JP6584979B2 - 地下タンク構造の構築方法、地下タンク構造 - Google Patents
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Description
これにより、地中連続壁の頭部をフランジ状に好適に構築でき、広範囲の盛土材の重量を地下タンクの浮力に対する抵抗力として組み入れることができる。
このように、盛土時の山留となる壁体を予め構築しておくことにより、地下タンクの構築時に地盤を掘削する際に、掘削土を直接タンク周りの盛土材として用いることができ、盛土材の仮置き場が不要になる。結果、仮置き場と施工現場の間の盛土材の運搬や、仮置き場における盛土材の管理が不要になり、狭い敷地などにおいても地下タンクの構築が容易になる。さらに、この壁体は止水の役割を果たし、地下タンクの側壁と地中連続壁の頭部の間に特別の遮水構造、排水設備を設けなくとも、この部分に地下水が浸入することがない。そのため、地下水の凍結膨張により地下タンクの側壁や地中連続壁の頭部等が損傷することも無い。
上記の壁体は地下タンクの側壁のコンクリート打設時の外型枠として用いることができ、側壁のコンクリート打設時に新たな型枠を準備する必要が無い。
地中連続壁の頭部は、地中連続壁に連続するコンクリート部と外側のガイドウォールを用いて形成できる。この時当該ガイドウォールに用いるプレキャストブロックに予めカプラーなどの鉄筋接続部を仕込んでおくことで現場での取付けが不要となり、鉄筋接続部を用いてコンクリート部等の配筋を容易に行うことができる。
これにより、地中連続壁の頭部の強度を確保し、盛土材の重量を地下タンクの浮力に対する抵抗力として好適に伝達することができる。
また、前記地中連続壁の頭部は、前記地中連続壁の上部と連続するコンクリート部と、前記プレキャストブロックとコンクリートによって形成されたフランジ部分とが一体化して形成され、前記プレキャストブロックに鉄筋接続部が埋設されており、前記コンクリート部に、前記鉄筋接続部に接続された鉄筋が埋設されていることが望ましい。
さらに、前記フランジ部分は、前記プレキャストブロックとコンクリートにより略矩形状に構成されることが望ましい。
図1は本発明の実施形態に係る地下タンク構造1の概略を示す図である。本実施形態の地下タンク構造1は、前記と同様、鉄筋コンクリート製の略円筒状の地中連続壁30を山留として内部の施工地盤21を掘削し、床付地盤23上に地下タンク10の構築を行ったものである。施工地盤21の掘削により生じる掘削土は、地中連続壁30の頭部33および頭部33の外側の施工地盤21の上に盛土材22として配置される。
次に、本実施形態に係る地下タンク構造1の構築方法について説明する。本実施形態でも、地中連続壁30を構築する際、まず内外一対のGWを施工地盤21に構築する。ただし、本実施形態ではこれらのGWにプレキャストブロックおよび場所打ちコンクリートが用いられる。
10、100;地下タンク
11;底版
12;側壁
13;鋼製屋根
21;施工地盤
22;盛土材
23;床付地盤
24;掘削地盤
30;地中連続壁
32、33;頭部
32a、32b、33a、33b;ガイドウォール(GW)
32c、33c;コンクリート部
34;壁体
40;支保材(幅止め材)
41、43、44;鉄筋
42;アンカー筋
50;接合治具
211、213;掘削部
212;掘削土
321;底板
322;縦壁
323、334;頂板
331、332、336、337、338;プレキャストブロック
331a;カプラー
333;充填コンクリート
Claims (10)
- 地下タンク構造の構築方法であって、
断面を略L字状または略U字状としたプレキャストブロックと場所打ちコンクリートを用いた内外のガイドウォールを地盤に構築する工程と、
内外の前記ガイドウォールの間の地盤を掘削して掘削箇所に地中連続壁を構築する工程と、
前記地中連続壁の内側の地盤を掘削して掘削箇所に地下タンクを構築する工程と、
を有することを特徴とする地下タンク構造の構築方法。 - 前記地中連続壁の内側を掘削した際の掘削土を、前記地中連続壁の頭部および前記頭部の外側の地盤の上に敷均して盛土材とし、
前記地中連続壁の頭部は、外側の前記ガイドウォールによるフランジ部分を含むことを特徴とする請求項1記載の地下タンク構造の構築方法。 - 前記地中連続壁の内側の地盤を掘削する前に、前記地中連続壁の頭部の上に壁体を構築し、
前記掘削土は前記壁体の外側に敷均されることを特徴とする請求項2記載の地下タンク構造の構築方法。 - 前記壁体を外型枠として用いてコンクリートを打設し、前記地下タンクの側壁を構築することを特徴とする請求項3記載の地下タンク構造の構築方法。
- 前記地中連続壁の頭部は、
前記地中連続壁を構築した後、前記地中連続壁の上部と連続するコンクリート部を構築し、前記コンクリート部と外側の前記ガイドウォールを一体化して形成され、
外側の前記ガイドウォールに用いるプレキャストブロックには鉄筋接続部が予め埋設されており、
前記コンクリート部を構築する前に、前記コンクリート部に埋設する鉄筋を前記鉄筋接続部に接続して外側の前記ガイドウォールに取付けることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の地下タンク構造の構築方法。 - 外側の前記ガイドウォールは、前記プレキャストブロックと場所打ちコンクリートにより略矩形状に構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の地下タンク構造の構築方法。
- 地中連続壁と、
前記地中連続壁の内側に設けられた地下タンクと、
前記地中連続壁の頭部および前記頭部の外側の地盤の上に配置された盛土材と、
を有し、
前記地中連続壁の頭部は、
断面を略L字状または略U字状としたプレキャストブロックとコンクリートが用いられたフランジ部分を外側に有することを特徴とする地下タンク構造。 - 前記地中連続壁の頭部の上に壁体が設けられ、
前記壁体の外側に前記盛土材が配置されたことを特徴とする請求項7記載の地下タンク構造。 - 前記地中連続壁の頭部は、
前記地中連続壁の上部と連続するコンクリート部と、前記プレキャストブロックとコンクリートによって形成されたフランジ部分とが一体化して形成され、
前記プレキャストブロックに鉄筋接続部が埋設されており、
前記コンクリート部に、前記鉄筋接続部に接続された鉄筋が埋設されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の地下タンク構造。 - 前記フランジ部分は、前記プレキャストブロックとコンクリートにより略矩形状に構成されることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の地下タンク構造。
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JP2016041841A JP6584979B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 地下タンク構造の構築方法、地下タンク構造 |
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JP7217795B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2023-02-03 | Jfe建材株式会社 | 水路施工方法 |
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