JPH1084078A - パワー半導体装置 - Google Patents

パワー半導体装置

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JPH1084078A
JPH1084078A JP23616796A JP23616796A JPH1084078A JP H1084078 A JPH1084078 A JP H1084078A JP 23616796 A JP23616796 A JP 23616796A JP 23616796 A JP23616796 A JP 23616796A JP H1084078 A JPH1084078 A JP H1084078A
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幸男 薗部
Hideo Shimizu
英雄 清水
Tadao Kushima
忠雄 九嶋
Akira Tanaka
明 田中
Koichi Inoue
広一 井上
Ryuichi Saito
隆一 斉藤
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    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部絶縁型のパワー半導体装置において底面金
属基板と各々の端子間、及び絶縁を必要とする端子間の
沿面距離を小さな領域で確保することで小型で薄型の大
容量のIGBTモジュールを達成する。 【解決手段】小さな領域で沿面距離を確保するために取
付けボルト底面が接触するモジュール面に絶縁の溝を設
けた。 【効果】底面金属基板と各々の端子間、及び絶縁を必要
とする端子間の沿面距離を取付けボルト底面が接触する
モジュール面に絶縁の溝に設けることで小型化で薄型化
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパワー半導体装置に
係り、特に、大容量で高信頼性を達成した高耐圧用半導
体モジュールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からIGBT,ダイオード,GT
O,トランジスタ等のパワー半導体素子を絶縁容器内に
密封して構成したパワー半導体モジュールが知られてい
る。これらの素子はその耐圧や電流容量に応じて各種イ
ンバータ装置などに応用されている。中でもIGBTは
電圧制御型の素子であるので制御が容易であり、大電流
の高周波動作が可能であるなどの利点を有している素子
である。また、モジュール使用上の簡便性の点から多く
の場合はモジュール底面金属基板部と電流通電部が電気
的に絶縁された構造となっている。
【0003】これらのモジュールの絶縁性の確保に関し
ては、その指針として日本国内では日本電機工業会標準
規格(JEM規格)、海外ではInternational Electrot
echnical commission(IEC規格)等によってモジュー
ルが使用される環境,印加電圧によって絶縁に必要な沿
面距離,空間距離を規定している。モジュールサイズに
制約がない場合は底面金属基板と端子の間(B−T
間)、あるいはモジュールの端子と端子の間(T−T
間)の距離をモジュールを大型化することで十分に確保
することができる。しかし、モジュールの小型化(サイ
ズの小型化,薄型化)が進むにつれB−T間,T−T間
とも平坦な面で直接沿面距離,空間距離を確保すること
が難しくなる。そのため一般的に実用新案公告平2−362
81号の図1に示すようなモジュール上面を形成する樹脂
の一部に沿面距離を確保するための突起を付ける構造、
あるいは特開平1−144662 号の図3,図4に示すように
主端子間にストライプ状の溝を設けて沿面距離を確保し
ていた。これらの絶縁壁の高さ、あるいは溝の深さに関
しては沿面距離を確保することができれば良く特にモジ
ュールの他の部分との寸法の相関は規定されていない。
また、特に近接する1端子の絶縁距離を確保する方法と
して、該当する端子高さを他の端子と変える方法、ある
いは該当する端子周辺を絶縁の壁、あるいは溝で囲む方
法で沿面距離を確保していた。
【0004】モジュールを実装するためのモジュール外
部配線子接続位置に関してはモジュール内部の構造とモ
ジュール間の実装の簡便性から決定される。モジュール
の定格が小さい場合はモジュール内部で複数の半導体素
子間を並列に配線し、モジュール外部へは1種類の電極
を1本にすることが一般的である。しかし電流容量が大
きくなるとモジュール内部での配線が難しくなりむしろ
外部で並列配線した方が配線抵抗,配線インダクタンス
低減に有効な場合がある。この時モジュール外部端子が
同極でも複数本配置され、その形状は部品共通化も考慮
して外部形状,配線接続位置を同じにしていた。また、
モジュール取付けが6箇所以上の場合は配線接続位置の
ピッチを部品ピッチすなわちモジュール取付けボルト位
置のピッチと同じにし部品の共通化を図っていた。
【0005】モジュールの反りに関しては、底面金属基
板とモジュール側面及び上面を形成する有機樹脂材料を
シリコーン接着剤によって一体にしてモジュールを構成
する場合、底面金属基板と有機樹脂との膨張係数差によ
ってモジュール形成後の底面金属基板に反りが発生し、
反り量はモジュールが大型化すると大きくなる。この反
り量低減のために実用新案公告平2−36281号の図1に示
すような梁をケースの側面に設け変形量を小さくしてい
た。あるいは底面金属基板にあらかじめモジュール完成
後に反る反対の方向に反りを付けておき、モジュール完
成後の反り量を低減させていた。また、モジュールの長
辺に底面金属基板と有機樹脂ケースをボルトにより機械
的に固定することで底面金属ベースと有機樹脂ケース間
の接着強度を向上させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、以下のような問題点がある。
【0007】(1)沿面距離はモジュールの定格(素子
耐圧)が向上すればそれに伴い大きくなる。高耐圧素子
の場合は沿面距離、すなわち底面金属基板と各々の端子
間距離を確保するためモジュール高さが高くなる。ま
た、端子間隔を大きくする必要がある。これらはいずれ
もモジュール小型化の障害になる。また、モジュールの
高さと端子までの距離によって底面金属基板と端子間の
沿面距離を確保するため端子を周辺に配置できないなど
の制限がある。一方、モジュール間配線をする場合、端
子の幅より配線幅が大きくなるとその幅だけ沿面距離を
低減させてしまう問題があった。特にモジュール間配線
のインダクタンス低減のために平行平板電極を用いる方
法ではモジュール上面を平行平板電極で覆うような形態
になり、主端子上面より高い絶縁の壁は配線の障害にな
る。また配線と沿面距離を確保した壁を含めたモジュー
ル上面と配線との距離を確保する必要がある。しかし、
従来これらの問題点に関しては考慮されていなかった。
さらに、特定の端子の沿面距離を確保するためコ字型に
絶縁壁、あるいは溝を設けた場合は、絶縁壁がオープン
になっている方向、または端子の上面方向にしか配線を
取り出せない制限があった。また、コ字型の溝を設けた
場合は樹脂部肉厚が薄くなるため端子締付け強度が制限
された。また、絶縁溝には使用時にごみが蓄積し、絶縁
効果を低減させる問題があった。
【0008】(2)1台で端子が同極でも複数本配置さ
れたモジュールにおいて各々の端子の配線接続位置が、
モジュール外部配線接続位置のピッチとモジュール内部
の部品ピッチすなわちモジュール取付けボルト位置のピ
ッチとが異なる場合、各々に対応した端子を形成する必
要があり、モジュールを構成する部品数が増え、部品コ
ストの増加,組立の複雑化などの問題があった。
【0009】(3)モジュールの反りでは、ケース外周
の一部に梁を設ける構造とするためには梁の領域だけモ
ジュールが大きくなる。また、モジュールが大型化した
場合は、同じ寸法の梁では梁の効果が小さくなり反り量
低減の効果が小さくなる。また、ベースにあらかじめ反
りを付けモジュール完成後の平坦度を確保する方法で
は、モジュール稼働時にケース温度が上下することで底
面金属基板が変動する量は抑制することはできない。こ
のため、底面金属基板と有機樹脂ケースを接着している
シリコーン接着剤が劣化して剥離する問題、あるいはモ
ジュール実装時、底面金属基板とモジュールを実装する
放熱フィンとの間の熱伝導を確保するために塗布したグ
リースが稼働時の変形により流失し、冷却効果を低減さ
せる問題があった。モジュールの長辺方向の底面金属基
板と有機樹脂ケースを機械的にボルトで固定する方法
は、固定するのが長辺方向だけだったためモジュールの
長辺方向と短辺方向の反りの凹凸が反対になり馬鞍状に
なる。このためモジュール実装時、モジュール面内での
グリースの厚さがばらつき、場所によって冷却効果が違
いモジュール内部は半導体素子間の温度が異なる問題、
あるいは直交する方向での変形量が正負が逆転している
状態のためモジュール内部で使用ししている絶縁基板へ
の付加応力が大きいため絶縁基板の割れ等の問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、必要十分な沿面距離を確
保し、大容量でも反りが小さく高信頼性のパワー半導体
モジュールを安価に提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を対策し、大容
量のモジュールを得るために本発明では以下の手段を用
いた。
【0012】(1)沿面距離の確保のためにモジュール
底面金属基板とモジュールから外部電極に配線するいず
れの端子間との沿面距離が、モジュールを放熱フィンに
実装する取付けボルトの底面が接触するモジュールの面
からモジュールの外部電極に配線する端子高さまでの距
離とケース側面から底面金属基板と同電位となる部品ま
での最短距離とモジュールのケース側面から前記端子ま
での最短距離を加えた長さより長い構造とした。このた
めに取付けボルト底面が接触するモジュール面に絶縁距
離として最低限必要な幅(以下a1と略す)以上の溝を
設けた。また、この溝の沿面距離を有効にするためにモ
ジュール取付けボルトとメタルコンタクトさせるケース
リングを含め底面金属基板と同電位のボルト,ばね座
金,平座金等がケース側に片寄りして最もケース側面に
近づいた時の間隔も距離a1以上を確保する配置とし
た。また、主端子の底面側と接するケース上面の一部に
a1以上の段差を設けた。また、溝を挟んで相対する端
子の曲げ方向が溝とは逆方向になるようにした。
【0013】(2)沿面距離を確保する必要のある端子
間に溝、あるいは絶縁壁、あるいは溝と壁を併用した。
これらの壁の高さは全て主端子上面と接する仮想面より
a1以上の距離を確保できる高さとした。
【0014】(3)沿面距離を確保する必要のある端子
間にa1以上の幅を持った溝、あるいは絶縁壁を配置し
た。この溝、あるいは壁の形状は沿面距離確保が必要な
端子の周辺の2方向にしか配置させない構造、すなわち
クランク型の溝、あるいは絶縁壁とした。
【0015】(4)モジュール間を配線するためのモジ
ュール端子の形状に対して配線接続位置すなわち端子と
配線の接続ボルトの中心位置を端子によって変えた。
【0016】(5)モジュールの完成後反り量,実働時
の温度変化による変形量を抑えるため、モジュールの長
辺方向の有機樹脂厚さを短辺方向の有機樹脂厚さに比べ
厚くした。また、底面金属基板と有機樹脂ケースのボル
トによる固定をモジュール外周の各辺全てに配置した。
【0017】本発明の前記手段により以下の作用が得ら
れる。
【0018】(1)沿面距離確保のためにモジュール取
付けボルト接触面にa1以上の幅を持った溝、あるいは
壁を設け、さらにボルトによりモジュールを実装した時
に底面金属基板と同電位となる部品の内で最もケース壁
面に近づく場所の距離をa1以上とすることで薄型のモ
ジュールでモジュールの周辺に端子を配置しても底面金
属基板と端子間の沿面距離を確保することが可能とな
る。また、ボルト接触面に設けた溝により確保できた沿
面距離だけ端子をモジュール周辺に配置することで実装
時の配線接続が容易になる。さらに、ボルト取付け位置
とケース壁面の位置をa1以上としたことでケースリン
グをモジュール取付けボルト接触面より高くしても沿面
距離に影響を及ぼさないのでケースリングを高くするこ
とができ、モジュール取付けボルトに掛かる応力を低減
することができる。また、溝を挟んで端子の折曲げ方向
を溝と逆にすることで端子間沿面距離の精度を上げるこ
とができる。また、端子の立ち上がり面を近づけること
ができるのでインダクタンス,ノイズを低減することが
できる。
【0019】(2)沿面距離を確保するために溝と絶縁
壁を併用する方法で、絶縁壁上面の高さを主端子の上面
が接する仮想面よりa1以上の距離を確保することでモ
ジュール間配線を平行平板配線によってモジュール上面
を覆う構造で配線しても端子間の沿面距離を変えないこ
とが可能になる。また、主端子底面にa1以上の段差を
設けることでモジュール間配線幅が端子幅より広い場合
でも段差部分は沿面距離として確保することができる。
【0020】(3)端子間に溝、あるいは絶縁壁を設け
て沿面距離を確保する構造で溝、あるいは絶縁壁の形状
を端子の2辺にしか配置させないことで端子から取り出
す配線のレイアウトの自由度が向上する。特に溝の場合
は、配線の電極部が露出した部分が溝間をまたがると沿
面距離が確保されなくなるため取り出し方向が限定され
るか、配線の電極部に露出部分がないよう被覆する必要
があったがその作業を省略することができる。さらに3
辺以上を囲むコ字型の溝を形成した場合に比べ配線固定
位置の樹脂部肉厚を厚くすることができるので配線締付
け時の樹脂割れも防止できる。また、コ字型の壁を形成
した場合に比べごみ等がたまりにくいので絶縁が阻害さ
れる恐れがない。(1)〜(3)の手段により大容量で小
型,薄型のパワー半導体モジュールにおいても必要な沿
面距離(各端子と底面金属基板間,エミッタ主端子とコ
レクタ主端子間,エミッタ主端子とコレクタセンス端子
間,コレクタセンス端子とエミッタセンス、あるいはゲ
ート端子間)を確保できる。 (4)同極の主端子の形状に対して配線接続位置すなわ
ち端子ボルト配置の中心位置を端子によって変える。こ
れにより、モジュール取付け穴が6箇所以上で、端子間
のピッチが部品ピッチ、すなわちモジュール取付けボル
ト位置のピッチが異なる場合でも端子の形状を同じにす
ることができる。つまり、取付け穴の位置だけを後で加
工することで端子抜き型を共通化することができる。
【0021】(5)ケース長辺方向の樹脂部肉厚を厚く
することでケース自身に梁の効果を持たせることができ
るのでモジュールの反り量を低減することができる。ま
た、樹脂で構成するケース部品の精度も向上することが
できるので底面金属基板を接着剤を介してボルトで固定
するときの反り量を低減することができる。このボルト
をモジュール外周の各辺に配置することでモジュール長
辺と短辺の反り傾向が同じになる。これにより接着剤の
信頼性向上,モジュール内部絶縁基板の割れを防止する
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
【0023】図1は本発明を用いて作成したモジュール
の平面図、図2はモジュールの一部の断面図を示す。複
数の半導体素子201を半導体素子接続半田202によ
り接合した例えば Cu/AlN/Cu構造Cu貼り基
板203がモジュール内部の基本ユニットを構成する。
このユニット203が絶縁基板接続半田204により1
枚の例えば Cu、あるいはCu合金からなる底面金属
基板205に接合して1台のモジュールを構成する。各
ユニット基板からは端子接続半田206によってコレク
タ端子101,エミッタ端子102,ゲート端子10
3,エミッタセンス端子104,コレクタセンス端子1
05が接続される。これらの端子はあらかじめ有機樹脂
からなる端子ブロック106に端子固定用熱硬化型エポ
キシ樹脂107によって一体化した端子ブロックとして
形成する。また、各端子を配線するために端子ブロック
106にはナット210、あるいは端子ブロックと一体
形成されたインサートナット211がセットされる。半
導体素子201を搭載した底面金属基板205と端子ブ
ロック106を接合した後シリコーン接着剤207によ
って有機樹脂からなる樹脂ケース108を接合する。樹
脂ケース108と端子ブロック106はモジュールの全
周で構成しているクランク構造に2回に分けて熱硬化型
のエポキシ樹脂109によって一体化し、モジュール内
部を密封する。次に端子ブロック106に配置した樹脂
注入口110よりシリコーンゲル208を注入して硬化し
た後注入口にシリコーンゴム性のキャップをしてモジュ
ール内部を密封する。シリコーンゲル208の注入量は
モジュール内部での絶縁を確保するために端子露出部が
ないように注入する。この時モジュール内部にはシリコ
ーンゲル208の熱変形を吸収させるために空間209
を設ける。以上の工程で完成し、図1の端子レイアウト
のモジュールの絶縁はコレクタ端子101とエミッタ端
子102間,エミッタ端子102とコレクタセンス端子
105間,エミッタセンス端子104とコレクタセンス
端子105間,各端子と底面金属基板205間が必要にな
る。これらの端子間、あるいは端子と底面金属基板間の
沿面距離確保の方法を図3〜図7で説明する。
【0024】図3(a)はコレクタセンス端子105と
底面金属基板205との間隔を断面構造で示す。本発明
ではケース側面からモジュール底面金属基板205と同
電位となる部品までの最短距離X0とモジュールを実装
するモジュール固定用ボルト301底面が接するモジュ
ール面から端子高さまでの距離hとケース側面から端子
までの最短距離X1を加えた長さより沿面距離が長いこ
とにある。一般的にモジュールを実装した時、底面金属
基板205とモジュール固定用ボルト301,ばね座金
302,平座金303は同電位となる。本実施例ではモ
ジュール固定用ボルト301がばね座金302,平座金
303を介してモジュールに接する面に絶縁用溝111
を配置することで沿面距離A−B間を確保した。この絶
縁用溝111はモジュールが実装される環境とモジュー
ルの定格によって決まる。本実施例では良好な環境で使
用し絶縁定格が126V以上であることからa1=1mm
以上を確保した。また、モジュール固定用ボルト301
底面がモジュールに接する面の絶縁用溝111が有効に
なるようモジュール実装時に使用するモジュール固定用
ボルト301と同電位になるばね座金302,平座金3
03が最もケース側面304面に近づいた時でもケース
側面との距離がa1以上確保できるようにモジュール取
付け位置のケースリング中心305を決めた。また、距
離a1が確保できている場合は図3(b)に示すように
ケースリング112を樹脂部より高くすることができ
る。ケースリング112を高くすることによりモジュー
ル実装後稼働時の熱変形によってモジュール固定用ボル
ト301にかかる応力を低減することができる。これら
の効果によりコレクタセンス端子105はケース側面ま
で距離X1が小さい位置に配置することが可能になる。
本実施例の構造ではコレクタセンス端子105の配線用
のナットにインサートナット211を使用し、インサー
トナット211が樹脂ケース108のクランク部に接す
るまで外部に近づけることができる。この時端子ブロッ
ク106のクランク部でインサートナット211の金属
面が露出した形となるが樹脂ケース108と端子ブロッ
ク106を接合する熱硬化型エポキシ樹脂109によっ
て埋込まれるので問題ない。
【0025】図4はコレクタ端子101とエミッタ端子
102との間隔を断面構造で示す。本発明では端子間の
最短距離X2より沿面距離が長く、端子101,102
上面をつないだ仮想面401より絶縁壁114の高さが
絶縁を確保できるだけ低いことにある。ここでは前述し
た条件からa1=1mm以上を確保した。J−J断面部で
は溝と絶縁壁114を併用し沿面距離A−B間を確保し
た。K−K断面部では端子101,102の先端をR形
状にし、かつ端子ブロック106の主端子底面接触面1
13にa1の絶縁段115を付けて沿面距離を確保し
た。
【0026】一方、主端子底面接触面113は端子10
1,102の配線接続用ナットが固定される領域だけと
し、モジュール外周まで配置しない。これにより主端子
間配線の一部が浮いた形態になり配線の冷却効率が向上
する。また、モジュールを実装した時の信号線を配置す
るスペースが確保できる。さらに、信号線を取り出す方
向の自由度が向上する。
【0027】図5はコレクタ端子101とエミッタ端子
102をラミネートブースバー505によって配線した場
合の断面図を示す。ラミネートブースバー505はコレ
クタ配線501,エミッタ配線502を同様にばね座金
507と平座金508を介してボルト506で接続す
る。それぞれの配線501,502はモジュール中央で
配線間絶縁板503を介して垂直に立ち上げ、さらにそ
の周辺を配線コート絶縁材504によって一体化する。
この配線ではモジュール外配線の相互インダクタンスを
ほとんどキャンセルすることができる。この効果は特に
本実施例で記載しているモジュール外部でIGBTユニ
ットを配線するモジュールで有効である。ラミネートブ
ースバー505は端子101,102との接触不良を避
けるため配線コート絶縁材504を底面に付けない。本
発明ではJ−J断面部で端子101,102上面、すな
わちラミネートブースバー505から絶縁距離a1を確
保しているので沿面距離A−Bは変わらない。一方絶縁
壁がないK−K断面部分でも端子101,102底面部
分にa1の絶縁段115を付けているので沿面距離A−
Bは変わらない。本発明を用いたモジュールではラミネ
ートブースバー505に関わらず端子101,102上
面でどのような平行平板配線を配置しても沿面距離を低
減させることがない。
【0028】図6(a)は本発明を適用したモジュール
のコレクタセンス端子105とエミッタセンス端子10
4の間隔を断面図で示す。本発明では端子間の最短距離
X2より沿面距離が長く、溝あるいは絶縁壁が端子の2
方向にしかないことにある。まず、ここでは前述した条
件から溝あるいは絶縁壁の幅をa1=1mm以上確保し
た。平面形状は図1の枠内に示す。溝111の形状はコ
レクタセンス端子105の2辺とエミッタセンス端子1
04の2辺に位置するようクランク型とした。この溝1
11によりコレクタセンス端子105はエミッタ端子1
02とエミッタセンス端子104の両方からの沿面距離
を確保した。溝111の場合図13で記載するが端子配
線の自由度が向上する。また、図2で示した端子配線を
接続するナット210,211周辺の端子ブロック10
6の樹脂部肉厚を厚くすることができるので締付け時樹
脂の割れが発生することがない。図6(b)には溝に変
えて絶縁壁601とした場合の断面図を示す。この場合
も溝の時と同じ効果がある。さらに、モジュールを実装
した場所の環境によるが、例えば空冷方式でモジュール
外部を冷却するためにファンにより風を送っている場
合、一定方向から送風されるためコレクタセンス端子1
05の周辺にコ字型に壁を設けるよりごみなど絶縁を阻
害する要因を作りにくい利点もある。エミッタセンス端
子104とコレクタセンス端子105の曲げ方向は図2
の断面図で示したように溝に対して反対にしている。こ
れによって端子曲げ時の傾き等による端子間の沿面距離
のばらつき要因を低減できる。また、モジュールの垂直
方向に立ち上がる面を極力近づけることができるのでノ
イズによる影響を受けにくい。
【0029】図7は沿面距離をケースの側面で確保した
実施例を示す。(a)はコレクタセンス端子105と底
面金属基板205との間隔を断面構造で示す。この方法
でも本発明のケース側面からモジュール底面金属基板2
05と同電位となる部品までの最短距離X0とモジュー
ルを実装する取付けボルト301底面が接するモジュー
ル面から端子高さまでの距離hとケース側面から端子ま
での最短距離X1を加えた長さより沿面距離が長い構造
を実現することができる。この効果を得るためにはケー
ス側面の絶縁壁701の間隔を前述したa1=1mm以上
とする必要がある。また、モジュール取付け用の平座金
303が樹脂ケース304の側面の絶縁壁701に最も
近づいた場合でもa1の距離を確保した。図7(b)は
コレクタ端子101とエミッタ端子102の間のケース
側面の絶縁壁702を設けた場合の実施例を示す。この
場合も図7(a)と同様に主端子間側面の絶縁壁702
の間隔を前述したa1=1mm以上とした。この方法であ
ればモジュール内部の構造によって表面から深い溝が構
成できない場合、あるいはモジュール実装時、上面に障
害物があり絶縁壁が配置できない場合でも沿面距離を確
保することができる。さらにモジュール外周の表面積が
増えることからモジュールの冷却効率を向上させる効果
もある。これらの溝は突起であっても同じ効果が得られ
ることはもちろんストライプ状の溝にこだわらず、絶縁
距離の必要な場所に会社名等のロゴを凹凸によって沿面
距離を確保しても同じ効果が得られる。
【0030】図8はコレクタ端子101とエミッタ端子
102に後付の絶縁壁801を配置した場合の実施例を
示す。図1の実施例で説明したモジュールの端子10
1,102間に有機樹脂の別の後付の絶縁壁801を例
えばシリコーン接着剤で固定する。この時、従来の沿面
距離Yと後から取付ける後付の絶縁壁801による沿面
距離Xとが同じであれば問題ない。また、図には記載し
ていないがエミッタセンス端子104とコレクタセンス
端子105間の溝111に同様に後付けの絶縁壁を挿入
することでモジュール全体で溝をなくすことができる。
これにより、例えばダストを制御していない環境でモジ
ュールを実装して使用している場合、溝にダストが入り
込み絶縁を阻害する問題をなくせる。また、モジュール
間配線に特に絶縁コートされていない配線材料を使用す
るときは近接する配線間の空間距離をモジュールの絶縁
壁801により確保することができる。
【0031】図9は本実施例の端子配置について示す。
図10は本実施例の回路図について示す。モジュールの
端子はコレクタ端子101とエミッタ端子102をそれ
ぞれ3箇所に配置する。これらの回路はモジュール内で
個々にIGBTとフリーフォイルダイオードが一体にな
ったIGBTユニット1003によって独立して構成さ
れる。ゲート端子103,エミッタセンス端子104は
各ユニット間をモジュール内部で配線し、外部端子とし
ては1本にする。コレクタセンス端子105は独立した
IGBTユニット1003の1ユニットから配線して外
部端子としては1本にする。モジュールを実装する場合
は各ユニットに対応したコレクタ端子101とエミッタ
端子102をモジュール外部でそれぞれの配線100
1,1002によって短絡して使用する。モジュール外部の
端子位置は、一般的にモジュール内部を構成する部品の
形状を同じにするため主端子間の配線接続位置間隔T1
=T2とモジュールの取付け穴ピッチM1=M2=M3
を同じにする。しかし、本実施例で示したようにモジュ
ール実装の状況に応じて主端子間の配線接続位置間隔T
1=T2とモジュールの取付け穴ピッチM1=M2=M
3が異なる場合がある。この時主端子外形(E1=E2
=E3)に対して配線接続位置L1,L2,L3を各々
の端子によって変更して、これによりモジュール取付け
位置ピッチM1=M2=M3と主端子配線接続位置ピッ
チT1=T2が違う場合でも各端子の外形寸法を同じに
することができ1台の端子抜き型によって製造が可能
で、後で配線接続位置に合わせて穴を加工する。これに
より配線接続位置にとらわれることなくモジュール内部
のレイアウトを決めることができる。
【0032】図11は本実施例モジュールの樹脂ケース
108部品の裏面形状を示す。樹脂ケース108の裏面
はモジュールを取付けるための穴1101が配置され、
樹脂ケース108とモジュール底面金属基板205を接
続,固定するために使用するボルトを受けるインサート
ナット1102が一体で形成される。斜線部の領域は底
面金属基板をシリコーン接着剤によって接着させる領域
を示す。本発明ではケースの長辺方向L2と直行する辺
の樹脂部肉厚t1を、モジュール短辺方向L1と直行す
る辺の樹脂部の肉厚t2より厚くした(L1<L2,t
1>t2)。モジュールを形成した場合の反り方向はモ
ジュールの上下方向で大きく変形する。特に本実施例で
記載したモジュール内部に空間209を形成する構造で
はモジュール側面の変形は極めて小さくなるのでモジュ
ール底面金属基板205の裏面の変形を抑えることに配
慮すればよい。モジュール上下の変形に対してケースの
高さ方向は梁の役割をする。この梁を厚くすることでモ
ジュールとしての変形を抑制した。また、部品としての
ケース製造の精度を考えた場合、大型のフレーム状の樹
脂ケースではL1の寸法を周辺と中心で合わせることが
難しく、補正のため形成後にスペーサを入れて加熱した
りしていた。しかし、本発明でt1の肉厚をt2より厚
くすることで部品としての精度も向上させることができ
た。さらにt1の肉厚を確保できるので樹脂ケース10
8と底面金属基板205との接着面積が確保でき温度サ
イクル等による樹脂ケース108と底面金属基板205
との剥離の不良も発生しない。
【0033】図12は本実施例のモジュールの裏面図を
示す。底面金属基板205にはモジュール取付けのため
の穴1201が配置され、底面金属基板205と図8の
樹脂ケース108を機械的に固定するねじ1202が配
置される。本発明では樹脂ケース108を機械的に固定
するボルト116をモジュールの長辺方向と短辺方向に
配置した。従来実施されていたモジュールの長辺方向に
しか配置しない場合では1方向しか拘束できないため、
例えばモジュール完成後に長辺方向で裏面が凸の状態に
反っていた場合、短辺方向は凹の状態に変形するといっ
た具合に反り方向の正負が反転していた。本実施例によ
ればモジュール長辺方向と短辺方向の変形方向を例えば
両方向ともモジュール裏面が凸の状態に合わせることが
できる。これにより接着剤の信頼性向上,モジュール内
部絶縁基板の割れを防止することができる。
【0034】図13は本発明のIGBTモジュールをモ
ータ駆動用にインバータに実装した場合の平面図と等価
回路を示す。一般的にIGBTモジュール1301は中
間点(B点)を1本の中間点配線1303で配線できる
ように左右を反転させて実装する。コレクタ側配線13
02とエミッタ側配線1304は各々U,V,W相を配
線して電源1309を供給する。信号線は各IGBTモ
ジュール1301からゲート配線1305,エミッタセ
ンス配線1306,コレクタセンス配線1307によって構
成する。本発明では各信号線周辺の2方向しか絶縁用
溝、あるいは壁がないため配線取出し方向の自由度が大
きい。一方、主端子底面が接する面113は端子10
1,102の配線接続用ナットが固定される領域だけと
し、モジュール外周まで配置しない。これにより中間点
配線1303の一部をモジュールから離すことができる
ので配線の放熱効果が向上する。また、絶縁壁高さが全
て主端子上面の高さよりa1以上の距離離れているので
配線のレイアウトが制限されることはない。
【0035】図14は平行平板配線によってIGBTモ
ジュール1301を実装した場合の実施例を示す。本発
明を用いたモジュールではモジュール全面に渡って上面
に電極が配置されても絶縁性が阻害されることがない。
このため、IGBTモジュール1301を最密で実装
し、モジュール間を覆うようなコレクタ側配線140
2,エミッタ側配線1404が可能となる。さらに、電
気的コレクタ側配線1402,エミッタ側配線1404を1
層絶縁することで負荷への配線U,V,W(1405,14
06,1407)をモジュール上面に配置する。これに
より配線領域も小さくすることができインバータの大き
さを小さくすること、平行平板配線を使用することで配
線インダクタンスを小さくすることができる。図15は
モジュールを並列接続した場合の実施例と等価回路を示
す。制御する電流量が増えた場合はモジュールを並列に
接続することでインバータの制御容量を大きくすること
ができる。モジュール間配線は方法は図14と同様にモ
ジュールを覆うようにコレクタ側配線1502,エミッ
タ側配線1504を配線し、電気的コレクタ側配線150
2,エミッタ側配線1504を1層絶縁することで負荷
への配線1503を配置する。これにより小型で低イン
ダクタンスのインバータによりモジュール定格の2倍の
電流量を制御できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば高耐圧のモジュールに必
要な沿面距離を小さなエリアで確保することができるの
でモジュールの小型,薄型化ができる。また、主端子上
面からの沿面距離が確保できるので平行平板配線が可能
となり配線のインダクタンスを大幅に低減することが可
能になる。また、同じ端子形状でモジュールを組み立て
ることができるのでモジュール端子の配線接続位置に拘
束されることなくモジュール内部構造を決めることがで
きるので部品点数,金型費を低減することができる。さ
らにモジュールの反り量を抑制することができるのでよ
り大型、すなわち大容量のモジュールも構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したモジュールの平面図。
【図2】本発明を適用したモジュールの断面図。
【図3】本発明を適用したモジュールのコレクタセンス
端子−底面金属基板間断面図。
【図4】本発明を適用したモジュールのコレクタ端子−
エミッタ端子間断面図。
【図5】本発明を適用したモジュールのコレクタ端子−
エミッタ端子間にラミネートブースバーを配置した断面
図。
【図6】本発明を適用したモジュールのコレクタセンス
端子−エミッタセンス端子間断面図。
【図7】本発明を適用したモジュールの断面図。
【図8】本発明を適用したモジュールに絶縁壁を装着し
た場合の断面図。
【図9】本発明を適用したモジュールの端子配置図。
【図10】本発明を適用したモジュールの等価回路図。
【図11】本発明を適用したモジュールのケース部品の
裏面図。
【図12】本発明を適用したモジュールの裏面図。
【図13】本発明を適用したモジュールの実装図。
【図14】本発明を適用したモジュールの実装図。
【図15】本発明を適用したモジュールの実装図。
【符号の説明】
101…コレクタ端子、102…エミッタ端子、103
…ゲート端子、104…エミッタセンス端子、105…
コレクタセンス端子、106…端子ブロック、107…
端子固定用熱硬化型エポキシ樹脂、108…樹脂ケー
ス、109…熱硬化型エポキシ樹脂、110…樹脂注入
口、111…絶縁用溝、112…ケースリング、113
…主端子底面接触面、114,601…絶縁壁、115
…絶縁段、116…底面金属基板と樹脂ケース固定ね
じ、201…半導体素子、202…半導体素子接続半
田、203…Cu/AlN/Cu構造Cu貼り基板、2
04…絶縁基板接続半田、205…底面金属基板、20
6…端子接続半田、207…シリコーン接着剤、208
…シリコーンゲル、209…空間(空気層)、210…
ナット、211…インサートナット、301…モジュー
ル固定用ボルト、302,507…ばね座金、303,
508…平座金、304…モジュール樹脂部、305…ケ
ースリング中心、401…主端子上面をつないだ仮想
面、501…コレクタ配線、502…エミッタ配線、5
03…配線間絶縁板、504…配線コート絶縁材、50
5…ラミネートブースバー、506…主端子接続ボル
ト、701…ケース側面の絶縁壁、702…主端子間側
面の絶縁壁、801…後付の絶縁壁、1001…コレクタ端
子間配線、1002…エミッタ端子間配線、1003…
IGBTユニット、1101…モジュール取付けのため
の穴、1102…底面金属基板と樹脂ケース固定ねじ用
インサートナット、1201…モジュール取付けのため
の穴、1202…底面金属基板と樹脂ケース固定ねじ、
1301…IGBTモジュール、1302,1402,
1502…コレクタ側配線、1303…中間点配線、1
304,1404,1504…エミッタ側配線、130
5…ゲート配線、1306…エミッタセンス配線、1307
…コレクタセンス配線、1308…負荷(モータ)、1
309…電源、1405…負荷への配線(U相)、14
06…負荷への配線(V相)、1407…負荷への配線
(W相)、1505…負荷への配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 九嶋 忠雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 田中 明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 井上 広一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 斉藤 隆一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面が金属基板、側面及び上面が有機樹脂
    で構成され、内部に複数個の半導体素子を搭載し、前記
    底面の金属基板上とモジュール内部に搭載する半導体素
    子との間に絶縁基板を配置した内部絶縁型のパワー半導
    体装置において、モジュール底面金属基板とモジュール
    から外部電極に配線するいずれの端子間との沿面距離
    が、モジュールを放熱フィンに実装する取付けボルトの
    底面が接触するモジュールの面からモジュールの外部電
    極に配線する端子高さまでの距離とケース側面から底面
    金属基板と同電位となる部品までの最短距離とモジュー
    ルのケース側面から前記端子までの最短距離を加えた長
    さより長い、あるいは絶縁が必要な端子間の沿面距離が
    前記端子間の最短距離より長いことを特徴としたパワー
    半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1項に記載の内部絶縁型のパワー半
    導体装置において、絶縁が必要な端子間に端子底面が接
    する樹脂面より低い段差を設け、かつ端子底面が接する
    樹脂面より低い面に絶縁壁を設けた構造において、前記
    絶縁壁の上面が主端子上面が接する仮想面より印加され
    る電圧,モジュールの表面状態によって絶縁距離として
    認められる距離(JEM規格では周囲が良好な環境で絶
    縁定格126V以上で1mm以上)より低いことにより平
    行平板で配線した場合でも端子間、あるいは端子と底面
    金属基板間の沿面距離が変わらないことを特徴としたパ
    ワー半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1項に記載の内部絶縁型のパワー半
    導体装置において、底面金属基板と端子間、あるいは端
    子と端子間の沿面距離を確保するために端子周辺をモジ
    ュール側面、あるいは上面を構成する有機樹脂の一部に
    溝を形成する、あるいは有機樹脂の一部を突起させて壁
    を形成する場合、前記溝、あるいは壁が端子の2方向に
    しかないことを特徴とするパワー半導体装置。
  4. 【請求項4】底面が金属基板,側面及び上面が有機樹脂
    で構成され、前記底面の金属基板上とモジュール内に搭
    載する半導体素子との間に絶縁基板を配置し、前期半導
    体素子が2個以上であり、モジュールの主端子が同極で
    2箇所以上ある内部絶縁型のパワー半導体装置におい
    て、モジュールの同極の各主端子形状に対して配線接続
    位置が異なることを特徴とするパワー半導体装置。
  5. 【請求項5】底面が金属基板,側面及び上面が有機樹脂
    で構成され、前記底面の金属基板上とモジュール内に搭
    載する半導体素子との間に絶縁基板を配置した内部絶縁
    型のパワー半導体装置において、モジュール側面を構成
    するケースの肉厚を短辺方向に比べ長辺方向を厚くした
    ことを特徴とするパワー半導体装置。
  6. 【請求項6】底面が金属基板,側面及び上面が有機樹脂
    で構成され、前記底面の金属基板上とモジュール内に搭
    載する半導体素子との間に絶縁基板を配置した内部絶縁
    型のパワー半導体装置において、底面金属板とモジュー
    ル側面を構成するケースの接着を樹脂系接着剤と機械的
    にボルトでの固定を併用し、かつボルトをモジュール外
    周の各辺全てに配置したことを特徴とするパワー半導体
    装置。
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