JP2008194134A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】振動や異音の発生を防止してミシン動作の安定性を確保する。
【解決手段】送り量調節機構20は、軸を中心に回動するカム部23a,1bを一端に有する送り調節台23と、進退移動によりカム部23a,1bに当接される当接部22を有する送り量調節ダイヤル21と、一端が送り調節台23の他端に連結され該送り調節台23の回動に応じて上下に移動する送り調節ロッド24と、送り調節ロッド24を下方に付勢する第一送り調節ばね29と、回動により水平方向に対する送り歯の移動量を変更する送り調節体28と、送り調節ロッド24の他端に連結されると共にミシンフレームに固定された第二送り調節ばね32とを備えている。そして、第二送り調節ばね32の下端をばね掛け板33に連結することで、第二送り調節ばね32のばね圧をフレキシブルに調節可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミシンに関し、特に、被縫製物の送り量を調節する送り量調節機構を備えたミシンに関する。
従来、被縫製物たる布の送り量を調節する送り量調節機構を具備するミシンには、例えば、図5に示すように、一端にカム部を有し、回動可能に軸支された送り調節台123と、先端が前記送り調節台123のカム部に当接され当該カム部の傾斜角度を変更することで送り量の調節を行うための操作入力部である送り量調節ダイヤル121と、上端部が送り調節台123に連結された送り調節ロッド124と、一端がこの送り調節ロッド124の下端部に連結されるとともに他端に連結された送り調節軸127を介して送り調節体128に回動力を付与する送り調節腕126とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。そして、送り量調節ダイヤル121を回して送り調節体128を軸周り方向に回動させることで、図示しない送り歯による水平方向の送り量が変更されるようになっている。
さらに、上記従来のミシンには、送り調節ロッド124を下方に付勢することで送り調節機構のガタつきを防止する送り調節ばね129が設けられている。
実開平7−271号公報
ところで、送り調節ばね129で送り調節ロッド124を下方に強く押さえつけて長期間使用した場合、送り調節ロッド124と送り調節台123との連結部や、該送り調節ロッド124と送り調節体128とを繋ぐ各部材間の連結部に磨耗が生じることとなる。その際、例えば、送り調節ばね129の一端が送り調節台123の近くに連結されている場合は、送り調節ロッド124と送り調節台123との間に強く押さえ力が作用するため両者間のガタつきは防止されるが、送り調節ロッド124と送り調節体128との間には磨耗によるガタつきや振動、さらには異音が生じることとなる。また、送り調節ばね129の一端が送り調節体128の近くに連結されている場合は、送り調節ロッド124と送り調節体128との間に押さえ力が強く作用するため両者間のガタつきは防止されるが、送り調節ロッド124と送り調節台123との間には磨耗によるガタつきや振動、異音が生じることとなる。つまり、送り調節ばね129から遠い摺動位置においてガタつきによる振動や異音が生じやすいという問題があった。また、かかる問題に鑑みて、送り調節ばね129のばね圧を強く設定することも考えられるが、当該ばね圧を強く設定した場合には逆送りレバー135を操作して布の送り方向を切替える際に、ミシンのオペレータの負担が大きくなるという問題が生じていた。
本発明は、振動や異音の発生を防止してミシン動作の安定性を確保することをその目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、針板上に出没しつつ水平方向に送り動作を行う送り歯により被縫製物を送る送り機構と、水平方向に対する前記送り歯の移動量を変更する送り調節体と、一端にカム部を有し、回動可能に軸支された送り調節台と、進退移動により前記カム部に当接する当接部を有し、当該当接部の進退移動により前記カム部を介して前記送り調節台の傾斜角度を変更することで被縫製物の送り量の変更を入力する送り量調節入力手段と、前記送り調節台と送り調節体とが共に回動するように連結する送り調節ロッドと、前記送り調節ロッドの上端部に対して、前記カム部が前記当接部に圧接される方向に付勢力を付与する第一のばねと、前記送り調節ロッドの下端部から前記送り調節体に前記送り歯の移動量を変更するための動作を伝達する部材に対して、前記カム部が前記当接部に圧接される方向に付勢力を付与する第二のばねと、少なくとも前記一方のばねが付与する弾性力の強弱調節を行う調節手段とを備えることを特徴とするミシンである。
請求項1記載の発明によれば、送り量調節入力手段が操作されると当接部が進退移動し、該当接部と当接するカム部が軸を中心に回動して送り調節台の傾斜角度が変更される。これに伴い、送り調節台の他端に連結された送り調節ロッド及び送り調節体を介して送り歯の水平方向に対する移動量が変更される。特に、請求項1記載の発明によれば、第一及び第二の二つのばねを備えることにより、送り調節ロッドの上端部と該上端部に連結される部材との間、及び、送り調節ロッドの下端部と該下端部に連結される部材との間の何れにも押さえ力が付与される。これにより、送り調節ロッドの上端部と該上端部に連結される部材との間や、該送り調節ロッドの下端部と該下端部に連結される部材との間に生じる磨耗によるガタつきや振動、異音の発生を何れの端部においても効果的に防止することができる。従って、ミシン動作の安定性の向上が図られる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、第一又は第二のばねのうち、少なくとも一方のばねが付与する弾性力が調節手段によって強弱調節できるため、縫製条件に応じて押さえ力を調節することができる。また、第一又は第二のばねのうち少なくとも一方のばねによる付勢力を弱く設定することで、送り調節台の傾斜角度を変更して送り歯による被縫製物の送り方向を変更する際のオペレータの作業負荷を軽減することができる。
以下、図1〜図4を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳しく説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。また、本実施形態においては、各図中に示したXYZ軸を基準にしてミシン1の各部の方向を定めるものとする。すなわち、ミシン1を水平面に設置した状態で、Z軸方向は鉛直方向となる上下方向を示し、Y軸方向はミシンベッド部2の長手方向と一致する左右方向を示し、X軸方向は水平且つY軸方向に直交する前後方向を示す。
(全体構成)
本実施形態たるミシン1は、ミシンベッド部2(図2及び図3参照)の針板上に出没する送り歯(図示省略)により被縫製物たる布を送る図示しない送り機構と、該送り機構による一回の送り動作における送り量すなわち送りピッチを加減調節する送り量調節機構20(図1参照)とを備えている。
(送り機構)
図示しない送り機構は、布を送る送り歯が取り付けられた送り台と、この送り台に上下方向の移動力を付与する上下送り機構と、送り台に水平方向の移動力を付与する水送り機構とを備えている。
上下送り機構は、ミシンモータの駆動によりY軸回りに回転する上下送り軸を有し、この上下送り軸には当該上下送り軸の軸芯から偏心した状態で上下送りカムが設けられている。上下送りカムには、一端が送り台とY軸回りに回動自在に連結された上下送りリンクの他端部が外側から嵌め込まれて連結されている。水平送り機構は、ミシンモータの駆動によりY軸回りに回動する水平送り軸を有し、この水平送り軸から上方に延設された水平送り腕には送り台の一端がY軸回りに回動自在に支持されている。そして、送り歯は、ミシンモータの駆動による上下送り軸の回転及び水平送り軸の回動により、上下及び左右方向の送り動作の合成による送り動作を付与され、略楕円状(楕円型)或いは略四角形状(ボックス型)の送り動作の上死点近傍においてミシンベッド部2の針板(図示省略)上に出没することで、布に水平方向(正方向又は逆方向)の移動力を付与するようになっている。
(送り量調節機構)
次に、本実施形態における送り量調節機構20について、図1〜図3に基づき詳しく説明する。
送り量調節機構20は、水平方向に対する送り歯の移動量を変更する送り調節体28と、一端に正送りカム部23a及び逆送りカム部23bよりなるカム部を有し、軸23cを中心に回動可能に支持された送り調節台23と、進退移動によりカム部23a,23bに当接される当接部22を有し、該カム部23aを介して送り調節台23の傾斜角度を変更することで布の送り量の変更を入力するための送り量調節入力手段たる送り量調節ダイヤル21と、送り調節台23と送り調節体28とが共に回動するように連結する送り調節ロッド24と、一端部がばね掛け30を介して送り調節ロッド24の上端部に直接連結され、該上端部に対して、正送りカム部23aが当接部22に圧接されるように送り調節ロッド24に対して下方に向かう付勢力を付与する第一付勢手段(第一のばね)としての第一送り調節ばね29と、一端部が送り調節ロッド24の下端部から送り調節体28に送り歯の移動量を変更するための動作を伝達する部材である送り調節軸27に連結され、該送り調節軸27に対して、正送りカム部23aが当接部22に圧接されるように送り調節ロッド24に対して下方に向かう付勢力を付与する第二付勢手段(第二のばね)としての第二送り調節ばね32と、を備えている。以下、各部を詳しく説明する。
送り調節台23は、その中間部がY軸方向に沿う軸23cによりミシンフレーム内に回動自在に軸支されている。この送り調節台23のX軸方向の一端には、オペレータの作業位置側に向けて略V字状に拡開されたカム部が設けられており、当該カム部の下部傾斜面が正送り時の布送り量を調節するための正送りカム部23a、上部傾斜面が逆送り時の布送り量を調節するための逆送りカム部23bとなっている(図1参照)。これらカム部23a,23bは、後述する送り量調節ダイヤル21の当接部22に当接されることでその傾斜角度が変更されるとともに、後述する第一送り調節ばね29及び第二送り調節ばね32の付勢力により、カム部23a,23b側の端部が上昇してカム部23aが当接部22に圧接される方向に回動するように常時付勢されている。
送り量調節ダイヤル21は、オペレータの作業位置側となるミシンフレームの側壁にX軸方向に沿って回動自在に支持されている。この送り量調節ダイヤル21には、X軸方向に沿ってミシンフレームの側壁に螺合されたねじ部が連結されている。このねじ部の先端はミシンフレームの内部に突出されており、上記送り調節台23のカム部23a又は23bに当接される当接部22となっている。そして、オペレータの操作により送り量調節ダイヤル21が回動されると当接部22がX軸方向に沿って進退移動を行い、該当接部22がカム部23a,23bに当接してその傾斜角度を変更し、カム部23a,23bが当該角度に保持される。
送り調節ロッド24は、その上端部が送り調節台23の他端部にY軸回りに回動自在に連結されている。この送り調節ロッド24の下端部は、Y軸方向に沿う段ねじ25を介して送り調節軸腕26の一端部である揺動端部と回動自在に連結されており、送り調節軸腕26の他端には、Y軸方向に沿う送り調節軸27を介して送り調節体28が回動自在に連結されている。つまり、送り調節ロッド24は、段ねじ25、送り調節軸腕26、送り調節軸27を介して送り調節台23と送り調節体28とが共に回動するように両者を連結するためのものである。そして、この送り調節ロッド24を上下に移動させて送り調節体28のY軸回りの傾きを変更することで、上述した水平送り機構による水平方向への送り歯の移動量が変更されて布送り量が変更されるようになっている。
また、送り調節ロッド24の上下方向における中間部には、下方に向かう水平端部である顎部24aが設けられている。
ここで、ミシン1には、Y軸方向に沿ってミシンフレームに回動自在に支持された逆送りレバー軸36が設けられている。逆送りレバー軸36の一端には、送り機構による布の送り方向を正方向又は逆方向に切替えるための逆送りレバー35の一端が固定されており、逆送りレバー35の他端はミシンフレームの外側に延出されてオペレータの作業位置側に向けてL字状に延設されている。また、逆送りレバー軸36の他端には、ほぼX軸方向に沿って水平に延出する逆送りレバー軸腕37が固定されている。逆送りレバー軸腕37の揺動端部には、Y軸方向に沿ってピン38が突設されており、このピン38が上記送り調節ロッド24の顎部24aに下方から係合するようになっている。
そして、オペレータの手動により逆送りレバー35を上下に操作すると、逆送りレバー軸36、逆送りレバー軸腕37を介してピン38がほぼ上下方向に沿って弧状に揺動され、顎部24aに係合して送り調節ロッド24を上下に移動する。これにより、送り調節台23の傾斜角度が変更されて逆送りカム部23bが当接部22に圧接される。また、これと同時に送り調節体28の傾斜角度が変更されて送り歯の水平移動方向が逆方向に反転される。なお、本実施形態では、逆送りレバー35が下方に押し下げられた状態で布がを正方向に送られ、逆送りレバー35が上方に押し上げられた状態で布が逆方向に送られるようになっている。
送り調節体28は、そのY軸回りの傾斜角度を変更することで、図示しない水平送り軸の回動量及び水平方向に対する送り歯の移動量、すなわち、送り歯による布の送り量を変更する。なお、この送り調節体28の傾斜角度の変更により送り歯の水平移動量を変更する機構は、従来周知の機構と同様の構成であるため、本実施形態では説明を割愛する。
第一送り調節ばね29は、その一端である上端部がばね掛け30を介して送り調節ロッド24の上端部に連結されるとともに、その他端である下端部がミシンベッド部2内に連結されており、送り調節ロッド24を下方に付勢するための付勢手段として機能する。第一送り調節ばね29は引っ張りばねであり、特に、送り調節ロッド24の上端部と、当該上端部に連結される送り調節台23とを圧接して両者間のガタつきを防止するようになっている。
ここで、図1〜図3に基づき本実施形態における第二送り調節ばね32について詳しく説明する。
図1〜図3に示すように、第二送り調節ばね32は、その一端部が送り調節軸27の長手方向中間部に固定された送り調節腕31の揺動端部に連結されており、第二送り調節ばね32の他端部は、ミシンベッド部2の下面に取り付けられたばね掛け板33に連結されている。この第二送り調節ばね32は引っ張りばねであり、図1に示すA方向矢視(図3参照)にて送り調節軸27を時計回り方向に付勢している。つまり、この第二送り調節ばね32は、送り調節軸27、送り調節軸腕26及び段ねじ25を介して送り調節ロッド24を常時下方に付勢しており、送り調節台23における正送りカム部23aが当接部22に圧接される方向に付勢力を作用させている。そして、この第二送り調節ばね32は、送り調節軸27を介して送り調節ロッド24と送り調節体28とを圧接し、両者間のガタつきを防止する機能を有している。
さらに、本実施形態における第二送り調節ばね32は、当該第二送り調節ばね32の他端を支持するばね掛け板33がX軸方向に沿う長穴33aを介してX軸方向にスライド移動可能に設けられている。そして、固定ねじ34により、所定位置でばね掛け板33を固定することで、その付勢力が強弱調節可能となっている。つまり、この第二送り調節ばね32は、本実施形態における調節手段として機能する。具体的には、ばね掛け板33を図2中、下方(図3において左方)にスライドさせて固定ねじ34により移動位置決めすることで、送り調節軸27を図1に示すA方向矢視にて時計回り方向に強く付勢することができる。一方、ばね掛け板33を図2中、上方(図3において右方)にスライドさせて移動位置決めすることで、送り調節軸27に付与する付勢力を弱めることができる。特に、本実施形態では、第二送り調節ばね32による付勢力をフリーの状態とする位置までばね掛け板33を移動することができるようになっている。
(実施形態の動作説明)
次に、上記構成を備えるミシン1の動作説明を行う。
送り量調節ダイヤル21が操作されると、当接部22の進退移動により該当接部22と当接するカム部23a,23bが軸23cを中心に回動され、その傾斜角度が変更される。これに伴い、送り調節台23の他端に連結された送り調節ロッド24が上下に移動し、段ねじ25、送り調節軸腕26及び送り調節軸27を介して送り調節体28の傾斜角度が変更される。そして、送り機構を介して送り歯による布送り量が増減される。
ここで、例えば、長期間の使用により送り調節ロッド24の上端部と送り調節台23との間(連結部)に磨耗が生じたとしても、第一送り調節ばね29によって両者が圧接されていることにより、送り調節ロッド24の上端部と送り調節台23との間にはガタつきや振動、異音が生じない。また、例えば、長期間の使用により送り調節ロッド24の下端部と送り調節体28との間(連結部)に磨耗が生じたとしても、第二送り調節ばね32によって両者が圧接されていることにより、送り調節ロッド24の下端部と送り調節体28との間にはガタつきや振動、異音が生じることがない。
さらに、ばね掛け板33をX軸方向に沿ってスライドさせて移動位置決めすることにより、第二送り調節ばね32による付勢力、すなわち、送り調節ロッド24の下端部と送り調節体28との間に作用する圧接力が強弱調節される。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態たるミシン1によれば、縫製速度や縫い目の種類などの縫製条件に応じて第二送り調節ばね32の付勢力を調節することができる。これにより、常用回転域での使用で逆送りレバー35の軽さを求めるユーザと、高回転域での使用で不快音の発生防止を求めるユーザの何れの要求も満たすことができる。また、二つの送り調節ばね29、32を使用して、送り調節台23付近のガタつきと送り調節体28付近のガタつきを抑えるためのばね掛け位置を可変としたことにより、発生するガタを最小限に抑制することができる。また、第二送り調節ばね32のばね掛け位置を長穴33aによって位置調節可能としたことにより、例えば、第二送り調節ばね32の他端部を掛け変えて位置調節するよりも作業性に優れ、調節範囲の広いフレキシブルな調節が可能となる。また、ガタの発生元の近くにばねを設けたことにより、ミシンカバーなど、調整の妨げとなる無用な部品を取り外すことなく振動音の原因となるガタつきによる振動を低減しつつ、逆送りレバー35を操作する際のレバー圧の調整を行うことができる。
(その他)
なお、本実施形態では、長穴33aに沿ってばね掛け板33を移動位置決めすることで第二送り調節ばね32の付勢力を調節できる構成としているが、例えば、長穴33aに代えて複数の穴を設け、これら複数の穴の何れか一つにおいてばね掛け板33を係止することで、第二送り調節ばね32の付勢力を段階的に調節可能とする構成としてもよい。
また、送り調節ロッド24と第一送り調節ばね29との連結部は、例えば、図4(a)に示すように、偏心ピン30aを用いて当該偏心ピン30aの回動により第一送り調節ばね29の付勢力を強弱調節可能としてもよいし、図4(b)に示すように、第一送り調節ばね29が連結される送り調節ロッド24の上端部に長穴24bを設け、この長穴24bに沿ってピン30を移動させることで第一送り調節ばね29の付勢力を強弱調節可能としてもよい。
また、上記実施形態では、第二送り調節ばね32の一端を係止するばね掛け板33を移動位置決めすることで第二送り調節ばね32の付勢力を調節しているが、このばね掛け板33に代えて、例えば、電磁ソレノイド等のアクチュエータを備え、該アクチュエータの伸縮により、自動的に第二送り調節ばね32の付勢力を調節することも容易に考えられる。
本実施形態たるミシンの要部構成を示す分解斜視図である。 本実施形態におけるミシンの要部構成を示す下面図である。 図2におけるB方向矢視を示す概略側面図である。 本発明を適用したその他の例を示す模式図である。 従来のミシンにおける送り量調節機構の構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ミシンベッド部
20 送り量調節機構
21 送り量調節ダイヤル(送り量調節入力手段)
22 当接部
23 送り調節台
23a 正送りカム部(カム部)
23b 逆送りカム部(カム部)
24 送り調節ロッド
25 段ねじ
26 送り調節軸腕
27 送り調節軸
28 送り調節体
29 第一送り調節ばね(第一のばね)
30 ばね掛け
31 送り調節腕
32 第二送り調節ばね(第二のばね)
33 ばね掛け板
33a 長穴
34 固定ねじ
35 逆送りレバー
36 逆送りレバー軸
37 逆送りレバー軸腕
38 ピン

Claims (1)

  1. 針板上に出没しつつ水平方向に送り動作を行う送り歯により被縫製物を送る送り機構と、
    水平方向に対する前記送り歯の移動量を変更する送り調節体と、
    一端にカム部を有し、回動可能に軸支された送り調節台と、
    進退移動により前記カム部に当接する当接部を有し、当該当接部の進退移動により前記カム部を介して前記送り調節台の傾斜角度を変更することで被縫製物の送り量の変更を入力する送り量調節入力手段と、
    前記送り調節台と送り調節体とが共に回動するように連結する送り調節ロッドと、
    前記送り調節ロッドの上端部に対して、前記カム部が前記当接部に圧接される方向に付勢力を付与する第一のばねと、
    前記送り調節ロッドの下端部から前記送り調節体に前記送り歯の移動量を変更するための動作を伝達する部材に対して、前記カム部が前記当接部に圧接される方向に付勢力を付与する第二のばねと、
    少なくとも前記一方のばねが付与する弾性力の強弱調節を行う調節手段とを備えることを特徴とするミシン。
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