JP2008193283A - 整流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導通時の損失が低減されたMOSFETを用いた整流装置で、2端子のダイオードとの置き換えが容易であると共に、MOSFETのオン時に連続して駆動電圧を生成してMOSFETのオン動作が継続できる構造を提供する。
【解決手段】寄生ダイオードを内蔵したMOSFETS1のソース・ドレイン間の導通電圧を所定の電圧まで昇圧する昇圧回路2と、昇圧回路2の出力電圧で動作するゲート制御回路1を備え、昇圧回路2の出力電圧は電源切替回路3により昇圧回路2の電源電圧として供給される。MOSFETS1はドレイン電極を電位基準として回路構成し、昇圧回路2は、ドレイン電極を電位基準とした正のソース・ドレイン電圧を昇圧し、MOSFETS1のドレイン・ゲート間に正の駆動電圧が印加される。
【選択図】図1

Description

この発明は、2つの外部端子間に接続され、一方向のみ電流を流し、逆方向の電流を阻止する整流装置に関するものである。
2つの外部端子間に接続される整流素子であるダイオードは、順方向に電圧が印加された場合は、陽極側から陰極側に一方向に電流を流し、逆電圧が印加されると、逆向きに流れようとする電流を阻止する動作を行う。これら一般的なダイオードは、冗長系電源や、整流回路などに使用されている。しかしながら、ダイオードには導通時に順方向電圧が発生し、この電圧と順方向電流との積により比較的大きな導通損失が生じる。特に、冗長系などで複数個直列接続して使用される場合では、ダイオードの接続数分だけ損失が増加するという問題がある。
導通損失の少ない従来の整流装置である低電力消費ダイオード回路は、陽極配線と陰極配線とを有し、比較器とスイッチとダイオードとを含んでいる。比較器は2つの入力を有し、陽極配線は一方の入力に接続され、陰極配線は他方の入力に接続されている。陽極配線の電圧が陰極配線の電圧よりも所定の順方向電圧分を超える場合は、比較器は出力線に高論理レベル信号を出力し、スイッチは、導通に切り替わり陽極配線と陰極配線と電子的に接続する(例えば、特許文献1参照)。
導通損失の少ない従来の別例による整流装置である2端子同期整流器は、整流器の2端子の第1の経路にソース・ドレイン経路を有する電界効果型トランジスタと、2整流器端子間の逆極性電圧に同期してトランジスタをオンオフさせ、トランジスタのゲート電極に接続されるゲート制御回路と、2整流器端子間電圧差により駆動されてゲート制御回路を駆動するチャージポンプを形成するさらなる並列経路とを備える。また、トランジスタ内に必然的にpnダイオードが形成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−297699号公報 特表2004−519991号公報
上記特許文献1に示す従来の整流装置では、スイッチに例えばN−MOSFETを用い、導通損失をダイオードよりも低減できる。しかしながら、スイッチを動作させるための駆動電圧を外部から供給する必要があるので、陽極配線側と陰極配線側との2端子以外に電源端子を必要とする。このため、一般的な2端子のダイオードとの置き換えは困難であった。
また、上記特許文献2に示す従来の整流装置では、2整流器端子間電圧差によりゲート制御回路の駆動電圧を生成するチャージポンプを備えているが、トランジスタがオンするとチャージポンプのコンデンサには充電されないため、ゲート制御回路の駆動電圧を保持できずにトランジスタはオフする。このため、トランジスタを連続してオンさせる動作は困難であった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、導通時の損失が低減されたMOSFETを2つの外部端子間に接続して成る整流装置が、さらなる端子および外部電源が不要で2端子のダイオードとの置き換えが容易であると共に、MOSFETのオン時に連続して駆動電圧を生成してMOSFETのオン動作が継続できることを目的とする。
この発明による整流装置は、外部端子を陽極端子と陰極端子との2端子とした整流装置であって、ソース・ドレイン間に寄生ダイオードが内蔵され、ドレイン電極を上記陰極端子に接続しソース電極を上記陽極端子に接続したnチャネル型MOSFETと、上記2端子間が導通時に上記MOSFETのソース・ドレイン間の電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路の出力を電源として上記2端子間の電圧に応じて上記MOSFETの上記ゲート電極に駆動信号を出力する駆動制御回路とを備える。そして、上記昇圧回路は、入出力電圧に上記MOSFETのドレイン電極を電位基準とした正の電圧を扱い、上記MOSFETは上記ドレイン電極を電位基準とした正の電圧による上記駆動信号にて動作するものである。
この発明による整流装置は、2端子間が導通したときに発生する微小な電圧を昇圧回路にて所定の電圧に昇圧して駆動制御回路を動作させるため、さらなる端子および外部電源が不要で2端子のダイオードとの置き換えが容易であると共に、MOSFETのオン時に連続して駆動電圧を生成してMOSFETのオン動作が継続できる。また、昇圧回路は、入出力電圧にMOSFETのドレイン電極を電位基準とした正の電圧を扱い、駆動信号にドレイン電極を電位基準とした正電圧を用いるため、昇圧回路および駆動制御回路の構成が容易になり、装置構成の小型化、簡略化が図れる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による整流装置を図について説明する。図1は、この発明の実施の形態1による整流装置の概略構成を示すブロック図である。
図に示すように、整流装置は、ソース・ドレイン間に寄生ダイオードを内蔵したnチャネル型パワーMOSFETS1(以下、MOSFETS1と称す)と、MOSFETS1を駆動制御するゲート制御回路1と、ゲート制御回路1の電源電圧を生成する昇圧回路2と、電源切替回路3と、逆電圧保護回路としての保護回路4〜7とを備える。また、外部端子を、陽極端子A、陰極端子Kの2端子とし、MOSFETS1はソース電極を陽極端子Aに、ドレイン電極を陰極端子Kに接続する。なお、C1は、昇圧回路2が備える昇圧用コンデンサである。
動作開始前には、ゲート制御回路1および昇圧回路2とも停止状態で、MOSFETS1はオフ状態である。この状態で、陽極端子Aから陰極端子Kに電流が流れると、寄生ダイオードに順方向電流が流れ、ソース・ドレイン間に寄生ダイオードの順方向電圧が発生する。この電圧は、ドレイン電極を電位基準とする正の電圧であり、昇圧回路2に供給され、昇圧回路2を起動させる。昇圧回路2は、陽極端子Aから陰極端子Kに電流が流れる時にソース・ドレイン間に発生する電圧、この場合、寄生ダイオードの順方向電圧を昇圧し、昇圧用コンデンサC1に所定の電圧が蓄積される。昇圧用コンデンサC1の電圧は、ゲート制御回路1に電源電圧(駆動電圧)として供給され、ゲート制御回路1はMOSFETS1のゲート駆動信号を生成する。ゲート制御回路1は、MOSFETS1のソース・ドレイン間の電圧がドレイン電極を電位基準として正の電圧であることを検出して、即ちソース・ドレイン間の導通を検出して、ゲート電極を駆動するようにゲート駆動信号を生成しMOSFETS1がオンする。また、昇圧用コンデンサC1に電圧が蓄積されると、電源切替回路3が動作して、昇圧用コンデンサC1の電圧が昇圧回路2の電源電圧として供給されるようになる。
MOSFETS1がオンすると、陽極端子Aから陰極端子KにMOSFETS1を介した電流が流れ、この電流とMOSFETS1のオン抵抗による電圧降下が発生して、ソース・ドレイン間に電圧が発生する。このソース・ドレイン間の電圧はドレイン電極を電位基準とする正の電圧であり、昇圧回路2に入力され、昇圧回路2は昇圧動作を行い、昇圧された電圧は昇圧回路2とゲート制御回路1の双方に電源電圧として供給される。そしてゲート制御回路1はMOSFETS1のゲート駆動信号を生成しMOSFETS1がオンする。
以上の動作を繰り返し、MOSFETS1の導通時にソース・ドレイン間に発生する電圧を昇圧し、昇圧された電圧を昇圧回路2とゲート制御回路1の双方に給電しながらMOSFETS1を連続的に駆動するように動作する。
ここでMOSFETS1がオフの状態、例えば陽極端子Aよりも陰極端子Kの電位が高い逆特性の場合、MOSFETS1には寄生ダイオードが存在する為に逆電圧となり電流は流れない。また、保護回路4はゲート制御回路1に逆電圧が印加されるのを阻止し、保護回路6は昇圧回路2に逆電圧が印加されるのを阻止する。また、保護回路5、7を設けたことにより逆電圧状態で陰極端子Kから陽極端子Aへ電流が流れる経路を絶つことができる。このように逆電圧保護のための保護回路4〜7を設けたため、昇圧回路2およびゲート制御回路1の破壊を防ぐことがきる。
この実施の形態では、上述したように、MOSFETS1の導通時にソース・ドレイン間に発生する電圧を昇圧し、昇圧された電圧を昇圧回路2とゲート制御回路1の双方に給電しながらMOSFETS1を連続的に駆動する。このため、MOSFETS1のゲート電極を駆動するための駆動電圧、例えば5Vの電圧を外部から供給する必要がなく、ゲート制御回路1はMOSFETS1を連続的に駆動制御できる。このように、外部からの電源供給が不要であるため、2端子のダイオードとの置き換えが容易である。
MOSFETのオン抵抗は耐圧・形状等性能によりそれぞれ異なるが、例えば低い抵抗値だと数10mΩ程度の素子が存在する。仮にMOSFETS1のオン抵抗を20mΩと仮定すると、陽極端子Aから陰極端子Kに流れる電流値が例えば10Aの場合、ドロップ電圧は0.2Vとなる。一方10Aの電流を流したときのダイオードの順方向電圧は耐圧の低いSBD(ショットキダイオード)で0.6〜1.0V、耐圧の高いFRD(ファーストリカバリーダイオード)では1.0V〜3.0Vが一般的であり、これらダイオードと比較するとMOSFETS1によるドロップ電圧は十分に小さい、すなわち低損失と言える。このため、この実施の形態による整流装置は、2端子のダイオードとの置き換えが容易であり、ダイオードよりも導通時の損失が低減され高効率な整流装置となる。
また、昇圧回路2は、寄生ダイオードに順方向電流が流れた時にソース・ドレイン間に発生する順方向電圧により起動し、その後、昇圧回路2自身の出力が電源になるように電源切替回路3により切り替えられる。このため、外部からの電源供給なしに起動し、効率的で安定した昇圧動作を継続できる。
ところで、MOSFETは従来、一般的にソース電極を電位基準として回路構成し、ソース・ゲート間に駆動電圧を印加して駆動するものであった。この実施の形態では、MOSFETS1をnチャネル型でドレイン電極を電位基準として回路構成し、ドレイン・ゲート間に正の駆動電圧を印加するようにした。そして、昇圧回路2は、入力電圧であるソース・ドレイン間の電圧をドレイン電極を電位基準とする正の電圧とし、昇圧により正の駆動電圧となる例えば5V程度まで昇圧する。このように、昇圧回路2の入出力電圧にドレイン電極を電位基準とした正電圧だけを扱うようにし、ゲート駆動回路1は、昇圧された電圧をそのまま電源電圧(駆動電圧)に用いる。このため昇圧回路2およびゲート制御回路1が容易に構成でき、整流装置の装置構成の小型化、簡略化が図れる。
なお、ゲート駆動回路1はMOSFETS1のオン動作を継続させるように制御動作を行うもので、MOSFETS1のオン時のソース・ドレイン間のドロップ電圧はそもそも小さい値である。このため、ドレイン電極を電位基準とした駆動電圧は、ソース電極を電位基準にした場合とほぼ同等の電圧として扱える。
実施の形態2.
上記実施の形態1による整流装置を具体的な回路で構成したものを以下に説明する。図2は、この発明の実施の形態2による整流装置の回路構成図である。
図2に示すように、図1におけるゲート制御回路1としてコンパレータ11を用い、昇圧回路2は、ブーストコンバータ12、昇圧用コイルL1、昇圧用コンデンサC1、昇圧用スイッチS2および昇圧用ダイオードD1で構成し、電源切替回路3は、電源切替用ダイオードD2および電源切替用抵抗R2で構成する。また、保護回路4を構成する逆電圧保護用素子として制御回路用保護素子DS3、DZ1と、保護回路6を構成する逆電圧保護用素子として昇圧回路用保護素子DZ2、D3とを備える。また、保護回路5を構成する逆電流防止用素子として逆電流防止素子DS1と、保護回路7を構成する逆電流防止素子として逆電流防止スイッチDS2とを備える。さらに、コンパレータ11の電源供給を制御する半導体スイッチング素子として電源供給制御スイッチS3を備える。なお、R1は電圧検出用抵抗、R3はMOSFETS1の誤動作防止用抵抗、R4、R5は電源供給制御スイッチS3の制御用抵抗である。
動作の詳細について以下に説明する。
動作開始前には、コンパレータ11およびブーストコンバータ12とも停止状態で、MOSFETS1はオフ状態である。この状態で、陽極端子Aから陰極端子Kに電流が流れると、MOSFETS1の寄生ダイオードに順方向電流が流れ、ソース・ドレイン間に寄生ダイオードの順方向電圧が発生する。この電圧は、ドレイン電極を電位基準とする正の電圧であり、ブーストコンバータ12に供給される。
ここで、MOSFETS1の寄生ダイオードの順方向電圧と逆電流防止素子DS1の順方向電圧との差電圧がブーストコンバータ12の起動電圧以上に設定されており、ブーストコンバータ12を起動させる。ブーストコンバータ12は起動後発振し始め昇圧用スイッチS2を駆動して昇圧動作を開始し、昇圧用コンデンサC1に電圧を蓄積する。逆電流防止スイッチDS2は、コンパレータ11の駆動信号で制御されるスイッチであり、逆電流防止スイッチDS2の寄生ダイオード(並列ダイオード)の順方向電圧は、MOSFETS1の寄生ダイオードの順方向電圧よりも低く設定されている。この逆電流防止スイッチDS2は、ブーストコンバータ12の起動時にはオフしているが、寄生ダイオードを介して昇圧用コイルL1に正の電圧が入力される。
MOSFETS1と、逆電流防止スイッチDS2とは共にコンパレータ11の駆動信号で制御されるが、逆電流防止スイッチDS2はMOSFETS1と同等の性能あるいはそれ以上の性能のMOSFETを単独あるいはダイオードと並列に挿入し、MOSFETS1と同等あるいは早いタイミングでオン動作をするものとする。これにより、昇圧回路の昇圧経路でのドロップ電圧を減らすことができ、MOSFETS1のオン動作時、またオンした後も、昇圧用コイルL1に正の電圧が入力され昇圧動作が可能になる。
ブーストコンバータ12は、起動するとMOSFETS1の寄生ダイオードの順方向電圧から昇圧用コイルL1に入力される電圧を昇圧し、昇圧用コンデンサC1に所定の電圧、例えば5Vが蓄積される。昇圧用コンデンサC1に所定の電圧が蓄積されると電源供給制御スイッチS3がオンし、コンパレータ11に電源電圧(駆動電圧)として5Vの電圧が供給される。コンパレータ11は、MOSFETS1のソース・ドレイン間の電圧がドレイン電極を電位基準として正の電圧であることを検出して、即ちソース・ドレイン間の導通を検出して、ゲート電極にゲート駆動信号となるHi信号を印加してMOSFETS1をオンさせる。
MOSFETをオンさせる為には、通常ソース・ゲート間に一定の電圧を印加する必要があるが、その値は一般的なMOSFETで2〜4Vである。コンパレータ11はMOSFETS1のドレイン・ゲート間に電源電圧である5Vと同じHi信号を出力することで、MOSFETS1を十分にオンさせることができる。
また、昇圧用コンデンサC1に電圧が蓄積されると、電源切替用ダイオードD2および電源切替用抵抗R2を利用して昇圧用コンデンサC1の電圧がブーストコンバータ12の電源電圧として供給されるようになる。このため、MOSFETS1のオン後にソース・ドレイン間の電位差が小さくなり、それによって逆電流防止素子DS1を経由してブーストコンバータ12に入力される電圧が低くなってしまった場合でも、電源切替用ダイオードD2および電源切替用抵抗R2を介した電源電圧を利用して昇圧動作を安定して行うことができる。この動作によりコンパレータ11にも安定して電源電圧が供給されることになる。
MOSFETS1がオンすると、陽極端子Aから陰極端子KにMOSFETS1を介した電流が流れ、この電流とMOSFETS1のオン抵抗による電圧降下が発生して、ソース・ドレイン間に電圧が発生する。このソース・ドレイン間の電圧はドレイン電極を電位基準とする正の電圧であり、上述したように昇圧用コイルL1に正の電圧が入力され、ブーストコンバータ12は昇圧用スイッチS2を駆動して昇圧用コンデンサC1に電圧を蓄積する。
昇圧用コンデンサC1の蓄積電圧は上述したようにブーストコンバータ12とコンパレータ11との双方に電源電圧として供給される。そしてコンパレータ11はMOSFETS1のゲート駆動信号を生成しMOSFETS1がオンする。
以上の動作を繰り返し、MOSFETS1の導通時にソース・ドレイン間に発生する電圧を昇圧し、昇圧された電圧をブーストコンバータ12とコンパレータ11との双方に給電しながらMOSFETS1を連続的に駆動するように動作する。
ここでMOSFETS1がオフの状態、例えば陽極端子Aよりも陰極端子Kの電位が高い逆特性の場合、MOSFETS1については寄生ダイオードに逆電圧が印加され電流は流れない。また、制御回路用保護素子DS3、DZ1によりコンパレータ11の入力電圧の逆電圧が阻止される。また、昇圧回路用保護素子DZ2によりブーストコンバータ12に、昇圧回路用保護素子D3により昇圧用スイッチS2に、それぞれ逆電圧が印加されるのが阻止される。また、逆電圧状態で陰極端子Kから陽極端子Aへ昇圧回路用保護素子DZ2を介して電流が流れる経路を、逆電流防止素子DS1により遮断できる。また、MOSFETS1がオフの時は逆電流防止スイッチDS2もオフであり、逆電圧状態で陰極端子Kから陽極端子Aへ昇圧回路用保護素子D3を介して電流が流れる経路を、逆電流防止スイッチDS2により遮断できる。
また陽極端子Aよりも陰極端子Kの電位が高い逆特性に、正特性から切り替わるタイミングにおいて、昇圧用コンデンサC1の電圧が低下すると電源供給制御スイッチS3がオフするため、コンパレータ11への電源供給が遮断される。これにより、逆特性時にはコンパレータ11によるMOSFETS1の駆動制御を完全に停止させ、制御遅れや誤動作によりMOSFETS1をオンさせることがなく、逆電圧状態で陰極端子Kから陽極端子Aへ電流を流すことが確実に防止できる。
なお、この場合、電源供給制御スイッチS3はpチャネル型MOSFETを用い、オン・オフ制御用に抵抗R4、R5を用いたが、オン・オフ制御用にICを用いても良く、同様の効果を得ることができる。
また、ゲート制御回路1としてコンパレータ11を用いたものを示したが、オペアンプを使用すれば同等の制御が可能である。またこれらに、ノンインバータバッファIC等を使用すればゲート駆動能力が向上する。この場合、逆電流防止スイッチDS2をMOSFETS1よりも早いタイミングでオン動作させるような制御も可能であり、またMOSFETS1を複数のMOSFETにて構成することもできる。
また、昇圧回路2にブーストコンバータ12を用いたが、例えばチャージポンプ等他の昇圧回路を適用しても良く、同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1による整流装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態1による整流装置の回路構成図である。
符号の説明
1 ゲート制御回路、2 昇圧回路、3 電源切替回路、
4〜7 逆電圧保護回路としての保護回路、11 コンパレータ、
12 ブーストコンバータ、S1 MOSFET、L1 昇圧用コイル、
C1 昇圧用コンデンサ、S2 昇圧用スイッチ、D1 昇圧用ダイオード、
D2 電源切替用ダイオード、R2 電源切替用抵抗、
DS3,DZ1 逆電圧保護用素子としての制御回路用保護素子、
DZ2,D3 逆電圧保護用素子としての昇圧回路用保護素子、
DS1 逆電流防止用素子としての逆電流防止素子、
DS2 逆電流防止素子としての逆電流防止スイッチ、
S3 半導体スイッチング素子としての電源供給制御スイッチ。

Claims (6)

  1. 外部端子を陽極端子と陰極端子との2端子とした整流装置において、
    ソース・ドレイン間に寄生ダイオードが内蔵され、ドレイン電極を上記陰極端子に接続しソース電極を上記陽極端子に接続したnチャネル型MOSFETと、上記2端子間が導通時に上記MOSFETのソース・ドレイン間の電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路の出力を電源として上記2端子間の電圧に応じて上記MOSFETの上記ゲート電極に駆動信号を出力する駆動制御回路とを備え、
    上記昇圧回路は、入出力電圧に上記MOSFETのドレイン電極を電位基準とした正の電圧を扱い、上記MOSFETは上記ドレイン電極を電位基準とした正の電圧による上記駆動信号にて動作することを特徴とする整流装置。
  2. 上記昇圧回路は、昇圧した電圧を蓄積するコンデンサと、該コンデンサの電圧を該昇圧回路自身の電源に用いるための電源切替回路とを備え、起動時には上記寄生ダイオードの両端に発生する順方向電圧により動作し、起動後は上記コンデンサの電圧を該昇圧回路自身の電源に用いるよう上記電源切替回路にて切り替えることを特徴とする請求項1記載の整流装置。
  3. 上記昇圧回路および上記駆動制御回路に逆電圧が印加されるのを保護する逆電圧保護回路を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の整流装置。
  4. 上記逆電圧保護回路が、逆電圧保護用素子と、該逆電圧保護用素子を介して上記陰極端子から上記陽極端子に逆電流が流れることを防止する逆電流防止用素子とを備えたことを特徴とする請求項3記載の整流装置。
  5. 上記駆動制御回路から出力される上記駆動信号にて制御される半導体スイッチング素子を上記逆電流防止用素子に用いたことを特徴とする請求項4記載の整流装置。
  6. 上記昇圧回路の出力を上記駆動制御回路の電源として供給するのを制御する半導体スイッチング素子を備えて上記陰極端子から上記陽極端子に逆電流が流れることを防止したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の整流装置。
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