JP2008190133A - トンネル内部構造構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネル内部構造内に切羽への搬送路を確保できるトンネル内部構造構築方法を提供すること。
【解決手段】トンネル3を掘進しつつ、トンネル3の下部のセグメント5にアングル材37を固定し、アングル材37を用いて位置決めを行ってアーチカルバート下半部11aを設置する。次に、アーチカルバート上半部11bを設置し、モルタル式充填継手35を用いてアーチカルバート下半部11aとアーチカルバート上半部11bとを一体化する。さらに、PC鋼棒31a、PC鋼棒31bを用いてアーチカルバート下半部11a同士、アーチカルバート上半部11b同士をトンネル軸方向に一体化して、搬送路として用いるアーチカルバート11を形成する。その後、トンネル3内で掘削土8を改質して得られた下層流動化処理土17、上層流動化処理土53を用いて、アーチカルバート11を覆うレベルまでトンネル3の内空21を埋め戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル内部構造構築方法に関するものである。
従来、土圧式シールド機を用いて鉄道や道路などに使用するトンネルを構築する際に、シールド掘進と同時に、シールド掘進により発生した掘削土に硬化剤を添加した硬化剤混合土を利用してトンネルの内路床を形成したり、プレキャスト部材等からなるトンネル内路床の内部に掘削土を投入したりする方法があった(例えば、特許文献1参照)。
また、泥水シールド機を用いてトンネルを構築する際に、掘削土を改質してトンネル内部構造の構築に用いるための方法や装置があった(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開昭60−226999号公報 特許第2527289号公報 実開平5−47097号公報
しかしながら、トンネル内空のうち、トンネルの構築中に作業空間として使用できる部分は限られており、工期を短縮するためには、トンネル内空を効率的に使用する必要があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トンネル内部構造内に切羽への搬送路を確保できるトンネル内部構造構築方法を提供することにある。
前述した目的を達成するための本発明は、トンネルを掘進しつつ、搬送路として用いるためのカルバートを前記トンネル内の下部に設置する工程(a)と、前記トンネル内で、トンネル掘削土を流動化処理土に改質する工程(b)と、前記トンネル内に、前記カルバートを覆うレベルまで前記流動化処理土を埋め戻す工程(c)と、を具備することを特徴とするトンネル内部構造構築方法である。
本発明では、流動化処理土の上に無筋コンクリート基層を設ける工程(d)をさらに設けてもよい。また、工程(b)では、トンネル掘削土を、硬化後の強度が異なる複数の流動化処理土に改質し、工程(c)で、工程(b)で改質した複数の流動化処理土のうち、硬化後の強度が低いものを下層に、高いものを上層に用いて埋め戻すことが望ましい。工程(b)では、例えば、流動化処理土のテーブルフロー値を160mm以上210mm以下に、ブリージング率を1%以下に設定する。
工程(a)で設置するカルバートは、例えば、下半部と上半部とからなり、外周面に設けられた凸部と底版の上面とにPC定着箱を有する。この場合、工程(a)で、下半部と上半部とを継手を用いて一体化し、下半部同士および上半部同士をPC鋼棒を用いてトンネル軸方向に緊結する。
工程(a)では、必要に応じて、カルバートの底面とトンネルのセグメントとの間に、調整ライナ、スペーサ、注入材等を設置する。
工程(a)では、トンネルのセグメントにアングル材を固定し、アングル材を用いてカルバートの位置決めを行うことが望ましい。
工程(a)では、例えば、カルバートを、搬送台車を用いて所定の位置まで搬送した後、カルバート組立装置を用いて設置する。カルバート組立装置は、搬送台車を跨ぐように配置され、セグメント上を自走する外枠部と、外枠部内に固定された仮受架台と、外枠部に設けられ、カルバートを上下動および回転させるカルバート保持部とからなる。カルバート組立装置は、搬送台車で所定の位置まで搬送されたカルバートを、カルバート保持部で持ち上げて仮受架台に仮置きし、搬送台車の移動後に、カルバート保持部で回転および下降させて所定の位置に据え付ける。
本発明では、トンネルを掘進しつつ、搬送路として用いるためのカルバートを、トンネル内の下部に設置する。そして、トンネルの掘進と並行して、トンネル内で、トンネル掘削土を流動化処理土に改質し、トンネル内に、カルバートを覆うレベルまで流動化処理土を埋め戻す。
本発明によれば、トンネル内部構造内に切羽への搬送路を確保できるトンネル内部構造構築方法を提供できる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、内部構造を構築中のトンネル3の軸方向の断面図である。図1では、矢印Aに示す方向がトンネル3の切羽側であり、矢印Bに示す方向が立坑側である。図2は、カルバート組立装置13を用いてアーチカルバート11を設置する際の各工程を示す図である。図3は、トンネル3内にカルバート11を設置した状態を示す図である。図3は、図1のC−Cによる断面図である。
図1、図3に示すように、トンネル3は、シールド機(図示せず)を用いて、地山1内に掘削される。トンネル3の内部には、搬送台車9aを用いてセグメント5が搬送される。搬送されたセグメント5は、トンネル3の内壁に沿って組み立てられる。トンネル3の掘削土8は、トンネル3の内壁に取付けられたベルトコンベア7を用いて、掘削方向後方に運搬される。
トンネル3の掘削方向後方では、切羽から適切な距離をおいて、内部構造の構築が開始される。内部構造を構築するには、図1から図3に示すように、搬送台車9bを用いて、アーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bをカルバート組立箇所18まで搬送する。搬送台車9bは、セグメント5上を走行する。アーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bは、プレキャスト製の部材である。なお、アーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bは、セグメント5と同時に搬送される。
アーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bをカルバート組立箇所18まで搬送した後、カルバート組立装置13を用いて、アーチカルバート下半部11aとアーチカルバート上半部11bとからなるアーチカルバート11を組み立てる。
図1および図2に示すように、カルバート組立装置13は、外枠部12、カルバート保持部14、仮受架台16、走行手段20等からなる。外枠部12は、例えば、トンネル軸方向に所定の長さを有する門型の部材であり、搬送台車9bを跨ぐように配置される。
走行手段20は、外枠部12の両側面12aの下端部に設けられた走行手段20a、両側面12aの外側に張り出して設けられた走行手段20bからなる。カルバート組立装置13は、走行手段20を用いて、セグメント5上をトンネル軸方向に自走する。
カルバート保持部14は、アーチカルバート下半部11aおよびアーチカルバート上半部11bを保持する機構であり、外枠部12に支持される。カルバート保持部14は、図1の矢印Iに示すように、カルバート組立装置13内をトンネル軸方向に移動可能である。また、カルバート保持部14は、保持したアーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bを、図1の矢印Jに示すように上下動させたり、矢印Kに示すように回転させたりする。
仮受架台16は、外枠部12の両側面12aの内側に、側面12aに略垂直に固定された一対の板状部材である。仮受架台16は、カルバート組立装置13の後部の所定の位置に設けられる。
図2の(a)図は、アーチカルバート11bを持ち上げる工程を示す図である。アーチカルバート11を組み立てる際には、まず、搬送台車9bに載置されたアーチカルバート上半部11b(図1)を、カルバート保持部14を用いて保持する。そして、カルバート保持部14を用いてアーチカルバート上半部11bを持ち上げ、回転させ、立坑方向へ移動させて、図2の(a)図に示すように、仮受架台16上に一時仮置きする。
図2の(b)図は、アーチカルバート下半部11aを持ち上げる工程を示す図である。アーチカルバート上半部11bを仮受架台16上に仮置きした後、搬送台車9bに載置されたアーチカルバート下半部11a(図1)上までカルバート保持部14を移動させる。次に、アーチカルバート下半部11aをカルバート保持部14を用いて保持し、図2の(b)図に示すように、搬送台車9bの走行に支障がない高さまで上昇させる。そして、全ての荷卸が完了した搬送台車9を立坑側へ通過させる。
図2の(c)図は、アーチカルバート下半部11aをセグメント5上に設置する工程を示す図である。搬送台車9を立坑側へ通過させた後、アーチカルバート下半部11aを、カルバート保持部14を用いて回転させ、立坑方向へ移動させて、図1および図2の(c)図に示すように、セグメント5上に設置する。
図4は、アーチカルバート11の周方向の断面図である。図4は、図3の範囲Eに示す部分の拡大図である。図5は、アーチカルバート11の斜視図である。図6は、アングル材37周辺の断面図である。図6は図4の範囲Fに示す部分の拡大図である。
アーチカルバート下半部11aをセグメント5上に設置する際には、図4に示すように、トンネル3の下部のセグメント5の内側に、アングル材37を固定する。アングル材37は、アーチカルバート下半部11aの底版27の両外隅部28の設置予定位置に固定される。
図6に示すように、セグメント5では、アングル材37の設置位置に、雌ネジ45が埋設される。アングル材37はボルト穴50を有する。アングル材37は、ボルト穴50に挿入したボルト47をセグメント5の雌ネジ45にねじ込み、ボルト47で締め付けることにより、セグメント5に固定される。アングル材37とセグメント5との間にはワッシャ49が配置される。
セグメント5にアングル材37を固定した後、アングル材37により位置決めを行って、トンネル3の下部のセグメント5上にアーチカルバート下半部11aを設置する。そして、アーチカルバート下半部11aの底版27の底面41とセグメント5との間に注入材43を注入する。
トンネル3では、セグメント5の組立時に上下方向の位置ずれが生じる場合があるが、アーチカルバート下半部11aの底面41とセグメント5との間に注入材43を注入することにより、アーチカルバート下半部11aの上下方向の位置ずれを防止することができる。また、アングル材37を用いることにより、アーチカルバート下半部11aのトンネル周方向の位置ずれを防止することができる。
図2の(d)図は、アーチカルバート上半部11bをアーチカルバート下半部11a上に設置する工程を示す図である。アーチカルバート下半部11aをセグメント5上に設置した後、カルバート保持部14を、仮受架台16に仮置きされたアーチカルバート上半部11b(図2の(a)図)上まで移動させる。次に、アーチカルバート上半部11bを、カルバート保持部14を用いて保持し、立坑方向へ移動させて、図1および図2の(d)図に示すように、アーチカルバート下半部11a上に設置する。そして、図4、図5に示すように、アーチカルバート下半部11aとアーチカルバート上半部11bとを、モルタル充填式鉄筋継手35を用いて一体化する。
図4に示すように、カルバート下半部11aは、底版27の上面29の2箇所にPC定着箱25aを有する。図5に示すように、アーチカルバート下半部11a同士は、PC鋼棒31aを用いてトンネル3の軸方向に緊結される。図4、図5に示すように、PC鋼棒31aはPC定着箱25aを用いて定着される。
図4に示すように、アーチカルバート上半部11bは、外周面33の2箇所に設けられた凸部39にPC定着箱25bを有する。図5に示すように、アーチカルバート上半部11b同士は、PC鋼棒31bを用いてトンネル3の軸方向に緊結される。図4、図5に示すように、PC鋼棒31bはPC定着箱25bを用いて定着される。
アーチカルバート上半部11bでは、PC定着箱25bを外周面33に設けられた凸部39に設けることにより、PC鋼棒31bの定着時の作業性を向上させることができる。
アーチカルバート11の内部23は、トンネル3を構築するための資材や機器等を立坑側と切羽側との間で運搬するための搬送路として用いられる。また、パイプスペースとしても用いられる。
図7は、トンネル3内に下層流動化処理土17を埋め戻した状態を示す図である。図7は、図1の矢印D−Dによる断面図である。図8は、内部構造を構築中のトンネル3の軸方向の断面図を示す。図8は、図1の矢印Bに示す方向(掘削方向後方)の続きを示す図である。図8では、矢印Gに示す方向がトンネル3の切羽側であり、矢印Hに示す方向が立坑側である。
図8に示すように、トンネル3を掘削して生じた掘削土8は、ベルトコンベア7により、トンネル3内の掘削方向後方の流動化処理土作成箇所61まで運搬される。流動化処理土作成箇所61には、コンクリートポンプ、移動式バッチャープラント、自走式土質改良機等からなる流動化処理土作成装置59が設置される。
流動化処理土作成箇所61まで運搬された掘削土8は、流動化処理土作成装置59により、加水され、セメント等の固化材を添加され、混合されて、泥水状の流動化処理土に改質される。本実施の形態では、掘削土8を、硬化後の強度が異なる2種類の流動化処理土に改質する。この時、各流動化処理土のテーブルフロー値を160mm以上210mm以下に、ブリージング率を1%以下に設定するのが望ましい。
流動化処理土作成箇所61で流動化処理土を作成した後、流動化処理土をトンネル3の掘削方向前方に搬送する。そして、カルバート組立箇所18の掘削方向後方に位置する流動化処理土打設箇所19で打設して、流動化処理土層63(図8)を形成する。流動化処理土打設箇所19の切羽側の端部には、移動型枠15が配置される。
流動化処理土層63を形成するには、まず、図1、図7に示すように、2種類の流動化処理土のうち硬化後の強度が低い下層流動化処理土17を用いて、トンネル3の内空21の下部を埋め戻す。下層流動化処理土17は、例えば、アーチカルバート上半部11bの一部が隠れるレベルまで埋め戻される。このとき、予め折りたたんでおいた高強度プラスチック網を展張させて下層流動化処理土17中に配置することにより、不等沈下を抑制してもよい。
図9は、トンネル3内に無筋コンクリート基層55を設けた状態を示す図である。図9は、図8に示す矢印I−Iによる断面図である。下層流動化処理土17によりトンネル3の内空21の下部を埋め戻した後、図8、図9に示すように、2種類の流動化処理土のうち硬化後の強度が高い上層流動化処理土53を用いて、トンネル3の内空21の下層流動化処理土17の上方を埋め戻す。上層流動化処理土53は、アーチカルバート11を覆うレベルまで埋め戻される。
アーチカルバート11の外周面33に設けられた凸部39は、アーチカルバート11の表面と流動化処理土層63との抵抗を増加させる。流動化処理土打設箇所19は、上層流動化処理土53の施工後、施工車両に開放される。
流動化処理土打設箇所19の掘削方向後方に位置する無筋コンクリート打設箇所57では、流動化処理土層63の上層流動化処理土53の上面に無筋コンクリートを打設し、無筋コンクリート基層55を形成する。無筋コンクリート基層55は、上載荷重を分散し、アーチカルバート11の上方の部分と、側方の部分の埋め戻し部の不等沈下を減少させる。無筋コンクリート基層55を打設した後、舗装等を行って、内部構造63を完成する。
このように、本実施の形態によれば、搬送台車9を用いて、セグメント5、アーチカルバート下半部11a、アーチカルバート上半部11bを同時に搬送し、トンネル3の掘進と並行してアーチカルバート11を組み立てることにより、工期が短縮される。また、トンネル3の掘進と並行して掘削土8を流動化処理土に改質し、アーチカルバート11を覆うレベルまで流動化処理土を埋め戻すことにより、掘削土8の転用に伴う処理費用の低減が可能となる。さらに、掘削土8を有効に利用することにより、周辺環境への負荷や、ダンプによる搬出量を軽減できる。
また、アーチカルバート11をトンネル3内の下部に設置した後、流動化処理土を埋め戻すことにより、流動化処理土の埋め戻し前に切羽への搬送路を確保でき、短期施工が可能となる。
なお、図3では、アーチカルバート下半部11aの底面41とトンネル3のセグメント5との間に注入材43を注入したが、注入材43のかわりに調整ライナ、スペーサ等を設置してもよい。調整ライナ、スペーサ等を用いた場合にも、セグメント5の組立誤差によるアーチカルバート下半部11aの上下方向の位置ずれを防止し、アーチカルバート11を所定の位置に設置することができる。
また、本実施の形態では、掘削土8を2種類の流動化処理土に改質したが、1種類の流動化処理土に改質してアーチカルバート11を覆うレベルまで埋め戻してもよい。また、3種類以上の流動化処理土に改質し、硬化後の強度が低いものを下層に、高いものを上層に用いてアーチカルバート11を覆うレベルまで埋め戻してもよい。流動化処理土作成箇所の位置は、図8に示すものに限らない。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかるトンネル内部構造構築方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
内部構造を構築中のトンネル3の軸方向の断面図 カルバート組立装置13を用いてアーチカルバート11を設置する際の各工程を示す図 トンネル3内にカルバート11を設置した状態を示す図 アーチカルバート11の周方向の断面図 アーチカルバート11の斜視図 アングル材37周辺の断面図 トンネル3内に下層流動化処理土17を埋め戻した状態を示す図 内部構造を構築中のトンネル3の軸方向の断面図 トンネル3内に無筋コンクリート55を打設した状態を示す図
符号の説明
1………地山
3………トンネル
5………セグメント
11………アーチカルバート
11a………アーチカルバート下半部
11b………アーチカルバート上半部
12………外枠部
13………カルバート組立装置
14………カルバート保持部
16………仮受架台
17………下層流動化処理土
25a、25b………PC定着箱
27………底版
29………上面
31a、31b………PC鋼棒
33………外周面
35………モルタル充填式鉄筋継手
37………アングル材
39………凸部
41………底面
43………注入材
53………上層流動化処理土
55………無筋コンクリート基層
63………流動化処理土層
65………内部構造

Claims (8)

  1. トンネルを掘進しつつ、搬送路として用いるためのカルバートを前記トンネル内の下部に設置する工程(a)と、
    前記トンネル内で、トンネル掘削土を流動化処理土に改質する工程(b)と、
    前記トンネル内に、前記カルバートを覆うレベルまで前記流動化処理土を埋め戻す工程(c)と、
    を具備することを特徴とするトンネル内部構造構築方法。
  2. 前記流動化処理土の上に無筋コンクリート基層を設ける工程(d)をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  3. 前記工程(b)で、前記トンネル掘削土を、硬化後の強度が異なる複数の流動化処理土に改質し、
    前記工程(c)で、前記複数の流動化処理土のうち、硬化後の強度が低いものを下層に、高いものを上層に用いて埋め戻すことを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  4. 前記工程(b)で、前記流動化処理土のテーブルフロー値を160mm以上210mm以下に、ブリージング率を1%以下に設定することを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  5. 前記カルバートは、下半部と上半部とからなり、外周面に設けられた凸部と底版の上面とにPC定着箱を有し、
    前記工程(a)で、前記下半部と前記上半部とを継手を用いて一体化し、前記下半部同士および前記上半部同士をPC鋼棒を用いてトンネル軸方向に緊結することを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  6. 前記工程(a)で、前記カルバートの底面と前記トンネルのセグメントとの間に、調整ライナ、スペーサ、注入材等を設置することを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  7. 前記工程(a)で、前記トンネルのセグメントにアングル材を固定し、前記アングル材を用いて前記カルバートの位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
  8. 前記工程(a)で、前記カルバートを、搬送台車を用いて搬送し、
    前記搬送台車を跨ぐように配置され、セグメント上を自走する外枠部と、
    前記外枠部内に固定された仮受架台と、
    前記外枠部に設けられ、前記カルバートを上下動および回転させるカルバート保持部と、
    を具備するカルバート組立装置を使用して設置することを特徴とする請求項1記載のトンネル内部構造構築方法。
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