JP2008191045A - ステッピングモータ制御回路及び電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動した際の回転ミスの発生を抑制すること。
【解決手段】 ステッピングモータ102を第1主駆動パルスによって回転駆動したときに生じる誘起電圧を回転検出手段109が検出し、ステッピングモータ102が所定回数連続して回転したと制御回路107が判断した場合、前記第1主駆動パルスよりもエネルギが1ランク小さい第2主駆動パルスに切り換えて駆動する際に、初回の前記第2駆動パルスによる駆動時には、前記第2駆動パルスとともに補正駆動パルスによっても駆動する。これにより、主駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動する際のエネルギ状態の不安定な状況下でもステッピングモータ102をより確実に回転させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステッピングモータ制御回路及び前記ステッピングモータ制御回路を用いた電子時計に関する。
従来から、ロータ収容孔及びロータの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、コイルとを有し、前記コイルに交番信号を供給して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停止するようにしたステッピングモータが電子時計等に使用されている。
図6は、従来から電子時計の時刻針駆動用として使用されているステッピングモータの構成図である。
図6において、ステッピングモータ102は、ロータ穴203を有するステータ201、ロータ穴203に回転可能に収納され2極(S極及びN極)に着磁したロータ202、ステータ201と一体化された磁心210、磁心210に巻回されたコイル211を備えている。コイル211は駆動パルスを供給するための第1端子O1、第2端子O2を有している。
ステータ201には、ロータ穴203を挟んで対向する位置に2個の凹部(外ノッチ)206、207が設けられており、外ノッチ206、207とロータ穴203の間には可飽和部208、209が形成されている。
また、ステータ201には、ロータ穴203に連続すると共にロータ穴203を挟んで対向する位置に2個の位置決め用凹部(内ノッチ)204、205が設けられている。
コイル211が励磁されていない状態では、ロータ202は、その磁極軸Aが内ノッチ204、205を結ぶ線分に対して直交する位置に安定して停止している。
いま、ステッピングモータ制御回路(図示せず)から矩形波のパルス信号をコイル211の端子O1、O2に供給して図6の矢印方向に電流iを流すことにより、ステータ201に矢印C方向の磁束を発生させる。これにより、可飽和部208、209が先ず飽和して高磁気抵抗となり、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は図6の矢印B方向に180度回転し、安定的に停止する。
次に、逆極性の矩形波のパルス信号をコイル211の端子O1、O2に供給して、図6の反矢印方向に電流(絶対値が電流iに等しい電流)を流すと、ステータ201には反矢印C方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部208、209が先ず飽和し、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は図6の矢印B方向に180度回転し、安定的に停止する。
以後、前記の如くして、コイル211に対して極性の異なる信号(交番信号)を供給することにより、前記動作が繰り返し行われて、ロータ202を180度ずつ矢印B方向に連続的に回転させることができる。
前記ステッピングモータ制御回路は、ロータ202が回転したか否かを検出し、ロータ202の回転の有無に応じて、駆動パルスのパルス幅を変えるように構成されている。ロータ202が回転した場合、コイル211に生じる誘起電圧の信号レベルは所定の閾値を超えるが、ロータ202が回転しなかった場合には、コイル211に生じる誘起電圧の信号レベルは所定の閾値以下になる。したがって、回転の有無を検出するための検出回路によって、前記誘起電圧の信号レベルを判別することにより、ステッピングモータ102が回転したか否かの判断が可能になる。
例えば、特許文献1には、通常時の駆動を担う主駆動パルスP1と、負荷変動時の駆動を担うエネルギの大きい補正駆動パルスP2とを備えたステッピングモータの補正駆動が記載されている。この補正駆動は主駆動パルスによる駆動ではステッピングモータ102が非回転の場合、補正駆動パルスをすかさず発生させるものである。
その回転/非回転を判断する方法として,ロータの振動による誘起電圧(VRs)を検出する方式がある。この方法は任意に設定した所定の閾値レベル(Vcomp)を超えた場合を回転、そうでない場合を非回転と判断している。
また、主駆動パルスとしてエネルギの異なる複数の主駆動パルス(P0〜Pn)を用意しておき、同じエネルギの主駆動パルスによる駆動によって所定回数連続してステッピングモータが回転した場合、低消費電力化のために、1ランクエネルギの小さい主駆動パルスによって駆動するように構成している(パルスカウントダウン方式:PCD)。
前記特許文献1に記載された発明では、ステッピングモータ部品の変動によってはロータの振動を抑える電磁ブレーキが弱くなり、非回転であっても、VRs>Vcompとなることがあり、誤判断により運針できない可能性がある。
この問題を解決するための方法として、誘起電圧VRsのレベルの検出に加えて、発生時刻を検出パラメータとする方法が考えられる(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、PCDを用いた回転駆動方式においては、エネルギの大きな主駆動パルスP11からエネルギの小さな主駆動パルスP10にランクダウンした当初は、主駆動パルスP11によって駆動していたときの残留磁束が残っているため、前記残留磁束によってロータに対するブレーキが効きにくくなる。
したがって、主駆動パルスP10による駆動が非回転の場合でも、ロータが早く動いて大きな誘起電圧VRsが得られ、前記誘起電圧VRsが所定の閾値レベルを超える場合がある。この場合、モータが非回転であっても回転と誤判断してしまい、回転ミスが発生するという問題がある。電子時計においてこのような問題が生じた場合、運針ミスが生じてしまうことになる。
特公昭61−15385号公報(第2頁左欄第36行〜同頁右欄第33行、第4図) WO2005/119377号公報(段落[0032]〜[0072])
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、ステッピングモータにおいて、駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動した際の回転ミスの発生を抑制することを課題としている。
また、本発明は、ステッピングモータを使用した電子時計において、駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動した際の運針ミス等の発生を抑制することを課題としている。
本発明によれば、時刻針を駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転によって生じる誘起電圧が所定の閾値を超えたときに前記ステッピングモータが回転したと判断する回転判断手段と、前記ステッピングモータを第1主駆動パルスによって駆動した場合に前記ステッピングモータが回転したと前記回転判断手段が判断したとき、前記第1主駆動パルスよりもエネルギの小さい第2主駆動パルスに切り換えて駆動すると共、前記第1主駆動パルスでは前記ステッピングモータが回転しなかったと前記回転判断手段が判断したときに前記第1主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによる駆動によって前記ステッピングモータを回転駆動する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1主駆動パルスから前記第2主駆動パルスに切り換えて駆動する際、初回の前記第2主駆動パルスよる駆動時には、前記第2主駆動パルスによって駆動するとともに前記補正駆動パルスによっても駆動することを特徴とするモータ制御回路が提供される。
制御手段は、第1主駆動パルスから第2主駆動パルスに切り換えて駆動する際、初回の前記第2主駆動パルスによる駆動時には、前記第2主駆動パルスによって駆動するとともに補正駆動パルスによっても駆動する。
ここで、前記制御手段は、前記回転判断手段が前記ステッピングモータは前記第1主駆動パルスによって回転したと連続して所定回数判断したとき、前記第2主駆動パルスによる駆動に切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記初回の第2主駆動パルスによってステッピングモータが回転したと前記回転判断手段が判断した場合、次回は前記第2主駆動パルスのみによって駆動するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記初回の第2主駆動パルスによってステッピングモータが回転しなかったと前記回転判断手段が判断した場合、次回は前記第1主駆動パルスに切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、記憶手段を有し、前記制御手段は、前記ステッピングモータの駆動時に生じた誘起電圧のピーク信号発生時刻を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時のピーク信号発生時刻と今回の駆動時のピーク信号発生時刻とを比較し、今回の駆動時のピーク信号発生時刻が直前の駆動時のピーク信号発生時刻と同等か以後で、且つ、今回の駆動時の誘起電圧が前記所定の閾値レベルを超えた場合に、前記回転判断手段は前記ステッピングモータが回転したと判断するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記第1主駆動パルスから前記第2主駆動パルスに切り換えて駆動する場合、初回の前記第2主駆動パルスとともに前記補正駆動パルスによって駆動したときには、前記駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻は前記記憶手段には記憶しないように構成してもよい。
また、前記ステッピングモータは、ロータ穴及びロータの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ穴内に配設されたロータと、前記駆動パルスを供給するための第1端子及び第2端子を具備するコイルとを有し、前記コイルに極性の異なる主駆動パルスを交互に供給して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停止するように構成されて成り、前記制御手段は、前記第1、第2端子間に交互に極性の異なる前記主駆動パルスを供給することによって回転駆動すると共に、前記主駆動パルスによっては回転できなかったと前記回転判断手段が判断した場合には当該主駆動パルスと同極性の補正駆動パルスによって回転駆動するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記補正駆動パルスを出力する際に前記ステータの残留磁束を消磁させるパルスを備えているように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻と今回の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較する場合、今回の主駆動パルスによる駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻と、前記今回の主駆動パルスとは異極性の主駆動パルスによって直前に駆動したときに発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻と今回の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較する場合、今回の主駆動パルスによる駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻と、前記今回の主駆動パルスと同極性の主駆動パルスによって直前に駆動したときに発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較するように構成してもよい。
また、本発明によれば、時刻針をステッピングモータの駆動力によって回転駆動する電子時計において、前記ステッピングモータとして、前記いずれか一に記載のステッピングモータを用いたことを特徴とする電子時計が提供される。
本発明に係るモータ制御回路によれば、駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動した際の回転ミスの発生を抑制することが可能になる。
本発明に係る電子時計によれば、駆動パルスのエネルギをランクダウンして最初に駆動した際の回転誤検出の発生を抑制し、確実な回転が可能になる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子時計の回路ブロック図である。
図1において、電子時計は、ステッピングモータ102を駆動制御するためのステッピングモータ制御回路101、時刻針(時針、分針、秒針)等を回転駆動するためのステッピングモータ102、ステッピングモータ制御回路101及びステッピングモータ102に動作電力を供給する電源103を備えている。
ステッピングモータ102は、図6に示した構成のステッピングモータである。即ち、ステッピングモータ102は、ロータ穴203及びロータ202の停止位置を決める位置決め部(内ノッチ204、205)を有するステータ201と、ロータ穴203内に配設されたロータ202と、コイル211とを有し、コイル211に交番信号を供給してステータ201に磁束を発生させることによってロータ202を回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置にロータ202を停止するように構成されている。
ステッピングモータ制御回路101は、所定周波数の信号を発生する発振回路104、発振回路104で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路105、分周回路105からの時計信号を制御回路107に供給すると共に、制御回路107からのパルス生成指示信号に対応するパルス幅の矩形波信号(パルス幅信号)を生成して制御回路107に出力する波形合成回路106を有している。
また、ステッピングモータ制御回路101は、制御回路107、制御回路107からのパルス幅信号に対応するパルス幅(換言すればエネルギ)の駆動パルスによってステッピングモータ102を回転駆動する駆動パルス回路108、ステッピングモータ102の回転によって生じる誘起電圧の信号(検出信号)を制御回路107に出力する回転検出手段109を備えている。
制御回路107は、波形合成回路106を介して入力される前記時計信号を計数して現在時刻を計時する計時動作、波形合成回路106にパルス生成指示信号を出力してパルス幅の異なる複数のパルス幅信号(エネルギの異なる複数の主駆動パルスや前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスに対応するパルス幅を有する矩形波信号)の生成指示、波形合成回路106から入力されたパルス幅信号の駆動パルス回路108への供給、回転検出手段109からの検出信号に基づく駆動パルスの変更動作、電子時計を構成する各電子回路要素の制御等を行う。
尚、発振回路104、分周回路105、波形合成回路106、制御回路107及び駆動パルス回路108は制御手段を構成している。また、制御回路107及び回転検出手段109は、ステッピングモータ102が回転したか否かを判断する回転判断手段を構成している。
図2は、図1に示した電子時計の処理を示すフローチャートである。
また、図3は、図1に示した電子時計におけるステッピングモータ102の回転検出動作及びパルス駆動動作を説明するためのタイミング図である。
図3において、同図(a)は、エネルギの大きい主駆動パルスから前記主駆動パルスよりもエネルギの小さい主駆動パルスにランクダウン(PCD)する前の波形図、同図(b)はPCDを行った際の初回の駆動状態を示す波形図で主駆動パルスによる駆動によってステッピングモータ102が回転した場合の波形図、同図(b’)はPCDを行った際の初回の駆動状態を示す波形図で主駆動パルスによる駆動ではステッピングモータ102が回転しなかった場合の波形図、同図(c)はPCDを行った後の2回目以降の駆動状態を示す波形図でステッピングモータ102が回転した場合の波形図である。
また、P1は主駆動パルス(nはパルス幅に対応する主駆動パルス幅のランク)、P2は補正駆動パルス、P3はロータの回転に制動をかけるための制動パルス、P4はステータの残留磁束を消磁するための消磁パルスである。
また、マスク時間T1は駆動パルスによる駆動後、回転検出を行わない時間であり、検出時間T2は回転検出を行う時間である。制御回路107は、検出手段109が検出時間T2において所定レベルの閾値Vcompを超える誘起電圧を検出できた場合に回転したと判断し、検出手段109が検出時間T2において所定レベルの閾値Vcompを超える誘起電圧を検出できなかった場合に回転しなかったと判断する。尚、Vmaxは検出信号である誘起電圧の最大値である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及び電子時計の動作を説明する。
先ず、時刻表示動作の概略を説明すると、制御回路107は、波形合成回路106を介して分周回路105から入力される時計信号を計数して現在時刻を計時し、波形合成回路106にパルス生成指示信号を出力して生成させたパルス幅信号を駆動パルス回路108に出力し、駆動パルス回路108は前記パルス幅信号に対応するパルス幅の主駆動パルス(第1主駆動パルス)によってステッピングモータ102を回転駆動する。
ステッピングモータ102は時刻針(図示せず)を回転駆動して、現在時刻を表示する。回転検出手段109は、ステッピングモータ102に生じる誘起電圧を検出し、検出信号として制御回路107に出力する。制御回路107は前記誘起電圧を所定の閾値Vcompと比較することによってステッピングモータ102が回転したか否かを判断する。
制御回路107は、前記第1主駆動パルスによる駆動によってステッピングモータ102が回転したと所定回数連続して判断した場合には、次回の駆動から主駆動パルスを1ランクランクダウンさせるために、波形合成回路106に1ランク狭いパルス幅信号を生成させるようにパルス生成指示信号を出力し、前記パルス幅信号に対応するパルス幅の主駆動パルス(前記第1主駆動パルスよりも1ランクパルス幅の狭い第2主駆動パルス)に変更してステッピングモータ102の回転制御を行う。
このとき、ランクダウンして第2主駆動パルスによって初回に駆動する時には、制御回路107は、波形合成回路106に補正駆動パルスP2に対応するパルス幅信号を生成させるようにパルス生成指示信号を出力し、前記パルス幅信号を駆動パルス回路108に供給して、駆動パルス回路108に、第2主駆動パルスとともに補正駆動パルスP2によってもステッピングモータ102を回転駆動するように制御する。
制御回路107は、ランクダウンして第2主駆動パルス及び補正駆動パルスP2によって駆動した際、第2主駆動パルスによる駆動ではステッピングモータ102が回転しなかったと判断した場合には、次回から主駆動パルスの1ランクアップを行うため、波形合成回路106に対して、第2主駆動パルスに変更する前の主駆動パルスである第1主駆動パルスに対応するパルス幅信号を生成させ、前記パルス幅信号を駆動パルス回路108に供給して、第1主駆動パルスによってステッピングモータ102の回転制御を行う。
前記動作を、図1〜図3に沿って詳細に説明すると、先ず、制御回路107は、同一パルス幅(換言すれば同一エネルギ)の主駆動パルスP1による連続駆動回数(時間)Nを0、主駆動パルスのパルス幅のランクに相当するランクnを0にして(ステップS201)、主駆動パルスP1をランク0(最狭パルス幅)の主駆動パルスP10に設定する(ステップS202)。ことき、前述したように、制御回路107は波形合成回路106にランク0のパルス幅信号を生成するようにパルス生成指示信号を出力し、駆動パルス回路108が前記パルス幅信号に対応するランク0の主駆動パルスP10を出力するように制御する(ステップS203)。
駆動パルス回路108は、主駆動パルスP10によってステッピングモータ102を回転制御する。
回転検出手段109は、ステッピングモータ102の駆動によって発生する誘起電圧を検出して検出信号Vとして制御回路107に出力する。
制御回路107は、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えていないと判断した場合(ステップS204)、補正駆動パルスP2によってステッピングモータ102を回転制御した後(ステップS215)(図3(b’)参照)、連続駆動回数Nを0、主駆動パルスのランクを1ランク上げて(P1nをP1(n+1)にして)、処理ステップS202に戻る(図3(a)に戻る)。
制御回路107は、処理ステップS204において、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたと判断した場合(ステップS204)(図3(a)参照)、連続駆動回数Nに1加算した後(ステップS205)、所定時間(即ち、Nが所定値)になったか否かを判断する(ステップS206)。
制御回路107は、Nが所定値になっていないと判断した場合には、再び同一パルス幅の主駆動パルスP1によって駆動し(ステップS207)、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたと判断した場合には(ステップS208)、処理ステップS205に戻る。
制御回路107は、処理ステップS208において、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えていないと判断した場合には、補正駆動パルスP2によってステッピングモータ102を回転制御した後(ステップS215)(図3(b’)参照)、連続駆動回数Nを0、主駆動パルスのランクを1ランク上げて(P1nをP1(n+1)にして)、処理ステップS202に戻る(図3(a)に戻る)。
制御回路107は、処理ステップS206において、Nが所定値になったと判断した場合、Nを0、主駆動パルスP1のランクを1ランクダウン(nを(n−1)に変更)して(ステップS209)、1ランク狭いパルス幅の主駆動パルスP1によって駆動すると共に、パルス幅ランクダウンを行う際の初回の駆動であるため、前記主駆動パルスP1による駆動とともに補正駆動パルスP2によっても駆動する(ステップS210)(図3(b)の状態)。これにより、PCD前の主駆動パルスP1の駆動による残留磁束の影響を受けることなく、正常な回転を行わせることが可能になる。
次に、制御回路107は、PCD後の前記主駆動パルスP1による駆動では、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えなかったと判断した場合、即ち、PCDの際の初回の主駆動パルスP1による駆動ではステッピングモータ102が回転しなかったと判断した場合には(図3(b’)の状態)、処理ステップS216に戻る(ステップS211)。
一方、制御回路107は、処理ステップS211において、PCDの際の初回の前記主駆動パルスP1による駆動によって、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたと判断した場合、即ち、PCDの際の初回の主駆動パルスP1による駆動でステッピングモータ102が回転したと判断した場合には(図3(b)の状態)、Nに1を加算して(ステップS212)、PCD後の主駆動パルスP1と同一パルス幅の主駆動パルスP1によってステッピングモータ102を回転制御し(ステップS213)、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたと判断した場合には(図3(c)の状態)、処理ステップS205に戻り、検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えなかったと判断した場合には、処理ステップS215に戻って補正駆動パルスによる駆動を行う(図3(b’)の状態)(ステップS214)。
以上述べたように、本発明の第1の実施の形態によれば、PCDを行うことによって第1主駆動パルスよりもパルス幅が1ランク小さい第2主駆動パルスに切り換えて駆動する場合、最初の駆動時には第1主駆動パルスの駆動履歴が残っておりエネルギ的に不安定な状況にあるので、前記第2主駆動パルスによる初回の駆動ついては、前記第2主駆動パルスとともに補正駆動パルスによっても駆動するようにしている。
これにより、前記第2主駆動パルスによって非回転の場合には補正駆動パルスにより回転させることができ、又、前記第2主駆動パルスによって回転した場合には、その後に印加される前記補正駆動パルスは吸引パルスとして働くため、前記補正駆動パルスでは回転しない。
したがって、PCDを用いたステッピングモータ制御回路において、PCDによってパルス幅をランクダウンした際の初回の主駆動パルスによってステッピングモータ102が回転するか否かに拘わらず、確実にステッピングモータ102を回転させることが可能になる。このように、最も回転誤検出する可能性のあったPCD直後の駆動パルスについて、主駆動パルスとともに補正駆動パルスを強制的に出力することで、確実に回転させることができため回転ミスの発生を抑制でき、より正確な時計運針が可能になる。
その後の主駆動パルスによる駆動では、PCDによるエネルギ変動のない安定した状態となるので、前記ランクダウン後の主駆動パルスのみによってもステッピングモータ102を安定して回転駆動することができるようになるため、省電力化を図ることが可能になり、回転を誤検出する可能性を抑制することが可能になり又、回転ミスを抑制することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。前記第1の実施の形態では、ステッピングモータが回転したかの判断を、誘起電圧が所定の閾値レベルを超えたか否かによって行うように構成したが、本第2の実施の形態では、それに加えて、誘起電圧のピーク信号発生時刻が直前の駆動時のそれと比較して早いか否かをも考慮して、回転の有無を判断するように構成している。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電子時計の回路ブロック図で、図1と同一部分には同一符号を付している。
図1との相違点は、回転検出手段109によって検出した誘起電圧である検出信号中のピーク信号発生時刻を記憶する比較時間記憶回路110、回転検出手段109が今回検出した検出信号におけるピーク信号発生時刻と比較時間記憶回路110に記憶した直前の検出信号におけるピーク信号発生時刻とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する検出時間比較判別回路111を備えている。
回転検出手段109は、ステッピングモータ102の回転によって生じる誘起電圧を検出信号として検出して出力すると共に、前記検出信号中のピーク信号(ピーク検出信号)の発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶する機能を有している。
検出時間比較回路111は、回転検出手段109が今回検出したピーク検出信号の発生時刻と比較時間記憶回路110に記憶した直前のピーク検出信号の発生時刻とを比較し、比較結果に応じた信号を制御回路107に出力する機能を有している。
尚、発振回路104、分周回路105、波形合成回路106、制御回路107及び駆動パルス回路108は制御手段を構成している。制御回路107、回転検出手段109及び検出時間比較判別回路111は回転判断手段を構成している。また、比較時間記憶回路110は記憶手段を構成している。
図5は、図4に示した電子時計の処理を示すフローチャートで、図2と同一処理を行う部分には同一符号を付している。
以下、図4及び図5を用いて又、必要に応じて図3等を参照して、本第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及び電子時計の動作を、主に前記第1の実施の形態と相違する部分について説明する。
制御回路107は、主駆動パルスP1によってステッピングモータ102を回転制御するように、駆動パルス回路108にパルス幅信号を出力し(ステップS203)、駆動パルス回路108は前記パルス幅信号に対応するパルス幅の主駆動パルスP1によってステッピングモータ102を回転駆動する。
回転検出手段109は、ステッピングモータ102で発生した誘起電圧を検出して、検出時間T2において発生したピーク信号Vmax発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶する(ステップS501)。
制御回路107は、Nが所定値でない場合(ステップS206)、処理ステップS207において主駆動パルスP1によって駆動するように駆動パルス回路108を制御し、駆動パルス回路108が主駆動パルスP1によって駆動した際に発生したステッピングモータ102の誘起電圧を回転検出手段109が検出し、検出時間T2において発生したピーク信号Vmaxの発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶する(ステップS502)。
検出時間比較判別回路111は、比較時間記憶回路110に今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後か否かを判断し(ステップS503)、今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後でない場合には処理ステップS215に移行して補正駆動パルスP2による駆動制御を行い、今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後の場合には処理ステップS208に移行して今回の検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたか否かを判断し、判断結果に応じて、処理ステップS205又は処理ステップS215に移行する。
一方、制御回路107は、処理ステップS213において主駆動パルスP1による駆動制御を行うことにより、駆動パルス回路108が駆動パルスP1によって駆動した場合、回転検出手段109にステッピングモータ102で発生した誘起電圧を検出させて、検出時間T2において発生したピーク信号Vmaxの発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶する(ステップS504)。
検出時間比較判別回路111は、比較時間記憶回路110に今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後か否かを判断し(ステップS503)、今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後でない場合には処理ステップS215に移行して補正駆動パルスP2による駆動制御を行い、今回記憶したピーク信号Vmax発生時刻が直前に記憶したピーク信号Vmax発生時刻と同等あるいは以後の場合には処理ステップS208に移行して今回の検出信号Vが所定の閾値レベルVcompを超えたか否かを判断し、判断結果に応じて、処理ステップS205又は処理ステップS215に移行する。
処理ステップS210において主駆動パルスP1及び補正駆動パルスP2によって駆動した場合には、通常の主駆動パルスP1のみによる駆動とは条件が相違するので発生時刻を比較する対象とするには適切ではないため、ピーク信号Vmaxの発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶しないように構成している。
したがって、処理ステップS213のようにPCD後初めて主駆動パルスP1のみによって駆動した場合には、処理ステップS503において比較する直前のピーク信号Vmax発生時刻は処理ステップS501において比較時間記憶回路110に記憶したピーク信号Vmax発生時刻になる。
本第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏するばかりでなく、ピーク信号発生時刻を回転検出のパラメータに加えているため、回転検出をより正確に行うことが可能になり、回転ミスの発生をより確実に抑制でき、より正確な時計運針が可能になるという効果を奏する。
尚、本第2の実施の形態では、ピーク信号Vmax発生時刻の比較は、今回と直前のピーク信号発生時刻とを比較しているため、図6のステッピングモータ駆動用コイル211の端子01、02間に印加する主駆動パルスが一方の極性の場合と他方の極性の場合に発生するピーク信号Vmaxの発生時刻同士を比較している、即ち、異極性の主駆動パルスによって駆動した際に発生する2つのピーク信号発生時刻を比較している。
しかしながら、ピーク信号Vmaxの発生時刻の比較は、端子O1、O2間に一方の極性の主駆動パルスを印加して駆動したときに生じたピーク信号Vmaxの発生時刻と、次の他方の極性の主駆動パルスの後に再び一方の極性の主駆動パルスによって駆動したときに生じたピーク信号Vmaxの発生時刻とを比較、即ち、同極性の主駆動パルスによって生じるピーク信号Vmaxの発生時刻を比較するように構成してもよい。この場合、制御回路107の制御によって、同極性のピーク信号発生時刻を比較時間記憶回路110に記憶しておき、検出時間比較判別回路111が行うようにすればよい。
尚、前記実施の形態では、各主駆動パルスP1をパルス幅が異なるようにしたが、信号レベルを変える等、駆動エネルギを変えればよい。
また、時刻針以外にも、カレンダ等を駆動するためのステッピングモータに適用可能である。
また、ステッピングモータの応用例として電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
本発明に係るステッピングモータは、ステッピングモータを使用する各種電子機器に適用可能である。
また、本発明に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付き電子時計をはじめ、各種の電子時計に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電子時計のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子時計における処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る電子時計の動作を説明するための波形図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子時計のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子時計における処理を示すフローチャートである。 一般的なステッピングモータの構成図である。
符号の説明
101・・・ステッピングモータ制御回路
102・・・ステッピングモータ
103・・・電源
104・・・発振回路
105・・・分周回路
106・・・制御手段を構成する波形合成回路
107・・・制御手段及び回転判断手段を構成する制御回路
108・・・制御手段を構成する駆動パルス回路
109・・・回転判断手段を構成する回転検出手段
110・・・記憶手段を構成する検出時間記憶回路
111・・・回転判断手段を構成する検出時間比較判別回路
201・・・ステータ
202・・・ロータ
203・・・ロータ穴
204、205・・・位置決め部を構成する内ノッチ
206、207・・・外ノッチ
208、209・・・可飽和部
210・・・磁心
211・・・コイル
O1・・・第1端子
O2・・・第2端子

Claims (11)

  1. ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転によって生じる誘起電圧が所定の閾値を超えたときに前記ステッピングモータが回転したと判断する回転判断手段と、前記ステッピングモータを第1主駆動パルスによって駆動した場合に前記ステッピングモータが回転したと前記回転判断手段が判断したとき、前記第1主駆動パルスよりもエネルギの小さい第2主駆動パルスに切り換えて駆動すると共に、前記第1主駆動パルスでは前記ステッピングモータが回転しなかったと前記回転判断手段が判断したときに前記第1主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによる駆動によって前記ステッピングモータを回転駆動する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1主駆動パルスから前記第2主駆動パルスに切り換えて駆動する際、初回の前記第2主駆動パルスよる駆動時には、前記第2主駆動パルスによって駆動するとともに前記補正駆動パルスによっても駆動することを特徴とするモータ制御回路。
  2. 前記制御手段は、前記回転判断手段が前記ステッピングモータは前記第1主駆動パルスによって回転したと連続して所定回数判断したとき、前記第2主駆動パルスによる駆動に切り換えて駆動することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御回路。
  3. 前記制御手段は、前記初回の第2主駆動パルスによってステッピングモータが回転したと前記回転判断手段が判断した場合、次回は前記第2主駆動パルスのみによって駆動することを特徴とする請求項1又は2記載のモータ制御回路。
  4. 前記制御手段は、前記初回の第2主駆動パルスによってステッピングモータが回転しなかったと前記回転判断手段が判断した場合、次回は前記第1主駆動パルスに切り換えて駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のモータ制御回路。
  5. 前記制御手段は、記憶手段を有し、前記ステッピングモータの駆動時に生じた誘起電圧のピーク信号発生時刻を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時のピーク信号発生時刻と今回の駆動時のピーク信号発生時刻とを比較し、今回の駆動時のピーク信号発生時刻が直前の駆動時のピーク信号発生時刻と同等か以後で、且つ、今回の駆動時の誘起電圧が前記所定の閾値レベルを超えた場合に、前記回転判断手段は前記ステッピングモータが回転したと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  6. 前記制御手段は、前記第1主駆動パルスから前記第2主駆動パルスに切り換えて駆動する場合、初回の前記第2主駆動パルスとともに前記補正駆動パルスによって駆動したときには、前記駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻は前記記憶手段には記憶しないようにすることを特徴とする請求項5記載のモータ制御回路。
  7. 前記ステッピングモータは、ロータ穴及びロータの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ穴内に配設されたロータと、前記駆動パルスを供給するための第1端子及び第2端子を具備するコイルとを有し、前記コイルに極性の異なる主駆動パルスを交互に供給して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停止するように構成されて成り、
    前記制御手段は、前記第1、第2端子間に交互に極性の異なる前記主駆動パルスを供給することによって回転駆動すると共に、前記主駆動パルスによっては回転できなかったと前記回転判断手段が判断した場合には当該主駆動パルスと同極性の補正駆動パルスによって回転駆動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  8. 前記制御手段は、前記補正駆動パルスを出力する際に前記ステータの残留磁束を消磁させるパルスを備えていることを特徴とする請求項7記載のステッピングモータ制御回路。
  9. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻と今回の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較する場合、今回の主駆動パルスによる駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻と、前記今回の主駆動パルスとは異極性の主駆動パルスによって直前に駆動したときに発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較することを特徴とする請求項7又は8記載のステッピングモータ制御回路。
  10. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した直前の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻と今回の駆動時の誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較する場合、今回の主駆動パルスによる駆動によって発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻と、前記今回の主駆動パルスと同極性の主駆動パルスによって直前に駆動したときに発生した誘起電圧のピーク信号発生時刻とを比較することを特徴とする請求項7又は8記載のステッピングモータ制御回路。
  11. 時刻針をステッピングモータの駆動力によって回転駆動する電子時計において、前記ステッピングモータとして、請求項1乃至10のいずれか一に記載のステッピングモータを用いたことを特徴とする電子時計。
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