れているソフトロール
が採用されている。
【0009】近年、コスト低減や信頼性の改善の観点か
ら、以前用いられていた加熱ロール表面へ離型剤である
シリコンオイルを塗布する方式が見直され、シリコンオ
イルを用いないオイルレス方式が注目されている。オイ
ルレス方式の場合、加熱ロールの表面それ自他でトナー
に対する離型性を確保することと同時に、紙に対する耐
磨耗性を確保することが要求される。
【0010】特に、ソフトロールの場合には、耐磨耗性
に対する離型剤の効果は顕著で、離型剤をほとんど供給
しない場合には、シリコーンゴムやフッ素ゴムの加熱ロ
ール表面は、数百枚の定着程度で傷や磨耗が発生し、使
用不能となる。このため、弾性体層のさらに上層に樹脂
層、特に耐磨耗性のあるフッ素樹脂層を形成させること
が考えられてきた。
【0011】特公昭43−1555号公報では、加熱ロ
ールの構成として、コアロールの回りに弾性体としてシ
リコーンゴム、更にその上層にフッ素樹脂としてPTF
Eを被覆したものが提案されている。特開昭58−43
740号公報では、加熱ロールの構成として、コアロー
ルの回りに弾性体層としてシリコーンゴムを形成し、更
にその上層に、エーテル基を特定したPFA樹脂層を形
成したものが提案されている。
【0012】また、特開昭63−36382号公報等で
は、加熱ロールの製法として、PFAチューブを引っ張
った状態でコアロールに保持し、その隙間に液状シリコ
ーンゴムを注入し、さらにPFAチューブを加硫焼成し
てフッ素樹脂層を形成することが提案されている。特開
昭55−31494号公報では、加熱ロールの製法とし
て、コアロールの回りにPFA粒子層を静電塗装法によ
り形成し、その後、溶融焼成してフッ素樹脂層を形成す
ることが提案されている。
【0013】しかし、これらフッ素樹脂層の耐磨耗性は
十分であるとは言えず、かかる樹脂を使用した離型層を
有する加熱ロールを高温領域、例えば150〜200℃
程度の温度領域で使用した場合、加熱ロールと加圧ロー
ルとの間に用紙が挟まれた状態(ニップ形成)で用紙の
搬送不良が生じ、ストップした時等に過酷な条件の下で
は、ニップ跡がそのまま離型層表面に残ってしまうこと
があった。
【0014】これは、加熱ロール表面のフッ素樹脂がニ
ップ形成時に高温度によりフローして用紙の繊維中にま
で進入し、用紙をニップから取り除いた後にも当該繊維
模様がニップ形状として残ってしまうためと考えられ
る。
【0015】また、表面の平滑度が低い粗い用紙や葉書
等のような厚く硬い用紙を通すと傷がつき易い等の問題
があった。そのため、特開平2000−259022号
公報のように特定のパーフロロポリマーを用いたり、そ
の特定のポリマーのなかに架橋剤を入れ架橋させる方法
が提案されているが、この方法においても、定着ロール
表面の離型層としての離型性と耐摩耗性を同時に満足さ
せることができないばかりか、離型層の作製が難しくな
る問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、円筒
状コアロール上に設けた弾性体層上に耐熱性と離型性が
優れ、更に耐磨耗性にも優れたフッ素樹脂の離型層を簡
易に作製できる長寿命の定着ロール、及びその定着ロー
ルを用いた定着装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の各
問題点に鑑み、種々検討した結果、円筒状コアロール上
に設けた弾性体層を有する定着ロールの外表面に、融点
近くの温度に加熱し、不活性ガス雰囲気中で電離性放射
線を照射して架橋させたPTFEを含むフッ素樹脂を、
PFA、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体(以下、MFAと略す)、テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(以
下、FEPと略す)からなる群より選ばれた少なくとも
1つの樹脂に混ぜた離型層を形成させることにより、耐
熱性や離型性は良好で、かつ耐磨耗性が飛躍的に向上で
きることを見出した。
【0018】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、円筒状コアロー
ル上に設けた弾性体層を有する定着ロールの外表面に、
融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰囲気中で電離性
放射線を照射して架橋させたPTFEを含むフッ素樹脂
を、PFA、MFA、FEPからなる群より選ばれた1
つの樹脂に混ぜて形成した離型層であることを特徴とす
る電子写真用の定着ロールである。
【0019】本発明において、基体としては、金属或い
はガラスからなる円筒状ロールが挙げられ、その場合に
は、円筒状ロールと離型層との間に、耐熱性のある弾性
体層が形成されていることが好ましく、当該弾性体層
が、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、フッ素樹
脂、フッ素ゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種
の弾性体からなることが好ましい。
【0020】上記本発明の定着ロールは、例えば以下の
定着装置における、加熱ロール、加圧ロールとして使用
することができる。少なくとも表面が耐熱性及び離型性
を有する加熱ロールと、前記加熱ロールと圧接しニップ
部を形成する加圧ロールとを有し、前記ニップ部に未定
着トナー像を有する記録シートを通過させ、熱及び圧力
を作用させて前記記録シート上にトナー像を定着する加
熱ロール型の定着装置。
【0021】少なくとも表面が耐熱性及び離型性を有す
る加熱ロールと、前記加熱ロールと圧接しニップ部を形
成する加圧ベルトと、前記加圧ベルトを介して加熱ロー
ルに対向し加圧する加圧ロールとを有し、前記ニップ部
に未定着トナー像を有する記録シートを挿通させ、熱及
び圧力を作用させて前記記録シート上にトナー像を定着
する加熱加圧型の定着装置。
【0022】以下、本発明を実施の形態を挙げて詳細に
説明する。
【0023】本発明に用いられる円筒状ロールの基体と
しては、金属としてアルミニウム、鉄、銅、等の円筒状
ロール、ガラス製円筒状ロールが用いられる。また、本
発明の定着ロールは、上記基体上に、前記離型層を形成
することにより得られるが、基体上に弾性体層として、
シリコーンゴム、フッ素ゴム、フッ素樹脂等を形成した
後に前記離型層を形成することが、離型性向上の観点よ
り好ましい。弾性体層として形成するシリコーンゴム、
フッ素ゴムは、汎用のものが使用できる。
【0024】例えばシリコーンゴムとしては、ビニルメ
チルシリコーンゴム、メチルシリコーンゴム、フェニル
メチルシリコーンゴム、フロロシリコーンゴム等が利用
できる。またフッ素ゴムとしては、フッ化ビニリデン系
ゴム、四フッ化エチレン/プロピレン系ゴム、四フッ化
エチレン/パーフロロメチルビニルエーテルゴム、フォ
スファゼン系ゴム、フロロポリエーテル、及びその他の
フッ素ゴムが利用できる。これらは、それぞれ単独また
は2種以上組み合せてもよい。弾性体層の厚さは、0.
1〜5mm、好ましくは、0.5〜2mm程度である。
【0025】そして、これら弾性体層として形成するシ
リコーンゴム、フッ素ゴムには、無機或いは有機の各種
充填剤が利用できる。無機充填剤としては、カーボンブ
ラック、酸化チタン、シリカ、炭化ケイ素、タルク、マ
イカ、カオリン、酸化鉄、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、酸化マグネシウム、黒鉛、窒化ケイ素、窒化ホ
ウ素、酸化鉄、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム等
が挙げられる。
【0026】また有機充填剤としては、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニ
レンスルフィド等が利用できる。このほか特殊な弾性体
として、フッ素樹脂としてPTFE、PFAも利用でき
る。
【0027】本発明では、円筒状コアロール上に設けた
弾性体層を有する定着ロールの外表面に形成する離型層
として、融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰囲気中
で電離性放射線を照射して架橋させたPTFEをPF
A、又はMFA、FEPのどれか1つの中に混ぜたフッ
素樹脂を用いる。
【0028】PTFEへの電離性放射線の照射は、酸素
濃度100P/m2以下の不活性ガス雰囲気で、その樹
脂の融点以上に加熱された状態で行われる。これによ
り、PTFEが架橋剤なしで架橋させることができる。
この時に用いる電離性放射線としては、γ線、電子線、
X線、中性子線等が使用される。
【0029】電離性放射線を照射して架橋させたPTF
EをPFA、又はMFA、FEPのどれか1つの中に混
ぜる割合は、5〜50重量%で、好ましくは10〜30
重量%である。また、このようなフッ素樹脂で形成され
る離型層の厚さは、5〜50μmの範囲が好ましい。ま
た、離型層の表面粗さは、平均粗値Raで0.3以下、
最大粗値Rzで4以下が好ましい。
【0030】以上の如き本発明の定着ロールを適用し得
る具体的な定着装置について、以下に説明する。尚、本
発明の定着ロールを適用し得る定着装置は、以下のもの
に限定されるものではない。1.加熱ロールと加圧ロー
ル方式の定着装置少なくとも表面が耐熱性及び離型性を
有する加熱ロールと、加熱ロールと圧接しニップ部を形
成する加圧ロールとを有し、ニップ部に未定着トナー像
を有する記録シートを通過させ、熱及び圧力を作用させ
て記録シート上にトナー像を定着する加熱ロール型の定
着装置において、本発明の定着ロールは、加熱ロール及
び加圧ロールとして用いることができる。
【0031】本方式の定着装置は、既述の如き図1に示
す方式のものである。即ち、図1における加熱ロール1
0及び加圧ロール11に、本発明の定着部品を適用する
ことができる。即ち、加熱ロール10は基体10a上に
シリコーンゴム等による弾性体層10bを形成し、更に
その上層にPFA、又はMFA、FEPのどれか1つと
電離性放射線を照射して架橋させたPTFEの混合物か
らなる離型層10cを形成したものである。
【0032】同様に加圧ロール11は基体11a上にシ
リコーンゴム等による弾性体層11bを形成し、更にそ
の上層にPFAと電離性放射線を照射して架橋させたP
TFEの混合物からなる離型層11cを形成したもので
ある。
【0033】図1に示す定着装置の機構、構造等につい
ては、既述の通りであるため割愛する。尚、本例におい
ては、加熱ロール10と加圧ロール11との双方が本発
明の定着ロールである場合について説明したが、加熱ロ
ール10のみが本発明の定着ロールである場合でも、本
発明の効果は発揮される。勿論、双方が本発明の定着ロ
ールであることが好ましい。2.ベルトニップロール定
着方式の定着装置少なくとも表面が耐熱性及び離型性を
有する加熱ロールと、前記加熱ロールと圧接しニップ部
を形成する加圧ベルトと、前記加圧ベルトを介して加熱
ロールに対向し加圧する加圧ロールとを有し、ニップ部
に未定着トナー像を有する記録シートを挿通させ、熱及
び圧力を作用させて記録シート上にトナー像を定着する
加熱加圧型の定着装置において、本発明の定着ロール
は、加熱ロールとして用いることができる。
【0034】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)本発明の定着ロールの実施例を図2に示し説
明する。外径29mmのアルミニウム芯金21の表面を
サンドブラストで粗面化し、耐熱タイプの金属用プライ
マーを塗装し、150℃で10分間焼き付け、プライマ
ー層22を作製する。その上に、シリコーンゴム(信越
化学社製メチルシリコーンゴム)よりなる弾性体層23
を厚さ1.5mmに形成し、加硫(硬化)させた後、表
面が平滑になるように研削した。
【0035】このシリコーンゴムからなる弾性体層23
の上に、その表面に設ける離型層25であるフッ素樹脂
との接着を強めるため、シリコーンゴム及びフッ素ゴム
用の接着剤(ダイキン工業製、GLP−103SR)を
2μm厚となるように塗装し、70℃で10分間乾燥
し、接着層24を作製する。次いで、その上に、電離性
放射線を照射して架橋させたPTFEをPFAに15重
量%の割合で混ぜたフッ素樹脂を用いて離型層25を定
着ロール21Aに作製した。
【0036】PTFEを架橋させるための電離性放射線
の照射は、酸素濃度100Pa/m 2以下の不活性ガス
雰囲気で、その樹脂の融点以上に加熱された状態で行わ
れる。具体的には、PTFEモールディングパウダー
(旭硝子社製、G−163)を酸素濃度0.2Pa/m
2、窒素濃度755Pa/m2の雰囲気中で、340℃の
加熱温度のもとで電子線を100kGy照射して行う。
【0037】これにより、架橋されたPTFEを平均粒
径が10μmになるまでジェットミルで粉砕した後、P
FA粉末(デュポン社製、MP102)に15重量%の
割合で混合させ、フッ素樹脂粉末を作製する。この粉末
を、先の接着層を塗布したロール上に、35kVの電圧
を印加しながら静電塗装する。静電塗装後、電気炉内で
350℃の温度で30分間焼成し、炉外で放冷した後、
表面を研磨して、厚さ30μmで表面粗さがRaで0.
2以下、Rzで2以下の離型層を形成した。同様な方法
で加圧ロールも作製した。
【0038】以上で得られた定着ロール21Aを図1に
示す定着装置の加熱ロール10、及び加圧ロール11と
して組み込んだ。図1を使用し、実機評価を説明する。
ヒータランプ12及び13は、それぞれ400Wおよび
300Wのハロゲンランプとし、加熱ロール10の表面
の設定温度は、150℃とした。加熱ロール10の回転
速度は75mm/secとし、加熱ロール10と加圧ロ
ール11との間に形成されるニップ幅は3.5mmに設
定されている。
【0039】16はインレット、17a及び17bはア
ウトレットの、記録シート15をスムーズに出入りさせ
るための平板状の各シュートである。18は、記録シー
ト15を装置から排出搬送するための排紙ロールであ
る。また、19は加熱ロール10上に付いた紙紛や僅か
なオフセットトナーをクリーニングするクリーニングロ
ールで、20は加熱ロールの温度を制御するための温度
センサである。
【0040】記録シート15として市販されているコピ
ー用紙(Xerox社、4024ペーパ)を用い、該記
録シート15に粉体トナーによる未定着トナー像14を
トナー密度が1.5mg/cm2になるように形成し
た。未定着トナー像14は、トナーの中にワックス(カ
ウナルバワックス)が2.5重量%を含有したポリエス
テルカラートナーを使用し、不図示のレーザプリンタを
用いて作成した。
【0041】
【表1】 このようにして作成した記録シート15を本発明の定着
ロールを組み込んだ図1の定着装置に通し、離型性を調
べた。その結果、表1に示す様に定着ロールにトナーが
着くオフセット現象が発生せず、丸印で示すように良好
な離型性を示した。更に、この定着装置をカラーレーザ
プリンタに組み込み、先のトナーを使い、用紙を通し
て、耐久性を調べた。その結果、丸印で示すように本発
明の定着ロール21Aは20万枚の用紙を通しても摩耗
が少なく、かつローラ表面の傷もなく、良好な耐摩耗性
を得たので、定着ロール21Aの寿命を長くすることで
きるようになった。
【0042】このように、本発明の離型層25によれ
ば、前述のように離型性及び耐摩耗性が良い理由とし
て、離型層25は電離性放射線を照射して架橋させて硬
質ゴムのように柔軟性を有しかつ硬度を有する所謂電子
PTFEを、PFAのフイルム内に混在してなる。未定
着トナー層を付着した記録紙が本発明の離型層25と加
圧ロールとの間のニップ部を通過する際に、硬質ゴムの
ような離型層25と記録紙との間の摩擦損失が少なくな
り、離型層25の離型性及び耐摩耗性が良くなり、定着
ロール21Aの寿命は電子PTFEを設けた分だけ長く
なったと推考される。 (実施例2)電子PTFEを、軟らかいPFAのフイルム
内に5〜50重量%で混合して離型層を形成する理由を
説明する。
【0043】電子PTFEを、PFAフイルム内に5重
量%以下で混在する場合には、電子PTFEと電子PT
FEと間のPFAフイルム部分の機械的強度が電子PT
FE部分に比べて弱すぎて、離型層25の記録紙がPF
Aフイルム部分での摩擦係数が大きなリ、表1に示す様
に離型層25の耐摩耗性が悪くなり、用紙を通すと数千
〜数万枚でローラ表面に傷がついた。 (実施例3)電子PTFEを、PFAフイルム内に50重
量%以上で混在する場合には、PFAフイルム内で電子
PTFEが大すぎて、PFAフイルムは電子PTFEに
より平滑面が得られず、未定着トナー層が電子PTFE
と電子PTFEとの間に押し込まれて、離型層25にト
ナーが着くオフセット現象が発生し、表1のように離型
性が悪くなる。
【0044】一方、本発明の実施例では、離型層25の
厚さが5μm〜50μmの範囲で製作する。その理由
は、離型層25の厚さが5μm以下の場合には、離型層
25が薄過ぎて均一な平滑面が得られないばかりか、充
分な機械的な強度が得られず耐摩擦性が悪くなる。離型
層25の厚さが50μm以上になると、ヒータランプか
らの熱により離型層25上の未定着トナー層を記録紙に
付着する場合、ヒータランプからの熱が離型層25の厚
さにより熱伝導性が悪くなり、ヒータランプ熱が未定着
トナー層に均一に伝達されないから、印刷むらになり記
録紙の画質が悪くなる。 (実施例4)実施例4は、実施例1と同じような工程で定
着ロールを作製した。但し、電離性放射線を照射して架
橋させたPTFEと混ぜるベース樹脂としてMFAを用
いた。混合割合は、MFA80重量%に対して電離性放
射線を照射して架橋させたPTFEを20重量%とし、
静電塗装後離型層を320℃で60分間焼成した。その
後の表面研磨は実施例1と同じように行った。更に同様
な方法で加圧ロールも作製した。
【0045】以上で得られた定着ロールと加圧ロールを
図1に示す定着装置の定着ロール10、及び加圧ロール
11として組み込んで、実施例1と同じように離型性と
耐磨耗性の試験を実施した。その結果、表1に示す様に
定着ロールにトナーが着くオフセット現象が発生せず、
丸印で示すように良好な離型性を示し、更に、20万枚
の用紙を通しても摩耗が少なく、かつローラ表面の傷も
なく、丸印で示すように良好な耐摩耗性を得た。 (実施例5)実施例5の定着ロールも実施例1と同じよう
な工程で作製した。但し、電離性放射線を照射して架橋
させたPTFEと混ぜるベース樹脂としてFEP(デュ
ポン社製、160−J)を用いた。混合割合は、FEP
80重量%に対して電離性放射線を照射して架橋させた
PTFEを20重量%とし、静電塗装後離型層を280
℃で30分間焼成した。その後の表面研磨は実施例1と
同じように行った。同様な方法で加圧ロールも作製し
た。但し、加圧ロール表面には離型層を設けなかった。
【0046】以上で得られた定着ロールと加圧ロールを
図3に示す定着装置の加熱ロール10、及び加圧ロール
31として組み込んで、実施例1と同じように離型性と
耐磨耗性の試験を実施した。その結果、表1に示す様に
定着ロールにトナーが着くオフセット現象が発生せず、
良好な離型性を示し、更に、20万枚の用紙を通しても
摩耗が少なく、かつローラ表面の傷もなく、良好な耐摩
耗性を得た。
【0047】このようにして作製した記録シート15を
本発明の定着ロールを組み込んだ図1の定着装置に通
し、離型性を調べた。その結果、定着ロールにトナーが
着くオフセット現象が発生せず、良好な離型性を示し
た。更に、この定着装置をカラーレーザプリンタに組み
込み、先のトナーを使い、用紙を通して、耐久性を調べ
た。その結果、本発明の定着ロールは20万枚の用紙を
通しても摩耗が少なく、かつローラ表面の傷もなく、良
好な耐摩耗性を得た。 (実施例7)外径29mmのアルミニウム芯金の表面をサ
ンドブラストで粗面化し、耐熱タイプの金属用プライマ
ーを塗装し、150℃で10分間焼き付けた。その上
に、シリコーンゴム(信越化学社製メチルシリコーンゴ
ム)よりなる弾性体層を厚さ1.5mmに形成し、加硫
(硬化)させた後、表面が平滑になるように研削した。
【0048】このシリコーンゴムからなる弾性体層の上
に、その表面に設ける離型層であるフッ素樹脂との接着
を強めるため、シリコーンゴム及びフッ素ゴム用の接着
剤(ダイキン工業製、GLP−103SR)を2μm厚
となるように塗装し、70℃で10分間乾燥する。次い
で、その上に、電離性放射線を照射して架橋させたPT
FEをPFAに15重量%の割合で混ぜたフッ素樹脂を
用いる。
【0049】PTFEを架橋させるための電離性放射線
の照射は、酸素濃度100Pa/m 2以下の不活性ガス
雰囲気で、その樹脂の融点以上に加熱された状態で行わ
れる。具体的には、PTFEモールディングパウダー
(旭硝子社製、G−163)を酸素濃度0.2Pa/m
2、窒素濃度755Pa/m2の雰囲気中で、340℃の
加熱温度のもとで電子線を100kGy照射して行う。
【0050】これにより、架橋されたPTFEを平均粒
径が10μmになるまでジェットミルで粉砕した後、1
5重量%と平均粒径0.4μmのPFA重合粒子が分散
されたPFAディスパージョン(ダイキン工業社製、A
D2CR)を粒子量で75重量%混合し、希釈粘度調整
したディスパージョンを先の弾性体層の上に、スプレー
塗装し、80℃で15分間乾燥後、250℃で30分間
2次乾燥し、更に350℃で30分間の焼成を行って、
定着ロールを作製した。このようにして、最外層として
の離型層(乾燥膜厚として30μm)を形成した。
【0051】以上で得られた定着ロールを図4に示す定
着装置の加熱ロール40として組み込んだ。図4の定着
装置は、加熱ロール10と加圧ベルト41から構成され
る。加熱ロール40の内部には、ヒータランプ42が内
蔵されている。加熱ロール40には張架ロール47a、
ステアリングロール47b及び圧力ロール47cにより
張架された、ポリイミド樹脂シート等よりなる耐熱性の
加圧ベルト41が所定角度巻き付き設定される。
【0052】加熱ロール40は矢印方向Bに回転し、そ
れにつれて加圧ベルト41も矢印方向Cに従動回転す
る。未定着トナー像14が形成された記録シート15は
矢印方向Aに、上記定着装置のニップ部に挿通され、加
熱溶融及び加圧されトナー像が定着される。この加熱ロ
ール40を使用し、以下実機にて評価を説明する。
【0053】ヒータランプ42は、800Wのハロゲン
ランプとし、加熱ロール40の表面の設定温度は、15
0℃とした。加熱ロール40の回転速度は120mm/
secとし、加熱ロール10と加圧ベルト41との間に
形成されるニップ幅は6mmに設定されている。
【0054】記録シート15として市販されているコピ
ー用紙を用い、該記録シート15に粉体トナーによる未
定着トナー像14をトナー密度が1.5mg/cm2
なるように形成した。
【0055】未定着トナー像14は、トナーの中にワッ
クス(カウナルバワックス)を2.5重量%を含有した
ポリエステルカラートナーを使用し、不図示のレーザプ
リンタを用いた。
【0056】このようにして作製した記録シート15を
本発明の定着ロールを組み込んだ図4の定着装置に通
し、離型性を調べた。その結果、定着ロールにトナーが
着くオフセット現象が発生せず、良好な離型性を示し
た。更に、この定着装置をカラーレーザプリンタに組み
込み、先のトナーを使い、用紙を通して、耐久性を調べ
た。その結果、本発明の定着ロールは20万枚の用紙を
通しても摩耗が少なく、かつローラ表面の傷もなく、良
好な耐摩耗性を得た。 (比較例1)比較例1では、PFAに混ぜるPTFEとし
て、実施例1とは異なり電離性放射線を照射していない
PTFEを使用した。混合割合は、PTFE20重量%
に対してPFA80重量%とした。その他は、実施例1
と同じ方法で定着ロールを作製した。加圧ロールも同じ
ようにして作製した。
【0057】以上で得られたロールを図1に示す定着装
置に組み込んで、実施例1と同じように離型性の試験を
実施した。その結果、この例では表1に示すように加熱
ロールにトナーが着くバツ印で示すオフセット現象が発
生して、良好な離型性を得ることができなかった。 (比較例2)比較例2では、PFA単独で離型層を構成さ
せた。その他は、実施例1と同じ方法で定着ロールを作
製した。加圧ロールも同じようにして作製した。
【0058】以上で得られたロールを図1に示す定着装
置に組み込んで、実施例1と同じように離型性と耐磨耗
性の試験を実施した。その結果、表1で示すように本例
における定着ロールは、良好な離型性を得ることができ
たが、数万枚でロール表面に傷が付いてしまい、定着画
像にその傷がつく問題が発生した。
【0059】
【発明の効果】以上の如く、本発明の電離性放射線を照
射して架橋させたPTFEを含むフッ素樹脂で形成され
る離型層を有する定着ロールは、離型性と耐熱特性に優
れ、さらに耐磨耗性に優れているので、定着ロールの寿
命を延ばすことができる。
【0060】更に、本発明のフッ素樹脂は、容易にコー
ティングできるので、経済性に優れるという利点もあ
る。また本発明の定着ロールは、加熱ロール型定着装
置、或いは加熱ベルト型定着装置を構成するロールに適
用することにより、高画質・高耐磨耗・高離型性を併せ
持ち、かつ長寿命な定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な定着装置の構成例、および本発明の定
着ロールが適用される定着装置の一例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の定着ロールの構成を示す概略断面図で
ある。
【図3】本発明の定着ロールが適用される定着装置の他
の一例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の定着ロールが適用される定着装置の他
の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10,40…加熱ロール、11,31…加圧ロール、1
2,13,42…ヒータランプ、14…未定着トナー
像、15…記録シート、16…インレット、17a,1
7b…アウトレット、18…排紙ロール、19,32…
クリーニングロール、20…温度制御センサ、21…ア
ルミニウム芯金、22…プライマー層、23…性体層、
24…接着層、25…離型層、41…加圧ベルト、47
a…張架ロール、47b…ステアリングロール、47c
…圧力ロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 亜紀子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 瀬戸川 晃 茨城県日立市日高町五丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 山本 康彰 茨城県日立市日高町五丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 Fターム(参考) 2H033 AA09 AA16 BA11 BA12 BB03 BB05 BB06 BB13 BB14 BB26 BB29 BB30 BB31 3J103 AA02 BA41 FA12 FA13 FA14 GA57 GA58 GA60 HA04 HA43

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状コアロール上に弾性体層を設け、
    前記弾性体層の外表面にトナーとの離型性を有する離型
    層を備えた定着ロールにおいて、前記離型層は、不活性
    ガス雰囲気中で電離性放射線を照射して架橋させたポリ
    テトラフルオロエチレン(PTFE)を含むフッ素樹脂
    であることを特徴とした定着ロール。
  2. 【請求項2】 離型層は、融点近くの温度に加熱し、不
    活性ガス雰囲気中で電離性放射線を照射して架橋させた
    ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含むフッ素
    樹脂と、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
    ルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロ
    エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(MF
    A)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
    ビニルエーテル(FEP)からなる群より選ばれた少な
    くても1つの樹脂とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の定着ロール。
  3. 【請求項3】 融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰
    囲気中で電離性放射線を照射して架橋させたポリテトラ
    フルオロエチレン(PTFE)を含むフッ素樹脂を、テ
    トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
    ーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−
    ヘキサフルオロプロピレン共重合体(MFA)、テトラ
    フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
    ル(FEP)からなる群より選ばれた少なくとも1つの
    樹脂に5〜50重量%の範囲で混合して離型層を形成す
    ることを特徴とする定着ロール。
  4. 【請求項4】 融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰
    囲気中で電離性放射線を照射して架橋させたポリテトラ
    フルオロエチレン(PTFE)を含むフッ素樹脂で構成
    され離型層は、その厚さが5μm〜50μmの範囲であ
    ることを特徴とする記載の定着ロール。
  5. 【請求項5】 融点近くの温度に加熱し、不活性ガス雰
    囲気中で電離性放射線を照射して架橋させたポリテトラ
    フルオロエチレン(PTFE)を含むフッ素樹脂で構成
    された離型層は、その表面の粗さが、平均粗値Raで
    0.3以下、最大粗値Rzで4以下であることを特徴と
    する請求項1又は3に記載の定着ロール。
  6. 【請求項6】 前記弾性体層が、シリコーンゴム、フロ
    ロシリコーンゴム、フッ素樹脂、フッ素ゴムからなる群
    より選ばれる少なくとも1種の弾性体からなることを特
    徴とする請求項1に記載の定着ロール。
  7. 【請求項7】 少なくとも表面が耐熱性及び離型性を有
    する加熱ロールと、前記加熱ロールと圧接しニップ部を
    形成する加圧ロールとを有し、前記ニップ部に未定着ト
    ナー像を有する記録シートを通過させ、熱及び圧力を作
    用させて前記記録シート上にトナー像を定着する加熱ロ
    ール型の定着装置であって、前記加熱ロールと加圧ロー
    ルとの少なくとも一方に請求1に記載の定着ロールであ
    ることを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも表面が耐熱性および離型性を
    有する加熱ロールと、前記加熱ロールと圧接しニップ部
    を形成する加圧ベルトと、前記加圧ベルトを介して加熱
    ロールに対向し加圧する加圧ロールとを有し、前記ニッ
    プ部に未定着トナー像を有する記録シートを挿通させ、
    熱及び圧力を作用させて前記記録シート上にトナー像を
    定着する加熱加圧型の定着装置であって、前記加熱ロー
    ルが請求項1に記載の定着ロールであることを特徴とす
    る定着装置。
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