JP2008185126A - 防振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアアクチュエータ17に、可動板15に連結された可動子23と、この可動子23を囲繞するように設けられるとともに着磁用のコイルを内在した固定子24と、可動子23を固定子24に対して往復動可能に弾性支持する弾性支持体25と、が備えられ、可動子23は、その往復動方向両側に作用する磁力が変化することによって往復動させられる構成とされ、外筒11内には、前記往復動方向で可動板15と対向する位置に、この可動板15が可動子23により往復動させられたときに衝突してその移動量を抑制する移動量抑制手段26が設けられている。
【選択図】図1
Description
このように前記液室内の液圧を制御することによって、振動発生部からの振動を吸収し、振動受部に振動が伝播するのを抑えられるようになっている。
そして、リニアアクチュエータには、前記可動板に連結された可動子と、この可動子を囲繞するように設けられるとともに着磁用のコイルを内在した固定子と、前記可動子を固定子に対して往復動可能に弾性支持する弾性支持体と、が備えられ、前記可動子は、その往復動方向両側に作用する磁力が変化することによって往復動させられるようになっている。
この発明では、外筒内に、可動子の往復動方向で可動板と対向する位置に、この可動板が可動子により往復動させられたときに衝突してその移動量を抑制する移動量抑制手段が設けられているので、この防振装置に例えば大振幅の振動が加わったことにより、リニアアクチュエータによって可動板を大きく移動させてこの振動を吸収しようとしても、この可動板の移動量を前記移動量抑制手段で抑えることが可能になり、弾性支持体が、例えば破断したり塑性変形したりするまで大きく変形するのを防ぐことができる。
この場合、可動板が可動子により往復動させられたときに、緩衝材を介して前記移動量抑制手段としての板部材に衝突するようになっているので、この防振装置に前記移動量抑制手段を設けたことによって、防振装置全体に衝撃力が作用し、例えば液室の液圧制御が困難になる等、防振装置の制振性能が低下するのを防ぐことができる。
さらに、前記緩衝材が設けられていることから、前述のように衝突したときに異音が発生したり、衝突箇所が損傷し易くなったりするのを抑えることができる。
さらにまた、可動板を往復動方向における一方向に移動させて前記移動量抑制手段に衝突させた後、この可動板を他方向に移動させる際に、当該可動板に前記緩衝材の復元力をも作用させることが可能になり、可動子の往復動方向における一方向の移動から他方向の移動への切り替えの応答性を高めることができ、この防振装置の制振性能を向上することができる。
また、外筒11、取付け部材12、ゴム弾性部13、支持ゴム弾性板14、可動板15およびリニアアクチュエータ17はそれぞれ、共通軸上に配置されている。以下、この共通軸を中心軸線Oという。
第1外筒18には側面開口部が形成されるとともに、この側面開口部を閉塞するダイヤフラム20が設けられている。なお、前記側面開口部は、第1外筒18に複数形成されており、図示の例では、前記中心軸線Oを径方向で挟んだ互いに対向する位置にそれぞれ形成され、各側面開口部にダイヤフラム20が各別に設けられている。
そして、前記コイルに流す電流量を変化させて、可動子23の往復動方向両側にそれぞれ作用する磁力を変化させることにより、この可動子23を往復動させるようになっている。なお、固定子24の内周面において可動子23の外周面と対向する部分には、可動子23の往復動方向に異なる磁極が隣り合って配置された永久磁石部24aが設けられている。
以上説明した外筒11、リング支持部15aおよびリニアアクチュエータ17は、有底筒状の外郭筒部28の内周面に嵌合している。
さらにまた、可動子23を固定子24に対して初期位置に復帰させるのに、弾性支持体25および支持ゴム弾性板14の各復元力のみならず、緩衝材27の復元力をも作用させることが可能になる。したがって、この防振装置10の制振性能を向上するために、可動子23に作用させる往復動方向の推力を高めても、この可動子23に前記初期位置に復帰させるのに十分な復元力を付与することができる。
さらにまた、可動板23を往復動方向における一方向に移動させて移動量抑制手段26に衝突させた後、この可動板23を他方向に移動させる際に、可動板23に緩衝材27の復元力をも作用させることが可能になり、可動子23の往復動方向における一方向の移動から他方向の移動への切り替えの応答性を高めることができ、この防振装置10の制振性能を向上することができる。
例えば、前記実施形態では、移動量抑制手段26を、可動板15を基準として前記中心軸線O方向に沿って主液室16側およびリニアアクチュエータ17側の双方に設けたが、これらのうち少なくとも図2に示されるように主液室16側に設ければよい。
また、リニアアクチュエータ17の弾性支持体25として一対の板ばねを示したが、これに代えて、例えばコイルスプリング等を採用してもよい。
11 外筒
11a 外筒の軸方向一端部
11b 外筒の軸方向他端部
12 取付け部材
13 ゴム弾性部
14 支持ゴム弾性板
15 可動板
16 主液室(液室)
17 リニアアクチュエータ
23 可動子
24 固定子
25 弾性支持体
26 移動量抑制手段
27 緩衝材
Claims (3)
- 振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒と、
この外筒の軸方向一端部側に配置され、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される取付け部材と、
この取付け部材と前記外筒とを弾性的に連結し、外筒の軸方向一端部における開口部を閉塞するゴム弾性部と、
前記外筒の軸方向他端部に、支持ゴム弾性板を介して弾性支持されるとともに、この外筒の軸方向他端部における開口部を閉塞する可動板と、
前記外筒の内側において前記可動板および前記ゴム弾性部で画成された液室と、
前記可動板を加振して前記液室内の液圧を制御するリニアアクチュエータと、を備える防振装置であって、
前記リニアアクチュエータには、前記可動板に連結された可動子と、この可動子を囲繞するように設けられるとともに着磁用のコイルを内在した固定子と、前記可動子を固定子に対して往復動可能に弾性支持する弾性支持体と、が備えられ、前記可動子は、その往復動方向両側に作用する磁力が変化することによって往復動させられる構成とされ、
前記外筒内には、前記往復動方向で前記可動板と対向する位置に、この可動板が前記可動子により往復動させられたときに衝突してその移動量を抑制する移動量抑制手段が設けられていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1記載の防振装置であって、
前記移動量抑制手段および可動板の少なくとも一方に緩衝材が設けられ、前記可動板は可動子により往復動させられたときに、前記緩衝材を介して前記移動量抑制手段に衝突する構成とされたことを特徴とする防振装置。 - 請求項1または2に記載の防振装置であって、
前記弾性支持体は、可動子の往復動方向に互いに間隔をあけて一対備えられた板ばねとされ、各板面が可動子の往復動方向で互いに対向していることを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007019145A JP2008185126A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 防振装置 |
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JP2007019145A JP2008185126A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 防振装置 |
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JP2008185126A true JP2008185126A (ja) | 2008-08-14 |
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Family Applications (1)
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JP2007019145A Pending JP2008185126A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 防振装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010255788A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
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2007
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