JP2008198899A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008198899A JP2008198899A JP2007034438A JP2007034438A JP2008198899A JP 2008198899 A JP2008198899 A JP 2008198899A JP 2007034438 A JP2007034438 A JP 2007034438A JP 2007034438 A JP2007034438 A JP 2007034438A JP 2008198899 A JP2008198899 A JP 2008198899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- electrode terminals
- semiconductor device
- terminals
- sealed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】車載用インバータなどのパワーモジュールでは、限られた少スぺ−スでのモジュール化が求められているため、電極端子間距離を可能な限り小さくし、絶縁距離を確保する必要がある。
【解決手段】樹脂により封止され半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子、及びこの電極端子にボルトで締結される外部入出力端子を備えた半導体装置において、互いに隣接している上記電極端子間の樹脂部に、この樹脂部と一体成形された絶縁隔壁を設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂により封止され半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子、及びこの電極端子にボルトで締結される外部入出力端子を備えた半導体装置において、互いに隣接している上記電極端子間の樹脂部に、この樹脂部と一体成形された絶縁隔壁を設けたものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、車載用途などの移動体に搭載する半導体装置に関するものである。
従来のこの種半導体装置の樹脂封止型電極端子では、絶縁を確保するための必要距離を確保の上電極端子を配置し、また、絶縁部材により電極端子を空間から隔絶し電極端子間の短絡を防止していた(特許文献1参照)。
上記のごとく樹脂封止型電極端子を有する半導体装置においては、絶縁距離を確保するために、隣り合う電極端子間に必要距離を確保すれば、機能、性能上問題はない。また、必要距離を確保することにより結露による電極端子間の短絡も防止できる。しかし、絶縁距離を確保すると、半導体装置の必要スペースが大きくなる。特に、車載用インバータなどのパワーモジュールでは、限られた少スぺ−スでのモジュール化が求められているため、その対応が困難になってきている。そこで、電極端子間距離を可能な限り小さくし、絶縁距離を確保する必要がある。又、大電力を制御する半導体装置の設置環境は、概して過酷な場合が多く、特に高温多湿で時刻により温度差が激しい等の環境下では、結露を生ずることが多く、このような結露が成長して樹脂層の表面に水溜りが形成され、この水溜りを介して電極端子間が電気的に接触すると、この水溜りを介して電極端子間が導通し、短絡電流の発生を誘発するという問題があった。
この発明に係わる半導体装置は、樹脂により封止され半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子、及びこの電極端子にボルトで締結される外部入出力端子を備えた半導体装置において、互いに隣接している上記電極端子間の樹脂部に、この樹脂部と一体成形され上記電極端子間の絶縁距離を延長する絶縁隔壁を設けたものである。
この発明の半導体装置によれば、樹脂封止型電極端子の互いに隣接している電極端子間の樹脂部に、この樹脂部と一体成形され上記電極端子間の絶縁距離を延長し短絡を防止する絶縁隔壁を付加することにより、従来よりも簡単な構成で、しかも小さな間隔で各電極端子を配置しても、各電極端子間の電気的な遮断を可能としている。その結果、樹脂封止型電極端子の小型化が可能となり、車載用インバータなどのパワーモジュールに求められている、限られた少スペースでのモジュール化への対応が可能となる。また、結露による水溜まりが発生しても、付加した絶縁隔壁により、電極端子間の絶縁が保たれ、絶縁不良による障害発生の危険を解消できる。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図、図2は、同じく断面図である。
以下、図1、図2に基づいて実施形態1を説明する。
図1、図2において、図1のように、半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子1は、樹脂2により封止され樹脂2から露出し互いに隣接している電極端子間の樹脂部に、絶縁隔壁3を樹脂と一体成形して設けたものである。
この絶縁隔壁3により絶縁距離が延長され各電極端子1の間の空間が隔絶されるため電気的に遮断でき短絡を防止できる。これにより、各電極端子1の間は、最低、絶縁隔壁3の厚み分のみの距離を確保すれば、電気的に遮断できるため、従来よりも樹脂封止型電極端子の小型化が可能となる。また、結露により、隣接する水滴が結合、成長した場合でも、絶縁隔壁3により各電極端子1の間の水滴を隔絶できるため電気的に遮断可能となり、電極端子間の絶縁が保たれるので、絶縁不良による障害発生の危険を解消している。
又、車載用インバータなどのパワーモジュールに求められている、限られた少スペースでのモジュール化への対応が可能となる。
図1は、この発明の実施の形態1である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図、図2は、同じく断面図である。
以下、図1、図2に基づいて実施形態1を説明する。
図1、図2において、図1のように、半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子1は、樹脂2により封止され樹脂2から露出し互いに隣接している電極端子間の樹脂部に、絶縁隔壁3を樹脂と一体成形して設けたものである。
この絶縁隔壁3により絶縁距離が延長され各電極端子1の間の空間が隔絶されるため電気的に遮断でき短絡を防止できる。これにより、各電極端子1の間は、最低、絶縁隔壁3の厚み分のみの距離を確保すれば、電気的に遮断できるため、従来よりも樹脂封止型電極端子の小型化が可能となる。また、結露により、隣接する水滴が結合、成長した場合でも、絶縁隔壁3により各電極端子1の間の水滴を隔絶できるため電気的に遮断可能となり、電極端子間の絶縁が保たれるので、絶縁不良による障害発生の危険を解消している。
又、車載用インバータなどのパワーモジュールに求められている、限られた少スペースでのモジュール化への対応が可能となる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図である。
以下、図3に基づいて実施形態2を説明する。
図3のように、通常、半導体装置は、外部との電気的接続のために電極端子1に外部入出力端子5がボルト6により締結される。
この時、絶縁隔壁3の幅は、この絶縁隔壁3が電極端子1の間の隙間で部入出力端子5間に介在できるよう設定され、すなわち外部入出力端子5が絶縁隔壁3と並設されたようになるので、外部入出力端子5をボルト6で締結する時に、外部入出力端子5の回転止めが可能となり、ボルト6の締め付け作業がスムーズに行われる。
これにより組み立て作業が容易となり生産性が向上する。と同時に結露時を含め各電極端子1の間を電気的な遮断を可能としている。これらの効果は、樹脂2により封止された各電極端子1の間に、絶縁隔壁3を付加したことによるものである。
図3は、この発明の実施の形態2である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図である。
以下、図3に基づいて実施形態2を説明する。
図3のように、通常、半導体装置は、外部との電気的接続のために電極端子1に外部入出力端子5がボルト6により締結される。
この時、絶縁隔壁3の幅は、この絶縁隔壁3が電極端子1の間の隙間で部入出力端子5間に介在できるよう設定され、すなわち外部入出力端子5が絶縁隔壁3と並設されたようになるので、外部入出力端子5をボルト6で締結する時に、外部入出力端子5の回転止めが可能となり、ボルト6の締め付け作業がスムーズに行われる。
これにより組み立て作業が容易となり生産性が向上する。と同時に結露時を含め各電極端子1の間を電気的な遮断を可能としている。これらの効果は、樹脂2により封止された各電極端子1の間に、絶縁隔壁3を付加したことによるものである。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図、図5は、同じく断面図である。
以下、図4、図5に基づいて実施形態3を説明する。
図4、図5のように、樹脂2により封止され互いに隣接している各電極端子1間の樹脂部に、絶縁距離を延長し短絡を防止する絶縁溝4を設ける。
この絶縁溝4により、各電極端子1の間の距離(沿面距離)を大きくすることができるため、絶縁部材を使わず、必要とする絶縁距離の確保が可能となる。これにより、絶縁溝4を付加した場合は、従来例に比べ各電極端子1間の距離を小さくできるため、前記樹脂封止型電極端子の小型化が可能となる。また、結露により、隣接する水滴が結合成長した場合でも、絶縁溝4に水滴が溜まるため、各電極端子1の水滴による電気的導通の防止が可能となる。これらは、樹脂2により封止された各電極端子1の間に、絶縁溝4を付加したことによる効果である。
図4は、この発明の実施の形態3である樹脂封止型電極端子の要部を示す平面図、図5は、同じく断面図である。
以下、図4、図5に基づいて実施形態3を説明する。
図4、図5のように、樹脂2により封止され互いに隣接している各電極端子1間の樹脂部に、絶縁距離を延長し短絡を防止する絶縁溝4を設ける。
この絶縁溝4により、各電極端子1の間の距離(沿面距離)を大きくすることができるため、絶縁部材を使わず、必要とする絶縁距離の確保が可能となる。これにより、絶縁溝4を付加した場合は、従来例に比べ各電極端子1間の距離を小さくできるため、前記樹脂封止型電極端子の小型化が可能となる。また、結露により、隣接する水滴が結合成長した場合でも、絶縁溝4に水滴が溜まるため、各電極端子1の水滴による電気的導通の防止が可能となる。これらは、樹脂2により封止された各電極端子1の間に、絶縁溝4を付加したことによる効果である。
1 樹脂封止型電極端子 2 樹脂
3 絶縁隔壁 4 絶縁溝
5 外部入出力端子 6 ボルト。
3 絶縁隔壁 4 絶縁溝
5 外部入出力端子 6 ボルト。
Claims (3)
- 樹脂により封止され半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子、及びこの電極端子にボルトで締結される外部入出力端子を備えた半導体装置において、
互いに隣接している上記電極端子間の樹脂部に、この樹脂部と一体成形され上記電極端子間の絶縁距離を延長する絶縁隔壁を設けたことを特徴とする半導体装置。 - 上記絶縁隔壁は、上記各電極端子に上記外部入出力端子をボルトで締結する時、上記外部入出力端子間に介在してこの外部入出力端子の回転止めとなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 樹脂により封止され半導体パワーモジュールの入出力端子として用いられる複数の樹脂封止型電極端子を備えた半導体装置において、
互いに隣接している上記電極端子間の樹脂部に、上記電極端子間の絶縁距離を延長する絶縁溝を設けたことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007034438A JP2008198899A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007034438A JP2008198899A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008198899A true JP2008198899A (ja) | 2008-08-28 |
Family
ID=39757561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007034438A Pending JP2008198899A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008198899A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013077688A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 半導体装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081660U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-06 | 富士電機株式会社 | ダ−リントントランジスタ |
JPS62180961U (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-17 | ||
JPH0224560U (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-19 | ||
JPH0686345U (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-13 | 日本インター株式会社 | 複合半導体装置 |
JPH07142658A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-06-02 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置のパッケージ構造 |
JPH1084078A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Hitachi Ltd | パワー半導体装置 |
-
2007
- 2007-02-15 JP JP2007034438A patent/JP2008198899A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081660U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-06 | 富士電機株式会社 | ダ−リントントランジスタ |
JPS62180961U (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-17 | ||
JPH0224560U (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-19 | ||
JPH0686345U (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-13 | 日本インター株式会社 | 複合半導体装置 |
JPH07142658A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-06-02 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置のパッケージ構造 |
JPH1084078A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Hitachi Ltd | パワー半導体装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013077688A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 半導体装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5169353B2 (ja) | パワーモジュール | |
US9526194B2 (en) | Power conversion device with flow conduits for coolant | |
US10091903B2 (en) | Power conversion device having bus bar with improved vibration resistance | |
US9756729B2 (en) | Semiconductor device having a first circuit board mounted with a plurality of semiconductor elements and a second circuit board mounted with a plurality of electronic components | |
WO2015064247A1 (ja) | バスバー構造及びバスバー構造を用いた電力変換装置 | |
JP6745991B2 (ja) | 半導体パワーモジュール | |
CN102790043A (zh) | 功率半导体 | |
JP2016523069A (ja) | パワーモジュール、電力変換装置及びパワーモジュールを備えた駆動装置 | |
JP5643937B2 (ja) | 自動車のための電力モジュール | |
US20180277469A1 (en) | Semiconductor device and lead frame | |
JP5655321B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2011065815A (ja) | 端子の接続構造 | |
JP2008198899A (ja) | 半導体装置 | |
JP2019029312A (ja) | バスバモジュールの電極接触構造 | |
WO2017134799A1 (ja) | 半導体装置 | |
JP6330629B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2017118672A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2006236792A (ja) | 燃料電池スタック絶縁構造 | |
JP2011060670A (ja) | 端子の接続構造 | |
JP2008028311A (ja) | 半導体装置 | |
US9969291B2 (en) | Switching board | |
CN111668165A (zh) | 半导体模块和具备该半导体模块的半导体装置 | |
JP2005328651A (ja) | 電力変換装置 | |
JP7019092B2 (ja) | 素子モジュール | |
JP7061691B2 (ja) | 放電制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090519 |