JP4833101B2 - 整流装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2つの外部端子間に接続され、一方向のみ電流を流し、逆方向の電流を阻止する整流装置に関するものである。
2つの外部端子間に接続される整流素子であるダイオードは、順方向に電圧が印加された場合は、陽極側から陰極側に一方向に電流を流し、逆電圧が印加されると、逆向きに流れようとする電流を阻止する動作を行う。これら一般的なダイオードは、冗長系電源や、整流回路などに使用されている。しかしながら、ダイオードには導通時に順方向電圧が発生し、この電圧と順方向電流との積により比較的大きな導通損失が生じる。特に、冗長系などで複数個直列接続して使用される場合では、ダイオードの接続数分だけ損失が増加するという問題がある。
導通損失の少ない従来の整流装置である低電力消費ダイオード回路は、陽極配線と陰極配線とを有し、比較器とスイッチとダイオードとを含んでいる。比較器は2つの入力を有し、陽極配線は一方の入力に接続され、陰極配線は他方の入力に接続されている。陽極配線の電圧が陰極配線の電圧よりも所定の順方向電圧分を超える場合は、比較器は出力線に高論理レベル信号を出力し、スイッチは、導通に切り替わり陽極配線と陰極配線と電子的に接続する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−297699号公報
上記特許文献1に示す従来の整流装置では、スイッチに例えばN−MOSFETを用い、導通損失をダイオードよりも低減できる。しかしながら、スイッチを動作させるための駆動電圧を外部から供給する必要があるので、陽極配線側と陰極配線側との2端子以外に電源端子を必要とする。このため、一般的な2端子のダイオードとの置き換えは困難であった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、2つの外部端子間に接続され、さらなる端子および外部電源が不要で、2端子のダイオードとの置き換えが容易であると共に、導通時の損失が低減された高効率の整流装置を提供することを目的とする。
この発明による整流装置は、外部端子を陽極端子と陰極端子との2端子とした整流装置であって、上記2端子間に接続され、ゲート電極により駆動制御される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子に並列に接続され、上記整流装置の動作開始時に整流動作を行う並列ダイオードと、上記2端子間が導通時に該2端子間に発生する導通電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路と、上記2端子間の導通状態を継続できるように該昇圧回路の出力を電源として上記半導体スイッチング素子の上記ゲート電極に駆動信号を出力する駆動制御回路とを備えたものである。
この発明による整流装置は、2端子間が導通したときに発生する微小な電圧を昇圧回路にて所定の電圧に昇圧して駆動制御回路を動作させるため、さらなる端子および外部電源が不要で、2端子のダイオードとの置き換えが容易である。また、半導体スイッチング素子を用いているため、ダイオードよりも導通時の損失が低減され高効率な整流装置となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による整流装置を図を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による整流装置の概略構成図である。
図に示すように、整流装置1は、半導体スイッチング素子として、ソース・ドレイン間に並列ダイオードである寄生ダイオード2aを内蔵したパワーMOSFET2(以下、単にMOSFET2と称す)と、昇圧回路としてのマイクロパワーコンバータ部3と、駆動制御回路としてのセルフドライブ制御部4とを備え、外部端子を、陽極端子11、陰極端子12の2端子とする。この場合、MOSFET2はnチャネル型MOSFETであり、ソース電極を陽極端子11に、ドレイン電極を陰極端子12に接続する。
図2は、図1に示す整流装置1の動作原理図である。なお、以下図において、同一番号は同一機能を持つものとする。
図2に示すように、マイクロパワーコンバータ部3、セルフドライブ制御部4は、それぞれMOSFET2のソース・ドレイン間に接続されている。動作開始前には、マイクロパワーコンバータ部3およびセルフドライブ制御部4とも停止状態で、MOSFET2が導通していない開放状態である。この状態で、陽極端子11から陰極端子12に電流iが流れる場合は、寄生ダイオード2aに順方向電流が流れる。これにより整流装置は動作開始し、寄生ダイオード2aの順方向電圧特性により、MOSFET2のソース・ドレイン間に寄生ダイオード2aの両端電圧である数100mVの電位差が発生し、この電位差による微小電圧によりマイクロパワーコンバータ部3が起動して昇圧動作を開始する。
マイクロパワーコンバータ部3は、陽極端子11から陰極端子12へ電流iが流れる導通時に両端子間に発生する電圧であるソース・ドレイン間の電圧Vdsを所定の電圧まで昇圧する。この昇圧動作により生成された電圧は、セルフドライブ制御部4に電源電圧として供給され、セルフドライブ制御部4はMOSFET2のゲート駆動信号(駆動電圧Vg)を生成する。これによりMOSFET2がオンして導通すると、陽極端子11から陰極端子12にMOSFET2を介した電流iが流れる。ここでMOSFET2を流れる電流iは、寄生ダイオード2aを介するものではなく、MOSFET2がオンしてチャネルを流れる本来のスイッチ電流である。
MOSFET2に電流iが流れると、この電流iとMOSFET2の内部抵抗による電圧降下が発生し、MOSFET2のソース・ドレイン間に例えば0.3Vの電圧Vdsが発生する。このソース・ドレイン間の電圧はマイクロパワーコンバータ部3に供給され、マイクロパワーコンバータ部3は昇圧動作を行い、昇圧された電圧はセルフドライブ制御部4に電源電圧として供給される。そしてセルフドライブ制御部4はMOSFET2のゲート駆動信号を生成し、MOSFET2が導通する。
以上の動作を繰り返し、MOSFET2の導通時にソース・ドレイン間に発生する導通電圧Vdsを昇圧し、昇圧された電圧をセルフドライブ制御部4に給電しながらMOSFET2を連続的に駆動するように動作する。
図1、図2で示した整流装置1において、マイクロパワーコンバータ部3、セルフドライブ制御部4の内部構成を図3に示す。
図3に示すように、マイクロパワーコンバータ部3、セルフドライブ制御部4は、それぞれMOSFET2のソース・ドレイン間に接続されている。マイクロパワーコンバータ部3は、主にクロック発生回路としての発振器31とチャージポンプ32とで構成される昇圧回路、およびこのチャージポンプ32の後段に配されるDC/DCコンバータ34とを備える。なお、33は、チャージポンプ32が備える充放電コンデンサである。また、DC/DCコンバータ34は、リアクトル、ダイオードおよびスイッチから成る昇圧チョッパ回路などで構成される。
セルフドライブ制御部4は、端子間電圧検出部41およびゲートドライバ42により構成され、マイクロパワーコンバータ部3より供給される電圧を電源として動作する。ゲートドライバ42の出力はMOSFET2のゲート電極に接続される。またこれら端子間電圧検出部41およびゲートドライバ42は低消費電流回路で構成されている。
図4は、整流装置1の動作を説明する各部の電圧波形である。図4(a)は、マイクロパワーコンバータ部3およびセルフドライブ制御部4に入力される電圧Vinの電圧波形であり、この場合、MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する導通電圧Vdsが電圧Vinとなる。図4(b)はチャージポンプ32より生成される電圧Vstの電圧波形、図4(c)はDC/DCコンバータ34の電源電圧VDDの電圧波形、図4(d)はDC/DCコンバータ34の出力電圧Voutの電圧波形、図4(e)はゲートドライバ42の出力電圧(ゲート駆動信号)Vonの電圧波形である。
図3、図4に基づいて整流装置1の動作の詳細を以下に説明する。
MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する導通電圧、例えば0.3V程度の電圧は、入力電圧Vinとしてマイクロパワーコンバータ部3およびセルフドライブ制御部4へ入力される。この入力電圧Vinは整流装置1の動作開始時は、寄生ダイオード2aの両端に発生する順方向電圧であり、実際にはMOSFET2がオン時の導通電圧よりも若干高いものである。
マイクロパワーコンバータ部3では、寄生ダイオード2aが導通する動作開始時に、発振器31とチャージポンプ32とで構成される昇圧回路を入力電圧Vinにて起動させると共に、この入力電圧Vinを昇圧して例えば2Vの電圧Vstを出力する。後段のDC/DCコンバータ34は、チャージポンプ32にて昇圧された電圧Vstを電源電圧VDDとして起動する。また、入力電圧Vinは、DC/DCコンバータ34にも入力されており、DC/DCコンバータ34は入力電圧Vinを所定の電圧、例えば5Vに昇圧して電圧Voutを出力する。
DC/DCコンバータ34の出力電圧Voutは、セルフドライブ制御部4に電源電圧として供給されると同時に、DC/DCコンバータ34の電源電圧VDDにも供給され、電源電圧VDDは、例えば2Vから5Vの電圧レベルに上昇する。
このように、DC/DCコンバータ34は、出力電圧Voutを自身の電源電圧として供給するように構成したので、チャージポンプ32にて昇圧された電圧Vstにより起動した後は、連続的に昇圧動作を繰り返すことができる。
セルフドライブ制御部4は、マイクロパワーコンバータ部3の出力であるDC/DCコンバータ34の出力電圧Voutを電源電圧として動作する。入力電圧Vinは、セルフドライブ制御部4の端子間電圧検出部41に入力され、端子間電圧検出部41はMOSFET2のソース・ドレイン間が導通したことを検知すると、ゲートドライバ42に信号を出力し、ゲートドライバ42は、端子間電圧検出部41からの出力信号に応じて、ゲート駆動信号Vonを出力する。
なお、端子間電圧検出部41はMOSFET2のソース・ドレイン間が寄生ダイオード2aを介して導通した場合も、MOSFET2がオンして導通した場合と同様に導通を検知する。
このように、MOSFET2のソース・ドレイン間が導通すると、セルフドライブ制御部4はMOSFET2をオンさせるゲート駆動信号Vonを出力し、ソース・ドレイン間の導通を継続しようとする。また、ソース・ドレイン間の導通により発生する導通電圧を入力電圧Vinとしてマイクロパワーコンバータ部3は昇圧動作を行い、DC/DCコンバータ34は、出力電圧Voutをセルフドライブ制御部4へ電源電圧として出力すると共に自身の電源電圧として供給することで連続して昇圧動作を行う。
以上の繰り返しにより、MOSFET2のソース・ドレイン間に導通電圧が発生している間は、マイクロパワーコンバータ部3は必要な電圧を生成し、さらにセルフドライブ制御部4はMOSFET2を駆動し、これら一連の動作により整流装置1は自己給電しながら連続的に導通状態を継続することができる。
このため、MOSFET2のゲート電極を駆動するための駆動電圧、例えば5Vの電圧を外部から供給する必要がなく、セルフドライブ制御部4はMOSFET2を連続的に駆動制御できる。このように、外部からの電源供給が不要であるため、2端子のダイオードとの置き換えが容易であり、ダイオードよりも導通時の損失が低減され高効率な整流装置1となる。
また、マイクロパワーコンバータ部3は、主に発振器31とチャージポンプ32とで構成される昇圧回路、およびこのチャージポンプ32の後段に配されるDC/DCコンバータ34との2段構成とし、DC/DCコンバータ34は、出力電圧Voutを自身の電源電圧にも用いるようにした。このため、DC/DCコンバータ34に必要な電源電圧を自身の昇圧動作により生成して効率的で安定した昇圧動作を継続でき、セルフドライブ制御部4に駆動電圧となる電源電圧を供給できる。なお、発振器31とチャージポンプ32とは、0.3V程度の微小な導通電圧にて動作するものを用い、これにより微小な導通電圧にて昇圧動作を起動することができ、チャージポンプ32による昇圧電圧によりDC/DCコンバータ34を起動できる。
実施の形態2.
上記実施の形態1による整流装置1は、従来から広く用いられている2端子のダイオードとの置き換えが容易であるが、この整流装置1の導通損失について、2端子のダイオードの導通損失と比較して説明する。
整流装置1の2端子11、12間に電流が流れる時に発生する導通損失Ponは、MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する電圧Vdsと、ソース・ドレイン間に流れる電流Idとの積で表すことができる。また、MOSFET2のオン抵抗をRdsonとすると、以下の式が成り立つ。
Vds=Rdson・Id
Pon=Vds・Id
=(Rdson・Id)・Id
=Rdson・Id
上記式により、整流装置1では、同じ電流Idが流れた場合、MOSFET2のオン抵抗Rdsonの値が小さいほど、導通損失Ponが小さくなることが分かる。一般的に、MOSFET2のオン抵抗Rdsonは耐圧が低いほど小さくなる傾向にあり、その範囲は数10mΩ〜約2Ωである。
一方、従来のダイオードでは、陽極端子(アノード端子)から陰極端子(カソード端子)方向に電流が流れると、素子の特性により通常約0.4〜2V程度の順方向電圧Vfが発生する。このダイオードに順方向電流が流れた時の導通損失Pon-dは、順方向電圧Vfと順方向電流Ifの積で表すことができ、以下の式が成り立つ。
Pon-d=Vf・If
図5(a)は、整流装置1と、従来のダイオードとの導通時の電圧を比較した図である。整流装置1にA1(アンペア)の順方向電流Idを流したときに2端子11、12間に発生する導通電圧、即ち、MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する電圧VdsはV1であり、ダイオードに同じA1(アンペア)の順方向電流Ifを流した時の順方向電圧VfはV2で、V2>V1である。これにより、整流装置1の導通損失Ponは、ダイオードの導通損失Pon-dより(V2-V1)・A1だけ低減されていることが分かる。
例えば、素子の耐圧が300VクラスのMOSFET2を用いた整流装置1と、同様に300Vクラスの耐圧のダイオードとで比較してみる。耐圧300VクラスのMOSFET2におけるオン抵抗Rdsonは、比較的標準的な値で約0.06Ωとし、ダイオードの順方向電圧は、順方向電流が10A程度流れたとき約0.8Vとする。整流装置1に10Aの電流が流れると、MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する電圧Vdsは約0.6Vとなり、導通電圧はダイオードの約0.8Vより0.2V低くなる。このため、整流装置1の導通損失Pon(6W)は、ダイオードの導通損失Pon-d(8W)より25%低減する。
素子の耐圧が300VクラスのMOSFET2を用いた整流装置1と、400Vクラスの耐圧のダイオードとで導通時の電圧を比較した実測データを図5(b)に示す。ここでも、導通時の電圧は整流装置1の方がダイオードよりも低く、導通損失が低減されるのが分かる。
図6(a)、図6(b)は、それぞれ整流装置1の導通時の電圧が、ダイオードの場合の約半分になった場合の実測データを示す図である。いずれも、順方向電流が10A程度流れたときを比較すると、導通時の電圧が約半分となり、整流装置1の導通損失Ponが、ダイオードの導通損失Pon-dの約半分に低減されることが分かる。
上述したように、MOSFET2のソース・ドレイン間に発生する導通電圧Vdsは、電流Idとオン抵抗Rdsonとの積であるため、オン抵抗Rdsonが小さいほど導通電圧Vdsを低減させることができ、導通損失も低減できる。特に、大電流領域での適用を前提とする場合は、オン抵抗Rdsonが充分に小さいMOSFET2を用いる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、マイクロパワーコンバータ部3にDC/DCコンバータ34を備えるものを示したが、この実施の形態では、異なる構成のマイクロパワーコンバータ部を用いた整流装置について図7に基づいて以下に説明する。なお、マイクロパワーコンバータ部以外の構成および動作は上記実施の形態1と同様である。
この実施の形態では、図7(a)に示すように、マイクロパワーコンバータ部3a内に発振器31とチャージポンプ32とで構成される上記実施の形態1と同様の昇圧回路を備え、さらにこのチャージポンプ32の後段に別のチャージポンプ32aを備える。
マイクロパワーコンバータ部3aでは、寄生ダイオード2aが導通する動作開始時に、発振器31とチャージポンプ32とで構成される昇圧回路を入力電圧Vinにて起動させると共に、この入力電圧Vinを昇圧して例えば2Vの電圧Vstを出力する。後段のチャージポンプ32aは、チャージポンプ32にて昇圧された電圧Vstにより昇圧動作を行い、所定の電圧、例えば5Vの電圧Voutをセルフドライブ制御部4へ出力する。そして、セルフドライブ制御部4はMOSFET2を駆動し、MOSFET2のソース・ドレイン間に導通電圧が発生し、この導通電圧が入力電圧Vinとしてマイクロパワーコンバータ部3aおよびセルフドライブ制御部4に入力され、動作が継続する。
この場合、チャージポンプ32、32aは2段構成のものを示したが、3段以上の多段構成でも良い。このように複数のチャージポンプ32、32aを備えることにより、ソース・ドレイン間の微小な導通電圧から、例えば5Vの出力電圧Voutを生成でき、セルフドライブ制御部4へ電源電圧として出力することができる。
以上の繰り返しにより、MOSFET2のソース・ドレイン間に導通電圧が発生している間は、マイクロパワーコンバータ部3aは必要な電圧を生成し、さらにセルフドライブ制御部4はMOSFET2を駆動し、これら一連の動作により整流装置は自己給電しながら連続的に導通状態を継続することができる。
このため、上記実施の形態1と同様に、MOSFET2のゲート電極を駆動するための駆動電圧を外部から供給する必要がなく、2端子のダイオードとの置き換えが容易であり、ダイオードよりも導通時の損失が低減され高効率な整流装置となる。
なお、上記実施の形態は、複数のチャージポンプ32、32aを備えるものとしたが、図7(b)に示すように、発振器31と1つのチャージポンプ32bとでマイクロパワーコンバータ部3bを構成しても良い。33bは、チャージポンプ32bが備える充放電コンデンサである。この場合、チャージポンプ32bはソース・ドレイン間の微小な導通電圧から、例えば5Vの出力電圧Voutを生成できる高性能のものが必要となる。
また上記各実施の形態1〜3では、整流装置に用いる半導体スイッチング素子として寄生ダイオード2aを内蔵したnチャネル型パワーMOSFET2を用いたが、pチャネル型パワーMOSFETを用いても良く、SiCトランジスタなど、ゲート電極で駆動制御される他の半導体スイッチング素子でも良い。なお、寄生ダイオード2aが内蔵されない半導体スイッチング素子を用いる場合は、並列ダイオードを順方向に接続することで、同様の動作および効果が得られる。
この発明の実施の形態1による整流装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態1による整流装置の動作原理図である。 この発明の実施の形態1による整流装置の内部構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1による整流装置の動作を説明する各部の電圧波形である。 この発明の実施の形態2による整流装置の導通時の電圧を示す図である。 この発明の実施の形態2の別例による整流装置の導通時の電圧を示す図である。 この発明の実施の形態3による整流装置の内部構成を説明する図である。
符号の説明
1 整流装置、2 半導体スイッチング素子としてのMOSFET、
2a 並列ダイオードとしての寄生ダイオード、
3,3a,3b 昇圧回路としてのマイクロパワーコンバータ部、
4 駆動制御回路としてのセルフドライブ制御部、11 陽極端子(外部端子)、
12 陰極端子(外部端子)、31 クロック発生回路としての発振器、
32,32a,32b チャージポンプ、34 DC/DCコンバータ、
41 端子間電圧検出部、42 ゲートドライバ。

Claims (6)

  1. 外部端子を陽極端子と陰極端子との2端子とした整流装置において、
    上記2端子間に接続され、ゲート電極により駆動制御される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子に並列に接続され、上記整流装置の動作開始時に整流動作を行う並列ダイオードと、上記2端子間が導通時に該2端子間に発生する導通電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路と、上記2端子間の導通状態を継続できるように該昇圧回路の出力を電源として上記半導体スイッチング素子の上記ゲート電極に駆動信号を出力する駆動制御回路とを備えたことを特徴とする整流装置。
  2. 上記駆動制御回路は、上記2端子間に発生する電圧に応じて上記駆動信号を出力することを特徴とする請求項1記載の整流装置。
  3. 上記昇圧回路は、自身の出力を該昇圧回路を動作させる電源電圧に用い、動作開始時には上記並列ダイオードの両端に発生する順方向電圧により動作することを特徴とする請求項1または2記載の整流装置。
  4. 上記昇圧回路は、クロック発生回路とチャージポンプとを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の整流装置。
  5. 上記昇圧回路は、上記チャージポンプの後段にDC/DCコンバータを備え、該DC/DCコンバータは、上記チャージポンプにて昇圧された電圧にて起動し、上記2端子間の導通電圧を上記所定の電圧に昇圧して出力すると共に、該出力電圧を該DC/DCコンバータを動作させる電源電圧に用いることを特徴とする請求項4記載の整流装置。
  6. 上記半導体スイッチング素子は、ソース・ドレイン間に寄生ダイオードを内蔵するパワーMOSFETであり、該寄生ダイオードを上記並列ダイオードとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の整流装置。
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